【放送大学】色を探求する

今日は放送大学のテスト日でした。

今期の選択科目は「色を探求する」です。

「色」というものを、心理学、光学、言語学、芸術、環境といった様々な切り口で探求するという講義です。そのためか複数人の講師が登場していました。

目先がくるくる変わって飽きないとも言えますが、まとまりのないという側面もあります。

そういうわけで今期はあまり授業に身が入っておらず、試験(テキスト持込不可)では苦労しました。

来期はもっと頑張ります。
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【放送大学】世界の中の日本:第15回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第15回は「グローバル化、北欧、日本」です。

今回が最後の講義です。

グローバル化(=人と物と情報が国境を越える)する現在、日本のありかたを見つめなおしてきました。そのヒントを北欧諸国に探し、また日本の中の外国人(特にイスラム教徒)との関わりをみてきました。

日本にあるモスクの数は、1950年に2つ。1990年に4つ。1995年に8つ。2000年に18個。2005年に33個。2009年に63個。2013年に73個。と激増しています。一見、普通の家屋に見えるようなモスクもあるので気づきにくいですが、増えています。

福岡にモスクが開設した際のパーティーに取材しました。驚いたことに、仏教の僧侶が招かれていました。

来賓としてきていた駐日アラブ首長国連邦大使の話。
「日本でのイスラム教徒の未来は明るい。日本は寛容で信仰の自由があるし、イスラム教への偏見も無い」

少子化の日本は選ぶべき道は三つある。一つはこのまま何もしない。二つ目は日本人の人口増をはかる。三つ目は外国からの移民を受け入れる。

少子化を考える上で、婚外子の割合が重要。人口100人当たりの婚外子の数は、日本2.1人。香港5.6人。アメリカ40.6人。デンマーク46.2人。スウェーデン54.7人。ここから考えて、結婚しなくても子供を産み育てられる環境があれば、人口は増えると思われる。

■感想
大使が、赴任国について良いこと言うのは当たり前なので、割り引いて聞く必要があります。日本人がイスラム教徒に寛容なのは、数がそれほど多くなく、問題を起こしていないことが大きな理由だと思います。ヨーロッパ並みに増えれば、当然犯罪発生数もそれに比例して増えますので、いまほど寛容ではいられないでしょう。イスラム教に偏見がないのではなく、関心がないだけだと思います。

外国では婚外子が少ないようですが、婚外子といっても、母親が一人で育てている場合もあれば、カップルが単に婚姻届を出していない場合もあります。この場合は実質婚姻と同じです。婚外子の割合を見るのではなく、親が一人で育てている子供の割合を見るべきかと思います。

北欧は、日本とはあまりにも条件(主産業、人口)が違うので、直接の参考にはなりにくいと感じます。例えば、“日本のあるべき未来を湾岸産油国に見つけよう”というのと変わらない違和感があります。

【放送大学】世界の中の日本:第14回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第14回は「「石巻の物語」/情けは人のためならず」です。

東日本大震災で被害を受けた石巻でのボランティア活動を取材しました。取材されたNPOはピースボートです。

被災当初、自衛隊をはじめとして、複数のNPOも炊き出しを行った。活動範囲がダブったり抜けが出たり、などの不手際があったため、関係団体が会議をひらき、円滑な活動ができるようにした。

外国からのボランティアが多数やってきたが、多くは日本語が分からない人たちだったので、管理が必要であった。彼らをコントロールするすべを、海外でのボランティア経験のあるNPOが持っていた。

長期的にいつまで関わるべきなのかは、現在進行形で悩んでいる。

■感想
番組(=講義)は、NPOに対して好意的です。実際、立派なことだとは思います。

その反面、このNPOのメンバーというのは普段、どういう仕事をしているのか、とも思います。年がら年中NPO活動をしているらしいので、これが生業みたいです。そうすると生活費は寄付から貰い受けているということでしょうか。

活動自体を馬鹿にするわけではありませんが、いびつな感じがしないでもありません。

【放送大学】世界の中の日本:第13回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第13回は「郷に入れば四に従う/日本のイスラム教徒」です。

イスラム教徒と日本の関係の背後にはロシアがある。日露戦争に日本が勝ったことで、イスラム教徒は日本に関心をもった。そしてロシア革命の際に、イスラム教徒が日本にやってきた。

日本では、戦前はイスラム研究がさかんだった。その中でイスラム社会と連帯を訴えた大川周明がいる。戦争が終わったことを機に、イスラム研究は胡散した。

1980年代のバブル景気時に、大量のイスラム教徒が日本にやってきた。バブルがはじけた後、多くは帰ったが残った人たちもいる。

現在、10万人ほどの外国人イスラム教徒が日本に居る。日本人のイスラム教徒は1万人ほど。計11万人のイスラム教徒が日本に居る。

大塚にある大塚モスクに話を聞きに行った。近所の日本人社会とは仲良くやっている。祭りなどにも参加している。他の宗教を尊重するのはイスラムの教えなので当然です。

また、日本のNPOと協力してホームレスへの炊き出しをしているグループある。

日本のイスラム教徒の話。
・ハラール食品(イスラム的に許された食品)の店も増えたし、
・学校給食でも、豚肉を出さないなど協力してくれる学校もある
・スカーフをかぶっていても問題視されない
など、比較的暮らしやすい

イスラム教徒用墓地の取材
・土葬の習慣を守るために墓地が必要だった。
・地元の仏教寺院の協力で墓地が確保できた。

「郷に入れば郷に従え」という言葉にあるように、地元に溶け込んでいる。しかしイスラム教徒として譲れないところ(酒を飲まない、豚肉を食べない)などは譲れない。多くは従うが、全部従うわけではない。「郷(五)に入れば、四に従う」である。

■感想
「四に従う」というシャレは面白いかどうかはさておき、地域社会との関わりということなので、気になるところです。

イスラム教徒が自分で用意する食卓に酒や豚肉をださないというのなら、全くの自由です。日本に居るからといって日本人と同じ食生活をする必要はまったくありません。

しかし、学校給食に豚肉を出すな、というのはどうでしょう。かなり微妙です。

刑務所で出すな、と言い出したらどうでしょう。いいかげんにしろ、といいたくなります。

この回で登場したイスラム教徒はみな常識ある大人のようで、彼らが地域社会といざこざを起こすとは思えません。しかし、現に欧州ではイスラム教徒のコミュニティーがいさかいを起こしています。

欧州にいるイスラム教徒と日本のイスラム教徒の種類が違うとは思えません。社会に占める人数比が違うだけではないでしょうか。日本でもイスラム教徒がどんどん増えていけば、欧州と同じようになるかもしれません。

こういうことを書くと差別と受け取られかねませんが、それでも深刻に憂慮せざるをえません。

【放送大学】世界の中の日本:第12回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第12回は「異邦人か、隣人か? 外国人労働者」です。

外国人労働者受入れの賛成派と反対派に話を聞く。まず、賛成派の経団連から。

・人口減なので移民が必要。これまでの外国人労働者は個人でやってきた。これからの外国人労働者は家族単位で来ることが考えられる。
・日本で作られる製品はハイレベルなものなので、それら高い付加価値を作る日本人労働者の賃金はさがらないと推測される。
・移民は国民の理解がないと進まないので、徐々に進めていきたい。

反対派の小野五郎埼玉大学名誉教授の話
・送り出し側では人材が減るというデメリットがあり、故国に送金しても大半はあぶく銭で経済協力になっていない。
・日本人を指導するような高度人材なら来てもらうメリットはある。しかし、そんなのは明治期だけの話。たとえばプログラマーなどは、どう考えても高度人材ではない。
・外国人を入れると社会的がかかる。そのコストは入れたいと望んだ企業が、受益者負担の原則に従い、支払うべき。
・外国人は財やサービスとは違う。人格を持った存在であることを忘れてはいけない。

外国人介護士について、河北総合病院のナーシングディレクター(看護婦のトップ?)の話。
・外国人介護士を入れることで介護士の給料が下がるということはないと思うし、あってはならない。
・外国人介護士が教育をうける時間にも給料が発生しているし、日本人の同僚が時間外に教えることもあり、コストがかかる。今後、受入れを続けるなら、そういう部分を国が面倒見て欲しい。

外国人労働者の日本語教育について、日本語教育研究所理事の話。
・日本語が非関税障壁になっている。
・大人になって日本に来て日本語をマスターするのは難しい。
・現状では、国は民間に丸投げしている。
・今後、国が受け入れを続けるなら、国が支援すべき。

■感想
外国人労働者を入れたら、競合する労働市場では給料が下がるのは自明です。需要と供給の原則から逃れられることはできません。高度製品を作っている日本人労働者の給料は下がらないかもしれませんが、日本人のだれもが高度製品を作れるわけではありません。これまでは、そういう人はそういう人なりに社会に貢献して、給料を貰って生きてきました。外国人労働者が入ってくれば、その層はもろに競合します。そして、賃金が下がるか失業するかです。

経団連の人も、おそらくそういう予測をしているはずです。にも関わらず、しれっと、日本人の賃金は下がらないと思います、と言うのは、邪悪さすら感じます。

外国人労働者が入ってきた場合の社会的コストを国が面倒みろ、という意見を複数人が言っていました。国が支援するということは国民の税金です。自分達が、人手不足だから(そもそも給料を上げないから人手不足になっているのですが)外国人を入れろ、と主張して、コストは他人のふところを当てにするのは、ちょっと図々しすぎます。

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Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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