【ウルトラマン】第三十九話:「さらばウルトラマン」

ゼットン登場。

最終回です。

ゼットンは形態が宇宙人っぽいですが、怪獣という位置づけです。「ウルトラセブン」だったら宇宙人扱いされていたでしょう。

このゼットンによってウルトラマンがなすすべもなく敗北するという衝撃の回です。

そのゼットンは、最終回にむけて次々のハイテク兵器を導入してきた科特隊の手で退治されます。ウルトラマンはゼットンに負けたままですので、ヒーロー物語としてはおさまりの悪い形ですが、ウルトラマンがいなくなっても地球人の手によって地球の平和は保たれる、ということを示しているのでしょう。

ウルトラマンの敗北後、すぐに仲間(ゾフィー)が迎えにきました。相次ぐ闘いでウルトラマンがボロボロなのを知っていたようですが、タイミングが良すぎます。ゼットン星人の地球侵攻に気付いてM78星雲を出発したのかもしれません。そうなると、ゾフィーはウルトラマンはゼットンに勝てないと見ていた(正しいのですが)ことになります。

あるいは、ゾフィーは宇宙空間を瞬間移動してのかもしれません。帰路は予備の命を与えたウルトラマンと一緒に宇宙を飛んでいましたが、これはウルトラマンには瞬間移動の能力がないからだと解釈できます。

ウルトラマンと分離したハヤタは放送一回目の事件から記憶が飛んでいるようです。もともとウルトラマンに意識を支配されていたため記憶を持っていないのか、ウルトラマンと分離する際に記憶を持っていかれたのかは分かりません。

どちらが真実にせよ、一回目の事件と最終回がつながるという構成は子供心にも感動した覚えがあります。
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【ウルトラマン】第三十八話:「宇宙船救助命令」

サイゴ、キーラ登場。

舞台は「きゅう星」。「旧星」なのか「Q星」なのかよくわかりません。バルタン星人の二回目の登場のときも思いましたが、「ウルトラマン」シリーズでは、太陽系の地理関係があやふやです。当時の一般人の太陽系の知識が、今ほどの水準ではなかったのかもしれません。

登場するのは二体の怪獣。このシリーズもクライマックスに向けて、豪華になってきている感じです。

科特隊も次々と新兵器を繰り出してきますし、怪獣側もどんどん強くなってきています。今回登場のキーラは、スペシウム光線も効きませんし、八つ裂き光輪もはね返すほどです。

ところで、今回はいままでとは違い、科特隊がよその星にやって来て、その星の怪獣を倒しています。科特隊が出かけてのは、キーラが能力で宇宙船のヒューズを焼ききったのが理由ですが、意図的な攻撃ではありません。それの、さらにおおもとを辿れば、人類が「きゅう星」にちょっかいかけたことが全ての始まりです。

人類の敵ではない怪獣を殺してしまった、という意味で画期的な回だと思います。

【ウルトラマン】第三十七話:「小さな英雄」

ジェロニモン、ドラコ、テレスドン、ピグモン登場。

メインの怪獣はジェロニモンで、死んだ怪獣を生き返らせることができます。とりあえずは、ドラコ、テレスドン、ピグモンを復活させました。メフィラス星人の怪獣版というといったところです。

もっとも復活させた怪獣は微妙に役にたちません。ピグモンに至っては人間側に寝返ってしまいました。ドラコにしたってウルトラマンや科特隊に倒されたわけではありません。人間側に恨みをもっているかどうか不確かです。

選んで復活させられるわけではないみたいです。

しかしながら、復活はこの三匹にとどまりません。次から次へと60匹以上を甦らせる予定でした。「ウルトラマン」の放送分だけでは60匹に届きませんので、放送話以外でも怪獣は退治されていたのだと思います。

一方、科特隊の方では、イデ隊員が過労状態です。新兵器の開発から既存兵器のメンテ、さらに前線任務と滅茶苦茶に仕事をふられています。追いつめられた精神状態のなかで、ジャミラの回やウーの回で見せた、三枚目であるにも関わらず思索的という複雑な面をのぞかせ、とんでもない発言が飛び出します。

“ウルトラマンさえいれば科特隊はいらないのでは?”

番組が壊れちゃいます。

なんとか、イデ隊員の考えが間違っていることにして強引にまとめちゃいましたが、危険極まりない思想です。

さて、ジェロニモンは死んだ怪獣を復活させるだけでなく、本人も相当なつわものでした。かなりいいところまでウルトラマンを追いつめます。絵的にもいままでの怪獣の格闘とはちょっと違う雰囲気を出していました。

ところで、復活させる怪獣たちは、ドラコやピグモンのように例外はあるにせよ、基本的にはウルトラマンや科特隊に殺された恨みをもっていると、ジェロニモンは想定しています。

では、ジェロニモン自身は、ウルトラマンや科特隊にどういう恨みがあったのでしょうか?

【ウルトラマン】第三十六話:「射つな!アラシ」

ザラガス登場。

攻撃を受ければ受けるほど凶暴になり、多分強くなる怪獣ザラガスが登場します。

下手な攻撃はまずい、というのは科特隊も認識しますが、街中で暴れまわっているのですから放置もできません。遠巻きで見守る形になりますが、一般人に被害がでそうな状況下でアラシ隊員は命令を無視してザラガスに攻撃をし、事態は悪化します。ザラガスはウルトラマンによって倒されますが、命令違反のアラシ隊員は厳しく叱責されます。

ザラガスはよく憶えています。攻撃すればするほど強くなる怪獣、というのが男の子にはたまらなかったのでしょう。

しかし、アラシ隊員のくだりは全く憶えがありません。

責任云々という大人向けのやりとりが難しかった、というのもあるかもしれませんが、アラシ隊員を責めるのが理不尽すぎてついていけなかったのかもしれません。

科特隊は軍隊ではないでしょうが、武器を持っている以上軍隊的な規律が求められます。命令違反には厳罰が下るのは当然です。しかし、ザラガスが暴れまわる状況下で、科特隊上層部は、ただ攻撃するな、というだけで、なんら有効な対策を打ち出していません。

アラシ隊員だけを責めるのは酷というものです。

ところで、ザラガスはスペシウム光線で倒されますが、スペシウム光線され効かず、さらに凶暴化した、という設定にした方が怪獣ムービーとしては面白そうです。ウルトラマンの活躍を描くヒーロームービーとしては、これで正しいということなのかもしれませんね。

【ウルトラマン】第三十五話:「怪獣墓場」

シーボーズ登場。

科特隊が宇宙パトロール中に偶然「怪獣墓場」を発見します。これまで倒した怪獣達が宇宙空間に浮遊している場所です。地球で倒した怪獣だけでなく、よその星で倒された怪獣も交じっています。

その怪獣墓場から、怪獣シーボーズが地球に落下してしまいました。シーボーズは暴れたいのではなく、安息の地である怪獣墓場に帰りたかったのです。科特隊とウルトラマンはシーボーズを怪獣墓場に帰そうとします。

二つ、疑問があります。

まず、「怪獣墓場」の怪獣は、死んでいるのか、生きているのか、という疑問です。

科特隊は葬式をあげてますので、「怪獣墓場」の怪獣は死んだ怪獣、とみなているようです。しかし、シーボーズは物理法則に従って普通に動いていますので、とても幽霊には見えません。あれで死んでいるのだと言われると、怪獣の生死とはなんなのだ、という気がします。

次に、第一話で名前が出てきた「宇宙の墓場」(ウルトラマンは怪獣ベムラーをここに移送中でした)と「怪獣墓場」は同じものなのでしょか。別ものなのでしょうか。

名称は違いますが、それぞれは、同じ言語を話す人が命名したものではないので、違う名前だから別物だとは限りません。日本語で「母」を指すものが、英語の「マザー」と同じものだという理屈です。

ハヤタ隊員は「怪獣墓場」の存在にショックを受けていたので、ウルトラマンにとって既知の「宇宙の墓場」と「怪獣墓場」は別だと解釈できなくもありません。しかし、ウルトラマンの記憶をハヤタ隊員が全部持っているわけではなさそうなので、ウルトラマン=ハヤタの記憶を根拠に別物と断言はできません。

機能そのものは同一だと考えられなくもありません。なんらかの方法で「墓場」に送り込まれた怪獣は、基本的には(今回のシーボーズ事件のような例外を除いて)惑星人類に迷惑をかけなくなります。

ベムラーも生きたまま、この「墓場」に放り込まれようとしていたのかもしれません。

子供の頃は気付きませんでしたが、怪獣を退治することが果たして絶対の正義なのか、という重たいテーマのお話でした。
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Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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