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【映画】ねずみ物語 ジョージとジェラルドの冒険

NHKで放送されていたのを観ました。2007年制作のアニメ映画です。

内容から考えて幼児向きだと思いますので、あまり辛辣なことは言いたくないし、言っても仕方ないのかもしれませんが、やや暗然とした気分になったのは事実です。

ストーリーはこういうものです。

古い屋敷にねずみの一族が住んでいて、長老が後継者を定めるために有力な若者ふたり(これがジョージとジェラルドです)に試練を課します。試練は、「月の谷」に住む「光の龍」を捕まえてこいというものです。性格の違うジョージとジャラルドははじめは対立していましたが、やがて友情の大切さを学びます。結局、光の龍は捕まえられませんでしたが、ジョージとジェラルドは人間的ならぬ鼠的な成長をとげ、協力して一族を率いることとなりました。

何に暗然としたかというと、まずキャラクターを鼠にしたことです。子供向けのアニメーションだと動物(特に鼠)をキャラクターにしなければならないと思い込んでいるのですか? それって想像力が不足しすぎている気がします。

ストーリーも、いかにも子供の成長に益するみたいなところを狙っています。幼児ならいいでしょうが、ものが分かり始めた年齢になるとうんざりするのではないでしょうか。

キャラクターの名前もジョージとかジェラルドとか西洋風です。原作が日本人で日本で作ったアニメで、しかも西洋を舞台にしる必要性のないのにです。

なんでも表現できるのがアニメーションなのに、自分で枠を決めて閉じこもり先人の後追いをしている感じがしました。

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【映画】劇場版 ハイスクール・フリート

TV版は観ています。
(参)【アニメ】ハイスクール・フリート

OVAも観ました。これは、それに続く劇場版です。

TV版の最後に沈没した「晴風」ですが、OVA版で就航した船に「晴風」と命名したことで復活しました。劇場版はこの「晴風」での活躍です。

TV版での「晴風」の沈没には心を揺さぶられたので、復活には複雑な思いもありますが、設定としての不自然さはありません。死んだはずの人間が生き返るといった馬鹿バカしいものとは明らかに異なります。ただ、それでもあの感動はなんだったんだ、という思いはぬぐい切れません。

さてこの劇場版では、前半の日常、後半の非日常と分かれています。普通は冒頭にちょろっと日常風景を出してからメインの非日常展開にはいるのでしょうが、この映画の日常シーンは異様に長いのが特徴です。体感的には半分はあったでしょうか。

後半の戦争シーンはよくできていました。砲撃の音も劇場ならではでした。

シナリオに若干の不満があります。
1)新造艦の話が伏線めいて出ていましたが、まったく触れられていません。
2)父親を捜しに日本に来た少女が出てきましたが、父親に再開できたかどうかがはっきりしません。
3)副長が別の艦の艦長に就任するのを受けるか断るか悩むエピソードがありました。もともと彼女たちは訓練生として船に乗っているのですから、艦長就任を打診するのもおかしいし、断るという選択肢があるのも変です。まるで学校のクラス替えを拒否しているみたいなものです。

ファンにはお薦めしますが、一見さんにはキャラクターが多すぎて何が何だかわからないと思います。

【映画】犬鳴村

監督:清水崇

ホラー映画ですが、あんまり怖くありませんでした。怖がらせようとしているのか、ビックリさせようとしているのか、泣かせようとしているのか、どの方面にも中途半端な感じです。

なんか乗れなかったのは、怨霊というか亡霊というか犬鳴村側のルールがはっきりしないことです。はじめの犠牲者は、勝手に犬鳴村に入ったから呪われたみたいで、これはわかります。しかし、犬鳴村を迫害したものの子孫だから(実は犬鳴村住民の子孫でもあるのだけれども)呪われているようでもあります。ほとんど関係のない友人たちも電話ボックスで悲劇に合いました。主人公の上司の医者に至っては何で祟られたのかさえ不明です(これは編集のミスかな)。

主人公(精神科医)のもとに連れてこられた子供はなんの関りがあるのかもわかりません。

主人公のお父さんは、奥さんの血統の秘密を知って忌み嫌っているらしいですが、公式には奥さんの母親(主人公の祖母)は捨て子だったのであり、犬鳴村に関係があったというのは知られざる秘密のはずです。お父さんは何を知っていたのでしょうか?

それに、このお父さんは奥さんと長男だけに厳しく、長女(主人公)には普通の父親で、次男は可愛がっています。血統がどうのこうのという話と矛盾してます。

「呪怨」が好きな人には楽しめるのかもしれませんが、そうでない人にはお薦めできません。

【映画】シグナル100

原作は漫画のようですが未読です。

よくあるデス・ゲームものでした。たぶん「バトルロワイアル」が嚆矢となっているブームなのでしょうが、先行する諸作に及ばぬ、単に趣味の悪い映画になってしまいました。

ゲームとしての面白みもありませんし、個々人の思惑が交錯するわけでもありません。ひたすらわめいて、血が噴出するシーンの連続です。

有名俳優と有名女優を出しておけばそこそこ興行収入が得られると踏んだのかもしれませんが、もう少し考えて作ってほしいものです。

お薦めできません。

【映画】カイジ ファイナルゲーム

前二作の映画は観ています。今回は三作目で最後となるそうです。ゴジラ映画などでもさかんに”最後だ”、”ファイナルだ”と宣伝するのがありますが、これって何か意味があるのでしょうか? 人気があるなら続編を作るべきですし、なければわざわざ銘打たなくてもひっそり最後にしてしまえばいいだけです。「最後だ」といったからといって観客動員数が増えるとも思えないのですが・・・

今作は残念ながら低評価です。欠点はいろいろあります。

まず、ゲームがどれもつまりません。いままでだと、裏をかいて、裏の裏をかいて、さらにその裏をかいて、と緊張感がありましたが、今作のゲームはどれも単純です。見られるのは最後のジャンケンゲームぐらいでした。

キャラクターの行動も不自然です。遠藤(天海祐希)は情報を全部しゃべった後で報酬を要求しています。こんなの相手にされるはずがありません。せいぜいお礼を言ってもらえるくらいです。カイジ(藤原竜也)は、報酬として大きいジュラルミンケースを持っていきますが、実は空だったという落ちです。中身を確認しないなんてカイジのキャラクターではありません。舌切り雀の強欲ばあさんじゃないんですから・・・

一番いけないのは、カイジがこのゲームに負けても失うものがないという点です。政府の預金封鎖を阻止するために戦うのですが、封鎖されても預金なんてないカイジには無関係ですし、もしかしたら人生逆転のチャンスかもしれないくらいです。このため前二作にあったハラハラ感に欠けます。

役者は老若男女の全方位に配慮した布陣です。そのためか客の入りはよかったです。

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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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