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【ニューズウィーク日本版】日本人と孤独

ニューズウィーク日本版3月23日号。イランで生まれ日本国籍を取得した石野シャラハン氏(シャラハンコンサルティング代表)の『日本人は「孤独耐性」が高すぎる』というエッセーを引用します。

(略)
私が日本人に対して持つ印象のトップ3に入るものの1つが、日本人は孤独を好み、孤独に強い、ということだ。
(略)
このコロナ禍で、法的な拘束力や罰則がなくても外出を控えて自宅でおとなしくしていられるのは日本人くらいだと思う。どの国も、自国民にソーシャルディスタンス(社会的距離)を取らせるのに苦心している。
(略)


外国人の日本人像には、集団主義とか無個性とかいろいろなことが言われていますが、孤独を好むという評は初めて知りました。けど、割と納得感があります。

確かに都市のロックダウンを必要とした諸外国と比べ、実質的に何もしていない日本が対したコロナ被害を受けていないのは事実です。孤独を苦にしない人が多いのかもしれません。かく言う私もその一人ですが・・・

イランと日本の比較だけみたいでもっと他の国の国民性と比べるとどうかな、という気はします。しかし、いままでにない日本人評だったので面白いと思いました。


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【ニューズウィーク日本版】議事堂に突入した甥

ニューズウィーク日本版2月16日号。「人生相談からアメリカが見える」のコーナーから引用します。

首都ワシントンの連邦議会議事堂乱入事件のニュースを見て、目を疑いました。私の19歳の甥が暴徒の中で南軍旗を振り、突入しようとしていたんです。
私はイギリス人のゲイ男性で、姉はずいぶん前にアメリカに移住しました。彼女はアメリカで保守派の説教師と結婚すると、途端に同性愛者を拒絶するようになりました。姉の一家が年に一度、母の元へ里帰りするときには私も一緒に食事し、必ず夫を同伴します。姉夫婦からは子供への「影響」が心配だと嫌みを言われます。
その姉からメールが来て、彼女の息子の裁判費用を出してほしいと頼まれました。甥は暴行罪で起訴されていたのです。無視しましたが、母まで「孫を助けてあげるべき」と言ってきました。母には失望しました。病気の彼女を支えてきた私に向かって「あんたがゲイだから孫が1人しかいないのよ」などと言うのです。母の本性が見えました。縁を切っていいでしょうか。---甥の愚行を恥じる男


今回は「アメリカが見える」だけでなくイギリスも見えてくる質問です。

この相談の最大の問題は、なぜ裁判費用を出すことを拒否しているのかが分からないことです。

最初に疑問に思った、なぜ姉夫婦は自力で裁判費用を出せないのか、ということです。年に一度一家でイギリスまで往復するというのはそれなりの資産か収入があるはずです。

この相談者も頼られるくらいですから、結構な金持ちなのでしょう。母親に頼まず弟に頼るというところから見て、家の資産ではなくこの相談者が自力で財産を築いたのだと思われます。

そこで、データとして必要なのは、
・「裁判費用」の総額
・お姉さん夫婦はいくら出すか
・お姉さん夫婦の資産・年収
・相談者に頼るのはいくらなのか
・相談者の資産や年収
です。

相談者にとって巨額な金を無心されて出せないのか、それほどでもないけど姉夫婦が十分に出していないからいやなのか、額の問題ではなくお姉さん夫婦が失礼な態度をとったから出したくないのか、それとも国会議事堂に突入するような馬鹿のためには何もしてやりたくないのか・・・・

相談者は、なぜ姉夫婦の依頼を断るのかをきちんと言語化しなくてはなりません。おそらく母親にもきちんと理由を伝えないのでしょう。

それはともかく、「あんたがゲイだから孫が1人しかいないのよ」というのは、そこだけ切り出せば「正しい」のかもしれませんが、同性愛者の息子に向かって言うのはちょっと酷です。いくら母親でも言葉を選ぶべきだと思います。


【サンデー毎日】「青木理のカウンター・ジャーナリズム」

サンデー毎日2月14日号。ジャーナリスト青木理氏の「青木理のカウンター・ジャーナリズム」の第315回「日韓の現風景」を引用します。

元徴用工への賠償問題などで日韓関係がこじれにこじれるなか、元慰安婦への賠償を日本政府に命ずる判決をソウル中央地裁が出し、両国関係はさらに混迷の度を深めている。政治とメディアの扇動で「嫌韓」ムードが定着してしまった日本では、韓国と正面から向き合って打開の道を探るべきだといった”至極穏当”な声さえほとんど聞こえない。だから、あえて”客観的”な視点で両国関係の歴史を俯瞰し、”現実的”な道をしつこく再考察しておきたい。
(略)
65年の諸協定は国と国との約束、それを軽んじる態度は認められないと日本側は主張し、たしかにそれはそうなのだが、軍事独裁の主だった朴正熙は日本の陸軍士官学校出身で日本の保守政界と極めて親密だった顔も持つ。しかも当時は冷戦体制の最中であり、日韓の正常化は米国に促された政治的妥協であったのも間違いなく、韓国民衆の意向などは踏みつけにされた。
さらに時をさかのぼれば、日本が戦前戦中に半島を統治して塗炭の苦しみを与えたのが全ての根源。国家の論理より人権重視の傾向を強める国際世論を踏まえても、すべて解決済みと素知らぬ顔を決め込むのは日本の国際的位相を傷つける。
(略)
日韓の政権が真摯に向き合い、65年体制をバージョンアップする政治交渉に乗り出すべきだ---
私自身の考えはともかく、このあたりがごく”穏当”で”常識的”な理屈だと思うのだが、日本ではそんな声すら聞こえず、聞こえても「反日」扱いされて叩かれる。日韓関係に精通した既知の学者ももはや嫌気がさして口をつぐむと私に嘆いた。
(略)


慰安婦問題に関しては65年の日韓協定だけでなく、民主化した後選挙で選ばれたパククネ大統領時代に「最終的不可逆」に解決しています。

民主化以前の合意だからチャラという理屈はもはや通用しません。

小此木政夫慶応大名誉教授の”保守派政権(パククネ政権)だけでなく、進歩派政権とも合意すべき”という論にはあきれましたが、それでもパククネ前大統領と合意した事実を認めているだけまともです。青木氏にはその最低限の誠実ささえありません。
参)【朝日新聞】「積極主義は朝鮮の伝統」なの?

それと「日本の国際的位相を傷つける」とはいったいどういう意味でしょう?

「位相」を辞書でひいてみました

位相:
(1)「数」集合の各要素に対して、その近傍と称する適当な部分集合・・・
(2)「理」振動や波動のような周期運動で一周期内の進行段階を示す量。一周期ごとに同じ値となる
(3)「言」地域・職業・男女・年齢・階級、または書き言葉と話し言葉などの相違から起こる言葉の違い。この違いが現れた語を位相語という
(広辞苑)



おそらく国際的”地位”といった意味合いで使っているのでしょうが、(1)(2)は専門用語ですし、全く関係なさそうです。(3)も意味が合いません。

「日韓関係に精通した既知の学者」も分かりません

既知:
すでに知っていること。すでに知られていること。
(広辞苑)


「すでに知っている(知られている)学者」って何のことでしょう?

言葉の間違いをあげつらいたいわけではありませんが、青木氏がものごとを深く考えず書き散らして(しゃべり散らして)いることを証明していると思います。

【ニューズウィーク日本版】アメリカ人と銃

ニューズウィーク日本版2月2日号。「人生相談からアメリカが見える」のコーナーを引用します。

Q:私と兄は警察官で、職場から銃を支給されています。非番のとき、私は銃を自宅の鍵の掛かる場所に保管していますが、兄は幼い子供たちと家にいるときも含め四六時中携帯しています。銃を持ったまま私の家を訪ねてきた兄に、門前払いを食わせたこともあります。兄に理由を尋ねると、仕事で逆恨みした誰かが車で乗り付けて発砲してくるかもしれない、家族を守るためだと逆ギレする始末。私たちが暮らしているのは、出かけるときにドアの鍵をかけなくても平気なくらい治安のいい地域です。私からすれば、兄の子供たち、そして兄の家に遊びに行くときの私の子供たちの安全のほうが気になります。
銃が安全に保管されていることを確認できない限り、うちの子供たちを遊びに行かせるわけにはいかないと私が言うと、兄は目をむいて、銃が身近にある状況に子供たちを慣らすことが大事なんだと言い出しました。子供時代、両親は実家に銃を置いたことは一度もありませんでした。でも、この件について両親は、私が過剰反応して家族の間に溝をつくっていると言います。私や子供たちと会うことよりも銃を持つことが優先されるというのは、私にとっては非常に悲しい考え方です。銃を子供たちの近くで扱えば恐ろしいことが起きるのは時間の問題だと思うのは過剰反応なのでしょうか?---譲歩できない石頭


ごく普通に考えれば、たとえ兄弟でも互いに成人してそれぞれ家庭を持っているわけですから、気に食わないなら会わなければいいだけです。ただ、この兄弟(兄妹?)は同じ警察官で、互いに行き来できるくらいの距離に住んでいるので、もしかしたら同じ署の所属だという可能性もあります。そうなると絶縁というのも難しいのかもしれません。

日本には銃がないのでこういった感覚が分からないのですが、銃を個人宅に持ち帰ること自体は警察は認めているようですし、私用で外出する際に携帯することも禁止していない模様です。

そうだとすると、この兄さん以外の警察官がどうしているのかが気になります。みんなが鍵をかけた箱にしまっているのに、この兄さんだけ持ち歩く銃マニアだということになります。あるいは逆にこの弟(妹?)が過敏すぎるのかもしれません。

この地区の警察官の一般的な振る舞いが「正しい」と考えるべきかもしれません。

日本人の私からすれば、銃は署で保管すべきだと思うのですが・・・

【ニューズウィーク日本版】「欧州で消え去らないアメリカへの不信感」

ニューズウィーク日本版2月2日号。「欧州で消え去らないアメリカへの不信感」を引用します。

同盟国をないがしろにしてきたトランプ米大統領がついに退任。バイデン新大統領の誕生をヨーロッパの人々は祝福しているが、それでも米中、米ロ対立において自国が完全にアメリカ側に付くのには気乗りしないようだ。シンクタンクのヨーロッパ外交評議会は、調査会社ユーガフなどと共に欧州11カ国の1万5000人を対象に、対米観などに関する世論調査を実施。バイデンは国際社会でのアメリカの地位低下を止められないと考える人が多数で、米中、米ロの対立においても「中立」を望む人が圧倒的だった。


調査結果は次のようになっています。

・アメリカに依存せずに独自の安全保障を確立すべきと考える人
67%

・アメリカが常に欧州を守ってくれると考える人
10%

・米中対立においてアメリカを支持する人
22%

・今後10年で中国がアメリカを抜く超大国になると考える人
59%


欧州人が独自の安全保障を確立したいと考えるのはまことに自然なことです。アメリカとは同盟関係にあるとはいえ、常に守るのかといえば疑わしく思うのもわかります。

しかし、米中対立でアメリカを支持するのが22%しかないというのは驚きます。中国支持、中立の割合も気になりますが、この少なさはどうしたことでしょう。

米ロの対立だったらわかります。ロシアの軍事力は欧州に脅威ですから、うかつに米国一辺倒になるとロシアとの戦争に巻き込まれる危険があります。しかし中国が欧州にとって安全保障上の危険は考えられません。欧州にとって米中の対立は、自由主義とか人権とかの理念の対立でしかないはずです。それなのに米国を支持するのが22%とは・・・

また日本からみると、今後10年で中国がアメリカを抜くというのはちょっと考えずらいです。過半数の欧州人がそのように考えているというのはどうしたことでしょう。新型コロナのせいで欧州は自信を失ってしまったのでしょうか?

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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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