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【映画】決算!忠臣蔵

冬になったからなのか忠臣蔵の映画です。趣向をこらしてお金の側面から忠臣蔵をコメディタッチで描きます。

結構おもしろかったです。コメディですけどドタバタではなくかなり真面目に忠臣蔵に取り組んでいました。

ネットの評価は二分されていますが、おそらく伝統的な忠臣蔵を好きな層と、忠臣蔵そのものになじみのない層に受けなかったのだと思います。史実としての忠臣蔵に興味がある層や、豪華役者陣のファンの人たちには好評だったようです。

私は史実としての忠臣蔵が好きなので楽しめました。

映画の日だったせいか満員でした。そのため前列右端という一番悪い席でした。結構見づらかったです。
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【映画】ターミネーター:ニュー・フェイト

「ターミネーター2」の正当な続編とのことです。「3」と「4」と「ジェニシス」は無視です。TV版ももちろん無視です。「1」「2」のヒロインのリンダ・ハミルトンの復帰でも話題となってます。

いろいろ言いたいことはありますが、ネタバレを回避して評論するのが困難ですが、可能な限り論じます。

まず、全体にアクションシーンだらけなのが、観ていて非常に疲れます。タメもなしに延々とアクションが続くと、いくらすごいシーンでもだらけてきます。

また、アーノルド・シュワルツェネッガーの役どころにも疑問がわきます。これではシリーズの根幹を否定しているようなものです。

それにタイムスリップものの常ですが、つじつまの合わなさがどんどん積み重なってきています。「3」からの3作を無視してリブートしてもやはり矛盾に突き当たります。

単なるつじつまの合わなさだけでなく、「2」で感動したところ(T-800が自死した理由に泣きました)を否定するようなシナリオはどうかと思いました。

米国では興行収入が爆死と伝えられていますが、私の行った回は結構にぎわっていました。往年のファンが集合したのかもしれません。

【映画】空の青さを知る人よ

「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ」の長井龍雪監督の最新作。今回も秩父を舞台にしたちょっと不思議な出来事とその周りの人達ドラマです。

どういうわけかあまり宣伝をしていなかったのですが、結構面白かったです。メインのキャラクターを3人(数え方によっては4人)に絞ったことで、二時間枠でも散漫にならずきちんとまとまっていました。もうすこしきちんと宣伝してあげてほしかったです。

感想を細かく言うとネタバレになるので書けませんが、劇場で観て後悔するような作品ではありません。

エンドロールのところで、その後日談が見られますので、最後まで席を立たないでみてください。

あと、入場ノベリティとして、過去三作のヒロインが描かれたクリアファイルをもらいました。まとめて推していこうということでしょうか?

ところで、脚本はいつもの岡田磨里さんなのですが、どういうわけか前面に出して宣伝していません。どういうことなのでしょう?

【朝日新聞】大浦信行氏へのインタビュー

10月12日朝日新聞朝刊オピニオン欄。昭和天皇の肖像を焼く映像作品で物議をかもした美術家・映画監督の大浦信行氏へのインタビュー記事です。

-「表現の不自由展・その後」は中止・再開という異例の展開を見せています。今回、一番驚いていることは何ですか。
「令和と呼ばれるこの時代になっても日本の人々の中に天皇タブーというものがこんなに根強く残っていたのか、ということです」
-そこで言う天皇タブーといはどのようなものでしょう。
「芸術、表現の中で天皇を扱うこと自体が認められていない。そんな風潮です。どのような動機からであれ、どのような形であれです」
-表現の具体的な中身に問題があるから、ではないですか。
「そうとは限りません。昭和天皇が存命だった時期には、劇映画で昭和天皇を正面から演じること自体がほぼ不可能でした」
(略)
-今回大浦さんの映像は、昭和天皇の肖像写真を焼き、灰を靴で踏みにじったものだという批判を受けていますね。実際、天皇の肖像を焼いたのですか。
「いえ、燃えているのは僕の作品です。80年代の作品「遠近を抱えて」のうち4枚を燃やしました。天皇が入った版画です」
(略)
「天皇の肖像が燃えたという部分だけを切り取って批判されることを残念に感じています。批判している人々のうち映像(約20分)全体を見た人は、まだ少数にとどまっているはずです」
-SNSでは、誰かが映像の一部分を切り出した短い動画が見られます。私も最初にそれを見たときは、「大浦さんが天皇の肖像写真を焼き、その灰を踏みにじった作品であり、天皇批判を表現している」との印象を持ちました
「誤解です。残念です」
-ただ、焼かれたのが作品だったとしても、その中に肖像が含まれていたのは事実ですね。人の肖像が焼かれる光景をそもそも、見る者の心を痛ませるものでは?
「そういう側面もあるとは思います。ただ理解してもらえるかどうかは分かりませんが、僕にとては燃やすことは、傷つけることではなく昇華させることでした」
-正直よくわかりません。
「祈りだと言い直せば伝わるでしょうか。燃やすという行為には、神社でみこしを燃やすような宗教的な側面もあるはずです。僕は今回の映像で、30年前から向き合ってきた「内なる天皇」をついに昇華できたと感じました。抹殺とは正反対の行為です。そもそも、もし天皇を批判するために燃やしたのだとしたら、そんな作品は幼稚すぎて表現とは呼べません」
(略)
-「不自由展・その後」の再開をどう見ていますか。
「再開は歓迎しています。ただ、一度中止になったことや文化庁が補助をやめると宣言している問題は消えません。萎縮と自主規制がさらに進んでしまうでしょう。日本を「天皇の表現がない社会」にする決定打になってしまうかもしれません。表現者が勇気を持って、表現を封印しない道を探し続けることが必要だと思います」



昭和の時代に劇で天皇を真正面から取り上げてこなかったということですが、正確には取り上げてこなかったのは昭和天皇です。過去の天皇は大河ドラマに普通に登場していたように思います。

「天皇タブー」というより「昭和天皇タブー」があった(今もある)と考えるのが自然なのかもしれません。


大浦氏の「昇華」がどうのこうのというのは、朝日の記者ではありませんが私にも「正直よく分かりません」。自分の作品を焼いただけで天皇の肖像を焼いたのではない、という理屈は普通に考えて通用しないでしょう。

気になったのは、大浦氏が作品の意図を誤解されていると釈明していることです。

論述文であれば、全体を読んで正しく解釈をしろ、と迫ることはできます。誤読があれば読者の責任ですし、誤解を招いても仕方のない表現があれば著作者の責任です。したがって、批判するなら全部読め、と言うことができます。しかし芸術作品で同じことがいえるとは思えません。

私が思うに芸術作品である以上、どう受け取るかは観るものに委ねられているべきで、作者が指図をすることではないと思います。


文化庁が補助をやめると言っていることを表現の自由への威嚇と受け取っていることはかなり疑問です。

文化庁のやり方には問題があったにせよ、税金をもらえないから作品を発表できない、という理屈はありません。

小説家だって漫画家だって国から金をもらってやっているわけではありません。なぜ自分たちだけは税金をもらえるのが当然と思っているのか不思議です。

【映画】見えない目撃者

主演:吉岡里帆

犯罪スリラーです。事故で視力を失ったもと婦人警官が、誘拐らしきものを「目撃」します。警察は取り合ってくれないので、自ら被害者を救いに立ち上がります。

よくあるTVの二時間ドラマみたいなものかと思ってみましたが、さすがに劇場で見せるだけあってきちんとしたものでした。

ただ、いくつもの違和感はありました。

まず、主人公が活躍しすぎです。当初、警察が信用してくれなかったので頑張るのはいいのですが、中盤では警察も重大事件と認識しています。なのに、いくら元警官とはいっても、一般人で盲目の女性がからみ過ぎです。犯人のいるらしい屋敷に行くのに、警察官が一人で盲目の女性と男子高校生をつれていくというのも変すぎます。

殺人鬼ががいるとわかっている屋敷で、一人で誘拐された人がいないかと「誰かいませんか~」と声をあげて探すのも変です。応援を呼んだのだから待っているのが普通です。

他にもいくつもの変なところがあるのですが、一番変だったのは次の二つです。

かつて類似した事件(6人が猟奇的に殺される)があったのが報道規制されていて、警察官ですら知らなかったということです。そんなことはあり得ません。

それと、横浜の地下鉄の駅で、主人公は犯人に追われるのですが、ほぼ無人です。高校生が遊んでいるような時間ですから、19時くらいでしょうか。その時間ならどの駅も混雑とまではいきませんが、人が大勢行き来しているはずです。

家に帰って調べて分かったのですが、この映画は韓国映画のリメイクでした。韓国は昔は軍事政権だったので、猟奇事件の報道を規制するというのがありうるのかもしれません。また、韓国の地方だと人の行きかわない駅というのもあるのかもしれません。

舞台を日本に置き換えるときの無理がたたったの可能性があります。

それにしてもチラシを隅々まで読んでも韓国映画のリメイクであるとは一言もありません。時勢が時勢だからかもしれませんが、韓国映画のリメイクだからといって客が忌避するとは思えません。関係者にはもう少し堂々として欲しいと思います。

欠点は多々ありますが、盲目の人が現場を思い返すシーンは秀逸ですし、トラウマを克服するためだと思いますが主人公が頑張るのも動機としては納得がいきます。

まずまずの出来だと思います。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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