【アニメ】君に届け2

「君に届け 2ND SEASON」 Vol.1 [DVD]「君に届け 2ND SEASON」 Vol.1 [DVD]
(2011/03/02)
能登麻美子、浪川大輔 他

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第一期から観ています。

第一期は、原作をまったく知らずにアニメを見はじめましたが、面白さに驚きました。当然二期も視聴しました。

二期のメインテーマは、爽子と風早のすれ違い。二人とも鈍感すぎて進展しないのが、はがゆかったです。その分、最後に二人の心が通じ合ったときは、爽快感がありました。

なお、作品の中では誰も明確に言及していませんが、あきらかに、主人公の爽子は清楚な美人です。この話は爽子が美人でなければ、おそらくこれほどの支持を集めなかったと思います。このことをどう考えるべきなのでしょう。なんのかんのと言っても、我々は美人(表面的な美しさ)に重きを置いている、ということでしょうか。あるいは、爽子の内面を絵で表現すると美しい人になった、ということでしょうか。明確な答えは言えませんが、気にすべき論点だと思います。

恋愛ものは二人が相思相愛になると、その後の展開は考えにくいです。しかし、原作はまだ続いているようですので、アニメも第三期があるのかもしれません。期待します。

良作でした。
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【テレビ】朝まで生テレビ(2011年3月度)

東北関東大震災の話題でした。

この番組のいつものことですが、全体にとりとめもなく、突っ込んだ議論が聞けませんでした。面白い話が展開されそうになっても、誰かに邪魔をされて進展しないことが多く、不満がたまります。

特に今回は、堀江貴文氏(元ライブドア社長)のやりとりにそれがあらわれていたように思います。堀江氏が、東京電力の人に、”夜間に節電するのは意味があるの?”とか”東京電力管轄以外で節電するのは意味があるの?”といった素朴な疑問を投げかけていました。東京電力の人もまじめに回答しようとしていたのですが、猪瀬直樹氏(作家、東京都副知事)に邪魔されまともな回答は聞けませんでした。猪瀬氏としては、質問と回答を分かりやすく噛み砕いて要点をまとめたつもりなのでしょうが、視聴者にとっては迷惑でしかありません。結局、東京電力の人の回答が十分に聞けませんでした。

もう一点。太陽光発電はコストがかかりすぎるとの意見に対して、ほんとうにそのコスト計算が正しいのか堀江氏から疑問が投げられました。これは司会の田原 総一朗氏に無視されてしまいました。原発に賛成か反対かは別として、無視していいような疑問ではないはずです。

3時間にわたる討論番組なのですから、もう少しじっくり発言させるべきです。もちろん無闇に喋りまくるのは制止すべきですが、ごく普通の主張や質問は尊重し合うべきだと思いました。



【アニメ】パンプキン・シザーズ

パンプキン・シザーズ Men of Pumpkin 編 Vol.1 (初回限定生産) [DVD]パンプキン・シザーズ Men of Pumpkin 編 Vol.1 (初回限定生産) [DVD]
(2006/12/22)
伊藤静、三宅健太 他

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Gyaoにて視聴

大戦後を舞台にした秘密部隊の生き残り兵士というモチーフは、「装甲騎兵ボトムズ」を思い出します。しかし、他に類似点はありません。特に意識したわけではないようです。

原作が未完のためか、アニメも途中で終わった感じが強くします。仕方のないことかもしれませんが、残念です。

オーランド軍曹はランタンを点けるとトランス状態になって、おそらく痛みも感じなくなるのでしょう。しかし、肉体はもとのままですので、銃で撃たれたらそれなりに怪我をするはずです。実際しています。しかし、マント一枚で銃弾の威力を殺しているように見えます。アクションが主要な要素ではないので、作品世界を壊しているわけではありませんが、ちょっと変な感じがしました。
二人の主人公のキャラクターが魅力的です。変に恋愛をからめないのも好印象です。

良作です。

【展覧会】ボストン美術館浮世絵名品展

於:山種美術館

会場の大きさに比べて展示数が多いのか混雑していました。もちろん浮世絵が一般に人気のあることも原因だと思います。

ボストン美術館が所有する浮世絵の展覧会で、清長・歌麿・写楽の三人を中心とした作品が展示されています。

いわゆる「里帰り」ということになります。日本の美術が海外に流出してしまっていることには多少釈然としないところもなくはないですが、ボストン美術館が大事に保管してくれていたということも一面の真実です。素直に感謝したいと思います。

市川亀治郎が音声ガイドを担当しています。題材が浮世絵だけに、歌舞伎役者の音声ガイドというのはぴったりでした。



【映画】英国王のスピーチ

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評判はいいのですが、私には面白く思えませんでした。

第一に、ドイツとの戦争という一大事にもかかわらず、演説の出来を気にしている王様というのは自分のことしか考えていないように見えてしまいました。英国民衆の反応も変です。ドイツとの戦争に勝ったというのは後の時代の我々は知っていますが、当時の英国人にはそんなことは分かっていません。王様の演説の心配をしている場合ではないはずです。

第二に、王様が先生を信頼している根拠がよくわかりません。最後の演説は間際まで成功しそうな雰囲気はありませんでした。要するに、先生の治療にはてきめんの効果はない、ということです。にもかかわらず、友情と信頼の物語に仕立て上げています。説得力がありません。

世間の評価が高い作品なので、数年後に見直すと別の見方ができるかもしれませんが、現時点の評価は高くできません。


【時事問題】サマータイム

蓮舫行政刷新相が節電のため、サマータイムを考えているそうです。

引用します。

節電啓発を担当する蓮舫行政刷新相は22日午前の閣議後の記者会見で、計画停電対象地域の夏場の電力不足に備えるため、サマータイム(夏時間)の導入などを検討する考えを表明した。

 蓮舫氏は、「サマータイム、フレックスタイム(時差勤務)に誘導していく税制や電気料金のどういう組み合わせが考えられるか、(東日本巨大地震を)抜本的に見直すきっかけとしたい」と述べた。

 東京電力管内の夏場の電力需要に関しては、「今の3000万キロ・ワットという値ではない。去年の実績は7月で5000万、6000万キロ・ワットで、今より相当増える」と指摘した。


節電といっても目的によって二種類に分かれます。総量の節電とピーク時の節電です。

石油が日本に入ってこないような事態への対策、あるいは地球温暖化対策などでは、エネルギー消費の総量を少なくすることが必要です。朝でも昼でも夜でも節電すればするほど効果があります。これが総量の節電です。

一方、電気をためておくこと基本的にはできないので、ある瞬間に発電所が供給する量を越えて使うことはできません。そこで消費のピークを供給より低く抑える必要があります。これがピーク時の節電です。充分に供給している時間帯にいくら節電しても、ピーク時の対策にはなりません。

現在、東日本で求められているのは、あきらかにピーク時の節電です。

サマータイムは、時計を一時間とか二時間ずらすだけです。現在のピークの午後2時を、午後3時と呼称しても、その時の消費量に違いはありません。つまり、サマータイムではピークを抑制することはできません。

無用な混乱をまねく政策はやめて欲しいです。


【テレビ】カイルXY

カイルXY シーズン1 COMPLETE BOX [DVD]カイルXY シーズン1 COMPLETE BOX [DVD]
(2010/06/23)
マット・ダラス、ブルース・トーマス 他

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NHK地上波で視聴。第二シーズンまでを放映しています。その後第四シーズンまで放映して未完のまま終了したそうです。
記憶喪失の少年が、暖かい家庭に引き取られます。少年は、知能・運動能力ともに秀でています。さらになぞの組織が絡んできます。

どこかで聞いたことのある話だと思ったら、映画「ダリル」でした。ストーリーの骨格はまるで同じです。パクリなのか偶然なのかはわかりませんが。
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主人公のカイルにはへそがない、という事実が初期にあきらかになります。しかしまわりの人はたいして驚きません。これは不自然です。誰だって、へそがなければ異常だと思うはずです。知能や運動能力が優れているのとはまったく異質です。誰も驚かないことに驚きます。これは、あきらかに作劇上の都合です。一家の弟(ジョシュ)だけは、カイルをエイリアン呼ばわりしていました。彼だけがまっとうな反応だと思います。

ヒロインは、隣の家の娘(アマンダ)です。主人公に好意的ですが、好青年のボーイフレンドがいて恋愛感情は持っていません。これはなかなか面白かったのですが、後にボーイフレンドを”悪い人”にして物語から退場させたため、普通のヒロインになってしまいました。せっかくの設定なのにもったいないことをしたと思います。

途中(第一シーズンの終了時)で、基本的な謎はすべて明らかになっています。第二シーズンは無理に謎を作り出して引っ張っている感じです。ここから挽回して面白くなるとは思えません。以降のシーズンも放映するならともかく、わざわざレンタルして観る気にはなれません。

特別、お勧めできるものではありませんでした。

【時事問題】電力不足時の野球のナイトゲーム

朝日新聞記事より引用します。

日本プロ野球選手会の新井貴浩会長(阪神)は日本ハム戦が行われた札幌ドーム内で会見し、セ・リーグが29日の開幕を決めたことについて「パ・リーグと同様、4月12日まで開幕を延期すべきだ」と、再度行った12球団の選手の意見集約の結果を明らかにした。その一方で、「29日にセが開幕した場合でも、ボイコットなどの対応は行わない」との結論も示した。
 すでに、日本プロ野球組織(NPB)側には、今回の選手会の意思を伝えた。新井は「(セの決定について)当然、納得できるものではないが、ストライキをして悲しむのはプロ野球ファン。最終的にはストライキは行わない決定に至った」と説明した。
 また、22日に文部科学省から来庁の要請を受けていることに関しては「選手会としての意見を求められた場合は、選手の意思を正確にお伝えしたい」と話した


震災で大勢が死傷したからといって、娯楽を自粛するのは無益にして有害です。税収が減るとそれだけ復興が遅れるからです。しかし、電気がないのに無駄に使うのは、精神的な意味ではなく、実際的な問題があります。

野球のナイトゲームをやっている最中に、自分の家が計画停電になったら、普通は誰でも怒ります。どうしても計画停電が必要なら、野球場の周辺の電気を切れ、という気持ちになるでしょう。こんな時期にナイトゲームを強行すれば、ファン離れを加速させます。

それにしても分からないのは、プロ野球経営者の態度です。日本は階級社会ではありませんので、だれもが新卒の段階では、一般庶民のようなものです。たとえ本人がエリート意識を持っていたにせよ、学校を出たばかりの若者に数百万の月給を出すところはありません。つまり、大企業の経営者といえども一般庶民の感覚は理解できるはずです。

例外的な存在が、プロ野球の選手です。ルーキーでも数千万の年収の人がいます。こうした選手たちが浮世離れしたことを言っていて、経営者がいさめる、というのならわかります。今回なぜだか、これが逆になっています。

プロ野球経営者は、現実を直視して再考すべきだと思います。

【時事問題】浅草三社祭を中止

3月21日の朝日新聞朝刊からの引用です。

勇壮な神輿(みこし)渡御で知られる浅草・三社祭(浅草神社例大祭)が中止されることになった。浅草神社と浅草神社奉賛会が20日、東日本大震災の被災を考慮し、決めた。
 今年は5月20~22日に予定していたが、21日の例大祭式典のみ、被災地の早期復興への願いを込めて行う。神輿渡御はとりやめる。戦後、祭りが今の形になって以来、中止は初めて。
 奉賛会の内田宗孝事務局長は「大きな被害者を出した現状を考えると、自粛すべきだと判断した」と話している。昨年の祭り期間の人出は約160万人に上った。


祭りを中止したところで、被災者の助けになるわけではありません。むしろ経済を萎縮させ税収が減ることは、復興の足を引っ張ることになります。「不謹慎」という言葉でなにもかも自粛するのは間違っています。

もちろん、東京電力管轄内では、派手に電気を使用するのは控えるべきです。しかし、三社祭が電気を浪費するとは思えません。

節電にはつとめるべきです。その一方で「不謹慎だから自粛」というのは自制すべきです。

【本】おうむの復讐

おうむの復讐 (1958年) (世界推理小説全集〈第73巻〉)おうむの復讐 (1958年) (世界推理小説全集〈第73巻〉)
(1958)
アン・オースチン

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推理小説ですので、ネタばれはしません。

アメリカの女流作家らしいですが、詳細は不明です。発表年はaga-searchさんのサイトによれば1930年らしいです。

3つの殺人事件がおきますが、一つは過去の事件を発掘したものですので、2つの殺人事件といっていいでしょう。語られる二つの殺人は下宿屋を舞台におきます。見取り図が載っているのでいかにも推理小説的な雰囲気です。この時期の推理小説は、長編でも殺人は一つという地味なものが多いのですが、1928年の「グリーン家殺人事件」(S.S.ヴァン・ダイン)では、一つの屋敷内で次々に殺人が起きるという派手さで異彩を放ちました。この後、長編推理小説は複数殺人が徐々に一般的になっていきます。この小説は、大量殺人推理小説の初期のものと言えます。

登場人物は、金持ちでなく、一般人です。特に奇矯な性格の持ち主も出てきません。これは「グリーン家殺人事件」などの本格推理小説とは異なります。平凡人の「グリーン家」といったところでしょうか。

無名作家による無名の作品なので軽く見ていましたが、案外ちゃんとしたものでした。

【時事問題】首相の発言

福島の原子力発電所の事故を受け、15日に菅首相が東京電力に出向きました。

朝日新聞より引用します。

(前略)
菅首相は15日午前5時40分、首相官邸から東京・内幸町の東電本店2階の統合本部を訪れ、「テレビで爆発が放映されているのに、官邸には1時間くらい連絡がなかった。一体どうなっているんだ」「あなたたちしかいないでしょう。撤退などありえない。覚悟を決めて下さい。撤退した時は、東電は100%つぶれます」と強調した。
(後略)


国家の指導者には、死の危険のある命令や要請をしなければならないことがあります。今回の事態がまさにそれです。しかし、菅首相の発言からはその重みが伝わってきません。

数十万、数百万人の命を守るため、という目的のためなら人は命をかけられます。しかし会社が倒産したら困るからと、命の危険をさらす人は少数でしょう。

国家的危機に直面している日本の指導者としては、あまりにも想像力を欠いた、軽い発言だと思いました。

【アニメ】バジリスク 甲賀忍法帖

バジリスク ~甲賀忍法帖~ DVD-BOX 【完全予約限定生産】バジリスク ~甲賀忍法帖~ DVD-BOX 【完全予約限定生産】
(2007/09/26)
鳥海浩輔.水樹奈々、木崎文智 他

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Gyaoにて視聴しました。

山田風太郎の小説「甲賀忍法帖」が大本です。直接的には「甲賀忍法帖」を原作とする漫画「バジリスク」を元にしているようです。

小説「甲賀忍法帖」は既読ですが、漫画「バジリスク」は未読です。

基本的には「甲賀忍法帖」に沿っています。大きく変更したところはありませんが、伊賀と甲賀に憎しみあっている理由づけをしたことです。「甲賀忍法帖」では理由の説明はありません。説明がないというよりも、当人たちも理由を知らないで憎み合っているという世界です。アニメでは、信長の伊賀攻めの折の薬師寺天膳による暗躍が、ありえたかもしれない甲賀と伊賀の和解を妨害した、というのが原因の一つとなっています。

アニメ版の方が、近代的な物語の文法に即してはいます。しかし、薬師寺天膳の陰謀は動機も明快でなく、底が浅い感じがします。そもそも伊賀・甲賀はそれ以前から争っていました。薬師寺天膳一人を悪者にする設定よりも、原作小説の不条理感のある世界の方が面白いと思います。ただ、蛍火の動機の掘り下げは良かったです。原作小説よりも丁寧に心情を追っていったので、如月左衛門の諦念と対比させて物語に深みを与えてくれました。

なお、信長の伊賀攻めは1581年。この物語は1614年ですので33年前です。甲賀弾正とお幻の年齢は不明ですが、伊賀攻めの折の風貌から推測するとこの物語は両人が50歳前後になるはずです。それにしては、年をとりすぎたキャラクタデザインで違和感があります。これは、無理に伊賀攻めを重要事件にしたための弊害だと思います。

あれだけ奇怪な忍法を言葉による説明を最小限に抑え、基本絵だけで描いたというのは素晴らしいことだと思います。若干残念だったのは、瞳術の表現です。術にかけられた当人にはあのようなゆがんだ光景に見えたとしても客観的な位置にある「カメラ」には普通に写るはずです。客観的視点からの瞳術を見せた方が効果的だったと思います。

原作小説では、新月前後の時期でしたが、アニメ版では満月前後に変えられました。これで、序盤に行われる丈助と蠟斉の闘いが満月を背景にしたものになりました。肥満体の男と爺さんの闘いなど、絵的には面白くないはずなのですが、この工夫は大成功です。実に美しく幻想的なものとなりました。

凄惨な闘いの連続でしかも最後は悲恋で終わる救いようのない話をアニメ化するのは英断だったと思います。原作小説のファンにはいくつか引っかかるところはありましたが、素晴らしい作品でした。

【時事問題】自転車通勤

交通機関の混乱を予想してのことか、この二日間、自転車で移動している人が増えているような気がします。自転車によつ移動というのは、いざというときに助かります。今回の地震でも4時間歩いたとか、オフィスで夜を明かした人がざらにいる中、自転車通勤の私は普段と変らず帰宅できました。

自転車通勤は結構なことだと思いますが、マナーの悪さが目に付きます。この二日間で目に付いたのは、複数の自転車が、車道で横並びになって走る姿です。同じ職場の仲間なのでしょうか、しゃべりながら走っていました。車が後ろから接近するたびに端によけるのですが、非常に危険です。

もともと目立っていた問題行動といえば、逆走と無灯火です。これも危険極まりない走行です。

今回の地震による原子力発電所の事故は、これからの日本に大きな影響を与えると思います。おそらく今後日本で原発を造ることはできなくなるでしょう。そうなるとエネルギー低使用の社会を目指す必要があり、そのための解の一つが自転車になります。これからはよりいっそうマナーとルール遵守が、自転車乗りに求められことでしょう。


【朝日新聞】ライトノベル好調のなか 老舗誌役目果たし休刊

3月11日 朝日新聞夕刊の文化欄で、ライトノベルの老舗誌「ザ・スニーカー」がライトノベル自体は好調な中で休刊することを取り上げています。かつて雑誌が担っていたファンのつどい、という役目をネットに譲り渡すことになった。あらたに老舗の名前を生かした展開が追及されるだろう、と分析しています。

「ザ・スニーカー」が「涼宮ハルヒ」シリーズを連載していたことに言及した上で、次のように述べています。

(前略)
業界が好調なだけに、雑誌の消失には驚愕した。「部数は約2万部で近年は減少していない」(坂本浩一編集長)から、ファンも憂鬱になっているはず、と思っていたがそうでもないらしい。
(後略)


ちょっと、ニヤリとしてしまいました。




【時事問題】東北地方太平洋沖地震

昨日の地震で、多くの被害が出ています。不幸にも命をおとされた方に心から哀悼の意を表します。

私自身は、職場の神奈川に居た際に地震にあいました。もともと自転車通勤をしていたので自宅の東京まで普段と同じように帰宅できました。

いくつかの信号機には電気が来ておらず、警察官が交通整理をしていました。車も歩行者もいつもより多かったのですが、誰もが秩序正しく行動していました。これには驚くと同時に誇らしく感じました。

一日も早く復旧することを願います。

【朝日新聞】社説:前原外相辞任―外国人と政治献金

3月8日の朝日新聞社説より

前原外相が、在日韓国から献金を受けたことで辞職したことにからみ、朝日新聞は社説で疑問を投げかけています。一部を引用します。

(前略)
 いくつかの例から見えてくるのは、日本の政治や選挙と外国人の間の線引きが実はあいまいで、政治家の都合で左右されている現実だ。
外国人の中でも在日韓国・朝鮮人の人たちは、日本に根を下ろしてすでに3世代、4世代目だ。国籍取得の手続きや自身のルーツへの思いから、外国籍を持ち続けている。一方で、日本人と同じように税金を納め、生活空間をともにし、政治を含めた地域社会に組みこまれた存在だ。きちんと住民の一員として認めてほしいと、地方選挙権を求める運動も起きている。
在日外国人の献金は確かに法に触れる。だが、国会や街中の議論で「外国人献金問題」と抽象化した瞬間、焼き肉屋のおばちゃんのいきさつは消し飛び、まるで国家間の諜報(ちょうほう)を論じるようだ。その間に互いに本音で話しあえる大切なものが落っこちていないか。
 今回、ことさらに「国益」をうんぬんし、「外交問題が起こった時にどちら側に立つか」と問うような批判は、当たっていたのだろうか。


決して、抽象化した問題ではありません。在日外国人が政治家に献金し、その政治家が在日外国人の地方参政権を認めようとする、という構造が具体的に見えます。外国人から政治献金を受けることで日本の政治が影響を受けていた可能性があるのです。前原氏がそうであったと断定はしませんが、そういう疑いを持たれるのは当然です。

「批判は、当たっていた」のだと思います。

【時事問題】外国人による政治献金

外国人から献金を受けていたことで、前原外相が辞任しました。この件で、民主党の岡田幹事長の発言を引用します。

 岡田氏(民主党幹事長)は「インターネット献金の場合、こちらから(献金者の)国籍を確認する手段がない。面と向かって直接献金を頂くときも、いちいち国籍を聞くのかという問題もある」と指摘した。


岡田氏の意見は理解できません。

酒・煙草の販売では年齢を確認しています。面倒くさいから、確認したくない、というのであれば、順法精神に反します。

国籍を聞くことが礼儀に反すると思っているなら、そちらの方がよっぽど礼儀に反しています。母国がどこかを明かすのは屈辱だろう、などと考えているとしたら、それは外国人を心の底から見下しているのだと思います。


【展覧会】ヴィジェ・ルブラン展 華麗なる宮廷を描いた女性画家たち

於:三菱一号館美術館

フランス革命前後の時期に活躍した女性画家の展覧会で、中心となっているのはヴィジェ・ルブランの作品です。

損保ジャパンで見た自画像も展示していました。この自画像は30台半ばに描かれたものですが、見た目は10台にしか見えません。女性画家だからなのか、若干美化して描いているのはご愛嬌でしょうか。

ヴィジェ・ルブランに限らず、この展覧会で見た女性画家の女性像は、自画像に限らず、どれも魅力的な美人です。しかし、当時評判になったマリー・アントワネットの肖像画(今回の展覧会の目玉)は、取り立てて美人には描かれてはいません。マリー・アントワネット自身も気に入ったし、宮廷でも評判が高かったとのことですので、決して“真実を活写する”的なものではなかったはずです。これは非常に面白かったです。

「巨匠」の展覧会ではありませんが、テーマがはっきりしている素晴らしい展覧会でした。

音声ガイドは、女優の大地真央さんでした。

【テレビ】ETV特集「法務大臣の決断」

2月27日 NHK教育 PM10:00からETV特集「法務大臣の決断」が放送されました。死刑執行の最終サインをする歴代の法務大臣とその関係者にインタビューしたものです。中でもおおくの時間を割いたのが、死刑反対派でありながら二名の死刑執行に署名した前法務大臣の千葉景子氏のインタビューです。

なぜ死刑反対派が死刑執行をするのか、それ以前になぜ法務大臣の任を引き受けたのか。千葉氏の口ぶりからは、彼女なりの「苦悩」があることは伝わりました。しかし、何を考えていたのか、さっぱりわかりません。

引用します。

そこはなかなか、自分の中でも説明ができないというか...そういう部分ですね。あのー、いろいろこう言えば、こうかもしれない、こうかもしれない、とあるのですが、説明を加えても、こう、ある意味では、自分でも言い訳に聞こえるような気がするし。でもなにか、こう一つの終着でなく、逆にサインすることによって、そこから何かスタートするんだなーっていうか、自分の中で、また新しい、次の、こう、重たいものをスタートさせることになるのだな、という、こういう気持ちでしたね。


理解できません。きちんと考えていなかったのではないかという気さえします。そもそも死刑制度の議論をすることと、死刑執行のサインをすることは全く別のことです。事実、刑場をマスコミに公開したことで、死刑に関する議論が盛り上がった、などということはありませんでした。

番組は、千葉氏のサインによって死刑を執行された死刑囚の手記を読み上げます。

反省している死刑囚を執行することで、本当に罪を償ったことになるのでしょうか。被害者や遺族の感情は自分で犯人を殺したいと思うのが普通だと思います。俺だって家族を殺されたら犯人を許すことはないし、殺したいと思うのがあたりまえです。しかしそれでは、やられたらやり返すという俺が生きてきた世界と同じです。死を覚悟している人からすれば、死刑は責任でも償いでも罰ですらなく、つらい生活から逃がしてくれているだけです。だから俺は、一審で弁護士が控訴したのを自分で取り下げたんです。死を受け入れるかわりに反省の心を捨て、被害者、遺族や自分の家族のことを考えるのをやめました。何て奴だ、と思うでしょうが、死刑判決で死をもって償えというのは、俺にとって反省する必要がないから、死ね、ということです。人は将来があるからこそ自分の行いを反省し繰り返さないようにするのではないですか。罪を背負って生きていることが本当の意味での償いになるのではないかと思います。


更正不可能と判断されたから死刑になるというのは一面の真実です。しかし残された時間の中で自発的に反省することを妨げているわけではありません。勝手なことを言っているようにしか聞こえません。しかしこの手記に千葉氏は感じ入った様子です。なにを感じ入っているのか伝わってきませんでしたが。

最後にナレーターが、こう締めくくります。

死刑という重い問題について市民が考えるための材料はあまりにも限られています。死刑をめぐる開かれた議論のために、次の一歩をどう踏み出すのか、法務大臣の責務はかつてなく重みを増しています。


「次の一歩」を踏み出し欲しいのは死刑反対派だけです。NHKが一方の主張にのみ沿ったナレーションをするのは理解に苦しみます。番組全体を通しても、千葉前法務大臣には思考を言語化する能力に欠けていることが分かったという以外に益するものはありませんでした。

【アニメ】花咲ける青少年

花咲ける青少年 Vol.1 [DVD]花咲ける青少年 Vol.1 [DVD]
(2009/07/31)
遠藤綾、森川智之 他

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どのキャラクタにも感情移入できませんでした。主人公のカジカからして、初対面のユージーンをペットの生まれ変わり扱いするなど、頭のおかしな娘としか思えません。ユージーンは女たらしの性格破綻者。ルマティ殿下は、初登場での印象は甘やかされたガキ。割りとまともにみえるカールは、暗所恐怖症の話題に終始して、掘り下げ不足。

また、作劇上の都合が多すぎます。特に、最後のエピソードは意味が分かりません。ファン一族の総帥とバーンズワースの一人娘の結婚は、当人同士の意思とはかかわりなく、ファン一族にとってめでたい話のはずです。別にバーンズワースと縁をきりたがっていたわけでもありません。それにもかかわらず、カジカの暗殺予告までして、二人を切り離そうとするのは理屈に合いません。恋愛の障害を、無理に作っているだけです。

ラギネイ国の話になってから展開が異様に遅く、いったいいつまで続くのだろうか、と思って観ていました。話を無理に引き伸ばしているようでテンポが悪いです。

残念ながら、あまり高い評価はできません。

【本】留学で人生を棒にふる日本人

留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
(2007/03/23)
栄 陽子

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著者は留学カウンセラーという留学の斡旋や相談にのる仕事をしています。

はじめの方で紹介されるエピソードが興味深いです。職業訓練学校のようなところだと知らずに留学してキャリアとして認められない青年のとか。下層階級の多い学校に留学したため性格が一変してしまったいいところのお嬢さんとか。留学を考えている人やその家族の方は、一読しておくとよいと思います。

ただし、後半で展開される著者による「日本人論」は陳腐です。退屈しました。

【朝日新聞】社説:外国人看護師―「人の開国」に向け改革を

2月28日の朝日新聞の社説より

インドネシアとの経済連携協定(EPA)によって3年前に来日した約90人の看護師候補について、政府は、その滞在期限を来年夏まで1年延長する方針を打ち出した。
 先日あった今年の国家試験の合格発表は3月末だ。協定は、3年以内に日本の看護師の国家試験に合格しなければ帰国するよう求めている。落ちていればこの夏までに帰国になる。
 国家試験には、床ずれを意味する「褥瘡(じょくそう)」といった漢字も使われる。外国人にとっては大変な難関だ。多くが帰国すればインドネシア国内から反発の声が上がりかねない。滞在期限の延長は当然だ。
 フィリピンからの受け入れも2年前に始まり、あわせて約450人の看護師候補が来日した。昨年の合格者は3人だけ。挑戦が続けられるよう全員の滞在期限を延長すべきだろう。
 そもそも問題は、EPAの目標を海外からの人材導入ではなく、日本のケア技術習得の研修にしていることだ。
 これでは国境の障壁は下がらない。一人ひとりの技術や日本語能力、意欲を評価する道も閉ざされている。
 彼らは母国の看護師資格を持つ。実務経験もあり、日本の看護現場で働くことを夢見てやってきた。しかし入国前に十分な日本語研修はなく、来日後の研修を経て、看護助手として働きながら言葉や看護学を学ぶほかない。
 病院側の負担も重く、受け入れる人数が急減している。制度は機能不全に陥りつつある。政府は、難しい漢字にルビを振ったり、病名に英語名を併記したりするなどの試験改革をしたが、その効果には限界があろう。
 制度を再生させるためには、日本の看護師不足を解消する一助にするという目的を加えた上で、根本から仕組みの見直しを行うべきだ。
 看護師の労働実態は厳しい。日本看護協会によると、病院で働き始めた新人看護職の9%が1年以内に職場を去っていく。夜勤が多く、過労が医療事故につながらないか心配だ。
 厚生労働省や看護業界は海外からの人材導入の必要性を認めていない。しかし2025年には最大20万人の看護職が不足するとの研究報告もある。
 年10万人もの離職者を減らし、資格を持ちながら仕事につかない60万人前後の再就業支援を急ぐのはもちろんだ。それと同時に、海外から人材を受け入れる道をつける必要がある。
 欧米諸国ではすでに、高度人材である看護師の獲得競争が起きている。今後、高齢化が進むアジアでも同じような競争が激化するだろう。その時になって手を打っても遅すぎる。
 菅直人首相は「平成の開国」をうたっている。看護や介護といったケア人材についても、開国に向けた改革へと踏み出すべきだ。


おかしなことを言っている社説だと思います。来日した看護師候補が、業務を行えるだけの知識があるかないかが一番重要なことです。インドネシアやフィリピンとの友好は、はっきり言って二の次です。

>国家試験には、床ずれを意味する「褥瘡(じょくそう)」といった漢字も使われる。外国人にとっては大変な難関だ。
>政府は、難しい漢字にルビを振ったり、病名に英語名を併記したりするなどの試験改革をしたが、

この改革自体おかしなものです。看護師の仕事で、ルビなしの漢字を読む必要があるなら、試験問題にルビをつけるべきではありません。病名を英語で言う習慣がないのであれば、試験で病名に英語名を併記してはいけません。外人に難しいから、などといった馬鹿げた理由で試験を変更すべきではありません。

なお、社説はそれすら足りず、「根本から仕組みの見直し」を求めています。

>看護師の労働実態は厳しい。日本看護協会によると、病院で働き始めた新人看護職の9%が1年以内に職場を去っていく。夜勤が多く、過労が医療事故につながらないか心配だ。

看護師の労働実態が、他と比べて厳しいのかどうかわかりませんが、新人の9%が1年以内に職場を去るというのは特別多いとは思えません。文部科学省の資料で、新規学卒就職者の在職期間の数値は、次のようになっています。リンク先はPDFです。

看護師になるのが新規学卒者と決まっているわけでもないので、単純な比較はできませんが、一般には、9%より多くが一年以内に離職しています。したがって、9%という数字を根拠に、看護師の職場が過酷、というのは無理があります。

>厚生労働省や看護業界は海外からの人材導入の必要性を認めていない。しかし2025年には最大20万人の看護職が不足するとの研究報告もある。

厚生労働省や看護業界は、その道の専門家です。もちろん、専門家だから常に正しいとは限りませんし、自分たちに都合のいい発表をすることもありえます。しかし専門家のいうことを、根拠もなく否定すべきではありません。「2025年には最大20万人の看護職が不足するとの研究報告」が誰のものかさえ明示せずに、根拠にするのは失笑ものです。

>欧米諸国ではすでに、高度人材である看護師の獲得競争が起きている。今後、高齢化が進むアジアでも同じような競争が激化するだろう。その時になって手を打っても遅すぎる。

これも馬鹿げた意見です。将来、人材を獲得できるかどうかは、そのときに十分な報酬を払えるかどうかで決まります。今、看護師を大勢来日させても、将来他国より低い報酬しか払えなければ来てはくれません。逆に、他国より高い報酬さえ払えれば、今の政策がどうであれ労働者はやってきます。当たり前の話です。

朝日新聞は、医療をどうするかということより、とにかく外国人労働者を日本に入れることに関心があるように見えます。その目的のためには、理屈に合わないことでもなんでも利用しているように感じられます。
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