FC2ブログ

【映画】空飛ぶゆうれい船

久しぶりに映画館で映画鑑賞をしました。

新型コロナの影響でかける映画がないのか、出し惜しみをしている(ソーシャルディスタンスを取るために半分の席は売れないので)のかわかりませんが、各映画館とも昔の映画のリバイバル祭りをしています。

東映は1969年公開の「空飛ぶゆうれい船」(60分)をやっていました。

ウィキペディアで調べると、夏休みの「東映まんがまつり」でかけたもので、他の短編と合わせての上映でした。

原作は石ノ森章太郎。主役の声は野沢雅子さんです。

さすがに50年前なので絵柄は古いのですが、今のアニメではやらない構図も結構あって新鮮な部分もありました。

作中のビルの看板や本の題名などがすべてアルファベットで漢字・ひらがな・カタカナがありませんでした。もしかしたら海外展開を見据えていたのかもしれません。

しかし、かなり日本的な部分もあります。悲しい場面で役者が(アニメの場合はキャラクター)がわんわんと泣きます。やたら泣くのが日本の映像作品の特徴かと思っていますが、この作品も泣きます。

さらに、生き別れの父親と出会い感動の再会を果たすというのも人形浄瑠璃にありそうなパターンです。

ストーリーとしても現代の流行は敵の行動原理をきちんと説明することです。しかし、この作品だと敵のBOAなるものの正体が全く分かりません。世界支配が目的らしいですが、たくさん飲むと人体が溶けるジュースを売りまわって、それが世界支配とどう結びつくのかまるでわかりません。

当時は、少年が活躍して悪い奴をやっつけるという単純明快な勧善懲悪で十分だったようです。

それなりには楽しめました。
スポンサーサイト



【映画】キングダム

原作は読んでいません。アニメ化したのも観ていません。

気になっていたのですが映画館では見逃していたのを、今回テレビ放映を観ました。

春秋戦国時代の若き日の始皇帝(当時は秦王)を中心としたストーリーです。主人公は奴隷の少年。同じ境遇の友人と互いに剣の技を競って立身出世を目指します。友人は始皇帝とうり二つだったので影武者としてスカウトされますが、秦王の弟が起こしたクーデターで殺されてしまいます。主人公は秦王を助けて王位を取り返すべく奮戦します。

ストーリー、は悪い奴(国王の弟とか大臣とか)に国を追われた(王子とか姫とか)をそれまで縁のなかった市井の主人公が力をかして国を取り戻すというよくあるものです。

話が分かりやすいのですが、気になったのはあからさまなワイアーアクションです。仙術とか超能力ならわかるのですが、この映画の設定はあくまで人間の体術です。したがって慣性の法則とか作用・反作用とか重力の影響を受けるはずです。しかし、ジャンプした後空中を移動したりちょっと刀を振るっただけで大勢が吹っ飛んだりとかはリアリティが欠如しています。

また、大群を擁した決戦なのかと思ったら、お金がないせいなのか数名の強者の決戦で決着がつくというのも映画としては物足りません。漫画としてはその方がいいのかもしれませんが・・・

ところで始皇帝には父親が王族ではないという噂が史記に書かれています。映画では、この話が出てこずに、母親の出自だけが問題になっていました。

私が映画を観て想像したのは、最初に死んだのは本当は秦王で、秦王を名乗っているのは主人公の友人ではないかというものです。さもないとわざわざ顔がそっくりという設定にする必要はありませんし、影武者があっさり死んでしまうのも話としては不自然です。有名な始皇帝の父親の問題を持ち出さないのもこれが理由ではないかと想像しました。

【映画】ねずみ物語 ジョージとジェラルドの冒険

NHKで放送されていたのを観ました。2007年制作のアニメ映画です。

内容から考えて幼児向きだと思いますので、あまり辛辣なことは言いたくないし、言っても仕方ないのかもしれませんが、やや暗然とした気分になったのは事実です。

ストーリーはこういうものです。

古い屋敷にねずみの一族が住んでいて、長老が後継者を定めるために有力な若者ふたり(これがジョージとジェラルドです)に試練を課します。試練は、「月の谷」に住む「光の龍」を捕まえてこいというものです。性格の違うジョージとジャラルドははじめは対立していましたが、やがて友情の大切さを学びます。結局、光の龍は捕まえられませんでしたが、ジョージとジェラルドは人間的ならぬ鼠的な成長をとげ、協力して一族を率いることとなりました。

何に暗然としたかというと、まずキャラクターを鼠にしたことです。子供向けのアニメーションだと動物(特に鼠)をキャラクターにしなければならないと思い込んでいるのですか? それって想像力が不足しすぎている気がします。

ストーリーも、いかにも子供の成長に益するみたいなところを狙っています。幼児ならいいでしょうが、ものが分かり始めた年齢になるとうんざりするのではないでしょうか。

キャラクターの名前もジョージとかジェラルドとか西洋風です。原作が日本人で日本で作ったアニメで、しかも西洋を舞台にしる必要性のないのにです。

なんでも表現できるのがアニメーションなのに、自分で枠を決めて閉じこもり先人の後追いをしている感じがしました。

【映画】劇場版 ハイスクール・フリート

TV版は観ています。
(参)【アニメ】ハイスクール・フリート

OVAも観ました。これは、それに続く劇場版です。

TV版の最後に沈没した「晴風」ですが、OVA版で就航した船に「晴風」と命名したことで復活しました。劇場版はこの「晴風」での活躍です。

TV版での「晴風」の沈没には心を揺さぶられたので、復活には複雑な思いもありますが、設定としての不自然さはありません。死んだはずの人間が生き返るといった馬鹿バカしいものとは明らかに異なります。ただ、それでもあの感動はなんだったんだ、という思いはぬぐい切れません。

さてこの劇場版では、前半の日常、後半の非日常と分かれています。普通は冒頭にちょろっと日常風景を出してからメインの非日常展開にはいるのでしょうが、この映画の日常シーンは異様に長いのが特徴です。体感的には半分はあったでしょうか。

後半の戦争シーンはよくできていました。砲撃の音も劇場ならではでした。

シナリオに若干の不満があります。
1)新造艦の話が伏線めいて出ていましたが、まったく触れられていません。
2)父親を捜しに日本に来た少女が出てきましたが、父親に再開できたかどうかがはっきりしません。
3)副長が別の艦の艦長に就任するのを受けるか断るか悩むエピソードがありました。もともと彼女たちは訓練生として船に乗っているのですから、艦長就任を打診するのもおかしいし、断るという選択肢があるのも変です。まるで学校のクラス替えを拒否しているみたいなものです。

ファンにはお薦めしますが、一見さんにはキャラクターが多すぎて何が何だかわからないと思います。

【映画】犬鳴村

監督:清水崇

ホラー映画ですが、あんまり怖くありませんでした。怖がらせようとしているのか、ビックリさせようとしているのか、泣かせようとしているのか、どの方面にも中途半端な感じです。

なんか乗れなかったのは、怨霊というか亡霊というか犬鳴村側のルールがはっきりしないことです。はじめの犠牲者は、勝手に犬鳴村に入ったから呪われたみたいで、これはわかります。しかし、犬鳴村を迫害したものの子孫だから(実は犬鳴村住民の子孫でもあるのだけれども)呪われているようでもあります。ほとんど関係のない友人たちも電話ボックスで悲劇に合いました。主人公の上司の医者に至っては何で祟られたのかさえ不明です(これは編集のミスかな)。

主人公(精神科医)のもとに連れてこられた子供はなんの関りがあるのかもわかりません。

主人公のお父さんは、奥さんの血統の秘密を知って忌み嫌っているらしいですが、公式には奥さんの母親(主人公の祖母)は捨て子だったのであり、犬鳴村に関係があったというのは知られざる秘密のはずです。お父さんは何を知っていたのでしょうか?

それに、このお父さんは奥さんと長男だけに厳しく、長女(主人公)には普通の父親で、次男は可愛がっています。血統がどうのこうのという話と矛盾してます。

「呪怨」が好きな人には楽しめるのかもしれませんが、そうでない人にはお薦めできません。
sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle