【展覧会】ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち

於:国立新美術館

これも日伊国交樹立150周年の企画のひとつです。ヴェネツィア・ルネサンスがテーマです。

目玉は、ティツィアーノの「受胎告知」です。全体に渋い作品が多く、落ち着いた雰囲気です。隣でやっている「ルノワール展」に客を取られたのかもしれませんが、割と空いていました。開会期間がまだまだあるし、テレビ番組の紹介もこれからなので、尻上がりに人が集まってくるかもしれません。

お薦めできます。

10月10日までです。
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【映画】シン・ゴジラ

総監督:庵野秀明

アニメーション監督として名高い庵野秀明氏が総監督をつとめるゴジラ映画の新作。一作目からこれまでのゴジラ映画をなかったことしています。つまり第一作のリメイクといえるでしょう。

ぐっと、大人向きになってます。ゴジラの出現で日本の行政がどううごくのかを、これまでの怪獣映画と比較にならないほど丹念に追います。子供がみると退屈かもしれません。大人でもちょっと退屈しました。しかも顔のアップがつぎつぎと切り替わり、延々とセリフが続くのも食傷です。

西村寿行の「滅びの笛」という小説を連想しました。「滅びの笛」は鼠の大量発生なので怪獣ではありませんが、現代日本社会が大自然の挑戦をうけ、政府がどう動くのかを追ったとう点では共通しています。しかし小説という媒体だと気にならない複雑さでも、映画でなんとか大臣とかなんとか省の役人とかずらずら並べられるとかなり混乱します。良くも悪くも映画向きの演出ではありません。

また、「滅びの笛」では政府の動きだけでなく、被災者の様子も描かれていました。「シン・ゴジラ」では被災者は基本的に無視されています。何十万人と死んだように思いますが、描写はありません。普通の怪獣映画では当然なのですが、変にリアルに作っている分、違和感がありました。

一方で、ゴジラの破壊シーンは圧巻です。ハリウッド版を越えています。ひとつひとつの構図が優れています。見たこともない光景の連続です。

万人向きではありませんが、怪獣映画が好きな人にはお薦めします。

【放送大学】世界の中の日本:第13回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第13回は「郷に入れば四に従う/日本のイスラム教徒」です。

イスラム教徒と日本の関係の背後にはロシアがある。日露戦争に日本が勝ったことで、イスラム教徒は日本に関心をもった。そしてロシア革命の際に、イスラム教徒が日本にやってきた。

日本では、戦前はイスラム研究がさかんだった。その中でイスラム社会と連帯を訴えた大川周明がいる。戦争が終わったことを機に、イスラム研究は胡散した。

1980年代のバブル景気時に、大量のイスラム教徒が日本にやってきた。バブルがはじけた後、多くは帰ったが残った人たちもいる。

現在、10万人ほどの外国人イスラム教徒が日本に居る。日本人のイスラム教徒は1万人ほど。計11万人のイスラム教徒が日本に居る。

大塚にある大塚モスクに話を聞きに行った。近所の日本人社会とは仲良くやっている。祭りなどにも参加している。他の宗教を尊重するのはイスラムの教えなので当然です。

また、日本のNPOと協力してホームレスへの炊き出しをしているグループある。

日本のイスラム教徒の話。
・ハラール食品(イスラム的に許された食品)の店も増えたし、
・学校給食でも、豚肉を出さないなど協力してくれる学校もある
・スカーフをかぶっていても問題視されない
など、比較的暮らしやすい

イスラム教徒用墓地の取材
・土葬の習慣を守るために墓地が必要だった。
・地元の仏教寺院の協力で墓地が確保できた。

「郷に入れば郷に従え」という言葉にあるように、地元に溶け込んでいる。しかしイスラム教徒として譲れないところ(酒を飲まない、豚肉を食べない)などは譲れない。多くは従うが、全部従うわけではない。「郷(五)に入れば、四に従う」である。

■感想
「四に従う」というシャレは面白いかどうかはさておき、地域社会との関わりということなので、気になるところです。

イスラム教徒が自分で用意する食卓に酒や豚肉をださないというのなら、全くの自由です。日本に居るからといって日本人と同じ食生活をする必要はまったくありません。

しかし、学校給食に豚肉を出すな、というのはどうでしょう。かなり微妙です。

刑務所で出すな、と言い出したらどうでしょう。いいかげんにしろ、といいたくなります。

この回で登場したイスラム教徒はみな常識ある大人のようで、彼らが地域社会といざこざを起こすとは思えません。しかし、現に欧州ではイスラム教徒のコミュニティーがいさかいを起こしています。

欧州にいるイスラム教徒と日本のイスラム教徒の種類が違うとは思えません。社会に占める人数比が違うだけではないでしょうか。日本でもイスラム教徒がどんどん増えていけば、欧州と同じようになるかもしれません。

こういうことを書くと差別と受け取られかねませんが、それでも深刻に憂慮せざるをえません。

【テレビ】クローズアップ現代+:「360兆円!企業の金は誰のものか “内部留保”をめぐる攻防」

7月27日、NHKの「クローズアップ現代+」は企業の内部留保の特集です。

・現在日本の企業は360兆円という莫大な内部留保を持っている。
・内部留保とは、企業が現金・金融商品・不動産などの形でため込んだ資金である。
・これを、設備投資・賃金・配当などに振り分けていけば、経済は回っていく。
・“モノ言う株主”が企業に内部留保を吐き出すように迫る例が増えている。
・作家の真山仁氏と、村上ファンドで有名にあった村上世彰氏の対談
   真山:中長期的な投資家と経営者が手をとるべき
   村上:中長期と短期をわけるのは、株主平等の原則に反する
   村上:従業員あがりの社長は株主を見ていない。これを変えなければならない
   真山:経営者を替えたら変わるといった単純なものではない。
   村上:日本の経営者のレベルは低い。経営者を替えれば変わる 
   村上:日本の内部留保はものすごく大きい。投資して利益を出す自信がないなら株主に返すべきだ
   真山:内部留保が大きいというのは正しい指摘だ。しかし、企業は何かあったばあいに内部留保が必要になるという不安がある

■感想
村上氏がいうように、中長期と短期で差別するのは公平とはいえません。中長期で保有するつもりの株でも事情が変われば直ぐに売らなければならないことはあり得ます。
莫大な内部留保を抱え込んで社会に還流しない企業はおかしい、というのも一理あります。
しかし、内部留保をすべて配当に回してしまっては、企業の存続が危ぶまれます。焼き畑農業気分の投資家はそれでもかまわないかもしれませんが、それでは社会の安定が壊れます。
そもそも、村上世彰という人からはなんともいえない胡散臭さを感じてしまいます。そのため彼の主張自体がいかがわしく思えてしまいました。

【ウルトラマン】第十五話:「恐怖の宇宙線」

ガヴァドン登場

宇宙線の変動によって、子供の書いた怪獣ガヴァドンの絵が三次元になるという事件が起きます。

怪獣とはいっても、基本的に寝ているだけで何もしません。危険はないので放っておいたらという意見もあったのですが、街に居すわり鼾をかいているだけでも経済活動に影響するので科特隊は退治に向かいます。

夜になると(太陽光線がないと)ガヴァドンは絵に帰るのですから、夜の間に絵を消してしまえばいいという、これまたもっともな案が提出されますが、“正々堂々”という科特隊のモットーに反するという、よくわからない方針で却下されます。

子供の絵が実在の怪獣になるというのは、なんとなく「ウルトラQ」っぽい話です。二次元のガヴァドンが三次元になる特撮は、当時としてはなかなかのものだったと思います。

行きがかり上、子供たちはガヴァドンを応援するので、ウルトラマンがアンチヒーローっぽくなってます。そのためか、明確にガヴァドンを斃したかどうかわかりません。宇宙に運んでいって、星になったよ、みたいなメッセージを送ることで、ウルトラマンが完全にアンチヒーローになることを避けた感じです。

異色作です。

【朝日新聞】都知事選情勢調査

7月25日朝日新聞朝刊に、都知事選の情勢分析が載りました。「小池氏優勢 増田氏追う 鳥越氏苦戦」という客観性のない見出しです。本文の方も見出し同様に「優勢で」とか「追っている」とか「苦戦している」というだけで、どれだけ優勢なのかさっぱり分かりません。これは法律で具体的な数字を出してはいけないと決まっているからのようです。

しかし手がかりはあります。支持政党別の投票先を聞いた結果がグラフになっています。このグラフから具体的な数字を割り出してみます。

いくつか問題があります。

まず棒グラフの各項目の数値がわかりません。これは実際に定規で長さを測ってみました。全体は4cmです。自民支持層で鳥越氏に入れるのは1mm、増田氏には16mm、小池氏には21mm。民進支持層で鳥越氏に入れるのは26mm、増田氏には6mm、小池氏には8mm。無党派層で鳥越氏に入れるのは11mm、増田氏には8mm、小池氏には18mm。

次に、自民と民進と無党派しかグラフに載っていません。公明党と共産党はそれなりに支持があるので無視することはできません。そこで公明党支持層は全てが増田氏に、共産党支持層はすべてが鳥越氏に投票すると仮定します。それ以外の政党は誤差の範囲と見なして無視しました。

また、各政党の支持層の母数がわかりません。グラフでは自民支持層も民進支持層も同じ長さですが、支持者の数は違います。これは、朝日新聞世論調査の最新(7月11日、12日実施)を利用します。自民38%、民進11%、公明4%、共産5%、無党派(支持政党なし+答えない)38%です。全国の支持率で、東京に限定すると違うかもしれませんが、同じだとみなしました。

さらに、当たり前ですが投票態度を明らかにした人しか分析できていません。態度未定は4割だそうです。

これらの条件で計算した結果、次のような投票結果になると推測されます。

小池氏 24%
増田氏 17%
鳥越氏 14%

三候補以外にも候補がいることと、4割が投票態度を決めていないために合計しても100%にはなりません。

ただし、投票率はせいぜい6割と予想されます。態度未定が4割あるから「情勢は変わる可能性がある」との決まり文句で記事にありますが、態度未定の4割は棄権する可能性が高いと思いますので、このまま推移すれば、ほぼこの結果になるでしょう。

鳥越氏は、二人抜かなければ勝てません。つまり自民系のどちらかが失言などの失敗をして失速しても一位にはなれないということです。きわめて厳しい情勢です。

増田氏の場合、現在の支持層が世論調査の結果を見て、万が一にも鳥越氏に勝たれてはいけないと考え、小池氏に乗り換える可能性があります。増田氏も厳しいです。しかし、小池氏が失言などをすれば一位に躍り出ることも可能です。

小池氏はかなり優勢ですが、勝利後の自民党との関係を考えて、発言を修正するなどをすると、逆転される可能性はあります。

【放送大学】世界の中の日本:第12回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第12回は「異邦人か、隣人か? 外国人労働者」です。

外国人労働者受入れの賛成派と反対派に話を聞く。まず、賛成派の経団連から。

・人口減なので移民が必要。これまでの外国人労働者は個人でやってきた。これからの外国人労働者は家族単位で来ることが考えられる。
・日本で作られる製品はハイレベルなものなので、それら高い付加価値を作る日本人労働者の賃金はさがらないと推測される。
・移民は国民の理解がないと進まないので、徐々に進めていきたい。

反対派の小野五郎埼玉大学名誉教授の話
・送り出し側では人材が減るというデメリットがあり、故国に送金しても大半はあぶく銭で経済協力になっていない。
・日本人を指導するような高度人材なら来てもらうメリットはある。しかし、そんなのは明治期だけの話。たとえばプログラマーなどは、どう考えても高度人材ではない。
・外国人を入れると社会的がかかる。そのコストは入れたいと望んだ企業が、受益者負担の原則に従い、支払うべき。
・外国人は財やサービスとは違う。人格を持った存在であることを忘れてはいけない。

外国人介護士について、河北総合病院のナーシングディレクター(看護婦のトップ?)の話。
・外国人介護士を入れることで介護士の給料が下がるということはないと思うし、あってはならない。
・外国人介護士が教育をうける時間にも給料が発生しているし、日本人の同僚が時間外に教えることもあり、コストがかかる。今後、受入れを続けるなら、そういう部分を国が面倒見て欲しい。

外国人労働者の日本語教育について、日本語教育研究所理事の話。
・日本語が非関税障壁になっている。
・大人になって日本に来て日本語をマスターするのは難しい。
・現状では、国は民間に丸投げしている。
・今後、国が受け入れを続けるなら、国が支援すべき。

■感想
外国人労働者を入れたら、競合する労働市場では給料が下がるのは自明です。需要と供給の原則から逃れられることはできません。高度製品を作っている日本人労働者の給料は下がらないかもしれませんが、日本人のだれもが高度製品を作れるわけではありません。これまでは、そういう人はそういう人なりに社会に貢献して、給料を貰って生きてきました。外国人労働者が入ってくれば、その層はもろに競合します。そして、賃金が下がるか失業するかです。

経団連の人も、おそらくそういう予測をしているはずです。にも関わらず、しれっと、日本人の賃金は下がらないと思います、と言うのは、邪悪さすら感じます。

外国人労働者が入ってきた場合の社会的コストを国が面倒みろ、という意見を複数人が言っていました。国が支援するということは国民の税金です。自分達が、人手不足だから(そもそも給料を上げないから人手不足になっているのですが)外国人を入れろ、と主張して、コストは他人のふところを当てにするのは、ちょっと図々しすぎます。

【週刊文春】鳥越都知事候補の疑惑報道

週刊文春が、都知事選候補の鳥越俊太郎氏の疑惑を報じています。内容は、女子大生を別荘に誘ってキスをしたとか、関係を結ぼうとしたとか、いったものです。

鳥越陣営は、疑惑を否定し、法廷闘争に訴える構えです。

鳥越候補を応援しているわけではありませんが、この報道には問題を感じます。

事実であったにせよ、このタイミングでの報道は選挙に影響することは必至です。おそらく、この報道が要因の一つとなり、鳥越候補は落選するでしょう。ジャーナリズムですから報道そのものは認められるべきですが、選挙結果に大きな影響を与えても、売れればいいのだという姿勢には首を傾げます。

たとえ、この報道が事実であったとしても、都知事の資質とは無関係です。純粋に個人的な問題に過ぎません。その当時、告訴せずに示談したのであれば、それで終わりにすべき事柄です。このタイミングで蒸し返すのは、何か事情があるのかもしれませんが、ちょっと卑怯に感じます。

それと、年配者とは言え男と二人で別荘にのこのこ出かける女性にもおかしいです。その気がないなら誘いを断るべきです。いっしょに別荘に行った時点で、OKと思われても仕方ありません。

【雑記】「人生に、文学を。」

7月20日朝日新聞朝刊の5面に公益財団法人日本文学振興会の「人生に、文学を。」というタイトルの一面広告が載りました。

文章を引用してみます。

人生に、文学を。
文学を知らなければ、目に見えるものしか見えないじゃないか。
文学を知らなければ、どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)
読むこととは想像することである。
世の不条理。人の弱さ。魂の気高さ。生命の尊さ。男の落魄。女の嘘。
行ったこともない街。過ぎ去った栄光。抱いたこともない希望。
想像しあければ、目に見えるものしか知りようがない。
想像しなければ、自ら思い描く人生しか選びようがない。
そんなの嫌だね。つまらないじゃないか。
繰り返す。人生に、文学を。
(一年に二度、芥川賞と直木賞)


普通だったら、読み流しているところですが、「アニメか?」と挑発してきているのでアニメファンとして挑発に乗ってみます。

基本的には、文学作品を読むことは人生に彩りを与えるものだとは思っています。しかしそれができるのは文学だけではありません。芝居だって、絵画だって、音楽だって、あるいはアニメだって。漫画だって同じはずです。その中から何を受け入れるかは本人の嗜好しだいです。

文学の素晴らしさを説くのは結構ですが、他のジャンルの愛好家を小ばかにするのは尊敬に値しません。

また槍玉に挙げたのがアニメというのも不思議です。こういう場合、漫画が引き合いに出されるのが通例でした。出版社への遠慮なのでしょうか。

【朝日新聞】辺野古しかないのか

7月22日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「耕論」のコーナー。テーマは「辺野古しかないのか」です。元防衛大臣の森本敏氏の「即応維持の道、他にない」を引用します。

 米国の海兵隊は武力紛争から自然災害まで、緊急事態に迅速に対処する初動対応部隊です。沖縄に駐留する海兵隊の役割で最も重要なのは、広大なアジア太平洋地域の緊急事態に即座に対応する「陸上兵力」として、抑止機能を果たすことです。
(略)
 では「沖縄」にいないと抑止力は無くなるのか。答えはノーです。九州南西部辺りに基地があれば、少し不便な部分はあるものの、地域全体の抑止力は問題ないでしょう。
 ただし即応態勢が維持できるという条件つきです。即応態勢とは、あらゆる種類の訓練ができ、必要な後方支援を受けられ、部隊輸送に必要なオスプレイの飛行場があるという三つの機能が比較的近くで満たされること。09年に大阪の橋下徹知事が、普天間の代替地に関西空港を挙げました。しかし、部隊は沖縄にいて飛行場が関空では即応態勢があるとはいえません。
 特に、オスプレイの飛行場と地上部隊の距離は近いほどいい。地上部隊は沖縄中部の基地にいます。それを離すのは隣のアパートに自分が履くゲタを置くようなものです。
 海兵隊員が乗る揚陸艦の基地が沖縄から数百キロ離れた佐世保にあるのは即応態勢として十分か?ですか。現代の軍事環境で海兵隊を投入しなければならない事態は一瞬に起こるのではなく、事前に情報を集めて分かる。佐世保から揚陸艦を出し沖縄近海で乗せる十分な時間があります。
(略)


よく分かりません。

敵の心臓部を制圧するのが海兵隊の任務であるなら、それは日本の防衛と直接関係ありません。米国の世界戦略です。もちろん米国の世界戦略と日本の国益は同じ方向を向いているのだ、という理屈は分かりますので、そのことは深く問わないことにします。

しかし、海兵隊が必要な「事態は一瞬に起こるのではなく、事前に情報を集めて分かる」のだから揚陸艦のある佐世保と沖縄が離れていても問題がない、と言いながら、オスプレイにすぐ乗らなければならないというのはどういうことでしょう。

なぜ普天間の代替地が沖縄かその周辺に限られるのか、この説明では納得できません。

余談ですが、去年か一昨年、通産省の正面付近でこの人とすれ違ったことがあります一人で歩いていました。元大臣だからといってSPが付いたりすることもなく、車で送迎されることもなく、たった一人で悠然と歩いている姿はちょっと驚きました。

【朝日新聞】社説:裁判員を威圧 制度の意義再確認を

7月20日の朝日新聞朝刊の社説より

指定暴力団の元組員ら2人が起訴された。知人の組幹部が被告となった事件の裁判を担当する裁判員に、路上で声をかけるなどしたことが「威迫・請託」にあたると検察は判断した。
 声かけの後、参加を辞退する裁判員が相次ぎ、職業裁判官だけで審理をやり直すことになった。ゆゆしい事態である。
 現地の福岡県内では暴力団の動きが活発で、最初から裁判員を外しておけばよかったとの声もある。だがそれは違う。
 殺人などの重大事件は裁判員裁判でおこなうと法律は定めており、例外とするには厳しい条件が課せられている。除外の申し立てがあっても裁判所が認めず、そのまま無事に判決に至ったケースもいくつもある。
 なぜ裁判員の参加にこだわるのか。それは、この制度を採り入れた理由と重なる。
 専門家任せにせず、主権者として司法権の行使にかかわり、ふつうの感覚を裁判に反映させる。経験を通じて、犯罪の背景にある社会問題やそれを乗り越える方策を考える。国民と直接結びつくことによって司法の基盤を強固にし、行政や立法をチェックする権能を高める。
(略)


暴力団がらみの裁判には市民の裁判員はなしでプロだけで裁くべきでは、との意見は至極まっとうだと思います。

しかし、朝日新聞は「だが、それは違う」と真っ向から否定しています。理由としてあげているのが、裁判員裁判の一般的意義です。

別に、裁判員裁判の制度をやめてしまえ、と言っているわけではありません。暴力団がらみの裁判は例外にしたら、と言っているだけです。他の事件では裁判員裁判なのですから、一般的意義は損なわれません。

裁判員の保護や、声かけに対する厳罰化など、再発防止策はいくつも考えられますが、暴力団がらみの事件は裁判員裁判を行わないというのも検討の余地のある考えだと思います。

裁判員裁判にこだわる態度は不可思議です。

【ウルトラマン】第十四話:真珠貝防衛指令

ガマクジラが登場です。

ガマクジラは真珠が好物です。ウルトラマンでは頻出するフォーマットに従ってます。「○○が好物の怪獣があらわれる。科特隊は○○をエサにして怪獣を誘導する。最後はウルトラマンが登場して怪獣を退治」というフォーマットです。

カカオだったり、ウランだったりしたら、臭いや放射線が漏れ出して誘導されるというのは分かりますが、真珠から何かがもれるわけはありません。真珠の光に反応しているという説明はありましたが、それは真珠が目視できるほどの近くにいてむき出しになっている場合しか説明できません。トラック輸送中の真珠を襲うというのは無理があります。

フォーマットに従っていますが、無理矢理な感があって今見ると面白くありません。

ガマクジラはハヤタ隊員の作戦でロケットを打ち込まれ宇宙に飛ばされるはずでしたが、なぜか空中で反転してしまいます。しかし、追ってきたウルトラマンに激突して散ります。ウルトラマンに活躍させるために理由もなく反転させたみたいに見えます。

ここら辺も納得感がありません。

【朝日新聞】長谷部・杉田両教授の対談

7月18日朝日新聞朝刊。恒例の長谷部恭男早稲田大教授と杉田敦法政大教授の「考論」のコーナーです。

 長谷部恭男・早稲田大教授 参院選の結果は野党が1人区で11勝し、かなり善戦したと言えます。共闘していなければ、とてもここまで持ちこたえられなかったでしょう。
 杉田敦・法政大教授 いま一部メディアが、野党共闘は破綻したとさかんに言っていますが、成功したから潰したいという意図が透けて見えます。一方、自民党は大勝し、改憲に前向きな「改憲勢力」の議席が3分の2に達した。安倍晋三首相は次の国会から憲法審査会を動かし、議論を進めたいと言っています。


野党共闘がなければもっと負けただろうという両氏の指摘は的外れとはいいきれません。しかし、民進党の党首が3分の2の阻止を目標にしていて失敗したのですから、成功ともいい難いです。

 長谷部 3分の2という数字にどれほどの意味があるのか、よくわかりません。街中で100人の人にアンケートしたら、3分の2の人が「山に登りたい」と言っていたというのと、どこが違うのでしょう。
 杉田 富士山に登りたい人もいれば、木曽の御嶽山をめざす人もいると。
 長谷部 「民法改正に賛成ですか、反対ですか」なんてアンケートをとれないのと同じで、「改憲か、護憲か」という問題の立て方がおかしい。しかも選挙前に一部のメディアは、自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党で計78議席が3分の2のラインとしたのに、いつの間にか、4党と改憲に前向きな無所属議員を含めて78議席と、ゴールポストを動かしている。


そういう文脈なら、「一部のメディア」の批判をするより先に民進党を批判すべきです。「3分の2阻止」を掲げていたのは民進党です。

(略)
 杉田 安倍さんはこの間、国民には国民投票で民意を尋ねるので、改憲項目の選定や調整は国会の役割であると強調しました。しかし、参院選でも、前回の衆院選でも憲法改正を争点化しておらず、国民が改憲を国会議員に委任をしているか、非常にあやしい。形式的には代表だからといって、議会に設置された憲法審査会が改憲項目についてどんどん議論を進めることは、立憲主義の観点から果たして適切でしょうか。


私には両氏の批判がよく分かりません。安倍総理の言っていることが正論に聞こえます。憲法改正には国民投票があるのですから、そこで論議すればいいのであって、参院選や衆院選で争点になっていないのがいけないとは思えません。
 

長谷部 日本国憲法というのは極めて簡潔にできていて、条文の数もドイツの憲法に比べると約半分です。きめ細かく条文で定めていないので、新しい事態が起きても、憲法の解釈か、法律を新たに制定することでほぼ対処できる。それでも、どうしても憲法の条文自体を変えたいとなると、二つの方向しかない。
 ひとつは、意味もなく文字面だけをいじる。自民党の憲法改正草案にも非常に多く見られます。もうひとつは、立憲主義の原則自体を変える。そういう仕事を国会の憲法審査会にやらせてしまう蓋然性が高い。大変に困ったことです。


集団的自衛権は憲法違反である、解釈改憲で集団的自衛権を認めるのは立憲主義に反する、と主張してきたのは、私の記憶では両氏です。今になって「新しい事態が起きても、憲法の解釈か、法律を新たに制定することでほぼ対処できる」と言い出すのか、理解に苦しみます。

 (略)
 杉田 安倍さんはいま、「政治の技術」を発揮し、しきりに国民投票があるんだから、最後に決めるのは国民だと強調していますね。しかし、レファレンダム(国民投票)と、プレビシット(人民投票)は違う。プレビシットは民意を聞くためではなく、為政者への人民の信任を求めるために行われる国民投票で、為政者が自らの権力維持を図る狙いで行われるものです。行政の長たる首相が主導する形で行われる国民投票はプレビシットの典型です。その腑分けをきちんとしておく必要があります。


「国民投票」と「人民投票」というのは初めて聞きますが、憲法改正手続きの投票は「人民投票」であり、これは良くないものだ、という意見のようです。しかし、憲法改正手続きそのものが憲法に書かれている以上、それを否定するのは無理があります。

(略) 
 長谷部 EU離脱は、祖先伝来の優越意識の表れだと指摘するコラムが英国の新聞に載りました。ナチスにも英国だけが残って戦った。英国は特別なんだというナショナリズムが離脱派を精神的に支えていると。
 杉田 伝統とか誇りとか、物質的じゃないものの価値に人々がしがみつく現象が、世界で同時多発的に起こっている。日本も例外ではありません。安倍さんの改憲の本丸である9条の改正には、今のところ世論は反対の方が強い。ただ、「自主憲法制定」に吸引されるような回路が今後現れないとは言い切れません。


物質的じゃないものの価値観を重視するのは、別に今に始まったことではありません。それどころか、物質的なことだけを言っていた文明の方が少ないように思います。

 長谷部 過激な民主主義が世界的に広がっています。憲法の抑制と均衡というブレーキは外して、政党という壁も取り払って、とにかく民意で突き進めと。
 杉田 国民主権だ、勝手に決めるなという意識は大事です。ただ、一方でそれは「最後に決めるのは国民の皆さんです」と言いながら行われる人民投票と実は相性がよくて、独裁政治を引き寄せてしまう危うい側面もある。やはり民主主義だけではだめで、権力の暴走を抑えるという立憲主義をもう一度想起しないといけません。


国民投票(人民投票?)では権力の暴走を止められないので、民主主義だけでは駄目だそうです。それではどうしろというのでしょうか。
なにやら、知性のある賢人に政治を委ねよ、と言っているように聞こえなくもありません。

【映画】全員、片想い

オムニバス形式で、7つの片想いのエピソードと、全体を統括する一つのストーリーです。

2時間に8つですので一つ一つが薄めになるかと心配していましたが、そんなことはありませんでした。テンポがいいと感じたくらいです。全部片想いのストーリーですが、それぞれ工夫があって飽きさせません。

三つ目のストーリー(サムシングブルー)がよかったです。まさかサイレント映画とは予想していませんでした。意外な真実も隠れてましたし、ラストも綺麗でした。

五番目のストーリー(嘘つきの恋)もなかなか魅せました。これはハッピーエンドなのかしらん?

七つ目のストーリー(イブの贈り物)は、ストーリーの良し悪しでなく、舞台になった老人介護施設が気になりました。想像したものよりも小奇麗でした。どの施設もあんなものなのでしょうか。そしてあの施設は高級有料施設なのか一般の施設なのかも気になりました。

【放送大学】世界の中の日本:第11回

高橋和夫先生による、放送大学の講義「世界の中の日本」の視聴メモ。

第11回は「三丁目の日没後~人口動態と国際政治~」です。

現在、先進国では人口減少が続いている一方、発展途上国では喰えないのに人口が増えている。当然、先進国の人口の占める割合は減少している。

日本では、江戸時代の後半は、出生率は高かったが、死亡率も高かったため人口が増えなかった。これからは、出生率が減っているので、長期にわたって人口減が続くとみられる。

日本の人口の過去の統計と未来の予測は次のようになっている。

1603年 12、000千人
1721年 31、278千人
1872年 34、800千人
2005年 127、768千人
2055年 89、930千人
2105年 44、592千人

これからの人口構造は高齢者が多くなり、変化が速いのが問題である。

年齢別に占める割合は次のようになる。

1955年の老齢人口の割合は5.3%。生産年齢人口は61.3%。
2005年の老齢人口の割合は20.2%。生産年齢人口は66.1%。
2055年の老齢人口の割合は41%。生産年齢人口は51%。

補足として中国の人口問題が取りあげられた。1970年以降の一人っ子政策により4億人の人口増加を抑えられた。しかしその影で、男女の出生比率がいびつになっている(通常は、女100に対して男106であるが、中国は女100に対して男120)。

我々はGNPとか軍事力で世界の国々を見ることに慣れているが人口という観点で見ると別の風景がみえてくる、というのが本日の講義のまとめです。

■感想

人口の予測も二十年くらい先ならできそうですが、果たして50年とか100年とか先まで見通せるものでしょうか。例えば50年前に今の人口と人口構成を言い当てられたかというと無理だったと思います。西暦2105年に5000万人を割る、と言われても、眉唾です。

しかし、一世代くらいの人口の見通しは可能だと思います。そのスパンで言えば、日本国内の少子化より、世界の人口爆発の方が心配です。

【映画】インデペンデンス・デイ リサージェンス

昔ヒットした「インデペンデンス・デイ」の続編です。

前作は毀誉褒貶が激しかったですが、今作は前作に劣ります。映像は凄いといえば凄いのですが、他の映画でも映像は進化していますので、特にこの映画の映像が凄いといはいえません。ストーリーはまったく出鱈目です。レンタルビデオ店の未公開映画コーナーにありそうな筋書きでしかありません。どこがおかしいのかを指摘するのも馬鹿馬鹿しくなる程です。

前回の侵攻で異星人が残したテクノロジーによって地球の武器は進化しています。一番いけないのはここです。味方の戦闘機は見たこともないものなので感情移入ができません。現行の戦闘機で異星人と戦うのが前作のよかったところなのに・・・

あと、異星人の船を先制攻撃するかしないかで揉めているときに、各国首脳が米国大統領に意見を奏上して最終判断を米国大統領がする、という流れは不愉快でした。

何も考えずに観るにはいい映画かもしれません。半年もたったら記憶に何一つ残ってないような気もしますが。

【朝日新聞】バーニー・サンダース上院議員

7月14日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「私の視点」のコーナーに米上院議員バーニー・サンダース氏の文章が載っています。6月29日のNYタイムズに載ったものの抄訳です。

(略)世界の経済エリートが築き、維持してきたグローバル化の進む経済は、世界中で人々を失望させている。信じられないことに、この地球上で最も裕福な62人が、世界の人口の半分の下層の人たちである約36億人の合計と同じくらいの富を所有している。上位1%の所有する富は、ほかの99%の人たちの合計よりも多い。大金持ちは想像を絶するぜいたくを味わっているが、何十億にものぼる人々は、悲惨な貧困や失業、そして不十分な医療、教育、住宅、飲み水に耐えている。
(略)
 この15年間に米国では、6万カ所近くの工場が閉鎖され、製造業で480万人以上の高給の職が消えた。このほとんどは、低賃金国に企業の移転を促す破滅的な貿易協定と関係している。そして実に4700万人近い米国人が、貧困に陥っている。医療保険に入っていない人は推定で2800万人にのぼり、入っていても不十分な人は数多い。何百万もの人々が、法外な額の学費ローンに苦しんでいる。たぶん近代史で初めて、いまの若者世代は親世代よりも低い水準の生活を送るだろう。恐ろしいことに、教育水準の低い何百万もの米国人が、絶望や麻薬やアルコールに屈して前の世代より寿命が短くなるだろう。
 一方で、米国ではいまや上位0・1%の人々が、下位90%の人々の合計にほぼ相当する富を所有している。所得が増えたうちの58%は、上位1%の人々の懐に入る。
(略) 
 はっきりさせておこう。グローバル経済は、米国でも世界でも、大多数の人々の役に立っていない。経済エリートが得をするようにと、彼らが生み出した経済モデルだ。私たち米国人は、真の変革を起こさなければならない。だが、民衆扇動や、偏狭な考えや、移民排斥感情による変革は必要ない。これらは、EU離脱キャンペーンでの巧みな言葉に使われ、(共和党の大統領候補指名が確実な)ドナルド・トランプ氏の訴えの中核をなすものでもある。
 私たち米国人は、世界中の人々をもっと緊密に結びつけ、極端なナショナリズムを抑え、戦争が起きる可能性を減らす国際協力を、力強く支援する大統領を求めている。そして、民主的な権利を尊重するとともに、ウォール街や製薬会社といった強力な利益団体だけでなく、労働者の利益も保護する経済を求めて闘う大統領だ。
 そして、いまの「自由貿易」政策を根本から否定し、公正な貿易へと移行すべきだ。米国人が、時給何セントかにしかならない低賃金国の労働者と競争させられるのは間違いだ。環太平洋経済連携協定(TPP)を打ち負かさなければならない。持続可能な経済モデルを構築する貧しい国々に、手を貸す必要がある。
 大企業や富裕層が何兆ドルもの納税を回避する国際スキャンダルには、終止符を打つ。また、地球規模の気候変動と闘い、化石燃料から世界のエネルギーシステムを移行させることで、世界中に何千万人分もの雇用をつくり出す必要もある。
(略)



サンダース氏があげる格差の実態を聞くと、大変な世界に生きているような気がしてきます。しかし、よく考えると疑問が沸いてきます。サンダース氏があげたのは、

・世界でもっとも裕福な62人と下位50%の対比
・世界の上位1%と下位99%との対比
・米国の上位0.1%と下位90%との対比

世界の実態と米国内の格差を示すために別々の数字を出すのは当然です。しかし“金持ち”のグループが上位1%だったり0.1%だったり62人だったりと一定しません。“貧乏人”も下位50%だったり下位99%だったり下位90%だったりしています。

なぜ違う基準値を出すのでしょうか。冷静に数字で判断するというより、できるだけ耳目を集めるような数字を出しているようにも見えます。

また、現時点の格差はサンダースの数字が正しいのだとしても、過去との比較がないのは困りものです。例えば、100年前とか200年前とか1000年前とかであれば世界での格差はいまより酷かったのではないかと思います。米国に限定すれば、数十年前より今の方が格差は大きいのかもしれません。

サンダース氏は、現在の格差は数字をあげながら、過去との比較がありません。したがって、格差がどのくらいの問題なのかがぼやけています。


サンダース氏は、米国の工場が閉鎖され低賃金の他国に移転したことを問題視しています。しかし、工場が移転してきた国にしてみれば雇用は改善です。米国だけで考えれば格差拡大ですが、地球規模で考えるならばむしろ格差是正の動きです。米国人からみれば低賃金であっても、その国では普通の賃金なのですから、普通に助かっているはずです。

米国人が、時給何セントかにしかならない低賃金国の労働者と競争させられるのは間違い」というのは分かります。しかし、「持続可能な経済モデルを構築する貧しい国々に、手を貸す」というのは何をしろというのか、よくわかりません。貧しい国々は低賃金で勝負せずにどうしろというのでしょう。

地球規模の気候変動と闘い、化石燃料から世界のエネルギーシステムを移行させることで、世界中に何千万人分もの雇用をつくり出す」という言葉にもリアリティを感じません。

この抄訳だけからの判断ですが、バーニー・サンダース氏の言っていることは、私には空理空論としか聞こえません。

【世論調査】朝日新聞:7月11、12日実施

7月14日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率)

◆安倍内閣を支持しますか。
支持する45
支持しない35

◇(「支持する」と答えた45%の人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
首相が安倍さん9〈4〉
自民党中心の内閣18〈8〉
政策の面25〈11〉
他よりよさそう46〈21〉

◇(「支持しない」と答えた35%の人に)それはどうしてですか。(択一)
首相が安倍さん8〈3〉
自民党中心の内閣23〈8〉
政策の面57〈20〉
他のほうがよさそう8〈3〉

◆今、どの政党を支持していますか。
自民38
民進11
公明4
共産5
おおさか維新3
社民1
生活0
日本のこころ0
元気0
新党改革0
その他の政党0
支持する政党はない17
答えない・分からない21

◆今回の参議院選挙で投票しましたか。投票しませんでしたか。投票した場合は、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に入れましたか。
自民28
民進15
公明8
共産6
おおさか維新5
社民2
生活1
日本のこころ0
新党改革0
その他の政党1
投票していない24
答えない・分からない10

◆今回の選挙の結果、憲法改正に前向きな、自民、公明、おおさか維新、日本のこころの4党で、参議院全体の3分の2に迫る議席になりました。この4党の議席数はちょうどよいと思いますか。多すぎると思いますか。少なすぎると思いますか。
ちょうどよい34
多すぎる40
少なすぎる4

◆今回の選挙で選ばれた121議席のうち、自民党と公明党の与党が、過半数を大きく上回る議席を得たのは、安倍首相の政策が評価されたからだと思いますか。野党に魅力がなかったからだと思いますか。
安倍首相の政策が評価されたから15
野党に魅力がなかったから71

◆今回の選挙で、民進党や共産党などの野党が統一候補を立てたのは、よかったと思いますか。
よかった39
よくなかった31

◆今後、安倍首相が進める政策について、期待のほうが大きいですか。不安のほうが大きいですか。
期待のほうが大きい37
不安のほうが大きい48

◆安倍首相に一番力を入れてほしい政策は何ですか。(択一)
景気・雇用29
社会保障32
原発・エネルギー5
教育13
外交・安全保障11
憲法改正6

◆安倍首相は憲法改正を目指すことを明言しています。安倍政権のもとで憲法改正を実現することに賛成ですか。
賛成35
反対43

◆今回の参議院選挙で、憲法改正についての議論が深まったと思いますか。
深まった24
深まらなかった59

◆いまの憲法のどの条文を変えるかについて、秋から国会で議論を始めるべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。
秋から国会で議論を始めるべきだ55
その必要はない29

 <調査方法> 11、12の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は、有権者がいる世帯と判明した番号は1880件、有効回答975人。回答率52%。携帯は、有権者につながった番号は2203件、有効回答1132人。回答率51%。


この世論調査が私のところに来たと仮定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。
支持します。

>◇(「支持する」と答えた45%の人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
「首相が安倍さん」だからです。

>◆今、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。

>◆今回の参議院選挙で投票しましたか。投票しませんでしたか。投票した場合は、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に入れましたか。
自民党の青山氏に投票しました。
今回の選挙の投票率は55%ぐらいですから、投票してないのに投票したと嘘をついている人が少なからずいることが分かります。

>◆今回の選挙の結果、憲法改正に前向きな、自民、公明、おおさか維新、日本のこころの4党で、参議院全体の3分の2に迫る議席になりました。この4党の議席数はちょうどよいと思いますか。多すぎると思いますか。少なすぎると思いますか。
それが有権者の選択であるとしか言えません。

>◆今回の選挙で選ばれた121議席のうち、自民党と公明党の与党が、過半数を大きく上回る議席を得たのは、安倍首相の政策が評価されたからだと思いますか。野党に魅力がなかったからだと思いますか。
もちろん両面あるのですが、野党に魅力がないことが大きいと思います。

>◆今回の選挙で、民進党や共産党などの野党が統一候補を立てたのは、よかったと思いますか。
政権をとるつもりもないのに統一候補を立てるのは疑問です。

>◆今後、安倍首相が進める政策について、期待のほうが大きいですか。不安のほうが大きいですか。
期待しています。

◆安倍首相に一番力を入れてほしい政策は何ですか。(択一)
択一なら「景気・雇用」です。
この手の質問は択一ではなく該当するものすべてを選ばせないと国民の要望が見えにくくなります。「憲法改正」を選んだ人が少ない、と言いたいために択一にしたのかもしれません。

>◆安倍首相は憲法改正を目指すことを明言しています。安倍政権のもとで憲法改正を実現することに賛成ですか。
賛成です。

>◆今回の参議院選挙で、憲法改正についての議論が深まったと思いますか。
深まってません。別に議論になってなかったように思います。

>◆いまの憲法のどの条文を変えるかについて、秋から国会で議論を始めるべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。
議論を始めることに賛成です。
前々問で35%しか憲法改正に賛成していないのに、秋から議論を始めることに55%が賛成しているというのはどうしてなのでしょうか?

【アニメ】2016夏調査(2016/4-6月期、終了アニメ、42作品) 第41回

アニメ調査室(仮)さんで行っているアンケートに投稿しました。

評価基準は
S : とても良い(第3回より追加)
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可(わかる範囲で良いです)

次のように評価しました。それぞれの感想はリンク先にあります。

01,鬼斬,x
02,三者三葉,x
03,少年メイド,x
04,虹色デイズ,x
05,うしおととら,x
06,ハンドレッド,x
07,迷家 マヨイガ,C
08,猫も、オンダケ,x
09,ビッグオーダー,x
10,キズナイーバー,F
11,クレーンゲール,x
12,暗殺教室 第2期,x
13,薄桜鬼 御伽草子,x
14,甲鉄城のカバネリ,D
15,ジョーカー・ゲーム,C
16,ふらいんぐうぃっち,C
17,文豪ストレイドッグス,F
18,ワガママハイスペック,x
19,宇宙パトロールルル子,x
20,僕のヒーローアカデミア,x
21,マギ シンドバッドの冒険,x
22,テラフォーマーズ リベンジ,x
23,ラグナストライクエンジェルズ,x
24,ハイスクール・フリート (はいふり),B
25,ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?,F
26,コンクリート・レボルティオ 超人幻想 THE LAST SONG,x
27,美少女戦士セーラームーン Crystal デス・バスターズ編,x
28,学戦都市アスタリスク 2nd Season,x
29,聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ,x
30,12歳。ちっちゃなムネのトキメキ,x
31,レゴタイム レゴ ニンジャゴー,x
32,田中くんはいつもけだるげ,x
33,とんかつDJアゲ太郎,x
34,影鰐 KAGEWANI 承,x
35,SUPER LOVERS,x
36,パンでPeace!,x
37,坂本ですが?,x
38,あんハピ♪,x
39,ばくおん!!,B
40,うさかめ,x
41,くまみこ,x
42,怪盗ジョーカー シーズン3,x

■見切り作品について
「キズナイーバー」:肌に合わない作風です。
「文豪ストレイドッグス」:要するに、スタンド使いの闘いなのでしょうが、本家のアニメ化と同時期に放映なのは痛いです。また、「文豪」に関心が薄いので興味が持てませんでした。
「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」:ネトゲの経験がないからか、作品に入り込めませんでした。

【時事問題】東京都知事選挙

参議院選挙の最中からマスコミで盛り上がっていた東京都の知事選挙がいよいよ本格的になってきました。

野党、特に中心の民進党のゴタゴタは見るに堪えられませんでした。状況から察するに、あちこちの候補者予備軍に次々と打診して声をあげさせ、より強そうな候補者が出たとなると乗り換えるとことを繰り返してきました。それぞれ各界で活躍している著名人に礼を失しています。参院選挙と重なったために混乱したことはあるにせよ、組織運営がなっていません。

一方の自民党は分裂選挙になる見通しですが、これは昔からよくある造反ですので、不思議ではありません。しかし当初、官僚組織のトップにいた人物を、人気アイドルの父親だから、という理由で引っ張り出そうとしたのは、無礼です。

自民党も民進党もどっちもどっちです。

話は変わりますが、都知事選挙のポスターを貼るボードが参議院選挙のボードの隣に設置され始めました。参議院選挙で使ったボードをそのまま再利用する方が安上がりなはずです。まったくの無駄です。もしかして公共事業の一種なのでしょうか?

【アニメ】ハイスクール・フリート

少女ミリタリーものという「ガールズ&パンツァー」が切りひらいた路線の、軍船版です。

女の子がたくさん出てきますがエロ要素がない、というのも「ガルパン」と同じです。そして、人が死なない、という点も踏襲しています。

アニメで人の死を論ずるのにキャラクタと世界設定という二つの要素が重要です。

キャラクタというのはデザインも含みますが性格もあります。可愛らしいデザインでいつもニコニコ笑っているようなキャラクタだと、死というイベントは不向きです。

一方、世界設定が人の死を要請する場合もあります。典型例は戦争を描いたものです。魔法で戦うという設定だと誰も死ななくてもさほど気になりませんが、現実に存在する武器で戦闘をしている場合は、人が死ぬことが自然です。

人の死に対して、キャラクタと世界設定が、それぞれ別の要請を出す場合があります。それは必ずしも欠点ではありません。可愛らしいデザインのキャラクタが予想しない突然の死を迎えることで視聴者の心は大きく揺さぶられます。そうした作品のいくつかは名作として記憶されています。

難しいのは、世界設定が死を要請しているのに、キャラクタが死なない場合です。このパターンは、下手をすると“ぬるい”と評価されかねません。これをいかに回避するかが手腕の見せ所です。

「ガルパン」の場合は、世界設定とキャラクタの矛盾ではなく、世界設定の中に矛盾を囲い込みました。“戦車で戦うという芸事です。女子のたしなみなのです”というやつです。この絶妙な設定のおかげで“ぬるい”という批判は成立しません。

一方、「ハイスクール・フリート」の場合は、なんの仕掛けも見当たりませんでした。派手な砲撃戦を繰り返しているのに、誰も死なないので、ぬるさを感じずにはいられません。

しかし、最終話の最後に、キャラクタの死に匹敵する大きな出来事が起きます。正直に言って、“やられた”と思いました。こういう逆転劇があるとは予想していなかったので、感涙しました。

今期はこれが一番面白かったです。

【ウルトラマン】第十三話:オイルSOS

ペスターが登場です。油(オイル)を喰らうという怪獣ですが、もともと地球のどこかに住んでいたのか、突然変異なのかまったく説明がありません。怪獣の来歴なんかどうでもよくなっている感じです。

むしろ特異なフォルムに注目すべきでしょう。先週のドドンゴと同じく二人着ぐるみです。ドドンゴの場合は四足動物のフォルムなのでその点では珍しくありませんが(歌舞伎でも馬は二人で演じます)、ペスターは地球の他の生物とは似ても似つかない形です。二つのヒトデがくっついて、くっついた部分にコウモリっぽい顔があります。

子供の時代に初めてペスターを見た時は、人間がどういう風に入って演じているのか丸分かりでがっかりしたように覚えています。今考えると生意気なガキです。

ペスター自体は腹に油を詰め込んでいるという弱点を持っていますので、退治自体は科特隊の手で簡単に済みました。悪あがき的なことをしてウルトラマンのスペシウム光線でとどめをさされていますが、実際は科特隊にやっつけられたというべきです。

本題は、退治の手順でイデ隊員が失敗をしてしまったことで被害が拡大したことです。厳しい大人の世界の責任問題が描かれています。しかし、こちらのやりとりは全く忘れていました。子供には面白くなかったのだと思います。

なお、本日7月10日は、ウルトラマン放送50周年の記念日とのことです。

50年というのは凄いことですが、アメコミのスーパーマンとかバットマンも歴史がありそうなので、子供ヒーローが長寿なのは洋の東西を問わないのかもしれません。

【展覧会】西洋更紗トワル・ド・ジュイ展

於:Bunkamuraザ・ミュージアム

トワル・ド・ジュイ(ジュイの布)とは18世紀にドイツ出身のプリント技師が、フランスのヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジュザスの工場で産み出したのが西洋更紗。コットン布へ木版プリントで柄をつける技法で一世を風靡しました。

日本で始めてトワル・ド・ジュイを本格的に紹介する展覧会です。

この手の世界にはまったく疎いので、トワル・ド・ジュイという言葉も初めて聞きました。館内で上映されている紹介ビデオでは、今でもフランス人が愛好しているとのことなので、有名なものらしいですし、高級品というより一般庶民が喜んでいるという感じでした。

保存状態のせいなのか色があせたような感じのものもありましたが、きれいな色が残っている布地もあります。

それまでの全盛だった絹に織りで模様をつけたものの方が豪華ではないかと思いますが、流行には理由がないのかもしれません。

ものがものだけに、館内はほとんど女性ばかりでした。(私は只券だから入場してます。有料だったら行ったかな?)

7月31日までです。

【本】64(ロクヨン)

著:横山秀夫

映画が面白かったので、原作を読んでみました。原作も期待通りに面白かったです。

単行本で647ページの長編です。映画は前後編に分かれていますが、前編の終わりは478ページまで。つまり、前半は飛ばしぎみで、後半をじっくりという構成です。ただし、後半部分で原作にない追加があります。原作では、64(ロクヨン)事件の完全解決にまで至っていません。被害者遺族によって解決への端緒をつけたところまで、とりようによっては警察組織に匕首をつきつけたところまでが原作です。映画では、おさまりが悪いと思ったのか、完全に解決するところまで描いていました。

原作は主人公三上の心情を丁寧に追っているので、映画では疑問に思えた行動(誰と戦っているの?)も理解できます。一見関係のない三上の行動が“64模倣事件”と裏で密接に関わっているのも原作で説明できています。

映画ともども原作もお薦めできます。

【朝日新聞】池澤夏樹氏の沖縄論

7月6日朝日新聞夕刊の文化欄。池澤夏樹氏の「沖縄は日本の植民地か」より

先日、『沖縄への短い帰還』という本を那覇の出版社から出したのを機に沖縄に帰った。
ぼくはかつて十年に亘って沖縄に住んだが、それも今は昔、その後はいつ行っても短い帰還でしかない。
(略)
橋下首相とモンデール駐日大使の間で普天間基地の返還が合意されてから二十年になる。しかし、基地は危険を承知で運用が続いており、この先も返還の実現は遠い。
理由の第一は引っ越しのついでに大きな便利な基地をというアメリカ側の強欲。第二にこれに迎合する日本政府の卑屈な姿勢。揉み手で「アメリカさまの仰ること」と言わんばかり。第三に代替地として名乗りをあげる自治体が本土(日本国から沖縄県を除いた一都一道二府四十二県)にないこと。
(略)
日本国は沖縄県をあからさまに植民地と見なしている。どんな迷惑施設を押しつけてもかまわない二級の国土。
(略)
ぼくは本土に住むあなたを敢えて挑発しているのだ。


私も沖縄に米軍基地が集中しているのは決して正しいことだとは思っていません。集中の度合いを占有基地の面積だけで語るのは一面的だと思いますが、兵隊の半数が沖縄にいるのでは、沖縄に集中しているといっても言いすぎではありません。

日本に米軍基地が必要であるという理屈はわかりますが、沖縄になければならない理由はわかりません。どこかで、中国の脅威に対するため、という説明を読んだことはあります。しかし、仮想敵国がソ連で、中国を脅威とみていなかった時代から沖縄に米軍基地はありましたので、その説明には首を傾げます。

しかしながら、池澤氏の文章には、特に最後の一文には、なんとも言えず嫌な気持ちになります。沖縄出身でもないのに「沖縄に帰った」とのたまい、米軍基地に反対することで本土に住む人間を非難している態度です。

太平洋戦争中の日本を非難することで、自分はその非難の外側にいる気になっている一部の“良心的日本人”の態度と似ています。

沖縄のことを考えているのではなく、沖縄をだしにして断罪者の気分でいるようにしか見えません。

なお、普天間の返還が遅れているのは、辺野古への移設が遅れているからであり、その理由は、辺野古移設に反対論が強いからです。

したがって、普天間の返還が遅れているのは何故だ、という問いには辺野古への移設が駄目な理由をあげるべきです。池澤氏の挙げた理由の第一と第二は辺野古反対の理由ではなく、日本と米国の悪口です。第三の理由としているのは的外れではありませんが、辺野古以外に選択肢がない理由であって、辺野古が移転先でいけない直接的理由ではありません。

辺野古に反対の理由を示した上で、他の都道府県も受け入れない(第三の理由)から、普天間返還が遅れているのだ、という流れにしなければなりません。

辺野古移設に反対するのは分かりますし、他の都道府県が負担を受け入れないことに納得しないのも分かります(私もそこは同意見です)。しかし、「理由」としてあげたものが理由になっていないのは、文章として問題があります。

【アニメ】甲鉄城のカバネリ

美麗な絵と絶望的な世界設定でなかなか快調な出だしでした。

しかしながら、途中で失速してます。

物語上のラスボスの造形がいいかげん過ぎます。父親にうらみがあって復讐するというのは分かりますが、人間が住める居住地ごと破壊しつくすという動機がわかりません。破滅的性格なのだ、といえばそれまでですが、何人もの部下がつき従う理由がわかりません。

悪い奴(等)と闘う、というのは基本の形ですが、悪い奴(等)の行動原理がしっかりしていないと薄っぺらいものになります。

残念ながら、本作はその典型です。

【テレビ】NHKスペシャル:私は家族を殺した~“介護殺人”当事者たちの告白

7月3日。NHK放送。「NHKスペシャル:私は家族を殺した~“介護殺人”当事者たちの告白」の視聴メモです。

2010年1月から2015年12月まで、未遂・傷害致死を含めた“介護殺人”は138件にのぼっている。NHKは、介護殺人の当事者へのインタビューを行った。また、現在介護をしている人への取材も行った。

■71歳男性のケース。妻を殺害。現在、執行猶予中。
仲のよい夫婦であった。夫婦でドライブにいくことが何よりも楽しみにしていた。しかし、妻が骨折したことがきっかけで介護が必要になる。そして、介護が始まって10ヶ月で「死にたい、殺して」と妻が言うようになる。
夫の言葉:『それが頻繁にそういう言葉が出てくると自分自身の心が折れて、自分がその中に引きずり込まれる。もう自分自身でブレーキの踏みようがなかった。「何とかして自分たちでやり直そう」「何とかして治そう」と言ったけど、勝てなかった
男性は自殺を試みますが、失敗。そして裁判で執行猶予の判決をうける。
長男と電話しているときに「おやじは許さん」と長男が言った。「自分は妻を憎くてやったんじゃない」と言ったけど、長男は聞き入れてくれなかった

■母を殺害して懲役8年の刑を受けている男性(50代)のケース。
大手企業に勤める兄が母親を介護していたが、一人では無理になったので、失業中の弟を呼び寄せた。母親の面倒をみはじめて2ヶ月後に、弟は母を手にかけた。
弟の言葉:『兄は一人で母の面倒を見ていて一昨年の10月私に電話をかけ「母の認知症がひどくなったから助けてくれ」と言われてしまった。私はもしその時「手伝ってくれ」と言われたら断るつもりでいたが「助けてくれ」と言われたら「うん、分かった」と言うしかなかった。
(母には)私の言うことは分かってもらえず、母も日本語ではない何かさっぱりわからない言葉を大きな声で、再現できないのが非常に悔しいが、何を言っているのか全く分からず、意思の疎通ができない時間が1日のうちの大半だったので、それが一番辛かった。
私は母のことを母の皮をかぶった化物だと思っていた。
私には逃げる場所がなかった。どこにも逃げ先や行くあてもなかった。
犯行のほんの数日前のある晩、夜7時すぎにトイレから出てきた母が着ていたパジャマや手に持っていたタオルに大便を、どうやったらそんなに付くのか大量に付けて、私のほうに泣きながら「私は何か悪いことをしたんですか」と言いながら来たので、一番つらくて一番かわいそうなのは母本人なんだと思った。母を楽にしてやれるのは俺しかいないと決めて、その2、3日後に犯行に至ってしまった。
それが全てです


■認知症の妻を殺害した夫(75)のケース
懲役7年で服役中。
特別養護老人ホームは600人以上が入居待ちで、民間のホームは経済的に入居は無理だった。そこでデイサービスを利用していたが、要介護2(要介護認定の軽いほうから二番目)なので、週に2日か3日しか利用できず、大半の時間は夫が妻の介護をした。
デイサービスを利用して一ヶ月あまりたって、夫からサービスセンターに電話があった。「妻の妄想で気がおかしくなりそうだ。預かってほしい。このままだと殺人者になってしまいそうだ」と訴えた。しかし、この日は他の利用者で一杯なので受け入れられなかった。
そして、暴言を繰り返す妻を衝動的に包丁で刺してしまった。

■現在介護をしている男性(51)のインタビュー
母親の介護を11年やっている。妻とは離婚。勤めは辞めた。収入は母親の年金のみ。
根本的な所で言うと一番つらいのはやっぱり自由がないこと。手足を鎖でつながれた牢獄にいるような感覚ですよね。介護している身としては。かなりきつい。たまんない。介護ロボットみたいな感じ。ただ介護するためだけに今自分がいる生活をしているみたい
5年前母親が脳梗塞で倒れた際、救急車を呼ぶことをためらった経験を語る。
倒れているお袋を前にして、ぼーと呆然と見ている、眺めているというか見ているというか、あのまま放置してお袋がいなくなった方が、これで介護が終わると、それでやっと自由になると、あの行動をとったんだろうなと。それしかない。他に考えてみれば
介護の事件に関してですけど、「ああやっと介護終わりましたね」と「お疲れ様」と(加害者に)言いたい。「お疲れ様」と言ったら失礼かもしれないけど「良かったでうね」とも言えないし、でも「終わりましたね」と、その後、罪を償わないといけないので、刑務所に入ったりあるかもしれないが、それよりも何よりまず「介護が終わりましたね」と「終わったんですね」と声をかけたい

■感想
大変に重たい番組でした。加害者の人たちの証言を文字おこししましたが、文字情報だけでは、とてもではありませんが伝えられた気がしません。再放送があれば是非ご覧ください。打ちのめされます。

【世論調査】朝日新聞:7月4日発表

7月4日朝日新聞で世論調査の結果が発表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。丸カッコ内の数字は6月18、19日の調査結果)
◆安倍内閣を支持しますか。
支持する41(45)
支持しない36(36)

◆今、どの政党を支持していますか。
自民31(32)
民進9(7)
公明4(5)
共産4(3)
おおさか維新2(2)
社民0(1)
生活0(0)
日本のこころ0(0)
元気0(0)
新党改革0(0)
その他の政党1(1)
支持する政党はない23(37)
答えない・分からない26(12)

◆仮にいま、参議院選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。(択一)
自民35(38)
民進16(15)
公明7(7)
共産6(6)
おおさか維新7(4)
社民1(2)
生活1(1)
日本のこころ1(0)
新党改革0(0)
その他の政党2(2)
答えない・分からない24(25)

◆今度の参議院選挙にどの程度関心がありますか。(択一)
大いに関心がある27
ある程度関心がある43
あまり関心はない26
まったく関心はない4

◆参議院選挙で選ばれる121議席のうち、与党が過半数を占めたほうがよいと思いますか。
占めたほうがよい44
占めないほうがよい35

◆参議院選挙の結果、憲法改正に前向きな、自民、公明、おおさか維新、日本のこころの4党の議席が、参議院全体で、3分の2以上を占めたほうがよいと思いますか。
占めたほうがよい36
占めないほうがよい41

◆参議院選挙で憲法改正についての議論が、深まっていると思いますか。
深まっている20
深まっていない62

◆安倍首相は憲法改正について、「参議院選挙で争点とすることは必ずしも必要がない」と話しています。こうした安倍首相の姿勢について、妥当だと思いますか。
妥当だ28
妥当ではない52

◆安倍首相に今後、どのくらいの間、首相を続けてほしいと思いますか。できるだけ長く続けてほしいですか。しばらくの間は続けてほしいですか。続けてほしくないですか。
できるだけ長く続けてほしい17
しばらくの間は続けてほしい47
続けてほしくない26

◆いまの日本の政治にとってより重要なのは、次のうちどちらだと思いますか。与党が安定した力を持つことですか。野党がもっと力を持つことですか。
与党が安定した力を持つ38
野党がもっと力を持つ43

◆安倍首相の経済政策をさらに進めるべきだと思いますか。見直すべきだと思いますか。
さらに進めるべきだ28
見直すべきだ55

◆イギリスが国民投票でEUからの離脱を決めました。このことで日本の経済に悪い影響がでる不安をどの程度感じますか。(択一)
大いに感じる22
ある程度感じる54
あまり感じない17
まったく感じない2

 <調査方法> 2、3の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の18歳以上の有権者を対象に調査した(福島県の一部を除く)。世帯用と判明した番号は2395件、有効回答は1146人。回答率48%。


いつもですと、ここで自分にこの世論調査が来たと想定して回答してみるのですが、今回はちょっと違います。

実際に我が家に朝日新聞から電話がきていました。

電話があったのは、昨日(日曜)の夜八時ごろ。電話に出ると、非常に小さい声(音)がしました。何を言っているのか分からなかったので、いたずらを疑って、こちらも黙っていました。数秒後に、今度ははっきりとした女の人の声が聞こえてきました。
「あの、聞こえていますか?」
聞こえていると答えると、朝日新聞の世論調査に協力して欲しいとのことでした。
おそらく、初めの小さい声は自動音声で挨拶かなにかを流しているのだと思います。こちらが切らずにいたら(協力しそうだったら)、人間がでて聞き取りを開始するという手はずなのでしょう。合理的ともいえますが、それなら初めの自動音声は十分な声量であるかを確認すべきですね。
家族は何人いるかを問われ、それに答えると、上から二番目の人と代わってくれ、と言われました。本当は二番目ではないのですから、blogのネタになりそうなので、自分が二番目だ、と嘘をついきました(記者さん、ごめん)

以下、私がこの世論調査にどう答えたかを書きます。

>◆安倍内閣を支持しますか。
支持します。

>◆今、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。
ここに来て、社民が0になってしまいました。嘘をついて支持政党は社民です、と答えてあげればよかったと後悔しています。

>◆仮にいま、参議院選挙の投票をするとしたら、比例区ではどの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。(択一)
決めてない、と答えました。

>◆今度の参議院選挙にどの程度関心がありますか。(択一)
ある程度関心がある、と答えました。

>◆参議院選挙で選ばれる121議席のうち、与党が過半数を占めたほうがよいと思いますか。
占めたほうがよい、と答えました。今の野党は頼りないので。

>◆参議院選挙の結果、憲法改正に前向きな、自民、公明、おおさか維新、日本のこころの4党の議席が、参議院全体で、3分の2以上を占めたほうがよいと思いますか。
占めたほうがよい、と答えました。
この機会を逃さず、一度占領軍に押し付けられた憲法を改正してほしいです。国民投票で否決されたとしても、国民の意思の洗礼を受けたことになるので、それはそれで満足です。

>◆参議院選挙で憲法改正についての議論が、深まっていると思いますか。
深まっていません。

>◆安倍首相は憲法改正について、「参議院選挙で争点とすることは必ずしも必要がない」と話しています。こうした安倍首相の姿勢について、妥当だと思いますか。
妥当です。憲法改正には国民投票があるので、その投票で争うべきです。三分の二を阻止して国民投票をさせない、という野党の方針は邪道です。

>◆安倍首相に今後、どのくらいの間、首相を続けてほしいと思いますか。できるだけ長く続けてほしいですか。しばらくの間は続けてほしいですか。続けてほしくないですか。
「できるだけ長く」とか「しばらく」とかではなく具体的な年数で示せないのですか? と反問しましたが、そこはフィーリングで答えてくれ、と言われました。
しかたないので、しばらくの間続けてほしい、と答えました。

>◆いまの日本の政治にとってより重要なのは、次のうちどちらだと思いますか。与党が安定した力を持つことですか。野党がもっと力を持つことですか。
与党野党ともに頑張るべきです。与党野党のどちらか一方ということはありません。

>◆安倍首相の経済政策をさらに進めるべきだと思いますか。見直すべきだと思いますか。
さらに進めるべきだ、と答えました。本当は経済問題はよくわからないのですが、総理がやりたいと言っているのだから、という消極的な理由です。

>◆イギリスが国民投票でEUからの離脱を決めました。このことで日本の経済に悪い影響がでる不安をどの程度感じますか。(択一)
短期的には株価に悪い影響は出ています。感じるも感じないもありません。現実に出ています。長期的にどうなるのかは分かりませんが、ある程度の懸念は持っています。

統計的に処理ため、とやらの理由で、年齢も聞かれました。新聞では年齢別の結果は発表されないので、なんのために訊いたのか、本当のところは分かりません。

また、他に固定電話はないか、とも訊かれました。これも理由は分かりません。

発表は4日か5日だろう、とも言っていました。この時点ではいつ載せられるか決まっていなかったみたいです。

電話の主の女性は声から判断して30代か40代だと思われます。日曜の夜8時なのに、ご苦労なことです。

【映画】日本で一番悪い奴ら

主演:綾野剛
監督:白石和彌

実話をもとにした、腐敗した警官の物語です。正確には、腐敗しているのは警官ではなく、警察組織、と言うべきでしょう。

犯罪組織にS(スパイ)を作って情報を取るぐらいのことなら、不正といっても容認できないわけではありません。しかし、点数稼ぎのために拳銃を密輸させて摘発するというのは想像を超えています。しかもそれだけではなく、覚醒剤の密輸と拳銃の密輸の摘発を取引するという仰天の計画まであります。

社会派ドラマにありがちな堅苦しさはありません。コミカルな軽いのりで撮られています。

難を言えば、主役の悪徳警官は柔道のモサという設定なのですが、主演の綾野剛にゴツさがなかったことです。でも、演技自体は悪くなかったです。

【映画】探偵ミタライの事件簿 星籠の海

原作は読んでいません。推理ものです。

残念ながら、あまり面白くありませんでした。

チラシに書いてあるとおり、関係なさそうな複数の事件が、実は「全ての謎(ピース)はつながっている」というのが大構造です。

本来なら、誰もが無関係と思ってしまっているものを名探偵の推理で実はつながっていました、となるべきです。しかし、この映画ではドジっぽく見える助手が率先して、事件はすべて関連があるのでは、と主張しています。推理ではなく、その方が面白そうだから、というだけの理由なのですが、それにしても助手の推理が的中するというのは妙な気分です。探偵も、独自に全部の事件は関連があると推理していますが、たいした根拠はなさそうです。

見せ場である「全ての謎(ピース)はつながっている」が脆弱なのが最大の難点です。

また、盛りだくさんにいろいろな事情が重なり合ったことで事態が複雑になっているだけで、真相が明らかになった時の爽快感はありません。

凡作だと思います。
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Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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