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【雑記】野暮な突っ込みです

NHKのNEWS WEBよりノーベル賞受賞の本庶佑氏のインタビュー記事を引用します。

日本大使館の祝賀会のあとの記者会見で本庶佑さんは「きのう記念講演を終え、私がやるべきことの半分くらいは終わったと思っています。あとはメダルをいただくという大仕事がありますが、少しは気楽にできるかなと思っています」と今の心境を語りました。
そしてノーベル賞の受賞について、「ノーベル賞をもらえる確率を考えると、先進国の5か国くらいでおよそ34万人の教授がいるので、毎年10人くらいが受賞者するとして確率は3万4000分の1になる。一方、ゴルフでホールインワンするのは2万数千回に1回と言われていて、確率的にはノーベル賞をもらうほうが難しいと言える。なので、ゴルフでは当然、ホールインはすでにやっています。僕はゴルフの夢とサイエンスの夢の両方を達成しました」と好きなゴルフと比較しながらおどけていました。
(略)


ノーベル賞は毎年やっているので、生涯におけるノーベル賞獲得確率は、3万4000分の1ではありません。

特定の年に、という限定であれば確かに3万4千分の1になります。

しかしそうするとホールインワンとの比較が間違っていることになります。ホールインワンの確率といわれる数字は、プロの場合は難易度が高いコース設定だったりアマの場合は技量がさまざまだったりするので色々言われていますが、いずれも一回打った場合の確率です。「2万数千回に一回」というのも、一回打った場合の確率のはずです。

ゴルフは1日で1ラウンド(18ホール)を回るのが基本ですが、このうちホールインワンが現実的に可能なのは、3打で上がることが基本のショートホールだけでおよそ4つです。つまり一日ゴルフに行けばホールインワンのチャンスは4回です。また、ゴルファーは一年に一回しかゴルフ場に行かないというわけではないので、1年間を通して考えると、ホールインワンの確率はもっと高くなります。

つまり本庶氏は、ある年にノーベル賞を取る確率と一回打った場合にホールインワンになる確率という比較にならないものを比較しています。

ノーベル賞受賞者にまで突っ込みを入れてしましましたが、別に他意はありません。面白いと思ったことを書いてみただけです。ご笑殺ください。
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【雑記】水のトラブル

洗面所の配管がおかしくなって水漏れしていました。家に出入りしていた業者はいたのですが何年も前に廃業していました。新たに探さなければいけないので、さてどうしよう、となりました。

一つの手がかりしては業者の広告です。よく家のポストにカード大で磁石つきのチラシが入っています。紙のお知らせなどを冷蔵庫にくっつけておくのに重宝していました。

よく見ると、いくつもの業者がいます。どれも割引するだのポイントがつくだのすぐお伺いするだのと宣伝文句が並んでいます。

どれが良いのか(悪いのか)わからないので、ネットで評判を探してみました。

グーグルで「水 トラブル (業者名)」などと入れていってどういう評判があるのかを調べてみようというわけです。

おどろいたことに検索した業者とは別の業者が検索結果に出てきます。どこの業者がトップにくるという法則性はなく、業者Aが上に来たり業者Bが上に来たりです。

検索で上位に来ると集客がよくなるというのは分かりますが、よその業者の名前を入れてもトップに持ってこさせるとはたいしたものです。ページのどこかにライバル社の社名を埋め込んでいるのでしょうか。感服しました。

しかし、この分だと、良い評判も悪い評判もやらせの可能性があります。

ネットで評判を探ろうにもこのような状態なので無理と諦めました。結局、区に電話して推薦の業者があるのかを聞いてみました。区からはそういう相談は水道局で受け付けるよと聞き、水道局に電話したら「組合」なるものを紹介してもらい、そこから手配しました。自営業者が「組合」を作って客を紹介する仕組みのようです。

水道局の推薦なのでぼったくりということもないでしょうと、そこに決めました。

ネットというのは便利ですが、あまりにも関係者が白熱している場合は、むしろ情報革命以前のツールの方が有用なこともあると思い知りました。

【雑記】採用面接を控えた日本大学の学生に告げる

7月3日朝日新聞朝刊。「波聞風問」のコーナー。編集委員・堀篭俊材氏の『「悪質タックル」組織の暴走ひとごとではない』といいうコラムが載りました。日大アメフト部の悪質タックルを組織の問題として捉え、森友学園騒ぎでの公文書改竄とからめるという論理展開です。

なんでもかんでも自民党の政権批判に結びつけるいつものパターンでつまらないのですが、冒頭の一節は看過できません

 「アメフト部の悪質タックル問題、君はどう思う?」。採用面接で聞かれる日本大の4年生たちに、ある学部の就職指導の担当者はこうアドバイスしているという。「『第三者委員会の報告書をみてください』と答えて」
(略)


私が採用担当なら(違うけど)、こんな回答をした学生はお断りします。

「君はどう思う?」と訊かれたのですから、自分の意見を述べなければいけません。「第三者委員会の報告書をみてください」では、質問の意味が、それも極めて単純な日本語の意味を理解できない学生だとみなします。

採用担当官は、悪質タックル問題の責任がどこにあるのかを知りたくて訊いたのではありませんし、目の前の学生の責任だと思って訊いたのでもありません。自分の考えを表現できる能力がどの程度あるのかを問うているのです。「第三者委員会の報告書をみてください」では、まるで駄目です。

学生諸君! この就職指導担当者の言うことを聞いてはいけません。

【雑記】「罪と罰」を読んでいた犯人

5月9日、東海道新幹線の車内で鉈を持った22歳の男が暴れ乗客3名が死傷するという事件が起きました。

鉈と聞いて嫌な予感がしました。

アニメ化されたゲーム「ひぐらしのなく頃に」でヒロインが振り回しているのが鉈です。猟奇事件が起きると、いつもやり玉にあげられる「ひぐらし」だけに、今回は鉈まで出てきたので、今回もかと観念していました。

ところが予感は外れました。いまのところ犯人がアニメオタクという情報はありません。それどころか「罪と罰」を愛読していて、蔵書の中には塩野 七生もありました。まずまず知的な精神生活を送っていたみたいです。

よくよく考えればアニメを観て鉈を振りまわす人間がいるなら、「罪と罰」を読んで犯罪に走る人間がいたって不思議ではありません。しかし、”「罪と罰」の悪影響だ”とは言いにくい雰囲気が社会にはあります。それどころか、今週の週刊文春の記事では、中学生時代にアニメに夢中だった云々という、記述までありました。犯人の年齢から考えて、中学生でアニメを観ているのは不思議ではない時代ですので、牽強付会の度が過ぎます。

「ひぐらしのなく頃に」や「罪と罰」で犯罪者が生まれるのかどうかは知りません。しかし理解できない犯罪者が出現した理由を短絡的な理由付けで納得して踏み込んで考えなくなることは問題です。それもアニメが原因となら言ってもいいが文学作品が原因とは言えない、というのは知的不誠実です。

【雑記】日本の「ジャック・サマースビー」

1993年に公開された映画に「ジャック・サマースビー」(主演:リチャード・ギア、ジョディ・フォスター)というのがあります。あらすじは

南北戦争終結直後の1860年代後半のアメリカ南部・テネシー州の小さな村。南北戦争に出征していた農園経営者のジャック・サマースビーが6年ぶりに戻ってきた。戦死したと思っていた妻のローレルや村人たちは困惑を隠せない。以前は冷酷な性格で周りから嫌われていたジャックだったが、帰郷後は別人のように周囲との協調を図ったりローレルに深い愛情を注ぐようになる。
(ウィキペディア)


この映画を観たときは、”いくらなんでも別人が亭主を名乗ったって信じるわけないだろう。リアリティーなさすぎ”、と思いました。ところが、実際にあった事件を下敷きにしたものだと知り驚愕しました。

16世紀フランスの田舎で、失踪していた亭主を名乗る男が妻の元に帰還。二人は仲睦まじく暮らし子供まで授かりますが、財産分与のことで親戚と争いになり、偽物だと告発されます。裁判になりますが、証拠不十分で無罪になる寸前に、本物の亭主が現れ、にせ亭主は死罪となりました。この出来事は映画化され(日本未公開)、それを南北戦争時代のアメリカに置き換えてリメイクしたのが「ジャック・サマースビー」となります。

さて、6月13日朝日新聞に『遺体、別の家族に引き渡し 「死亡男性」現れ発覚 警視庁』という記事が載りました。

 警視庁は12日、東京都内で見つかった男性の遺体を、無関係の家族に引き渡していたと発表した。死亡したとされた男性が今年、親族の家に現れたことで誤りが発覚した。
 刑事総務課によると、昨年6月下旬、東京都葛飾区の江戸川で意識不明の男性が見つかり、死亡が確認された。亀有署は、この3日前に行方不明者届が出ていた千葉県松戸市の40代の男性と特徴が似ていたため、男性の親族3人に確認を依頼。3人が「間違いない」と話したため、遺体を引き渡した。遺体は火葬されたという。
 しかし、今年5月、この男性が親族の家を訪れたため、親族が今月6日、同署に連絡。署が改めて残っていた指紋などで確認し、遺体の身元は東京都内の30代男性と判明した。親族らが顔を見て身元確認ができたと判断した場合は、指紋やDNA型の照合はしていないという。同庁は死亡した男性の遺族らに経緯を説明し、遺骨を引き渡す手続きを始めたという。


生きている人間を家族と間違えることに比べれば遺体を家族と見誤ることぐらいなんでもないのですが、それでも驚いてしまいます。

三人で確認した、というのがミソなのでしょう。一人だったら責任をもって確認するのですが、三人で行って連れの二人が家族だと言い出したら内心変だと思っても口にだせない、というのが全員に起きたのではないでしょうか。

ところで、私の仕事であるコンピュータ業界では、オペレーションミスというのがしばしば起きます。そのたびに業務改善として、複数人の目でチェックしよう、などと言っているのですがいっこうに効果が見えません。もうしかしたら効果がないどころか、”隣の人が自信を持っているみたいだからいいのかな”と互いに思っていて逆効果になっているのかもしれません。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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