【映画】モンスターハンター
世界的にヒットしたカプコンのゲームを『バイオハザード』シリーズなどを手掛けたポール・W・S・アンダーソン監督が実写映画化。アンダーソン監督の妻ミラ・ジョヴォヴィッチを主演に迎え、モンスターが存在する異世界に迷い込んだ戦闘軍のサバイバルを描く。『マッハ!』シリーズなどのトニー・ジャー、ラッパーのティップ・“T.I.”・ハリス、『殺し屋』などのロン・パールマン、ドラマ「平成物語 なんでもないけれど、かけがえのない瞬間」などの山崎紘菜らが出演。
「バイオハザード」シリーズと同じ監督・主演で、同じくゲーム原作の映画です。
「バイオハザード」シリーズではストーリーがあったのですが、この「モンスターハンター」ではストーリーらしいものはほぼありません。なんか異世界にとばされて現地人と協力して怪獣と闘う、とそれだけです。その異世界はどういう文明なのかとか、怪獣とはなんなのかもさっぱりわかりません。そういうことを考える映画ではなく、ひたすら暴れる怪物との闘いを鑑賞する映画でした。
洋物の怪獣映画は、おおむね闇夜や地下などを舞台にして怪獣の姿をしっかり見せないものが多いように思います。良し悪しではなく日本人の趣味と違っています。その点、この「モンスターハンター」では一部を除いてしっかり見せてくれました。
しかし日本の怪獣映画と違うところもあります。日本の怪獣映画では、歌舞伎の見得の影響か、相撲の見合いの影響か分かりませんが、登場した怪獣は一旦静止したシーンがあります。しかし映画ではモンスターが現れるといきなり襲い掛かってきます。これが日本人の趣味とは違うところかと思います。
頭をからっぽにして、単なるアクション映画と覚悟して観るならお薦めします。
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