【雑記】「罪と罰」を読んでいた犯人

5月9日、東海道新幹線の車内で鉈を持った22歳の男が暴れ乗客3名が死傷するという事件が起きました。

鉈と聞いて嫌な予感がしました。

アニメ化されたゲーム「ひぐらしのなく頃に」でヒロインが振り回しているのが鉈です。猟奇事件が起きると、いつもやり玉にあげられる「ひぐらし」だけに、今回は鉈まで出てきたので、今回もかと観念していました。

ところが予感は外れました。いまのところ犯人がアニメオタクという情報はありません。それどころか「罪と罰」を愛読していて、蔵書の中には塩野 七生もありました。まずまず知的な精神生活を送っていたみたいです。

よくよく考えればアニメを観て鉈を振りまわす人間がいるなら、「罪と罰」を読んで犯罪に走る人間がいたって不思議ではありません。しかし、”「罪と罰」の悪影響だ”とは言いにくい雰囲気が社会にはあります。それどころか、今週の週刊文春の記事では、中学生時代にアニメに夢中だった云々という、記述までありました。犯人の年齢から考えて、中学生でアニメを観ているのは不思議ではない時代ですので、牽強付会の度が過ぎます。

「ひぐらしのなく頃に」や「罪と罰」で犯罪者が生まれるのかどうかは知りません。しかし理解できない犯罪者が出現した理由を短絡的な理由付けで納得して踏み込んで考えなくなることは問題です。それもアニメが原因となら言ってもいいが文学作品が原因とは言えない、というのは知的不誠実です。
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【雑記】日本の「ジャック・サマースビー」

1993年に公開された映画に「ジャック・サマースビー」(主演:リチャード・ギア、ジョディ・フォスター)というのがあります。あらすじは

南北戦争終結直後の1860年代後半のアメリカ南部・テネシー州の小さな村。南北戦争に出征していた農園経営者のジャック・サマースビーが6年ぶりに戻ってきた。戦死したと思っていた妻のローレルや村人たちは困惑を隠せない。以前は冷酷な性格で周りから嫌われていたジャックだったが、帰郷後は別人のように周囲との協調を図ったりローレルに深い愛情を注ぐようになる。
(ウィキペディア)


この映画を観たときは、”いくらなんでも別人が亭主を名乗ったって信じるわけないだろう。リアリティーなさすぎ”、と思いました。ところが、実際にあった事件を下敷きにしたものだと知り驚愕しました。

16世紀フランスの田舎で、失踪していた亭主を名乗る男が妻の元に帰還。二人は仲睦まじく暮らし子供まで授かりますが、財産分与のことで親戚と争いになり、偽物だと告発されます。裁判になりますが、証拠不十分で無罪になる寸前に、本物の亭主が現れ、にせ亭主は死罪となりました。この出来事は映画化され(日本未公開)、それを南北戦争時代のアメリカに置き換えてリメイクしたのが「ジャック・サマースビー」となります。

さて、6月13日朝日新聞に『遺体、別の家族に引き渡し 「死亡男性」現れ発覚 警視庁』という記事が載りました。

 警視庁は12日、東京都内で見つかった男性の遺体を、無関係の家族に引き渡していたと発表した。死亡したとされた男性が今年、親族の家に現れたことで誤りが発覚した。
 刑事総務課によると、昨年6月下旬、東京都葛飾区の江戸川で意識不明の男性が見つかり、死亡が確認された。亀有署は、この3日前に行方不明者届が出ていた千葉県松戸市の40代の男性と特徴が似ていたため、男性の親族3人に確認を依頼。3人が「間違いない」と話したため、遺体を引き渡した。遺体は火葬されたという。
 しかし、今年5月、この男性が親族の家を訪れたため、親族が今月6日、同署に連絡。署が改めて残っていた指紋などで確認し、遺体の身元は東京都内の30代男性と判明した。親族らが顔を見て身元確認ができたと判断した場合は、指紋やDNA型の照合はしていないという。同庁は死亡した男性の遺族らに経緯を説明し、遺骨を引き渡す手続きを始めたという。


生きている人間を家族と間違えることに比べれば遺体を家族と見誤ることぐらいなんでもないのですが、それでも驚いてしまいます。

三人で確認した、というのがミソなのでしょう。一人だったら責任をもって確認するのですが、三人で行って連れの二人が家族だと言い出したら内心変だと思っても口にだせない、というのが全員に起きたのではないでしょうか。

ところで、私の仕事であるコンピュータ業界では、オペレーションミスというのがしばしば起きます。そのたびに業務改善として、複数人の目でチェックしよう、などと言っているのですがいっこうに効果が見えません。もうしかしたら効果がないどころか、”隣の人が自信を持っているみたいだからいいのかな”と互いに思っていて逆効果になっているのかもしれません。

【雑記】内視鏡検査その2

昨年11月に大腸がんの疑いがあるとのことで、より詳細に調べるための内視鏡検査を受けました。その時の記事はここです。

結果は異常なしということで一安心だったのですが、その後の展開があったので報告します。

本日、居住する自治体から、「大腸がん検診追跡調査のお願い」という封書が届きました。内容は、平成29年度に大腸がん検診で陽性だった人の追跡調査です。目的は、「ご回答いただいた内容は統計的に処理し、がん検診の精度管理のために使用します。」とのことです。

要するに検診を促すのが主目的ではなく、便検査で疑いありとなった人の何パーセントが実際にがんだったのかを調べたいみたいです。調査内容は以下のものでした。

Q1.精密検査を受けましたか
1 受けた  →Q2へ
2 受ける予定がある→精密検診受信後にQ2以下をご回答・返送ください。
3 受けていない →質問はこれで終わりです。医療機関に相談し(大腸内視鏡検査等)を受診することをお勧めします。

Q2.精密検査はどこで受けましたか
医療機関名:
受診日:

Q3.何の検査を受けましたか。
1 内視鏡検査
2 X線検査
3 その他

Q4.検査結果をご記入ください
1 異常なし
2 大腸ポリープ
3 大腸憩室
4 潰瘍性大腸炎
5 クローン病
6 痔
7 大腸がん〔早期がん(粘膜性。粘膜下層)・進行がん・進行度不明〕
8 その他



受診した医療機関を訊いているところを見ると、通り一遍のアンケートではなく、きちんと調査する様子です。税金とっているだけあって、自治体も結構頑張って仕事をしているようです。

【雑記】アライグマ出現

私の住んでいるところ(東京の環状七号線と六号線の間で人口密集の住宅地)で妙な生き物を目撃しました。はじめは大きな猫だと思ったのですが、顔がとがっていて、猫には見えません。狸とかハクビシンとかのたぐいと見ました。

ネットに区からの情報として、ハクビシンとアライグマの被害報告があり、特徴から私の目撃したのはアライグマと判明しました。

アライグマも狸もハクビシンもテレビや動物園で見たことがあるのに、なんでアライグマと見た瞬間に分からなかったかと考えました。

大きな理由は我々に身近な犬猫の存在です。犬というのは大きいのから小さいのから黒いのから白いのからと千差万別で、とても「犬」の一言でくくれないくらいの種類があります。猫も犬ほどではありませんが、いろいろな種類があります。

その点、アライグマは「中型犬くらいの大きさ尾の先まで70~90cm」「目はとがって、白いふちどり」「尾に5~7本のしま」といった特徴が、アライグマである限り共通するそうです。ハクビシンもハクビシンに共通する特徴するがあるようです。

ところが犬や猫の事情が頭にあるせいか、テレビでアライグマを見ても、その特徴がその個体だけのものでアライグマ全体に共通するとはなかなか思えません。アライグマの特徴はこれこれ、と言ってくれないとアライグマを認識できないというわけです。

よく考えれば、犬や猫が異常で、普通の動物は名前ひとつに形状がひとつというパターンが多いようです。せいぜい雄雌で違うくらいでしょうか。

ところでなんで東京にアライグマがうろつきまわっているのかといえば、多分飼っていたものが野生化したのでしょう。「あらいぐまラスカル」というTVアニメに触発されて飼い始めたところ、成獣になり狂暴化したので捨ててしまったという例が多くあったそうです。その子孫なのでしょうか。

まさかついこの前放映された「けものフレンズ」のアライさん(アライグマを擬人化した人気キャラクター)に触発されたわけでもないでしょう。ただそ、「あらいぐまラスカル」のラスカルより「けものフレンズ」のアライさんの方が現実のアライグマの特徴をとらえているように見えました。可愛いは可愛いのですが、ラスカルみたいなあざとい可愛さではなかったです。アライさんのちょっと人の悪そうなところがそっくりです。

さて、自宅近くのアライグマですが、気にしているせいか、今朝また目撃しました。もしかしたら今までも目の端に止まっていたのを野良猫だと思って気にしなかっただけかもしれません。

思わぬ野生動物との出会いにびっくりです。

【雑記】頭脳関連での性差

2月19日朝日新聞朝刊の記事「将棋・里見、奨励会退会へ 女性初の棋士挑戦、年齢制限で」より

 将棋のプロ棋士養成機関「奨励会」の最終関門にあたる三段リーグに所属し、女性初の棋士を目指してきた里見香奈さん(25)が、18日の対局で連敗し、年齢制限のため奨励会の退会が決まった。
 里見さんは島根県出雲市出身。2004年に女流棋士としてデビュー。現在、六つの女流タイトル戦のうち五冠。
 一方、男性だけだったプロ棋士になることも目指し、11年5月に奨励会編入試験の1級に合格。13年12月に女性として初の三段となった。だが、体調不良を理由に14年3月から12月まで休場。15年10月から三段リーグに復帰したが、過去4期は負け越していた。
(略)


今期放映中のアニメ「りゅおうのおしごと!」の原作では将棋指しにおける男女の能力の差を赤裸々に描いています。多少でも将棋を知っている人には周知の事実なのですが、あからさまに言うのははばかられる雰囲気があるみたいなので、そのことを「りゅおうのおしごと!」が踏み込んで描写したことには驚きました。

筋肉をつかうことに関して男女差があることは誰しも認めることですが、頭脳関係では性差はない、というのがフェミニズムのテーゼだったように思います。現実世界で、例えば学問の世界で、女性が少ないのは社会的な抑圧のせいだと解釈されてきました。

2005年にハーバード大学のサマーズ学長が、科学や工学の分野で先天的に女は男に劣るという趣旨の発言をしました。この発言が問題視され、学長を引きずりおろされています。

このように頭脳活動に関する性差を論じるのは危険が伴います。

しかし、この記事のような事実を突きつけられると、頭脳活動でも性差というのが無視できない要素ではないかと、誰しも考えてしまうのではないでしょうか。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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