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【ニューズウィーク日本版】米国の「リベラル派」の主張

ニューズウィーク日本版1月26日号。ジャーナリストのフロマ・ハロップ氏の『SNSは大統領を「検閲」していい』を引用します。

なお、フロマ・ハロップ氏のプロフィールは「多数の受賞歴を持つリベラル派のアメリカ人作家、コラムニスト。ロイターやニューヨークタイムズ紙などで編集者を務め、今は数多くのメディアにコラムを寄稿している。」とのことです。

ツイッターがトランプ米大統領の個人アカウントを永久停止し、フェイスブックも無期限凍結した。アップルとグーグルはそれぞれ、米連邦議会議事堂を襲撃した暴徒たちのたまり場と化していたSNS「パーラー」をアプリストアから削除した。
(略)
---今や「トランプ・ワールド」、あるいはその残党は、自動的に自己愛まみれの自己憐憫モードに転換している。テクノロジー企業による検閲は許せないと、彼らは声を震わせて非難する。
議事堂襲撃を扇動した1人、共和党のジョシュ・ホーリー上院議員は自著の出版が中止されたことを受けて、「(言論の自由などを保障する)合衆国憲法修正第1条への直接攻撃」だと批判した。だがエール大学法科大学院出身のホーリーなら、心得ておくべきだった。修正第1条が禁じているのは政府による検閲だけだ、と。
今回、アカウント停止などを決めたのはどれも民間企業だ。顧客に何を提供して何を提供しないのか、企業側が判断するのは極めて当然。リベラル派の筆者が、保守派のFOXニュースにレギュラー番組を持たせてほしいと要求して、断られたら? 企業判断だから、それは仕方ない。
巨大テクノロジー企業の情報フロー監視能力は、いずれ周到な議論の対象になるだろう。だが、今はその時ではない。
選挙プロセスが暴力で破壊されかかったばかりの今、アメリカの民主主義は危機に瀕している。これは国家的緊急事態であり、緊急措置が求められている。だからこそ、テクノロジー大手以外もトランプ一派を排除する動きに出ている。
(略)
トランプの表現の自由は奪われてなどいない。彼は記者会見を開くことも、プレスリリースを発表することも、窓から大声で主張を叫ぶこともできる。
(略)


国家的緊急事態だから緊急措置が必要だ、というのは独裁者が政権を掌握する際の決まり文句です。ハロップ氏たちが独裁者になると言っているのではなく、そういう危険な思想だということはわきまえておくべきです。

歴史の歯車がちょっと違っていたら、ハロップ氏らの「リベラル派」がSNSから締め出されていた可能性もあります。そのことに頭がまわっているのでしょうか?

リベラルと自認するなら、真っ向から意見の違う相手であっても言論の場から締め出すことを認めるべきではありません。


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【DVD&動画配信でーた】映画興行収入TOP10

雑誌「DVD&動画配信でーた」の2月号で、「鬼滅の刃」が歴代映画興行収入のトップに躍り出たことを記念してか、世界各国の興行収入ランキングを発表しています。

以下のようになっています。

世界
1 アベンジャーズ/エンドゲーム
2 アバター
3 タイタニック
4 スターウォーズ/フォースの覚醒
5 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
6 ジュラシック・ワールド
7 ライオン・キング
8 アベンジャーズ
9 ワイルド・スピード SKY MISSION
10  アナと雪の女王2

日本
1 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2 千と千尋の神隠し
3 タイタニック
4 アナと雪の女王
5 君の名は
6 ハリー・ポッターと賢者の石
7 もののけ姫
8 ハウルの動く城
9 踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!
10 ハリー・ポッターと秘密の部屋


米国
1 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2 アベンジャーズ/エンドゲーム
3 アバター
4 ブラックパンサー
5 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
6 タイタニック
7 ジュラシック・ワールド
8 アベンジャーズ
9 スターウォーズ/最後のジェダイ

英国
1 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
2 タイタニック
3 007/スカイフォール
4 アバター
5 007/スペクター
6 ハリー・ポッターと賢者の石
7 ロード・オブ・ザ・リング
8 スター・ウォーズ/最後のジェダイ
9 トイ・ストーリー3
10 ジョーズ

仏国
1 タイタニック
2 BIENVEBUE CHEZ LES CH'TIS
3 最強のふたり
4 白雪姫
5 大進撃
6 風と共に去りぬ
7 ウエスタン
8 アバター
9 ジャングル・ブック

印度
1 バーフバリ王の凱旋
2 ロボット2.0
3 バーフバリ伝説誕生
4 ダンガル きっと、つよくなる
5 アベンジャーズ/エンドゲーム
6 PK ピーケイ
7 TIGER ZINDA HAI
8 SANJU/サンジュ
9 バジュランギおじさんと、小さな迷子
10 SULTAN

韓国
1 エクストリーム・ジョブ
2 バトル・オーシャン/海上決戦
3 アバター
4 アベンジャーズ/エンドゲーム
5 神と共に第一章:罪と罰
6 アナと雪の女王2
7 国際市場で逢いましょう
8 アラジン
9 ベテラン
10 神と共に第二章:因と縁

中国
1 戦狼 ウルフ・オブ・ウォー
2 ナタ 魔童降臨
3 流転の地球
4 アベンジャーズ/エンドゲーム
5 オペレーション:レッド・シー
6 僕はチャイナタウンの名探偵2
7 人魚姫
8 愛しの母国
9 薬は神じゃない!
10 八佰


日本はアニメ映画が多くランクインしているのが特徴ですが、他所の国も自国の作品(or原作が自国)が上位に食い込んでいるという点では同じです。

リストを素直に眺めて一番目を惹いたのはフランスです。古い作品がいまだにトップ10に残っています。

白雪姫(1937)
大進撃(1966)
風と共に去りぬ(1939)
ウエスタン(1968)
ジャングルブック(1967)
101匹わんちゃん(1960)

という具合です。

他の国のTOP10でそれぞれ一番古いのは
世界:タイタニック(1997)
日本:タイタニック、もののけ姫(1997)
米国:タイタニック(1997)
英国:ジョーズ(1975)
印度:PK ピーケー(2014)
韓国:アバター(2009)
中国:人魚姫(2016)
となります。このうち印度・韓国・中国は最近になって豊かになってきているので新しい映画がどんどん記録を作っていくというのはわかります。しかし、古くから市民がある程度豊かだった国の中ではフランスがとびきり特殊です。

80年も前の「白雪姫」が、しかも動員数ではなく興行収入でいまだにTOP10に残っているとは・・・

【ニューズウィーク日本版】「3歳の息子は人種差別主義者?」

ニューズウィーク日本版1月19日号の人生相談のコーナーから

3歳の息子の口癖にとても困惑しえいます。「ママ、白いお肌がきれいだね」と私を繰り返し「褒める」ようになったのです。私たち夫婦は、外見よりも中身を褒めるほうが思いやりを示せること、どんな肌の色も美しいこと、あらゆる人は平等なのに有色人種は不公平な扱いを受けていることを伝えて息子の考えを改めようとしました。ところが息子は、パパの茶色の肌は好きじゃないとまで言うようになりました。
夫と義理の両親はヒスパニック系です。義父母や保育園の友達にも、息子が同じようなことを言うかもしれないと考えると心が痛みます。息子には人種がテーマのものを含め、多様な登場人物が出てくるような絵本をいろいろ読み聞かせるなどしていますが、響いていないようです。
私は「白人の罪悪感」を息子に植え付けようとしているのか、それとも反人種差別教育がまだ足りないのか、分からなくなってしまいました。 ---白過ぎるママ


いつも楽しみにしているニューズウィーク日本版の人生相談のコーナーです。今回のタイトル「3歳の息子は人種差別主義者?」を見て、また”自分は人種間の平等に理解のある白人です”というアピールかと思って読み進めました。実際、そういう面もなきにしもあらずですが、意外と根深い問題が潜んでいるかもしれないと思いいたりました。

まず、この3歳の息子と相談者の夫の関係が気になりました。実子なのか連れ子なのか、もっと言えば、ヒスパニックの血が入っているのか、白人なのかです。

”ママの肌は白くてきれい、パパの肌は茶色で嫌い”なら、本人の肌の色が何色なのか気になります。

白人の子が白人至上主義になるのは、それはそれで困るのですが、ヒスパニックの子が白人至上主義になってしまうのは、悲劇であり喜劇です。

3歳の子の人種が何なのかは重要なのですが、相談者はその話題を避けている(ように見える)のはなぜなのか、不思議です。

それと母親がやんわりと肌の色に優劣をつけることをやめるように言っているのに、頑として聞かない3歳児の背景も気になります。

常識的には、そういう考えを吹き込む大人が身近にいると考えるべきでしょう。もしかしたら相談者の両親とか兄弟とか・・・

【ニューズウィーク日本版】この論者は何者?

ニューズウィーク日本版1月12日号。
スアン・ズン・ファン氏の「日韓関係修復、バイデンの処方箋は」を引用します。

(略)
アメリカは冷戦中の1965年、アジアの同盟国を団結させるべく、日韓基本条約の締結を促した。この条約をもって、戦後補償に関する問題は全て解決済みだというのが日本政府の立場だ。
しかし、同条約は従軍慰安婦・徴用工問題の被害者に対する補償として正当ではなかった。これらの問題は、まだ表面化していなかったからだ。
さらに当時の韓国大統領、朴正熙は日本の支援を目当てに条約締結を強行し、手にした金額は被害者補償ではなく経済発展の資金に使われた。要するに、日韓基本条約は経済・安全保障・政治上の思惑を最優先にしていた。
2015年には慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的」な解決を確認する日韓合意が結ばれた。中国の経済的圧力を北朝鮮の核実験を受け、韓国が対日融和を急いだ時期だ。
(略)
和解を推し進めるには、被害者を中心に据える必要がある。優先すべきは、精神面を含めて関係者の損失の修復を図ること。日韓が歴史と真正面に向き合えば、戦略的利益も達成しやすくなるはずだ。
もちろん、特に両国政府が問題を政治化したがっているとあって実現は難しい。それでも、アメリカの仲介が役立つ可能性はある。
(略)
従来の仲介は長期的視野に欠け、被害者を置き去りにした結果が日米韓の取り組みにもたらすダメージを過小評価していた。同じ過ちを繰り返していては和解の試みに成功はない。


韓国がいつも言っている論調で目新しさはありません。

朴正熙が被害者補償に回さず経済発展の資金に使っちゃったのがいけないというなら、経済発展した現在の韓国社会が被害者に補償すればいいだけです。それこそが「歴史に真正面に向き合」うというものです。

こういう説得力に欠ける記事ですが、割と中立だと思われるニューズウィーク誌に載ってしまうことに憂慮します。

ところでこの筆者の「スアン・ズン・ファン」氏なる人物ですが、グーグルで検索しても、このニューズウィーク日本版の記事一本しかヒットしません。

いったい何者?

【ニューズウィーク日本版】オーストラリア首相は浅慮か?

ニューズウィーク日本版12月15日号。レイチェル・ウィザース氏の「中国の挑発に乗ったモリソンの浅慮」を引用します。

かけがえのない貿易相手だが人権無視で悪名高い大国から、あろうことか自分の国の恥ずべき(できれば隠しておきたい)人権侵害について偽善的かつ派手なツイッター攻撃を受けたら、その国の指導者はどう対応すべきか。
(1)水面下で遺憾の意を表明する一方、諸外国の首脳には問題の投稿の削除を要請し、嵐が過ぎ去るのを待つ。
(2)当該国の行為を「不快」で「攻撃的」と決め付け、公式の謝罪を強く要求する。
(3)ツイッターで反撃し、当該国のもっと卑劣な人権侵害に関する画像をアップする。
(2)または(3)を選んだあなたは、オーストラリアのスコット・モリソン首相の同類ということになる。
11月末、中国外務省の趙立堅報道官がツイッターに、衝撃的な合成写真を投稿した。オーストラリア兵が、子供の喉元にナイフを突き付けているように見える画像で、キャプションには「怖がらなくていいぞ、われわれは平和をもたらすために来た」とある。
アフガニスタンに派遣されたオーストラリア軍の戦争犯罪に関する最新の報告書をネタにした、悪質かつ挑発的な投稿である。「衝撃だ、......わが国はこうした行為を強く非難し、厳正な処罰を求めていく」。趙はそうツイートしていた。
(略)
怒りに任せて反論したモリソンは、中国の仕掛けた罠にはまったも同然だ。そもそもけんか腰の「戦狼外交官」として知られる趙が投稿の撤回や謝罪に応じるはずがない。
しかも、モリソンが大騒ぎしたせいで、これまで国際社会にはほとんど知られていなかった自国軍の恥ずべき行為に注目が集まってしまった。筆者は仕事柄、過去にオーストラリアの罪を何度も国外向けに紹介してきたが、今回は首相が自ら墓穴を掘った。
モリソンは問題の画像を、目立ちたがり屋の中国官僚による悪趣味な行為と一蹴することもできたはずだ。しかし彼は事を荒立ててしまい、中国側の思うつぼにはまった。
(略)
中国は今後も、オーストラリアが抱える複雑な人権問題(先住民差別、高齢者介護における虐待の問題など)をやり玉に挙げてくるだろう。それを阻むことはできない。
(略)
中国政府の人権無視は誰もが知っている。だがモリソンが今回の件で過剰反応したせいで、世界の多くの人が知ってしまった。オーストラリアも、結構ひどいことをやっているのだと。


中国の報道官がニセ写真を投稿しオーストラリアを侮辱したところ、オーストラリアの首相が反論しました。これをウィザース氏はすべきでなかったとしています。

私にはウィザース氏の見解には賛成できません。

水面下で”遺憾の意”を伝えても中国には効果はありません。今までの事例を観察すれば、さらに居丈高になるのは目に見えています。

反論すべきときに反論しなければ、中国の投稿を暗に認めたとみなされかねません。

このウィザース氏がどういう経歴でどういう背景があるのか知りませんが、この論調は完全に中国の側に立ったものです。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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