【介護】介護保険の闇(?)

介護認定を受けると、介護に便利な用具を格安で借りることができます。格安というのは正規のレンタル料金の1割か2割です。1割と2割の違いは、介護を受ける人の収入(年金)の額によって決まります。たくさんもらっていると2割負担となります。うちの場合は、幸運と言っていいのか、2割負担です。

借りられる用具の中に電動ベッドがあります。介護用のベッドなので上体を起こせたり、上下させたり、ということができます。

検討した結果、必要なし、と判断したので借りてはいないのですが、検討中にケアマネージャーから妙なことを聞きました。

「お宅の場合は、2割負担ですので、ベッドを借りるのは介護保険を使わないで、直接借りた方が安上がりになるかもしれません」

介護保険を使って、例えば基本料月10000円のベッドを借りると、1割負担なら月1000円、2割負担なら月2000円かかります。しかし、介護保険と無関係に業者から直接借りると、月1500円になるかもしれない、というのです。

ひどく変です。

レンタル業者は、利用者から1000円だか2000円だかしかもらいませんが、差額の9000円とか8000円は国から貰っています。

しかし、介護保険と無関係の場合に月1500円で貸し出せるということは、月1500円で事業が成り立っているということを意味します。差額の8500円は、ぼったくりになります。

ケアマネージャーからの情報で書いているので、レンタル業者にも言い分はあるかもしれませんが、なんだか怪しい業界だなと思っていました。

さて、10月31日朝日新聞の第3面に「福祉用具レンタル高額防止」という記事が載りました。

介護保険で借りられる車いすや電動ベッドなど「福祉用具」について、厚生労働省は価格に上限を設ける方針を決めた。製品ごとに平均価格を調べ、一定の割合を加えた水準に設定する方向だ。市場価格からかけ離れた高額な価格で貸し出している事例もあることから、上限を設けることで介護費用の抑制策とする。
(略)


やっぱり、という感想です。無法地帯っぽくなっているようです。
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【朝日新聞】小沢一郎氏へのインタビュー

10月29日朝日新聞朝刊。連載記事「憲法を考える 各党に聞く」の今回は自由党の小沢一郎氏のインタビューです。

 日本国憲法の基本は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の3原則と一般的に言われているが、私は「国際協調主義」を加えた4原則だと考えている。
 前文にうたわれた国際協調主義の理念をより明確にするために、逐条にも書き込むことは良いことだ。国連中心の平和維持活動に参加することは現行憲法でも違反ではないが、国民が「すっきり書いた方がいい」と言えば、憲法を改正すればいい。そこは主権者の意向だ。
 ただ、日本では国民主権や国際協調主義などがまだ定着していない。国民が憲法の理念を改めてよくかみしめるべきだ。憲法の条項をどう変えると議論する前に、国民がきちんと憲法の本質の理念やそこに流れる思想哲学について学び、認識しないと、憲法論議自体が意味のないものになってしまう。
(略)


いつの間にか小沢一郎氏の政党は党名を変えていました。党名をコロコロ変えるのはかっこ悪いし、有権者が覚えるのに苦労するので選挙で不利になります。それでも、この政党の場合は、前の党名があまりにもみっともなかったので、変えて正解だと思います。

さて、相変わらずこの人の云うことは変です。

憲法改正について話しているのですから、当然「原則」も見直される対象です。条文の改正はともかく基本的人権や平和主義などの原則は変えるべきではない、という主張であるなら分かります。しかし、3原則だか4原則を変えることは原理的にできないことであるかのような主張は間違っています。

まして通説とされ国民に定着した3原則と、小沢氏の発明した“4原則目”を同一視するなど論外です。

さらに、主権者に向かって「憲法の本質の理念やそこに流れる思想哲学について学び、認識」してからでないと憲法の議論をしてはいけない、などというのは暴言というべきです。

【展覧会】クラーナハ展

於:国立西洋美術館

日本初のクラーナハの大回顧展です。数年間にわたる修復を終えた「ホロフェルネスの首を持つユディット」(ウィーン美術史美術館)の公開が目玉です。

クラーナハには、なんとなく苦手な意識がありました。独特のエロティシズムがある、と評されますが、私にはちっともエロく感じられません。目鼻立ちはしっかり描きこみながらデフォルメっぽい絵なので、決して悪い意味ではありませんが似顔絵とか漫画の絵を連想していました。

こうした回顧展で画業を網羅的にみると、かならずしも「奇妙」な絵ばかりでないこと、いまさらながら気がつきました。ちょっと偏見があったようで、反省してます。

2017年1月15日まで

【介護】車椅子について

知っている人には当たり前なのでしょうが、今まで気にも留めていなかったことを、介護で車椅子を使うようになって気がついきました。紹介します。

■雨と車椅子
車椅子では、雨降りの時、傘が使えません。

車椅子に乗っている方も傘だと膝の辺りがぬれます。それでも、ビニールをひざ掛けにすればなんとか傘で間に合わなくもありません。

押す方はどうしても傘を使えません。車椅子は必ず両手で押さなければならないようにできていますので両手がふさがります。必然的に傘は使えません。

合羽が必需品です。

■車椅子とブレーキ
自転車には左右のハンドルにブレーキがついています。右ハンドルのブレーキは前輪を止めるもので、左ハンドルのブレーキは後輪を止めるものです。おなじブレーキなのですが、用途はおなじではありません。右(前輪)のブレーキは車体を完全に停止させるのに使います。一方の左(後輪)のブレーキは速度を落とすのに使います。

つまり、停止するときは、左(後輪)ブレーキをちょこちょこ握って速度を殺し、最後に右(前輪)ブレーキで完全に停車させます。

もしかしたら違う流儀があるのかもしれませんが、私はそうやっています。

さて、車椅子にもブレーキがついています。まず、車椅子に乗っている人が操作する車輪をロックさせるブレーキです。車でいうとサイドブレーキのようなもので車椅子から立ち上がる際と座る際にかけておきます。もう一つは車椅子を押す人が使うブレーキで、自転車のブレーキのようにハンドルについています。

私の場合、車椅子を押すときこれが問題になりました。急な坂を下りる際、どうしても速度を殺したくなり、反射的に左だけを握ってしまいます。

車椅子の場合、右ハンドルのブレーキは右車輪に、左ハンドルのブレーキは左車輪につながっていて、両者の役割は同じです。したがって、左ハンドルのブレーキだけを握ると、車椅子は左にカーブしはじめます。

車椅子のブレーキは両方を同時に同程度握らなければなりません。慣れるまで時間がかかりました。

【ウルトラマン】第二十五話:「怪彗星ツイフォン」

ギガス、ドラコ、レッドキング登場

彗星が地球に接近(5万5860キロメートルまで)することの影響で世界中の水素爆弾が爆発する危機に見舞われます。その中で行方不明のため処理できなかった水素爆弾をレッドキングが飲み込んでいました。他に、怪獣ギガスや、彗星から降り立ったドラコを交えた激戦が繰り広げられます。

強い・悪い・カッコイイの三拍子そろったレッドキングが再登場しますし、他にも2体の新怪獣が出るという豪華版なので、この回は、よく覚えています。

しかし、今見ると不思議です。

鳴り物いりで彗星ツイフォンから飛んできたドラコは、レッドキングにぼこぼこにされます。普通に考えれば、ドラコが既知の怪獣レッドキングを倒して、“レッドキングより強いのか!”と慨嘆されるはずです。

レッドキングとウルトラマンの戦いも、彗星が去った後、つまり水素爆弾の自然爆発の脅威がなくなった後です。これも普通なら、“あと数秒で水素爆弾が爆発する、それまでにレッドキングを倒さねば”と盛り上げるべきところです。

意図したことかどうかはともかく、すべて予測の裏をかいています。

それはともかく、レッドキングの演技が光ってました。怪獣だから台詞はありませんが、“喧嘩が大好き。見るのも好きなら、するのも好き”という性格が演技で伝わってきます。そこが一番面白かったです。

【時事問題】「選挙結果の受入れ」とは?

米大統領選で共和党のトランプ候補が「選挙結果を受け入れるか」との質問に明言を避けました。後に、「受け入れる。ただし自分が勝てば」と発言しています。

この発言に、共和党の重鎮からも含め米国の幅広い層から批判が起きています。

朝日新聞の社説より引用してみます。

(略)
 選挙での勝利で政党の候補は国民の大統領になる。敗者もこれを受け入れる。公正な選挙に基づく平和的な権力移行によって、米国の民主主義は守られてきたのではなかったか。
 だがトランプ氏は、不正な有権者登録が横行しているとも訴え、投票所での監視行動まで支持者に呼びかけている。
 確固たる不正の証拠があるわけではない。トランプ氏にすれば、女性蔑視発言で高まる批判をかわし、自らを「被害者」と演出して支持層を固める戦術なのだろう。だが、選挙制度への国民の信頼を損ない、後々にまで混乱と分断を引きずりかねない危険きわまりない手法だ。
(略)


ひどく不思議な論調だと思いました。

米大統領選挙では二大政党の候補者のうち敗者は勝者に“参りました”みたいな連絡を入れる習慣があるらしいことは知っています。それはそれで美しいことかもしれませんが、集計結果は集計結果ですので、“参りました”といわなくても、民主主義の本旨に反しません。

もちろん集計に異議があるなら再調査を求める(訴訟を起こす)のも、当然の権利であり、民主主義への挑戦などではありません。

なんでこんなことを米国の人たちが(朝日新聞も)言っているのか考えましたが、おそらく理由は、かつてブッシュ候補とゴア候補が争った大統領選にあるのだと思います

この時、集計に不信な点がありモメにモメましたが、最後はゴア候補が「選挙結果を受け入れ」ることで決着がつきました。普通に考えれば、両者が納得するように開かれた場所で厳密に再集計すれば済む話です。しかし、米国の選挙の事務手続きがテキトーで、厳密な再集計ができなかったようです。ゴア候補が訴訟を起こしていたら、かつてない政治的混乱が続いたはずです。

トランプ候補に「選挙結果を受け入れるか」と迫る前に、客観的でどこからも異議がでないような投票の集計ができるような事務手続きができるように、頑張るべきだと思います。

米国人が上記のような論調を展開するのは情としては分からないでもありませんが、日本の朝日新聞が同じことを言うのはさっぱり理解できません。

【朝日新聞】奉じる「自由」の不自由さ

10月21日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「イスラムと欧米」というテーマで、イスラム思想家タリク・ラマダン氏のインタビューが載っています。それに付随する“セカンド・オピニオン”という意味なのか、東京大学先端科学技術研究センター准教授・池内恵氏のコメント『奉じる「自由」の不自由さ』が掲載されています。普通は、メインのインタビューを補強するような論調が並ぶ欄なのですが、今回は“イスラム思想”にかなり辛辣な意見で興味深いです。

 西欧が自由と平等を掲げる以上、イスラム教にも様々な権利を与えるべきだと考える人は多いでしょう。では、そのイスラム教は西欧のような自由を認めているでしょうか。イスラム社会で他の宗教を信じることが許されますか。
 イスラム教の教義が主張しているのは、正しい宗教、つまりイスラム教を信じる「自由」です。ユダヤ教やキリスト教などは、間違いはあるが許容できる宗教として、信者がイスラム教の優位性を尊重する限り存在が認められますが、多神教は明確に排撃されます。実際、中東諸国で仏教寺院を建てることはできません。イスラム教の信仰を捨てる自由も認められない。欧州で「少数派の権利を守れ」と主張するイスラム教徒が、イスラム教が多数派の社会では「少数派や異教徒は神が決めた区別を受けるのは当然だ」と信じているところにズレがあります。
 ブルキニ問題も、単に服装の自由とのみ見るべきではありません。背景にあるのは「男性は身内の女性を所有し、保護する義務と同時に監督・支配する権利を持つ」というイスラム社会に根強い発想です。イスラム教のもとで、女性と男性は、平等ではありません。ブルキニを着る「自由」は、西欧社会にイスラム的な男女・家族関係を持ち込みます。
 その点をムスリムに指摘すると「イスラムへの差別だ」と反論します。でも、ムスリムとイスラム教をすり替えてはなりません。近代的な人権規範の下では、人としてのムスリム差別は許されませんが、イスラム教の宗教規範を批判する権利は認められるべきです。
 イスラム教の不平等や不自由な面に、イスラム思想家は言及しようとしません。ムスリムの自由を守るふりをして、自由を放棄させる思想を欧米社会に植え付けようとしている。そう見られても仕方ないでしょう。
 この問題は、「自由な社会は、自由を否定する思想も受け入れてなお維持できるのか」という普遍的な問いかけを含んでいます。ただ、欧州のリベラル派はそのことに気づいていない。自らが奉じる「自由」という言葉が普遍的であるという観念に惑わされ、西欧思想と同じ意味でイスラム教も自由で平等な思想だと勘違いしているからです。


自由と平等の名のもとにイスラム教の考えを容認すれば、内在する不自由と不平等もいっしょについて来ますよ、という指摘だと受け取りました。

なるほど、とも思いますが、賛成はできません。

イスラム世界が不自由で不平等であろうと、西欧や日本がイスラムの思想がイスラム教徒への差別が許されるということはありません。彼らの母国がどうであろうと、「自由と平等」の社会に来た以上、平等に扱われるべきです。

イスラム教徒という集団をひとくくりにして、イスラムの国では他宗教を差別しているのだからこの国ではイスラム教は差別されます、というのは「自由と平等」の価値観とは違います。

「自由な社会は、自由を否定する思想を受け入れる」べきです。もちろん具体的な行動に出れば制約を受けます。「維持できるか」は維持できるように法の秩序を守れるかにかかってきます。思想そのものは自由であるべきです。

ブルキニも、イスラム教徒の女性が自発的に着たい、というのであれば規制するのは「自由」の思想に反します。他宗教の女性に着ろ、と言っているわけではありません。ブルキニの背景の思想が気に喰わないからという理由で規制をかけてしまえば、「自由」の思想は内側から壊れてしまいます。

西欧のリベラル派も、イスラム教が西洋思想と同じ意味で自由で平等な思想と勘違いしているわけではないのだと思います。それを知った上で、自分達の社会の価値観を表明しているように見えます。

【展覧会】色の博物誌 江戸の色材を視る・読む

於:目黒区美術館

こじんまりとした美術館ですので、大規模な企画展はやりませんが、小回りの効いた展覧会を目指しているようです。

今回は「色の博物誌 江戸の色材を視る・読む」というもので、江戸時代の美術を色に着目してみようというものです。

国絵図(官製の地図)と浮世絵、それに彩色につかう顔料などの資料の展示が柱です。

国絵図というものの実物は初めて見ました。なんとなく机上で見るようなものを想像していましたが、床において見るしかないほどの巨大さでした。これはちょっとビックリしました。

浮世絵は、オリジナルと色に工夫をした復刻版を併置して比べることができます。

展示数が少ないのは残念ですが、非常にすいていてゆっくり鑑賞できます。

12月18日までです。

【映画】少女

主演:本田翼、山本美月

原作は未読です。

これは評価が難しい映画です。良い映画なのか悪い映画だったのか、よく分かりません。

退屈はしません。しかし、映画の主題がなかなか見えず困惑はしていました。予告映像からは、殺人衝動を抑えられない無垢な少女の物語、という予測をしていましたが、そういうものではありません。

冒頭の舞台劇みたいな演出やら、散りばめられた文学趣味(主人公が文学少女なのですから当たり前ですが)が物語への没入を阻みましたが、だんだん引き込まれていきました。

しかし、退屈はしません。原作が面白いのかもしれません。

ひどく不思議な映画です。ちょっと変わった青春映画なのだと思います。

お薦めするとも薦めないとも言えませんが、観た人の感想が気になる映画です。

【ウルトラマン】第二十四話:「海底科学基地」

グビラ登場

海底に建設された科学実験基地が事故にあいます。事故の原因は怪獣グビラなのですが、フジ隊員の失敗ではないかと思われたために、ひどく落ち込んでしまいます。

海底の基地に閉じ込められた人たちがどうやって脱出するか、という話ですので、いわゆるパニック映画の構造です。

最後は、ウルトラマンがグビラを倒して終わりですが、舞台を地上に移したのは勿体ないように思います。いままでウルトラマンの戦いは地上と空中だけでした。折角だから海中で雌雄を決してもらいたかったです。

スペシウム光線でグビラにとどめをさしました。ケムラーにスペシウム光線が通じなかったのをきっかけにしてか、前々回のテレスドンと前回のジャミラにはスペシウム光線を使いませんでした。以前にもアントラーにスペシウム光線が通じなかった後、しばらく封印していました。おなじようなパターンが見て取れます。

【時事問題】機動隊員による「土人」「シナ人」発言

19日、沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事の警備にあたる大阪府警から派遣された機動隊員が工事反対派に「土人」「シナ人」といった発言をしたことがあきらかになりました。

普通に考えて、いきなりこういう発言が出るわけはなく、なんらかのやり取りの応酬の末のことだとは思います。しかし、これを喧嘩両成敗と片付けることはできません。機動隊員に非があります。

主権者である国民に向かって、警察官が侮蔑的言葉を投げていいわけがありません。

また、「シナ人」という言葉を使ったということは、この機動隊員が政治的にそっちの傾向を持っていたことが伺えます。機動隊員個人がどういう政治信条を持っていようとかまいませんが、職場にそれを持ち込むのは間違っています。

もしかしたら中国高官が来日した際に警備を命じられることがあるかもしれません。個人的に中国政府にどういう感情を持っていようと、職務は職務として忠実に警備しなければなりません。それが警察官の役割です。

警察内部の教育にも問題を感じます。

【時事問題】東京五輪ボート競技の韓国での開催案

東京五輪のボート競技会場を、建設費用の面から東京から宮城県や埼玉県に移そうという案が検討されています。そんな中で、韓国の既存の競技場を使ってはどうかという案がIOCの関係者から出された、とマスコミが報じています。

テレビを観ていますと、これは、ゴタゴタしているなら韓国にもっていっちゃうぞ、というIOCの威嚇ではないか、という意見が聞こえてきました。

しかし、遠い韓国でやっていいくらいなら、埼玉や宮城でも構わないことになりますので、当初の東京案を押す理由としては逆効果です。

むしろ、韓国で行われる冬季五輪の一部競技を日本に移動させるための餌として持ち出されたのではないかと疑います。東京五輪のボート競技が韓国で開催されれば、冬季五輪のそり競技を日本に持っていくことを韓国が受け入れやすくなるという計算があるのかもしれません。

それはともかく、この案が伝わった時の、日本人のさめざめとした反応が興味深いです。テレビ局が、韓流韓流と煽っていた時代であれば、コメンテイターが韓国移設案に賛成し、反対者は差別主義者であるかのように扱われたことでしょう。

日本の空気はかなり変わったようです。

【世論調査】朝日新聞:10月15、16日実施

10月17日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が公表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、9月10、11日の調査結果)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する48(52)
 支持しない32(29)

◇(「支持する」と答えた48%の人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
 首相が安倍さん11〈5〉
 自民党中心の内閣14〈7〉
 政策の面24〈11〉
 他よりよさそう50〈24〉

◇(「支持しない」と答えた32%の人に)それはどうしてですか。(択一)
 首相が安倍さん10〈3〉
 自民党中心の内閣27〈9〉
 政策の面51〈17〉
 他のほうがよさそう6〈2〉

◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民37(40)
民進10(7)
公明3(4)
共産3(3)
維新2(2)
社民0(1)
自由0(―)
日本のこころ0(0)
その他の政党0(1)
支持する政党はない38(37)
答えない・分からない7(5)

◆できるだけ早く衆議院を解散して総選挙を実施すべきだと思いますか。急ぐ必要はないと思いますか。
 できるだけ早く実施すべきだ12
 急ぐ必要はない73

◆いまの衆議院の選挙には、「一票の格差」という問題があり、最高裁判所は「憲法違反の状態」だとしています。この状態を改善する前に総選挙をしてもよいと思いますか。それとも、改善してから総選挙をするべきだと思いますか。
 改善する前に総選挙をしてもよい18
 改善してから総選挙をするべきだ59

◆政治とカネの問題についてうかがいます。菅官房長官と、稲田防衛大臣の資金管理団体が、領収書を白紙でもらって、あとから金額や、あて名を書いていました。このことはどの程度問題だと思いますか。(択一)
 大いに問題だ59
 ある程度問題だ27
 あまり問題ではない9
 まったく問題ではない2

◆民進党の新しい代表に蓮舫さんが選ばれました。蓮舫代表に期待しますか。期待しませんか。
 期待する53
 期待しない39

◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成29
 反対57

◆原子力発電を今後、どうしたらよいと思いますか。(択一)
 ただちにゼロにする14
 近い将来ゼロにする59
 ゼロにはしない22

◆電力会社が重大な原発事故を起こしたときの賠償金についてうかがいます。電力会社が負担する金額に上限をもうけ、それを超えた分は国民で負担する案が検討されています。この案に、賛成ですか。反対ですか。
 賛成26
 反対63

◆2020年の東京オリンピック・パラリンピックについてうかがいます。開催費用は当初約7千億円の予定でしたが、東京都の小池知事が集めた調査チームは、3兆円を超す可能性があると推計しています。開催費用がふくらんでいることに、納得できますか。納得できませんか。
 納得できる13
 納得できない79

◆小池知事はオリンピック・パラリンピックの開催費用をおさえるため、いくつかの競技会場の変更などを検討しています。会場を変更することに賛成ですか。反対ですか。
 賛成78
 反対12

◆東京オリンピック・パラリンピックの開催準備が順調に進んでいると思いますか。順調には進んでいないと思いますか。
 順調に進んでいる13
 順調には進んでいない78

◆東京都の築地市場を豊洲に移転する計画についてうかがいます。現在、土壌の安全性などを理由に移転が延期されています。豊洲への移転を今後も目指すべきだと思いますか。やめるべきだと思いますか。
 目指すべきだ40
 やめるべきだ39

◆アメリカ大統領選について、民主党のクリントン候補と共和党のトランプ候補のどちらが大統領にふさわしいと思いますか。
 クリントン候補79
 トランプ候補3
     ◇
 〈調査方法〉15、16の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は、有権者がいる世帯と判明した番号は1870件、有効回答1000人。回答率53%。携帯は、有権者につながった番号は2118件、有効回答1036人。回答率49%。



この世論調査が私のところに来たと想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。

>◇(「支持する」と答えた48%の人に)それはどうしてですか。
首相が安倍さんだから、です。

>◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
支持政党はありません。
民進の支持率が上がりました。何故でしょうか?

>◆できるだけ早く衆議院を解散して総選挙を実施すべきだと思いますか。急ぐ必要はないと思いますか。
争点がはっきりしないのに、解散なんてすべきではありません。

>◆いまの衆議院の選挙には、「一票の格差」という問題があり、最高裁判所は「憲法違反の状態」だとしています。この状態を改善する前に総選挙をしてもよいと思いますか。それとも、改善してから総選挙をするべきだと思いますか。
改善してから選挙をするのが望ましいですが、格差是正の前に解散権が封じられているとは思いません。

>◆政治とカネの問題についてうかがいます。菅官房長官と、稲田防衛大臣の資金管理団体が、領収書を白紙でもらって、あとから金額や、あて名を書いていました。このことはどの程度問題だと思いますか。
大いに問題です。

>◆民進党の新しい代表に蓮舫さんが選ばれました。蓮舫代表に期待しますか。期待しませんか。
全く期待できません。理由は二重国籍の件での対応の拙さです。二重国籍そのものが大問題だとは思っていません。しかし、背筋を伸ばし、まっすぐ前を向いて、ハキハキと説明したことが間違い(限りなく嘘に近い?)だったのです。小政党の党首であっても問題です。

>◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに、賛成ですか。反対ですか。
安全が確認されたのであれば賛成です。

>◆原子力発電を今後、どうしたらよいと思いますか。(択一)
将来、ゼロにすべきです。

>◆電力会社が重大な原発事故を起こしたときの賠償金についてうかがいます。電力会社が負担する金額に上限をもうけ、それを超えた分は国民で負担する案が検討されています。この案に、賛成ですか。反対ですか。
反対です。

>◆2020年の東京オリンピック・パラリンピックについてうかがいます。開催費用は当初約7千億円の予定でしたが、東京都の小池知事が集めた調査チームは、3兆円を超す可能性があると推計しています。開催費用がふくらんでいることに、納得できますか。納得できませんか。
納得できません。民間企業でこんなコストの見積もりだったら大騒ぎになります。

>◆小池知事はオリンピック・パラリンピックの開催費用をおさえるため、いくつかの競技会場の変更などを検討しています。会場を変更することに賛成ですか。反対ですか。
できるだけ安くするように検討して欲しいです。会場変更もそれに含まれます。

>◆東京オリンピック・パラリンピックの開催準備が順調に進んでいると思いますか。順調には進んでいないと思いますか。
知りません。

>◆東京都の築地市場を豊洲に移転する計画についてうかがいます。現在、土壌の安全性などを理由に移転が延期されています。豊洲への移転を今後も目指すべきだと思いますか。やめるべきだと思いますか。
豊洲をやめてどうするのか、という案がなければ回答できません。

>◆アメリカ大統領選について、民主党のクリントン候補と共和党のトランプ候補のどちらが大統領にふさわしいと思いますか。
他所の国の大統領のことなので論ずるのもむなしいですが、それでも回答するならクリントン候補です。トランプ候補が問題外だからです。

【ウルトラマン】第二十三話:「故郷は地球」

ジャミラ登場

おそらくこれが「ウルトラマン」の最大の問題作でしょう。

日本で開催される国際平和会議に参加するメンバーの飛行機・船が相次いで襲撃され、調査のため科学特捜隊パリ本部よりムッシュ・アランが日本に調査に来ます。その頃、国道一号線でひき逃げ事件を起こした犯人の車が「見えない壁」に激突。科特隊は事件の関連を疑い調査を続け、見えない宇宙船が事故の原因とつきとめます。イデ隊員の発明で見えない宇宙船を撃墜しましたが、中から怪獣があらわれます。それを見たムッシュ・アランはつぶやきます。
「やっぱりジャミラ」
ムッシュ・アランの説明はこうです。ジャミラはある国の宇宙飛行士でしたが、事故を起こし見捨てられます。漂着した星の過酷な環境に適応するためジャミラは怪獣に姿を変えてしまいました。そして宇宙船を改修し、地球に復讐に来たのです。
水の無い環境に適応したジャミラは水に弱く、防衛隊やウルトラマンに浴びせかけられた大量の水の中でのたうちまわり死んでいきます。
イデ隊員は、暴れまわるジャミラに対しては「人間らしい心はもうなくしちまったのかよー」と叫ぶ一方、全てを隠蔽し墓碑銘を作ることで事件を終わったことにする為政者たちにも鋭いまなざしをむけます。

勧善懲悪でない悲しい物語ではあるのですが、よく考えると謎が多々あります。

・ジャミラを見捨てた「ある国」とはどこなのでしょう?
・ムッシュ・アランは怪物をみて、なぜ即座にジャミラだと気づいたのでしょう?
・パリ本部は、十年以上前に消息を経った宇宙飛行士ジャミラを何故犯人と疑ったのでしょう?
・ジャミラが地球に帰ってきたとしても、ジャミラが地球を恨んでいると、パリ本部が考えた理由は何でしょう?
・当初、国際平和会議の妨害をしていたジャミラは、なぜひき逃げ犯の車を襲ったのでしょう?
・登場したジャミラを見る限り、知性があるようには見えません。宇宙船の改修や国際平和会議の妨害といった知的な行動ができるようには思えません。

私は、次のように解釈しました。

パリ本部が事情を知っていたのですから、「ある国」つまりジャミラを見捨てた国は、フランスです。

ジャミラは通信で怪物化した自分の姿をさらして、地球に、直接はフランスに、復讐を宣告していました。だから、パリ本部は国際平和会議の妨害犯がジャミラだと疑い、ムッシュ・アランは怪物を見てジャミラだと分かったのです。

地球にたどり着いたジャミラは破壊工作をすすめますが、すでに地球の環境では暮らせなくなったジャミラは、故郷地球でじょじょに狂っていき、やがて完全に理性を失います。だから、最後はひき逃げ犯などというどうでもいいような車を破壊し、徒手空拳で暴れまわるという行動に出ました。

なんとも救いのない解釈をしてしまいました。

ところで、いかに環境が厳しくても、人間を含めた生き物が世代をまたがずに姿を変えることは困難です。したがって、人間のジャミラが自然に怪物化することは考えられません。おそらくジャミラは人為的に自分の体を改造したのでしょう。

これまた、救いのない解釈でした。

この項は、自分の勝手な想像で、ちょっと憂鬱になりました。

【朝日新聞】「家系」重視で解体防げ

10月15日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「憲法を考える」という特集で、今回は「家族の助け合いとは」というテーマです。国士舘大学大学院客員教授の百地章氏の意見『「家系」重視で解体防げ』を取り上げます。

なお、百地氏の考えには、私は反対です。

(略)
 日本は伝統的に祖先を大事にしてきました。絶対的な神よりも祖先を崇拝し、心のよりどころにすることが、道徳的な規範の一つにもなっていました。それなのに、今では「家族より自分」という風潮が行き過ぎて、「夫婦別姓」を推進する人たちも出てきました。「夫婦同姓」は一つの家系を尊重することであり、祖先を大事にすることです。夫婦別姓は親子別姓につながり、家族の絆の破壊に拍車をかけます。憲法に家族を規定すれば、こうした家族解体の運動を食い止めることができるのではないでしょうか。


「家族より自分」という風潮が戦後憲法の原因のように言っていますが、まずこれに納得できません。結婚しているのに妾をかこって子供をつくって、といったことは戦前からありました。女性の社会進出が十分でないためか男女賃金格差が大きかった戦前の方がこういう事例は多かったはずです。つまり、「家族より自分」の快楽を優先している男は戦前の方が多かったのです。

夫婦別姓だと祖先を大事にしない、というのも分かりません。だとするなら、現状は祖先を大事にしているということでしょうか? 夫婦同姓でなかった江戸時代以前の人は祖先を大事にしていなかったのでしょうか?

百地氏は、自分の嫌いなことの原因を、あるものは戦後憲法に押し付け、あるものは夫婦別姓を推進するような敵に押し付け、と都合よく使い分けています。

 子どもの教育やしつけの場としての家族も再評価する必要があります。3世代同居の方が子どもの情操も安定するでしょうし、学力が優れているという指摘もあります。


こういうことは「指摘もあります」ではなく、データで示すべきです。それにしても、学力はともかく、情操の安定というのはどうやって測るのかわかりませんが・・・・・・

 家族は、高齢者を介護する場でもあります。住宅事情など様々な理由で家族だけの介護ができないこともあるでしょう。しかし、可能なら介護はできるだけ家族でした方がよいと思います。社会保障が後退するという意見もありますが、「家族の助け合いを定めたら、社会福祉国家が否定される」というわけではありません。自助、共助、公助のバランスが大切なのです。


介護が可能か不可能かは、デジタルに区分できるものではありません。大丈夫できる、と思って頑張っているうちに、どうにもこうにもならなくなる、ということがあります。ひどいときは介護殺人です。

家族で面倒みれるならそれでもよいですが、いざという時に公的なものを利用できるような社会を目指すべきです。

 戦前の家制度の復活につながるという指摘もありますが、「戸主」の復活ではありません。伝統的家族の良さを見直そうということです。憲法24条にある「両性の合意のみ」の「のみ」は、結婚に対する戸主の同意を排除した規定です。ただ、今でも親と結婚の相談はするでしょう。一方、親が結婚を強制することは、現代ではあり得ません。


結婚の相談はするでしょうが、反対することだってあるでしょう。戸主が不同意なら結婚できないとなると大問題です。「両性の合意のみ」とあるのは当然です。議論があるとすれば同性婚を認めるために「両者の合意のみ」に変えるか、というぐらいです。親が賛成してくれた方がいいに決まってますが、法律的に賛成を必要とすべきではありません。

■まとめ
百地氏の言っていることは、全く受け入れられません。

私には占領軍が押し付けた憲法を有難がる気持ちは全くありませんが、仮に、婚姻に戸主の許可が必要、という憲法改正案が国民投票にかけられたら、改正案に反対します。

【朝日新聞】瀬戸内寂聴さんの「バカども」発言

10月14日朝日新聞朝刊。文化・文芸欄に、作家で僧侶の瀬戸内寂聴氏が毎月書いているエッセー「残された日々」。今回は「バカは私」と題して、先般日本弁護士連合会からの要請で公開したビデオメッセージで、犯罪被害者を「バカども」呼ばわりしてとして批判を浴びたことへの謝罪を載せています。

(略)
ある日、日本弁護士連合会から電話があり、
「福井で人権擁護大会が開催される。その1日目で死刑廃止のシンポジウムを行う予定である。そこへビデオメッセージを送ってほしい」と言ってきた。私が日頃、「死刑廃止」について関心を持ち、日本の現死刑制度に批判的なのを承知の上の要求である。私は即、メッセージの収録に応じた。
「・・・・・・人間が人間を殺すなんて一番野蛮なこと。みなさん頑張って『殺さない』ってことを大きな声で唱えてください」
と言った。その後に
「そして殺したがるバカどもと戦ってください」
と結んだ。
私の気持ちは、殺したがっているのは、今なお死刑制度を続けている国家や、現政府に対してのものだった。常日頃、書いたり、口にしたりしている私の死刑制度反対の考えから、当然、今も世界の趨勢に遅れ、死刑制度をつづけている我が国の政府に対して、人権擁護の立場から発した意見であった。バカという言葉は94歳の作家で老尼の口にする言葉ではないと、深く反省しているものの、発言の流れからしても「バカども」は当然、被害者のことではないと聞けるはずである。でなければ言葉に敏感な弁護士たちが、そのまま流すはずはないだろう。これまでも私は文学者として出家者としても被害者のために論じ、行動してきている。過去の私の言行を調べてくれればわかるはずである。
それが私は犯罪被害者たちをバカ呼ばわりしたととられ、ネットで炎上して、私への非難が燃え上がっているという。
秘書から炎上を知らされた時、真っ先に浮かんだのは「もの言えば唇寒し秋の風」であり、「だから長生きは厭なんだ」であった。そんな誤解を招く言葉を94歳にもなった作家で出家者の身で、口にする大バカ者こそ、さっさと死ねばいいのである。耄碌のせいだなどと私は逃げない。お心を傷つけた方々には心底お詫びします。
(略)


94歳にもなった人間を批判するのは心苦しいのですが、折角本人が直接この件を語ったのですから、その勇気に敬意を表する意味で触れてみたいと思います。

私は死刑廃止の考えを持っています。しかし、瀬戸内氏の元の発言は問題だと考えています。

「バカという言葉は94歳の作家で老尼の口にする言葉ではない」からということではありません。反省すべきはそこではありません。

普通に、日本の死刑廃止論に関心がある者なら、国民の多くが死刑制度に賛成していることを知っているはずです。けっして、国民が反対しているのに政府が「殺したがって」死刑制度にしがみついているのではありません。

瀬戸内氏が、被害者(被害者家族のことですよね。被害者は死んでいるのだから)を「バカども」と呼んだつもりがないということは、そうなんだろうな、と私も思います。

問題はここにあります。瀬戸内氏と「言葉に敏感な弁護士たち」は被害者家族のことが視野に入っていなかったのです。だからああいう発言が出てきたのでしょう。

瀬戸内氏たちは、社会をより良い(と当人が信じる)ものにするために、死刑廃止提案をしているのではなく、政府を批判する材料にしているとしか思えません。少なくとも政府批判が先行しているのは確かです。だから、被害者家族のことが眼中に入ってこないのです。

作家で僧侶なら、反政府のアジメッセージを流すのではなく、死刑制度に賛成している市井の人たちに向けた言葉を発するべきではないでしょうか。

【アニメ】2016秋調査(2016/7-9月期、終了アニメ、51+7+2作品) 第42回

アニメ調査室(仮)さんで行っているアンケートに投稿しました。

評価基準は
S : とても良い(第3回より追加)
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可(わかる範囲で良いです)

次のように評価しました。それぞれの感想はリンク先にあります。

01,orange,B
02,91Days,x
03,ReLIFE,D
04,Rewrite,F
05,ばなにゃ,x
06,一人之下,D
07,逆転裁判,F
08,OZMAFIA!!,x
09,NEW GAME!,x
10,魔装学園H×H,x
11,腐男子高校生活,x
12,不機嫌なモノノケ庵,x
13,カリメロ (2014年版),x
14,食戟のソーマ 弍ノ皿,x
15,ベルセルク (2016年版),B
16,この美術部には問題がある!,A
17,B-PROJECT 鼓動*アンビシャス,x
18,美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!,x
19,テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス,x
20,アクティヴレイド 機動強襲室第八係 2nd,x
21,タイムトラベル少女 マリ・ワカと8人の科学者たち,x
22,トランスフォーマーアドベンチャー マイクロンの章,x
23,カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編,x
24,アルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックス,x
25,Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!,x
26,ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン,x
27,Re:ゼロから始める異世界生活,A
28,SHOW BY ROCK!! しょ~と!!,x
29,ツキウタ。THE ANIMATION,x
30,SERVAMP サーヴァンプ,x
31,D.Gray-man HALLOW,x
32,境界のRINNE 第2期,x
33,タブー・タトゥー,x
34,エンドライド,x
35,あまんちゅ!,x
36,甘々と稲妻,x
37,おなら吾郎,x
38,マクロスΔ,x
39,はんだくん,D
40,クロムクロ,x
41,バッテリー,D
42,チア男子!!,x
43,モブサイコ100,x
44,初恋モンスター,x
45,ぼくらベアベアーズ,x
46,クオリディア・コード,D
47,アンジュ・ヴィエルジュ,x
48,ラブライブ! サンシャイン!!,x
49,スカーレッドライダーゼクス,x
50,ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 未来編,x
51,ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 絶望編,x
52,ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園 希望編,x
53,ガンダム ビルドファイターズ トライ アイランド・ウォーズ,x
54,銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 25話,x
55,アルスラーン戦記 風塵乱舞,C
56,七つの大罪 聖戦の予兆,A
57,ももくり (TV初放送),x
58,少年メイド (8.5話),x

■見切り作品について
Rewrite:3話まで観ました。まったく理解でません。“一見さんお断り”なのでしょう。
逆転裁判:1話だけ観ました。キッズ向けのつもりかもしれませんが、子供だましに見えました。

【時事問題】電通社員自殺報道への大学教授のコメントが炎上

電通の女性社員が過労自殺したことに対して、武蔵野大学の長谷川秀夫教授がニュースサイトに投稿したところ「炎上」しました。長谷川教授は投稿を削除し謝罪しましたが、大学側は教授の処分を検討しているとのことです。

私は、ネットでコピーしたものは読みましたが、直接、長谷川氏の投稿は読んでいません。

朝日新聞の記事より引用します。

(略)
武蔵野大によると、長谷川教授は7日夜、「過労死等防止対策白書」の政府発表を受けてニュースサイトにコメントを投稿。「月当たり残業時間が100時間を越えたくらいで過労死するのは情けない」「自分が請け負った仕事をプロとして完遂するという強い意識があれば、残業時間など関係ない」などと記した。
電通社員の過労自殺のニュースが配信された時間帯に投稿され、コメントがネット上に拡散。「こういう人たちが労災被害者を生み出している」など批判が広がった。長谷川教授は8日に投稿を削除し、「つらい長時間労働を乗り切らないと会社が危なくなる自分の過去の経験のみで判断した」などと釈明する謝罪コメントを改めて投稿した。武蔵野大は10日、公式ホームページに謝罪コメントを西本照真学長名で掲載し、長谷川教授の処分を検討している。


月の残業時間が100時間を越えるのは、システムエンジニアとしての私の経験では、異常なことではありません。おそらく、これくらいの残業経験のないシステムエンジニアはいないと思います。

ただし、忙しい時は忙しいですが、暇な期間もあります。今忙しくても乗り切れば何とかなるというのは経験的に知っているので耐えられます。

しかし、電通の女性社員の状況は単に残業時間だけで判断していいのか分かりません。もしかしたら会社に在籍している限り長時間労働が続くのかもしれません。そんなことはないとしても、キャリアの浅い社員ではそこら辺りの機微が分からなかったのかもしれません。

新聞の報道されたものを読む限り、長谷川教授の発言は精神論に過ぎません。

人の体調や職場の状況は千差万別です。自分がある環境で月100時間超の残業をこなしたからといって、できなかった他人を非難するのは傲岸不遜と呼ぶべきです。

したがって、ネットで批判があったことは当然だと思います。自身もネットで意見を公表しているのですから、反論がネットから来るのは覚悟すべきです。

しかしながら、大学が処分するというのは間違っています。

馬鹿げた精神論であろうと、言論の自由は守られるべきです。内容に異議があるならその内容を問えば済むこと、つまり言論には言論で対抗すべきことであって、勤務している大学が処分したり、処分を要求したりすることは、言論のルールを踏み外しています。

武蔵野大学は長谷川教授に処分を課すべきべきではない、と考えます。

【テレビ】Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

台湾の人形劇です。

人形を動かしていますが、アクション重視で恐ろしいほどの速さで人形に殺陣をやらせています。幼児向けとは思えません。どうやら台湾では、このジャンルの人形劇には蓄積があるみたいです。

脚本など日本側も協力しているので合作ということになると思いますが、気分としては、日本上陸というところでしょうか。

面白かったです。

宝の争奪戦を主軸にして癖のある連中がつぎつぎとと仲間に加わっていくという王道の展開だと思っていたら、終盤にどんでん返しがありました。なかなか爽快です。

人形の見得を切るポーズもカッコよかったです。

気になったのは、キャラクターがほとんど左利き(弓矢使いだけが右利きで構えていましたが、残りの剣使いは左手で剣を持っていました)という点です。人形の操作の都合かもしれません。

それと、聖域に鳥居があったことも気になります。鳥居というのは日本の神道のものなのに、どうして中華文明圏に鳥居が建っているのでしょうか。古い宗教という記号で使っただけかもしれませんが。

【朝日新聞】ヘイトでない「在日」の話

10月7日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。社説余滴のコーナー。国際社説担当の箱田哲也氏の『ヘイトでない「在日」の話』より。

 日韓をまたぐ巨大グループ「ロッテ」の周辺が、かまびすしい。在日1世である創業者一家のお家騒動をきっかけに、巨額の不正資金事件へと発展した。
(略) 
騒動が起きた際、何とも嫌なものを見た気分になった。
 創業者の息子の韓国語のつたなさや、親子が日本語で話していることなどが発覚すると大騒ぎになり、「ロッテは韓国企業といえるのか」「本当の韓国人ではない」といった反発が噴き出したのだ。
 韓国でのロッテの存在感は日本よりはるかに大きい。背景には財閥ファミリーへのやっかみもあっただろう。
 だが、日本で生まれ、民族学校などに通わなかった在日韓国人には祖国の言葉を解さない人も多い。一連の騒動に在日本大韓民国民団の幹部は「我々が最も聞きたくない批判だった」と悔しがった。
(略)
 知識不足から来る無神経さが加わることもある。
 日本のスポーツ界で活躍する在日選手は少なくないが、あるシンポジウムで韓国側から「日本の通名を使う選手には、せめて本名を併記できないか」との提案が出た時にはため息が漏れた。
 だが、なぜ日本ではそれができないのかと問われると、どうか。事実に基づかぬ「特権」を喧伝して憎悪をあおる行為は論外として、民族や出自で分け隔てる重苦しい澱のような部分が浮かびあがる。
(略)



在日本大韓民国民団の幹部の「我々が最も聞きたくない批判だった」と言うのは、的を射ていて反論できないが言って欲しくない批判だ、という意味なのでしょう。

しかし、韓国語が下手だったり親子が日本語で話をしたりしていたら、国籍という法的なものはともかく、情緒的な意味で韓国人ではない、と韓国でみられるのは仕方のないことです。

「聞きたくない」と耳をふさぐのではなく、自分達がどう生きるのか(韓国人として恥ずかしくないくらいの韓国語を喋れるようになるとか、いっそ日本に国籍変更をするとか)を考えるべきだと思います。


「日本の通名を使う選手には、せめて本名を併記できないか」という提案に、箱田記者はため息を漏らしています。

韓国側の提案は、活躍している選手を韓国籍だと紹介してもらいたい、という素朴な愛国心に根差しているのでしょう。しかし、韓国側の提案を受け入れて、日本のマスコミが通名とともに本名を併記しだしたら、おそらく訴訟ざたになるでしょう。

しかし、大相撲では、本名ではなく四股名で報道しています。多勢の外国出身力士が活躍していますが、彼らの本名を併記して報じても、誰も怒らないと思います。

したがって、在日の人たちの本名を書かない(書けない)のは、「民族や出自で分け隔てる重苦しい澱」というような、日本人の民族差別意識が原因ではなく、在日韓国朝鮮人の特殊な状況がそうさせているのだと思います。

【アニメ】この美術部には問題がある

原作は未読です。題名が長いので、ラノベが原作だと思い込んでいましたが、どうやら漫画原作のようです。「見せる」ギャグが多いので、これを文章でどうやって表しているのかな、と疑問に思っていましたが、勝手な勘違いでした。

今期は、これが一番面白かったです。

ジャンルとしては「ラブコメ」なのでしょうが、現代風に鈍感でオタクな少年と奥手少女という組み合わせも絶妙です。下手なつくりの作品だと、男がモテる理由がさっぱり分からないということがありますが、この少年の場合は、オタクはオタクでも、やさしさと侠気が垣間見え、近くにいる少女(少年の本質に気づいている少女)から惚れられるというのはうなずけます。

さわやかな作品でした。

ギャグも、爆笑とまではいきませんが、そこそこ面白かったです。

ところで、第一回の第一話は美術部室が舞台でしたが、そこにあるロッカーの中に、コレットさんらしき人が入っていて、まばたきまでしていました。その後の展開にまったく絡んでいません。なんだったのでしょう?

【展覧会】鈴木其一 江戸琳派の旗手

於:サントリー美術館

琳派と言えば、俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一が有名です。鈴木其一は酒井抱一の弟子というぐらいの重みでしか見られていないきらいがありましたが、近年その画業が見直されてきているとのことで、其一の代表作を一堂にそろえるという企画の展覧会です。

会場を見て感じたのは、其一が活躍したのが幕末期という比較的近い時代のせいなのかもしれませんが、作品の豊かな色彩です。墨絵もありますが、それもなんだか派手な印象です。

根津美術館から持ってきた「夏秋渓流図屏風」も、あらためてみると異様な色彩の迫力に圧倒されました。

富士美術館の「風神雷神図襖」は今回が初見です。琳派といえば風神雷神で、先行の三人は同じデザインの風神雷神図を屏風で描いています。其一は襖でした。其一の襖の場合は、風神と雷神の間に空間が空きすぎて、両者の関連が途切れてしまったような印象を持ちました。これに関しては、宗達の「風神雷神図屏風」の方がよいように思いました。

まとめて見ると、単に抱一の弟子で琳派の継承者というだけでない個性を感じます。

10月30日までです。

【映画】Cutie Honey TEARS

主演:西内まりや
原作:永井豪

原作の「キューテーハニー」は既読ですが、映画は原作というより原案といった方が正確です。

人々は、上層階に住む富裕層と下層に住む貧民層に分かれています。上層階からの汚染物質で下層に有毒な雨が降るという設定です。格差社会です。一部で受けそうです。

この設定は、社会の成員の全てが超巨大なビル構造に住んでいる場合に成り立つ設定です。しかし、画面を見る限り街は水平方向にいくらでも広がっています。汚染物質の“雨”というのが廃液などで上層から垂れてくるというのであれば、垂れてこないところに引っ越せばいいだけです。“雨”が本当の雨ならば、下層の貧民だけでなく、ビルの上層の富裕層だって影響は受けるはずです。

なんだか分からない設定です。単に、格差社会問題を持ち出したかっただけではないでしょうか。

全体に緊張感が足りなく、いささか退屈してしまいました。

ただし、二人のアンドロイド役の女優は雰囲気がありました。その点だけは成功といえます。

また、多くの男性が期待したであろう、お色気シーンもたいしたことありません。家族で観るような映画ではないかもしれませんが、家族連れでも安心です。

【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“自転車にも運転免許の導入を”

10月5日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、“自転車にも運転免許の導入を”について。

神奈川県のタクシー運転手の男性(74)から、マナーの悪い自転車運転者が多いので、自転車も免許制にして取り締るべし、という意見です。

一般からの意見はそれぞれ出ていますが、特別に面白いものではありません。識者代表として、エッセイストの伊藤礼氏(83)の意見がすこぶる面白いので紹介します。ただし、自転車文化についての知見が面白いというわけではありません。別のところに面白さがあります。

古希を前に自転車に目覚め、長距離用と近場用に乗り分けています。サイクリングの本も書きました。
自転車のマナーが問題になっているのは、他人への想像力が働かない人が増えているからではないでしょうか。
値段が安くなったことも影響していると思います。父の作家・伊藤整は戦時中、中古自転車が70円と日記に記している。銀行員や教員の初任給にも匹敵する額。今もそんなに高級品なら、運転も丁寧になるかもしれませんね。
(略)


自転車の値段が高いと運転が丁寧になるのかどうかは分かりません。昔の自転車乗りのマナーが良かったのかどうかも知りません。が、それは措きます。

過去の自転車の値段がいくらであったかは、個人の日記の記載ではなく、客観的資料で提示するのが普通です。

仮に日記のデータを使うにせよ、「作家・伊藤整の日記によれば」と書けば済むことであり、わざわざ「父の作家・伊藤整」とする必然性はありません。

ありていに言って、自分の父親が伊藤整であることを言いたかったのでしょう。

有名人を父親に持つ気持ちというのは分かりませんが、83歳にもなって父親を乗り越えられないというのは、あまり格好のいいものではありません。

【アニメ】クオリディア・コード

近未来に、会話の通じない敵が攻めてきて少年少女が戦う(大人は戦わないか、戦うにしてもバックアップだけ)という、よくあるタイプの物語(初出はエヴァンゲリオンかな?)です。ライトノベルを原作とするアニメだと、げっぷが出るほどたくさんあります。

この作品は、このパターンに自覚的につくられています。パターンに当てはめながらも、そこにひねりを加えようという意欲が見えました。

しかしながら、パターンを崩しただけで、その上に新しく構築したものがないように見えます。

終盤に用意されたどんでん返しも、「ラーゼフォン」の焼き直しです。

新しいものを作ろうとした意気込みは感じますが、空まわりに終わっています。

【時事問題】「おわびの手紙」

元慰安婦に安倍総理から「おわびの手紙」を出すように、韓国政府が暗に求めています。

朝日新聞の記事より引用します。

 元慰安婦らに対する安倍晋三首相の「おわびの手紙」を求める韓国内の声に、韓国政府が対応に苦慮している。安倍首相は3日、「毛頭考えていない」と一蹴。韓国外交省報道官の4日の記者会見では、この発言に対する質問が集中し、説明に追われた。
 昨年末の日韓合意で、安倍首相は「おわびと反省の気持ち」を表明している。ただ、韓国政府が設立した元慰安婦を支援する財団などからは同様の趣旨を記した首相の手紙を求める声が出ていた。外交省報道官は9月29日、「慰安婦被害者の心の傷を癒やす追加的な、感性に訴える措置に期待している」と述べた。
(略)
 韓国政府としても、日韓合意に首相の手紙といった措置が明記されていないことから、実現の難しさは理解している。とはいえ、合意自体への反対論が根強い中で、「首相の手紙」によって理解が広がることにつながらないかとの期待がある。安倍首相が手紙を出すかどうかが韓国内で焦点化しつつあり、難しい対応を迫られている。(ソウル=東岡徹)


いくら「最終的」だの「不可逆」だのと合意しても、政権が変われば、韓国は蒸し返してくると思っていました。

しかしまさか、合意した張本人の朴政権が追加処置を求めるは、彼らの図々しさは私の想像を超えています。

それはともかく安倍首相が「毛頭考えていない」と明確に否定したことには安堵します。仮に、韓国に配慮して手紙を出したら、“文面が気に入らない”、“毎年出せ”、と要求は際限なしになることでしょう。

慰安婦像が移動する前に日本からの拠出金を出すことに異論があったことは知っていますが、今となっては良かったのではないかと思います。これにより、“日本は合意内容にあるすべての義務を果たし終えました”と言えるので。

この件、騒げが大きくなればなるほど、韓国の反日感情と日本の嫌韓感情は増大することでしょう。

【アニメ】orange

原作は未読です。

流行のやり直しものです。

実写映画があったのは知っていましたが観ていませんでした。映画が先行してTV媒体が後という珍しいパターンです。アニメの映画(総集編+アルファ)があるので、実写映画→TVアニメ→アニメ映画 という順になります。

ヒロインには10年後の本人から、ボーイフレンドの自殺を阻止してくれと依頼の手紙が届きます。時間跳躍といえば時間跳躍なのですが、跳躍するのは手紙だけで人間は跳びません。したがって前の回に何があったかを記憶していません。

実は、ヒロインは10年後に同じ仲良しグループの男と結婚して子供もいます。赤ん坊を抱っこしながら、昔好きだった男の自殺を防ぐ依頼をするわけです。

ここで、なんとも嫌な感じがしました。旦那のことはどうでもいいの? 旦那はともかく今自分が抱いている赤ん坊が生まれないことになってもいいの? と疑問はつきません。

しかしながら、観ているうちに考えが変わりました。

どういういうことかと言えば、10年後に手紙を過去に届ける技術が開発されたわけではありません。“バミューダートライアングルに手紙を放ってみたら届くかも”といったかなりテキトーな相談で送っていました。

つまり、10年後のヒロインにしてみれば本気で手紙が届くとは思っていなかったのだと思います。自殺を防げなかった自分達のけじめのために儀式として送ったということなのでしょう。

しかも、仮に手紙が届いて自殺が阻止できても、パラレルワールド化するので現在(10年後)の世界はそのまま(旦那や子供との関係も変わらない)ということを納得した上です。決して、旦那や子供をないがしろにしたわけではありません。

そうやって観れば、“女は怖い”といった印象はなくなり、悪くない作品だったような気もします。ただ、この話で1クールは長すぎてダラダラしました。2時間くらいの映画だとちょうど良いのかもしれません。

あと、題名のorangeが何を意味するのか分かりませんでした。どこかで説明があったのかしらん。

【朝日新聞】「若者の与党びいき」?

9月30日朝日新聞朝刊のオピニオン欄の「耕論」のコーナー。「若者の与党びいき」という題で3人の意見が載っています。

リードは、次の通り

1960年代や70年代、若者といえば、現状に飽きたらず、野党を応援するイメージが強かった。ところが最近は、どの世代よりも与党びいきの傾向が強まっている。何が起こっているのか。


添付の棒グラフをみると
1976年、20代の37%が野党・その他を支持し、18%が自民を支持。50代は31%が野党・その他を支持し、41%が自民を支持。(JABISS調査から)
2009年、20代の14%が民主を支持し、27%が自民を支持。50代は19%が民主を支持、40%が自民を支持。(総選挙時のJESIV調査から)
2016年、参院・比例区の投票先は、18、19歳の17%が民進、40%が自民、10%が公明。20代の16%が民進、43%が自民、9%が公明。50代の21%が民進、35%が自民、11%が公明。(朝日新聞の出口調査から)
となっています。

変だと思うのは「与党びいき」と「自民びいき」を区別していないことです。2009年から2012年まで民主党が与党でした。この間の若者がどちらを支持していたのでしょう。

なぜこれが問題になるかと言えば、“異変”起きた時期の特定にからみます。

2009年の総選挙時の支持率では、自民の支持率の方が上です。ただし、この選挙は民主党が勝っていますので、支持政党を持たない無党派層を含めると、民主党に投票した方が多数派だと想像できます。

「若者といえば、現状に飽きたらず、野党を応援する」というのであれば、民主党政権時代、自民を応援してしかるべきです。にも関わらず民主党を応援していたというのであれば、若者の与党びいきは民主党政権時代より前から始まっていたことになります。自民党を応援していたのであれば、与党びいきは自民が政権をとってからのことです。

若者は革新系を応援するのが普通だ、というのであっても同じです。民主党政権時代に若者がどちらを支持していたかを見ることで“異変”の時期が特定されます。

時期が特定されれば、その時代から何が変わったのだろうかという考察がはじまります。

意見を寄せた3人のうち、学習院大学法学部の平野浩教授も中央大学文学部の山田昌弘教授も、いつからなのか、という当然の疑問を持たずに論を進めています。そして、その内容を要約すれば“最近の若者は・・・・・・”という年寄りの繰言の域を出ていません。

そもそも、普通に考えて、年齢が同じだからという理由で、昔と今の若者が同じ政治上の意見を持つはず、と考えるのは変です。別の人格で年齢以外に共通点はないのですから。

むしろ、大人の多くが、昔野党を応援していたのに、年をとって自民支持に変わったのはなぜだろう、と考える方が意味があると思います。

【映画】聲の形

制作会社は京都アニメーションです。アニメファンなら知らない人がないほど有名な会社です。

原作は未読ですが、評判になった漫画ですので、うっすらとですがどういう話かは知っていました。いじめや聾唖者を題材にしています。

面白いとか面白くないとかいう次元ではなく、まさに問題作でした。主要なキャラクターの感情の軌跡は簡単には理解できないように作られていて、不親切といえば不親切ですが、考えさせる、作品になっています。まさかこんなに重たい話だとは思っていませんでした。

一回観ただけでは、まだ感想を言語化できるほどに気持ちが落ち着いていません。いまだに心がザワザワとしています。

それと、感想ではありませんが、日本語字幕の回が一日一回しかありません。聾唖者を題材にしているのですから、すべての回に日本語字幕をつけるべきではないでしょうか。まさか、邪魔だ、とか言う人はいないと思うのですが・・・・・・

【展覧会】ピーター・ラビット展

於:Bunkamuraザ・ミュージアム

ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターの生誕150周年記念の展覧会です。

ピーター・ラビットに興味と関心があるわけではありませんが、入場券があったのでいきました。絵本も読んだことはありません。会場に掲げられたキャラクタの関連図によると、父兎がパイにされた、とか子供向けにしてはぶっ飛んだ内容みたいです。どこかで見つけたら読んでみます。

結構混んでいました。人気があるみたいです。ただ、よく観察すると客のほとんどは女性です。男は10%程度でした。たぶん女性のおつきで来ただけでしょう。

絵本を読んでいるか、少なくともキャラクタが好きでないと楽しめない展覧会だと思います。

10月11日までです。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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