【朝日新聞】同盟生かし地域安定へ汗かけ

4月30日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナーでオバマ米大統領訪日のまとめをしています。そのうちの一つ早稲田大学教授・植木千可子氏の「同盟生かし地域安定へ汗かけ」をとりあげます。

前半は、米国の(オバマ政権の)情勢分析です。後半から見ていきます。

 それでも、日本を含めたアジア諸国には、米国のアジア重視を疑い、中国の影響力がますます強まるのではという不安がある。そこで、アジアに関与し続けるという強い意志を示し、不安を払拭するのが今回のアジア歴訪の目的でした。実際に、日本では、日米同盟は強固だと確認し合いました。
ただ、このところ日本国内で声高に唱えられるようになってきた「米国は日本のために戦ってくれるのか」という問いかけはおかしい。同盟は戦争に勝つためにあるのではなく、戦争にならないようにするためにあるのです。実際に戦わなくてはならなくなった事態は、戦略が失敗して抑止が破綻したことを意味します。


同盟の目的は、近しい関係の他国と結び国益を守ることのはずです。同盟が「戦争にならないようにするためにあるのです」というのはおかしな意見だと思います。

いざとなったら戦える態勢をとりながら、戦争を起こさない。そのためには、あらゆる手段を用いて戦争が割に合わないという状況を作り出さなくてはなりません。


もちろん、現代では戦争をすることは決して国益にかなうものではないというのは認めます。その意味で、戦争を起こさないように努力すべし、というこの一節には同意します。しかし、そうであるなら、米国に尖閣の防衛を約束させたのは、戦争を起こさないために、重要であると考えます。『「米国は日本のために戦ってくれるのか」という問いかけは』、決しておかしくはありません。

 TPPは米国にとって、成長戦略であると同時に、高いレベルの自由貿易圏をつくることで地域の安定を図る、外交戦略的なツールでもあります。将来的には中国を取り込むことも視野に入れており、例外があれば、そのぶん効力は弱まります。日本の参加は不可欠ですが、今回、合意できませんでした。
 米国からみれば、日本は地域をよくする努力を十分しないで、求めるばかり。そんな国のために危険を冒す必要はないという論調が起こりかねません。


植木氏がなにを根拠に「米国からみれば」と米国の代弁ができるのかわかりません。勝手な想像だとしか思えません。

 重要なことは、日米同盟で何をしてもらうか、ではなく、同盟を使ってアジアのために何ができるか、日本人自身が真剣に考えて、動くことです。まずは、韓国との信頼関係を取り戻すことが必要です。そして、中国との関係改善を図り、偶発的な出来事を危機に高めないための仕組み作りを地域規模で進めることが急務です。


同盟とは双方の利益のために双方が努力するものというなら分かります。しかし、植木氏によれば、日米同盟はアジアに貢献するためにあるそうです。そんな不可思議な理論は理解不能です。
 

アジア地域を、経済的に豊かで、力ではなく、ルールや話し合いで物事が決まる、安定した場所にする。これが、日本のめざすべき目標であるはずです。


日米同盟の目標でなく、日本がそれを目指すべき、ということであれば理解できます。そのために何をして何をしないのかが議論になりますが、基本は同意できます。

全体では、いいことを言っているのかも知れませんが、論理が雑です。よほど好意的に読んでくれる人でなければ、納得はしないでしょう。特に、勝手に米国の代弁をするところが駄目です。
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【時事問題】札幌連続ボンベ爆破事件

Yahooニュースより引用します。

札幌連続ボンベ爆破事件 女性への聴取3日目、依然関与を否定
北海道・札幌市北区で相次いだガスボンベ爆破事件で、北海道警は28日も、北区に住む女性への事情聴取を続けている。聴取は3日目を迎えたが、女性は依然、関与を否定しているという。
札幌市北区では、2014年1月から4月にかけ、警察署や商業施設などで、ガスボンベの爆破事件が5件相次いでいる。
警察の捜査で、5件のうち、2月の大型量販店の事件について、防犯カメラの映像などから、北区に住む女性が浮上。
警察は、この女性が何らかの事情を知っている可能性が高いとみて、26日から任意で事情聴取を続けているが、女性は、事件への関与を否定し続けているという。
一連の事件をめぐっては、警察のほか、FNN系列のUHB北海道文化放送に、犯人を名乗る人物から、犯行予告や事件の詳細などを記した手紙が届いていた。


仮にこの女性が真犯人であったとしても、警察の取り調べは人権侵害です。

強制して自白を引き出そうとしているに間違いありません。一度逮捕してしまうと48時間以内で検察送致か釈放かを決めなければなりませんので、その時間制限をまぬかれるための“任意”なのでしょう。警察は、法の精神を無視しています。

この記事を書くために、各マスコミでどう報じられているかをネットで調べましたが、警察批判の声が見つかりませんでした。このことにも愕然とします。

【時事問題】成果主義賃金

成果に応じて賃金を支払い残業代ゼロの賃金制度-成果主義賃金がまた話題になっています。

どういう理由かわかりませんが、私のようなシステム・エンジニア(SE)はすでに成果主義賃金です。私の会社だけでなく、余所の会社でもSEの残業代は制度上ゼロになっていると聞きます。

これを他の職種にも広げようということなのですが、おそらく大多数の労働者は不幸になります。

提案している方は、ダラダラ仕事をしないで手早く仕事を切り上げプライベートな時間を有効に過ごすという生き方を考えているのかもしれません。

しかしながら、同じ職場の労働者とはいえ同じ作業量を課せられているわけではありません。仕事の速い優秀な人間は人より重い仕事をしています。したがって自分の仕事が終わったからといって毎日さっさと帰っていたら、仕事を増やされるのは確実です。

結局、拘束時間は変わらず、給料が減るだけの結果になるのが大多数でしょう。

【朝日新聞】日曜に想う:波立つ南シナ海、頼りになるのは

4月27日朝日新聞朝刊。「日曜に想う」のコーナー。特別編集委員・山中季広氏の「波立つ南シナ海、頼りになるのは」より。

 日本2泊、韓国1泊、マレーシア2泊、フィリピン1泊と駆け足で4カ国をめぐるオバマ米大統領。今回最も熱烈に歓迎されるのは、あす到着予定のフィリピンかもしれない。
 もともと反米デモの盛んな国だが、今回関心を呼ぶのは中国大使館前のデモの方である。南シナ海でわが物顔の中国に反感が高まっているからだ。
 「中国さん、距離の測り方も知らないかね」。数十人が声を上げたのは今月初旬のこと。持参した特大の巻き尺を散乱させた。はるか遠海まで自国の管轄下だと主張してはばからない中国を巻き尺で皮肉った。
(略)
 アキノ大統領は現在の中国をナチスになぞらえた。「不正に国際社会がイエスと言えば事態は悪化する」「私はチェコのような譲歩はしない」
 陸海空とも中国とは比較にならない自国の防衛力をマニラの人々は盛んに自嘲する。「中国がジャイアンで、フィリピンはのび太。いじめられてばかりだ」と。米国というドラえもんの介入を待ち焦がれているのだ。
 今回の訪問でオバマ大統領は、二十数年ぶりに米軍の拠点を比国内に設ける協定を結ぶ。冷戦終結後の92年、米軍は望まぬ撤退を強いられた。追い出した米軍に戻ってきてと頼むのだから、よほどの危機感である。
     *
 さて、オバマ大統領がきょう訪問中のマレーシアも、同じ南シナ海で同じように中国と領有問題を抱える。
 ところが現地で取材してみると、対米・対中感覚がフィリピンとはまるで逆だった。米国大使館前では反オバマ集会が開かれているが、中国大使館前は静か。66年のジョンソン大統領以来、ほぼ半世紀ぶりの米大統領訪問なのに、歓迎ムードは驚くほど低い。
 マレーシア近海でも中国の動きは挑発的である。「中国領の最南端」と記した碑を投下したり、無断で海底を探査したり。それでも政府は米国に泣きついたりはしない。
 「二つの強国が角を突き合わせる時代に、どちらか1国に賭けるのは危うい。冷戦以降ずっと、それがマレーシアのような小国の生きる知恵です」。戦略国際問題研究所のブン・ナガラ氏(59)は説明する。
 この国は人口の3割弱が中華系で、中国は最大の貿易相手である。イスラム教徒の多い国ゆえ、中東でイスラエルに肩入れする米国には不信も強い。
 念のため会う人ごとに尋ねてみた。「米国、中国、貴国はドラえもんの世界にたとえると誰に似ていますか」
 自国をのび太と感じる点はここも同じ。だが米国をドラえもん視する人はいない。米国は身勝手な暴力国家であって「中国もジャイアン、米国もジャイアン」という見方が一般的だった。
     *
 さてオバマ大統領は今回、東京とソウルで「同盟重視」にかなり踏み込んだ。クアラルンプールとマニラでも「軸足は太平洋に」と訴えるだろう。
 だが少し立ち止まって考えたい。これは、超大国から軍事上のお墨付きを得たと手放しで喜ぶべき事態なのだろうか。これでただちに海域が平穏を取り戻すならよいが、ことは逆に波を高くする方向に向かっていないか。
 ハワイで生まれ、インドネシアで暮らしたオバマ大統領は太平洋の子かもしれない。だが米国という国は、歴史的にも地理的にも世界観からしてもやはり大西洋国家である。南シナ海や東シナ海の岩礁や無人島にどんな利害を見いだし、どこまで関与する気か、先を見通すのは相当にむずかしい。
 波立つ南シナ海を機内から見下ろしながら、いるはずのないドラえもんの姿を私はいつまでも探し続けた。


フィリピンでは中国と敵対的になったので、米国との友好を重視している。しかし、マレーシアは、人口の3割弱が中華系・中国との貿易依存が高い・イスラム教徒が多い、といった理由で必ずしも反中親米ではない、という報告です。

要するに、フィリピンはフィリピンのマレーシアはマレーシアの国情に合わせて行動しているといういかにももっともな指摘です。しかしなぜか山中氏は、米国に頼るという政策が一般的に(つまり日本でも)間違っているといわんばかりの書きっぷりです。

マレーシアにとって米国がドラえもんでないのは、マレーシアにとっては真実かもしれません。しかし、それがフィリピンや日本に当てはまるかどうかは別問題です。

米国が心情的にアジアよりヨーロッパに近しい、というのは事実だと思います。しかし、それがアジアでの戦争を忌避する理由にはなりません。それが証拠に、第2次世界大戦以降でも米国は東アジアで朝鮮戦争とベトナム戦争という大きな軍事衝突を起こしています。むしろ、積極的に戦争行動をしているようなふしもあります。

将来、米国がフィリピンや日本を防衛するために軍隊を積極的に動かさない可能性はあります。しかしそれは、それは米国の国益をにらんでのことであって、アジアに関心が薄いから、というのは理由ではないでしょう。

まして、その可能性があるがゆえに米国への傾斜を弱めて中国にすり寄ろうというのは知性的とはいえません。

【展覧会】向井潤吉 民家十二ヶ月

於:向井潤吉アトリエ館

世田谷美術館の分館で、向井潤吉が生前暮らしていた家を改装して美術館にしたものです。

今回は、人気の高い油彩画を精選しさらに版画集「民家十二ヶ月」を初公開しています。

アトリエ館のそばを描いた昔の風景画が面白かったです。現在の様子とはまるで違って寂しげな田舎の風景でした。

お客は4~5人ほどしかいませんでしたので、ゆっくり見てまわれました。お茶を飲めるサービスもありアットホームな美術館です。

大人200円のところ、新聞広告の割引券と放送大学の学生証提示を合わせて120円で入場できました。

7月27日までです。

【本】名画で読み解くハプスブルク家12の物語


名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
(2008/08/12)
中野 京子

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著:中野京子

ハプスブルク家にまつわる12の絵をもとに、ヨーロッパの歴史が語られます。有名画家の絵もありますし、知名度の低い画家の絵もあります。絵画の本ではなく、基本的には歴史の本という印象を持ちました。

衝撃的だったのは、ハプスブルク家が繰り返す近親結婚の話です。普通の歴史の本だと、この皇帝の息子で孫で、という具合に父親の系統が語られあまり近親婚を意識しませんが、本書では著者が容赦のなく近親婚とその結果である彼らの疾病を暴きます。

絵についてある程度深く触れたのは、マネの「マクシミリアンの処刑」です。気持ちのいいほどこき下ろしています。著者の偏見とは思えません。確かにこの絵はおかしいと思いました。

歴史に興味がある人にも、絵画が好きな人にもお薦めできる一冊です。

【朝日新聞】米懸念、日中対立で災いも

4月23日朝日新聞朝刊。集団的自衛権に関して、第1期オバマ政権で国家情報長官を務めたデニス・ブレア氏と日本総合研究所理事長・寺島実郎氏の二人がそれぞれインタビューに答えています。その中で寺島氏のインタビューをとりあげます。

 オバマ大統領の訪日で、日米両国は同盟強化についてひとまず合意する形になりそうだが、日米の深層にある温度差が今ほど感じられる時はない。
 米側には、日本の集団的自衛権の行使容認を同盟の役割拡大として肯定的にとらえる向きがある。だが一方で、米国にとって災いをもたらしかねないという不安感も持っている。
 一例を挙げると、米国では今、中東におけるイスラエルが「やっかいな同盟国」になりつつあるとの捉え方がある。右傾化したネタニヤフ政権によって再び泥沼の中東紛争に巻き込まれる恐れがあるが、同盟国なので見捨てられない。勝手に動かないよう、米国が一生懸命に羽交い締めにしているという同盟関係だ。
 米側は、日本も極東のイスラエルのようになるのではと懸念している。日本はこれまで、米軍の駐留経費の7割を受け入れる好ましい同盟国だった。だが尖閣諸島の問題を先鋭化させ、戦前の国家主義に回帰しつつあるとの不信感が、識者の中に芽生えている。
 米国は今、日中の紛争で米中戦争に巻き込まれたら大変だと思っている。米中が、戦略的対話と意思疎通を深めているとみるべきだ。
 日本は対中戦略の一環として、集団的自衛権の行使容認に踏み切ろうとしている。そこには「米中が対立すれば、米国の愛情が日本に向かうのでは」との屈折した心理がある。だが行使容認は、米国がユーラシアで引き起こす戦争に自動的に巻き込まれる恐れがあることにも気付くべきだ。
 これからの日本は軍事に傾斜せず、周辺国と信頼の枠組みをつくる努力を前提とすべきだ。軍事衝突の可能性を限りなく少なくするよう、アジアの真のリーダーとして存在感を強める努力をすべきだ。
 (聞き手・杉崎慎弥)


寺島氏は、米国が日本に「不安感も持っている」、「懸念している」、「不信感が、識者の中に芽生えている」「日中の紛争で米中戦争に巻き込まれたら大変だと思っている」と、聞いた話を伝えています、しかし、米国の誰が言ったのかを示していません。悪くとれば寺島氏の作り話の可能性もあります。全くの創作でなくても、大胆な脚色を加えている気配はあります。

そもそも米国の意見を聞くのに、寺島氏を通す必要はありません。同じコーナーでデニス・ブレア氏が集団的自衛権に賛成しています。別の記事では、アーミテージ氏が、急ぐ必要はないと答えています。我々は、こうした多様な意見を聞くことでだいたいの米国世論を把握できます。寺島氏のフィルターは無益ですし、もしかしたら有害です。

百歩譲って、寺島氏が伝えるように米国の主な意見が日本の戦争に巻き込まれることを嫌がっているのが正しいとしましょう。つまり、米国の機嫌を損ねるのは危ない、という立場です。独立心がないといえばそれまでですが、それはそれで一つの立場です。しかし、寺島氏は直後に「米国がユーラシアで引き起こす戦争に自動的に巻き込まれる恐れがある」と言い出します。さっきとは真逆で、米国の戦争に日本が巻き込まれるから反対、だそうです。

要するに、集団的自衛権反対のために、持ち出せるものは何でも持ち出すという没論理です。こういう意見には価値を見出せません。

【世論調査】朝日新聞 4月21日

4月21日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は3月15、16日の調査結果)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する  48(50)
 支持しない 29(29)

◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」48%、右は「支持しない」29%の理由)
 首相が安倍さん  12〈6〉   6〈2〉
 自民党中心の内閣 20〈9〉  21〈6〉
 政策の面     45〈22〉 62〈18〉
 なんとなく    20〈10〉  8〈2〉

◆今、どの政党を支持していますか。

自民32(37)
民主6(5)
維新1(1)
公明3(3)
みんな0(1)
結いの党0(0)
共産2(3)
生活0(0)
社民0(0)
みどりの風0(0)
新党大地0(0)
新党改革0(0)
その他の政党0(0)
支持政党なし48(42)
答えない・分からない8(8)

◆4月から消費税が8%に上がって、お宅の家計への負担はどの程度重くなっていますか。(択一)
 かなり重くなっている  14
 ある程度重くなっている 50
 あまり重くなっていない 29
 まったく重くなっていない 4

◆来年10月に消費税を10%に引き上げることに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 25(23)
 反対 66(68)

◆集団的自衛権についてうかがいます。集団的自衛権とは、アメリカのような同盟国が攻撃された時に、日本が攻撃されていなくても、日本への攻撃とみなして、一緒に戦う権利のことです。これまで政府は憲法上、集団的自衛権を使うことはできないと解釈してきました。憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を使えるようにすることに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 27
 反対 56

◆安倍首相は、いま開かれている国会の期間中に、集団的自衛権を使えるように憲法の解釈を変える方針です。いま開かれている国会の期間中に憲法の解釈を変える必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
 国会の期間中に憲法の解釈を変える必要がある 17
 その必要はない               68

◆憲法改正の賛否を問う国民投票についてうかがいます。国民投票ができる年齢を18歳からとすることは妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ    46
 妥当ではない 44

◆国会議員などを選ぶ選挙権の年齢を、20歳から18歳に引き下げることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 44
 反対 46

◆安倍内閣は、新しいエネルギー基本計画で、民主党政権が掲げた将来的に原発をゼロにする方針を転換し、今後も原子力発電を使っていくことを決めました。「原発ゼロ」の方針を転換したことを評価しますか。評価しませんか。
 評価する 39
 評価しない 46

◆安倍内閣は、原子力発電所を外国に輸出する政策を進めています。この政策に賛成ですか。反対ですか。
 賛成 29
 反対 51

◆加盟国の間で経済の自由化を進めるTPP、環太平洋経済連携協定についてうかがいます。日本がTPPに参加することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 52
 反対 25

◆クジラについてうかがいます。クジラの肉をどのくらい食べますか。(択一)
 ときどき食べる     4
 ごくまれに食べる   10
 かなり前に食べたきり 48
 食べない       37

◆日本が南極海で実施している調査捕鯨について、国際司法裁判所は「捕獲できる数が多すぎる」として中止を命令しました。この命令は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ 40
 妥当ではない 39

◆調査捕鯨を続けることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 60
 反対 23

 <調査方法> 19、20の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は3526件、有効回答は1756人。回答率50%。
 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は3月15、16日の調査結果)


この世論調査が私のところに来たと想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。

>◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」48%、右は「支持しない」29%の理由)
「首相が安倍さん」だからです。

>◆今、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。
前回の同趣旨のblog記事で注目したみんなの党の支持率はやはり下がりました。また、社民は再び0%に落ちています。

>◆4月から消費税が8%に上がって、お宅の家計への負担はどの程度重くなっていますか。(択一)
みな同じように5%から8%に上がったので、人によって程度に差はありません。質問する価値はありません。あえて実感を答えれば、「あまり重くなっていない」です。

>◆来年10月に消費税を10%に引き上げることに、賛成ですか。反対ですか。
反対です。

>◆集団的自衛権についてうかがいます。集団的自衛権とは、アメリカのような同盟国が攻撃された時に、日本が攻撃されていなくても、日本への攻撃とみなして、一緒に戦う権利のことです。これまで政府は憲法上、集団的自衛権を使うことはできないと解釈してきました。憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を使えるようにすることに、賛成ですか。反対ですか。
賛成です。

>◆安倍首相は、いま開かれている国会の期間中に、集団的自衛権を使えるように憲法の解釈を変える方針です。いま開かれている国会の期間中に憲法の解釈を変える必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
急ぐ必要はないと思います。

>◆憲法改正の賛否を問う国民投票についてうかがいます。国民投票ができる年齢を18歳からとすることは妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
どっちでもいいです。特に意見はありません。

>◆国会議員などを選ぶ選挙権の年齢を、20歳から18歳に引き下げることに賛成ですか。反対ですか。
どっちでもいいです。特に意見はありません。

>◆安倍内閣は、新しいエネルギー基本計画で、民主党政権が掲げた将来的に原発をゼロにする方針を転換し、今後も原子力発電を使っていくことを決めました。「原発ゼロ」の方針を転換したことを評価しますか。評価しませんか。
妥当だと思います。将来的には「原発ゼロ」を目指すべきですが、当面の使用は妥当です。

>◆安倍内閣は、原子力発電所を外国に輸出する政策を進めています。この政策に賛成ですか。反対ですか。
買いたい国に売るのは問題ありません。

>◆加盟国の間で経済の自由化を進めるTPP、環太平洋経済連携協定についてうかがいます。日本がTPPに参加することに、賛成ですか。反対ですか。
懸念を持っています。

>◆クジラについてうかがいます。クジラの肉をどのくらい食べますか。(択一)
かなり前に食べたきりです。

>◆日本が南極海で実施している調査捕鯨について、国際司法裁判所は「捕獲できる数が多すぎる」として中止を命令しました。この命令は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
調査目的ということだと無理があったと思います。商業目的であり、捕鯨を存続させることを目的としていたのは端から見ていても明らかでした。

>◆調査捕鯨を続けることに賛成ですか。反対ですか。
なぜ、広く捕鯨についての賛否を問わずに、「調査」捕鯨について訊くのでしょうか?質問に不満があります。

【朝日新聞】声:隣国への侮蔑は何も生まない

朝日新聞投書欄から、東京都の非常勤高校教員(61)男性の意見です。

 最近、隣国に対する嫌悪や憎悪を表現した書籍や週刊誌の見出しを多く目にする。そのうちの何冊かを読んでみたが、いずれも将来に向けた友好の展望や課題解決への糸口に言及しておらず、読後感は悪かった。非難や侮蔑だけでは何も生まれないからだ。
 ヘイトスピーチや埼玉県のサッカー競技場に掲げられた横断幕「JAPANESE ONLY(ジャパニーズ オンリー)」などをみても、「日本人ってこうだったか?」と残念に思うことが多い。その理由の一つとして、SNSなど通信手段の拡大やインターネットを通じて、匿名性の高い情報が拡散しやすくなり、感情表現も極端なまでに増幅されやすくなったことが挙げられるだろう。
 (略)
 国家間の課題については今後も多くの時間と議論が必要である。だが、そのことと感情をあらわにして嫌悪し、侮蔑することは全く別物であることを、改めて心に留めておくべきである。気持ちの隙があれば誰にでも起こりうるのが差別意識だろう。私自身も常に戒めていきたいと思う。


一般論としては反対できない意見です。差別は良くないことですし、他国を侮蔑しても、外交課題が解決するわけではありません。しかし、このような投書には価値はありません。なぜなら、投書子が読んだ書名もわからなければ、どの週刊誌の記事なのかもわかりません。本当に「非難や侮蔑だけ」だったのかわかりません。もしかしたら、真面目な論考だったかもしれません。具体的に挙げてあれば、そこから議論はできます。しかし、この投書にはそれがないため、単なるきれいごとを連ねているだけに終わっています。

【朝日新聞】インタビュー:ジャパン・アズ・ナンバー3

米ハーバード大学名誉教授・エズラ・ボーゲル氏のインタビューです。日本の対米中韓外交についての意見を聞いています。

 ――慰安婦問題をめぐる中国、韓国の動きをどう見ていますか。
 「日本からすればすでに外交的に片付いた問題と思うかもしれないが、韓国にとってはそうではない。そこに『強制性』などの議論を持ち出して正当化しようとすれば、日本の国際的な評判はかえって悪化するだけだ。日本にとって国際社会で良好な外交関係を維持することは大事。そのためには、不公平に思うかもしれないが、よい関係をつくるために、加害者側としていつまでも謝る必要がある」
 ――日本人の意識としては村山談話や河野談話などで何度も謝った。どうしてまた謝る必要があるのか、となる。
 「僕の目からみると、日本人の多くは悪いのは軍国主義で、一般の国民は悪いことをしなかった、被害者なんだと思っている。もちろん原爆投下などで日本人は被害者でもあるが、一方で、周辺諸国に対して加害者でもあるという意識が、外国人の目からみると決定的に足りないと感じる」


日本の主張は、日韓で政治的に決着したことをどうしてまた謝る必要があるのか、というものです。それに対して、ボーゲル氏は「僕の目からみると」と自分の意見を語りだしています。検討すべきなのは、あくまで韓国の意見であって、ボーゲル氏の意見ではありません。

 ――靖国神社のA級戦犯を仮に分祀できたとしても、中国や韓国の反発は収まらないのでは。
 「A級戦犯合祀と遊就館がなければ、反対の動きはある程度まで収まるのではないか。A級戦犯と遊就館のあるところに指導者が行く必要はないと中国人は思っています。実際、合祀後は昭和天皇もいまの天皇も参拝していないし、中曽根元首相も85年以降、行かなかった」


「収まるのではないか」、などとのんきに言っていますが、何の根拠もありません。むしろ逆の根拠ならあります。中国が対外的に強硬になっているのは対日本だけではないからです。歴史問題が、中国にとって口実にすぎないのではないかと大いに疑われます。

 ――37年の南京事件についても、被害者の数はもっと少なかったはずだという議論があります。
 「もし『30万人だ』という見方に対して日本側が『それほど多くない』といえば中国人は怒る。問題は数が少なくても、旧日本軍がとった行動自体は正当化されない、ということです。被害者側からすれば、日本は自分たちのことを悪くないといっている、と逆に宣伝するだろう」
 「僕が日本人なら、こう言うだろう。被害者数については様々な見方がある。それでも当時の日本人、旧日本軍の兵隊が中国人に対して悪いことをした。日本人はもう二度としません、と」


中国人(中国政府)は「問題は数が少なくても、旧日本軍がとった行動自体は正当化されない」などとは言っていません。あくまで30万人、というのが中国の主張です。

このようにボーゲル氏は、自分の意見と中韓の意見を混同させてしゃべっています。そのため全体に納得感がありません。

【展覧会】洋画家たちの青春

於:東京ステーションギャラリー

光風会は、明治の洋画界をけん引した白馬会の解散後、同会の7名の若い画家たちによって明治45(1912)年に創立されました。本展では、黒田清輝など白馬会の画家たちから、創立会員の中澤弘光、三宅克己をはじめとする光風会で活躍した画家たち、さらに新しい団体に移った画家たちまで、67作家の80余点により、洋画家たちの青春期を彩った光風会の足跡をたどります。


東京ステーションギャラリーは、東京駅の駅舎内にある美術館です。今回初めて行きました。中に入ると騒々しい駅の中とは思えないような落ち着いた場所でした。作品に添えられた解説は丁寧です。その反面、出品目録は置いていませんでした。

展示された絵は、特に目玉となるようなものもありませんが、目を惹く作品も何点かはありました。

東京駅周辺美術館共通券(3000円で、ブリヂストン美術館、出光美術館、三井記念美術館、三菱一号館美術館、東京ステーションギャラリーにそれぞれ一回だけ入場できる券)で入場しました。定価だと一般は900円です。正直に言えば、この定価だとちょっと高いかな、という気がします。場所が場所だけにもっと気軽に絵に接することができる値段だとよいのですが。

【展覧会】のぞいてびっくり江戸絵画

於:サントリー美術館

江戸時代後期の日本には、蘭学の振興とともに、顕微鏡や望遠鏡など「視覚」に対する従来の常識を一変させる光学装置が海外からもたらされました。西洋の遠近法を用いた風景図や、顕微鏡による知見を取り入れた拡大図、博物学の知識を踏まえた写生図なども生まれ、江戸絵画は大きな変革期を迎えます。また、鏡や水面に映る映像、および影絵への関心も高まり、その面白さに注目した作品が多数制作されました。本展では、こうした江戸時代後期に花開いた新しい〈視覚文化〉を、小田野直武、司馬江漢、葛飾北斎、歌川広重らの作品を通してご紹介します。


また、数点の眼鏡絵が展示され、実際にレンズを通して鑑賞できるようになっていました。現代人の感覚だからなのかレンズを通しても特に驚くことはありませんでしたが、それでも当時の人たちと同じ方法で鑑賞できたのは貴重な体験でした。

図版で何度も見ている、重要文化財の小田野直武の「不忍池図」を初めて生で見ることができました。

テーマが明確なよい展覧会でした。

本日は、「六本木アートナイト割引」とのことで500円で入場できました。普段は一般1300円、大学・高校生800円です。

小田野直武―解体新書を描いた男小田野直武―解体新書を描いた男
(2011/09)
小室 千鶴子

商品詳細を見る

【アニメ】2014春調査(2014/1-3月期、終了アニメ、68+5作品)

アニメ調査室(仮)さんで行っているアンケートに投稿しました。

評価基準は
S : とても良い(第3回より追加)
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可(わかる範囲で良いです)

次のように評価しました。

01,pupa,E
02,トリコ,x
03,桜Trick,x
04,ノラガミ,x
05,のうりん,x
06,ハマトラ,x
07,魔法戦争,x
08,宇宙兄弟,x
09,プピポー!,x
10,ノブナガン,B
11,キルラキル,x
12,マギ 第2期,x
13,鬼灯の冷徹,x
14,キングダム2,x
15,ディーふらぐ,A
16,凪のあすから,x
17,聖闘士星矢Ω,F
18,Z/X IGNITION,x
19,サラとダックン,x
20,となりの関くん,x
21,ロボカーポリー,x
22,マケン姫っ! 通,x
23,東京レイヴンズ,S
24,咲 Saki 全国編,C
25,遊戯王ZEXAL II,x
26,未確認で進行形,F
27,Wake Up Girls!,x
28,ログ・ホライズン,x
29,ゴールデンタイム,x
30,かよえ! チュー学,x
31,お姉ちゃんが来た,x
32,スペース ダンディ,x
33,ストレンジ・プラス,x
34,サムライフラメンコ,E
35,黒魔女さんが通る!!,x
36,黒子のバスケ 第2期,B
37,生徒会役員共* (2期),x
38,はじめの一歩 Rising,x
39,ドキドキ! プリキュア,x
40,めいたんていラスカル,x
41,とある飛空士への恋歌,x
42,バディ・コンプレックス,x
43,ストライク・ザ・ブラッド,x
44,ウィッチクラフトワークス,x
45,LINE TOWN (ラインタウン),x
46,銀の匙Silver Spoon 第2期,B
47,ジュエルペット ハッピネス,x
48,おにくだいすき! ゼウシくん,x
49,ガンダムビルドファイターズ,x
50,超ゼンマイロボ パトラッシュ,x
51,探検ドリランド 1000年の真宝,x
52,世界征服 謀略のズヴィズダー,x
53,いなり、こんこん、恋いろは。,x
54,たまごっち! みらくるフレンズ,x
55,みんな集まれ! ファルコム学園,x
56,地下すぎアイドルあかえちゃん,x
57,てさぐれ! 部活もの あんこーる,x
58,うーさーのその日暮らし 覚醒編,x
59,イナズマイレブンGO ギャラクシー,x
60,マイリトルポニー トモダチは魔法,x
61,デュエル・マスターズ ビクトリーV3,x
62,プリティーリズム・レインボーライブ,x
63,ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル,B
64,ファイ・ブレイン 神のパズル 第3シリーズ,x
65,最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。,F
66,カードファイト!! ヴァンガード リンクジョーカー編,x
67,そにアニ SUPER SONICO THE ANIMATION,F
68,中二病でも恋がしたい! 戀 (TV放送分),A
69,中二病でも恋がしたい! 戀 Lite,x
70,47都道府犬R (犬猫アワー),x
71,にゃ~めん (犬猫アワー),x
72,秘密結社 鷹の爪 NEO/MAX,x
73,ちび デビ!,x

個々の感想はリンク先をご覧ください

■見切り作品について
「聖闘士星矢Ω」:5~6回観ました。オリジナル作品への敬意が感じられませんでした。
「未確認で進行形」:2回観ました。特に笑えるようなギャグではなかったこともありますが、キャラクタの髪と服の左右から光があたっているようにみえるデザインが目障りなので切りました。
「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」:2回観ました。下品なアニメは嫌いです。
「そにアニ SUPER SONICO THE ANIMATION」:2~3回観ました。ピンときませんでした。

【朝日新聞】インタビュー:日本の愛国心

4月16日朝日新聞朝刊オピニオン欄。明治大学特任教授・大沼保昭氏のインタビュー「日本の愛国心」です。

(略) 
 ――いびつな愛国心を象徴するようなネット右翼(ネトウヨ)の言説が拡散していますね。
 「ネトウヨは若者の感覚の一部が極端な形で言説化しているのでしょうが、ある種の『快感』を多くの人に与えているのも事実です。欧米から『日本は慰安婦問題で謝罪していない』と批判されると、『あなた方だって植民地支配をしてきたし、戦争になれば同じようなことをしたのでは』と反論したくなるでしょう。彼らはそれを代弁している」
 「私はずっと、戦後日本は過去の植民地支配と侵略戦争を反省して平和憲法を守り続けてきたことを世界にもっともっと発信した上で、欧米に対して『あなたたちはどうだったのですか?』と問題提起をするべきだと主張してきました」
(略)
 「中国に『百年国恥』という言葉があります。1840年のアヘン戦争以来、100年にわたって中国は恥辱を受けてきたという意味です。中国政府の主張は大げさで、南京事件で虐殺されたという被害者の数字も不正確です。しかし日本が満州事変(1931年)以降、中国を侵略し、数多くの人々を殺害したという事実は否定できない」
(略)
 「13億人の中国は、多少の挫折はあっても将来米国と肩を並べ、さらに米国を超える超大国になる可能性が高い。他方、百年国恥の屈辱感の裏返しである現在の中国の攻撃的な路線が永久に続くわけではない。対立するより、諸国と共に中国の過剰な被害者意識をなだめ、卒業してもらう工夫を日本はするべきです」
 ――具体的には。
 「中国が持たないソフトパワーをいかすことです。日本の学者が主導してアジア国際法学会を日本で開催した際、参加した中国人が必死に運営のノウハウを学ぼうとしたことは象徴的です。製造業やサービス業、医療のシステム、アニメやファッション、さらには秩序だった市民生活のルールなど日本には中国にとって魅力のあるソフトがあります。それで中国の懐に入り込み、ウインウインの関係をつくり出すべきです」
(略)
 (聞き手・吉田貴文)


>「私はずっと、戦後日本は過去の植民地支配と侵略戦争を反省して平和憲法を守り続けてきたことを世界にもっともっと発信した上で、欧米に対して『あなたたちはどうだったのですか?』と問題提起をするべきだと主張してきました」

現実離れをしています。日本が欧米に植民地の問題を提起しても無視されるだけでしょう。日本が欧米の植民地だったわけではないのですから。

おそらく、大沼氏が目指しているのは、罪を償った清らかな日本というイメージなのでしょう。私からみると、それこそが「いびつな愛国心」です。

>13億人の中国は、多少の挫折はあっても将来米国と肩を並べ、さらに米国を超える超大国になる可能性が高い。他方、百年国恥の屈辱感の裏返しである現在の中国の攻撃的な路線が永久に続くわけではない。対立するより、諸国と共に中国の過剰な被害者意識をなだめ、卒業してもらう工夫を日本はするべきです

中国が攻撃的になっているのは周辺国に対してです。アヘン戦争の相手国であるイギリスには歴史問題をふっかけていません。したがって、“百年国恥”なるもので現在の中国の姿勢を説明することはできません。領土的野心が本心で、歴史問題は隠れ蓑とみるのが自然です。

>製造業やサービス業、医療のシステム、アニメやファッション、さらには秩序だった市民生活のルールなど日本には中国にとって魅力のあるソフトがあります。それで中国の懐に入り込み、ウインウインの関係をつくり出すべきです」

そういうことはいままで散々やってきましたし、天安門事件で中国が西側各国から非難を浴びた中、日本が真っ先に関係改善に動いたこともあります。しかし、現在はこのざまです。

大沼氏は善意の人なのかもしれませんが、まるで納得できませんでした。

【アニメ】東京レイヴンズ

原作は未読です。

今期はこれが一番面白かったです。

設定が複雑でとっつきにくかったのはありますが、録画したものを再視聴するとよく理解できました。細かい伏線が何重にも編みこまれていることがわかりました。おそらく原作が優れているのだと思います。

登場人物は多いですが、無駄なキャラクターはなく、ありきたりな人物造形ではありません。すべて実在感があります。

話は途中で終わったようですが、夜光の正体という最大の謎が解かれたためか、中途半端な感じはしません。とりあえずの終わりとしてはきれいだったと思います。

一番よかったのは、物語の終局でみせた、式神コンの主君への決死の諫言です。これには感動しました。

すばらしい作品です。

【朝日新聞】「小保方さん問題」で終わりか

4月15日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。耕論のコーナーでSTAP細胞騒動について特集しています。その中で東京大学教授のロバート・ゲラー氏の『「小保方さん問題」で終わりか』を取り上げます。

まず、前提として今回のSTAP細胞の問題について、意見を言えるような知識は私にはないことをお断りしておきます。論文作成について違反行為があったのは確からしいですが、他の科学論文ではあり得ないようなことなのか、割とよくあることなのかもわかりません。その意味で同業の学者の意見は貴重なのですが、なんだか嫉妬まじりの意見にしかみえないものが散見され、何を信じればいいのかにわかに判断がつきません。

その意味で、今回のゲラー氏の意見ははじめの方は公正な姿勢にみえて、好意的に読んでいました。しかし、以下の一節からおかしな具合になります。

 再発防止のために一番重要なのは研究機関のガバナンスの改善です。海外の有名研究所や一流大学は、様々な国の研究者がマネジメントに携わっているのが一般的です。理研は国際水準の研究所といわれていますが、理事長を含めた理事6人は全員日本人で、うち2人は文部科学省出身者、1人は内閣府在籍経験者。外国から優れた研究者を招き、理事会の半分は外国人にすべきです。
 さらに、外国人理事が意思決定に十分参加できるように、公用語も英語にする。コンプライアンス担当には、国内外から先端科学の現状がわかっている人を採用すべきです。役所からの天下りをなくし、官僚支配から研究者支配に切り替えることが必要です。


海外の有名研究所や一流大学にあわせて理研にも外国人を入れろ、と言っているところまではいいです。しかし、なぜそれが半分なのかが分かりません。海外でどのくらいの割合で外国人理事がいるのかを明らかにせずに半数にしろ、というのはひどく胡散臭いです。まして、公用語を英語にしろ、などというのは噴飯ものです。こういう意見を外国人学者が言うのは、まさに火事場泥棒というべきです。

【アニメ】ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル


ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-3 [Blu-ray]ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-3 [Blu-ray]
(2014/06/04)
田辺留依、真堂圭 他

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魔術師が実在する世界を舞台にしています。

魔術師が実在する以上、犯罪者になる魔術師がいますし、それを逮捕する警察だけでなく、裁判も必要になります。この作品は、魔術師を弁護する弁魔士(ウィザード・バリスター)のひとり、新米のセシルが主人公です。

警察を主人公にすれば、毎回派手なアクションシーンができますが、弁魔士が主人公なので制約があります。当初、セシルがアクションシーンに絡むのに無理がありましたが、後半セシルそのものが物語の謎の中心となるにおよんで、不自然ではなくなりました。

いままでのアニメーションにはないものを作りたいという意気込みは感じます。まったく架空ではなく基本は現在の日本でありながら魔術師という要素を放り込んだ世界の構築というのは魅力的です。

しかし、その観点から見ると、いくつかのアラが見えます。

まず、魔術師を弁護するのが魔術師限定であるかのような設定です。事務所のトップのアゲハさんは魔術師でないという説明があったように思いますが、他に登場する弁魔士は、志望者も含めすべて魔術師です。法廷の内外で法律上の助言をするのに、魔術師である必然性はありません。

また、セシルの服装が裁判所にふさわしくないようなものであるとの言及が再三なされていましたが、バタフライ事務所のほかの人たちも似たり寄ったりの格好です。この世界ではなにが普通の格好なのかが分かりません。

さらに、セシルの魔術使用による罰金は当然セシルが支払うべきものです。その請求書がバタフライ法律事務所に行った理由がわかりません。交通違反の罰金はセシル個人に請求されています。基準が不明です。

肝心の裁判ですが、公正な裁きが行われているのか、魔術師に差別的なのか、見極めがつきません。最後の裁判は被害者を弁護人に頼んで、かつ陥れようとする異常なものでした。しかし、それまでに見てきた裁判も異常さでは似たりよったりですのでインパクトに欠けます。はじめは地味でも普通の裁判を見せなければ、最後の裁判が引き立ちません。

このように、新しい世界を構築しようとしている意欲は感じますが、ちょっとつめが甘いかな、という感じがします。

そのほかに、巨大ロボットと使い魔が出てきます。これは疑問です。

巨大ロボットおかげで、アクションシーンが単調になってしまいました。変な話ですが、他のアニメには巨大ロボットのアクションシーンはいくらでもあるので、結局ありきたりになってしまいます。むしろ初回に見せたような、現実のものである電車を魔術で持ち上げるというシーンの方が目を惹きます。

使い魔を出して絡めるのも、アニメーション作品の常道なのでしょうが、ストーリーに絡んでいません。可愛くないデザインという斬新さ狙ったのかもしれませんが、いかにもアニメーション的なお約束に囚われた表現としか見えません。他の人間にからむのはセシルの使い魔だけでした。バタフライ事務所の弁魔士以外の魔術師の使い魔は登場もしません。使い魔の設定をもてあましている感があります。

色々文句は書きましたが、基本的には優れた作品であり、意欲作だと思います。

【展覧会】日本絵画の魅惑(前期)

於:出光美術館

近代以前の日本画の展覧会です。
第1章:絵巻
第2章:仏画
第3章:室町時代水墨画
第4章:室町時代やまと絵屏風
第5章:近世初期風俗画
第6章:寛文美人図と初期浮世絵
第7章:黄金期の浮世絵
第8章:文人画
第9章:琳派
第10章:狩野派と長谷川等伯
第11章:仙厓の画
という流れです。

私が一番楽しみにしていたのは、酒井抱一の「風神雷神図屏風」です。東京国立博物館で展示している俵屋宗達と尾形光琳のを合わせて、短い期間で三つの「風神雷神」を見ることがかないました。

酒井抱一の「風神雷神」は5月6日までの展示です。
5月9日から6月8日までは、展示作品を入れ替えます。

前期に入場すると、後期は500円で入場できる券がもらえます。


【展覧会】「栄西と建仁寺」展

於:東京国立博物館

2014年は、日本に禅宗(臨済宗)を広め、京都最古の禅寺「建仁寺」を開創した栄西禅師(ようさいぜんじ、1141~1215)の800年遠忌にあたります。これにあわせ、栄西ならびに建仁寺にゆかりの宝物を一堂に集めた展覧会を開催します。
本展は、近年研究の進んでいる栄西の著述のほか、建仁寺に関わりのある禅僧の活動を通して、栄西の伝えようとしたもの、そして建仁寺が日本文化の発展に果たした役割を検証しようとするものです。俵屋宗達の最高傑作、国宝「風神雷神図屏風」を筆頭に、海北友松筆の重文「雲龍図」など建仁寺本坊方丈障壁画、山内の塔頭に伝わる工芸や絵画の名品、栄西をはじめとした建仁寺歴代の書蹟はもちろん、全国の建仁寺派の寺院などが所蔵する宝物を展示します。


入口横にある視聴覚スペースでNHKエデュケーション制作の10分ほどの紹介ビデオを先に観ました。栄西を「ようさい」と読んでいたので不思議におもっていましたところ、展示室の説明書きに、この読み方が正しいのだ、とありました。文献にそういうフリガナが振ってあるそうです。
後半に展示された絵の数々はさすがに名品が揃っています。なんといっても最大のみどころは、国宝の「風神雷神図屏風」(俵屋宗達)です。古い時代のせいか若干いたんでいますが、構図もデザインもさすがに国宝です。見に来たかいがありました。普段はグッズの購入などしないのですが、今回ばかりは興奮のせいか、風神雷神をデザインした財布を購入してしまいました。

なお、本館ではちょうど尾形光琳の「風神雷神図屏風」が展示されていました。二つの風神雷神のそろい踏みでした。

放送大学の学生証の提示で学生料金で入場できました。

もっと知りたい俵屋宗達―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)もっと知りたい俵屋宗達―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
(2008/09)
村重 寧

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【言葉】いまいち

4月11日朝日新聞朝刊。民主党の海江田代表の訪米に関する記事が載りました。内容はともかく、見出しにびっくりしました。

民主・海江田代表、米での存在感いまいち 


「いまいち」というのは「いまひとつ」から展開したらしい言葉で、いわゆる俗語です。大新聞ともあろうものが、見出しに俗語を使うというのは嘆かわしいです。夕刊紙やスポーツ新聞ではありません。

朝日は論調には賛成しかねる部分はありますが、新聞としての矜持は持っていると思っていただけに、この見出しは残念でなりません。

【アニメ】咲 Saki 全国編


「咲-Saki- 全国編」 一 (初回特典:新規描き下ろしコミック付き) [Blu-ray]「咲-Saki- 全国編」 一 (初回特典:新規描き下ろしコミック付き) [Blu-ray]
(2014/03/19)
植田佳奈、小清水亜美 他

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一期、阿知賀編とも観ています。

全国大会の途中で終わったので中途半端感があります。しかも、能力を全開にした敵を倒すという展開ではありません。個人戦へ向けての壮大な伏線だったような感じで、クライマックスがありませんでした。

各キャラクターを掘り下げていくのはいいのですが、逆に視点がブレてしまったような感じもします。

一期と比べると、もの足りなさを感じます。気長に次作を待ちます。

【世論調査】憲法・日中韓3カ国世論調査

4月8日朝日新聞朝刊。世論調査の結果が発表されました。今回は一部の質問を中国と韓国でも行っています。

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。特に断りがない限り、回答は選択肢から一つ選ぶ方式。中韓の数字が記載されていない質問は日本でのみ聞いた。質問文、選択肢の丸カッコ内は中国、韓国での文言)

 ◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する  52
 支持しない 39

 ◆いま、どの政党を支持していますか。
自民38
民主5
維新3
公明4
みんな1
結いの党1
共産3
生活0
社民1
みどりの風0
新党大地0
新党改革0
その他の政党0
支持政党なし41
答えない・わからない3

 ◆次にあげる政策の中で、安倍政権に積極的に進めてほしいものに三つまでマルをつけてください。
 景気・雇用対策     73
 社会保障の充実     62
 子育て・教育支援    37
 女性の積極登用      6
 消費増税         6
 震災復興・防災     39
 原発の再稼働       6
 TPP参加        4
 外交関係の改善     28
 集団的自衛権の行使容認  6

 ◆日本(中国、韓国)の政治は、これからよいほうに向かうと思いますか。悪いほうに向かうと思いますか。それとも変わらないと思いますか。
          日  中  韓
 よいほうに向かう 20 72 37
 悪いほうに向かう 23 15 31
 変わらない    53 12 31
 ◆自分の意見が政治にどの程度反映されていると思いますか。
              日  中  韓
 十分反映されている     1 16  1
 ある程度反映されている  14 56 18
 あまり反映されていない  51 21 48
 まったく反映されていない 32  6 32

 ◆いまの日本社会で一人ひとりの個人がどの程度大切にされていると思いますか。
 かなり大切にされている    3
 ある程度大切にされている  36
 あまり大切にされていない  47
 まったく大切にされていない 13

 ◆いまの日本社会で一人ひとりの個人を大切にする考えは、強まっていると思いますか。弱まっていると思いますか。それとも変わらないと思いますか。
 強まっている 14
 弱まっている 31
 変わらない  52

 ◆以下は、憲法第9条の条文です。(憲法9条条文は省略)憲法第9条を変えるほうがよいと思いますか。変えないほうがよいと思いますか。
 変えるほうがよい  29
 変えないほうがよい 64

 ◇(「変えるほうがよい」と答えた29%の人に)それはどうしてですか。
 今の自衛隊の存在を明記すべきだから        38〈11〉
 自衛隊を正式な軍隊にすべきだから         17 〈5〉
 日米同盟の強化や東アジア情勢の安定につながるから 40〈12〉

 ◇(「変えないほうがよい」と答えた64%の人に)それはどうしてですか。
 戦争を放棄し、戦力を持たないとうたっているから 49〈32〉
 今のままでも自衛隊が活動できるから       32〈20〉
 変えると東アジア情勢が不安定になるから     15〈10〉

 ◆日本には、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」という非核三原則があります。この非核三原則をどうすべきだと思いますか。
 維持すべきだ 82
 見直すべきだ 13

 ◆日本は武器の輸出を原則として禁じてきましたが、最近は認めるケースが増えています。武器輸出の拡大に賛成ですか。反対ですか。
 賛成 17
 反対 77

 ◆自衛隊が海外で活動してよいと思うことに、いくつでもマルをつけてください。
 災害にあった国の人を救助する     95
 危険な目にあっている日本人を移送する 85
 国連の平和維持活動に参加する     77
 アメリカ軍に武器や燃料などを補給する 17
 アメリカ軍と一緒に前線で戦う      5

 ◆日本(中国、韓国)は防衛力(軍事力)を増強するほうがよいと思いますか。削減するほうがよいと思いますか。いまのままでよいと思いますか。
           日  中  韓
 増強するほうがよい 40 63 40
 削減するほうがよい  7 12 15
 いまのままでよい  49 24 44

 ◆日本の自衛隊は、災害後の緊急援助やイラクの復興支援など、戦闘以外の分野では海外で活動しています。自衛隊がこうした海外活動をすることに賛成ですか。

    日 中  韓
 賛成 - 10 33
 反対 - 86 64

 ◆憲法第9条を変えて、自衛隊を正式な軍隊である国防軍にすることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 25
 反対 68

 ◆日米安保条約をこれからも維持していくことに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 79
 反対 11

 ◆日米安保条約をめぐる日本とアメリカとの関係について、あなたの考えは次のどちらに近いですか。
 アメリカには日本防衛の義務があるのに、日本にはアメリカ防衛の義務がなく、不公平だ 15
 日本はアメリカに米軍基地や多額の駐留費用を提供しており、不公平ではない      72

 ◆(日本の)集団的自衛権についてうかがいます。日本にとっての集団的自衛権とは、同盟国やその軍隊が攻撃されたときに、日本が攻撃されていなくても、日本に対する攻撃とみなして一緒に戦う権利のことです。日本はこの権利を持っているが、(日本の)憲法第9条により行使できない、というのが(日本)政府の解釈です。(日本の)集団的自衛権についてどのように考えますか。
                      日  中  韓
 行使できない立場を維持する(ほうがよい) 63 95 85
 行使できるようにする(ほうがよい)    29  2 12

 ◇(「行使できるようにする」と答えた29%の人に)集団的自衛権を行使できるようにするためには、どうしたらよいと思いますか。
 憲法を変えなければならない   56〈17〉
 政府の解釈を変更するだけでよい 40〈12〉

 ◇(「行使できるようにする」と答えた29%の人に)集団的自衛権を行使できるようにするためには、近隣諸国の理解を得ることが必要だと思いますか。必要ではないと思いますか。
 必要だ    49〈14〉
 必要ではない 46〈14〉

 ◆日本がアメリカとの間で集団的自衛権を行使できるようにしなければ、日本とアメリカとの同盟関係が弱くなるという意見があります。その通りだと思いますか。
 その通りだ   27
 そうは思わない 67

 ◆もし日本が集団的自衛権を行使できるようになり、アメリカから戦争に加わるよう求められたとしたら、自衛隊はどうしたらよいと思いますか。
 一緒に戦ってよい    16
 一緒に戦うべきではない 71

 ◆もし日本が集団的自衛権を行使できるようになったら、日本が戦争に巻き込まれるかもしれないという不安をどの程度感じますか。
 大いに感じる  52
 ある程度感じる 36
 あまり感じない  8
 まったく感じない 1

 ◆(日本の)安倍政権は、集団的自衛権の行使を検討するなどしてアメリカとの軍事協力を強めようとしています。こうした安倍政権の姿勢は、東アジアの平和と安定にとってどちらの面が大きいと思いますか。
        日  中  韓
 プラスの面  29  3  9
 マイナスの面 60 94 88

 ◆(日本の)安倍政権が集団的自衛権の行使を検討するなどアメリカとの軍事協力を強めることで、東アジアの軍事的な緊張が高まると思いますか。そうは思いませんか。
            日  中  韓
 軍事的な緊張が高まる 65 91 78
 そうは思わない    29  5 21

 ◆日本の外交は今後、どうしたらよいと思いますか。
 アメリカ重視を維持する       39
 アメリカと中国を同じぐらい重視する 42

 ◆中国が軍事的にも経済的にも大国になったことは、アジアの平和と安定にとってどちらの面が大きいと思いますか。
        日  中  韓
 プラスの面  12 86 38
 マイナスの面 79 12 57

 ◆日本、韓国、中国や東南アジアを含む東アジアの平和を脅かす要因として、あなたが心配しているのはどんなことですか。(二つまで選択)
          日  中  韓
 朝鮮半島情勢   38 21 50
 中国・台湾情勢  12 13  4
 領土問題     63 36 58
 アメリカ軍の存在  5 34  6
 日本の軍事力    5 49 35
 中国の軍事力   48 19 15
 国際テロ     13 13 19

 ◆日本(中国、韓国)にとって軍事的に脅威を感じる国はどこですか。
      日  中  韓
 アメリカ  5 42  4
 ロシア   1  3  0
 日本    - 42 20
 中国   55  - 10
 韓国    2  2  -
 北朝鮮  29  3 65
 インド   0  2  0
 ベトナム  0  2  0
 その他の国 0  0  0
 とくにない 5  3  1

 ◆いまの日本の憲法は、全体としてよい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。
 よい憲法    63
 そうは思わない 27

 ◆いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか。
 変える必要がある 44
 変える必要はない 50

 ◇(「変える必要がある」と答えた44%の人に)どういうわけで変える必要があると思いますか。(三つまで選択)
 国防の規定が不十分だから                  50〈22〉
 アメリカからの押しつけで、日本の国柄が反映されていないから 36〈16〉
 利己主義の風潮が生まれたから                13 〈6〉
 福祉の考えが強すぎるから                   5 〈2〉
 いまの憲法に明記されていない権利を加えたいから       28〈12〉
 国会の仕組みに問題があるから                40〈17〉
 変えると世の中がよくなる気がするから            16 〈7〉
 古くなったから                       46〈20〉

 ◇(「変える必要はない」と答えた50%の人に)どういうわけで変える必要はないと思いますか。(三つまで選択)
 平和をもたらしたから                76〈38〉
 国民に定着したから                 40〈20〉
 個人の尊重を重んじているから            36〈18〉
 福祉の考えをうたっているから            11 〈6〉
 権利の保障を十分うたっているから          24〈12〉
 軍事の分野の代わりに経済の発展に力を入れられたから 27〈13〉
 変えるほどの問題はないから             36〈18〉
 内容は古くないから                  4 〈2〉

 ◆憲法は第96条で、憲法を変えるためには、衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成して提案し、国民投票で過半数が賛成することを必要としています。この第96条を変えて、衆参それぞれ過半数の議員の賛成で提案できるように条件を緩めることに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 29
 反対 63

 ◆いまの憲法を全面的に作りかえない限り、「日本は真に独立を回復したことにならない」という意見があります。この意見についてどう思いますか。
 その通りだ   19
 そうは思わない 75

 ◆よりよい国家にするためには、次のどちらのほうが重要だと思いますか。あなたの考えに近いほうにマルをつけてください。
 国家が勝手なことをできない仕組みを整える 68
 国家に対して国民が負う責任と義務を強める 27

 ◆愛国心は、学校で教えて身につけさせるものだと思いますか。個々人にまかせればよいと思いますか。
 学校で教えて身につけさせるものだ 38
 個々人にまかせればよい      55

 ◆日本人は、国家のために貢献する気持ちをもっと強く持つべきだと思いますか。そうは思いませんか。
 もっと強く持つべきだ 43
 そうは思わない    49

 ◆日本が好きですか。嫌いですか。特にどちらでもないですか。
           日 中  韓
 好き        - 11  4
 嫌い        - 74 67
 特にどちらでもない - 13 29

 ◆中国が好きですか。嫌いですか。特にどちらでもないですか。
           日  中 韓
 好き         4 - 13
 嫌い        51 - 19
 特にどちらでもない 43 - 68

 ◆日本と中国との関係を改善する必要がどの程度あると思いますか。
        日  中  韓
 大いにある  26 31 -
 ある程度ある 54 54 -
 あまりない  14 10 -
 まったくない  4  6 -

 ◆日本と中国との関係を改善するために、次のうち、どれをいちばん重視すべきだと思いますか。
                日  中  韓
 領土をめぐる問題の解決    31 42 -
 過去の歴史の問題の決着    29 38 -
 経済や文化の交流を深めること 36 19 -

 ◆韓国が好きですか。嫌いですか。特にどちらでもないですか。
           日  中  韓
 好き         8 48 -
 嫌い        34 19 -
 特にどちらでもない 57 33 -

 ◆日本と韓国との関係を改善する必要がどの程度あると思いますか。
        日  中 韓
 大いにある  21 - 24
 ある程度ある 53 - 60
 あまりない  18 - 11
 まったくない  6 -  5

 ◆日本と韓国との関係を改善するために、次のうち、どれをいちばん重視すべきだと思いますか。
                日  中 韓
 領土をめぐる問題の解決    24 - 30
 過去の歴史の問題の決着    38 - 65
 経済や文化の交流を深めること 32 -  5

 ◆これからの日本(中国、韓国)の経済にとって、どことの関係が最も重要になると思いますか。
         日  中  韓
 アメリカ    30 38 45
 日本       - 14  3
 中国      25  - 43
 韓国       2  3  -
 ロシア      4 13  0
 東南アジア   32 12  4
 ヨーロッパ    2 16  3
 その他の国や地域 4  4  2

 ◆1945年に終わった日本の戦争について、あなたの考えに近いのは次のうちどれですか。
 アジアに侵略したから、よくなかった     37
 日本が被害を受けたから、よくなかった    12
 当時の国際情勢を考えると、やむを得なかった 42

 ◆日本による中国との戦争や韓国に対する植民地支配など(中国調査=日本による中国との戦争など/韓国調査=日本による韓国に対する植民地支配など)過去の歴史の問題は、すでに決着したと思いますか。まだ決着していないと思いますか。
           日  中  韓
 すでに決着した   48 10  3
 まだ決着していない 47 88 97

 ◆「日本の歴史教育は日本の過去の戦争などについて否定的な見方が多く、自虐的だ」という意見があります。この意見についてどう思いますか。
 その通りだ   37
 そうは思わない 53

 ◆(日本の)安倍首相は昨年12月、靖国神社に参拝しました。このことはよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
        日  中  韓
 よかった   41  0  1
 よくなかった 47 95 97

 ◆(日本の)靖国神社は、どんな存在だと思いますか。
           日  中  韓
 戦死者を追悼する所 64  9 16
 軍国主義の象徴   12 77 73
 宗教施設の一つ   12  7  3
 とくに印象はない  10  4  6

 ◆旧日本軍の慰安婦の補償問題についてうかがいます。日本政府は、1965年の日韓基本条約によって補償問題は解決済みという立場です。96年以降は国民から集めた寄付金を支給しようとしましたが、韓国などの元慰安婦の人たちは正式な個人への補償を求めています。日本政府はどうすべきだと思いますか。
              日  中 韓
 正式な補償をすべきだ   26 - 95
 正式な補償はしなくてよい 63 -  5

 ◆日本は戦後の約70年間、平和国家の道を歩んできたと思いますか。歩んでこなかったと思いますか。あなたの考えに近いほうを選んでください。
          日  中  韓
 歩んできた    93 36 19
 歩んでこなかった  4 62 79

 ◆日本は今後、平和国家の道を歩むと思いますか。歩まないと思いますか。あなたの考えに近いほうを選んでください。
      日  中  韓
 歩む   74 21 14
 歩まない 17 77 82

 <調査方法> 【日本】全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施した。対象者の選び方は層化無作為2段抽出法。全国の縮図になるように339の投票区を選び、各投票区の選挙人名簿から平均9人を選んだ。2月12日に調査票を発送し、3月24日までに届いた返送総数は2119。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は2045で、回収率は68%。
 有効回答の男女比は男47%、女51%、無記入2%。年代別では20代8%、30代16%、40代16%、50代15%、60代20%、70代17%、80歳以上7%、無記入1%。

 【中国】中国の調査会社に委託し、2月21日~3月3日に北京、上海、広州、武漢、成都の18歳以上の男女を対象に面接方式で実施した。有効回答は1000人。

 【韓国】米国の調査会社に委託し、2月18~27日に全国の18歳以上の男女を対象に面接方式で実施した。有効回答は1009人。


中国での調査は面接方式であることに注意が必要です。回答者にすればあまりにも中国の一般的見解から離れた回答はしにくい状況にあります。また大都市だけで調査をしていますので、中国一般の世論と考えるのはすこし無理があります。

中国、韓国に共通して、外国の米国の調査会社に委託したにせよ、男女比も年代別の内訳もありません。杜撰です。

毎回のことですが、この調査が私のところに来たと仮定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
やや疑問を感じていますが、かろうじて支持しています。

>◆いま、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。

前回、支持率0に落ちた社民が復活しました。
「2月12日に調査票を発送し、3月24日までに届いた」サンプルでの調査のせいか、みんなの党は前回の支持率から落ちていません。次回の結果は注目です。

>◆次にあげる政策の中で、安倍政権に積極的に進めてほしいものに三つまでマルをつけてください。
「景気・雇用対策」「社会保障の充実」「震災復興・防災」の三つをあげます。

上位三つといわれると、身近な話題にポイントが集中するので、当たり前の結果になったように思います。「三つ」といわず進めてほしい政策すべてにマルをつけさせた方が意義のある結果が得られると思います。

政策で「消費税」とあるのは、消費税を10%にすることに賛成しているという意味なのか、消費税を下げる(廃止する)ことを求めているのか不明確です。

>◆日本(中国、韓国)の政治は、これからよいほうに向かうと思いますか。悪いほうに向かうと思いますか。それとも変わらないと思いますか。
そんなことは分かりません。コメント不能です。

中国の結果(よいほうに向かうが72%)は、対面調査のため正直に回答していないことが疑われます。

>◆自分の意見が政治にどの程度反映されていると思いますか
これだけ人口(有権者)が多いとあまり反映されていないだろうな、と思います。ただし中国と比べるとはるかにましです。中国での結果は対面調査の影響だと思います。

> ◆いまの日本社会で一人ひとりの個人がどの程度大切にされていると思いますか。
情緒的な質問です。
せめて、“10年前と比べて”とか“X国と比べて”とかの比較対象を示さなければ回答できません。

>◆いまの日本社会で一人ひとりの個人を大切にする考えは、強まっていると思いますか。弱まっていると思いますか。
いつと比較しての質問ですか?

>◆以下は、憲法第9条の条文です。(憲法9条条文は省略)憲法第9条を変えるほうがよいと思いますか。変えないほうがよいと思いますか。
9条をあえて変える必要はないと思っています。墨守すべきとも思いません。回答としては変えても変えなくてもいいです。

>◆日本には、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」という非核三原則があります。この非核三原則をどうすべきだと思いますか。
見直しは常に必要ですが、現在は維持すべきだと思います。

>◆日本は武器の輸出を原則として禁じてきましたが、最近は認めるケースが増えています。武器輸出の拡大に賛成ですか。反対ですか。
同盟国との技術協力という意味であるなら賛成です。

>◆自衛隊が海外で活動してよいと思うことに、いくつでもマルをつけてください。
「アメリカ軍と一緒に前線で戦う」以外は賛成です。

>◆日本(中国、韓国)は防衛力(軍事力)を増強するほうがよいと思いますか。削減するほうがよいと思いますか。いまのままでよいと思いますか。
増強というと語弊がありますが、潜在的敵国が増強しているなら、それに対応する程度には増強が必要です。

>◆憲法第9条を変えて、自衛隊を正式な軍隊である国防軍にすることに賛成ですか。反対ですか。
国防軍にすると何が変わるのかを明記しないと意味を成さない質問です。

>◆日米安保条約をこれからも維持していくことに賛成ですか。反対ですか。
維持に賛成です。

>◆日米安保条約をめぐる日本とアメリカとの関係について、あなたの考えは次のどちらに近いですか。
「日本はアメリカに米軍基地や多額の駐留費用を提供しており、不公平ではない」と思っています。

>◆(日本の)集団的自衛権についてうかがいます。日本にとっての集団的自衛権とは、同盟国やその軍隊が攻撃されたときに、日本が攻撃されていなくても、日本に対する攻撃とみなして一緒に戦う権利のことです。日本はこの権利を持っているが、(日本の)憲法第9条により行使できない、というのが(日本)政府の解釈です。(日本の)集団的自衛権についてどのように考えますか。
行使できるようにすべきです。

>◇(「行使できるようにする」と答えた29%の人に)集団的自衛権を行使できるようにするためには、どうしたらよいと思いますか。
憲法を素直に読めば、自衛隊は違憲に見えます。そうではなく自衛権がある、とう解釈が正当であるなら、特に集団的自衛権だけを禁止しているとは読めません。

◇(「行使できるようにする」と答えた29%の人に)集団的自衛権を行使できるようにするためには、近隣諸国の理解を得ることが必要だと思いますか。必要ではないと思いますか。
朝日新聞のいう“近隣諸国”の中に仮想敵国が入っているならば(入っているような気がしますが)馬鹿げた質問です。必要ありません。

>◆日本がアメリカとの間で集団的自衛権を行使できるようにしなければ、日本とアメリカとの同盟関係が弱くなるという意見があります。その通りだと思いますか。
日本周辺でアメリカが交戦しているのに、日本がしらんぷりしていたら同盟関係は弱くなるとごく自然に思います。

>◆もし日本が集団的自衛権を行使できるようになり、アメリカから戦争に加わるよう求められたとしたら、自衛隊はどうしたらよいと思いますか。
状況によります。例えば、朝鮮半島で戦争が起きた際に自衛隊に戦って欲しくはありません。

>◆もし日本が集団的自衛権を行使できるようになったら、日本が戦争に巻き込まれるかもしれないという不安をどの程度感じますか。
日本が戦争に巻き込まれる心配は常にありますが、集団的自衛権とは無関係です。

>◆(日本の)安倍政権は、集団的自衛権の行使を検討するなどしてアメリカとの軍事協力を強めようとしています。こうした安倍政権の姿勢は、東アジアの平和と安定にとってどちらの面が大きいと思いますか。
戦争を起こさせない、起きても拡大させない仕組みだと思っていますので、プラスになると思っています。

>◆(日本の)安倍政権が集団的自衛権の行使を検討するなどアメリカとの軍事協力を強めることで、東アジアの軍事的な緊張が高まると思いますか。そうは思いませんか。
そうは思いません。

>◆日本の外交は今後、どうしたらよいと思いますか。
“重視する”というのは具体的にどういう意味なのでしょうか? 常に相手の対応を読み違えないように努力するという意味であれば、米中同じくらい重視すべきです。

>◆中国が軍事的にも経済的にも大国になったことは、アジアの平和と安定にとってどちらの面が大きいと思いますか。
マイナスに決まっています。

>◆日本、韓国、中国や東南アジアを含む東アジアの平和を脅かす要因として、あなたが心配しているのはどんなことですか。(二つまで選択)
「中国の軍事力」と「朝鮮半島情勢」です。

>◆日本(中国、韓国)にとって軍事的に脅威を感じる国はどこですか。
一つだけなら中国です。もう一つあげていいなら北朝鮮を加えます。

>◆いまの日本の憲法は、全体としてよい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。
条文全体はよい憲法です。

>◆いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか。
変える必要があります。

>◇(「変える必要がある」と答えた44%の人に)どういうわけで変える必要があると思いますか。(三つまで選択)
アメリカの押しつけだからです。日本の国柄が反映しているかいないかは関係ありません。占領下に押し付けられた憲法は改正すべきです。

>◆憲法は第96条で、憲法を変えるためには、衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成して提案し、国民投票で過半数が賛成することを必要としています。この第96条を変えて、衆参それぞれ過半数の議員の賛成で提案できるように条件を緩めることに賛成ですか。反対ですか。
賛成です。

>◆いまの憲法を全面的に作りかえない限り、「日本は真に独立を回復したことにならない」という意見があります。この意見についてどう思いますか。
「真に」という情緒的な文言は気に入りませんが、言わんとする意味には賛成します。

>◆よりよい国家にするためには、次のどちらのほうが重要だと思いますか。あなたの考えに近いほうにマルをつけてください。
 「国家が勝手なことをできない仕組みを整える」だと思います。

>◆愛国心は、学校で教えて身につけさせるものだと思いますか。個々人にまかせればよいと思いますか。
「個々人にまかせればよい」と思います。私も学校で愛国教育は受けていませんが、アナキストになっていません。

>◆日本人は、国家のために貢献する気持ちをもっと強く持つべきだと思いますか。そうは思いませんか。
「国家のために貢献する」というのを「公徳心がある」と言い換えますが、今の日本人に公徳心がないとは思いません。十分にあると思っています。

>◆中国が好きですか。嫌いですか。特にどちらでもないですか。
中国政府は好きではありませんが、中国の文化・歴史は好きです。

>◆日本と中国との関係を改善する必要がどの程度あると思いますか。
改善は必要だと思います。

>◆日本と中国との関係を改善するために、次のうち、どれをいちばん重視すべきだと思いますか。
「いちばん重視すべき」というのは、関係改善のために譲るべきポイント、という意味なのか、関係改善のために譲ってはいけないポイント、という意味なのかはっきりしません。そのためか結果もあやふやなものになっています。

>◆韓国が好きですか。嫌いですか。特にどちらでもないですか。
好きではありません。

>◆日本と韓国との関係を改善する必要がどの程度あると思いますか。
いかなる国とも仲良くすべきという意味では、ある程度は必要を感じます。

>◆日本と韓国との関係を改善するために、次のうち、どれをいちばん重視すべきだと思いますか。
中国との項での回答と同じです。

>◆これからの日本(中国、韓国)の経済にとって、どことの関係が最も重要になると思いますか。
やはりまだまだアメリカが重要だと思います。

>◆1945年に終わった日本の戦争について、あなたの考えに近いのは次のうちどれですか。
「当時の国際情勢を考えると、やむを得なかった」が一番近い考えです。

>◆日本による中国との戦争や韓国に対する植民地支配など(中国調査=日本による中国との戦争など/韓国調査=日本による韓国に対する植民地支配など)過去の歴史の問題は、すでに決着したと思いますか。まだ決着していないと思いますか。
“決着”の定義をしないと意味のない質問だと思います。国と国の条約の関係で言えば既に決着しているという認識です。

>◆「日本の歴史教育は日本の過去の戦争などについて否定的な見方が多く、自虐的だ」という意見があります。この意見についてどう思いますか。
最近の教科書のことは、よく知りません。

>◆(日本の)安倍首相は昨年12月、靖国神社に参拝しました。このことはよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
よかったと思っています。

>◆(日本の)靖国神社は、どんな存在だと思いますか。
“思いますか”などという意見を訊くのではなく、知識を問うべきです。例えば“A級戦犯の位牌がありますか”とか“A級戦犯の墓がありますか”などというのを並べて、どの程度の知識を有しているのかを問うできです。
“中韓では、靖国を軍国主義の象徴だと思う意見が圧倒的。日本との落差が大きい”といういかにもな結論に誘導しようとしているのがみえみえです。

>◆旧日本軍の慰安婦の補償問題についてうかがいます。日本政府は、1965年の日韓基本条約によって補償問題は解決済みという立場です。96年以降は国民から集めた寄付金を支給しようとしましたが、韓国などの元慰安婦の人たちは正式な個人への補償を求めています。日本政府はどうすべきだと思いますか。
正式な補償はすべきではありません。それで韓国が納得しないなら、韓国が日本とのこれからの関係を考えればいいことです。日本から譲歩する必要はありません。

>◆日本は戦後の約70年間、平和国家の道を歩んできたと思いますか。歩んでこなかったと思いますか。あなたの考えに近いほうを選んでください。
“平和国家”という意味が分かりませんが、70年間戦争がなかったのは事実です。“歩んできた”とかいう情緒的な文言も勘弁してほしいです。

>◆日本は今後、平和国家の道を歩むと思いますか。歩まないと思いますか。あなたの考えに近いほうを選んでください。
日本から戦争を仕掛ける状況は考えられません。相手国次第です。


今回はいつもの原発関連の質問がありませんでした。なんででしょう?

【アニメ】ノブナガン


ノブナガン Blu-ray BOX ―上巻―ノブナガン Blu-ray BOX ―上巻―
(2014/04/23)
武藤志織、鈴木達央 他

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原作は未読。

キッズ向けとも思える設定・キャラデザインでしたが、案外大人の鑑賞にたえられました。

戦闘は工夫されています。決して、いきなり見せる新能力や根性に頼ることなく、いままでに見せてきた能力の使い方をひとひねりしています。

ただ、傑物のE遺伝子がどうのこうのという設定はピンときませんでした。信長の転生体が戦術の天才で銃の扱いというのはまだ許せますが、ニュートンのそれが重力制御能力をもっていたり、ガンジーのそれがバリアーを張れたりするのは無理やりすぎます。

あと、あまり言いたくはありませんが、主人公の声をあてた声優さん(新人のようです)が、若干スキル不足だったと思います。脇とくらべて浮いていました。


【朝日新聞】日曜に想う:日中韓、試される包容力

4月6日朝日新聞朝刊の「日曜に想う」コーナー。特別編集委員・山中季広氏の「日中韓、試される包容力」です。

 中国ハルビン市を訪れ、開館したばかりの安重根記念館を見てきた。
 ご承知の通り、1909年に伊藤博文元首相を射殺して死刑に処せられた韓国独立運動家である。
 「ぜひハルビンに記念碑を」と朴槿恵大統領が昨年6月、習近平国家主席に持ちかけた。記念館へ格上げされたのは主席じきじきの指示だった。
 「毎日500~700人が来館する。韓国の方々が熱心ですね」と職員。遺墨や判決文など展示内容は、予想していたほど一方的ではない。
 むしろ驚いたのは、記帳簿で読んだ来館者たちの強烈な日本批判だった。「中韓人民は団結し日本を倒す」「日本が消滅すれば平和が訪れる」
 抗日運動に詳しい歴史家、李雲橋さん(60)によると、安の知名度はハルビンの外では高くない。「中国全土の中高生の98%は知らない。安の功績を中国ももっと学ぶべきです」
 だとしても、にわかに中韓両国が手を組んで暗殺者を称揚するのは不自然では。私が問うと李さんの眉が動いた。「日本の侵略に身を捨てて抗した義士です」。でも裁判上は犯罪者でした。「あれは不公正な裁き。無罪とすべきでした」。話は平行線をたどった。
 実はこれより先、ソウルにある記念館でも似た経験をした。施設の立派さに驚く私に学芸員が「敬慕の的ですから」。日本にとってはテロでは。「それは違う。歴史的な義挙です」
 苦い味が残った。なぜあんな応酬をしたのか。安の話だと感情的になる。記者失格じゃないかと考え込んだ。
 専門家をのぞけば、安について私たちは多くを知らない。ところが韓国では、その名を口にするだけで世代を超えて反日闘争心に火がつく。
 実感したのは20年ほど前、日本の教科書に登場して韓国内で賛否の大騒動になったころだったか。あるいは、サッカー日韓戦の客席に巨大な肖像画がはためいた時だったか。
 安重根、南京事件、強制連行――。中韓が日本の歴史認識を揺さぶり続ける。官房長官らが同じ土俵で反論すれば、いっとき国内世論の留飲は下がる。けれど対外的には紛糾の度を増すだけである。むしろいまの日本は、土俵を超え、国境も超えるような包容力を見せる時なのかもしれない。
 たとえば、なでしこジャパンの選手たちが反日一色の中国観客に向けて感謝の横断幕を掲げたことがある。「ARIGATO 謝謝 CHINA」
 強烈な印象を与えた。中国紙は「日本の選手は不快な感情を乗りこえた」と論評。「負けた」と反省する声がネットにあふれた。7年前のことだ。
 一連の歴史問題で、私自身および安倍政権に足りないと思うのは、なでしこが見せたあの大きさのことである。
(略)


山中氏も唐突に中韓が連携して安重根を賞賛しだしたことに違和感があるようです。しかし、山中氏は中韓と議論をするのが面倒くさくなったのか知りませんが、「包容力」をみせろと主張しています。ようするに中韓に反論せずにハイハイ言うことを聞いておけ、ということです。

こういうのは問題を先送りしているだけでなんの解決にもなりません。それどころか事態を悪化させるおそれもあります。官房長官の反論が溜飲を下げるためだけにやっているとするのは皮相な見方だといわざるを得ません。

なでしこジャパンの「包容力」で、中国人のスポーツ観戦マナーは向上したかもしれませんが、効果はそれにとどまります。国と国の問題を「包容力」だけで解決するのは無理があります。

【アニメ】黒子のバスケ 第2期


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(2014/01/29)
小野賢章、小野友樹 他

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一期も観ています。

作品外の一連の事件で一般の知名度も高くなった作品です。事件は一応解決しましたが、今後「黒子のバスケ」が語られるとき、必ず事件のことが持ち出されるでしょう。作品の質と無関係のところで騒がれるのは好ましいことではありませんので、残念です。

一期に引き続いて面白かったです。以前対戦したチームとの再戦や、四人目の奇跡の世代との対決など見どころ満載で、一期での調子を落とすことなく、快調でした。安心して観られる作品といえます。

当然第三期があるものと期待しています。

【朝日新聞】ひと:高間響さん

4月5日朝日新聞朝刊の「ひと」欄は劇作家・演出家の高間響氏を取り上げています。

 「そんなに韓国韓国って、本当は韓国が好きなんじゃないの?」「偶然日本人に生まれて、日本人という以外誇れることが何もないんだろ」。きわどいセリフが飛び交う劇団「笑(わらい)の内閣」の「ツレがウヨになりまして。」。彼氏がネット右翼になった女子大生が、彼を「取り戻す」ため奮闘する。
 2012年初演で、今年3月まで東京など3カ所で再演された。「右」も「左」もなで切りにする舞台に客席がどっとわく。フジテレビの韓流ドラマ放映に押し寄せた抗議デモの主宰者が、「彼女ができたから」と活動をやめたのを知り、「こんな面白いセリフはない」と舞台化を思いついた。
(略)


「彼女ができたから」フジテレビへの抗議活動をやめたというのが「面白い」という感性がわかりません。

市民が政治参加をするのは、仕事や学業や私生活の合間をぬってやるものです。仕事にいかずにデモに参加とか、勉強を放り出して署名集めとかいうのは根本的に異常です。同じ意味で、彼女とのデートを優先して、フジテレビへの抗議活動に行かなくなってもなんの不思議もありません。

一般市民は政治活動に人生の全てを費やしているのではありません。高間氏はそれが分かっていません。

また、こうした論に不快感をおぼえるのは、"彼女ができたらから抗議活動にいかない"という一つの事例から"フジテレビに抗議活動をしている男には彼女がいない"という偏見に飛躍しているところでしす。

かつて(もしかしたら今も)ネット右翼は低学歴で低収入という偏見がありましたが、それと同じたぐいです。

参)【SAPIO】ネトウヨ亡国論:ネット右翼をデータで読む

そもそも、低学歴でも低収入でも彼女がいなくても、主張の当否とは無関係です。正面から反論せず、その人の個人的側面をあげつらうのは、愚かであり卑怯です。

蛇足ですが、「そんなに韓国韓国って、本当は韓国が好きなんじゃないの?」という台詞は理屈に合っていません。この理屈が正しいのであれば、オスプレイ配備反対の市民運動家はオスプレイが好きだということになります。原発再稼動反対で座り込みをしている人たちは、原子力発電所が好きだということになってしまいます。もちろんそんなことはあり得ません。芝居の台詞に噛み付いても仕方ないかもしれませんが、馬鹿馬鹿しい限りです。

【アニメ】pupa


TVアニメ「pupa」エンディングテーマ / 誰より好きなのに  くすまさんしまい(黒澤ゆりか、若狭みなと、臼井晴菜)TVアニメ「pupa」エンディングテーマ / 誰より好きなのに くすまさんしまい(黒澤ゆりか、若狭みなと、臼井晴菜)
(2014/03/12)
黒澤ゆりか、若狭みなと 他

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原作は未読です。

5分枠×1クールとおそろしく短時間のせいか、話がさっぱり分かりません。さらに時系列を無視している構成なので、いよいよ分かりません。

残虐シーンがウリのようですが、どういう設定なのか飲み込めないせいか、ピンときません。

5分でこなせるよう題材ではなかったのだと思います。その5分もオープニングでエンディングを丁寧につけているので実質は3分くらいでしょうか。

原作の販促用で作ったのかもしれませんが、魅力がさっぱり伝わってこなかったので、原作に手を伸ばそうという気になりませんでした。

つまらないとかダメとかいう以前の問題です。


【朝日新聞】社説余滴:考える場を奪うむなしさ

4月3日朝日新聞朝刊オピニオン欄。社説余滴のコーナー。司法社説担当・井田香奈子氏の「考える場を奪うむなしさ」は、以前このblogでもとりあげた上野千鶴子氏の講演についてです。

 お年寄りを中心に450人がつどい、立ち見も出る盛況だった。
 先月、山梨県山梨市が開いた社会学者上野千鶴子さんの講演である。
 テーマは「ひとりでも最期まで在宅で」。担当課が昨年から準備していた。ところが2月に初当選した市長が突然、中止すると言いだした。性の問題に関する上野さんの過去の発言から、ふさわしくないと判断したのだという。
 これに市民から批判が相次いだ。各地の地方議員たちも開催を申し入れた。直前になって市長は中止を撤回した。
 特別な感慨をもってここにいる。上野さんが聴衆にそう話したのももっともだろう。
(略)
 結局、自分とは違う考え方とどう向き合うかという問題にたどりつく。
 発言の場を奪うのではなく、相手の意見を聞いて、同意できなければ批判や反論をする。いろんな人が社会でともに暮らすなかで、培ってきた知恵のはずだ。
 講演の日。山梨市長は冒頭、混乱をわびたが、講演が始まる前に退席した。その背中に客席から「市長、聞かなきゃ」という声が飛んだ。
 聞きに来た人たちは、上野さんの考え方のすべてに同意する人ばかりではなかっただろう。会場からはいろいろな質問や意見が出て、難しさや悩みの共有があった。
 だれの話を聞きにいくか、聞いてどう感じるかは、一人ひとりが決めることだ。
 「あの人はこうだから」と分類し、考える場を取り上げようとすることがいかに無用か、痛感させられた。


まず、事実関係でおおきな省略があります。市長が唐突に講演会を中止したのではなく、その前に一部の住民からの中止要求がありました。決して「市長が突然、中止すると言いだした」わけではありません。これは、当の朝日新聞がそう報じています。井田氏の書き方だとまるで市長の独裁のようです。

また、この件が言論の自由の問題かのようなまとめかたも疑問です。

上野氏が講演に呼ばれたのは、上野氏が有名人だからです。一般人だったら山梨市主催の講演に呼ばれることはありません。しかし、言論の自由は有名人だけのものではなく国民すべてが持っています。したがって、上野氏の例をもって、発言の場が奪われた(=言論の自由がおかされた)、などといいだせば、普通の人たちは常に言論の自由をおかされていることになってしまいます。

ありていに言えば、上野氏が思想的に朝日新聞に近いからこのように好意的に扱われているのです。仮に、朝日新聞と反する意見の持ち主の講演が住民の反対運動にあった時、果たして井田氏は、そして朝日新聞は、『「あの人はこうだから」と分類し、考える場を取り上げようとすることがいかに無用』と同じことを言えるのでしょうか。手のひらを返して、“住民の意見を聞け!危うい思想のXX氏の講演は中止すべき!”などと言い出すのではないか、と思います。

なお、井田香奈子氏の文章について以下でもとりあげています。
【朝日新聞】社説余滴:究極の刑を選ぶ前に

【アニメ】銀の匙Silver Spoon 第2期


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(2014/03/26)
木村良平、三宅麻理恵 他

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原作は未読です。

第一期につづいて視聴しました。

一期では、育てた動物を食べるという難問を突きつけてきました。二期では、農家の経済的破綻という、これまた重苦しい題材を扱っています。題名の「銀の匙」と関連する内容だけに、もしかしたらこれが本来のテーマなのかもしれません。

安直な答えを出さずに、悩み苦しむ高校生を描いていて好感がもてます。日常を超越したアニメも嫌いではありませんが、こういう作品も必要だと思います。

素晴らしい作品でした。

【アエラ】自民党タカ派危険な本音

一昨日に続いて、同じくアエラの’14.3.14号から。「自民党タカ派 危険な本音」と題した自民党議員へのアンケートです。編集部の記事です。

安倍首相の安保政策や政治姿勢を、仲間である自民党の国会議員は、どうみているのか。本誌は全407人(衆院293人、参院114人)に緊急アンケートを実施した。


アンケートの内容は

1)集団的自衛権行使について、今年中に閣議決定による憲法解釈の変更でこれを認めることに賛成ですか、反対ですか
2)現行の自衛隊の武器使用基準を緩和することに賛成ですか、反対ですか
3)憲法96条を改正し、国会の衆参過半数の賛成で憲法改正を発議できるようにすることに、賛成ですか、反対ですか
4)質問1)の理由 (自由回答)
5)安倍晋三首相が昨年末に靖国神社を参拝したことについて、米国が「失望」を表明しましたが、これについてどう考えますか(自由回答)


5)だけが、他の質問と毛色が違います。悪意に解釈すれば、“安倍首相のせいで日米関係がおかしくなった。あなたたちはどう考えているのか”といった含みがあるのかもしれません。

それはともかく回答率が問題です。

ただ、回答者は44人(衆院33人、参院11人)で、回答率は1割にとどまった。


これをどう解釈するかですが、

政治評論家の浅川博忠氏は、この調査結果をこう分析する。「大半が回答せずに沈黙したのは、自民党1強のうえ、安倍首相が圧倒的に強い情勢を反映してのこと。個々の議員と話すと、集団的自衛権行使や憲法改正に消極的な自民党議員は、全体の半分くらいという印象です。


アンケートの回答は、ほぼ安倍首相に同調する意見が占めているので、反安倍派が回答を渋ったというのはあるかもしれません。しかし、それだけでは説明はつきません。

「集団的自衛権行使や憲法改正に消極的な自民党議員が全体の半分くらい」であるなら、残りの半分は、意見を表明しても安倍首相ににらまれない積極派のはずです。にもかかわらず回答率は1割です。

ありていに言えば、議員たちは、アエラという雑誌に回答する意義を感じなかったのではないでしょうか。アエラは自らを省みる必要があります。

また、回答率が1割にすぎないので、自民党全体の傾向をあらわすことはできないと考えるのが自然です。しかしアエラは気にせず、今の自民党を語ります。

結果をみると、首相への同調ぶりが際立ち、かつてのような、右から左まで多様な意見を党内に抱える度量を持った自民党の面影は消えうせている。


同じ政党なのですから、国の安全保障といった基本的な問題について一致するのは正しいことです。あらたに噴出した問題や、瑣末な問題について異論があるのは自然なことですが、政党の根幹に関わることでは結束すべきです。そうでないと有権者が判断できません。党内意見を集約できずに派閥抗争を繰り返していたかつての自民党を、「度量」という言葉で正当化するのは不健全だと思います。

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Author:えいび
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