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【時事問題】挑戦する若者を応援したい

朝日新聞の記事「ウラン売買の疑い、書類送検 3容疑者、高校生は化合物精製か」より引用します。

ウランが無許可でインターネットで売買された事件で、警視庁は10日、公立高校の男子生徒(17)=東京都小金井市=や派遣社員の男(24)=長野県安曇野市=ら3人を原子炉等規制法違反などの疑いで書類送検し、発表した。生徒については、可溶性ウラン化合物を譲渡したなどとする毒劇物取締法違反の疑いでも書類送検した。ウラン鉱石から自分で精製したという。
 生徒は調べに対し、可溶性ウラン化合物について「国内で販売されているのを見たことがなく、希少価値があると思った」と供述。同庁は化学的な興味が高じたとみている。
 ウランなどはいずれも微量でケース内に保管されており、健康に影響はないという。
(略)


今回は健康への影響はないとのことですが、へたをすれば本人にも家族にも大きな問題をおこしたおそれはあります。軽率な行動は慎むようまわりの大人の指導が必要です。

しかしながら、これが書類送検までするような事件かというと首をひねります。

知的好奇心が旺盛な青年の、ちょっと行き過ぎた行動に見えます。なにかに挑戦している若者を書類送検で威嚇するよりも、大らかに見守る方がずっと有意義です。説諭して終わりで十分です。

むしろ、ウランがネットで簡単に購入できる現状をなんとかすることに注力すべきと考えます。
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【朝日新聞】「ノーベルの遺言と限界」

12月8日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「社説余摘」のコーナー。科学・医療社説担当・行方史郎氏の「ノーベルの遺言と限界」より。

ノーベル賞に関するものです。前半は、それぞれの分野で3人以内というルールが時代にそぐわないのではないか。インターネットや人工知能といった発明・発見がいまの賞の枠組みに収まらないのではないか、という問題提起でした。

後半の部分を引用します。

(略)
 日本はかつて科学技術基本計画(01~05年度)のなかで「50年間にノーベル賞受賞者30人」という目標を掲げたことがある。わたしは08年、授賞式の関連取材で訪れたスウェーデンのラジオ局で、逆にこの真意や数字の根拠を問われ、答えに窮した。ノーベルの遺言には「国籍は考慮しない」とあり、選ぶ側からすれば国の目標になることに困惑しているというのだ。
 00年以降、日本からの受賞者は19人で、皮肉にもこの目標を上回るペースで推移する。むろん、その多くは20世紀の業績で、計画に沿って進められた政策とは何ら関係がない。
 その貯金頼みの方も、そろそろ限界に来ている。


行方氏は「答えに窮した」ということですので、30人という目標設定に反対のようにも見えます。

一方で、昨今の科学技術への予算の低減で今後のノーベル賞受賞が見込めないことを懸念しているようにも見えます。

政府のやることは、目標設定も気に入らなければ目標が達成できないことも気に入らない、ということなのでしょうか?

それはともかく、ノーベルが「国籍は考慮しない」と遺言したのは、おそらく国籍によって賞をあげたりあげなかったりという差別はいけない、という意味だろうと思います。

そうであるなら国家が目標を掲げることとノーベルの遺言が対立するわけではないと思います。

【テレビ】日曜美術館「浮世絵で見る忠臣蔵」

12月8日(日)にNHKで放送された「日曜美術館」。この日のテーマは「浮世絵で見る忠臣蔵」です。12月だから忠臣蔵特集のようです。

主に、国芳、広重、歌麿の作品を取り上げます。江戸時代のことなので史実の忠臣蔵ではなく、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」に想を得ています。

国芳のは「誠忠義士伝」という役者絵風に赤穂浪士を一人一枚描いたシリーズです。国芳得意の武者絵を忠臣蔵に取り入れたものです。これは空前の大ヒットを記録しました。

広重の忠臣蔵の連作は、遠近の奥行のある場面の中で起きる忠臣蔵の出来事をつづっています。舞台を絵したものではなく、広重得意の風景画で忠臣蔵を描いたものです。

歌麿のシリーズは、女性の日常生活を描きながら、忠臣蔵の場面に見立てているという複雑な構成です。たとえば、着物の前をはだけたなまめかしい女性の図は切腹する浪士の姿に呼応する、という具合です。絵解きを楽しむものでもあります。

それぞれ画家の作風がにじみ出ていて面白かったです。

番組では触れていませんでしたが、吉良家用人の小林平八郎の曾孫が葛飾北斎という伝説だか史実だかがあります。この説の真偽はどうなのでしょうか?

【雑記】感想文の思い出

12月8日朝日新聞投書欄。愛知県の塾講師の男性(28)の「感想文 ハードル高すぎないか」を引用します。

学生時代、感想文を書くのには苦労した。国語の授業でよく書かされたが、本当につらかった。まず感想が言葉で浮かんでこないし、浮かんでも一言二言で終わってしまう。苦しんでいるところへ、先生に「感じたことを書くのであって本文の内容を書くのではないよ」とくぎを刺され、にっちもさっちもいかなくなっていた。
先日「井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室」という本を読んだ。救われる思いがした。感想文は、プロでも難しいことを、子どもたちに要求しているとあったからだ。
文章力向上にはもちろん訓練が必要だけれども、感想文は難しすぎると思う。もっと書きやすい内容で訓練される方がいいのでは。あらすじや好きな場面、登場人物のことを書かせたり、社会科見学に行った場合、見てきたことを書かせたりといった具合だ。
ぐんとハードルを下げることで、文章を書くことに親しみやすくなると思う。


数学とか英語とか古文とか学校ではさまざまな教科があり、それぞれ嫌い(苦手)という人もいれば好き(得意)という人もいます。しかし読書感想文に限っては好きという人にお目にかかったことがありません。

私も嫌いでした。しかし大人になったら、誰に頼まれたわけでもないのにblogで本や映画の感想を書いています。

何が違うのかと考えると、一つには自分で本を選んでいないということです。学校で指定された本はどれもつまらないものばかりでした。強制されて読んだからそう思うのかもしれませんが、当時の私に合っていなかったのは確かです。

もう一つの問題は、感想文では暗にその本のよいところをあげてほめなければならないという縛りがあったことです。「感じたこと」というより、感動したところを書け、という具合です。つまらないと思った本の感動したところを挙げろ、というのは無茶な話です。

その本がつまらなかった理由なら、いくらでも書けたような気がします。

【朝日新聞】北朝鮮の代弁者?

12月5日朝日新聞朝刊オピニオン欄。マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相のインタビュー記事を引用します。

(略)
--北朝鮮についての考えは?マレーシアで北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏が殺害された事件をめぐって閉鎖した平壌のマレーシア大使館の再開を発表しましたね。
「我々は誰とも友好的でありたいし、敵対したくない。あの男性(金正男氏)の殺害でいくつかの問題が生じましたが、(北朝鮮の)国民すべてに罪を負わせることはできない。閉鎖が長引いたり制裁が続いたりすれば苦しむのは指導者ではなく国民だからです」
--トランプ氏と金正恩氏の米朝交渉をどう評価していますか。
「北朝鮮がある程度は米国の要求に応じていることを、まず評価すべきでしょう。ミサイル発射を中止した時には、それを認めないといけない。北朝鮮の譲歩を一つ一つ評価しなければ、北朝鮮は元の状態に戻ってしまう。これでは良い外交とは言えません」
(略)


政治家なのですから理念は措いて現実的に動くべき時があるというのは理解できます。

しかし、自国の空港で毒ガスを使った暗殺までされて不問に付すというのは非常識です。

現代においてよそ様の国で暗殺を働く国といえば、ロシア・サウジアラビア・北朝鮮ですが、ロシアとサウジアラビアはまだ第三者を巻き込まないようにする配慮は見せています。しかし北朝鮮の空港での毒ガス使用というのは一歩間違えたら無関係な人を巻き込む大惨事になりかねない凶行です。

それに駐北朝鮮のマレーシア大使館が閉鎖したままでも、一般の北朝鮮の住民が困ることはなさそうです。

北朝鮮のミサイル発射中止を評価しろ(=制裁を解け)と主張するところをみると、北朝鮮の代弁をしているようにしか見えません。
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えいび

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日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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