【ウルトラQ】第二十八話 あけてくれ!

第二十八話の「あけてくれ!」の感想です。この回が「ウルトラQ」の最終回です。

この回は、数少ない怪獣が出ない回です。その分、ホラーの風味が増しています。

子供の頃に観た記憶では、異次元列車に閉じ込められたおじさんが、「あけてくれ!」と頼むのですが聞いてもらえずに、どこかに連れて行かれてしまうというものでした。

記憶が違っていました。おじさんは異次元列車で「あけてくれ!」を連呼していたら、出してもらえました。しかし戻ってきた現実世界では、上司はイヤな奴で家族からは疎んじられ続けます。おじさんは、やっぱり連れて行って欲しかった、つまり失踪したかった、と後悔する話でした。真反対に覚えていました。

現実世界で幸福な子供(大多数はそうだと思いますが)には、失踪したがる中年おじさんの気持ちは分からなかったのでしょう。それが、記憶を改竄してしまった理由だと思います。

子供向け番組にしては実験的な回だと思います。
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【ウルトラQ】第二十七話 206便 消滅す

第二十七話の「206便 消滅す」の感想です。

国産の超音速旅客機が異空間に飲み込まれまれ、そこには大戦中の日米の航空機の墓場となっていました。

あきらかに、バミューダー・トライアングルを意識した話です。

登場怪獣はトドラ。劇中では「巨大アザラシ」と表現されています。このトドラは映画「妖星ゴラス」に出てきた怪獣を改造して使ったそうです。「妖星ゴラス」の怪獣はストーリーに直接からまないサービス出演みたいでしたが、この「206便 消滅す」でもやはり子供へのサービスという感じでした。なぜ異空間に怪獣が住んでいるのかとか、ずっと前に漂着したゼロ戦などの機体はなぜトドラに壊されていないのかとかいった疑問には答えがありません。

国産の超音速旅客機が出ますが、とくにこの技術を誇らしくは描いていません。10話に登場した地底超特急とは扱いが違います。異空間に焦点を絞った演出だと思います。

なお、万城目氏はいつもだと傍観者的な立場が多いのですが、この回は事件に巻き込まれるだけではなく、脱出のためのキーパーソンとなるなど八面六臂の活躍を見せてくれました。

【ウルトラQ】第二十六話 燃えろ栄光

第二十六話の「燃えろ栄光」の感想です。

ボクサーに幸運の予言をさずけるペット「ピーター」のお話。ピーターの予言どおりのノックアウト宣言を実現させて連戦連勝のボクサーだったが、次の試合で敗北の予言をされてしまい、試合放棄をして失踪してしまいます。

ピーター自体は、周りの熱に影響して巨大化しますが、特に人間を襲おうというものではありません。またピーターは、ウルトラQの世界では存在が確認されている実在の深海生物ですので、「怪獣」というくくりには入りません。

ピーターの予言も、ボクサーの自己暗示であることが匂わされていて、必ずしも異能の力を持っているという設定でもないようです。

したがってストーリーに不思議な要素というものは全くありません。その意味ではウルトラQの中では異色作といえるでしょう。

この回は、まったく記憶にありませんでした。観ていなかった可能性もありますが、不思議成分が足りないために子供には面白く感じられなかったのかもしれません。

【ウルトラQ】第二十五話 悪魔ッ子

第二十五話の「悪魔ッ子」の感想です。

めずらしく「怪獣」の出ない話です。「怪獣」がでないのは、「1/8計画」以来です。

また、子供が主要な話ですが、コメディータッチは全くなく、終始暗鬱なストーリーです。

催眠術のかけ過ぎと、もって生まれた体質のためか、肉体と精神が分離した女の子が主人公です。精神の部分が肉体を抜け出し、子供にとっては珍しい結婚リングやおもちゃなどを求めて、結果的に人死にを招きます。最後は、自分の肉体を滅ぼそうと(死んだ母親に会うためだと思われます)までします。

大人からみたらつまらないものを欲しがるためにあどけない少女が殺人まで行うというのは、舞台劇でヒットし1956年に映画化された「悪い種子」を彷彿とさせます。

最後は、問題は解決してハッピーエンドのようですが、本当にこれで解決したのかわからないという余韻が残りました。

【ウルトラQ】第二十四話 ゴーガの像

第二十四話の「ゴーガの像」の感想です。

出てくる怪獣は巨大カタツムリのゴーガです。カタツムリが巨大化したという設定ではなく、カタツムリに似た別の生き物です。殻がドリルのように回転して地中を掘り進むという能力を持っています。

この回を見た記憶がありません。ゴーガ自体には覚えがありますが、雑誌かなにかで写真を見ただけだと思います。

全体にスパイ活劇となっています。そこの古代伝説の怪獣を登場させたという形ですが、ちょっとおさまりが悪い感じになっています。

ゴーガは像の中に封印されていますが、この像自体に価値があるらしくゴーガとは無関係に争奪戦が繰り広げられます。現代での初登場は、持ち主が子供にプレゼントしたことです。子供にプレゼントした理由も分かりませんし、色めきたって像の争奪戦が始まる理由も判然としません。

脚本にあらがありすぎます。いつもと違う異色作にしようとしたのかもしれませんが、うまくいっていません。

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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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