【ウルトラセブン】第三十八話:「勇気ある戦い」

クレージーゴン登場。

自分の惑星の資源を使い果たしたバンダ星人が、地球の資源(自動車)を、ロボットのクレージーゴンで盗みにやってきます。面白いのは地球侵略ではなく、資源泥棒というところです。

自動車が目当てで運転手などの人間には興味ないみたいです。もっともウルトラ警備隊の方も、「車が消えた」というだけで、人間が消えたことには触れません。人間は帰ってきていたのでしょうか?

この事件の最中に、アンヌ隊員の友達の弟が心臓移植手術を受けることになっていてます。少年はモロボシ・ダンのファンだったらしく、移植手術 の日に来てもらいたがります。しかし、事件解決のため、手術の日の面会に行くことができず、少年は絶望し、モロボシ・ダンは苦悩します。

先週の事件(「盗まれたウルトラ・アイ」)で、モロボシ・ダンは盛大に命令違反をしています。おそらくこっぴどく怒られたのでしょうか、今回は、おとなしく命令に服しています。

特撮的に面白いのは、クレージーゴンのデザインです。とてもじゃありませんがかっこいいとは言えません。現在のセンスでかっこ悪いのではありません。子供の頃から変なデザインだと思っていました。それでも忘れられないデザインということでは成功なのかもしれません。

一話の中で、ウルトラセブンに二回変身するという豪華版でもあります。つまり一回目の変身では倒しきれなかったということです。自動車を盗むだけのロボットではないようです。最後に倒すのも、小さくなったウルトラセブンがウルトラ警備隊の持ち運び可の大砲(?)に忍び込んで、砲の力を借りて体当たりを敢行します。普通の方法では倒せなかったということです。

事件解決後、アンヌ隊員の友達とモロボシ・ダンが打ち解けていたのを、アンヌ隊員がにらんでいました。最終回へ向けての伏線みたいです。

ところで、「ウルトラセブン」には、少年と10歳年上の姉というパターンが数多く登場します。「少年」は視聴者に感情移入させるために登場させているのでしょうが、「姉」は不思議です。「母親」であるべき状況でも「姉」です。子供番組なのに、健康的なお色気を出したかったということなのかもしれません。
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【ウルトラセブン】第三十七話:「盗まれたウルトラ・アイ」

怪獣も宇宙人も出てこない回です。厳密にはマゼラン星雲人が出てきているのですが、人間の若い女性の姿に化けていて(もしかしたらマゼラン星雲人は地球人と同じ姿かたちなのかもしれませんが)、宇宙人らしい姿を見せません。

そのせいか、全体に大人っぽい回です。冒頭アマギ隊員とソガ隊員が口喧嘩をしていたり母星に見捨てられてしまったマゼラン星雲人の悲哀が描かれたりします。

マゼラン星雲人は地球侵略が目的ではありません。地球には侵略するだけの価値がない(その証拠がゴーゴークラブの退廃文化!)ということです。侵略する価値がないなら放っておいてくれればいいのに恒星間弾道ミサイル(要するに大陸間弾道ミサイルの宇宙版)を打ち込もうとします。邪魔をするであろうウルトラセブンを前もって制するために、工作員を送り込んでモロボシ・ダンからウルトラ・アイを盗ませるという作戦です。

工作員には弾道ミサイル到達前に回収すると知らされていたようですが、途中で予定が変わったのか初めからそのつもりだったのか回収の円盤は送られてきません。どういうつもりか回収できないこと通告してきたので、絶望した工作員はウルトラ・アイをモロボシ・ダンに返します。

その後工作員は姿を消します。故郷へも帰れないしいまさら地球で暮らすこともできないので自殺したという結末が匂わされています。

【ウルトラセブン】第三十六話:「必殺の0.1秒」

ペガ星人登場

地球防衛軍の射撃大会で決勝に残ったのがウルトラ警備隊のソガ隊員と参謀本部のヒロタ隊員です。二人は友人だったのですが、ヒロタ隊員のライバル意識からギクシャクした関係にあります。ソガ隊員は謎の転倒でヒロタ隊員が優勝しました。

実は、ソガ隊員の転倒は、ヒロタ隊員と取引をしていたペガ星人の仕業でした。どんな技術だかよく分かりませんが、科学的なものではなく魔術的な感じです。ライバルに嫉妬する心につけ込むあたりはメフィストフェレスの物語みたいなので魔術でもいいでしょう。

ペガ星人がヒロタ隊員と取引したのは、人口太陽計画を阻止するためでした。来日した博士(実は偽物)を暗殺しますし、ついでにいっしょに護衛をしていたソガ隊員も撃ちます。

ヒロタ隊員に不審を抱いたソガ隊員は誘拐さえ、ペガ星人の円盤に連れ去られます。ペガ星人は地球の気圧に耐えられないから人間を催眠術で操っていると、計画をペラペラ喋ります。そしてソガ隊員もペガ星人の催眠にかけられます。

取引なしで催眠だけだったからかソガ隊員は自我を取り戻しますが、ヒロタ隊員は催眠にかけられたままです。ソガ隊員とヒロタ隊員は悲しい一騎打ちを強いられました。

「ウルトラセブン」特有の、大人っぽい話です。ウルトラセブンが活躍するから子供でも楽しめますが、大人にならないと本当には理解できない話だと思います。

ところで、ペガ星人は地球の気圧に耐えられないのに、なんで地球を攻撃しようとしてきたのでしょうか。

ウルトラセブンとの会話では「地球を太陽系侵略の基地にする」と言っています。地球自体に価値を見出していないけど、太陽系のどこかを攻略するために地球が必要だったということです。してみると、この世界では太陽系には地球人類とは比較にならないくらいの警戒すべき何かがいて、それがペガ星人と利害を別にしていた、ということなのでしょうか。

【ウルトラセブン】第三十五話:「月世界の戦慄」

ザンパ星人登場

月基地が爆破されます。地球からキリヤマ隊長とダンが、V3からクラタ隊長と部下が調査に向かいます。月への途中不審な事故が相次ぎますが、実はクラタの部下にすりかわったザンパ星人の仕業でした。このザンパ星人はヘルメス惑星でキリヤマ隊長とクラタ隊長に艦隊を全滅させられた生き残りです。両隊長に復讐しようというわけです。

専守防衛だと思われていたウルトラ警備隊が他所の星系まで出かけてドンパチやっていたことが明らかになりました。

気になるのはザンパ星人がヘルメス惑星出身なのか、彼らもよそからやってきたかです。ザンパ星人もよそからやってきたのなら、ウルトラ警備隊(地球)との戦争は良いも悪いもないでしょう。両隊長への復讐の熱意がどこから来るのか不思議です。

そうすると、ザンパ星人はヘルメス惑星の住民で、彼らにとっては地球に侵略されたという意識でいると考えるべきかもしれません。もちろん地球側には正当な理由がある行動で、ザンパ星人のやってることは逆恨みなのかもしれませんが・・・・・・

【ウルトラセブン】第三十四話:「蒸発都市」

怪獣ダンカン登場

今回の宇宙人は侵略者ではありません。自然災害を避けるために一時的に地球に避難してきました。もっとも地球人に断りもせずに勝手に押しかけ、居住用にビルをまるごと移動させ、住民(モロボシ、ソガの両隊員を含む)を人質にとります。その上、居住区に近づいたら戦争行為とみなすと宣告してきました。

態度悪いです。下出に出ろとまでは言いませんが、もう少し穏やかなもの言いというものがあるんじゃないでしょうか。おそらく地球人に対して極度の不信感を持っているのでしょう。

大人のタケナカ参謀は、それでも「一時的な滞在なら許可する」と約束します。裏を返せば、一時的でなければ許可しないということですが・・・

残念なことにモロボシ・ダンを心配するアンヌ隊員の暴走によって戦いは始まってしまいます。宇宙人にとって運がよく地球人にとって不運なことに、モロボシ・ダン=ウルトラセブンが捕まっていました。なんらかの方法でウルトラセブンを操り地球人と戦わせます。はじめからモロボシ・ダンの正体を知っていたのかもしれません。

ウルトラ警備隊の活躍でウルトラセブンの「洗脳」は解けます。そこで怪獣ダンカンを繰り出しますがこれも撃退されてしまいました。

すくなくとも対等の立場で交渉し、地球人に対して胸襟を開いていれば、アンヌ隊員の居住区への侵入も決して攻撃的なものでないと気が付いたはずです。自業自得というべきでしょうか。

宇宙人は自分のメッセージ届けるために霊媒を使いました。霊媒役は「ウルトラマン」の32話「「果てしなき逆襲」でインド支部の隊員として登場した、真理アンヌさんです。一説によれば、「ウルトラセブン」のアンヌ隊員はこの真理アンヌさんをイメージして考えらたれキャラクターだそうです。
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えいび

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