【朝日新聞】思考実験?

3月30日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「論壇時評」のコーナー。歴史社会学者・小熊英二氏の「思考実験 労働を買いたたかない国へ」より

(略)
 さてそこで今回は、思考実験をしてみたい。山積する問題を、まとめて解決する政策を考えてみた。
 その政策とは、時間給の最低賃金を、正社員の給与水準以上にすることだ。なお派遣や委託その他の、いわゆる「非正規」の働き方への対価も同じように引き上げる。
(略)
 では、正社員より高いレベルの最低賃金とは、時給にしてどのくらいか。例えば時給2500円なら、1日8時間月22日働けば月収44万円になる。若年の正社員より高めで、賞与なしでも家族を扶養できる収入だ。もちろん、物価が上がれば金額も上げるようにする。
 では最低賃金を時給2500円にしたら、日本社会はどう変わるか。
 まず正規と非正規の格差は減少する。両者の違いは残るが、それは「安定しているが賃金と自由度の低い働き方」と「不安定だが賃金と自由度の高い働き方」の相違となる。
 次に「正社員の座」にしがみつく必要がなくなる。研修やスキルアップ、社会活動や地域振興のため、一時的に職を離れることが容易になる。転職や人材交流が活発化し、アイデアや意見の多様性が高まる。起業やイノベーションも起きやすくなり、政界やNPOに優秀な人材が入ってくるようになる。
 賃金が上がれば結婚もしやすくなる。男女ともに育児期の一時離職が容易になり、少子化の緩和が期待される。
 過度の長時間労働は減る。2014年に過労死した青年は、「正社員になれて良かった」と限界以上に働いていた。「正社員の座」に固執する必要が減れば、こうした悲劇は減少する。また労賃が上がれば、経営者は無駄な労働を減らそうと努めるだろう。
(略)
最低賃金の引き上げに財源は不要である。賃上げで購買力と消費が増えればGDPも伸び、税収も増える。「福祉バラマキ」に批判的な人でも、労働賃金の引き上げなら受け入れやすい。
 もちろんマイナス面はある。まず失業率は「先進国並み」に上がる。省力化と技術革新が進むうえ、最低賃金を払えない企業は退場することになるからだ。とくに飲食や小売りなど、労働生産性が低く低賃金労働に依存している業種は、大幅な業態変更を迫られるだろう。
 しかし今野晴貴らによれば、低賃金労働に依存している業種は「ブラック企業」が多い。労働効率の悪い企業を淘汰するという意味では、この政策は一種の構造改革でもある。だが一方で起業や人材交流が進むから、飲食や小売りでも革新が起きるかもしれない。
 以上は思考実験である。実施した場合は、過度のインフレや円安を招く懸念もある。当然の話だが、競争や分断がまったくない社会は存在しないだろう。
 だがこの思考実験からは、最低賃金を大幅に引き上げるだけでも、日本社会が大きく変わることがわかる。そしてそのことは、日本社会が労働を湯水のように安価に使い、人間の尊厳を軽んじていることが、停滞と閉塞感の根底にあることを示している。
(略)


穴がありすぎます。

最低賃金を2500円にしたら、国内の製造業はほぼ壊滅します。製品開発などの高度な仕事は残りますが、期間工はすべて失職します。飲食店や小売店も大多数が店をたたみ、パートの仕事はなくなります。つまり最低賃金を無理矢理引き上げたら、小熊氏が認めるように、失業者が増えます。

しかし、この変化は最低賃金引き上げという法律による影響によるものであって、技術革新や新産業の躍進によるものではありません。したがって「省力化と技術革新が進む」などということはありません。

退場しないのは、賃金を価格に上乗せできた企業だけです。つまり物価高になります。

なにが起きるかと言うと、失業者は増えるし、飲食など生存に関わる物価が高くなります。正社員と非正規の格差は縮まりますが、職のあるものと失業者の格差が広がります。

失業者を救うために社会福祉を手厚くしようにも、多くの企業が廃業し、全体の税収が落ちています。無理に増税すれば、日本全体が貧乏になります。

結果、正社員だけでなく、非正規も職にしがみつくというように拡大するだけです。

また、新規企業が立ち上がることを期待しているようですが、新規企業も高い労働コストに頭を悩ますことは必定です

思考実験をするには、想像力が足りてないと思います。
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【アニメ】信長の忍び

5分アニメです。

織田信長に仕える忍びが主人公ですが、忍びの目に映った信長をはじめとした戦国武将たちを描いていると言えます。

ヘタな歴史ドラマよりも内容がつまっているように思いました。

コメディーですが、史実をきちんと押さえているいるように見えます(あくまで、私の知っている範囲内です。本当に詳しい人が見たらおかしなところはあるのかもしれませんが)

すぐに二期がスタートするそうです。何で一期と二期を分けたのかは分かりませんが引き続き視聴します。

この作品では人のいいおじさん然として描かれている信長ですが、比叡山焼き討ちなどの所業をどう扱うのかも見ものです。オープニングではそれらしい描写もありましたので真正面から描くつもりのようです。

良作です。

【朝日新聞】特養待機36.6万人 「要介護2以下」制限で減少

3月28日朝日新聞朝刊の「特養待機36.6万人 「要介護2以下」制限で減少」という記事です。

 特別養護老人ホーム(特養)への入居を希望して入れなかった待機者は、2016年4月時点で約36万6千人だったと厚生労働省が27日発表した。前回調査した13年10月時点より16万人近く減った。比較的軽度な「要介護2以下」の高齢者が原則として入居できなくなったことが影響した。 特養は全国に約9500カ所あり、約57万人が暮らす。有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅と比べて利用料がおおむね安いため希望者が多く、前回調査で待機者は約52万4千人に上った。そこで15年4月から入居要件を厳格化。認知症や家族による虐待など在宅生活が難しい場合以外、要介護1、2の高齢者は特養に入れないようにした。
 その結果、要介護1、2の人からの申し込みが減り、待機者は約7万1千人。減少した約16万人のうち約11万人を占めた。1人で二つの施設を申し込むと、これまで2人と数えていたのを1人とするなど集計方法を変えた影響もある。
 政府は要介護3以上の特養待機者のうち、在宅の高齢者を20年代初頭までにゼロにする目標を掲げている。前回調査から今回までの2年半の間に定員は約5万人分増えたが、要介護3以上の待機者は約12万3千人いた。
 (水戸部六美)


数字がいっぱい出てきて、ぼうっと読んでいると理解しづらい記事ですので、まとめてみました。

・2016年4月時点で特養への待機者は、36万6千人。
・2013年10月での特養への待機者は、52万4千人(差は16万人)
・2013年10月から2016年4月で特養の定員は約5万人増えている。
・2016年4月の、要介護1、2の待機者は約7万1千人。

ここまでは明確です。

しかし、「減少した約16万人のうち約11万人を占めた」が分かりません。要介護1、2の人のことを言っているのは確実です。2013年の要介護1、2の待機者が18万1千人で、2016年に7万1千人になった。だから、“減少した16万人のうち11万人(18万1千-7万1千)を、要介護1、2の人が占めていたのだ”ということでしょうか?

次に「要介護3以上の待機者は約12万3千人いた」というやつです。まず、2013年のことか2016年のことか判然としません。2016年の待機者が36万6千人で、そのうちの要介護1,2の人は7万1千人ですので、その差は、29万5千人です。2013年の待機者は52万4千人で、そのうちの要介護1,2の人は多分18万1千人ですので、その差は34万3千人です。どちらも12万3千人という数字になりません。

要介護にも入らない要支援の人も待機者だった可能性もなくはありません。しかし、記事が訴えているのは、“要介護者1,2を切り捨てたので、待機者が減った”というものです。要介護1,2の人を申し込めないようにしたのなら要支援も申し込めないようにしたはずです。そうなると、記事が要介護1,2だけを(要支援を無視して)取り上げるのは釈然としません。

なんだかよくわからなくなりました。

それはともかく、「1人で二つの施設を申し込むと、これまで2人と数えていたのを1人とするなど集計方法を変えた」というのは正しい方針です。困っている人がどれだけいるのかを表す指標なのですから、一人で二つの施設を申し込んでも1人と数えるべきです。

【死後整理】少額預金

銀行預金の遺産相続の手続きは、当たり前ですが、金融機関ごとに行います。そして額が大きかろうが、少なかろうが、手続きの労力にかわりありません。

そのため、少額しか入っていない預金はひどく面倒に感じます。具体的に“少額”とはいくらか、とは言えません。人によって違うでしょうから。

しかし、遺族になるべく面倒をかけないように心がけたいものです。

私も、仕事関係で頼まれて口座を作って、千円程度しか入っていないのにそのままにしているのがあります。今すぐ死ぬとは思っていませんが、こうした口座は順次閉じていこうと思いました。

また、アメリカ出張から帰った後、残ったドルをドル預金にもしています。ドル預金の(アメリカの銀行)の遺産相続手続きは知りませんが、もしかしたらめんどくさいかもしれません。10万ドルくらい預けてあるなら、遺族もやる気が出るでしょうが、主張旅費の残り程度では、かえって迷惑かもしれません。英語の書類にサインとかあるかもしれませんし。

こういうのが“終活”というのかもしれませんが、いつ死んでもいいようにしておくというのは大事なことだと思いました。

【テレビ】銀と金

原作:福本伸行
出演:池松壮亮、リリー・フランキー

テレビ東京で深夜に放映していました。

原作者福本伸行の「カイジ」や「アカギ」のアニメ版に親しんでいたので、観ることにしました。

実写なので、雰囲気が違わないか(役者に引きずられないか)と心配していましたが、大丈夫でした。「カイジ」や「アカギ」と同じく、事実上の生死をかけた賭博勝負の迫真の映像化です。似たような話ですが、キャラクターの性格付けはきちんとしているので、マンネリ感はありません。(「銀と金」の主人公は、完全に運任せの勝負をしています。「カイジ」のように策士とはかなり違います)

広くお薦めできます。

機会があれば原作も読んでみたいです。

【朝日新聞】「勅語の縛り いまも」

3月26日朝日新聞朝刊。「政治断簡」のコーナー。編集委員松下秀雄氏の「勅語の縛り いまも」より

(略)
 「教育勅語には、良いことが書いてある」という声が、政界にも社会にも根強い。
 勅語には、父母に孝行、夫婦はむつみあい、といった徳目も記されている。そうであれば良いなと私も思う。
 けれど、自分を虐待した親に孝行できるか。暴力をふるう夫とむつみあえるか。同性カップルの存在を忘れていないか。世の中はいろいろなのに、一つの価値観を押しつけると人を苦しめないか。
 道徳の力は案外強く、思わぬところで私たちを縛っているのかも知れない。
 たとえば、シングルマザーやその子どもの貧困の背景に何があるのか。「母子家庭というだけで、『こらえ性がない』とみなされる」といった彼女たちの言葉を聞くと、結婚して「添い遂げる」という規範にあわないから冷遇されているように思えてくる。
 働き方もそうだ。日本では転職すると収入が減りやすい。非正社員の賃金は低い。一つの会社で「勤め上げる」という価値観にそぐわないからじゃないだろうか。
 道徳がすたれたという嘆きをよく聞く。でも私は、この社会にはいまなお、滅私奉公的な価値観が根強いから生きづらい、息をしにくいと感じている。
 再び、むのさんの言葉。
 「道徳というのは、先生からこうしなさいと言われてやるようなものじゃない。自分自身で感じ取るものなんだ」
 「試行錯誤しながら一緒に考えればいい」
 勅語を押し頂いたのとは違う、道徳とのつきあい方。
 そのほうがずっといい。


まず、シングルマザーに貧困層が目立つのは、賃金が低い職についているのが多数だからです。高給取り(例えば株のディーラーなんか)がシングルマザーであっても貧困ではありません。シングルマザーに対して世間の目が冷たいというのは、貧困の原因ではありません。シングルマザーを非難する道徳律がなくなっても、彼女らの年収があがるわけではありません。論理がおかしいです。

自分を虐待した親に孝行をつくせないというのは理解できます。しかし、そんなことを言い出したら、道徳律というもの自体が、成立しなくなります。成立しないのは教育勅語だけではありません。すべてです。

松下氏は、むの氏のことばを借りて、「道徳というものは」「自分自身で感じ取るもの」だという意見のようなので、教育勅語だけでなく、すべての道徳律を否定しているのかもしれません。

道徳は、あれをするな、これをしろ、という体系ですので、息苦しいというは確かです。一つの価値観を押し付けるのはよくない、というのもある程度は同意できます。しかし、「自分自身で感じ取るもの」を道徳とするのは無理があります。

朝日新聞だって新人記者に向かって、取材のときはあれをするな、記事を書くときはこうすべき、と規律の体系(要するに道徳)を教えていると思います。まさか、自分自身で感じ取らせてはいないでしょう。

【朝日新聞】移民? 難民?

3月25日朝日新聞朝刊。イスティチョアイアブドゥラ駐日EU大使のインタビューです。記事の見出しは「移民発生させぬ対策を」となってます。

変な、見出しです。移民というのは受け入れるとか受け入れないとかであって、“発生”するものではないでしょう。“発生”という言葉は譲ったにせよ、発生させたくなければ流入させなければいいだけです。移住したいといっている人間すべてを受け入れる義務はありません。対策なんて必要ありません。

記事を引用します。

(略)
 移民問題への対応にも変化が求められている。アフリカや中東からの移民の玄関口になっているイタリアやギリシャなど、一部の国に大きな負担がかかっている。こうした国に財政的、人的支援がもっと必要だ。
 EUにとって想定外だったのは、労働市場の需要の高まりに応じて受け入れた移民に続いて、さらに多くの人々がやってきたことだ。移民を発生させないための対策強化も求められている。中東や北アフリカ諸国への投資やインフラ整備を通じ、雇用を生んだり、治安を改善したりすることが必要だろう。
(略)
 (聞き手・津阪直樹)


移民の玄関口がイタリアやギリシャというのもわかりません。

大使は、移民のことでなく、難民のことを言っているのではありませんか?

EU大使というのがどのくらい偉いのかよく知りませんが、おそらくエリート階層だと思います。そのエリートが移民と難民の区別がついていないのだとすると、一般人はもっとわかっていないはずですから、かなり問題です。

津村記者には、そこら辺を追求してほしかったです。

【ウルトラセブン】第十三話:「V3から来た男」

アイロス星人登場。

前回のレヴューが第十一話なのに、今回は第十三話です。私が飛ばしたわけではありません。「ウルトラセブン」の第十二話は、原爆被爆者からクレームで欠番となっています。再放送では流されたことがない、幻の作品となっています。いまでもその封印は解かれていません。そこで十一話の次に十三話のレヴューとなりました。

冒頭にアイロス星人登場と書きましたが、「V3から来た男」のクラタ登場という方が相応しい話です。

全編、クラタとキリヤマ隊長の友情が描かれています。本当に子供番組か、と思うほどです。

詳しい説明はなかったのですが、地球防衛軍のウルトラ警備隊の隊長は出世コースで、宇宙ステーションの隊長は左遷コースなのだと思います。同期で出世に差がついてしまったが互いに認め合っている、という背景があるはずです。

【新聞】事件の匿名報道

朝日新聞の記事より引用します。

フジテレビ社員による車の名義貸し問題で、警視庁は22日、元記者(32)=東京都品川区=と、名義貸しを依頼した無職男性(59)=同新宿区=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で書類送検し、発表した。フジテレビによると、元記者は男性に約230万円を貸していたという。
 フジによると、元記者は男性と出会った2013年4月以降、「仕事の金が必要」と頼まれ、複数にわたって計約230万円を貸した。約170万円が返済されていないという。2人は月1回ほど会食し、高級飲食店での平均約15万円の2次会代金は20回以上、男性側が負担したという。
(略)


朝日だけを引用しましたが、ネットで読売新聞、毎日新聞、サンケイ新聞の記事も読んでみました。どれも一様に実名を伏せています。

事件は、報道記者が取材を通して知り合った組織犯罪の構成員に取り込まれた、というものです。報道機関にとっては非常に重大な問題です。

にも関わらず、各社横並びで実名を伏せるというのは、かばいあいをしているとしか思えません。

この案件が実名で報道できないなら、ほかの事件の被疑者も実名での報道は控えるべきです。

【雑記】相続と地方銀行

相続の件で、被相続人(死んだ人)が口座を持っている証券会社に行きました。うちの被相続人が結構な額の株を持っていたので、無料で相続コンサルをしてくれるとのことです。

相続の手続きや相続税、果ては節税対策まで色々教えてくれて大変有益でした。ちょっぴり金融商品のセールスもしていましたが、それはご愛嬌ということで聞き流しておきました。(向こうはご愛嬌ではなく、それが本当の目的かもしれませんが・・・)

雑談で、相続と地方銀行の関係について話がでました。

曰く。地方に住んでいる年寄りは身近で親切な地方銀行をメインバンクに使うことが多い。しかし、その年寄りが死ぬと、都会に住んでいる相続人の息子や娘は都市銀行に預金をうつしてしまう。そのため相続のたびに地方銀行はやせ細っていく。

我が家の場合も覚えがあります。

出身地だった関係なのか、わずかな額ですが、地方銀行に預金が残されていました。問答無用で都市銀行への振り込み手続きをしています。別にその地方銀行がきらいとかではありません。東京に支店が1つしかないから不便なのです。

口座の名義変更ができるなら、そのままにしたかもしれませんが、相続の場合は元の口座は閉鎖なので、元の銀行に預金を残すには相続人が口座を作らないといけません。その段階でもう面倒です。

このままではいけないと地方銀行も考えているらしく、合併が進んでいますが、まだまだ効果は出ていません。東京だと、都市銀行のATMはどの駅にもある感じです。

そこで提案です。

退職金を定期にすると割り増し利率にするサービスを、結構な数の銀行がやっているのをポスターでよく見ます。同じように、相続割り増し定期を作ってはどうでしょう。

被相続人が残した預金額を上限として、3ヶ月とか1年の定期を組んでくれたら割り増し利率にします。

遺族にとっては空から降ってきたようなお金ですから、緊急にお金が必要な人以外は割り増し定期に惹かれるはずです。一度口座を作ってしまえば、そのまま置いておいてくれる確率は上がります。

相続の場合、客からコンタクトをとってくれますので、ポスターなどの広告費をかける必要もありません。“相続手続き”を言ってきた客に案内すればそれで済みます。

地方銀行の関係者がこのブログを読んでいたらご一考を。

【アニメ】3月のライオン

原作は未読。将棋ものというくらいのことしか分からず、基本的には事前知識なしで観はじめました。

はじめはグズグズ悩んでいるだけに見える主人公に感情移入できなかったのですが、視聴を続けているうちにハマりました。

たいへん面白い作品です。

ギャグの要素とシリアスな要素が絶妙にからみあい、いままで見たこともない独特の世界を作り上げています。

実写の映画も公開されていますが、行くかどうかは未定です。雰囲気が違っちゃうかな、と心配があるので・・・

2期の予告がされています。今から楽しみです。

【新聞】天皇譲位と憲法

3月18日朝日新聞朝刊オピニオン欄。政治学者・原武史氏はインタビューで天皇退位の問題を語っています。

 ――特例法に向けて与野党が合意し、天皇の退位が現実味を帯びています。これまでの流れをどう見ていますか。
 「はっきり言っておかしいと思います。いまの憲法下で、天皇は国政に関与できないはずです。それなのに、天皇が退位の気持ちをにじませた発言をすると、急に政府が動きだし、国会でも議論を始めた。『お気持ち』を通して、結果的にせよ、国政を動かしています。私が知る限り、戦後、天皇が意思を公に表し、それを受けて法律が作られたり改正されたりしたことはありません
(略)
 ――本来、どういう過程だったらよかったと考えますか。
 「日本国憲法の国民主権の原則との矛盾を避けるには、あらかじめ国民の中に『天皇の年齢を考えると、そろそろ退位してもらい、皇太子が即位した方がいい』という意見が広がり、その国民の『総意』に基づいて、天皇が退位するという過程をたどることでしょう。憲法は天皇の地位を『国民の総意に基づく』と定めています」
 「あるいは、その総意を受けて、国民の代表である国会議員が退位を発議するという形でもいいかもしれません」
(略)
 「政府の有識者会議の委員、あるいは会議に呼ばれた専門家の中にも、私と同じような疑問を抱いた人はいたようです。発表された会議の論点整理には、『天皇の意思に基づく退位を可能とすれば、そもそも憲法が禁止している国政に関する権能を天皇に与えたこととなるのではないか』『仮に、今上陛下の御意向に沿って制度改正したということとなると、憲法の趣旨に反するのではないか』といった記述があります」
(略)


法律論として、原氏の指摘する懸念は理解できます。

しかし、その解釈はあまりにも原理主義的すぎるように思います。

仮に、原氏の考える理想的な過程(天皇譲位を、国民が発議し国会が決める)を辿れば、天皇自身の意思とは無関係に譲位が決まることになります。途中で意思を確認すること自体許されません。つまり譲位の意思がなくても譲位が強制されます。憲法の規定で天皇は国政に関する権能を持っていないからです。

つまり厳密に憲法を解釈すると、天皇にはなんの自由意志も認められないことになります。

憲法を厳密に解釈しすぎるのは、かえって普遍的に守るべき価値観に背いているように思います。

【展覧会】「ゴールドマンコレクション これぞ暁斉!」展

於:Bunkamuraザ・ミュージアム

幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎の展覧会です。

日本より先に海外で評価が高まったらしく、多くの作品が流出しているようです。その中でも、有名とされるゴールドマンコレクションからの出展です。

テーマ別に展示してあり、多彩な画業がわかる工夫がされています。

春画のコーナーもありましたが、特に18歳未満は入れない、というわけではありません。普通に見られます。濃厚な春画ではなく、ユーモアー系の絵ですので、そういう扱いにしたのでしょう。それにしても、最近は春画も市民権を得てきたのか、おおっぴらになってきたように感じます。

4月16日までです。

【朝日新聞】「ヒトラーのように」

3月17日朝日新聞朝刊、スポーツ欄。「ロシア排除「反対」 国際スキー連盟会長、平昌出場巡り」という記事です。

国際スキー連盟のカスパー会長は16日、国ぐるみのドーピング違反が発覚したロシア選手団の平昌五輪出場について、「潔白な人を処分することには反対だ」と全面締め出しに否定的な考えを述べた。
 ロシアは昨夏のリオデジャネイロ五輪で世界反ドーピング機関(WADA)から全選手団の締め出しを勧告されたが、国際オリンピック委員会(IOC)は陸上以外は、各競技の国際連盟の判断にゆだねた。カスパー会長はIOC理事でもあるが、IOCは平昌五輪については判断を先送りしている。
 カスパー会長は「ヒトラーのように個々の行為の有無を問わず、ユダヤ人はすべて虐殺されるべきであるかのように(全面的に締め出すのは反対だ)」などと、第2次大戦中のナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺を引き合いに出した。その後、IOC広報を通じて「不適切で無神経なコメントで率直に謝罪したい」との声明を出した。(平昌=稲垣康介)


ドーピングに関係していない選手を処分するのに反対だ、というのは、それはそれで真っ当な意見だと思います。これだけなら「無神経なコメント」ではありません。

謝罪に追い込まれたのは、ナチスのユダヤ人虐殺をたとえ話に使ったのが理由だと思われます。

しかし、これも奇妙なことです。ヒトラーのユダヤ人虐殺は良くないこと、という文脈で持ち出しています。

誰が、何で怒っているのかよくわかりません。

昔、ブログでこんなことを書きました。

これも、何を怒っているのか分かりません。

この二つから導かれる教訓は、たとえ話でナチス関係を持ち出すのは危うい、ということだけです。

【アニメ】この素晴らしい世界に祝福を! 2期

原作は読んでませんが、1期は観ていました。

1期の面白さをそのままに持続しています。難しいことは何も考えずに毎週笑える良作でした。

設定がどうのこうのというものではないので、感想を細かに書くのは難しいのですが、万人に薦められます。

ただ、2期になって絵が時々悪くなっているのが気になります。2期の1回目を見たときは、かなり心配になりました。最近は劇場アニメもさかんですので、日本のアニメ界は供給過多で人手が回ってないのかもしれません。

【時事問題】稲田防衛相の答弁

「森友学園」の代理人弁護士を稲田防衛相が務めていたかという問題で、当初稲田氏は「裁判を行ったことはない」と言い切っていました。しかし、大阪地裁の記録が見つかると、一転して、発言を撤回しました。

「森友学園」が国有地売却で疑惑に包まれているにせよ、弁護士として契約していたことは違法でもなければ倫理に反することでもありません。

弁護士の仕事はよくわかりませんが、個々の裁判に出廷したかどうかを記憶していないというのもあり得るのかもしれません。

しかし、稲田氏の発言は問題です。政治家が、事実を確認することなく言い切ってしまったら、後で撤回して済むことではありません。

現民主党党首の二重国籍問題と似ています。それ自体は違法でないとはいえ、よく調べもせず言い切り証拠を突きつけられると撤回、という人に国政をまかせる気にはなれません。

いさぎよく辞任すべきです。

【ウルトラマン】第三十九話:「さらばウルトラマン」

ゼットン登場。

最終回です。

ゼットンは形態が宇宙人っぽいですが、怪獣という位置づけです。「ウルトラセブン」だったら宇宙人扱いされていたでしょう。

このゼットンによってウルトラマンがなすすべもなく敗北するという衝撃の回です。

そのゼットンは、最終回にむけて次々のハイテク兵器を導入してきた科特隊の手で退治されます。ウルトラマンはゼットンに負けたままですので、ヒーロー物語としてはおさまりの悪い形ですが、ウルトラマンがいなくなっても地球人の手によって地球の平和は保たれる、ということを示しているのでしょう。

ウルトラマンの敗北後、すぐに仲間(ゾフィー)が迎えにきました。相次ぐ闘いでウルトラマンがボロボロなのを知っていたようですが、タイミングが良すぎます。ゼットン星人の地球侵攻に気付いてM78星雲を出発したのかもしれません。そうなると、ゾフィーはウルトラマンはゼットンに勝てないと見ていた(正しいのですが)ことになります。

あるいは、ゾフィーは宇宙空間を瞬間移動してのかもしれません。帰路は予備の命を与えたウルトラマンと一緒に宇宙を飛んでいましたが、これはウルトラマンには瞬間移動の能力がないからだと解釈できます。

ウルトラマンと分離したハヤタは放送一回目の事件から記憶が飛んでいるようです。もともとウルトラマンに意識を支配されていたため記憶を持っていないのか、ウルトラマンと分離する際に記憶を持っていかれたのかは分かりません。

どちらが真実にせよ、一回目の事件と最終回がつながるという構成は子供心にも感動した覚えがあります。

【世論調査】朝日新聞〈3月11、12日実施〉

3月14日朝日新聞朝刊。世論調査の結果が発表されました。
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は2月18、19日の調査結果)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する49(52)
 支持しない28(25)

◇(「支持する」と答えた49%の人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
 首相が安倍さん11〈5〉
 自民党中心の内閣13〈7〉
 政策の面25〈12〉
 他よりよさそう48〈24〉

◇(「支持しない」と答えた28%の人に)それはどうしてですか。(択一)
 首相が安倍さん9〈3〉
 自民党中心の内閣27〈8〉
 政策の面52〈15〉
 他のほうがよさそう7〈2〉

◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民37(37)
民進8(7)
公明3(3)
共産4(3)
維新1(2)
自由0(0)
社民0(1)
日本のこころ0(0)
その他の政党1(1)
支持する政党はない36(37)
答えない・分からない10(9)

◆大阪の学校法人「森友学園」に国有地が売却されていました。この国有地の評価額は約9億円でしたが、国がごみの撤去費用などとして約8億円を差し引き、約1億円で森友学園に売却していました。このような取引は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ6
 妥当ではない81

◆この国有地内のごみの撤去費用約8億円について、国は専門業者を通さず、国が直接、費用を計算していました。このことについて、問題だと思いますか。問題ではないと思いますか。
 問題だ77
 問題ではない10

◆安倍内閣は森友学園への国有地売却について、法令に基づき、適正に処理されたと説明しています。この説明に納得できますか。納得できませんか。
 納得できる12
 納得できない71

◆森友学園をめぐる問題で、退任を表明した森友学園の理事長や国の担当者を国会に呼び、参考人として説明を求めることが必要だと思いますか。必要ではないと思いますか。
 必要だ70
 必要ではない18

◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成26(29)
 反対54(57)

◆民進党の蓮舫代表は、今月の党大会で原発の稼働を2030年にゼロにする目標を表明する方針でしたが、民進党を支持している労働組合などの反発を受け、表明を取りやめることにしました。この方針の変更を評価しますか。評価しませんか。
 評価する25
 評価しない50

◆東京都の小池百合子知事を中心とする地域政党「都民ファーストの会」が、7月にある東京の都議会議員選挙で、多数の候補者をたてる方針です。「都民ファーストの会」に期待しますか。期待しませんか。
 期待する53
 期待しない27

◆現在、たばこを吸いますか。吸いませんか。
 吸う22
 吸わない77

◆厚生労働省は受動喫煙対策を強化するため、法律の改正を検討しています。飲食店では、小さなバーやスナックを除き、レストランや居酒屋などの店内を、原則禁煙とする案を示しています。こうした規制強化の案に賛成ですか。反対ですか。
 賛成64
 反対25

◆日本と韓国はおととし、慰安婦問題を決着させることで合意しましたが、韓国では朴槿恵大統領の罷免が決まり、新しい大統領を選ぶ選挙が行われることになりました。このことで慰安婦問題についての合意が守られなくなることをどの程度心配していますか。(択一)
 大いに心配している29
 ある程度心配している37
 あまり心配していない21
 まったく心配していない7

◆日本政府は、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する像がたてられたことに抗議し、大使らを今年初めから日本に一時帰国させています。日本政府が大使らの一時帰国を続けていることは、妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
 妥当だ63
 妥当ではない20

◆安倍政権は、南スーダンでの国連平和維持活動に派遣している陸上自衛隊を、撤収させる方針を決めました。このことを評価しますか。評価しませんか。
 評価する67
 評価しない14

 〈調査方法〉 11、12の両日、コンピューターで無作為に作成した固定電話と携帯電話の番号に調査員が電話をかけるRDD方式で、全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は、有権者がいる世帯と判明した番号は1669件、有効回答828人。回答率50%。携帯は、有権者につながった番号は2188件、有効回答1021人。回答率47%。


この世論調査が私のところに来た、と想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。

>◇(「支持する」と答えた49%の人に)それはどうしてですか。
首相が安倍さん、だからです。

>◆今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
支持政党はありません。
民主党が盛り返してきていますが、自民は横ばいで牙城を崩すには至っていません。政権交代はまだまだですね。

>◆大阪の学校法人「森友学園」に国有地が売却されていました。この国有地の評価額は約9億円でしたが、国がごみの撤去費用などとして約8億円を差し引き、約1億円で森友学園に売却していました。このような取引は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
妥当だとは思いません。

>◆この国有地内のごみの撤去費用約8億円について、国は専門業者を通さず、国が直接、費用を計算していました。このことについて、問題だと思いますか。問題ではないと思いますか。
問題だと思います。

>◆安倍内閣は森友学園への国有地売却について、法令に基づき、適正に処理されたと説明しています。この説明に納得できますか。納得できませんか。
まだ何かあるような感じがしています。

>◆森友学園をめぐる問題で、退任を表明した森友学園の理事長や国の担当者を国会に呼び、参考人として説明を求めることが必要だと思いますか。必要ではないと思いますか。
政治家が違法か、違法でなくても倫理的な問題行動があった場合ならば、参考人やら承認やらで呼ぶことは意味があります。森友学園の問題では、どこかの政治家が関わったくさい、という絵図が見えていません。したがて現時点では民間の問題であり、司法でただすべきことであって、国会に呼ぶ必要があるとは思いません。

>◆いま停止している原子力発電所の運転を再開することに、賛成ですか。反対ですか。
安全性が確認されたのであれば賛成です。

>◆民進党の蓮舫代表は、今月の党大会で原発の稼働を2030年にゼロにする目標を表明する方針でしたが、民進党を支持している労働組合などの反発を受け、表明を取りやめることにしました。この方針の変更を評価しますか。評価しませんか。
支持者の意見を聞いて方針を変更すること自体は間違っていません。

>◆東京都の小池百合子知事を中心とする地域政党「都民ファーストの会」が、7月にある東京の都議会議員選挙で、多数の候補者をたてる方針です。「都民ファーストの会」に期待しますか。期待しませんか。
期待しません。「都民ファーストの会」なるものが何をしたい会なのかも知りません。

>◆現在、たばこを吸いますか。吸いませんか。
吸いません。現在に限らず、過去においても吸っていません。

>◆厚生労働省は受動喫煙対策を強化するため、法律の改正を検討しています。飲食店では、小さなバーやスナックを除き、レストランや居酒屋などの店内を、原則禁煙とする案を示しています。こうした規制強化の案に賛成ですか。反対ですか。
賛成です。分煙には限界があります。すべての飲食店で禁止すれば、店への影響はありません。煙草を吸いたい人は他人に迷惑のかからない場所で吸うべきです。

>◆日本と韓国はおととし、慰安婦問題を決着させることで合意しましたが、韓国では朴槿恵大統領の罷免が決まり、新しい大統領を選ぶ選挙が行われることになりました。このことで慰安婦問題についての合意が守られなくなることをどの程度心配していますか。
合意を覆すだろうと強く予測していますが、“心配”なんてしていません。韓国が何を言ってきても相手にしなければいいだけです。国際社会ももはやとりあうことはないでしょう。だから、“心配”なんてしていません。

>◆日本政府は、韓国・釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する像がたてられたことに抗議し、大使らを今年初めから日本に一時帰国させています。日本政府が大使らの一時帰国を続けていることは、妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
もうそろそろ帰任させるべきです。仲が悪くとも大使は置くべきです。仲が悪いからこそ置いておくべきなのかもしれません。

>◆安倍政権は、南スーダンでの国連平和維持活動に派遣している陸上自衛隊を、撤収させる方針を決めました。このことを評価しますか。評価しませんか。
評価します。国際社会のつき合いもあるのでしょうが、度を越えた危険地帯にまで派遣すべきではありません。

【時事問題】サウジアラビア国王来日

朝日新聞の記事より引用します。
サウジアラビアのサルマン国王が12日、来日した。サウジ国王の来日は46年ぶりとなる。

(略)
 同行者は王子や閣僚、企業幹部ら1千人を超える見込み。同行者は10日から続々と到着しており、11日だけで300人以上が日本に着いたという。空港には12日も多くの黒塗りの高級車が集まった。
 サウジは世界最大級の産油国で、日本も輸入の3割を頼る。だが原油安の長期化で財政は悪化。石油依存からの脱却を迫られており、昨春、2030年に向けた国内経済の改革方針「ビジョン2030」を策定した。
(略) 
 改革の一環として、サウジは18年に国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を予定している。同社の時価総額は2兆ドル(約230兆円)ともいわれており、日本側は東京証券取引所への上場も求める方針だ。


石油頼みの国家運営を改めるというのは結構なことだと思いますが、そうであるなら黒塗り高級車を何台も集めたり、エスカレーター付のタラップを持ってきたり、と馬鹿な浪費を止めるのが先決です。

国家指導者が、こういう振る舞いをしているようでは「ビジョン2030」も掛け声だけで終わるでしょう。

改革をしたいなら、モノを作りの基盤を整備することやサービス産業の立ち上げを考えるべきです。はじめにやることが、国営石油会社の株式公開といった“虚業”ではお先真っ暗です。

ヘイトスピーチっぽい事を言いますが、サウジアラビアの国民ってあんまり労働をしないイメージがあります。働く国民はいるのですか?

【アニメ】SPIRITPACT

ハオライナーズという中国の制作会社による枠の第三弾です。

第一弾から観ていますが、正直なことを言うと、だんだん悪くなってます。自分でも説明のつかない義務感にかられて観ていましたが、この作品になるともはや惰性で観ていました。

出だしは期待が持てました。妖怪退治もので、一話かせいぜい数話で完結するものを連ねていくと思ったからです。

しかしながら、あいもかわらず壮大な設定を背景にもった長編形式でありながら、未完です。原作が読めない日本で放映するのに、未完の作品を持ってくるのはピントがずれています。

未完なのは第一弾も第二弾も同様ですが、SPIRITPACTの場合はおかしなギャグを交えてきました。ギャグというのは子供向けのものならともかく、ちょとひねったものとなると、民族性時代性が出てしまいます。客観的にギャグがつまらない、ということではなく、現代の日本人には響かないものでした。

この調子で完結していない漫画原作をアニメ化していくなら、とてもじゃありませんが日本での成功は期待できません。

厳しいことを書きましたが、外国産のアニメによって日本のアニメが刺激され双方大いに発展することを願うからこその苦言です。

【映画】クリミナル

出演:ケヴィン・コスナー、ゲイリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ

出演陣の豪華さに目がくらみます。

表面的にはスパイアクションですが、死んだ人間の記憶を別の人間に植え付ける新技術の被検体にされた囚人(ケヴィン・コスナー)の物語です。部分的に記憶が再生され、ついには人格までも変わっていきます。

実験を強行したのがCIAロンドン市局長(ゲイリー・オールドマン)で、新技術を開発したのが脳外科医(トミー・リー・ジョーンズ)です。

ケヴィン・コスナーが演じる囚人は当初は人格が破綻していて、観客が感情移入することは無理です。平気で暴力をふるい、人を殺すことにためらいをみせません。よくこんな役を引き受けたなと思いますが、違和感がありません。役に溶け込んでいます。徐々に人格が侵食されていく(真人間に近づいていく)のを見事に演じています。

スパイアクションの方がおまけっぽい感じがしました。人格侵食のアイデアだけでは弱いと見て企画段階でてこ入れされたのかもしれません。

お薦めです。

【死後整理】銀行の資産

被相続人(死んだ人)の死を知ったタイミングで、金融機関は預けてもらっている資産を凍結します。これを解除するには手続きが必要になります。

不思議なことに金融機関ごとに必要とする書類が微妙に異なります。どうやら金融庁の指導でやっていることではなく、独自にルールを定めているようです。

それぞれ異なるといっても、大まかなところは一緒です。

・被相続人の戸籍謄本
・相続人の戸籍謄本(被相続人の謄本に載っている場合は不要)
・相続人全員の印鑑証明
・金融資産をどの口座に振り込むかの指示書(相続人の署名と実印を捺す)

指示書の原版は金融機関がくれます。それに相続人がみんなで名前を書いて判子を捺します。判子が本人のものであることを確認するため印鑑証明が必要になり、他に相続人がいないことを証するために戸籍謄本が必要になる、という理屈のようですす。

ただし、ゆうちょ銀行の場合は、戸籍謄本や印鑑証明の提出が必要なのは同じですが、なぜか相続人全員が判子を押す用紙はありませんでした。

相続人は戸籍謄本(家族全部が載っているもの)でなく抄本(本人だけが載っているもの)でかまわないような気もしますが、謄本を要求されました。

他に、被相続人の住民票が必要だと言う銀行もありました。

どこも、原本を提出したらコピーして返してもらえます。したがって役所からは一部をもらえば、使いまわしができます。

資料を提出してから、一週間以内に振りこまれました。

【朝日新聞】多難な日韓関係

3月9日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「耕論」のコーナー。今回のテーマは「多難な日韓関係」です。

まず、元韓国大使の小倉和夫氏の「共通のビジョンを描こう」です。

日本の大使がいなくていいわけがありません」とか、「経済や文化的な交流の問題にまで措置を広げるのではなく、むしろこんな時だからこそ交流を増やしていくべきです」とか「日韓、日中韓のFTAを進める好機」とか「「アセアン五輪」を開けるよう日中韓が協力するのはどうか。自国のメダル数だけにこだわらず、アジアのほかの国が五輪に出場でき、活躍できるよう日中韓が手をつなぐ。大きなビジョンをもつことが求められています」とか主張してます。

頭が痛くなります。

韓国に限らず、どんな国とでも友好的な関係になれたら素晴らしいとは思います。しかし世界の他の国に優先して韓国と仲良くしなければならない理由がわかりません。

元韓国大使だからといって、韓国との友好を日本の国家目標みたいに言うのは笑止です。

仲が悪いなら悪いなりの付き合いをすればいいだけではないでしょうか。

次に、韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨氏の「実像伝わらず悪循環続く」です。

韓国の若者の間では映画「君の名は」が流行ったり、日本風の居酒屋が軒を連ねたりしている実情を伝えないマスメディアが日韓のあつれきを生んでいる、という指摘です。

これも疑問です。

日本の文化にいかに親しんでいるからといって、その人が親日とは限りません(そもそもかの国では「親日」が悪口らしいですから)。

彼らも日本アニメを見ながら、イ前大統領の「天皇は土下座して謝れ」発言に拍手し、パク大統領の告げ口外交に喝采をおくっていた可能性は十分にあります。すくなくとも、“よその国にこういう態度をとるべきではない”、という声が韓国市民の間で沸きあがったという話は聞きません。

若者や市民は仲良く従っているのに年寄りや権力者が邪魔している、というステレオタイプの解釈に過ぎません。

韓国・東亜日報東京支局長の徐永娥氏の「冷静な判断、大統領選の後」は引用してコメントします。

(略)
 今回の対立の発端は、昨年末、釜山の日本総領事館前に慰安婦の少女像が建てられたことです。これは韓国政府も外交儀礼の面から望ましくないとの立場であり、批判的な意見を新聞で発表する識者も少なくありません。


発端は像ではないと思います。何度も何度も韓国が問題を蒸し返すことに、日本が腹を立てたのが発端です。日本が黙っていたら、日韓の軋轢が無かったとは思えません。軋轢が生まれるまで韓国は行動をエスカレートさせていったと思います。

しかし韓国人にとって慰安婦問題は、日本の植民地支配の被害の象徴です。多くの人は、理屈ではなく感情の問題として反応してしまいます。
 昨秋以来の不正疑惑で朴大統領を追い込んだのは、街頭に出た市民の力でした。そして「朴大統領のやったことはすべて悪い」という流れになって、慰安婦問題をめぐる韓日の合意無効を訴える声が大きくなりました。


この説明は、韓国人が理屈を度外視して感情で行動していると言っているだけです。韓国の「身内」にならば、それで通るのかもしれませんが、日本と韓国は隣人ではあっても他人です。他人には通用しません。

 ところで日本の方たちは、韓国人がいつも反日感情をむき出しにしていると思っているのではないでしょうか。
 今、韓国では日本旅行ブームで、昨年は過去最高の509万人が訪れました。韓国人は慰安婦や独島(日本名、竹島)問題ではすごく反発しますが、日本の温泉や食べ物、買い物やアニメは大好きなのです。こうした多様な日本観を日本でもっと報道したらどうでしょうか。一方、日本の方が政治的に敏感なようで、韓国に行く人が減り、昨年は約230万人でした。相手を知る機会が減り、残念です。


ここは、古家氏と同じパターンです。市民が直接触れ合えば仲良くなれる、という幻想です。

 第2次大戦から70年以上たち、世代が代わりました。かつて日本の指導者の多くは、保守であっても韓国の植民地支配について申し訳ないという意識を持っていたようです。しかし安倍首相は、過去の歴史から抜け出したいという気持ちが強いようです。
 韓国も世代交代が進みましたが、被害を受けた側は簡単には忘れられません。この認識のギャップが摩擦を起こすのではないでしょうか。


かつての日本の指導者の多くが韓国に融和的だった理由は、第一に冷戦の存在です。それと推測ですが、日韓双方の怪しげな人士の利権関係があったのではないかと疑っています。日本の指導者が心底植民地支配を反省していたら、北朝鮮にも融和的であったはずです。

 韓国も経済力が豊かになり自信を持つようになりました。もう学ぶところはない、として日本を無視するような傾向すら一部に見られます。
 今回、大統領選挙に意欲を示す政治家は、みな韓日合意に否定的です。しかし国と国との約束を一方的に破れば、国際社会で「ゴールポストを動かす信頼できない国」と批判されるかもしれません。新しい政府が、国際合意はどうあるべきか、慎重に検討すべきです。選挙後ならば、ポピュリズムに左右されず冷静に判断できるはずです。


この分析は的確だと思います。合意を破ったら韓国は国際社会で信用を失うでしょう。

付け加えるなら、日本では既に韓国のことを「ゴールポストを動かす信頼できない国」と広くみなしちゃっています。だから、大使を帰任させなくても政府への批判が起きないのです。

【朝日新聞】留学生が苦しいのは日本のせい、なの?

3月7日朝日新聞朝刊オピニオン欄の「耕論」のコーナー。テーマは「留学生を受け入れる」です。その中から、海外在住ネパール人協会アドバイザーのジギャン・タパ氏による「借金苦、低賃金で働きづめ」より

日本で先日、あるネパール人の葬儀に参列しました。留学生が自殺したんです。母国で借金をして日本に留学し、アルバイト先と日本語学校との往復の生活。周囲には「借金返済のめどが立たない。もう限界だ」と漏らしていたそうです。でも、誰も助けてあげられなかった。
 (略)
 苦しいとき、支えは日本人の励ましでした。留学生にとって、日本人と知り合うことが、社会との接点になります。近くに留学生がいたら、あなたがその接点になってあげてください。
 私が来日したころはネパール人留学生は少なかったですが、最近は急増しています。政治混乱で大学を出ても仕事がなくなったのが一つの理由です。若者は外国に行くしかない。日本もその一つです。
 出稼ぎ目的で留学を利用している人間も確かにいます。でも、夢を持って来日する留学生も少なくありません。日本語を話せるようになり、進学して、日本でいい仕事に就きたい。日本で先端の知識を学び、母国で役に立つ仕事をしたいと思っています。
 ただ、留学には学費などで年間100万円以上かかるので、多くが借金をします。「日本は稼げるから、すぐに返せる」と留学前に説明を受けた人がほとんどです。
 現実は違います。日本語を学び始めたばかりで、雇ってくれるアルバイトは限られる。弁当工場や宅配便の配送センターなど、日本語を使わない、時給の安い単純労働です。思うように稼げず、違法と知りながら長時間働く。疲れがとれず授業中に寝てしまう。日本語が上達せず時給の良いアルバイトに移れない。この悪循環から抜けられない学生が多いのが実態です。
 これでは、日本に何年いても、日本語は話せるようになりません。進学できず「何のために来たのか」と泣いて帰る留学生がたくさんいます。学ぼうとやって来た若者の貴重な数年が失われています。日本社会は、こうした犠牲の上に成り立っていると、みなさんに知ってほしいのです。
 留学生はいつか帰る人。そんな認識があるから低賃金労働者として利用できるのだと思います。でも「使い捨てにされた」と思う外国人が増えるのは、日本の損失ではないですか。
 (聞き手・岡田玄)


なんだか違和感を覚える主張です。

甘い見込みで海外に留学して夢破れるというのは、海外に行った日本人留学生でも聞く話です。

自殺にまで追いこまれたのは気の毒ですが、一般論として留学生の何割かが失敗するのは仕方のないことです。

アルバイト先の経営者が、若者を「低賃金労働者として利用」するのは当たり前です。別に留学生だからではありません。アルバイトというのはそういうものなのです。

国費留学生は派遣国の要望ですし、私費留学生は本人の希望で来てます。学費や生活費を稼ぐ範囲内で労働を許可しているのは日本の恩恵です。留学生を安価な労働力として活用し日本を立ち行かせよう、という陰謀なんかじゃありません。

留学生にとって、日本人と知り合うことが、社会との接点になります。近くに留学生がいたら、あなたがその接点になってあげてください。

ぐらいのことなら、素直に聞けますが、都合の悪いことをなんでもかんでも日本のせいにするのは止めてもらいたいものです。

【雑誌】美術展2017ぴあ

去年、行きたい展覧会のリストをブログの記事にしたところ、12展中11展に行くことができました。行けなかったのは、夏の暑さに音をあげて断念した「メアリー・カサット展」だけです。

ブログで告知するというのは、自分を追い込むために効果的だとわかりました。

今年も行きたい展覧会を挙げてみます。今年は「美術展2017ぴあ」を使いました。


ティツィアーノとヴェネティア派展
於:東京都美術館
期間:1月21日~4月2日


ゴールドマンコレクション これぞ暁斎! 世界が認めたその画力展
於:Bunkamuraザ・ミュージアム
期間:2月23日~4月16日


シャセリオー展
於:国立西洋美術館
期間:2月28日~5月28日


ミュシャ展
於:国立新美術館
期間:3月8日~6月5日


エルミタージュ美術館展
於:森アーツギャラリー
期間:3月18日~6月18日


ブリューゲル「バベルの塔」展
於:東京都美術館
期間:4月18日~7月2日


ベルギー奇想の系譜展
於:Bunkamuraザ・ミュージアム
期間:7月15日~9月24日


ボストン美術館の至宝展
於:東京都美術館
期間:7月20日~10月9日


怖い絵展
於:上野の森美術館
期間:10月7日~12月17日


北斎とジャポニズム展
於:国立西洋美術館
期間:10月21日~2018年1月28日

今年は絞って十展です。

【時事問題】ファーストレディーとは

森友学園なる幼稚園の名誉会長を、安倍首相の夫人が引き受けていたことで、マスコミでも国会でも追及されています。

夫人の行動に間違いあったかどうかは今の段階では私には分かりかねます。しかし、「ファーストレディー」なるものが騒ぎの原因になっているのは確かです。

政治家は選挙で選ばれていますし、官僚は公務員試験を突破しています。公人には公人となるべき理由があります。

それに引きかえ「ファーストレディー」は、公人風でありながら、なんの資格も能力も必要としません。首相やら大統領やらの配偶者であった、というだけです。

もちろん、警護をつけることには反対しません。外国の要人と面会するのに配偶者が同伴するのも世界の流儀なら倣わなければならないこともあるでしょう。

しかし、みだりに役職についたり講演をしたりというのは、たとえ活動が立派なものであったとしても、ひかえるべきです。

日本の「ファーストレディー」で、安倍夫人ほどマスコミをにぎわした人を他に知りません。もてはやしてきたマスコミにも問題を感じますが、夫人も自らを省みるべきではないでしょうか。

【ウルトラセブン】第十一話:「魔の山へ飛べ」

ワイルド星人登場。

山で若者が次々と死亡する事件が起きます。調査に向かったモロボシ・ダンまでもが犠牲になってしまいます。実は、若い生命力を必要としたワイルド星人の仕業で、実は若者たちは死んではおらず、特殊なカメラでフィルムに閉じ込められていたのです。

この回の特徴はワイルド星人に悪意がないことです。“別にいいじゃないか”というノリです。

人間(地球人)はいっぱいいるのだから十数人くらいいいじゃないか、という情において許せない理屈です。ワイルド星人も内心、自分のやっていることが地球人の納得のいくものでないことは承知しているようでした。

もう一つの特徴はアンヌ隊員の登場がないことです。モロボシ・ダンの死(実は死んでませんでしたが)というシーンがあるのに、アンヌ隊員の不在はさみしいかぎりです。あるいは、監督が愁嘆場になるのを嫌って出さなかったのでしょうか?

なお、ワイルド星人は、モロボシ・ダン=ウルトラセブンという事実をしらないリーグの宇宙人でした。偶然とはいえ、かなりのところまでウルトラセブンを追いつめています。他の宇宙人が知ったらさぞくやしがるでしょう。

【映画】宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章 嚆矢篇

「宇宙戦艦ヤマト2199」に続きです。いわゆる白色彗星帝国ガトランティスとの戦いです。

「宇宙戦艦ヤマト2199」の後を受けていますので、オリジナルとは異なるところがあります。ガミラスはデスラー総統を排除しただけなので国家は残っていて、地球との同盟を結んでいます。過去のいきさつがあるので、互いの信頼関係は全く希薄です。オリジナルではデスラー総統が出てきて、ヤマトと薄い共闘関係をもちましたが、今シリーズではさらに複雑な政治劇が繰りひろげられそうです。

また、イスカンダルとの約束であった波動砲の使用禁止というしばりが大きくのしかかっています。波動砲の使用は悪いこと、としてしまうと今後の展開に大きな影響がでてきます。

この第一章では、ガミラスの友軍として参加した戦場での波動砲の使用ですから、イスカンダルとの約束を破ってまで使う必要があったのか、という疑問がでますが、今後、波動砲を使わなければ切り抜けられない事態が出来することは必定です。

映像のできばえは素晴らしく、劇場で見るに値します。

第二章は6月24日封切り。いまから楽しみです。

【介護】AED所在の地図

街で「AED(自動体外式除細動器)あります」といった表示をよく見ます。

会社の避難訓練でAEDの使い方教習を受けたこともあり、結構この表示が気になっています。“万一のときはここにかけつけて・・・”などと思っていましたが、近所の具体的な所在地となるとあやふやです。いざという時に探し回ってはいられません。

そこで、地域包括支援センター(私の近辺では「あんしんすこやかセンター」という名称です)に“AEDの所在を示した地図はありますか?”と訊いてみました。

“ない”と言われました。

“AEDを探しにでるより救急車を呼べ。その方が早い”というのが地域包括支援センターの指示です。

なんでもAEDでは回復しないが医療機関の機械だと回復する症状もあるそうです。無闇にAEDを探さず速やかに医療機関に運んで、最新機器での治療を求めるべきとのことです。

なるほど、と納得はしましたが、そうなるとあの「AED(自動体外式除細動器)あります」っていうのは何なのでしょうか?

たまたま近くに置いてあったらダメもとで試してみようか、ということでしょうか?

誰かがコストを払って置いてあるのでしょうが、コストに見合った効果があるのか気になるところです。

【テレビ】朝まで生テレビ 2月25日

2月25日(土)放送のテレビ朝日の「朝まで生テレビ!」のテーマは「激論!トランプ大統領と安倍政権」です。

出演者は、
山本一太 自民、参議院議員
遠山清彦 公明、衆議院議員
百地章 国士舘大学大学院客員教授
飯田泰之 明治大学准教授
岩田温 政治学者、大和大学専任講師
福山哲郎 民進党、参議院議員
辰巳孝太郎 日本共産党、参議院議員
井上達夫 東京大学大学院教授
荻谷麻衣子 弁護士
青木理 ジャーナリスト
三浦瑠璃 国際政治学者、東京大学政策ビジョン研究センター講師
田原総一郎 ジャーナリスト
の11人です。

先月に引き続き、この番組で、誰が誰の発言に割り込んだのかを調べました。

その人の発言が終わってから話し出したのか、まだ言い足りないことがあったのか、というのは客観的には分かりません。すべて私の主観的観測で割り込みと認定したものです。

また、司会者の田原氏の場合は、純粋に割り込んだものもありますが、司会の役割として修正をかけたものもあります。これもすべて私の判断で割り込み、と認定したものを数えています。

当然のことですが、割り込みをかけられても、臆せず喋りとおした場合は割り込みと数えていません。

煩雑なので、出演者の苗字を敬称なしで書き出します。一番左が番組開始時からの時分です。左の人に右の人が割り込みをかけた、と見てください。


1:32 三浦←辰巳
1:34 遠山←辰巳
1:36 荻谷←百地
1:40 飯田←百地
1:42 福山←百地
1:43 福山←百地
1:54 岩田←福山
2:13 三浦←百地
2:16 遠山←田原
2:43 三浦←岩田
2:49 三浦←井上

割り込まれた回数と割り込んだ回数をそれぞれの人ごとに集計します。













名前割込まれ数割込み数
三浦
辰巳
遠山
荻谷
百地
飯田
福山
岩田
田原
井上


総割り込み数は11件で、先月と比べると低調です。割り込みが好きなパネラーが少なかったからだと思います。
そんななかで、百地氏の割り込みが多いのが目立ちますし、三浦氏の割り込まれやすさも健在です。

面白かった、割り込みシーンを再現します。

1:54

岩田「それであっても共産党と民進党は安全保障の問題に関して、自衛隊を認めないと言っている人たちとどうやって連立をしていくのか、どうやって・・・」
福山「誰が、連立するって言ってますか?」
岩田「協力するのに連立しないって・・・」
福山「そういう言い方止めてください」
岩田「協力するんでしょ?」


痛いところをつかれた福山氏がたまらず割り込んだように見えます。


2:16

遠山「まず、天皇の意志というのを要件に入れるということについては憲法四条で、天皇は国政の権能を有しない、政治不介入の原則に抵触するんではないかという意見がありました・・・」
田原「そんなことは、ちょっと、遠山さん。遠山さん。ちょっと遠山さん。ねえちょっと遠山さん。ちょっと待って、ちょっと待って」


田原氏がなんでエキサイトして止めたのかよく分かりません。遠山氏はどういう議論があったのかを紹介しているのですから、じっくり聞きたかったです


2:49

三浦「井上先生の指摘っていうのは、仮に正しかったとしても、それは部分的な部分しか、その示していないんですよ。つまり我々自衛隊が、その信頼醸成措置・・・」
井上「あなたはリアリストでしょ?」
三浦「はい?」
井上「リアリストでしょ?」
三浦「はい」
井上「それを標榜しているんでしょ。合同軍事訓練を(以下略)」


井上氏は自分の意見を否定されたために怒って割り込んだように見えました。言論の場に相応しい振る舞いだとは思えません。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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