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【テレビ】名探偵ポワロ:第二十九回「戦勝舞踏会事件」

原作は短編集「教会で死んだ男」の中の「戦勝記念舞踏会事件」。

仮面舞踏会での事件です。仮面舞踏会というのは参加者が今でいうコスプレをしてくるパーティーですが、当時のことなので変装するのはシェイクスピアとかオペラの登場人物です。

原作ではアルルカンとかアルレッキーノとか一般の日本人にはなじみのない仮装をしているので、ちょっと分かりにくいところがあります。ドラマだと、なるほどああいう衣装なのかと腑に落ちました。

ポアロの自尊心にかかわるギャグがアクセントになっていました。
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【テレビ】名探偵ポワロ:第二十八回「盗まれたロイヤル・ルビー」

原作は短編集「クリスマスプディングの冒険」の中の「クリスマスプディングの冒険」。

今回は、ヘイスティング大尉やミス・レモン、ジャップ警部といったおなじみのメンバーは登場しません。これは原作に準拠しています。

クリスマスをお題にして書いたという雰囲気があります。暖炉のそばに安楽椅子をおいてクリスティーを読む、といったちょっとおしゃれなライフスタイルの人たちにお届けします、という感じです。

凄惨な殺人もなく、コミカルなのも安心して読めるところでしょう。

原作では、イギリスの家庭料理のすばらしさを微に入り細にわたり活写しています。とくにプラム・プディングのおいしさの描写はさえわたっています。しかし、残念ながら、実写で見る限りうまそうには見えませんでした。食べたらおいしいのかもしれませんが・・・・・・

【テレビ】名探偵ポワロ:第二十七回「スペイン櫃の秘密」

原作は短編集「クリスマスプディングの冒険」の中の「スペイン櫃の秘密」。

原作は、ヘイスティング大尉が登場せず、ポアロが実務的なミス・レモンではなく夢想家のヘイスティング大尉がいてくれたら、と残念がります。ドラマでは逆にミス・レモンは休暇ということで登場せず、ヘイスティング大尉が出てきます。

原作では、話の核となる女性は、周囲の男たちの誰もが恋をしてしまう妖艶な美女で、しかも本人にその自覚がなく、”勝手に男たちが入れあげて困ってしまいますの”、といった感じです。いわゆる妖婦というやつです。

ドラマでは、善良な女性で自分が原因で事件が起きたことに責任感を感じています。

女性作家の書いたものの方が女性に辛辣だというところが興味深いところです。

【テレビ】名探偵ポワロ:第二十六回「二重の手がかり」

原作は短編集「教会で死んだ男」の中の「二重の手がかり」。

原作はおそらくシャーロック・ホームズシリーズの「ボヘミアの醜聞」の登場人物アイリーン・アドラーとホームズの関係を意識しているのだと思います。ドラマではさらにその線をおし進めたオリジナルエピソードを加えています。

私にはこの原作はやや不出来に感じていました。犯人は手がかりをがっつり残してしまっています。犯人に直接たどり着かなかったのは文化的違いによる偶然の産物にすぎません。アイリーン・アドラーと比べるのはどうかと思います。

冒頭、ヘイスティング大尉が運転する自動車のスピードを出し過ぎだとポアロが注意する場面があります。ヘイスティング大尉は「30マイルですよ」と反論します。時速だと思うので、キロに換算すると時速48キロです。これでスピードの出し過ぎとはいくらなんでもと思います。

昔の自動車はこんなものじゃないかと反論されるかもしれませんが、同じクリスティーの「そして誰もいなくなった」では、人のあまりいない田舎の道路ではありますが時速80マイル(時速128キロ)で驀進する人物が出ています。当時でもスピード狂はこのくらい出していたみたいです。

パーティーに呼んだ楽団の中に日本人のピアニストがいたらしいですが、残念ながら画面では確認できません。当時(第一次大戦と第二次大戦の間)、本当に日本人のピアニストが海外で活動していたのかどうかは分かりませんが、あっても不思議ではないのかもしれません。

原作には首をひねりましたが、ドラマは美しい恋愛ドラマに仕立て直してくれました。

【テレビ】ダークサイドミステリー:「ひとりで世界に挑んだ男 ~伝説のハッカー・アイスマン~」

伝説のハッカー、アイスマンことマックス・バトラーの犯罪歴を追います。

1972年アイダホで生まれ8歳にしてプログラミングをマスターしました。大学時代に軍や研究所のコンピュータに侵入を繰り返しました。
ある日FBIが家にやってきて、技術協力を依頼されます。また企業向きコンサルタントとしても活躍します。そのかたわら違法侵入はやめずに、2000年(27歳)に逮捕され実刑18カ月をくらいます。
2002年に出所しカリフォルニアに闇カードの販売をする「カーダーズ・マーケット」を設立、アイスマンと名乗ります。
金銭への執着はなかったのですが、掲示板で馬鹿にされたのがきっかけでライバルの闇カード業者のコンピュータをハッキングし壊滅させます。
これがきっかけで「カーダーズ・マーケット」は会員数が増え、運営をまかせるために実力者3人に協力を求めます。ところがその3人が3人ともFBIのおとり捜査官でした。
2007年9月に逮捕され13年の刑期と2750万ドル(25億円)の賠償が言い渡されました。

■感想
アイスマンがハッキングをした手法の一つにSQLインジェクションというものがあります。番組ではぼかして説明していますが、職業柄(データベース屋なので)私はその手法は知っています。
この手法の驚くべきところは、方法自体は簡単でデータベース屋だったら誰でも理解できる程度の内容だということです。こんな単純な方法でハッキングできてしまうのか、と感動したものです(実際のサイトには試してないですよ)。

ところでこの番組は今回で最終回だそうです。「幻解超常ファイル」のスピンオフだったのですが、番組の方向性がもう一つ見えてきませんでした。個々の内容は知らないことがたくさんあって面白かったのですが、シリーズ全体でどうだったのかというと印象がぼやけてしまいます。別の形でもいいですから、現代の裏面史に迫る番組は続けてほしいと思います。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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