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【テレビ】名探偵ポワロ:第四十二回「ポワロのクリスマス」

原作は同名の長編。短編集っぽい題名ですが長編です。

序文によれば”血にまみれた凶悪な犯罪”を書いてほしいというリクエストに応えたものだそうです。ただそこはクリスティーなので、他の作家のような陰惨な感じにはなってません。テレビドラマにしてもまったく問題にならないレベルです。

また、この作品はクリスティーにはめずらしい密室殺人です。ただし、密室トリックといえるほどのものではありません。女史は密室トリックが嫌いだったのでしょうか?

原作は、事件の発生から解決までをクリスマスの前から一日ごとに描写するスタイルです。そのため、原作を読んだときは、何日たっても葬式をあげないのが不思議に思いました。

その点、ドラマでは”検視審問まで葬式は延期”という説明がありました。もしかしたら原作にも説明があったのを私が読み落としたかもしれませんが・・・

兄弟の年齢順が性格形成や事件の真相解明に重要なのですが、役者の顔で年齢順が分かりません。無頓着にキャスティングしたのか、それとも白人種を見慣れない私には年齢順が正しく伝わらなかっただけなのか、よくわかりません。

原作は中期の粒ぞろいの名作の一点です。

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【テレビ】名探偵ポワロ:第四十一回「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」

原作は短編集「ポアロ登場」の中の「グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件」。

原作は30ページほどの短い短編なので、ドラマ化する際に登場人物を増やしたり設定を追加したりと付け足しをしています。

原作での盗難事件の被害者は株式仲買人でしたが、ドラマでは舞台関係者(夫は経営者、妻は女優)とより画面映えのする改変もしています。

また、新聞の懸賞イベントにポアロが巻き込まれるというこのテレビシリーズらしいユーモアーも混ぜています。

ただ、犯人が盗難を実行するために一定以上の時間を被害者の部屋に留まらなければならないのですが、原作では合理的理由があって居残っていますが、ドラマでは無理矢理押し掛けているという感じです。計画的犯行のはずなのに、これだと必ずしも犯行を実行できるとは限らなくなります。この点は原作が勝っています。

【テレビ】名探偵ポワロ:第四十回「死人の鏡」

原作は短編集「死人の鏡」の中の「死人の鏡」。

短編というより中編に近いボリュームがあります。膨らませたら長編になってもおかしくないくらいです。

クリスティーはあまり密室トリックはなかったように思いますが、これは密室ものです。ただ、すぐにポアロが解明してしまいます。原作では文章だったので、どういう仕掛けで密室にしたのかよく分からなかったのですが、映像で見るとはっきり分かりました。

またテレビ向きの演出なのか怪奇趣味が押し出されていました。ただモダンな邸宅と怪奇演出が似合っていなかったのが残念です。

【テレビ】麒麟がくる 第三十九回「本願寺を叩け」

新型コロナの影響で年を越しても終わらない大河ドラマ「麒麟がくる」です。物語は、佳境に差しかかってきました。

近年これほど面白い大河ドラマはなかったのではないかと思えるほどで、毎週楽しみにしています。しかしここに至っても先が見えません。

もちろん光秀が謀反を起こして信長を討つことになるのはわかるのですが、そこに至る光秀の動機がまだ見えてきません。

信長はいろいろ家臣に無茶をいってパワハラ体質丸出しです。耐えに耐えた光秀が謀反に至るのであれば分かりやすいのですが、この「麒麟がくる」の光秀は一言居士で信長にも堂々とものを言います。信長はムカっとしてますが、光秀相手には強くは出ません。今のところ恨みを持つようには見えません。

また天下取りの野心にかられて、というのもキャラが違う感じがします。

それでは本能寺の変の背後に何があるのかと想像しますと、ひとつは朝廷です。室町幕府に接近していた信長は結局、幕府を滅ぼしました。同じように信長は朝廷に接近しながら好き勝手に振る舞っています。朝廷からしたら幕府と同じ運命をたどるのではと恐れを持つのは十分です。光秀との人脈もあるので、そのつてで信長を討たせるというのはあり得そうです。

もう一つは家康の方です。番組のはじめから家康配下の忍び(?)が登場しています。本能寺の変の背後に家康がいたということになるのかもしれません。ただ、「麒麟がくる」では家康と光秀の関係はあっさり描いているので家康と結託するというのはちょっと腑に落ちません。

秀吉は結構怪しい雰囲気をかもしだしています。光秀と仲がいいような悪いような微妙な関係ですので、なんらかの結託があるということになるかもしれません。

ただ、この光秀は誰かにそそのかされて謀反に至るような単純な人物ではないのでまだ先が読めません。

私の想像では朝廷との関係で謀反に至ることになるような気がしますが、どうでしょう?

【テレビ】名探偵ポワロ:第三十九回「チョコレートの箱」

原作は短編集「ポアロ登場」の中の「チョコレートの箱」。

原作はポアロがベルギー警察官時代の失敗談をヘイスティング大尉に語るという構成です。ドラマでは、顕彰されるジャップ警部の付きそいでベルギーに里帰りしたポワロが昔の事件を語る、というように変えられています。

ドラマでも同じように失敗をします(ポアロが気が付く前に犯人が名乗り出る)が、原作と違って失敗を強調することはありません。ちょっと惜しかったぐらいの感じです。

映像化したことで、ポアロのベルギー警察の制服姿という珍しいものが見られました。また、原作にない、ポアロの恋愛未満の交際も描かれます。

ちょっとした異色作です。

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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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