【朝日新聞】社説:君が代義務化―本当に大切なことは

9月30日朝日新聞の社説。

特定の歌を歌えと命じられる。口を動かしているかチェックされ、歌っていないと罰を受ける――まるで時計の針を戻すような動きだ。
 卒業式などで教職員が君が代を起立斉唱するよう、全国で初めて条例で義務づけた大阪府の教育委員会が、実際に歌っているかどうか、口元を確認、報告するよう府立の全学校長に通知した。
 国の学習指導要領は、式典で国歌斉唱を義務づけており、他の教委でも指導を強める動きがある。だが実際にはチェックの対象は起立で、口元の点検まで指示したのは異例だ。
 (略)
 スポーツの国際試合では、選手を鼓舞したり勝利をたたえたりする観客が君が代を歌う風景が当たり前になった。ただ、かつて君が代は、軍国主義教育のなかで戦意高揚に使われた。その反省の思いから、式典での起立を拒否する先生がいるのも重い事実である。
 世間の反応は鈍い。学力低下やいじめなど様々な問題を抱える公教育への不信も、「ルールを守らない」先生への厳しい視線につながっている。今回の動きも、そんな空気を読んでのことかもしれない。
  (略)


「ルールを守らない」先生』に厳しい視線が注がれるのは当然です。先生の思想信条がどうあろうと、子供にとって節目となる卒業式で式典の雰囲気を壊すことは非難されなければなりません。

起立を拒否して式典の雰囲気を台無しにする教師は尊敬できませんが、その一方で口元の確認はやり過ぎだと思います。起立して歌っているふりをしているだけなら、式典の邪魔にはなりません。放っておけばいいと思います。いちいち口元をチェックするのも、おごそかであるべき式典には似合いません。

卒業式は大人が自分の思想を披瀝しあう場ではありません。己の信条を吐露したいのであれば、時と場所を選ぶべきです。
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【映画】コードギアス 亡国のアキト 第2章 引き裂かれし翼竜


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第1章に続いて視聴しました。第1章の感想はここです。

第1章の感想で「翼竜って何?」と疑問を書きました、今回はっきりしました。イレヴン(日本人)を主構成員とする主人公のいる部隊(wZERO隊)のことでした。

第2章で大きく変わったのは、本編にあたるTVシリーズ「反逆のルルーシュ」の主要メンバーが登場したことです。これは意外でした。今後、TVシリーズを観ていないとついていけなくなるかもしれません。

第1章で登場した犯罪者のイレヴン(日本人)の3人は、wZERO部隊に配属されました。監視の目をかいくぐって脱走を試みたり、部隊の兵器を盗み出そうとしたりと、忠誠心のかけらもありません。これだけの”前科”がありながら、なんの対策もないまま敵地にいっしょに乗り込んで、反乱を起こされるというのはお目出度すぎます。ちょっと現実味に欠けています。

ナイトメアの動きはあいかわらずかっこいいです。大画面で観る価値は十分にあります。第三章も観にいくつもりです。


【朝日新聞】停滞一蹴、倍返しだ ドラマ「半沢直樹」、視聴率倍増42%で終幕

9月29日朝日新聞朝刊の記事より。最近人気のあったドラマの話題です。

 TBS系のドラマ「半沢直樹」が最終回で42・2%(関東地区)の視聴率(ビデオリサーチ調べ)を記録し、幕を閉じた。かつては多くのテレビドラマで視聴率が20%を超えたが、今や10%台前半が当たり前。ドラマの地盤は沈下していたはずだ。そこで起きた「半沢」一人勝ち。要因は何なのか。
 視聴率は回を追うごとに右肩上がり。初回は19・4%だったが、第7回で30・0%に達し、一度も数字を落とすことなく最終回(第10回)に向け駆け上がった。
(略)
 いまドラマの視聴率はおしなべて低い。1993年には平均視聴率が20%を超えた民放の連続ドラマは8本あった。これが2003年には3本、今年はここまで「半沢」だけだ。放送中に1話でも20%を超えたドラマは、20年前には24本あったが、今年は今のところ5本しかない。
 (略)
 (佐藤美鈴、江戸川夏樹、竹内誠人)


記事を読んでいきなり疑問がわきました。なんで民放のドラマだけで論じているのでしょう。このところドラマの視聴率が低下傾向にあるなか久々に高視聴率番組が生まれた原因を探りたいのであれば、NHKも含めて考えるのが当然です。

NHKを外したのは、「平均視聴率が20%を超えたドラマの数」や「放送中に1話でも20%を超えたドラマの数」などの基礎データを入手できなかったからだと思います(邪推です)。民放の番組を研究する調査団体かなにかがあって、そこからデータをもらった。しかし、NHKのドラマの視聴率データは入手できなかったので、民放の分だけで記事を書いた。こんなところではないでしょうか。

理由はともかく、NHKを除外したのは手抜き記事といわれても仕方ないと思います。

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島崎信長、鈴木達央 他

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京都アニメーションの作品なので、絵はすこぶる美麗です。いつもは女の子の顔や体の表現が素晴らしいのですが、今回は男の子の体(筋肉)と水の表現が優れています。特に、水の描き方は驚異的でした。

ストーリーはスポ根ではありません。主人公たちも抜きん出た水泳選手というわけではないようです。スポ根ではないので、最終話でバレバレの替玉をつかって失格になる話も違和感はありません。

問題なのは、ストーリーを支えるキャラクタです。凛(ライバル的な存在のキャラクタ)は粗暴な言葉で威嚇的ですが、なんとも女々しい性格でげんなりです。なついている後輩がいるのが不思議です。

遥(主人公)は何を考えているのかつかみどころがありません。仲間がつるんでいなければ周囲から奇人変人あつかいされていたでしょう。

変な性格でもいいのですが、この作品の場合はリアリティに欠けています。これでは、感情移入が困難です。

ただ、絵が素晴らしかったのでそれなりに評価できる作品です。

【時事問題】経産官僚のブログ騒動 「復興は不要」

朝日新聞の記事より

 経済産業省のキャリア男性官僚(51)が自身のブログに「復興は不要」などと書き込んでいた問題で、経産省は26日、この官僚を停職2カ月にする懲戒処分を発表した。「著しく不適切な内容の掲載を繰り返した。国家公務員の信用を失墜させる行為だ」とした。
 処分は同日付。出向先の日本貿易振興機構(ジェトロ)から経産省の大臣官房付に異動させての停職だ。
 ブログでは匿名で、被災地が「もともとほぼ滅んでいた」とつづったほか、高齢者に対して「死ね」などと繰り返し書いた。仕事がらみの記述から経産省の官僚だと分かり、インターネット上で騒ぎとなった。
 菅義偉官房長官は記者会見で「国家公務員としてあるまじき行為であり、極めて遺憾だ」と非難した。男性は2015年にイタリア・ミラノで開かれる万国博覧会の日本政府代表も務めていたが、25日の持ち回り閣議で職を解いた。


停職2カ月という処分には首をかしげざるをえません。

理由は、このブログが匿名だったということです。あくまで私的な空間での発言です。私的な発言を暴露されて批判を受けているというのが実状だと思います。実名で暴言を吐いた例とは峻別すべきです。

匿名ブログの発言を公的な場で責任追及されては、たまったものではありません。

【朝日新聞】社説

9月26日朝日新聞社説。一つ目は、全国学力調査の結果の一部を靜岡県知事が公表したことを批判したものです。

校長名公表―上位校でも疑問だ
 こんなリストを発表しても、学校教育に無用な混乱を起こすだけではないか。
 静岡県の川勝平太知事が、全国学力調査で上位だった一部の小学校の校長名を公表した。
(略)
 子どもの学力は教師の指導力に依存している。だから、その責任者である校長の名を公表する――。知事はそんなふうに説明している。
 それは、あるべき論と現実を混同した議論ではないか。
 子どもの成績を左右する要素としては、確かに教師の教え方も含まれるが、実際には、ほかの要因も強く影響する。
 調査研究によると、学力は、家庭の経済力や塾通いと強く関係している。また、教育環境には地域差があるのも事実だ。複数の学年が一つの教室で学ぶ過疎地の学校、日本語がよくわからない外国人の子どもが多い地域の学校もある。
 そうした条件の違いを考えずに比べても得るものは少ない。
 今回の公表方法では、前年の1位が次の年に86位になっても上位、最下位から100番上がっても下位になる。努力が成績につながったかどうかをうかがう手がかりにはなりにくい。
 教師の努力を測りたいというなら、数年間の成績の伸びや、どんな指導法が効いたのかなどの分析をしないとわからない。
 文科省は首長らの要望をうけて、学校別の成績公表を認めるべきかを検討している。
 テスト結果をうけ、学校や教師、児童生徒が弱点を知り、克服するのは大切だが、それは当事者がわかっていればよいことだ。保護者が結果を知りたいのはわかるとしても、授業の改善につながるかは疑問が残る。


朝日新聞が、公表を反対している理由は、
・学力は学校の指導力だけが影響しているわけではないから、
・学校の(教師の)努力が測れないから
というものです。

たしかに学力を決定するのは教師の指導力だけではありません。今年の上位校の校長名(実質、学校名)を公表しただけでは、進歩のあとが見えないのも確かです。

そうであるなら、なおさら塾の影響や地域の特性などできるかぎりの情報を公開し、どの要因が学力に影響しているのか、つまりどういう教育をすれば学力が向上するのかを明らか荷すべきです。次回や次々回の結果も公表し続ければ、朝日新聞が求めるところの教員の努力もわかります。

新聞社が、情報の秘匿を主張するのは納得しかねます。

次に同日のもう一つの社説を読んでみます。

地方議員の質―私たちの目で育てよう
 地方分権が叫ばれて久しい。自治体が独自の施策を競う時代とも言われる。だが、議員のレベルは向上しているだろうか。
 (略)
 この問題を長年追及してきた仙台市や名古屋市、京都市などの市民オンブズマンは最近、議員通信簿の活動を始めた。
 議事録から質問を項目ごとに分析し、点数化する。現場を調べたか、他都市と比較したか、改善策を提案したか――。
 道徳論を延々述べて「教育長いかがですか」と聞く京都市議の質問は0点。民間資金を活用する手法を実地研究し、学校への空調設置の知恵を出した仙台市議は高得点という具合だ。
 福岡市議会では、一般質問94件のうち48件は事前調査がなかった。名古屋市議会では、1年間、本会議で一度も質問しない議員が75人中19人もいた。
 成績の悪い議員からは「議会外の要望活動も仕事だ」と反論もでたが、そんな論争が生まれること自体が前進だろう。市民が議員活動への関心を高めることが何よりの薬になる。
 (略)
 みなさんも一度、自分の街の議会をのぞいてみてはいかがでしょうか。議員は自分たちの代表です。私たちメディアとともに、もっと間近に注視し、議員を育てていきましょう。


こちらでは一転して議員の「点数」を公表しろ、と言っています。

なぜ、同じ日の社説で真逆の主張をできるのか理解に苦しみます。

【アニメ】私がもてないのはどう考えてもお前らが悪い


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(2014/02/05)
橘田いずみ、中村悠一 他

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原作は未読です。

これは面白かったです。

自分もそうなので、コミュニケーションが苦手な人の話はついつい引き込まれます。

このアニメを見て気がつきました。ひとりぼっちの男の子が求めるのは、基本的には同性の友人で、異性の恋人はその後になります。男の友達がいないのに、恋人がいるというのは、ちょっと不自然な感じです。これが女の子の場合は、同性の友人は必須でなく異性の恋人こそが重要なようです。このせいかエロっぽいギャグが多かったようです。

二期を期待します。

【アニメ】銀河機攻隊マジェスティックプリンス


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いまひとつ乗れませんでした。

人類の危機のはずなのに、緊迫感が皆無です。主人公たちだけでなくすべての地球人がユルユルな会話をしているせいだと思います。そこに作品としての特徴をもたせようとしたのでしょうが、成功したとは思えません。なにも考えていないキャラクタだらけにしか見えませんでした。

ウルガルの戦士は、主人公たちを好敵手(狩りの対象)と認めていたようですが、主人公たちが活躍できたのは亡命したテオーリアの技術供与による新型兵器によるものです。つまり偶然の産物です。ウルガルが戦った他の文明では、満足のいく狩りは行われたのでしょうか。設定がうまくないように思います。銃器を発明する前の文明段階で来訪して剣とか格闘で勝負をいどむ、という話なら納得できるのですが・・・

最終決戦で多くのSFアニメと同じく波動砲もどきが出てきました。たいていの波動砲もどきは敵を殲滅するのですが、この作品では全く効果がないというのが意表をつかれました。しかし代替案が人工構造体をぶつけるというありきたりなものだったのは残念です。もっと工夫のしようがあったように思います。

ロボットの動きは高速でよく動いていましたが、目まぐるしさだけです。もっと緩急をつけた演出にしないと他の類似作品との違いがでません。

もう一つ足りなかった、としか評価できません。

【朝日新聞】覚醒剤消費大国ニッポン 国際組織の標的、密輸増加なぜ

9月24日朝日新聞朝刊。覚醒剤の密輸に関する記事です。

警察庁が今年上半期(1~6月)に摘発した覚醒剤の密輸入事件48件を分析したところ、密輸元がメキシコや南アフリカなど23の国・地域にまたがることがわかった。密輸元は年々増え、入り込む量の増加に伴って価格は下落気味だ。覚醒剤の「消費大国」として日本が狙われている。
(略)
 なぜ、日本は覚醒剤市場として狙われるのか。
 捜査関係者によると、国別の末端小売価格は各国の中で日本が韓国と並んで最も高く、中国の80倍、米国の4倍という。「高値で、しかも大量に売れるとあれば国内外の犯罪組織の標的となる」という。
(略)


日本が覚醒剤市場として狙われているのを、日本の末端価格が高いことが理由だと捜査関係者が言っています。

腑に落ちません。

捜査が厳格になれば、密輸のためのコストが上昇し、それにひきずられ末端価格は上昇します。もっと簡単に言えば、需要に対して供給が少なければ価格は上昇します。したがって末端価格が高いことは困ったことではなくむしろ歓迎すべき指標のはずです。

なぜ、このような常識に反することを捜査関係者が言うのか理解に苦しみます。記者も、おかしいとは思わなかったのでしょうか。

【アニメ】神様のいない日曜日


神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)神さまのいない日曜日 (富士見ファンタジア文庫)
(2010/01/20)
入江 君人

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原作は未読です。

ちょっとピンときませんでした。

死者が普通に歩き回る世界、子供が生まれなくなった世界、死者を葬る墓守の存在、と設定は魅力的です。

生者が死んでも死者として生きているので、この世界は死がなくなったわけではなく、「死」が一段階先送りになったということです。しかも、死者も墓守に会わなければ不老不死のようですので、死者だけでなく生者にとっても墓守の存在が脅威となるはずです。すくなくとも「神様がいなくなる」前までは、我々の世界と同じような生と死があったはずですので、我々の死生観とそれまでは変わりないはずです。それが十数年前に生死がなくなった(意味を変えた)ことで人々の意識にどういう変化があったのかを、まず描かなければならないはずです。

しかしそうした説明がないため、終始キャラクタに感情移入することができませんでした。その状態で色々なストーリーを積み重ねても、設定がからまわりしているように感じました。

面白くなる可能性はあったと思いますが、残念ながら低評価です。


【朝日新聞】社説:日系人労働者―雇用の調整弁にするな

9月22日朝日新聞社説より。

(略)
 日系人労働者の失業問題がことさら深刻になった背景には、社会の受け入れが十分でなかったこともある。
 政府は外国人の単純労働を認めない方針を続けてきたが、90年に日系人を例外として門戸を開いた。それ以降、南米からの出稼ぎ労働者が、経済の底辺を支えてきた。
 一方で、言葉や生活習慣の違いで地域社会にとけこめない、子どもたちが勉強についていけず学校をドロップアウトする、といった問題も出てきた。
 日系人家族を社会で受け入れるための政府の施策がこれといってないなか、日系人が集中する自治体や学校現場が、それぞれ問題に直面し、解決を迫られる。それが実情だった。
 09年には、帰国支援とともに、日本に残った日系人労働者向けに、失業中に日本語などの力をつける研修制度がようやく導入された。再入国を認めるとともに、こうした支援を広げていくべきだ。
 労働力としてではなく、人として受け入れる。その姿勢なしには雇用調整に利用している、との批判は免れないだろう。


そもそも外国人の単純労働者を受け入れるように要請したのは、日本人労働者に十分な賃金を支払えないあるいは支払いたくない一部の経営者たちです。つまり、雇用調整に利用したというのは、正しい評価です。濡れ衣でもなんでもありません。

たしかに日本社会での外国人単純労働者の受け入れ態勢が十分でないかもしれません。しかし、そもそも日本社会にはそんな責任はありません。一部の企業の利益のために外国人労働者を流入させておいて、その手当てを社会全体が負うというのは道理に合いません。

企業が雇用調整のために外国人単純労働者を求めているのは、悪辣だとは思いますが、目的はわかります。しかし朝日新聞がなぜ外国人単純労働者を求めているのか、「労働力としてではなく、人として受け入れる」などという文学的修辞に酔っているだけでは伝わりません。

【アニメ】銀の匙


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木村良平、三宅麻理恵 他

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原作は未読です。

これは面白かったです。ストーリーとしては何の起伏もありませんが見せ方がうまいのか全く飽きることなく視聴できました。

大部分の視聴者は主人公と同じく農家とは縁のない育ち方をしていると思われます。農業と無縁の子が農業高校に入学ししかも寮生活を送るという出だしから、主人公と一体になることができました。

決して、農家の子や教師が主人公に有形無形の説教を垂れる、という展開にならなかったのもよいです。生き物を育てて食べるということの意味を考え続けながらも、安易な結論を出さなかったのも好感がもてます。

1クール置いての2期目もいまから楽しみです。

【展覧会】生誕130年 ユトリロ展

於:横浜高島屋

ユトリロの作品で埋め尽くされた展覧会です。各所にもうけられた作品解説と画家の紹介が適切で、ユトリロ作品に親しめました。

かなり悲惨な人生を歩いた画家ですが、絵を見る限り不幸さは微塵も感じられませんでした。もしかしたら都会の風景画で人間がほとんど描かれないところに翳を感じる人もいるのかもしれませんが、私には明るい色を使った画家という印象でした。あるいは本人は自分のことを不幸とは思っていなかったのかもしれません。

余談ですが、ユトリロを紹介する15分ほどの動画コーナーがありました。内容はよかったですが、ナレーションが棒読みなのはがっかりです。学芸員が自分で吹きこんだのでしょうか。せっかく作った動画なのに、しゃべりのプロを使わないと価値が半減です。

楽しく鑑賞できました。

9月30日までです。

【映画】小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい


小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!映画パンフレット 監督 石原立也 声 内田真礼、福山潤、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!映画パンフレット 監督 石原立也 声 内田真礼、福山潤、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ
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二期の制作も決まっているTVシリーズ「中二病でも恋がしたい」の総集編です。TVシリーズは観ていました。感想はここです。

映画版の新絵もありましたが絵も話も基本的にTVシリーズの使いまわしでした。TVシリーズの感想でも書きましたが、もとの話が前半と後半で別の様相を呈しています。TVで観ていても、ついていくのに困難なところはありましたが、これを2時間弱の映画に仕立てたのですから、かなり窮屈な出来になっています。おそらく初見の人ではまったく付いていけなかったと思います。

京都アニメーションなので、ちょっと期待しすぎていました。普通のファン向け総集編映画と考えるべきでしょう。

【朝日新聞】社説余滴:憎悪の倍返しはごめんだ

9月19日朝日新聞朝刊オピニオン欄、社説余滴のコーナー。国際社説担当の箱田哲也氏の「憎悪の倍返しはごめんだ」より

(略)
 日韓問題に一家言ある人たちによる民間人対話、日韓フォーラムが8月下旬、ソウルで開かれた。
 正しい歴史認識とは何か、2年後の日韓国交50年をどう迎えるべきなのか……。なかなか答えが見えない課題について意見が交わされた。
 民間対話とはいえ、21回目を数える会合は、両国関係のバロメーターともいえる。
 昨年は過去最悪の環境下での会合と言われたが、「今年はさらに最悪度を更新した」と常連の一人は嘆いた。
 ただ、韓国側に微妙な変化もないわけではなかった。
 たとえば集団的自衛権をめぐる問題。政治家の歴史認識発言などを根拠とする日本の右傾化批判は根強い。だが、北朝鮮の核問題や対中関係をめぐり日本が憂えるのは自然であり、「靖国参拝や歴史認識と、安保問題とは切り離して考えるべきではないか」との指摘が韓国側から出た。
 むろん、知日派の発言だから世論全体がそうとは言えまい。だが、数年前の韓国なら公の場で堂々とはできなかったはずの発言である。冷静な視点は確実に芽生えている。
 一方、討論の会場の外で何度も耳にしたのは、日本の放射能汚染に対する、すさまじい恐怖心だった。
 「顔が三つの奇形魚を見たことがあるか」「安全な野菜はあるのか」
 韓国メディアが東京発で伝える不正確な報道や、無料アプリなどで飛び交う心ないメッセージが、韓国の人たちの不安をかきたてている。
 隣国に等身大の日本の姿が伝わらないのは何とも腹立たしい。だが一方で韓国の実像が日本に伝わっているかというと、これまた疑わしい。
 最近の日本の一部メディアには、先方の日本報道の向こうをはるような韓国たたきの記事が目立つ。
 人気ドラマの決めぜりふ「倍返し」を題材に、日本社会を批判的に論じた韓国紙のコラムに対し、「韓国がドラマにまで難癖をつけた」と、かみつく記事もあった。
 これではそれこそ憎悪の倍返しではないか。
 関係悪化は相手のせいだと開き直る政治。感情の対立の火にせっせと油を注ぐ人々。こういった面では日韓はどっちもどっちなのである。不毛な争いの果てに、もたらされる利益など、どちらの国にもない。




人気ドラマの決めぜりふ「倍返し」を題材に、日本社会を批判的に論じた韓国紙のコラムに対し、「韓国がドラマにまで難癖をつけた」と、かみつく記事もあった。
 これではそれこそ憎悪の倍返しではないか。


韓国のマスコミが日本社会を批判的に報道するのは彼らの自由です。その記事で人気ドラマの決めぜりふを題材にすることにも問題はありません。同時に日本のマスコミが韓国マスコミの記事を批判することにも問題はありません。

“日韓友好”に差し障りのある報道はするな、と言いたいのであれば、それはマスコミに自殺行為です。

先般、フランスのマスコムが福島原発事故を揶揄した漫画を載せたことを朝日新聞も報道していました。箱田氏の理屈からいえば、朝日の記事も日仏友好を疎外する「憎悪の倍返し」と批判されなければなりません。なぜか、その気配は一切ありません。

私の想像では、韓国を特殊扱いしているからです。もっと言えば、韓国を半人前扱いしているからです。フランス相手には怒れるけれども、韓国相手に怒るのははばかれる、といったところです。

いままでマスコミは韓国などいくつかの国々を特殊扱いしてきました。昨今、一般人はそのことに嫌気がさしてきているように感じます。少なくとも私はそうです。

韓国を一人前の国と認め、普通に批判できるような関係であるべきです。それで友好関係が壊れるならその程度の関係だったとあきらめるしかありません。友好よりも言論の自由の方が重要です。



>正しい歴史認識とは何か、2年後の日韓国交50年をどう迎えるべきなのか……。なかなか答えが見えない課題について意見が交わされた。

答えは簡単です。歴史認識はとはそれぞれ違うもので、「正しい」歴史認識など存在しません。単に、日本の歴史認識と韓国の歴史認識が異なるということでもありません。日本の中でも多種多様な歴史認識があり、議論はあっても圧殺されることはありません。「正しい」歴史認識をもとめる韓国に無理があります。日本が付き合う必要はありません。

国交50年の迎え方も議論する必要ありません。日本は二百近い国々と国交があるはずですが、何十周年だからといっていちいち何かをしているとも思えません。式典か何かをしたいのであればやってもかまいませんが、やらなくても構いません。どうでもいいような話です。

こうした議論が出るのも、心の奥底で韓国を特殊な国扱いしているからだと思います。再度繰り返します。韓国を特殊扱いせず、普通の外国として扱うべきです。

【本】金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか


金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)
(2005/05/17)
吉本 佳生

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架空の金融商品広告を取り上げ、その広告に潜むワナを解説したものです。架空とはいえ実際に存在する広告に即していますので、現実の金融商品の意図を理解することができます。つまり本書を読むことで、金融商品の良し悪しを見抜く目を養うことができます。

500ページほどの分厚い本ですし、数字がごちゃごちゃして読むのに苦労しますが、読んだ価値はありました。

非常に納得したのは、広告文に小さい文字でいろいろ書いてあるのは決して訴訟対策ではなく、きちんと理解せずに契約してしまう客(いわゆるカモ)と基本的な知識を備えた客(上客)を振り分けるためにあるのだ、という指摘です。

金融商品の購入を考えている人は本書を読むことをお勧めします。

【朝日新聞】再び語る「アグネス論争」 働く母と育児、日米で

9月14日朝日新聞夕刊。ロサンゼルス支局の藤えりか記者の記事より。

25年ほど前、日本でタレントのアグネス・チャン氏が職場に子供を連れてきたことで論争がおきました。最近、米ヤフーのCEOが職場近くに自費で託児所をつくる一方、社員に在宅勤務を禁止したことをきっかけに再び議論が起きたことをつたえています。

基礎データとして次の数値が紹介されています。

(略)
 厚生労働省によると、05~09年に第1子を出産した女性の退職率は43・9%。20年前より6・5ポイント増えた。産休や育休の制度は整ってきたはずだが、職場の「マタニティー・ハラスメント」は今も問題だ。
(略)



また、添付したグラフから「不詳」「妊娠前から無職」「第一子出産後に退職」「就業継続(育休なし)」「就業継続(育休利用)」の順に、
1985年~89年は、「3.1」「35.5」「37.4」「18.3」「5.7」
1990年~94年は、「3.4」「34.6」「37.7」「16.3」「8.1」
1995年~99年は、「3.8」「32.8」「39.3」「13.0」「11.2」
2000年~04年は、「4.2」「28.5」「40.6」「11.9」「14.8」
2005年~09年は、「5.2」「24.1」「43.9」「9.7」「17.1」
という数値が読めます。

「第一子出産後に退職」は2005年~05年が43.9%で、1985年~89年は37.4%ですので、たしかに6.5%増えています。

しかしこれは数字のトリックです。出産を機に退職することが問題なのですから、「妊娠前から無職」は分母から外さなければなりません。当然「不詳」も外すべきです。

したがって、

「第一子出産後に退職」÷(「第一子出産後に退職」+「就業継続(育休なし)」+「就業継続(育休利用)」)

を計算しなければなりません。結果は

1985年~89年は、「60.9%」
1990年~94年は、「60.7%」
1995年~99年は、「61.9%」
2000年~04年は、「60.3%」
2005年~09年は、「62.1%」

となります。この25年間61%~62%の間を推移し、ほとんど変化がないことが見て取れます。

この記事は、作為のある数値の見せ方で世論を誘導しようとしているように見えます。不公正だと思いました。

念の為に付け加えますが、日本の職場の産休や育休の制度が十分である、と言いたいわけではありません。記事のデータの見せ方が不公正だ、と言っているだけです。

【展覧会】プーシキン美術館展


ジャンヌ・サマリーの肖像/ルノワール  クロスステッチ刺繍キット (DMC刺繍糸)ジャンヌ・サマリーの肖像/ルノワール  クロスステッチ刺繍キット (DMC刺繍糸)
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於:横浜美術館

東日本大震災の影響(おそらく原発事故の影響)でお流れになった展覧会の仕切りなおしです。ロシアにはロシアの考えがあるので、お流れになったのは仕方のないことだと思います。今回、開催できてうれしく思います。関係者の皆様に感謝します。

作品の幅は、17世紀から19世紀後半のヨーロッパ絵画と幅が広いため、展覧会全体の印象はぼやけていますが、一点一点が素晴らしい作品ですので、誰もが気に入った絵を見つけられると思います。

私は、アングルの「聖杯の前の聖母」を主な目的として観にいきました。期待通りでした。

ルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」がこの展覧会の目玉だったようです。思ったより小さい作品でした。なんで大きな絵だと思い込んでいたのでしょうか、自分でも不思議です。

混雑のせいか入場規制をしていました。この入場規制のせいなのか会場は比較的ゆったりと鑑賞することができました。無理に入場させて絵の前で押し合いへし合いをするよりもいいのかもしれません。

購読している朝日新聞が主催ですので券をもらえるかと期待していましたがもらえなかったので、閉会ぎりぎりの鑑賞になりました。なお、放送大学の学生証(選科履修生)で学割が効いて、さらにリピーター割引(一年以内の横浜美術館の入場券があると団体料金になる)があったので、1100円で入場できました。

【朝日新聞】甲乙閑話:漢字が結ぶか、日中韓

9月11日朝日新聞朝刊に載った山中季広氏の「漢字が結ぶか、日中韓」を取り上げます。

 香港に駐在して漢字に用心深くなった。
 「耐克」は、何かに耐えて克服する話かと思ったら、有名ブランドのナイキ。「潔白物語」が、冤罪の体験小説ではなく洗剤の商品名――。万事この調子だ。
 源流は同じでも、大陸の簡体字、香港や台湾の繁体字、そして日本式の漢字は、時代をへて遠く隔たってしまった。安徒生がアンデルセン、日内瓦がジュネーブとは見当もつかない。逆に日本語の「邪魔」や「高飛車」は中国でまず通じない。
 何か方策はないものか。先日、香港で開かれた漢字学会をのぞいたら、日中韓で共通の漢字を選んだという発表があった。
(略)
 共通漢字を浸透させる道は遠く険しい。最大の難所は韓国だろう。1970年代以降、漢字政策が定まらず、ハングル一辺倒の世代が激増した。「読書」や「大韓民国」を読めない小学生も少なくない。
 それでも日中韓がいつか漢字で結ばれたら、恩恵は計り知れない。とかく目先の政治的得失にとらわれがちな「争」の3国だが、漢字文明の知恵が生かせれば、「信」の時代へ一気に近づく。(山中季広)


日中韓で漢字を共通化させる利点がわかりません。「恩恵は計り知れない」だけでは説明になっていません。具体的な恩恵がわかりません。

日本語と中国語は別の言語ですから、使っている漢字が同じになっても意思疎通ができるわけではありません。香港・台湾・大陸では同じ漢字を使う便利なのかもしれませんが、日本には関係ありません。

また、漢字を共通化しても日本では外国の人名・地名はカタカナで表記することになっていますので、日本人に「耐克」や「安徒生」や「日内瓦」が読めないことは変わりありません。「潔白物語」の意味がわからないのも変わりありません。

百歩譲って漢字を共通化することに利点があるにせよ、韓国では漢字を使っていないのですから漢字共通化のメンバー国に加える必要はありません。漢字を使っていない国をまぜるのは、山中氏が指摘するように、「最大の難所」になります。これは韓国を敵視や軽視しているから言っているわけではありません。同じ意味でベトナムをメンバー国に加えてはいけないと思います。

山中氏の言っていることは、文化的な必要性を無視した提案です。無理なことを押し付けても「信」の時代はこないでしょう。

【世論調査】朝日新聞:9月11日

9月11日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は8月24、25日の調査結果)
◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する  57(55)
 支持しない 24(27)
◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」57%、右は「支持しない」24%の理由)
 首相が安倍さん  12 〈7〉  5 〈1〉
 自民党中心の内閣 20〈11〉 26 〈6〉
 政策の面     49〈28〉 53〈13〉
 なんとなく    17〈10〉 11 〈3〉
◆いま、どの政党を支持していますか。
自民38(38)
民主4(6)
維新2(2)
公明4(3)
みんな2(2)
共産3(2)
生活0(0)
社民1(1)
みどりの風0(0)
新党大地0(0)
新党改革0(0)
その他の政党0(1)
支持政党なし40(40)
答えない・分からない6(5)
◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 27 反対 56
◆福島第一原発の事故に対する安倍政権の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
 評価する 28 評価しない 50
◆福島第一原発の放射能汚染水の問題についてうかがいます。汚染水の問題について、どの程度深刻だと思いますか。(択一)
 大いに深刻だ    72
 ある程度深刻だ   23
 あまり深刻ではない  3
 まったく深刻ではない 0
◆安倍政権は今月、福島第一原発の汚染水対策を決めました。安倍政権の対応は早かったと思いますか。遅かったと思いますか。
 早かった 15 遅かった 72
◆福島第一原発の汚染水問題に対して、国はもっと前面に出るべきだと思いますか。そうは思いませんか。
 前面に出るべきだ 89
 そうは思わない   5
◆消費税を来年4月に8%に、再来年10月に10%に引き上げることに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 39(43) 反対 52(49)
◆消費税が来年4月に8%に上がったら、家計の出費を今より抑えるようになると思いますか。そうは思いませんか。
 抑えるようになる 65
 そうは思わない  29
◆安倍政権になってから、景気が回復したという実感がありますか。ありませんか。
 ある 16 ない 80
◆国の財政が悪化する不安をどの程度感じますか。(択一)
 大いに感じる  37
 ある程度感じる 47
 あまり感じない 12
 まったく感じない 3
◆加盟国の間で経済の自由化を進めるTPP、環太平洋経済連携協定についてうかがいます。日本がTPPに参加することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 48 反対 26
◆政府が沖縄県の尖閣諸島の土地を買い上げて国有化してから1年になります。尖閣諸島を国有化したことを評価しますか。評価しませんか。
 評価する 56 評価しない 24
◆日本と中国の関係が悪くなっているのは、どの程度問題だと思いますか。(択一)
 大いに問題だ    32
 ある程度問題だ   50
 あまり問題ではない 13
 まったく問題ではない 3
 <調査方法> 7、8の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は3496件、有効回答は1925人。回答率は55%。


この世論調査が自分のところに来たと想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。これまで支持も不支持もしていませんでしたが、支持するに変更します。

>◇それはどうしてですか。
総合的に考えてよくやっていると感じます。前回の政権では長老の支配に甘んじていた感じがありましたが、今回は歴代の実力者にならぶ風格があります。理由を選ぶとするなら「首相が安倍さん」だからです。

>◆いま、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。

>◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに賛成ですか。反対ですか。
賛成します。

>◆福島第一原発の事故に対する安倍政権の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
結果は芳しくはありませんが、頑張っているように見えます。

>◆福島第一原発の放射能汚染水の問題についてうかがいます。汚染水の問題について、どの程度深刻だと思いますか。
ある程度深刻だと思います。

>◆安倍政権は今月、福島第一原発の汚染水対策を決めました。安倍政権の対応は早かったと思いますか。遅かったと思いますか。
なんとも言えません。実際に対応している人間にしかわからない事情もあると思います。

>◆福島第一原発の汚染水問題に対して、国はもっと前面に出るべきだと思いますか。そうは思いませんか。
国が前面に出ることで解決が早まるなら前面に出るべきです。国が前面に出ないとできないこととは何なのでしょうか。それがはっきりさせずにこのような問いかけをするのは意味がないと思います。

>◆消費税を来年4月に8%に、再来年10月に10%に引き上げることに、賛成ですか。反対ですか。
賛成しかねます。が、引き上げないと大変なことになる、と言われると心配になります。

>◆消費税が来年4月に8%に上がったら、家計の出費を今より抑えるようになると思いますか。そうは思いませんか。
この質問は「日本人全体が家計出費を抑えると思いますか?」という質問でしょうか。それとも「あなたは家計出費を抑えると思いますか?」という質問でしょうか。質問は誤解を招かないように正確に作って欲しいです。
前者であるなら、「抑えるようになる」と思います。後者であるなら「そうは思わない」です。いままでも、ぜいたく品の購入はしていませんので。

>◆安倍政権になってから、景気が回復したという実感がありますか。ありませんか。
ありません。

>◆国の財政が悪化する不安をどの程度感じますか。
ある程度感じます。

>◆加盟国の間で経済の自由化を進めるTPP、環太平洋経済連携協定についてうかがいます。日本がTPPに参加することに、賛成ですか。反対ですか。
情報が足りないのでなんとも言えません。

>◆政府が沖縄県の尖閣諸島の土地を買い上げて国有化してから1年になります。尖閣諸島を国有化したことを評価しますか。評価しませんか。
個人所有のままでいるより、よかったと思います。

>◆日本と中国の関係が悪くなっているのは、どの程度問題だと思いますか。
あまり問題とは思えません。具体的に困っていることはあるのでしょうか?


【本】劇場版薄桜鬼京都乱舞異聞

映画「劇場版薄桜鬼京都乱舞」入場のおまけでもらった70ページほどの小説です。

沖田総司、斉藤一、藤堂平助、原田佐之助、土方歳三を中心とした5編と、前後に幕間として数ページをはさんでいます。

時間軸は劇場版と同一ですが、全体のトーンは喜劇的で、TV版にあって劇場版になかったものを補う意図があったのかもしれません。千鶴からみた、それぞれのキャラクターを描かれていますので、背景情報の補足にもなるでしょう。

ちょっと意外だったのは、千鶴の“正体”が新撰組のなかでも限られた幹部しか知らないという設定があったことです。まさか女であることを伏せているとも思えませんので、父親を捜しに京都に来たことが秘密になっているのだと思います。時間軸から考えて鬼がらみの“正体”を隠していることはありえません。なんで父親捜しを秘密にしてあるのかよくわかりませんでした。ゲームでは説明があるのでしょうか?

もう一つ。終章で山南さんが中心になっている会合はなんだったのでしょうか?ピンときませんでした。

おまけとしては破格でした。ファンを大事にしているのだと好感を持ちました。

【朝日新聞】投書:投票率アップへ 政治教育を

9月8日朝日新聞朝刊投書欄。45歳の大学講師(女性)からの投書です。

若者の低投票率が問題になっている。7月の参院選直前の意識調査によると、大学生が選挙へ行かない一番の理由は、政策の良しあしを判断できないからだという。
 40代の私でさえ、選挙前に新聞をよく読んで政党や候補者のおさらいをしないと考えがまとまらない。誰に投票すればいいか分からぬまま投票所に赴き、記入の瞬間に何となく決めたこともあった。政治関連のニュースが身近に感じられないのはなぜだろう。メディアによる政治批判ばかりが続くと、政治家は頼りない、ずるい、いい加減というマイナスイメージが定着する。政治のあり方を考える機会のないまま20歳になり、さあ選挙だと言われても無理な話だろう。
 英国や米国では、社会参画の技能を習得させる政治教育がなされている。私は中学、高校時代を米国カリフォルニア州で過ごした。大統領選の年には学校で選挙の仕組みを体験的に学んだ。生徒は民主党支持派と共和党支持派に振り分けられて討論。全員で模擬選挙をした。結果発表後は互いをたたえてダンスパーティーだ。争点を考え、意見を戦わせて、最後はお楽しみ会。そんな授業はどうだろう。教育の力は大きい。


米英では「社会参画の技能を習得させる政治教育がなされている」とのことで、日本でもそれを見習えば投票率が向上するだろう、との意見です。

普通に考えればわかることですが、主張の根拠として、米英の投票率が高いことを示す必要があります。さらに、きちんと調べるなら、日米英だけではなく主要な国々の投票率と政治教育の相関度を調査する必要があります。

しかし投書子はそれについては何も答えていません。実際には、米英の投票率はそれほど高くないようです。

参)NPOネットワーク地球村の「日本と世界の国々の投票率
参)wiki「アメリカ合衆国大統領選挙」の「投票数」

したがって、政治教育をすることで投票率の向上を図ろうという議論は無理があります。

根拠のない主張をする大学講師の存在は、分数の足し算ができない大学生の存在よりも嘆かわしいです。

【映画】劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。


劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。Original Soundtrack劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。Original Soundtrack
(2013/08/28)
サントラ

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TVシリーズは観ています。

TV版の総集編に新規映像を付け加えたという劇場版にありがちな構成ですが、予想をはるかに超える出来でした。TVシリーズも過去と現在を行き来しますが、映画版では、現在が一年後なのでさらに複雑になります。しかし手際よく処理されているので理解できないことはありません。

終始、画面に没入しました。近年、映画館でこれだけ感情を揺さぶられた経験はありません。素晴らしい映画です。

ただし、初見の人にはストーリーが、ちょっと理解しづらいかもしれません。

【展覧会】レオナール・フジタ展

於:Bunkamuraザ・ミュージアム

藤田嗣治(レオナール・フジタ)の展覧会です。関連する作品としてアンリ・ルソーやモディリアーニの作品も何点か出ていますが大部分は藤田の絵で占められています。土門拳が写した藤田の写真も展示されていました。

「小さな職人たち-フランスへの賛歌」と題した、大人の格好をした子供が仕事をしているかわいらしい絵の一群が楽しかったです。

10月14日までです。

【朝日新聞】経済気象台:木に竹を接いでも

9月5日朝日新聞朝刊 金融情報欄の経済気象台のコーナーに載った「木に竹を接いでも」より

下村博文・文部科学相が昨年、自分のブログで日本と世界主要国の大学進学率を取り上げ「日本が高学歴社会というのは過去の話で、実は世界レベルよりも進学率は下だった」と書いている。そして、この現状に危機感を募らせ、教育改革を強く訴えていた。
この認識は経済協力開発機構(OECD)のデータによっているが、海外では短大や専修学校などの高等教育機関も含めている。学位保持者というデータでは日本は世界2位のため、4年制大学という点で見れば世界的に遜色はない。
むしろ問題なのは、進学率よりも学生の質である。分数の足し算は小学校で学習するが、2分の1足す3分の1を5分の2と答える大学生がいる。ごく一部の例外と信じたいが、下村文科相も大学生のレベルが下がっていることを指摘しており、このような学生を含む母数を前提に進学率の向上を図っても無意味である。
これに対し、大学の密度の濃い講義によって学生の質を底上げすればよい、という主張もある。だがここにも問題がある。
経団連が調べた企業の新卒採用に関するアンケートでは、企業は採用時の選考でコミュニケーション能力や主体性、チェレンジ精神、協調性という点を重視し、クラブ活動やボランティア、学業成績はほとんど考慮されない。この選考基準であれば、高い学費を払って大学に行く必要はない。これらの資質は高校のアルバイト、クラブ活動で十分に養えるからだ。
この状態で教育改革を推し進めたとしても効果は知れている。大学入学前の義務教育の改善と、出口となる人材受け入れ側の意識改革がなされない限り、木に竹を接ぐような議論だ(島梟)


文部科学大臣の指摘は間違いで、日本の進学率が海外に比べて低くない、との指摘です。そして、むしろ問題なのは、分数の足し算ができない大学生がいるように、質が悪いことだと指摘しています。

大学生が分数の足し算ができないのは困ったものですが、この文脈から言えば、他国の大学生の算数能力と比較をしなければなりません。もしかしらた他国の大学生も日本以上に分数の足し算ができない大学生がいるのかもしれません。

また、「ごく一部の例外と信じ」ているのであれば、例外として無視すべきです。「信じたい」けど信じていない、ということでしょうか。主張があやふやで理解できません。

経団連のアンケートを真に受けるのも、よく言えば純真すぎます。採用の基準に大学名があるのは誰でも知っています。馬鹿正直に“有名大学の学生を積極採用します”と答えないだけです。つまり学業成績は十分に考慮されています。

島梟氏が経団連のアンケート結果を本当に信じているなら、なぜ企業がアルバイトやクラブ活動にいそしんだ高校生を積極採用していないのか、不思議に思わなければなりません。

下村文部科学大臣をくさしていますが、島梟氏の論の方がよっぽど未熟に思えます。

もとになった下村文部科学大臣の文章は、これ、だと思います。

【朝日新聞】カタカナ語の増殖:取り込んで、面白がろう

9月4日朝日新聞朝刊。オピニオン欄の「耕論」。カタカナ語の氾濫について3人の識者が意見を述べています。その中から、クリエーティブディレクターの岡康道氏の意見を取り上げます。

1956年生まれなので、物心がついた時は家にテレビがあって、ニュース、ドラマ、アニメ、コマーシャル、アナウンサー、タレントなどカタカナ語があふれていました。カタカナ語の少ない日本語の世界を知らないからかもしれませんが、これまでカタカナ語を不快と感じたことはありませんでした。
 30年以上仕事をしている広告業界は元々、米国で発展した業種なので、英語に由来する言葉があふれています。キャンペーン、クライアント、コンテンツ、ターゲット、オリエンテーション、プレゼンテーション、トリガーなど、身の回りの言葉はほとんどカタカナ語です。これらの言葉の出自は外国語ですが、僕にとっては純然たる日本語の一部です。
 広告業界で言えば、かつてコピーライターに「文案家」という日本語を当てていた時期もありましたが、あまり普及しないまま、すたれてしまいました。言葉は生きものですから、使われなくなればおしまいです。逆に使われている言葉はそれなりの存在意義があるのです。
(略)
 言葉は日本人全体によって、日々ふるいにかけられていて、ダメなものは消え、魅力があるものが残っていくのです。「日本語を守れ」と、権力や権威を背景にして、言葉の使い方を統制するようなことをすれば、すごくよくないことが起きそうな気がします。
 「日本語を守る」と言っても、そもそも私たちが使っている漢字も中国から来たものだし、ひらがなやカタカナも漢字をくずしたり、漢字の一部を取ったりして作ったものです。日本語は元来、様々な言葉を外から取り込んで同化させてきた包容力の大きい言語です。
 カタカナ語は、出自は外国語でも本来の外国語の意味から離れて使われて、日本語の表現を豊かにする役割も担っています。「じぇじぇじぇ」のような方言を再発見して楽しむのと同様に、カタカナ語も新しい日本語表現として面白がって使っていけばいいのではないでしょうか。(聞き手・山口栄二)


私もニュースやドラマ、アニメ、コマーシャル、アナウンサー、タレントなどは気にせず使っています。しかし、無分別にカタカナ語を使っていいとは思いません。職場でもこのブログでも言葉を吟味せずついカタガナ語に頼ってしまうこともあり、あとで恥ずかしくなることがあります。

言葉は日本人全体によって、日々ふるいにかけられていて、ダメなものは消え、魅力があるものが残っていくのです

>「日本語を守る」と言っても、そもそも私たちが使っている漢字も中国から来たものだし、ひらがなやカタカナも漢字をくずしたり、漢字の一部を取ったりして作ったものです。日本語は元来、様々な言葉を外から取り込んで同化させてきた包容力の大きい言語です。

こうした意見には基本的には賛成です。しかし、読み手(聞き手)の思いを無視して好き勝手に書き(喋り)だしては、意思を伝えるという言語の役割が果たせなくなります。

「面白がって使う」のと同時に節度をわきまえる必要があると思います。

【映画】劇場版 薄桜鬼「第一章 京都乱舞」


劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞 映画パンフレット 監督 ヤマザキオサム劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞 映画パンフレット 監督 ヤマザキオサム
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不明

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ゲームはプレイしたことはありません。アニメは3期とも観ていますし、OVA版も観ています。

9月1日の映画の日に観にいきました。日曜日だったこともあって満員でした。特筆すべきは観客のほとんどが女性だったことです。おそらく男は5%程度だったと思います。さらにその半分くらいがデート客のようです。私のように男一人の観客はちょっと肩身がせまかったです。女性向けというのはわかりますが、題材が新撰組なのですから、もう少し男が来るのかと思っていました・・・

映画化されたのはアニメの第1期の内容です。映画では完全に雪村千鶴を中心としていますので、史実の部分はややおざなりです。時間軸の離れた話を駆け足で進むので、物語がぶつぶつと区切られてしまい、駆け足で進んでいったような感じでした。それでもテレビ放送以上に千鶴と鬼の話が掘り下げられていますので、映画を観る価値はあります。

新撰組隊士にもそれぞれスポットがあたっていますので、特定キャラクタのファンも喜んでくれたと思います。

入場記念に70Pほどの小説を貰いました。感想は後日書こうと思います。(すべての劇場で毎日配っているのかは分かりません。私は渋谷TOHOシネマで貰いました)

第二章は来年3月だそうです。もちろん観にいく予定です。

【展覧会】浮世絵FloatingWorld 第Ⅲ期 うつりゆく江戸から東京

於:三菱一号美術館

第Ⅰ期、第Ⅱ期に続いていきました。

時代順に浮世絵を紹介する展覧会の最後です。今回は初代歌川広重の作品が多数展示されていました。さらに文明開化の東京の様子を描いた浮世絵もそろっています。

こうして順に観て行くと、初代広重の絵は独特のものを感じます。異彩を放つ構図で目をひきつけます。

文明開化期の浮世絵では、陰影に特徴のある「光線画」が面白かったです。

9月8日までです。

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Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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