【アニメ】僕だけがいない街

原作は未読です。

これは初回から惹き付けられました。そして最後まで高い満足度を保ったまま完結しました。

時間をまきもどして何度も課題の解決をはかるという話には名作が多いのですが、それら先行の諸作にひけをとらない傑作だと思います。

時間の逆行(リバイバル)という現象(能力?)が何に由来するのか、なぜ彼が起こせるのか、まったく説明がありません。

最終話を観ながら推測したのですが、リバイバルなど初めから存在せず、時間を行き来していたと思っていたのは、実は車ごと池に突き落とされ十数年の眠りの中で見た夢だったという仮説を立ててみました。目覚めた時に現代に社会に適合できるような知識をもっていたのは、看病している母親がいろいろ話しかけていたからと解釈できます。

けれど、「未来」でのアルバイト先の女の子を見知っていたシーンがあったので、やはりリバイバルは本当に起きていたと解釈するほかないようですね。

意味不明だった題名が最終回に解かれるというのにも感動しました。

難点を言えば、最後の犯人を罠にかけるところです。犯人が事をなす前にビルの下を覗き込まれたら、それで破綻してしまいます。不満はそれだけです。

いつか原作も読んでみたいです。
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【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“好きな仕事か安定か悩んでいる”

3月30日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、一つの投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、山梨県の大学生(21)の投書が元です。

 大学生 (山梨県 21)
 就職活動を控えている。「人の役に立つこと」「地域の活性化に貢献すること」を実現できる仕事をしたいと考えている。
 東京など3大都市圏で仕事をするつもりはない。地元の北海道あるいはその他の地方を希望している。一番の理由は、山、河川、湖沼、田園風景、動植物など自然が大好きなので、豊かな自然に恵まれた土地で暮らしたいからである。
 では、どんな仕事に就くか。企業の知名度や収入の高さは重視せず、本当にやりたいこと、好きなことができる仕事を選ぶ「理想的な生き方」か。それとも、結婚して家族を養えるように安定した収入をもらえる仕事を選ぶ「現実的な生き方」か。
 どちらも実現できればそれこそ理想だが、現実は甘いものではないだろう。
 私は理想を追求したいが、現実についても考えなければならない。悩める時間は残り少なく、決断を急ぐ必要がある。正しい答えがないだけに難しい。どんな生き方を選択しようか。最近、悩み続けている。
 (2月10日付掲載の投稿〈要旨〉)


反響は、次の通り。

熊本県の牧師(46)は、「理想的な生き方」を選んでください、というもの。

大阪府の会社員(31)は、まず「現実的な生き方」で人生の基盤を作るべき。興味や関心は年齢とともに変化するのだから、という意見。

広島県の飲食店経営(46)は、人生は長いからいくらでもやり直しがきくのだ、と自身の生き方をもとに説いています。

千葉県のアルバイト(28)は、自身が洋裁を本職にすべきか趣味に留めるべきか、まさに悩んでいる最中であると告白しています。

私の意見です。

きわめて個人的な問題でで、新聞投書に相応しいとは思えません。21にもなったのだから自分の人生の悩みを赤の他人に相談するのはどうかと思います。

それでも、親戚の子供から相談を受けたなどと想定して回答してみます。

まず、「人の役に立つ」という目標は考え直すべきです。いかなる職業であれ対価を得るということは、前提として人の役に立っています。人の役に立たない仕事というのは存在しません。

直接感謝の言葉を言ってもらえる仕事、ということかもしれません。ある程度の年齢になって、そういうことを言うのは分からないでもありませんが、21歳という若さで言うとそういうのを求めるのは、ちょっとひ弱な感じがします。もっと図太く生きるべきです。

一番の問題は、「本当にやりたいこと、好きなことができる仕事」と抽象的なことを言っているところです。本当にやりたいことがあるなら、具体的な職種が出ているはずです。

本人の言とは裏腹に、何をやりたいのかがまだ見えていない段階なのだと思います。自分の希望をもっと具体的につきつめることをすべきです。

【アニメ】GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 2期

1期は観ていました。感想はここ。原作は未読です。

1期の終わりに2期の告知があったので、続編というより普通の続きでした。話は完結していませんが3期の告知はなかったので、アニメとしては一段落といったところです。

2期で目新しかったのは、彼の地に日本人の女性が拉致されていて奴隷とされていたという話です。おそらく性的な奴隷です。かなりハードな話ですが、絵も演出も軽い感じです。父親を龍に殺されたことを受け入れられずに正気を失った女性の話もありましたが、これも話はハードなのに、ライトに描いていました。

アニメだから軽くなる、ということはありません。アニメでもハードなものはいくらでもハードに描けます。あえて、アンバランスなものを狙ったのでしょう。

また、2期までの部分では最新兵器をもった自衛隊側が、中世段階の彼の地の軍隊より圧倒的に強い、という当たり前の展開しかありませんでした。現代の軍隊が過去にタイムスリップするという話が一昔前に流行しましたが、それらでは過去の人たちに割りと苦戦する部分があって盛り上げていたようです。「GATE」も同じような設定なのですが、圧倒するというだけでひねりがありません。原作の続きでは、そうした部分があるのかもしれません。

まずまず面白かったです。続編があるなら観ます。

【アニメ】GOD EATER 残り部分

昨年放送して、おそらくスケジュールの問題で、完結できなかったアニメ「GOD EATER」の残存部分が放映されました。昨年の感想はここです。

いろいろ大人の事情があったのでしょうが、律儀に完結させてTV放映したことには敬意を表します。

本放送時は、見慣れない絵に戸惑いましたが、今回の放送では慣れました。慣れると味がでてきました。

ストーリーも疾走感があり満足です。一応の区切りはつけながらも、魅力的な未来へのビジョン(アラガミが進化を続けついには知性をもち対話が可能になるかもしれない)が示されるなど重厚感もあります。

待った甲斐がありました。

【映画】ちはやふる 上の句

TVアニメは観ていました。アニメ放送の分までは原作も読んでいます。

これはよかったです。

キャラクターもここまで似せられるのか、と驚くレベルです。特に、視点を床の裏に置き透過して置かれた札と人物を捉えるという独特の構図(吹抜屋台法ならぬ吹抜床法?)を実写で再現したのには驚愕しました。

都大会優勝までとボリュームはありますがエピソードを要領よく取捨選択してあり初見でも見やすいかと思います。

二部作の後半(下の句)は4月29日公開です。もちろん観にいく予定です。

【映画】ザ・ブリザード

ブリザードで遭難した船に取り残された船員を救助する沿岸警備隊の物語。実話に基づいているとのことで、アメリカ沿岸警備隊史上に残る救助劇だったそうです。

いわゆる災害ものですが、実話ということもあって全体的に地味です。普通のパニック映画なら女性と子供、さらには老人が救助を待つところですが、遭難したのは船員だけなので大人の男ばかりです。ひどく地味です。

その代わりなのか、陸で待つ救助隊の婚約者にスポットをあてて多少なりとも華やかにしています。

パニック映画を期待して行ったので、ちょっとがっかりしました。

【時事問題】“巫女のくせに”発言

自民党議員から、あきれた問題が飛び出しました。3月25日の朝日新聞の記事より引用します。

 自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は24日、所属する細田派の会合で、衆院北海道5区補選の応援で現地入りした際、神社の巫女から「自民はあまり好きじゃない」と言われた出来事を紹介。「巫女さんのくせになんだと思った」と発言した。
 大西氏は補選の必勝祈願のために神社を訪れ、出会った巫女に自民公認候補への支援を依頼したが、断られたという。「巫女さんを誘って札幌の夜に説得しようと思った」とも述べた。
 神社関係者らによる神道政治連盟は自民と近い関係にあるため、巫女から言われた言葉が不満だったようだが、細田博之幹事長代行(島根1区)は直後に「出雲の人からみるとはらはらした。東日本の人は頭に浮かんだらすぐに発言してしまう。言動、行動は十分に注意いただきたい」と制した。
(略)


内輪の席での発言ならいざ知らず、テレビカメラも入った席での発言となると問題です。

神社関係は自民と近い関係にあるとの思いから出た発言なのでしょうが、いまどきの巫女さんなのでおそらくアルバイトです。自民党を好きでなくても不思議ではありません。むしろ、なぜ自民党が好かれていないかをこそ考えるべきです。

「巫女さんを誘って札幌の夜に説得しようと思った」との発言は、女性を軽視したものです。男だけの席上ならこういう発言も冗談としてはあり得ますが、公の場ではあり得ません。

場をわきまえて発言できないようでは、議員としてどころか、社会人としても失格です。

【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“「障がい」に「害」の字なぜ使う”

3月23日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、一つの投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、熊本県の大学生(20)の投書が元です。

 大学生(熊本県 20)
 「障害者」という言葉に、なぜ「害」という漢字を使うのか。「障がい」は「害」なのだろうか。
 私は病気で大学を休学し、障がいのある人が働く施設に通っている。障がいと一口に言っても様々で、体が不自由な人や見た目では分からない人もいる。ある時、大声を突然出す人がいた。私は驚いて逃げてしまった。でも、それは言葉をうまく話せないその人の唯一の感情表現だった。何も知らない私は、気付かないうちにその人を傷つけていた。
 「障がい」を「害」と決めているのは、障がい者についてよく知ろうとしない周りなのだ。私は初めてそのことに気付き、考えを改めることができた。
 「障がいのある人」「ない人」という線引きが差別を生んでいると思う。その線を意識しないで皆が生きられるよう、自分にできることを考えたい。そして、もっと障がい者について勉強し、自分が勉強したことを多くの人に伝えていきたい。
 (1月22日付掲載の投稿〈要旨〉)


一般の意見は4つ。

重度障害の子供を持つ千葉県の団体職員の女性(54)は、言葉は「障害」でも「障がい」でも同じで、実態としての障害者差別がなくなることが重要、との意見です。

三重県の障害者である無職の女性(42)は、『私にとって障害は身体の自由や行動が制限される「害」でしかありません。だから、「害」の字は妥当』という意見です。

大阪府の会社員(51)は、戦前に使っていた「障碍」を使えばいい、という提案です。「障がい」という交ぜ書きは、言葉の意味があいまいになるので反対とのことです。

大阪府の福祉アナリストの男性(75)は、「障害」は差別用語ではないが、気にする人がいるなら検討すべき。しかし「障がい」も「障」の字が「さしさわり」という意味なのだから「障害」とさして変わらない。それなら「ハンディキャップ」と呼ぶのはどうか、と提案しています。

私見です。

当事者が嫌がっているのであれば改正を考えるべきです。しかし、「障がい」という表記は格好悪いと思いますし、「ハンディキャップ」という外来語に逃げるのも感心しません。「障碍」という言葉に社会的合意が得られるなら、これにすべきです。ただ「障害」という言葉に差別意識はないので、現時点で使うことに問題は感じていません。率先して「障碍」を使う気にはなれません。

今回は、質の高い意見が多く、考えさせられました。

【朝日新聞】長崎被爆で和解、元捕虜の歩み

3月19日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。梅原季哉ヨーロッパ総局長の「長崎被爆で和解、元捕虜の歩み」より

 その人は、しっかりした足取りで玄関口に来て、柔和な笑みで迎えてくれた。
 オランダ南部ワールレで、ひとり暮らしをするウィリー・ブッヘルさん(95)。総白髪だが、あと5年で100歳にはとても見えない。歩んできた歴史を考えるとなおさらだ。第2次大戦中、連合軍兵士として捕虜になり、長崎に抑留されていた。1945年8月9日、長崎の原爆を生き延びた被爆者の一人なのだ。
(略)
 終戦で解放されたブッヘルさんはやがて帰郷。49年のインドネシア独立を受け、翌年オランダ本国へ移住した。軍を68年に退役し、静かに暮らしてきた。
 彼は、国外に住むがゆえに長年、被爆者手帳の申請すら事実上できず、医療費の支給を受けられなかった在外被爆者の典型だ。そうした日本政府の施策は、最高裁が07年に違法と判断したのを受けて改められた。ただし、過去の支払い分については在外被爆者全員には出さず、各自が提訴した場合だけ、和解して一定額を支払う対応をとるようになった。
 ブッヘルさんの場合も和解が成立し、慰謝料など計110万円の支払いが決まった。彼は淡々と語った。「これは象徴的なことだ。日本を責めるつもりで訴えたわけではない。お金の問題でもない」
 70余年前の原爆投下についてブッヘルさんは容認する立場だ。「自分たちは原爆で解放されたから」という。ただ「人類にとっての悲劇だった。日本人も苦しんだ。人間としては同じだ」とも語る。
 核兵器がひとたび使われれば、その被害に、人種や国籍の違いは関係ない。恩讐を超えた元オランダ兵の人生は、核の非人道性を雄弁に物語っている。



捕虜を虐待することはよくないことです。しかし、戦争で敵兵士を捕虜にすること自体は正当な行為です。原爆で被害を受けたのはお気の毒ですが、原爆を落としたのは日本政府ではありません。

なぜ、被爆したオランダ兵士の日本が援助をしなければならないのか、私にはさっぱり分かりません。


核兵器がひとたび使われれば、その被害に、人種や国籍の違いは関係ない」のは確かですが、別に核兵器にかぎらず兵器一般に言えることです。

なんでもかんでも反核運動にこじつけているようにしか思えません。

【時事問題】シャラポワ選手のドーピング問題

3月20日の朝日新聞に、テニスのシャラポワ選手のドーピング問題の続報が載りました。

(略)
 (メルドニウムは)まるで万能薬だが、バルト三国やロシアなど主に旧ソ連圏でしか販売されていない。米国でも西欧でも、そして日本でも未承認だ。
(略)
 シャラポワ以外にも、この薬が選手の間で広く使われているのは間違いない。日本のドーピング検査関係者は「2年前のソチ五輪以降、旧ソ連圏の選手から複数の使用例が報告されたので、監視リストに入れたのではないか」と推測する。
 昨年1月1日に監視リストに加わり、使用状況の調査が始まった。英国のスポーツ医学雑誌が今月公表した報告によると、昨年6月にアゼルバイジャンで第1回が開かれた欧州競技大会で欧州五輪委員会が調べたところ、約6千人の参加選手のうち最大490人がメルドニウムを使っていた可能性があるという。
 研究の結論は「明らかに疲労回復促進や競技力向上を目的に使われており、スポーツ精神に反する」。同誌は「研究がこの薬を監視リストから禁止薬物リストに移す決断に貢献した」と述べている。世界反ドーピング機関(WADA)がメルドニウムを今年初めから禁止薬物リストに入れると公表したのは昨年9月だ。
(略)
 シャラポワは子供の頃から米国に移り住んでいる。米国で未承認の薬物を「主治医に処方された」という説明には不自然さが残る。国立スポーツ科学センター長の川原貴医師は「医師はどうやってその薬を手に入れたのか。薬局を通すルートではできないはずだ」と疑問を呈する。しかも、シャラポワは10年間使ったと告白している。
(略)


テニスのシャラポワ選手のドーピング問題の続報です。

問題の薬物が旧ソ連圏でしか発売されておらず、子供のころから米国で生活しているシャラポワ選手が、なんらかの治療のためにこの薬を処方されたというのは不自然だ、と報じています。

私も、シャラポワ選手は病気の治療ではなく運動能力強化のために使っていたのだと思います。しかし、禁止リストに載った後もそのことに気づかずにいた、というのが実際のところでしょう。

禁止リストに載った以上、使っては駄目です。過失か故意かによって処分の内容は違うのでしょうが、禁止されたものを使うのは駄目です。

しかし考えなければならないのは、禁止される前の利用です。

率直に言って、禁止されていなければ使用はOKのはずです。世界の頂点で戦う以上、ギリギリのところでやれることはすべてやる、というのは当然のように思います。

失敗をした有名人を、水に落ちた犬のように叩くのは賛成できません。

【展覧会】「勝川春章と肉筆美人画」展と「PARISオートクチュール」展

「勝川春章と肉筆美人画」展は、出光美術館です。

肉筆の浮世絵美人画の特集。主に勝川春章の作品を展示しています。浮世絵黄金期のちょっと前にスポットを当てた、と言えます。

黄金期と比べると地味目ですが、肉筆という点では豪華でした。

学生無料ウィークという企画で、出光美術館・三菱一号館美術館・三井美術館・東京ステーションギャラリーの四館では3月31日まで学生は無料で入場できます。私は放送大学の学生証を持っていますので無料でした。

3月27日までです。


無料ということなので三菱一号館美術館にも行ってみました。「PARISオートクチュール」展という高級洋服の展覧会です。

あまり興味はないのですが、「パラダイスキス」を観ていたので全く知らない世界ではありません。

服の良し悪しは分からないのですが、全て大柄な服だったのが印象に残りました。首なしマネキンに着せて台の上に乗っているのではっきりとはしませんが、身長180cmを超えた人用です。服に関心の薄い私にはそっちの方が印象に残りました。

混んでいました。やはり女性が多かったです。和服の女性もちらほらです。お金持ちの奥様なのでしょうか。「パラダイスキス」の登場人物みたいな派手な若者を探したのですが、残念ながらいませんでした。

5月22日までです。

【アニメ】この素晴らしい世界に祝福を!

原作は未読です。

これは面白かったです。底抜けに明るいギャグが満載で面倒なことは考えずに毎週楽しめました。キャラクターもそれぞれ魅力的です。

不満があるとすれば、話数が少なかったことぐらいです。その不満も、二期をやるということなので解消されました。

二期の放送がいまから楽しみです。

【展覧会】フェルメールとレンブラント展

於:森アーツセンターギャラリー

ともに日本初公開になる、フェルメールの「水差しを持つ女」とレンブラントの「ベローナ」が二大目玉です。チラシには「光のフェルメール。闇のレンブラント。」とありました。レンブラントがなにかの悪者みたいでちょっと可笑しかったです。

他にも火薬倉庫の爆発で若死にしたファブリティウスの作品も見どころの一つです。

「水差しを持つ女」は思っていたより小さな絵でしたが、魅力的でした。一方の「ベローナ」は、おばさんが戦女神のコスプレをしているようにしか見えません。絵としてはいいのかもしれませんが、まるで魅力を感じません。

フェルメールが来ている割には空いていて、ゆっくり見られました。

3月31日までです。

【時事問題】非行歴を高校推薦の判断材料にすることは?

このblogで、中学1年の万引きを理由に中学3年生の高校推薦を取りやめるのは行き過ぎであると批判しました。3月17日の朝日新聞で、このほかの中学での対応がどうなっているのかが記事になっています。

 広島県府中町立中学3年の男子生徒が自殺した問題で、この生徒は万引きの非行歴を理由に、私立高校への推薦を得られなかった。結果的に「冤罪」だったが、非行歴は入試の推薦基準に用いられるべきなのか。対応は学校ごとに異なっている。

 「教師の指導に従い、問題行動や触法行為がないこと」。生徒が通っていた中学では、私立高校への推薦を認める条件として、一定以上の成績を収めること、3年時に不登校でないことに加え、「問題行動や触法行為がないこと」との基準を定めていた。
 校長によると、基準は遅くとも2008年度にはあった。推薦入学後に卒業生が問題行動を起こした例があり、「学校として胸を張って推薦できる生徒を推薦すべきだ」などの理由で基準を設けたという。
 一方、同じ府中町の別の中学では、推薦基準に「学習に意欲的」「指導に従って生活できる」などの項目はあるが、「触法行為」はない。校長は「法に触れる行為をすれば考慮はするが、あくまで総合的な判断」と話す。
 高校への推薦の可否は、中学校内で検討し、校長が決める方法が一般的だ。
 「非行が続いていたら別だが、一度きりの万引きで推薦しないということはあり得ない」。千葉県のある公立中学校長はこう語る。非行歴を理由に、一律に推薦対象から外すような基準は設けていない。生徒の推薦を検討する場合は校長が本人と面談して判断するという。「生徒が反省し、更生が確認できれば推薦もあり得る」
 3年前に退職した福岡県内の元公立中学校長の男性は、中1の時に喫煙や窃盗を繰り返した生徒を地元の進学校に推薦した経験がある。教員の生徒指導で生活態度が落ち着き、成績も伸びたからだ。「一度のつまずきで全てを判断するような姿勢は、教育と言えないのではないか」
 一方、名古屋市立中学のある校長は「非行歴を判断材料にするのは当然」と考える。中2の保護者会では、触法行為が進学の妨げになる可能性があると伝えている。「それ以降も非行が繰り返された場合、自覚がないとみなされても仕方がない」
 愛知県のある中学校でも「3年時に触法行為があった生徒は推薦しない」と決めている。ただ、その後の指導で生活態度に改善がみられた場合、推薦することもあるという。


日本にはたくさんの中学があるのに記事で取り上げられたのは、今回の問題となった中学を含めて、6例のみです。

今回問題の中学:中学1年のものも含めて非行があれば推薦しない
府中町の別の中学:触法行為は基準にないが考慮する
千葉の中学:生徒が反省し更生が確認できれば推薦もあり得る(更正しなければ非推薦らしい)
福岡県の中学:中一の時に問題行動があっても、推薦した実績がある
名古屋市立中学:非行歴は判断材料にする(更正すれば問題にしないらしい)
愛知の中学:中三で非行があれば推薦しない(更正すれば推薦することはある)

今回の中学以外は、それぞれ違うようにも見えますが基本は同じです。中一での一回の万引きで、死刑宣告のように推薦を取りやめることはしていません。

一度のつまずきで全てを判断するような姿勢は、教育と言えない」というのは多数意見のようで安心しました。

なお、中学3年になっても非行が続いていて改善しないのであれば推薦しないのは当然だと考えます。そもそも本人も学校の推薦なんか必要だと思っていないのでしょう。

【時事問題】韓国人学校のための用地・建物提供

3月17日朝日新聞の地方欄(東京版)は、舛添東京都知事が韓国パク大統領の要請を受け旧都立市ケ谷商業高校(新宿区)の跡地と校舎を韓国人学校の用地・建物として有償で貸し出す検討を始めた、と報じています。

私は都民ですが、反対です。

適正な値段で貸し出すなら都の財産の有効活用なので結構なのですが、韓国大統領の要請を受けてとのことなので安価で貸し出すというのが透けて見えます。

東京都の財産を外国人学校のために格安で貸し出すべきではありません。韓国人の学校なら韓国が金を出すべきです。外国にある日本人学校は日本が金を出してつくるべきなのと同じですこと。

国が貧乏ならまだ分かります。しかし韓国はすでに発展途上国とはいえる段階ではありません。金は出せるはずですし、必要だと思うなら出すべきです。外国の知事にお願いするする筋ではありません。

韓国の大統領は乞食なのですか?

舛添知事の意図も分からないではありません。国と国の関係がギクシャクしているのだから地方のレベルで友好の道を探ろうというのでしょう。

しかし、それはお金を出すから友達になってください、と言っているのと同じです。

【世論調査】3月12・13日実施

3月15日朝日新聞で世論調査の結果が発表されました。

 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、2月13、14日の調査結果)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する44(40)
 支持しない35(38)

◇それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一。左は「支持する」44%、右は「支持しない」35%の理由)
 首相が安倍さん  12〈5〉 7〈3〉
 自民党中心の内閣26〈11〉 17〈6〉
 政策の面35〈15〉 66〈23〉
 なんとなく22〈10〉 7〈3〉

◇(「支持する」と答えた44%の人に)これからも安倍内閣への支持を続けると思いますか。安倍内閣への支持を続けるとは限らないと思いますか。
 これからも安倍内閣への支持を続ける48〈21〉
 安倍内閣への支持を続けるとは限らない47〈21〉

◇(「支持しない」と答えた35%の人に)これからも安倍内閣を支持しないと思いますか。安倍内閣を支持するかもしれないと思いますか。
 これからも安倍内閣を支持しない 63〈22〉
 安倍内閣を支持するかもしれない 33〈12〉

◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民40(34)
民主7(8)
公明3(3)
共産3(3)
維新の党0(1)
おおさか維新の会1(2)
改革結集0(0)
社民1(1)
生活0(0)
日本の心0(0)
元気0(0)
新党改革0(0)
その他の政党0(0)
支持政党なし36(39)
答えない・分からない9(9)

◆今年の夏に、参議院選挙があります。仮にいま投票するとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。(択一)
自民43(37)
民主13(16)
公明4(5)
共産6(7)
維新の党2(2)
おおさか維新の会5(6)
改革結集0(0)
社民1(1)
生活1(1)
日本の心1(0)
元気0(0)
新党改革0(0)
その他の政党2(1)
答えない・分からない22(24)

◆民主党と維新の党が合流することで合意しました。合流した後の新しい政党に期待しますか。期待しませんか。
 期待する31
 期待しない57

◆夏の参議院選挙で、野党は、自民党と公明党に対抗するために、野党同士で協力して、統一候補を立てるほうがよいと思いますか。そうは思いませんか。
 統一候補を立てるほうがよい47
 そうは思わない32

◇(「統一候補を立てるほうがよい」と答えた47%の人に)野党協力の枠組みに、共産党も入ったほうがよいと思いますか。入らないほうがよいと思いますか。
 入ったほうがよい46〈21〉
 入らないほうがよい44〈21〉

◆安倍政権になってから、景気が回復したという実感がありますか。ありませんか。
 実感がある17
 実感がない76

◆安倍首相の経済政策が、賃金や雇用が増えることに結びついていると思いますか。そうは思いませんか。
 賃金や雇用が増えることに結びついている24
 そうは思わない62

◆安倍首相の子育て支援政策に期待できると思いますか。期待できないと思いますか。
 期待できる26
 期待できない58

◆安倍首相は、憲法改正について、「私の在任中に成し遂げたい」と述べました。安倍首相の憲法改正への姿勢を評価しますか。評価しませんか。
 評価する38
 評価しない49

◆沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場の移設計画をめぐる問題について、うかがいます。安倍政権は、沖縄県との裁判で、裁判所が提案した和解案を受け入れ、移設先の埋め立て工事をいったん中断すると発表しました。安倍政権のこの対応を評価しますか。評価しませんか。
 評価する54
 評価しない29

◆東日本大震災の復興に対する、安倍政権の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
 評価する40
 評価しない43

◆安倍首相の原発政策に、福島第一原発事故の教訓が生かされていると思いますか。生かされていないと思いますか。
 生かされている23
 生かされていない60
     ◇
〈調査方法〉 12、13の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は3893件、有効回答は1882人。回答率48%。


この世論調査が私のところにきたと想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。
今回4%UPしました。沖縄の基地の件の影響でしょうか?

>◇それはどうしてですか。
首相が安倍さん、だからです。

>◇(「支持する」と答えた44%の人に)これからも安倍内閣への支持を続けると思いますか。安倍内閣への支持を続けるとは限らないと思いますか。
支持し続けるとは限りません。

>◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
支持政党はありません。内閣支持率の上昇とあわせてか、自民党の支持が伸びました。

>◆今年の夏に、参議院選挙があります。仮にいま投票するとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。(択一)
決めていません。
ここに来て、民主が前回より落としています。維新との合流の影響でしょうか?

>◆民主党と維新の党が合流することで合意しました。合流した後の新しい政党に期待しますか。期待しませんか。
この質問は、民主党と維新の党への潜在支持者にのみ訊くべきです。全く支持していない人たちが期待するはずありませんから。

>◆夏の参議院選挙で、野党は、自民党と公明党に対抗するために、野党同士で協力して、統一候補を立てるほうがよいと思いますか。そうは思いませんか。
その後の衆院選でも選挙協力をして、連立政権を組む気概があるなら、そうした方がいいです。単に自公の3分の2を阻止するためだけの選挙協力なら無意味です。

>◇(「統一候補を立てるほうがよい」と答えた47%の人に)野党協力の枠組みに、共産党も入ったほうがよいと思いますか。入らないほうがよいと思いますか。
おおさか維新の会とは野党協力しそうもありませんので、現状で一定の勢力があるのは共産党だけです。共産党ぬきで野党協力となれば、弱小政党の救済の意味しかありません。いいも悪いも、共産党ぬきは無意味です。

>◆安倍政権になってから、景気が回復したという実感がありますか。ありませんか。
ありません。
この質問はちょっと問題です。無職だった人が職を得れば、景気回復の実感を得ますが、もともと仕事がある人はなかなか実感を得ることはありません。76%が実感を持っていないのは、普通なのだと思います。

>◆安倍首相の経済政策が、賃金や雇用が増えることに結びついていると思いますか。そうは思いませんか。
結びついていた、と思います。現時点は分かりません。

>◆安倍首相の子育て支援政策に期待できると思いますか。期待できないと思いますか。
まだ判断できません。

>◆安倍首相は、憲法改正について、「私の在任中に成し遂げたい」と述べました。安倍首相の憲法改正への姿勢を評価しますか。評価しませんか。
政治家が政治目標を語るのはよいことです。評価します。

>◆沖縄県のアメリカ軍普天間飛行場の移設計画をめぐる問題について、うかがいます。安倍政権は、沖縄県との裁判で、裁判所が提案した和解案を受け入れ、移設先の埋め立て工事をいったん中断すると発表しました。安倍政権のこの対応を評価しますか。評価しませんか。
評価します。政府と沖縄県はよく話し合い妥協の道を探してほしいです。

>◆東日本大震災の復興に対する、安倍政権の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
よく分かりません。
これは現地の人にだけ訊いてほしいです。

>◆安倍首相の原発政策に、福島第一原発事故の教訓が生かされていると思いますか。生かされていないと思いますか。
「教訓が生かされていると思いますか」というのは、力の限り主観が入った質問文です。世論調査としては問題を感じます。

【朝日新聞】民主党OB嶋聡氏

3月13日朝日新聞朝刊。「日曜に想う」のコーナー。曽我豪編集委員の「メインにならぬニッチでは」より

 嶋聡(しまさとし)氏(57)の場合、人生は回転扉のようなものだという。
 創生期の民主党の代表室で「3代の代表の知恵袋」と呼ばれて9年、ソフトバンクの社長室長に転じてこれまた9年、そして夏の参院選で再び政界復帰をめざす。ただ、本当に回転扉なら党再建に苦しむ古巣に戻るはずだと思いきや、おおさか維新の会の比例候補を選んだ。機を見るに敏とはいえ、いささか現金すぎるのではあるまいか。
 そう思って話を聞くと実は、かなり本質的な民主党への懐疑が背景にあることを知った。もっともそれは、ようやく民維合流へ重い腰をあげたかつての仲間たちへのエールでもある。
 どの党から出るか、嶋氏が迷っていたこの年末年始、参院選の目標について岡田克也代表は「3分の2の改憲勢力を阻止する」と語った。
 これが大きかった。「それでは55年体制下の社会党です。私たちはあのころ、3分の1を死守する万年野党を否定するところから始めた。改憲にせよ安保体制にせよ、自民党政権の批判だけでなく、それに代わる対案を必ず用意した。労働組合など旧来の支持層だけでは政権はとれない。保守層や無党派層にウィングを広げるため外に打って出ようと考えた。残念ながら今の民主党はそれが感じられません」
(略) 


嶋氏のいうことは非常によくわかります。私も岡田代表の“3分の2”発言にはがっかりしました。別に民主党(民進党)を応援しているわけではありませんが、政権を担いうる野党の存在が民主主義政治には必要です。岡田氏の発言からは政権交代を目指す姿勢は全く感じられません。

それと、曽我編集委員が嶋氏の発言のどこに「かつての仲間たちへのエール」を感じ取ったのかさっぱり分かりません。見限ったようにしか見えません。

【時事問題】広島の中学生の自殺

広島で中学3年生が、中学1年のときに万引きをしたという誤った記録にもとづいて、高校への推薦を出せないと伝えたところ、自殺してしまいました。担当教師は廊下で万引き記録のことを話しましたが、本人から明確に否定する言葉は無かったそうです。

自殺した生徒を悪くいいたくはないのですが、身に覚えのないことを言われて、明確に否定できないというのは、中学3年生にしては少し幼いように思います。記録を間違えたのはもちろんよくありませんし、確認の仕方が甘かったかもしれません。しかし、先生は本人に確認をとったのです。これで子供の自殺の責任を負わせるのは酷だと思います。

それとも中学3年生というのは、これで普通なのでしょうか?

もう一点。この生徒は万引きをしていなかったそうですが、一般論として中学1年時の万引きを理由に高校推薦ができない、という指導はちょっと問題です。勿論、現時点でも万引き常習者だったら推薦できないというのはわかります。しかし、この年齢で2年前というのははるか昔です。立ち直ったら許す、ということをしなければ、一度ドロップアウトした子供はもう頑張りません。厳罰主義もここまでくると不必要で有害です。

【アニメ】2015年のアニメ 総合評価

アニメ調査室(仮)さんのサイトで2015年アニメのランキングが発表されています。
このランキングを私の評価に違いを検証してみます。
私の評価を、Sを3点、Aを2点、Bを1点、Cを0点、Dを-1点、Eを-2点と数値化します。途中で視聴をやめた作品は対象としていません。
アニメ調査室(仮)さんのランキング評価との差を求めます。
差が大きいほど、世間の評価と私の評価がズレていることを意味します。以下のような結果になりました。
2015.gif

■私の評価が低くなったもの(1.0以上差があるもの)
「艦隊これくしょん 艦これ」「東京喰種√A」「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」が世間の評価より辛めにつけたものです。

「艦これ」と「東京喰種」は最低点をつけたので、世間とズレるのは仕方ないことかもしれません。

「GATE」は、二期が決まっていたので、保留の意味をこめた点数にしたのが響いたようです。

「ダンジョン」は、今考えても妥当な評価をしたと思っています。

■私の評価が高かったもの(1.0以上差があるもの)
「のんのんびより りぴーと」「終物語」「山田くんと7人の魔女」「六花の勇者」「乱歩奇譚 Game of Laplace」が世間より高く評価したものです。

「のんのんびより」は最高点をつけたので仕方ありません。

「終物語」「山田くんと7人の魔女」「六花の勇者」は十分に楽しめた作品です。なんで世間で評価が低いのか不思議です。

「乱歩奇譚 Game of Laplace」は、特に高く評価したつもりはなかったのですが、世間はもっと厳しい評価をしていました。

「悪魔のリドル」「波打際のむろみさん」「恋と選挙とチョコレート」「BLOOD-C」に続いて「乱歩奇譚 Game of Laplace」が私の嗜好の特色を現す作品となりました。

参)
【アニメ】2011年のアニメ 総合評価
【アニメ】2012年アニメの総合評価
【アニメ】2013年のアニメ 総合評価
【アニメ】2014年のアニメ 総合評価

【朝日新聞】統計から「韓国・朝鮮籍」を分離するのは当然です

3月12日朝日新聞朝刊。『在留外国人、昨年最多223万人 「韓国・朝鮮籍」を分離』

 法務省は11日、昨年末時点で日本で暮らす在留外国人の数が、過去最多の223万2189人(前年比5・2%増)に達したと発表した。朝鮮半島出身者やその子孫らについては、「韓国・朝鮮」とまとめてきた表記を改め、「韓国」は45万7772人(同1・7%減)、「朝鮮」が3万3939人(同5・1%減)と分けて発表した。一部の自民党議員などから、分離を求める声が上がっていた。
 これまでまとめて発表してきたのは、韓国と北朝鮮の分断以前から日本に暮らす人もいるため。
(略)
(金子元希)


統計ですので、出来る限り細かくデータをとるのが望ましいです。韓国と北朝鮮は、事実上別の国ですし、日本との関係も大きく異なります。分断以前から日本に住んでいた人もいたため合算していたという事情は分かりますが、そろそろ別に数字を出してもいい頃合です。

気になるのは、「一部の自民党議員などから、分離を求める声が上がっていた」という指摘です。あたかも、“差別主義者の自民党議員が分離を要求したのが原因だ”と言わんばかりです。

いやらしい印象操作をたくらんだような気がしてなりません。

【雑記】震災から5年

あの地震から5年が経ちました。

あの日も今日と同じ金曜日でした。横浜のオフィスにいたところで地震に遭い、自宅にも電話がなかなか通じず、被害規模も分からずにただただ混乱していたことを、今でも覚えています。

そのころすでに、自転車通勤をしていたので電車が止まったことの直接的影響はありませんでしたが、帰り道に街から感じた緊張感は忘れられません。

今でも、初対面の人や久しぶりに会った人とは、あの時どこで何をしていたか、どうやって帰宅したのか、と話題になることがあります。あの日、東日本にいた人には忘れられない日となりました。

これが後10年もすれば、震災の記憶のない子供が増えていき、やがて歴史の1ページになるのかと思うと、不思議な感じがしてきます。

命を落とされた方々にあらためてお悔やみを申し上げます。

【時事問題】シャラポワ選手のドーピング問題

テニスのマリア・シャラポワ選手がドーピング検査で陽性となり、長期間の出場禁止に追い込まれかねない状態です。

シャラポワ選手のファンというわけではありませんが、今回の騒動はすこし騒ぎすぎだと思います。

今年から禁止薬物に指定されたものを見逃して服用していた、ということなので、うっかりミスとしか思えません。また、去年までは禁止されていなかったのですから、去年までの分は、どういう目的で使用していたとしても、問題視できませんし、するべきでもありません。

単純なルールの確認ミスということで、薬物使用期間の成績が無効になるくらいが常識的な裁定です。

長期間の出場禁止は、選手生命の終了を意味し、やったことに対して罰が過酷すぎます。

【朝日新聞】「維新の党」の議員を「難民」呼ばわりは問題発言?

3月8日朝日新聞朝刊。『無所属議員を「難民」 自民・茂木氏が党会合で』より

 自民党の茂木敏充選挙対策委員長は7日、千葉市で開かれた党会合で、千葉県選出で無所属の水野賢一参院議員を念頭に「難民」と揶揄し、維新の党との合流手続きを進める民主党と連携している状況について「難民救助にあったりしている」と述べた。軽率な発言だとして、批判を呼ぶ可能性もある。
(略)


私には何が問題なのかさっぱり分かりません。

敵対している党のことですから、揶揄すること自体に問題はないはずです。

問題があるとすれば「難民」になぞらえたことです。「難民」という言葉を広辞苑でひいてみました。

戦争・天災などのため困難に陥った人民。特に、戦禍・政難を避けて流浪する亡命者


とあります。

もちろん、維新の党は戦争・天災で流浪しているわけではありませんので、文字通りの難民ではありません。しかし、党が存亡の危機にあり所属議員が行き場を失いかねない状態ですので、比喩表現としてはそれほど間違っていません。

「昼食難民」とか、「介護難民」とかいう言葉も普通に聞きます。

それでも朝日新聞が問題発言だというのなら、それはそれで一つの見識です。しかし、自身の判断は何も示さず「批判を呼ぶ可能性もある」という表現は卑怯です。

【朝日新聞】「マイナンバーシステム不調」とのことです

3月6日朝日新聞朝刊に、「マイナンバーシステム不調」という記事が載りました。

 1月から動き始めたマイナンバー(社会保障・税番号)のシステムで不具合が続き、市区町村の窓口でマイナンバーカード(個人番号カード)が受け取れない事例が全国で相次いでいる。システムを運営する総務省の外郭団体「地方公共団体情報システム機構」によると、不具合の原因は分かっておらず、正常化のめども立っていない。
(略)
 不具合は、自治体から送られてくる申請者の情報の暗号を解いたり保管したりする装置(サーバー)で発生。少なくとも1月に6回、2月に1回の障害があったほか、ほぼ毎日、情報処理の遅れが出ている。
 「原因は特定できていない」。2月22日の緊急会見で機構幹部は繰り返した。装置は当初2台だったが、3台目を追加して、最も不具合が多い1台を交換。それでも障害が起こるため、4台目を加えた。だが、いまなお急に処理速度が遅くなる。そのたびに機構は装置を再起動しているが、再起動で市区町村が送った住民情報が消え、送り直してもらう手間が生じる。
 システムを作ったのは、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所、NTTデータ、NECの5社で、いずれも官公庁と関係の深いメーカーだ。5社が共同で、別の関連システムと合わせて一般競争入札で約70億円で落札。ほかに入札に参加した企業はなかった。総務省幹部は「5社がそれぞれの担当分野をそれぞれのやり方で作っており、原因究明に時間がかかっている」という。
 高市早苗総務相は4日の閣議後の記者会見で、「機構や関係事業者は不具合が発生しないよう緊張感を持って運営してほしい。一刻も早い原因究明が重要だ」と述べた。


私もシステムエンジニアの端くれとして、こういう話を聞くと身につまされます。

コンピュータの専門家ではない記者が書いた文章だからか何が起きているか今一つ理解できませんが、複数の事態が進行しているみたいですし、どこの社の問題なのかが特定できていないようです。

ここまでの規模ではありませんが、似たような修羅場は年に何回か経験します。しかし、新聞沙汰になることは滅多にありません。マイナンバー制度という、マスコミが叩きたいシステムだからこそ大げさに取り上げられているという感がなきにしもあらずです。ただし、一般人に迷惑をかけている、という点では軽視できない障害であるという面もあります。

高市大臣が怒るのはわかりますが、現場は決して緊張感なしでやっているわけではないはずです。むしろ、現場では異常な緊張と極度の過労で、危機的な状態が続いていることだと思います。

よその会社のことですが、現場社員の健康管理にも気を配りながら、一刻もはやい復旧を願っています。

【朝日新聞】「停波命令、ISに出しますか」って?

3月6日朝日新聞「日曜に想う」のコーナー。今週は、大野博人論説主幹の「停波命令、ISに出しますか」より

高市総務相がテレビ局への停波を命じる事例として、TV局がテロリストの思想に感化された場合を挙げたことに対して、海外でISやっているネットにも停波命令が出せるのか、と噛み付いています。

日曜朝から呆れさせてくれます。

高市大臣が言っているのは日本のテエビ局への停波命令であって、国境をもたないネットのことではありません。日本のテレビ局がテロ思想を流したら停波命令を出す、という簡明なことです。

大野氏は、

(略)
 テロは国境を越えたグローバルな脅威。他方、停波は国内にだけ通用するナショナルな対策だ。国内の放送局への規制を正当化するのに、もっぱら国外からラジオやネットで入り込むリスクを持ち出す――。問題と解決がまったくかみ合っていない。
(略)


と吠えていますが、大野氏が問題を理解していません。全体でうち、3分の2強がこの間違いに基づくもので、インクの無駄としか思えません。

3分の2を過ぎてから、ややまともになっているので引用します。


(略)
 仮に、国内の放送局がテロを呼びかけるという場面が起きるとしても、それはその国がすでに内乱状態に陥っているときではないか。いずれにしても停波命令という行政処分に出番がある領域ではあるまい。いいか悪いか以前に、こんな「極端なケース」に対しては、ただ単に役に立たない。
 憲法学者ら5人が2日、総務相発言を問題とする声明を出した。そこでもテレビが「インターネットをはじめとする他のメディアに比べて強い影響力を持つとも、言えなくなっている」と指摘。既存の放送への規制にこだわる異様さを批判している。
 先立つ先月29日にも「電波停止」発言に抗議する声明が出ている。こちらの呼びかけ人は放送の現場をよく知るジャーナリスト7人。
 声明は「テレビ報道を取り巻く環境が著しく『息苦しさ』を増していないか」と自問。「自主規制、忖度、萎縮」が放送現場の内部から広がることへの強い危機感を訴えた。記者会見では、その懸念が現実になりつつあるという発言もあった。
 政権がほとんど意味のない「極端なケース」に言及するのはなぜか。自分たちの目に「公平」と映らない番組への牽制という真の狙いをあいまいにしておくため。そうとしか思えない。


「仮に」もなにも、大臣はそういう前提で言っていると思います。

それはともかく、たしかに大野氏のいうようにこれは極端なケースで、現実にありうるとは思えません。

しかし、事の発端は、停波はありうるか、という野党の質問で、話が大きくなったので、補足説明をした、というのが実態です。大臣が率先して停波について語りだしたのであれば、その意図を疑うのはあり得ますが、今回は聞かれたから答えたまでのことです。

むろん、本当に裏にどういう意図があるのかは知りません。しかし表になっている事実からすれば、大臣に落ち度はありません。

例えば、法務大臣に検察への指揮権がありますか、と訊いたら、ある、と答えるでしょう。質問したことを無視して、法務大臣が指揮権について言及したのはおかしい、と騒いでいるようなものです。

【時事問題】衆院定数是正

衆院選挙制度改革で示された諮問機関の答申をどう実現させるか、各党の意見が割れています。自民党は2020年の国勢調査を前提、公明党は2015年、民主党は2010年のを使うように求めています。

それぞれの思惑があるのは分かりますが、民主党案が道理にかなっていると思います。

選挙制度は、最終的には国会において多数決で決めるものですが、はじめから多数決原理を持ち込むべきではありません。それを許せば与党の有利な選挙制度を導入できることになります。したがって、なるべく多くの政党の合意を得て改正すべきです。

また、現行の制度は、たびたび違憲判決が出ていますので、早急な改正が必要です。

政治家どうしの話し合いで決められないなら、第三者に判断を委ね、それによほどの問題が無い限り従うべきです。

今回、諮問機関は10年ごとの大規模国勢調査に基づいてアダムズ方式の導入を求めています。裁判所の判決があるので、できるかぎり早急に改正し、次の選挙に間に合わせるべきです。したがって、最新の大規模調査である2010年に基づくという民主党案が道理にかなっています。

自民党の対応は、最低でも一回は諮問機関の意見を無視し、あわよくばその後も無視しようという、あからさまな党利党略にしか見えません。

【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“生活保護者の「遊興」調査は妥当”

3月2日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、一つの投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、福岡県のパートの男性(65)の投書が元です。

 ■生活保護者の「遊興」調査は妥当
 パート (福岡県 65)
 大分県別府市が、生活保護受給者がパチンコ店などにいないか調べ、一部の受給者に支給を停止していた。厚生労働省は、調査も支給停止も適切ではないとしているようだ。
 厚労省の「生活保護法に遊興費の支出を禁じる直接の規定はない」から、という説明に、賛同される方もおられると思う。しかし、税金や社会保障費をしっかり徴収され、生活を切り詰めている年金生活者の私としては、違和感を覚える。
 別府市が調査の対象としていたのはパチンコ店と競輪場で、余暇を楽しむ遊興というよりギャンブルだ。生活保護受給者のお金の使い方として、納税者の納得は得にくいと思う。私は、そうした納税者の意をくみ、事なかれ主義のお役所仕事に終わらない行動を起こした別府市の肩を持ちたい。別府市への一方的な非難は、他の地方自治体を萎縮させたり、生活保護者のギャンブル支出にお墨付きを与えたりすることにつながりかねないと思う。
 (1月12日付掲載の投稿)


全くの正論だと思います。熊本県の主婦(64)と北海道の会社員の男性(63)も賛意を示しています。

しかし、反対意見も二件あり、識者からも反論が来ています。どういう理屈で反対なのかを見てみます。

まず神奈川県のアルバイト(64)の意見です。

 投稿者は「遊興」「ギャンブル」に偏見をお持ちではないか。
 パチンコが「余暇を楽しむ遊興」ではないと考えるのは自由だが、旅行やゴルフに興ずるのが無理であろう生活保護者にとって、家に閉じこもってばかりいないためにも、パチンコなどはもっとも身近で手頃な楽しみであろう。依存し過ぎて生活を破壊することは、楽しむこととは別の問題だ。私が好きな競輪は、スピードとパワー、スリルに満ちており、間近で見るとすばらしい。ときおり払い戻しの小金を得て、私は幸せである。
 誰もが好き好んで生活保護を受けているわけではない。生活保護を生む社会構造こそが問題で、それは政治が解決すべき喫緊の課題である。
 ギャンブル、なぜ悪い。調査と支給停止を「適切でない」とする厚労省の指摘は正しい。


生活保護をもらっている人のパチンコが問題なのは、その人たちが本当は困っていないからです。「誰もが好き好んで生活保護を受けているわけではない」という前提に疑いがあるのです。

この方が自分のお金で競輪を楽しむのは全くの自由です。ギャンブル自体を否定しているわけではありません。

京都府の無職の男性(80)の意見です

 生活保護は、憲法で定められた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」の保障である。投稿された方は別府市の対応に賛成しておられるが、どのように「生活を営む」かは各人の自由である。受給者がパチンコ店にいないかどうか調べるのは、やり過ぎだ。
 パチンコなどが悪いというのであれば、社会の害悪なのでパチンコ店は営業を禁止すべし、公営ギャンブルも廃止すべしと言うべきだろう。
 生活保護担当のケースワーカーは、受給者が自立できるように指導する任務を負っているはずだ。パチンコなどギャンブルが原因で貧困にあえぐことがないよう、訪問して状況を把握することは当然だ。就業を奨励することで、健全な生活ができるように指導もしてほしい。それが行政の任務である。だからと言って、生活保護費の支給停止は認められない。


この方も同じ勘違いをしています。ギャンブルの善悪とは関係ありません。困っていない人が困ったふりをして生活保護を申請している疑いがある、というのが問題提起です。

識者の意見は、認定NPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」の稲葉剛理事からです。

 生活保護は、憲法に定められた生存権を保障するための制度で、その利用は困窮している国民の権利です。
 その一方で、日本社会では福祉を「恩恵」と捉える考え方が根強くあります。それゆえ、生活保護の利用者は「清く正しく美しく」あらねばならないということになり、パチンコはダメ、生活の監視も許されると考える人が多いのでしょう。
 しかし、利用者を監視すると何が起こるでしょう。今でも偏見による差別や恥辱のため、権利があるのに利用していない人がいます。監視が強まれば、困っている人をますます福祉から遠ざけることになるでしょう。
 道徳的に責めたくなる気持ちはわからなくもないですが、権利と道徳は切り離して考えるべきです。


本当に困窮している人はパチンコにふけったりしないので、監視しても福祉から遠ざけることにはなりません。

別に生活保護の利用者に「清く正しく美しく」を要求しているわけではありません。例えば、不倫は道徳的には悪ですが、生活保護受給者が不倫をしても文句はでないでしょう。豪華ヨーロッパ一周の旅(66万円)に参加するのは道徳的に悪ではありませんが、生活保護受給者が申し込んだら駄目です。

道徳を求めているのではなく、資産があるのを隠して生活保護を受けているのを責めているのです。

私も生活保護は必要な制度だと思っています。問題なのは、その制度を悪用している人たちです。彼らがパチンコに費やしたら、本当に困っている人に回らなくなる恐れがあります。むしろ、稲葉氏のような立場の人が率先して怒るべきです。

【本】闘う社説

著:若宮啓文

元朝日新聞論説主幹・若宮啓文氏が2002年から2008年までの論説主幹をしていた時期の記録(自叙伝?)です。

社説の方向を決めるのに朝日社内での議論が交わされる様子がうかがえます。同じ朝日新聞とはいえ論説委員によって微妙なズレがあり、積み重ねてきたこれまでの社論と整合性をどう取るかなど、舵取りの難しさ分かります。

産経新聞や読売新聞をはじめ他のマスコミとの論争での若宮氏の言い分も、全部ではありませんが、理解できなくもありません。

しかし、次の一節はどうにも気になります。

2003年元日の社説『「千と千尋」の精神で 年の初めに考える』で、日本の外交姿勢を批判しアニメ映画「千と千尋」の精神(多神論的な複眼的で冷静で柔軟な精神)を忘れるな、と書きました。この社説に、テロ組織や北朝鮮と日本や米国の価値観を「どっちもどっち」と考えているようだ、との批判がありました。この批判について

批判の矛先がとかく日本やアメリカに向きがちなのは、それが「話してわかる側」だからにほかならない。(P45)


と反論しています。おそらくこれは、2003年元日の社説だけでなく、朝日新聞の論調一般に言えることなのだと思われます。

私から見れば、「話してわかる側」に厳しいことを言うというのは、公正な言論ではなく、政治活動です。読者を対等の知識人とみなさず、教化すべき相手とみなしているとしか思えません。

【アニメ】美少女戦士セーラームーン

NHK-BSで放送しているのを観ました。有名な作品ですので名前は知っていましたが、観たのは今回が初めてです。

本放送は1992年とのことですので、今から24年も前です。

ストーリーの骨格である、過去の因縁から始まる現在の闘争についてはよく理解できませんでした。昔は月に人が住んでいたり、地球社会と交流があったり、現代に生まれ変わりをしたり、と何が何だかという感じです。

基本的には、毎週同じ話(現れた妖魔をやっつける)のくり返しですが、積み重ねた日常が、キュラクターに厚みを加えています。

日常のドタバタ喜劇がシリアスな展開を壊していません。バトルものの主人公でありながら三枚目という難しいキャラクター設定が成功しています。等身大のヒーローということなのかもしれません。

人気があったのは納得できます。

面白かったのは、女児向きのはずなのに、パンチラシーンが多かったことです。制作陣の趣味、あるいはこだわりなのでしょうか。

それと、中二女子のボーイフレンド(候補?)が大学生というのは、普通に考えるとおかしいのですが、作中誰も違和感を持たない、というのも面白かったです。

【時事問題】停波問題に関するジャーナリスト6人の声明への雑感

3月1日朝日新聞朝刊より引用します。

 高市早苗総務相が放送法4条違反を理由に放送局へ「停波」を命じる可能性に言及したことについて、「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)司会の田原総一朗氏や「NEWS23」(TBS系)アンカーの岸井成格(しげただ)氏らテレビで活動するジャーナリスト6人が29日、東京都内で会見を開き、「私たちは怒っている」と題する声明を発表した。
(略)
 田原氏は「高市氏の発言は非常に恥ずかしい。全テレビ局の全番組が抗議すべきだが、残念なことに、多くのテレビ局の多くの番組が何も言わない」と批判。さらに、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の古舘伊知郎氏や「クローズアップ現代」(NHK)の国谷裕子氏、「NEWS23」の岸井氏らが3月で降板することにふれ、「偶然だと思うが、テレビ局が萎縮したと受け取られかねない。だから(高市氏の発言を)断固はね返さなければいけない」と語った。降板について岸井氏は「私個人は圧力に屈したとは思っていない。具体的に私に言ってくる人はだれもいなかった。交代は局の意向」と説明した。
 岸井氏が昨年9月に番組で「メディアとしても(安全保障関連法案の)廃案に向けて声をあげ続けるべきだ」と発言したことについて、保守系の学者らでつくる「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」が昨年11月、「放送法に対する違反行為だ」と批判する意見広告を産経新聞と読売新聞に出した。広告への感想を聞かれた岸井氏は「低俗だし、品性どころか知性のかけらもない。恥ずかしくないのか」と答えた。



「全テレビ局の全番組」が抗議しないのは、田原氏が匂わせているように、政府の圧力のせいかもしれません。しかし、田原氏たちジャーナリスト6人が、テレビで働くほかの人たちと感覚がずれているだけかもしれません。

我々一般人は、両方の可能性があることを念頭に入れるべきと思います。


テレビの停波問題ですので、テレビで仕事をしている人たちにとっては当事者です。「ジャーナリスト」と名乗っていますが(ジャーナリストであることは事実なのですが)、当事者であることは間違いありません。この問題について彼らの意見は正しいのかもしれませんが、少なくとも客観的立場で発言しているわけではないことは確かです。

銀行への公的資金投入の問題で銀行関係者が声明を出したみたいなものです。正しいのかもしれませんが、自分勝手なことを言っているだけかもしれません。


政府による停波がいけないというのであれば、実際に偏向報道があった場合に、誰が判断し、どうやって止めるのか、あるいは偏向報道があってもかまわないのか、という点について明確にすべきです。

批判広告を出された岸井も批判に対して答えることをせず、「低俗だし、品性どころか知性のかけらもない」と悪態をつくだけです。批判広告のどこがどのように間違っているのかを語らずに、低俗だの知性がないのと悪口を言うのは、逆に岸井氏の知性に疑問を持たざるをえません。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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