【アニメ】一人之下

中国産のアニメです。日本のスタッフも噛んでいるらしいですが、中国の制作会社の名前を前面に押し出していますので、中国アニメと呼ぶべきでしょう。

私は中国政府には批判的ですが、中国人の友人はいますし、漢字文化にも敬意を払っています。中国人に対して隔意はありません。したがって、このアニメの評価も、中国アニメだからという理由で厳しいことを言うつもりもありません。むしろ、甘く評価していると思います。何が甘いかというと、日本で作った作品だったら視聴打ち切りにするレベルなのに、頑張って最後まで観たことです。

けれど、最後まで観なければ苦言を呈することもないわけで、その意味で、甘いのではなく、酷なのかもしれません。

一番の問題は、完結しなかったことです。よその国に乗り込んで勝負をかけた作品が未完というのは制作陣の姿勢を疑います。完結しなくても、面白さが伝わるものはありますが、この作品の場合、キャラクタと状況の紹介程度で話が終わって、これからが本番というところでの最終回です。続きはクールを改めてというつもりかもしれませんが、それは実績を積んでからすることです。営業的な判断ミスです。

作画も悪いです。あまり、“作画作画”といいたくはないのですが、ちょっと酷すぎました。

良かったのはアクションシーン(殺陣)です。なかなか力が入って丁寧に描いていましたし、包丁を使った殺陣も新鮮でした。しかしどうしたことか、最終回の一つ前では力つきたのか、アクションシーンを描かないで、怯える群衆を描くという手抜きでがっかりしました。

おそらくスケジュール管理に失敗があったのでしょう。

褒めるところが少なかったですが、外国作品の日本上陸は良い刺激になる可能性があるので、基本的には歓迎しています。

この制作会社は別作品を10月期にも放映するとのことです。次もよっぽどのレベルでない限り視聴してみます。
スポンサーサイト

【アニメ】はんだくん

原作は未読。「ばらかもん」のスピンオフです。「ばらかもん」はアニメが結構面白く観ていました。「ばらかもん」の感想はここです。

残念ながら「はんだくん」は「ばらかもん」に遠く及びませんでした。

誤解がギャグになるというのは分かります。この作品では、周りから好かれ尊敬されているのに、嫌われていると誤解がありました。しかしそういう誤解は、一回限りにすべきです。1クールもひっぱる力はありません。可笑しさよりも、不自然さが印象に残ります。

また、「ばらかもん」の主人公は、内向的ではあっても、気に入らないことをいった書道界の重鎮をぶん殴る性格でした。「はんだくん」のキャラとはつながりを感じません。スピンオフとしての楽しさもありませんでした。

【アニメ】ReLIFE

原作は未読です。

はやり(?)のやり直しものですが、時間跳躍ではありません。ある会社のプロジェクトで、無職の人間を薬で若い姿に変へて高校3年をやり直させるというものです。なにかデータを取るためのプロジェクトみたいですが、どういう目的なのか明かされていません。実験が終わったら、関わったすべての人間の記憶を操作してその人はいなかったことにする予定らしいですが、なんでそんなややこしいことをするのかの説明もありません。

そうした不備は、多分どうでもいいことなのでしょう。大人が十代をやり直すとどういうドタバタが起きるか、というところに面白さを見出すべきなのだと思います。

原作はまだ続いているみたいなので、アニメ版だけの感想ですが、低評価です。

青春ものとしてはそれなりにまとまっているのだとは思います。しかし、肝心かなめの、大人が人生をやり直したら、という設定が生かされていません。普通に、前の学校でちょっとあった生徒が新しい学校に転校して新しい仲間を作る話、で十分に成立しています。

肝心の設定が、全く無駄、というのでは褒めるわけにはいきません。

【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“改憲派から護憲派へ3点質問”

9月14日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、“改憲派から護憲派へ3点質問”についての第二週です。第一週についてはここに書きました。たたき台となった意見は愛知県の無職の男性(83)の次の投稿は再掲載します。

 参院選の結果、憲法改正の議論が本格化しそうです。しかし、これまでの議論は改憲派と護憲派の意見がかみ合わないまま推移しているのではないでしょうか。両派の間で質問と回答を重ねる議論が必要と考えます。まず、改憲派の私から護憲派のみなさんに質問させていただきます。
 (1)戦争放棄や戦力の不保持が9条に定められているが、それだけで日本は戦争を仕掛けられたり戦争に巻き込まれたりしないという根拠はあるか。
 (2)改憲派の「日本が第2次大戦後、戦争をせずにこられたのは、日米安保体制や自衛隊の存在のおかげ」という意見をどう思うか。この考えを否定されるなら、日本が平和を維持できた理由をどう考えているか。
 (3)日本の近隣には核武装を進める北朝鮮や、南シナ海や東シナ海で覇権をうかがう中国がいる。こうした国々の覇権主義的な行動を止めるには、対話のほか、抑止力として一定の軍事力も必要ではないのか。
 ぜひ護憲派の方々のご意見を伺いたい。


反響は四つ。

まず、東京都の無職の男性(84)の投書です。この方は「安全保障では抑止と安心供与が車の両輪」という意見ですので、戦力の保持を認めています。つまり教条的9条論者ではありませんので、元投稿子が問うている相手ではありません。

二つ目は、東京都の大学生(22)の投書です。この方は、日本が戦争をせずにこられたのは、「日本が武力を持たず、対話による平和外交を続けてきた結果」という認識です。つまり、日本は武力を持っていないという認識です。この大学生は自衛隊の存在も知らないみたいです。論外ですので、反論する必要さえ認めません。

三つ目は、大阪府の公務員の男性(57)の投書です。この方は、「戦争放棄を叫ぶだけでは、野心の強い国にとって日本は攻めやすいだけ」との意見ですので、これも教条的9条論者ではありません。

四つ目は、愛知県の作家の男性(60)の投稿です。これは引用します。

私も意見を述べさせてもらいたいと思います。
(1)戦争は「このままでは他国から攻められるから、その前に攻撃しなければならない」として始められることが多いもの。攻撃を放棄している国が攻められることはあり得ません。
(2)平和を維持できたのは、憲法で戦争を放棄したから。在日米軍は、日本にある基地を自国の戦略に利用してきただけです。
(3)北朝鮮の核・ミサイル開発など様々な行動は、自国存続のためのものでしょう。中国の東シナ海の活動も、彼らからすれば主権を持つ海域のパトロールをしているだけです。日本への攻撃など考えられません。
近隣国の脅威を針小棒大に言い立て、これを理由として憲法を改正する動きのほうが心配です。自民党の改憲草案をみると、有事の際に政府の権限を強化する緊急事態条項の導入など、全体に個人の人権、自由を制限しようとしていると感じます。日本の平和にとっては、そうした動きのほうが大きな脅威であるといえます。


「攻撃を放棄している国が攻められることはあり得ません」というのは歴史的には全く間違っています。現代においてはどうかといえば、いい例がイラクです。フセイン政権は米国を攻撃するそぶりもないのに、米国に戦争を仕掛けられ倒されました。フセイン政権がいいか悪いかは別問題です。

この方たちには現実が見えていないように思えます。なにしろ、東シナ海の中国の活動が「パトロール」に見える人なのですから。

さて、記事の担当者によれば、改憲派への逆質問があったようです。
(1)9条を改めれば平和が維持できるという根拠はあるのか
(2)沖縄の犠牲の上に成り立つ安保体制でよいのか
(3)集団的自衛権の名の下に自衛隊が海外で活動を広げれば、結果として戦争やテロのリスクを高めないか
の3点です。

私の回答です。
(1)9条の改正は、平和の維持に直結しません。戦力放棄の条文が現実に合っていないから改正すべしという意見です。
(2)よくありません。戦争が終わって70年も経つのに、いまだに米軍に日本にいるのは賛成できません。日米同盟は否定しませんが、日本は日本人が守るべきです。
(3)そういう可能性もあります。一方で、世界で起きる戦争やテロを未然に防ぐ一助になるかもしれません。

【アニメ】バッテリー

原作は未読です。TVドラマなど他メディアにも展開していてその一つがこのアニメ化のようですが、観たことのあるものはありません。

面白くなるのかな、と思って観ていましたが、最後まで面白くなりませんでした。

題材は中学野球で、主人公は速球をなげる投手です。相棒はキャッチャーで、主人公の速球を捕れるのはチームで彼だけです。そんな彼でも本気の速球は捕球できないみたいです。主人公をライバル視する全国クラスのバッターも出てきます。

何がいけないかというと、各キュラクタがなぜ他のキャラクタに執着するのかが見えないことです。主人公からすれば、相棒のキャッチャーは、比較的マシというだけの駄目キャッチャーです。キャッチャーからみれば、主人公は協調性のない人間でしかありません。全国クラスのバッターからみれば、主人公とは遊びみたいな勝負でからんだだけです。

互いになんで執着し合っているのかを説明できていないため、視聴者は置いてきぼりです。原作ではきちんと説明してあるのかもしれませんが、アニメだけ観た私には全く理解できません。

試合のシーンも絵的に映えるわけでもありません。肝心の勝負がどうなったかも不明です。これは勝敗以外の部分に関心を向けさせたかったのかもしれませんが、まるで成功していません。

sidetitleプロフィールsidetitle

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle