現在とは時空の異なるロンドンを舞台にしたスパイアクション。オリジナルです。
美麗で奥行きのある絵が魅力的です。またアクションシーンもよく動いています。
時系列を無視して放映する(「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「レンタルマギカ」の形)ですが、混乱はしません。むしろ一回一回の緊張感を増すことに成功しています。
話数の関係から見ると2クールものだと思われます。時期をあらためて2期を出すつもりかもしれません。
2期があったらもちろん観ます。
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小池都知事が新党を立ち上げたと思ったら、前原民進党党首が事実上の民進党の解党宣言をしました。議員は自分の職がかかっているので大変でしょうが、我々からすると野次馬的な興味があります。これから毎日様相が変わっていくことでしょうので、このタイミングで予想めいたことを書くと大外れする危険があります。しかし、ここは野次馬に徹して無責任に未来予測をして楽しもうと思います。
前原氏は民進党の全議員が小池新党から立候補できるはずみたいなことを言っていますが、小池氏は候補者を選別すると主張しています。
前原氏も馬鹿ではないでしょうから、小池氏の反応は知っていたはずです。要するに一部を切り捨てるつもりなのでしょう。怖い世界です。
問題は民進党議員をどこまで受け入れるかです。少数しか認めないと新党は少数勢力で終わります。しかし大勢を受け入れると有権者から無節操との批判を受けます。
それより問題なのは、党内での小池支配体制が壊れることです。少数政党であれば党首選挙なんてしなくても誰も気にしませんが(公明党や共産党が良い例)、政権を狙う政党だとそれは許されません。民進党から候補者を大勢受け入れたら、党首選挙で民進党出身者の党首が誕生し、結局乗っ取られるという結果になりかねません。
どれだけどういう人材を受け入れるかが見所です。
さて小池新党に入れない(入りたくない)人たちですはどうなるのでしょう。
独自に新党を作れればいいのでしょうが、前原氏の解党に反対して行動したなら分かりますが、前原氏に一任して小池新党に公認申し込みをしたら断られたから新党を作りますでは、有権者から落ち武者の集まりに見られます。
かといって組織のがっちりした共産党への入党も難しいでしょう。共産党も受け入れないでしょう。
そうなると社民党ではないでしょうか。
社民党なら、“護憲”とさえ言っていれば誰でも受け入れてくれそうです。議員も少なく政党要件を満たすかどうかの瀬戸際の社民党にとっても願ったりかなったりです。風前の灯だった社民党にもようやくチャンスがめぐってきました。
0か1かという二進数のような社民党の支持率に常に関心を払っていた(関心があっただけで支持なんかしてませんでしたが)私も鼻が高いです。
9月28日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。丸カッコ内の数字は9月9、10日の調査結果)
◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する36(38)
支持しない39(38)
その他・答えない25(24)
◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民31(35)
民進6(5)
公明4(2)
共産3(3)
維新1(1)
自由0(0)
社民1(0)
日本のこころ0(0)
希望3(―)
その他の政党1(1)
支持する政党はない32(46)
答えない・分からない18(7)
◆仮に今、衆議院選挙の投票をするとしたら、あなたは、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
自民32
民進8
公明6
共産5
維新3
自由1
社民2
日本のこころ0
希望13
その他の政党1
答えない・分からない29
◆では、小選挙区では、どの政党の候補者に投票したいと思いますか。政党名でお答えください。
自民31
民進9
公明3
共産4
維新2
自由0
社民1
日本のこころ0
希望6
その他の政党1
無所属1
答えない・分からない42
◆あなたは、今度の衆議院選挙に、どの程度関心がありますか。(択一)
大いに関心がある22
ある程度関心がある43
あまり関心はない25
まったく関心はない10
その他・答えない0
◆安倍首相は、衆議院を解散し、総選挙をすることを表明しました。あなたは、この時期に解散・総選挙をすることに賛成ですか。反対ですか。
賛成21
反対57
その他・答えない22
◆安倍首相は、衆議院を解散する理由について、消費税を10%に引き上げた分の使い道を変えることについて、国民に信を問うため、と説明しています。あなたは、安倍首相が衆議院を解散する理由に納得しますか。納得しませんか。
納得する18
納得しない70
その他・答えない12
◆あなたは、首相が自らの判断でいつでも衆議院の解散ができる、今のあり方について、どう思いますか。今のままでよいと思いますか。制限した方がよいと思いますか。
今のままでよい31
制限した方がよい54
その他・答えない15
◆あなたは、東京都の小池百合子知事が立ち上げた「希望の党」に期待しますか。期待しませんか。
期待する45
期待しない39
その他・答えない16
◆安倍首相が解散を表明したことで、野党からは、学校法人「森友学園」、「加計学園」の疑惑隠しだとの批判もでています。あなたはこの批判は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。
妥当だ62
妥当ではない24
その他・答えない14
◆安倍首相は、憲法9条を改正し、自衛隊の存在を憲法に明記することを提案しています。あなたは、このような憲法9条の改正をする必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
必要がある39
必要はない45
その他・答えない16
この世論調査が私のところに来たと仮定して回答してみます。
>◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。支持します。
>◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。支持政党はありません。
>◆仮に今、衆議院選挙の投票をするとしたら、あなたは、比例区ではどの政党に投票したいと思いますか。決めていません。
この世論調査は、民進党の事実上の解党宣言前ですので、ちょっと古い感じです。
>◆では、小選挙区では、どの政党の候補者に投票したいと思いますか。政党名でお答えください。決めていません。
>◆あなたは、今度の衆議院選挙に、どの程度関心がありますか。ある程度関心があります。
>◆安倍首相は、衆議院を解散し、総選挙をすることを表明しました。あなたは、この時期に解散・総選挙をすることに賛成ですか。反対ですか。賛成でも反対でもありません。
>◆安倍首相は、衆議院を解散する理由について、消費税を10%に引き上げた分の使い道を変えることについて、国民に信を問うため、と説明しています。あなたは、安倍首相が衆議院を解散する理由に納得しますか。納得しませんか。納得しません。消費税の使途が争点なら10%に上げる直前にすべきです。
>◆あなたは、首相が自らの判断でいつでも衆議院の解散ができる、今のあり方について、どう思いますか。今のままでよいと思いますか。制限した方がよいと思いますか。制限した方がよいです。“フェア”でない感じがします。
>◆あなたは、東京都の小池百合子知事が立ち上げた「希望の党」に期待しますか。期待しませんか。まったく期待しません。彼女の実績は都政を混乱させただけです。
>◆安倍首相が解散を表明したことで、野党からは、学校法人「森友学園」、「加計学園」の疑惑隠しだとの批判もでています。あなたはこの批判は妥当だと思いますか。妥当ではないと思いますか。妥当ではありません。野党は追及したければ選挙戦で言い立てればいいだけです。本当に有権者がこれらの“疑惑”を問題だと思っているなら、野党としてはもっけのさいわいのはずです。
>◆安倍首相は、憲法9条を改正し、自衛隊の存在を憲法に明記することを提案しています。あなたは、このような憲法9条の改正をする必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。必要があります。普通に憲法を読めば自衛隊は違憲です。憲法学者の多くも違憲と判断しているとのことです。自衛隊を解散させるか、憲法上の疑義を晴らすかのどちらかです。改憲を支持します。
原作は未読です。同じ作者の「ロウきゅーぶ」は既読ですし、アニメ作品も観ています。
それにしてもとんでもないタイトルです。本屋で原作本を見たら、表紙は、かわいらしい女の子で、タイトルは「天使の3P!」。
日本語の読めない外人でも絵は分かるし、「3P」は読めます。どういう誤解をまきちらしているかドキドキです。
もちろん、作品は健全です。「ロウきゅーぶ」と同じく、一見不健全に見えてしまうところの面白さを狙っているのだと思います。
面白くなかったわけではありませんが、前作の「ロウきゅーぶ」と同じ基調のものをさらに続けて見るのはちょっと退屈しました。キャラクターの掘り下げも前作ほどではありません。
「ロウきゅーぶ」が良かったので期待しすぎたかもしれません。
一般小説が原作のようですが、未読です。
東京オリンピックに合わせてきたのか、飛び込み競技が題材です。
失礼ながら飛び込みというのは人気競技とは言い難いので、オリンピックに乗っかっていくというのは、時宜を得た企画といえるでしょう。しかし、飛び込みのルールやマナーなどの競技の説明に乏しく、ちょっとわからないところが多かったです。(練習中にお風呂のようなものに入っているのはなんなのだろうと思ってましたが作品中で説明はありません。ネットで調べてようやく意味がわかりました。こういうのは丁寧に説明してくれないと困ります)
漫画やライトノベル原作とは違い熱い盛り上がりには欠けますが、終始落ち着いた雰囲気でこれはこれでいいかもしれません。
やや残念なのは、少年たちの裸体の描写がおざなりなところです。競泳も裸で行いますが、競技中は体は水に隠れています。飛び込みだと競技そのものが裸体を見せていますので、筋肉の動きをどう表現するのかというところに注目したのですが、絵にあんまりやる気を感じません。女性コーチの体は(女性だから体を水着で覆ってはいますが)、かなり力のこもった描写です。日本のアニメーションが、女性の体を描くことに力点を置きすぎてきた結果なのかもしれません。
9月22日朝日新聞朝刊。『「身分」格差 広げる教育』より。格差問題について、教育によって身分格差が広がっているという趣旨の記事です。その中でフランスの現状についての部分を引用します。
(略)
政治家や高級官僚を養成するため、1872年に設立されたパリ政治学院はフランスのエリート養成の中心的存在。直近の大統領5人は全員、ここで学んだ。
ところが、近年は新入生の偏りが問題になっている。不平等の研究で知られるパリ経済学校のトマ・ピケティ教授によると、学生の親の平均年収はフランス社会の上位1割に入る。「恵まれた子どもが通う大学に多くのお金が投資される構造は、他の先進国とも共通する」と指摘していた。
危機感を抱いた同学院は15年前、入学者選抜で特例を導入した。その特例で入学したパブロ・アユマダさん(26)は昨年、外交官試験を突破した。難民の家庭で生まれた彼にとって、同学院は「近づくことすらできない存在」だった。
(略)
制度が始まったのは2002年。通常ならば、卒業生がパリ政治学院を志望もしないような7校に特別枠を設け、17人を面接だけで受け入れた。
(略)
論理が不鮮明です。
直近の大統領5人全員がパリ政治学院で学んでいた、というのは確かに偏りがあるように見えます。
しかし、次の例を考えて見ます。
“将棋の名人の直近5人全員が奨励会出身だった”。
あたりまえです。
偏っているけど不正ではありません。奨励会で学ばなければ、将棋の名人になる力はつきません。そして奨励会に入るのには試験に合格する必要があります。もちろん、奨励会に入るのに親の身分が関係するなら問題です。奨励会に通うのに、金銭的負担が過大だとしたら、“問題あり”という人と“仕方ない”という人に分かれるでしょう。
パリ政治学院で学ばなければ、フランス大統領になる能力が磨かれないのだとすれば、直近5人全員がパリ政治学院出身でもなんの問題もありません。したがって解決策は記事にある特例入学制度がそのひとつなのでしょうが、疑問が湧きます。
なぜ「通常ならば、卒業生がパリ政治学院を志望もしないような」学校があるのかです。月謝が高いのかもしれませんし、階級社会なので中流や下層階級の子供は上流の学校に行かない空気があるのかもしれません。
月謝の問題だけなら、面接だけの選抜制度ではなく、奨学金制度の改善ですむはずです。“空気”の問題のような気がします。
あるいはパリ政治学院でなくてもフランス大統領になる能力は得られるのに、パリ政治学院出身者以外は大統領選で勝てないのかもしれません。有権者が他の学校出身者に投票しないのか、政党がパリ政治学院出身者以外を候補にしないのか、いろいろ考えられます。ここでも“空気”が原因のような感じです。
何が原因で現状があるのかを把握しないままに『「身分」格差 広げる教育』と言われても釈然としません。
9月23日朝日新聞長官の2面。韓国首相がインタビューで天皇の訪韓を求めています。
韓国の李洛淵首相は22日、朝日新聞のインタビューに応じ、天皇陛下の退位前の訪韓を求める考えを示した。日韓双方には、朝鮮半島とのゆかりに言及してきた天皇の訪韓が、日韓関係改善の大きな契機になると期待する声がある。
李氏は「退位される前に韓国へいらして、この間の両国がほどけなかったしがらみを解いてくだされば、両国関係の発展に大きな助けになる。それだけの雰囲気が早く醸成されることを望む」と語った。文在寅政権として、訪韓実現の雰囲気を盛り上げていきたい考えも示した。
また、2018年が小渕恵三首相と金大中大統領(共に当時)による「日韓パートナーシップ宣言」から20年になる点を指摘。「韓日関係が最も良かった時期。あの時の両国関係が復活すれば良い。外交当局間でも議論が始まることを望む」と述べ、新たな政治合意への期待感を示した。
(略)
天皇訪韓については当時のイ・ミョンバク大統領の“天皇は訪韓して土下座して謝れ”という発言があったので、公式にそれを取り消さない限り無理だと思います。
それはともかく、天安門事件の後の中国に天皇が訪問したことがありましたが、その後の日中関係は悪化しています。天皇訪問で友好が深まるというのは錯覚です。友好を結べる国だと思ったから訪問しているのです。
天皇が訪韓して韓国国民に受けのいい発言をすれば、韓国人の対日感情が和らぐと思っているのかもしれませんが、期待値に達しない発言だったらかえって悪化するでしょう。天皇は政治と自由に発言することはないので、期待値に届かないのは確実です。また、万一テロに類することがあれば、日本の対韓感情は極度に悪化します。つまり、訪韓で両国の関係がこのままなのか、悪くなるかのどちらかです。よくなる可能性はほとんどありません。
「日韓パートナーシップ」の時に日韓の関係はもっとも良かったのかもしれませんが、それは、当時の金大統領の“二度と歴史問題を蒸し返さない”という言葉を日本人が信じたからです。
日韓関係を改善したいのであれば、天皇訪韓という“トロフィー”を追うのではなく、約束は守るという当たり前のことを積み重ねるのが結局は近道だと思います。
「エイリアン」シリーズの最新作。第一作「エイリアン」の前日譚である「プロメテウス」の続編にあたります。あと一作作って、前日譚三部作にするらしいです。そしてこの三部作のテーマはエイリアン誕生の秘密らしいです。
「プロメテウス」は題名に「エイリアン」のブランド名をなぜか入れませんでしたが、その続編である本作ではきちんと入れました。当たり前ですが、入れないとわかってもらえません。しかし本作は「プロメテウス」の続編で密接に関係しているので「プロメテウス」を観ていないとついてこれないところが多いです。普通、シリーズものの続編をかける場合は、それまでの作品をテレビ放映するものですが、私の知るかぎり「プロメテウス」の放送はありませんでした。
マーケティングが混乱している感じです。
さて肝心の中身ですが、宇宙船クルーがたまたま立ち寄った惑星でエイリアンに襲われる(感染する)という第一作そのままのストーリーです。エイリアンへの襲われ方もほとんど同じでビックリできません。第一作へのリスペクトのつもりか知りませんが、ホラー映画として破綻しています。
もともと、エイリアン誕生の真実なんてたいして興味があるわけではありません。変な種明かしをするとかえって白けさせてしまうのではないでしょうか。
参)
【映画】プロメテウス
お仕事アニメです。
題材は村おこしですが、どうしたものか若者がたくさん出てきますので画面は地味ではありません。むしろ華やかなくらいです。こんなに若者がいれば村おこしはいらないだろとういう気もしますが、そこは突っ込むところではないのでしょう。
2クールにわたり、さまざまな困難と解決が達者に描かれ飽きさせません。
もっとも、なんでアニメーションにしているのか、という疑問はつきません。話の内容は実写でも可能ですし、実写の方が自然です。
ただし、実写にしたら見たいのか、と問われるとそれも疑問です。アニメだから観ていたという面は確実にあります。
楽しく視聴できたということで合格点をつけます。
家のポストにチラシが入っていました。チラシの内容は古くなって使わなくなった電化製品を無料で回収する、というものです。日時が指定してあって玄関前においておけばもって行ってくれるそうです。
無料だというので、詐欺でもなんでもないのでしょうが、怪しい臭いがしました。
文面を仔細に読むと、こんな感じです。
>門などより外道路から確認できる場所にお出しください。
「門の外など、道路から確認できる場所にお出しください」といいたかったのでしょうか
>箱や袋はすべて取り出しでください
「箱や袋からすべて取り出してください」だと思います。
>集合住宅の方は、ごみ集積所の付近のよく見え所にください
「集合住宅の方は、ごみ集積所の付近のよく見える所にお出しください」でしょう。
しかも、連絡先が携帯電話の番号だけです。どういう会社がやっているのかもわかりません。
差別するわけではありませんが、これって日本人が書いたチラシじゃないと思います。かき間違えにしても日本人の書き間違えとは違う感じです。日本人が一人でも参加していたらこういう文面にはならないでしょう。そして日本人が一人も入っていない事業が認可されるものなのかという気もします。
おそらく外人だけ(もしかしたら、外人が一人で)廃品回収をして、部品取りかなにかで儲けているのでしょう。
外人だけで商売を展開しているというのはあきれますが、反面そのバイタリティに感心しました。
プロテ星人登場
地球ではその才能を認められない天才科学者が宇宙人の甘言に乗ってしまいます。科学者は自分を認めてくれた宇宙人(プロテ星人)の星に“亡命”をしようとしますが、プロテ星人は地球侵略のための資料を集めています。まさかプロテ星人が地球侵略を企てていたとは知らなかった天才科学者は自分の命を犠牲にしてプロテ星人の企みを阻止します。
注意したいのは、プロテ星人は天才科学者を騙すつもりではなかったということです。地球から亡命したがっていたぐらいなのに地球が侵略されるのはいやだというのは、プロテ星人の理解を超える感情でした。
日本の科学者が海外に出て行ってしまう頭脳流出などの社会風潮に着想を得たのかもしれません。
衆議院が解散され選挙となる見込みです。なんでこの時期の解散なのかが問われています。与党はあれこれ理屈をつけるでしょうが、本音はここで解散するのが有利だからということにつきます。制度上許されているのですから、与党はその利点を利用することは非難できません。
しかし、釈然としないものがあります。選挙なのですから、公平性が保たれているべきと考えるからです。
よって、憲法を改正して恣意的な解散権を縛るべきと考えます。任期満了が基本で、それプラス不信任決議への対応だけで十分です。
また、野党の国会開会要求に対して、憲法に期限が明記されてないことをいいことにズルズル引き伸ばすのも感心しません。これも憲法を改正すべきです。
朝日新聞の記事より引用します。
沖縄戦の際に83人が「集団自決」に追い込まれた沖縄県読谷村の「チビチリガマ」を荒らした疑いで逮捕されたのが、県内の少年4人だったことに遺族らは大きなショックを受けた。教育関係者も「沖縄戦の痛みが継承されていないのでは」と心配する。一方、県警は他にも関与した少年がいるとみて調べている。
16日朝、チビチリガマには10人ほどの遺族が集まり、荒らされた千羽鶴を供え直したり、看板を元に戻したりした。逮捕された少年たちが動機を「肝試しだった」と話していることに、戸惑いを隠しきれない様子だった。遺族の与那覇るり子さん(60)は「ショック。この場所がどういう所か知っていたらこんなことはしないはずなのに」。
村史によると、チビチリガマでは沖縄戦の際、住民83人が「集団自決」した。現在は村が文化財に指定し、平和学習の場だ。
修学旅行生や若者向けの平和学習プログラムを企画している会社の国仲瞬社長(24)は、逮捕されたのが県内の少年だったことに「やっぱりと思った」。ガマやひめゆりの塔などの戦跡は、若者の間では「心霊スポット」として語られているといい、「ガマの暗闇を体験したり、集団自決の話を聞いたりしても、ただ『お化けが出る場所』といった印象しか伝わっていない可能性がある。従来のよい部分を残しつつ、今の若者に合った平和学習に変えていく必要がある」と話す。
沖縄戦の教材を執筆してきた元高校教師の新城俊昭沖縄大客員教授(66)は「少年たちは多くの人が亡くなった場所と知りながら『痛み』を知らなかった。世代が変われば、かつて共有されていた戦争の痛みも抜け落ちる。戦跡の意味を伝える工夫が必要だ」。
嘉手納署によると、4人は沖縄本島中部に住む無職(16)▽型枠解体工(17)▽無職(18)▽無職(19)。5日正午ごろ~12日午前11時ごろ、チビチリガマで看板や千羽鶴などを壊した疑いがある。一部は「心霊スポットに行こうと思った」「肝試しだった」と話しているという。署は、政治的背景はないが、他にも関わっている少年がいるとみている。
(小山謙太郎、山下龍一)
人様が大事にしている場所を、肝試しで荒らしまわるというのは感心できません。未成年とはいえ、16歳を越しているのですから、常識をわきまえてもらいたいものです。
しかしながら、「世代が変われば、かつて共有されていた戦争の痛みも抜け落ちる」というのは仕方のないことです。
我々だって、例えば戦国時代の古戦場跡に行ったら、歴史に思いを馳せることはあっても、兵士たちの「痛み」を感じることはありません。世代が替わるというのはそういうことです。
それと、この事件の背景は、平和学習という名の思想注入があるように思います。大人から特定の思想を押し付けられたら反発したくなるのが普通の若者です。
非常識な若者が悪いのは当然として、ショックを受けている大人たちもちょっとナイーブすぎると思います。
9月16日朝日新聞朝刊の投書欄。山口県の無職(71)の「未来のため負の歴史伝えよう」を読みます。
陶芸歴40年の私は12年前、中国の重慶市の美大で講演した。朝鮮の焼き物について説明した際、日本が戦前、朝鮮を植民地支配し、創氏改名や朝鮮語の使用制限など民族文化を破壊したことを話した。教室の雰囲気が一変し、学生たちの態度が変わった。授業後の感想文には、学生の多くが「日本人は誤りを認めず、謝罪しないと思っていたが、そうでない人もいることに驚いた」と書いた。
出版社「学び舎」の歴史教科書を採択した中学校が圧力を受けた。その中心にいるのは、日本が中国で行った南京事件などの虐殺行為をなかったことにしようとする勢力ではないか。
文部科学省も歴史教科書の検定で、日本の負の部分の記述を減らそうとしている。こうした動きが、中国政府による反日的な政策にも反映しているのではないか。
日本の子供たちが将来、中国や韓国で、日本の負の歴史を知らないまま振舞うと、よい結果が得られないことは明白であろう。
子どものたちのための歴史教育は、史実はそのままに伝え、知識を身につけ、適切に判断を下せるようにすることが大切だ。教科書検定もその点を考慮してほしい。
投書子があげた日本の歴史の個々についての議論はあるかと思いますが、日本が歴史のなかで悪いことを一つもしなかった、ということはありません。また、そうした事実を知って、必要があれば語れるというのも悪いとは思えません。
しかし、投書子には疑念を持ちます。
それは、外国で日本の悪を謝罪する自分に酔っていませんか、ということです。
焼き物の話をしにいって、なんで創氏改名やら朝鮮語の使用制限に言及するのでしょうか。秀吉時代に陶工を連れ帰ったという話なら分からないでもありませんが、投書子の話は焼き物とも中国とも無関係です。
無関係な話をして、“他とは違う立派な日本人”と呼ばれることに快感を得ているようも見えます。
だいたい中国人学生の反応が妙です。目の前で謝っている日本人を見たのだから、「日本人は誤りを認めず、謝罪しない」という仮説を撤回するのが普通です。しかし“たまたま例外の日本人がいた”と仮説の補強をしています。それは、投書子の、自分は数少ない良心的な日本人と見て欲しい、という意思をくみ取ったからではないでしょうか。
自分がやったわけでもないことを謝るのは心理的には楽です。だからこそ、その“謝罪”で自分が気持ちよくなっていないかを十分に内省すべきだと考えます。
原作は未読です。
超能力ものです。能力者はそれぞれ一つの能力を持っています。ちょっと面白いのは、ほとんどの能力が単独では意味がなかったり大して役に立たなかったりします。しかし、協力して能力を組み合わせることで効果を最大限に発揮します。能力バトルというより頭脳バトルといった方が適切です。したがって、手に汗握るというより、頭を使って観るタイプの作品だと思います。
ジャンルとしては私の好みなのですが、主要キャラクターがすべてテンションの低い人間のせいか、盛り上がりに欠けるきらいがあります。
原作で(文字媒体で)接したら面白いのかもしれませんが、画面映えがしませんでした。これでは原作を絵にして動かして音を入れただけといわれても仕方ありません。
もしかしたら、まとめて一気に観たらよかったのかもしれません。週一ペースで観てると、ちょっとダレました。
9月14日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「争論」のコーナー。テーマは「加熱式たばこなら?」です。大阪国際がんセンター特別研究員の大島明氏の意見を見ます。
1980年代から禁煙治療に携わってきました。紙巻きたばこから、より害の少ない「加熱式たばこ」への移行を社会的に容認し、やめたくてもやめられない喫煙者に提示していくことは十分あり得ると考えます。公衆衛生の分野には、「ハーム・リダクション(害の低減)」という考え方があるからです。
たとえば英国では、薬物注射の回し打ちで感染症が広がった際、薬物の撲滅に固執せず、感染拡大を食い止めるために注射針の無料交換を実施しました。現実的な対応で実を取る手法です。
(略)
業界大手のフィリップ・モリスは、加熱式たばこの蒸気は紙巻たばこに比べて有害物質が平均9割以上、少ないと発表しています。また英国の研究者の最近の推計では、平均的ユーザーの生涯発がん確率は、紙巻きたばこより加熱式たばこの方が2ケタ小さく。まだデータは少ないのですが、少なくとも紙巻たばこより健康への害ははるかに少ないと思われます。
(略)
「ハーム・リダクション」という言葉は初めて知りましたが、考え方としては納得のいくものです。
しかし、大島氏の議論には賛成できません。
第一に、加熱たばこの健康被害についてのデータがほとんどない状態なのに、紙巻きたばこより害が少ないと決め付けていることです。たばこ会社の研究発表はまゆつばですし、最近発明された加熱たばこの生涯発がん確率の推計ができるというのも疑問です。
百歩譲って、紙巻と加熱を同量の本数を吸った場合だと加熱たばこの方が害が少ないことを認めたとしても、これまでの紙巻きたばこの愛煙者が同量の加熱たばこで満足するとは限りません。ニコチンの少ないたばこに替えたら本数が増えた、というのと同じ現象がおきるかもしれません。
現実世界のなかで健康被害が減るかどうかは不明です。
第二に、紙面にも載っているデータですが、習慣的にたばこを吸う人の割合は、2003年の27.7%から、徐々に減り続け2015年には18.2%となっています。
特定個人に限定すれば「やめたくてもやめられない喫煙者」なのかもしれませんが、全体として観測すれば、たばこは十分にやめられる習慣です。
「ハーム・リダクション」は、すくなくとも煙草を吸う人の割合の減少が止まってから考えればいいことだと思います。
9月13日朝日新聞夕刊。『拉致家族を支援「罪滅ぼし」20年』。副題は「新潟の86歳、在日朝鮮人帰国運動を後悔」です。
(略)
。新潟市で呉服商を営んでいた小島晴則さん(86)は拉致被害者家族会結成前から家族を支援してきた。行動の根底には、在日朝鮮人の帰国運動に関わった経験への反省があるという。
(略)
59~84年、在日朝鮮人ら約9万3千人が「祖国建設のため」として、新潟港から北朝鮮に渡った。小島さんは「新潟県帰国協力会」の事務局長。各地から集まる人々を船に乗せて送り出すのを手伝った。
当時の日本社会は帰国運動に好意的で、小島さん自身、協力会の機関紙「新潟協力会ニュウス」で「すばらしい国朝鮮」などと記事を書いた。
しかし64年に北朝鮮を初めて訪れた際、人々の生活の貧しさに驚いた。北朝鮮当局が知人の帰国者に会わせてくれないことに違和感が膨らみ、運動から手を引いた。
やがて、北朝鮮に渡った帰国者や日本人妻から援助を求める手紙が届くようになる。「一度だけ助けると思って援助して下さい」「お願い聞いて下さい。古着、ハギレ、なんでもいいです」――。小島さんは帰国運動で、新潟港から船で発つ人々を撮影していた。改めて写真を見て、悲壮な表情の人も少なくなかったことを思い出した。
(略)
終戦後、朝鮮の人たちが独立を果たした自国に戻ろうと考えたのは不思議ではありません。それに協力した日本人が後悔するというのは私にはよくわかりません。
日本人協力者はあきらかに好意から協力しています。北朝鮮の生活が貧しかったとしても、それは北朝鮮政府と北朝鮮人の問題に過ぎません。帰国後のことは自己責任で頑張ってもらうしかありません。
むしろ、帰国したいというのを邪魔したとしたら、そちらの方が問題です。
在日朝鮮人に対する保護者意識みたいなのがあるのかもしれませんが、私にはさっぱり理解できない感情です。
恐竜戦車登場
この回は、フランス映画「恐怖の報酬」に着想を得たようです。
地球で開発した高性能火薬を輸送中に何者かに襲撃され爆発しまいます。再度輸送を試みますが、敵に気づかれないためにラリーに偽装します。
ドライバーはダンとアマギ隊員。実はアマギ隊員は子供の頃に植えつけられたトラウマで爆発物に恐怖心があります。アマギ隊員はスカイダイビングも怖がっていましたし、よくころでウルトラ警備隊に入れたものです。途中でアマギ隊員は交代を申し出ますが、隊長は許しません。
実は、ラリーカーには高性能火薬がつんでいませんでした。アマギ隊員もダンも知りませんでしたが、敵を欺くためと、アマギ隊員にトラウマを克服させる、という二つの目的があったのです。
「恐怖の報酬」だけでは子供受けがしないと判断したのか、戦車の上に恐竜が鎮座する異様な形体の恐竜戦車とウルトラセブンの闘いもあります。
敵は明らかに高性能火薬を奪取しようとしたこともあります(気球でラリーカーを空中に盛り上げる作戦)し、明らかに爆破しようとしたこともあります(オートバイでの特攻作戦)。最初の爆破ももしかしたら奪おうとしたものが、事故で爆発してしまっただけかもしれません。なにかの事情で奪取と爆破を揺れ動いていたみたいです。
ラリーカーで高性能火薬を運ぶことはもちろん一般には知らせていませんし、実はラリーカーには載せていないことは一般の隊員にも知らせていません。敵はラリーカーにあると考えて襲ってきていますので、地球防衛軍の内部情報をある程度は知っていたはずです。そして、隊長たち幹部は内部に情報提供者がいると考えていたはずです。実際いたのでしょう。
なお、この回の冒頭で、ダンとアンヌがデートしています。最終回に向けて二人の関係が進展していることが分かるシーンです。
9月12日朝日新聞朝刊で世論調査の結果が発表されました。
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は8月5、6日の調査結果)
◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する38(35)
支持しない38(45)
その他・答えない24(20)
◇(「支持する」と答えた38%の人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
首相が安倍さん13〈5〉
自民党中心の内閣17〈7〉
政策の面16〈6〉
他よりよさそう51〈20〉
その他・答えない3〈0〉
◇(「支持しない」と答えた38%の人に)それはどうしてですか。(択一)
首相が安倍さん19〈7〉
自民党中心の内閣23〈9〉
政策の面47〈18〉
他のほうがよさそう7〈3〉
その他・答えない4〈1〉
◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
自民35(33)
民進5(6)
公明2(3)
共産3(3)
維新1(1)
自由0(0)
社民0(0)
日本のこころ0(0)
その他の政党1(1)
支持する政党はない46(46)
答えない・分からない7(7)
◆民進党の新しい代表に前原誠司さんが選ばれました。あなたは、これからの民進党に期待しますか。期待しませんか。
期待する28
期待しない58
その他・答えない14
◆民進党の幹事長に内定していた山尾志桜里衆議院議員が、既婚男性との交際疑惑を週刊誌が報道したことを受け、民進党を離党しました。あなたは、このことで、民進党のイメージはよくなりましたか。悪くなりましたか。それとも、変わりませんか。
よくなった1
悪くなった32
変わらない62
その他・答えない5
◆あなたは、これからの国政選挙で、民進党が共産党と協力する方がよいと思いますか。協力しない方がよいと思いますか。
協力する方がよい22
協力しない方がよい46
その他・答えない32
◆東京都の小池百合子知事に近い国会議員らが、国政政党の設立を目指しています。あなたは、こうした動きに期待しますか。期待しませんか。
期待する49
期待しない39
その他・答えない12
◆学校法人「加計学園」の獣医学部新設の問題や、学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、あなたは、これまでの安倍首相の説明が十分だと思いますか。十分でないと思いますか。
十分だ11
十分でない79
その他・答えない10
◆あなたは、加計学園や森友学園の問題について、この秋の国会で、積極的に解明に取り組む必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
必要がある52
必要はない37
その他・答えない11
◆北朝鮮は日本の上空を越える弾道ミサイルの発射と核実験を相次いで行いました。あなたは、北朝鮮のミサイル発射や核実験に対する、安倍内閣の一連の対応を、評価しますか。評価しませんか。
評価する39
評価しない39
その他・答えない22
◆あなたは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、日本政府や自治体による国民への情報提供のあり方は、適切だったと思いますか。適切ではなかったと思いますか。
適切だった42
適切ではなかった39
その他・答えない19
◆あなたは、北朝鮮の弾道ミサイルや核実験に対して、日本政府は、次のどちらにより重点を置くほうがよいと思いますか。圧力の強化ですか。対話の努力ですか。
圧力の強化40
対話の努力45
その他・答えない15
◆たばこについてうかがいます。厚生労働省は受動喫煙を防ぐため、法律を改正し、飲食店や居酒屋を原則禁煙にすることを目指していましたが、自民党内の反対で、改正案の国会への提出ができませんでした。あなたは、この秋の国会で、原則禁煙にするように、法律を改正すべきだと思いますか。そうは思いませんか。
改正すべきだ44
そうは思わない47
その他・答えない9
◆脳死や臓器移植についてうかがいます。脳死とは、人工呼吸器で心臓が動いていても、脳の働きがすべて止まって、回復しない状態をいいます。あなたは、自分が脳死と判定された場合、心臓などの臓器を提供したいと思いますか。提供したくないと思いますか。
提供したい58
提供したくない29
その他・答えない13
◆臓器移植法では、本人の意思がわからない時、家族の同意があれば臓器の提供ができます。もしあなたの家族のだれかが脳死と判定された場合、提供に賛成しますか。反対しますか。
賛成49
反対32
その他・答えない19
この調査が私のところに来た、と仮定して回答してみます。
>◆あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。支持します。
>◇(「支持する」と答えた38%の人に)それはどうしてですか。首相が安倍さんだからです。
>◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。支持政党はありません。
前原新体制にどこまで期待があるのか見たかったのですが、幹事長人事のゴタゴタの余波もあって、それぞれどれだけの影響があるか分からなくなりました。とにかく微減というのが現実です。
>◆民進党の新しい代表に前原誠司さんが選ばれました。あなたは、これからの民進党に期待しますか。期待しませんか。心情的には期待しますが、現実的には期待できません。前原体制で政権交代は無理かと思います。理由は次の設問で述べます。
>◆民進党の幹事長に内定していた山尾志桜里衆議院議員が、既婚男性との交際疑惑を週刊誌が報道したことを受け、民進党を離党しました。あなたは、このことで、民進党のイメージはよくなりましたか。悪くなりましたか。それとも、変わりませんか。悪くなりました。
不倫そのものはどうでもいいのですが、民進党の対応にはがっかりです。そもそも山尾氏を刺したのが、主流派である前原氏を応援していた筋だった、というのが衝撃です。組織を守ろうという意思が全く見られません。
それにしても、「既婚男性との交際疑惑」という書き方はいかにも遠慮がちです。これは「不倫」ですし、相手が既婚であるというだけでなく、本人も既婚で子持ちであるというのが隠れています。
この偏向した書き方には疑問を持ちます。
>◆あなたは、これからの国政選挙で、民進党が共産党と協力する方がよいと思いますか。協力しない方がよいと思いますか。どっちでもいいのですが、協力するのなら、民進党+共産党で過半数を取った場合に政権を獲るのか獲らないのか、獲るとしたら基本方針はどうするのか、を明らかにして欲しいです。民進党だけで過半数を取った場合も同様に、共産党とどう協力するのかを明らかにして欲しいです。
それができれば、その基本方針をみて投票するかしないかを決めます。勝利後のことを無視して選挙協力だけをするなら投票はしません。
>◆東京都の小池百合子知事に近い国会議員らが、国政政党の設立を目指しています。あなたは、こうした動きに期待しますか。期待しませんか。全く期待しません。都知事としての仕事ぶりをみて小池氏の能力に見切りをつけました。
>◆学校法人「加計学園」の獣医学部新設の問題や、学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、あなたは、これまでの安倍首相の説明が十分だと思いますか。十分でないと思いますか。十分だと思います。
>◆あなたは、加計学園や森友学園の問題について、この秋の国会で、積極的に解明に取り組む必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。もう飽き飽きです。
>◆北朝鮮は日本の上空を越える弾道ミサイルの発射と核実験を相次いで行いました。あなたは、北朝鮮のミサイル発射や核実験に対する、安倍内閣の一連の対応を、評価しますか。評価しませんか。日本でできることは限られていますが、その範囲で十分に対応していると思います。
>◆あなたは、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、日本政府や自治体による国民への情報提供のあり方は、適切だったと思いますか。適切ではなかったと思いますか。無駄な警報だという批判もありますが、適切だったと思います。警報を出さなければ、情報を隠した、と非難されたことでしょう。
>◆あなたは、北朝鮮の弾道ミサイルや核実験に対して、日本政府は、次のどちらにより重点を置くほうがよいと思いますか。圧力の強化ですか。対話の努力ですか。今は圧力の強化しかありません。現在の北朝鮮はミサイルと核を交渉の材料としていないようです。
>◆たばこについてうかがいます。厚生労働省は受動喫煙を防ぐため、法律を改正し、飲食店や居酒屋を原則禁煙にすることを目指していましたが、自民党内の反対で、改正案の国会への提出ができませんでした。あなたは、この秋の国会で、原則禁煙にするように、法律を改正すべきだと思いますか。そうは思いませんか。将来的には煙草というものは無くなるものだと考えます。ここいらで飲食店の禁煙を決めてもいい頃でしょう。
>◆脳死や臓器移植についてうかがいます。脳死とは、人工呼吸器で心臓が動いていても、脳の働きがすべて止まって、回復しない状態をいいます。あなたは、自分が脳死と判定された場合、心臓などの臓器を提供したいと思いますか。提供したくないと思いますか。提供したいです。
>◆臓器移植法では、本人の意思がわからない時、家族の同意があれば臓器の提供ができます。もしあなたの家族のだれかが脳死と判定された場合、提供に賛成しますか。反対しますか。賛成します。
制裁決議を目指す国連安保理に対して北朝鮮の労働新聞は次のような論評しました。朝日新聞の記事よりの引用です。
(略)
米国に対し「前代未聞の『制裁決議』をでっち上げ、戦争を辞さないとか斬首作戦だとか騒いでいる」と批判。
(略)
北朝鮮がわからんことを言うのはいつものことなので内容はどうでもいいのですが、「でっち上げる」という言葉が気になりました。ネットで調べると朝日以外の他のマスコミも「でっち上げ」という言葉を使っています。
私の感覚では、「でっち上げる」は、“刑事が罪を―――”という使い方をします。つまり証拠を捏造して無実の人間を罪におとすとい感じです。
労働新聞の記事の文脈だと、罪の無いものに都合の悪い決議を作った、という意味でしょう。証拠の捏造というより、政治的な偏向という意味合いです。
念の為に、辞書をひいてみました。
ないことをあるように作り上げる。捏造する。
広辞苑
事実は無い事を実際有るかのように作り上げる。[広義では、不完全ながら苦労して作りあげることをも指す]
新明解国語辞典
1)ないことをあるように作りあげる。捏造する。「うわさを―――」
2)いいかげんにまとめあげる
旺文社国語辞典
1)むりにつくりあげる。
2)ないことをあるようにつくりあげる。
角川国語辞典
やはりどの辞書も、「でっちあげる」を北朝鮮の言う意味で載っていません。
もちろん北朝鮮が日本語で声明を出したはずはありません。日本語に翻訳した者の責任です。しかし、あきらかに無理のある日本語にした理由が分かりません。元の朝鮮語ではどうなっているのでしょうか?
著:小林裕美子
私のようなグータラサラリーマンでも、時々会社のトップと話をすることがあります。下々の者の意見にも耳を傾ける、というポーズかもしれませんが、組織人ですので指名されたら付き合わざるを得ません。
たいていは気を遣うだけで、決して忠誠心をかきたてられたりすることはありません。しかし、一回だけ、一人だけ例外がありました。この時の社長との会話は実に楽しかったと記憶しています。
他の重役と何が違うのか考えました。
結論は、会話が楽しかったトップは解答を示さない、ということです。
他の重役は、我々に日々困っていることは何かと訊き、それに答えると、“こうすればいい”とか“ああすればどうか”と解答を出します。しかし、日々問題に直面している我々はとっくに検討して捨てたアイデアです。いくら重役が偉いからといって、ほんの十分前に聞いた問題に適切な解答を出せるわけがありません。
しかし、意義があったと感じた重役は、解答を示さず、“俺も若いころに似たような問題に出くわして参ったヨ。それはかくかくしかじかで・・・”といった世間話的なことを言うだけです。
一見、解答を出す人との会話の方が有意義に思えますが、実際は違います。似た経験をした人がいたんだな、と感じる方が頑張る気力が出ます。
この本を読んで、それを思い出しました。
本書は老親の介護をテーマにした(基本4コマの)漫画です。
別に笑えるということはありません。年寄りの介護をしたことのある人だと、似たような経験が随所に出てきます。これを読んで、介護について知識が得られるという本ではありません。しかし、他人の経験(架空の話も含まれているかもしれませんが)を聞くことで実に心が楽になりました。
別にこの本に限る必要はないかもしれません。介護で困っている人は他人の経験談の本を読むことは良いことだと思います。
9月9日朝日新聞朝刊『情報番組を政治的発言で降板? 出演者の「告白」が拡散』
番組の責任者から発言内容の修正を求められていた――。日本テレビ系の情報番組を降板するコメンテーターのこんなツイートが話題になっている。真相がはっきりしないままメディア不信が広がり、言論空間が細ってしまう、と危惧の声も出ている。
このツイートをしたのは評論家の宇野常寛氏(38)。自らのツイッターで8月31日、出演する朝の情報番組「スッキリ!!」を9月で降板すると公表。政治的発言が理由でトラブルになったことを明らかにし、投稿へのリツイートは2万件を超えた。
宇野氏はツイッターで、日中戦争中の南京事件に否定的な本を置いていたアパホテルについて、1月19日の放送で「歴史修正主義だ」と批判したことを紹介。その結果、「(日本テレビに右翼の)街宣車が押し寄せ」たため、番組側が問題視したのではないかと主張した。ユーチューブにも自ら説明する映像を投稿し、「僕は事実上のクビだと解釈しています」などと約30分語った。
宇野氏は朝日新聞の取材に対し、3月2日の森友学園問題についての打ち合わせで、「(番組内で)安倍政権のナショナリスティックな言動を批判する」と予告したところ、当時のプロデューサーから発言内容を修正するよう求められたとも主張している。
プロデューサーは理由として、「政治的公平」を定めた放送法を挙げたという。宇野氏は、修正の要求について「別のスタッフから、1月の『歴史修正主義発言』が番組上層部の怒りを買ったことが原因、と聞いた」と語った。それ以降も、コメントをめぐって「何度か摩擦があった」という。
日本テレビは朝日新聞の取材に対し、「番組の制作過程に関する詳細についてはお答えしていない。10月期の番組リニューアルに伴う通常のコメンテーターの交代。交代される方は他にも複数いらっしゃる」としている。(湊彬子、滝沢文那、高久潤)
新聞でも雑誌でも有識者に寄稿を求めたり、短いコメントをお願いしたりすることがあります。しかし、これらは編集のチェックを受けて紙面に載ります。一定スペースを好きなように書かせるということはないはずです。
またどの有識者に意見を求めるかも編集部が気をもむところです。何を言い出すか分からない人間にテキトーに依頼したりしません。
これらは編集権の行使です。これで「言論空間が細ってしまう」と心配するのは的外れです。
テレビの生放送では事前のチェックができませんから、発言の方向を確認するのは当たり前だと思います。
テレビ局の上層部の「忖度」でリベラルな意見が言えなくなっているという印象を与えようとしているのでしょうが、かなり無理があります。
ボーグ星人登場
いままで「ウルトラQ」と「ウルトラマン」の感想を書いてきて、現在は「ウルトラセブン」に取り組んでいます。この一連の記事で心がけているのは、なるべく作品の“内側”に立った見方をするということです。
具体例を「ウルトラマン」の
第二十三話「故郷は地球」の回で示します。ここで私は制作者の意図とかメッセージとか、ジャミラが象徴するものは何だろうか、という角度では語っていません。あくまでこの回の出来事が現実にあったと仮定し、その作品にあるささいな疑問を膨らませて合理的な解釈を提示しています。
いわば、古文書と歴史家のような関係です。
しかしこの方法がつねに使えるわけではありません。同じく「ウルトラマン」の
第二話「侵略者を撃て」の回では、“宇宙語”に苦労するイデ隊員の姿を、日本人と英語の関係の暗喩だろうと述べました。作品の“外側”からの論評です。
これを無理矢理“内側”から分析し、“この世界での地球は他の惑星文明と交流があった”などと言うのはかえってナンセンスです。
できるだけ内側から論評したいと思っていますが、やむを得ず外側から論じる場合もあります。
長々と私の論評の作法を説明したのは、この「サイボーグ作戦」はどう解釈しても“内側”から論じることができません。シナリオに傷が多く、うまい解釈が思いつきません。かといって、何かを象徴しているとか時代性の表れ、という“外側”からの解釈もできません。
具体的にいくつか挙げてみます
まず、サイボーグ化されボーグ星人に操られるノガワ隊員がわざわざ基地内で警備員を襲いながら爆弾を仕掛けているのが変です。だまって爆弾だけ仕掛けていれば済むのにわざわざ人目をひくことをしています。
裏切り者の処刑だといってわざわざ基地内に侵入するボーグ星人もおかしいです。基地に爆弾を仕掛けているのですからそんな面倒なことをする必要はありません。
爆弾は次々と解除されて最後の一個になりますが、ここでボーグ星人はウルトラセブンに、お前の体についている、とご親切にも教えます。意味不明の行動です。
このようにあまり出来のいい回だとは思えません。あえて良いところを挙げると、ボーグ星人のデザインがかっこいいところぐらいです。
9月6日朝日新聞朝刊。北朝鮮情勢について。慶応大学名誉教授(朝鮮半島政治が専門)の小此木政夫氏の「まず立ち止まり、意思疎通を」です。
「大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水爆実験の成功」という発表が事実なら、北朝鮮の瀬戸際外交の挑発能力は格段に強まるだろう。
8月、北朝鮮は中距離弾道ミサイル「火星12」でグアム島周辺に一斉攻撃すると脅しをかけた。今後は、米本土も射程範囲に収めるとされるICBM「火星14」と水爆による新しい挑発が可能になる。事態は非常に危険な段階に入った。
問題は米国と北朝鮮の意思疎通が不十分で、誤解や誤算ばかりが生じていることだ。日米韓は国連の制裁強化に動くが、今は双方がまず立ち止まり、意思疎通を図るべきではないか。対話が成立しなくても、立ち止まることに意味がある。
一方で、北朝鮮が核・ミサイル開発を続けることで、現在の構図を変えてしまう可能性もある。北朝鮮は今回の核実験の結果を受けて、近く核搭載可能なICBMの試射を行うはずだ。核・ミサイル開発の完了を宣言すれば、中国とロシアは既成事実として承認に向かうだろう。核保有国と認められればミサイル発射などの挑発は不要になる。北朝鮮の核武力保有を前提とした、新たな対話が模索される段階になる。
(聞き手・石橋亮介)
言ってることがよく分かりません。
現在の状態で双方が立ち止まることが大事と言いながら、北朝鮮が核・ミサイル開発を推し進めれば核保有国と認められ新たな段階に入ると言っています。
小此木氏の言うとおり、北朝鮮としては核保有国として認められたいのですから、現時点で「立ち止まることに意味」はありません。先に国際社会が制裁を止めたって北朝鮮は立ち止まらないでしょう。
北朝鮮が核・ミサイル開発を止めれば、双方立ち止まります。しかし北朝鮮を静止する具体的方法がないからみんなが困っているのです。
昨日、民進党が山尾幹事長構想を撤回したのは、ガソリン代不正請求の問題を蒸し返されるのを恐れたのではと書いたら、直後に週刊誌で不倫疑惑報道がされることが原因だったとの報道がありました。
間違えたといえば間違えたのですが、どうも引っかかります。本当に不倫報道だけが原因なら、先行してキャリアがないとからダメという理屈が出てきた理由がわかりません。
不倫疑惑以前から、山尾幹事長構想には反対が多く、一番体裁よく引っ込められる理由として週刊誌報道を終着点にした、といったところではないでしょうか。
それにしても、与党だろうが野党だろうが、政治家が不倫で責任を取らされるというのは全く合点がいきません。女房や旦那が怒るのは分かりますが有権者の我々が怒る理由はまったくありません。
芸能人の不倫スキャンダルにも食傷しますが、芸能人の場合はファンにとっては擬似的な恋愛の対象でもあるので、関心があつまるのは分からないではありません。しかし、いい年をした政治家の、要するにおじさんおばさん、あるいはじいさんばあさんの不倫になぜ関心があつまるのか奇怪至極です。
民進党の前原代表が、山尾志桜里氏を幹事長にするという当初の構想を撤回しました。党内の、しかも前原氏を支持したグループからの反発があったようです。
山尾氏に反対する理由は、キャリアのない山尾氏に党内運営ができるのかといった疑問や、あからさまな人気取りではないか、といったものがあったとのことです。
表には出ていませんが、山尾氏にはガソリン代の不正請求の疑惑が残っています。その話がぶり返され、前代表の二重国籍問題の二の舞になることを嫌ったのかもしれません。
理由はともかく、私も山尾氏の幹事長は無理があるように思いました。
しかし、一旦表に出た人事案を、足をひっぱるような形で白紙に戻させるというのは民進党の党内運営には多大な問題があります。
もはや党として一つにまとまって政権を狙うということは無理なのではないかと思います。現実問題として、この状態で政権を奪還してしまったら日本の悲劇です。
国際社会の制止をきかずに北朝鮮が核実験を強行しました。また、ミサイル実験も繰り返し行っています。
米国は大統領と高官の言うことがチグハグで北朝鮮への威嚇になっているとは思えません。自国への攻撃はないと、北朝鮮が考えているのはほぼ確実です。
しかし、このままエスカレートする北朝鮮を放置するとは思えません。戦争という最悪の結果になりはしないかという懸念は拭えません。
そうなると対話路線はどうかとなりますが、今の北朝鮮に話が通じるとは思えません。先代の時代は、核放棄と経済援助の交換を進めていました。実は騙していたのですが、それも条件の吊り上げに使っていた気配もあります。しかし、今の北朝鮮は核を取引材料にする意思はなさそうです。
つまり、考えにくいことですが北朝鮮が折れるか、さらに考えられないことですが国際社会が北朝鮮の核を容認するかしなければ、対話は不可能です。
万一北朝鮮が対話(核放棄もしくは核凍結)に応じたとしても、前歴からみて信頼できません。数年後に再び同じようなことを繰り返してくるでしょう。
結局のところ、戦争なのか内部崩壊なのか分かりませんが、北朝鮮の現体制が倒れる以外に出口はないように思います。
遺産の中に土地があったので、相続税申告のために土地価格を調べなければいけなくなりました。
土地の価格は、おおざっぱなものなら、毎年納付している固定資産税の明細書から分かります。ただし、この価格は固定資産を決めるための価格で、遺産の評価額とは異なります。約1~2割り増しにしたものが遺産の評価額となるそうです。
しかし実際に申告する場合では、そういうおおざっぱなものでは許されないようです。厳密には、土地に面する道路の路線価に土地の大きさを掛け合わせて計算します。
土地の大きさは固定資産税の明細書に書いてありますし、路線価は役所がホームページで公開しています。
ところが、すべての道路に路線価が割り当てられているわけではありません。奥まったところの道や私道には路線価がついていません。
この場合は、周囲の道路の路線価から類推して決めてしまうこともできるそうですが、税務署に、当該道路の特定路線価を尋ねる方法があります。
回答までに一週間ほどかかりますが、無料で回答してくれます。
特定路線価を申請したら、以後その路線価はホームページに載るのかと思ったら、それはないそうです。
原作:司馬遼太郎
原作は既読です。
原作は、長大で大人数が登場しますので一本の映画におさめるのはもともと無理でした。うまく詰め込むのを諦めたのか、主要な部分をばっさり切り落とし、原作にない要素(光成と女忍者の恋愛)を組み込み本筋としています。これでは司馬遼太郎原作の意味がありません。
いちおう石田光成に焦点を当てているのですが、人物造形が無茶苦茶です。加藤清正や小早川秀明の失態を秀吉に報告したことで、融通の利かなさが諸侯に嫌われたのだなというところは描いています。しかし関白秀次の妻子処刑に乱入した女忍者の命を助け、その後ラブラブです。こちらは公私混同の融通無碍です。
また、秀次の妻子の処刑に批判的でしたので、必ずしも秀吉に盲目的な忠誠心を抱いているわけでもありません。
これでは「義」のために家康と戦をした、という映画の設定が支えられていません。単に家康が嫌いだから戦ったように見えます。
映画として破綻しています。
関ヶ原のどこに誰が布陣したかも説明がありません。原作を読むなり史実を知っているなりすればついていけますが、知らなければ合戦の経緯が全く分かりません。
さらにひどいのは、西軍に朝鮮人の砲術士がいて最後にかっこよく活躍するというのがあります。韓国でも公開する予定なのかもしれませんが、ひどく違和感があります。
おすすめできません。
8月31日朝日新聞朝刊の二面。福岡女学院大教授(国際政治)の川端清隆氏の「朝鮮半島の将来像 日本も発信を」より
(略)
安保理の審議は制裁強化の目的や速度をめぐり滞ってきた。金体制の崩壊も排除しない日米と、維持を図る中ロの対立がある。解決するために朝鮮半島の将来像を共有する必要がある。日本もその将来像を自ら考え、発信すべきだ。北朝鮮に関する日米の利害はミサイル問題などで必ずしも一致してこなかった。米国と中国は安保理でも協議を深めており、日米同盟のみに依存して目先の圧力強化にこだわれば、はしごを外されかねない。
(略)
まるでわからない理屈です。朝鮮半島の将来像は朝鮮半島の住民が決めればいいことです。外国が口出しすることではありません。
ミサイルや核兵器の開発は迷惑だから、迷惑にならない範囲で介入しますが、それ以上のことは内政干渉でしかありません。
日本としては善意で口出ししても、将来朝鮮半島の住民から恨みをぶつけられる可能性は極めて大です。
米国と中国が裏で妥協して勝手な線引きをするかもしれませんが、日本は関わるべきではありません。むしろ積極的に、はしごを外してほしいと思います。