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【朝日新聞】北朝鮮の代弁者

5月31日朝日新聞朝刊オピニオン欄。北海道大遠藤乾教授(国際政治)の「北朝鮮の攻撃意図を減らせ」より

(略)
 この間、南北は接近し、中朝もよりを戻した。中韓のいう非核化は、内容や道筋の点から日本とずれる。頼みの米大統領は、歴代大統領がしえなかったことを自ら成しとげたと見せつけたい。暗転はありうるが、米朝は接近を模索している。
 その結果、開戦前夜といわれる状況は南北・中朝接近のなかで反転し、戦争は非常に困難となった。ならんで、制裁の実効性に疑義がつきまとう。カギは中国だ。北の貿易の9割がたは中国とのものだが、すでに、中朝国境では人と物の行き来が再開しているといわれる。
 結局、北朝鮮にはたいして恐れるものがない。今後も非核化の演技を続け、少なくともしばらくは核とミサイルを保持することになろう。
 そんななかで、米朝対話が進むとなると、米国による核の傘の意味がかわりうる。それに応じて、日本は目標とそれへの接近法を再考することを余儀なくされる。
 安全保障論のいろはだが、脅威とは物理的能力と攻撃意図の積である。日本が追求してきた非核化は核の物的廃棄であり、前者に関わる。それを追求しつつ当面叶わぬのなら並行して後者を減ずるほかない。
 いま考えるべきは、北の攻撃意図をどう減ずるか、それに資する政策手段は何かである。たとえば、非核化に向けた具体的行為があれば、それに合わせ、個人・団体を対象としたものなど、象徴的な独自制裁から緩和や解除を模索してもよかろう。そうしたサインの交換と全般的な関係改善のなかで、遠目にみる核廃絶への移行期においても、日本の安全を確保することが求められる。


口調こそ違うものの、これは北朝鮮が主張している段階的非核化です。北朝鮮がちょこっと譲歩したら援助を与えよというものであり、最終的に核を廃絶する前にちゃぶ台をひっくり返して援助をただどりさせようという計画に過ぎません。

援助をすれば、当面北朝鮮からの攻撃はないかもしれませんが、その間に北主導での南北統一という今以上にやっかいな事態になるかもしれません。また核兵器が世界に拡散していく契機になるかもしれません。

他所の国の国際空港で毒ガスを使った暗殺を決行するような国を、まともな国として扱うことはできません。

こういう北朝鮮の代弁者(直接指示されているのもいれば、勝手に代弁しているのもいるのでしょうが)が最近目立つようになってきたというのは、それだけ北朝鮮の影響が日本国内に及んでいるということですので、不気味な感じがします。

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【朝日新聞】どう思いますか:“飲食店禁煙一斉に踏み切ろう”

5月30日の朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。テーマは、“飲食店禁煙一斉に踏み切ろう”です。

元の投書は、飲食店で全面禁煙をしてくれ、というものです。

一般の反応が4通。識者の反応が1通ありました。

驚いたことにすべてが反喫煙の立場です。こういうのは賛成反対の両方の意見を載せるから議論が深まるものだと思います。私も喫煙はしませんし、隣でたばこを吸われるのは嫌ですが、反対の立場の意見も聞いてみたいと思っているのに残念です。

それはともかく、一般の反応のうちの一つが面白かったので紹介します。宮崎県の無職の男性(68)の「あなた自身のために挑戦しよう」です。

たばこは尋常な方法ではやめられない。悪いとは思っていてもやめられないのだ。ここが喫煙者のつらいところ。
20年ほど前、たばこの吸い過ぎで気管支をやられ、息ができなくなって病院に担ぎこまれ、2週間入院した。「今度こそやめる」。娘と約束した。ガム、パイプ、パッチ、禁煙外来・・・・・・。あらゆる方法を試したが、成功しなかった。
そして定年を迎えた。「よし、今日からやめた」と自分に言い聞かせた。するとその瞬間、不思議なことにたばこがほしいと思わなくなったのである。今日までの4年間、1本も吸っていない。ついに、成功したのである。
禁煙は、結局は自分の意志次第なのだ。あれだけやめられなかった私がやめたのだ。あなたにだってできないはずはない。頑張ってチャレンジしよう。あなた自身とまわりの人の健康のために。


20年前、娘と禁煙の約束をして「あらゆる方法を試したが、成功しなかった」のに、定年の日に禁煙を「自分に言い聞かせた」だけでうまく行きました。

この出来事から「結局は自分の意志次第」という結論を出したのが不思議です。20年前だって自分の意志だったのにやめられなかったくせに。
(^^)

それより面白かったのは、禁煙の成否の理由というのがまことに摩訶不思議なことです。おそらく生活習慣の違い(仕事のプレシャーがなくなった、たばこを吸う同僚との付き合いがなくなった、収入が減って金銭面の不安が増した等々)が影響したのだとは思いますが。

【本】明治維新の正体 徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ

著:鈴木壮一
出版:毎日ワンズ

著者は元銀行マンの在野の研究家です。正規の歴史学者ではありませんので、ある程度割り引いて読む必要があります。

解釈はともかく、事実関係の流れは一冊にまとめてあるので幕末の歴史を知るのには最適です。文章もすらすらと頭に入ります。

随所に、右翼っぱい記述がある割に、薩摩や長州をこきおろし徳川慶喜を高く評価しています。なぜかというと、理由は、

そこには(水戸尊皇思想)、天皇を「玉」と呼び、幼帝を掌中に保持して権力奪取の道具にする、といった不純さは微塵もない。天皇を自己の権力奪取の道具とした薩長と、その陰謀を充分に承知したうえで、恭順謹慎し自己の権力の一切を投げ捨てた慶喜との大きなる違いこと、「偽の尊皇」と「真の尊皇」の違いなのである
(P304)

とのことです。

読んで損はない本だと思います。

【朝日新聞】重要な隣国とは?

5月26日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「私の視点」のコーナー。東亜日報東京特派員張源宰氏の『消えた「重要な隣国」 自分の目で見た結論なら』

 日本にとって最も重要な隣国は、どこだろうか。
 それぞれ考えがあると思うが、日本政府の見解は、今年3月1日まで「韓国」だった。外務省のホームページは「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」と記していた。
 その表現は削除され、今はない。同省担当者に経緯を尋ねると、答えは「総合的に判断した」だった。
 6月に帰任する私が日本で暮らした4年間で、韓国の記述は3回も変わった。「自由と民主主義、市場経済などの基本的価値を共有する重要な隣国」から、「最も重要な隣国」、「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」を経て、重要な隣国という表現がなくなり、今日に至る。
(略)
 隣国への認識が、ほぼ毎年のように変わるのは普通でない。同じ時期の米国やロシアの主な記述は、ほとんど同じだ。日中関係は「共通の戦略的利益に立脚した互恵関係」から「最も重要な二国間関係の一つ」と、むしろ改善した。
(略)
 昨年、日本を訪れた韓国人観光客は714万人、韓国を訪れた日本人観光客は231万人だった。人口が日本の方が倍以上あることを考えれば、実にアンバランスだ。
 日本で私は韓国を大嫌いな人とも出会ったし、ヘイトスピーチには失望した。多くは韓国に行ったこともなく、よく知らない人たちだった。
 もちろん、韓国を自分の目でみれば考え方が変わるなどと優等生的なことを言いたいのではない。人々や文化に接し、感動し、あるいは失望してたどりついた結論が「韓国は最も重要な隣国でない」なら私は納得する。危ういのは、ジェットコースターのように変わる政府の見方を人々がそのままうのみにすることだ。
 まもなく、私は韓国に帰る。経験した日本を伝えながら、ありのままの隣国を見に訪れる日本人の友人たちを待つつもりだ。



3年前に外務省の記述が話題になったので、このblogでも取り上げました。ここです。

その後ニュースになっていなかったので気にしていなかったのですが、張氏によれば文言がどんどん変わっていったようです。現在の記述を確認したところ「日韓間には困難な問題があるが,これらを適切にマネージし,様々な分野で協力を進め,日韓関係を未来志向で前に進めていくことが重要。」となっていました。ここです。

特派員という立場上張氏が外務省の記述を気にするのは分からないでもありませんが、普通の日本人はそんなものを気にしていません。「ジェットコースターのように変わる政府の見方を人々がそのままうのみ」しているというのは間違いでしょう。

韓国嫌いが増えたのは、外務省の記述のせいではなく、マスコミを通じて伝わる韓国の実態が知れ渡ったからです。

外国への好感度が、その国の人と知り合うとこと影響する(良くなるだけでなく悪くなることもありますが)というのは理解できます。

しかし、韓国の印象を変えるために、日本人が韓国人や韓国文化に触れることを求められても迷惑です。世界には200カ国もあります。200カ国もの人・文化に触れことはできませんし、他の国より韓国を優先して接する理由もありません。

だいたい旅行者の数がアンバランスだという苦情は迷惑です。旅行なんて行きたい人間が勝手に行くのです。国が国民に”韓国に旅行しろ”と命令することなんてできません。多分、日仏とか日伊でも旅行者数は日本からの方が多いと思いますが、問題視する声を聞いたことはありません。

結局のところ、韓国を優先的に扱ってください、という無茶な要求をしているだけだと思います。

【映画】GODZILLA 決戦機動増殖都市

アニメ版ゴジラの第二弾です。前回ゴジラを倒したと思ったら、本物のゴジラはいよいよ巨大化して地球上陸部隊を絶望させました。

今回はその続きで、うち捨てられたメカゴジラ(想像を超えたものです)でゴジラに対抗します。

これは面白かったです。今回で終わりなのかとさえ思わせるほどの盛り上がりをみせました。一瞬たりとも目が離せないという感じです。主人公がつきつけられる究極の選択にも震えがきました。

前回からあやしさを醸し出していた宇宙人、二種族いる方の一方は本性を見せましたし、残りの一方も次作でなにかしでかしそうです。

次作ももちろん観ます。

【映画】仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

テレビで放映していたものの続編みたいです。テレビ放送を観ていなかったので、話についていけるかなと心配しながら観に行きました。

いくらなんでも冒頭に5分から10分でも「前回までのあらすじ」をやってくれるかと思っていましたが、まったくなしです。いきなり本編が始まりました。

人間関係はさすがに分からなかったのですが、世界設定はこんなところかなと想定しながら観ることができたし、おおむね当たっていました。

題材は子供向きなのにもう少し上の層をターゲットにしているのは、米国のアメコミ映画と同じです。ただアメコミ映画がファミリー向きなのに対して、「仮面ライダーアマゾンズ」は特定層(オタク)向けというのが違います。

ストーリーが完全に分からなかったのは私の責任なので云々しません。それ以外のことを二点。

・この話だと「仮面ライダー」である必要はないんじゃないですか? 「仮面ライダー」のブランドで撮ったというのは、大人の事情として理解しなくもないですが、まったく「仮面ライダー」の必要性がないというのはどういうものなのでしょう。

・仮面ライダーを含めて幾人もの怪人が出てきましたが、その「着ぐるみ」の材質が気になりました。映画セットとしての興味(重さは?暑さ対策は?とか)ではありません。映画内で、どういう設定になっているかです。特に仮面ライダーの材質は機械なのか肉なのか判断できません。多分、肉体という設定なのでしょうが(血がついていましたから)、判然としません。特撮技術の問題でしょうか。この点ではまだまだアメリカ映画には追い付いていないみたいです。

【時事問題】米朝首脳会談中止

米国と北朝鮮の首脳会談の予定が、米トランプ大統領により中止となりました。

朝日新聞の記事より引用します。

(略)
史上初となるはずだった米朝首脳会談が、開催の決断から80日足らずで頓挫した。トランプ米大統領は、北朝鮮の最近の相次ぐ攻撃的な声明に怒りを隠さず、北朝鮮が豊渓里の核実験場を爆破したその日に「中止」を通告した。北朝鮮が対抗措置をとることも考えられ、朝鮮半島をめぐる情勢が危機的な状況に後戻りする可能性がある。
(略)


 
この中止決定は北朝鮮には予想外のことでしょう。北朝鮮は外交の場で”かけ金”を吊り上げるのが常套手段でした。これまではまわりが折れていきましたが、今回のトランプ政権は学習したのか安倍総理の入れ知恵なのか北朝鮮のお株を奪うちゃぶ台ひっくり返し外交を見せてました。

常に米国との二国間対話を要求していた北朝鮮としては今後打つ手はないでしょう。また仲介役を任じていた韓国も北朝鮮と米国の間で苦境に立たされることになるかもしれません。

日本としては米朝会談があろうとなかろうと、それだけで何かが変わるわけではありませんので特に悲観する必要はありません。むしろ、北朝鮮の古い手にトランプ政権が引っかからなかったことを喜ぶのみです。

【時事問題】日大アメフト部の危険タックル

日本大学のアメリカンフットボール部が関西学院大学との試合で危険なタックルをした問題が世上をにぎわせています。

タックルをした選手が監督(当時)とコーチの指示だと明かした一方、監督とコーチは選手が言葉を曲解したためと事実上責任を認めずにいます。


選手の発言は具体的で詳細。一方の監督・コーチの証言はあいまいです。これを見ると、選手側の方に理があるように思いました。

その一方で、メディアの報道は、当初から監督が悪いというスタンスでいたように見えました。はじめから善悪を決めつけて過熱報道をするというのはこれに限らず繰り返されていて、あまりいい感じはしません。


アメリカンフットボールには詳しくはないのですが、危険タックルに世論が沸騰するというのはちょっと首を傾げます。

プロ野球ではビンボール(打者にわざとぶつける投球)は、しばしば噂されています。ベンチから投手にぶつけるように指示した監督とか”ときどきぶつけないとやっていけない”と公言している投手などしばしば見聞きします。

もしかしたら相手選手を怪我させるというのはアメリカンフットボールでもあったのではないかと思います。

初動での日大の対応のまずさは、これくらい日常茶飯事だろうという意識があったからかもしれません。

世論が沸騰した理由は、危険タックルがあまりにもあからさまで、どう見てもわざととしか見えなかったというところにありそうです。


日本大学に危機管理学部というのがあって、これは我が家の近くにキャンパスがあるのですが、スポーツ科学部というのも同じキャンパスにあります。スポーツ科学部は「一流の指導者やコーチ」を育成することを目指し、危機管理学部は「時代に求められている危機管理のエキスパートをいち早く養成」するそうです。皮肉なものです。

なお、このキャンパスでは所属の学生や先生が、オリンピックでメダリを取ったり入賞すると大きく看板をだしています。地元に溶け込んだ感じで好印象だったのですが・・・


5月24日の朝日新聞夕刊にスポーツ庁の鈴木大地長官の談話が載っていました。

(略)
「潰せ」という言葉の解釈などをめぐりコーチと選手で言い分が食い違っている点については「指導側と選手側がもっとコミュニケーションをとるべきだ。何かを言って、わからない時に質問もできないという状況だったようだが、これからはみんなが同じ方向を向いてプレーするという雰囲気がほしい」とした。
(略)


選手の言い分は、指導者から相手選手を怪我させろという指示があった、というものです。指導者の言い分は、選手が言葉の意味を取り違えて暴走したというものです。

つまり、コミニュケーションの問題だったというの指導者側の意見です。

どちらが正しいか分からないこの段階で、一方の意見に片寄った発言をするのは不見識です。

【朝日新聞】女性ジャーナリストへのセクハラ

5月22日朝日新聞朝刊社会面。「被害実態、調査広がる メディアで働く女性にセクハラ」より

 財務省の福田淳一・前事務次官による女性記者へのセクハラ問題を受けて、メディアで働く女性へのセクハラ被害の実態を明らかにする動きが相次いでいる。改善と対策を呼びかけるのがねらいだ。
 「メディアにおけるセクハラを考える会」の代表を務める谷口真由美・大阪国際大准教授が21日、東京都内で記者会見し、メディア関係者35人から寄せられた、女性が被害にあった150の事例を報告した。同会は、前財務次官の問題を受けて現役の記者ら有志と立ち上げ、フェイスブックなどで調査への協力を呼びかけた。
(略) 
 複数回答で内訳を尋ねると、「取材先や取引先」(74人)が最も多かったが、「上司」(44人)や「先輩」(35人)と答えた人もいた。
 被害の内容では、体に触られたり、性的な冗談やからかいを受けたりといった被害や、「性的な関係を強要されそうになった」(39人)、「性的な関係を無理やり持たされた」(8人)という深刻なものもあった。だが6割以上が、周囲に相談することを「考えなかった」「しなかった」と回答したという。
 同会は「報じる側が足場の人権問題にもっと目を向ける必要がある」とし、日本新聞協会と日本民間放送連盟に対し、実態調査や対策を示すことなどを求める要望書を提出した。(丸山ひかり)


財務省事務次官がテレビ朝日の女性記者に猥褻な言葉を投げたのは刑事事件ではありませんが、倫理的には大問題であり、辞任は当然です。これが政治家だの大企業のトップだのがやったとしても同じです。人権侵害として糾弾されるでしょう。

しかし、どんな場合でも女性ジャナリストへの性的発言を問題視できるかというとそれは疑問です。

取材相手となると、財務事務次官とかいった地位と名前のある人間だけではありません。犯罪者まがいの匹夫野人もいるでしょう。彼らの発言をいちいち「セクハラです」となじっていては取材になりません。

”性的な発言なんて受け流せないようでは職場ではやっていけないよ”というのはセクハラに理解のない男の言い分みたいですが、それが成立してしまう場合はあります。

単に”声をあげろ”というのではなく、現実に対してどう対応するかを考えるべきかと思います。

【言葉】セクハラ

5月21日朝日新聞朝刊の東京面に「市長への注意 数年前から」という記事が載りました。

市長への注意 数年前から
狛江 セクハラ疑惑で市幹部ら
 狛江市の高橋都彦市長(66)によるセクハラ疑惑で、市長が数年前からセクハラ行為をやめるよう市幹部や市議に注意されていたことがわかった。18日の非公開の幹部会議で、市幹部の1人が発言したという。市長への辞職要求は市議会の一部会派から副市長ら市幹部に拡大し、市長は厳しい立場に追い込まれている。
 複数の市関係者によると、水野穰副市長は市長と市幹部が出席した18日の臨時庁議で、「立場を利用して卑劣な行為を行った」と厳しい言葉で市長に進退を迫った。その後、事実上ナンバー3の石森準一参与が、市長が初当選(2012年)した後の1期目からセクハラを注意してきたと発言。16年の再選後も副市長や自民党・明政クラブの市議とやめるように言ったが収まらず、今回の事態に至ったとし、「職員は誰もあなたを信用していない」と辞職を求めた。市長は明確に答えなかったという。
 疑惑は3月、情報公開請求で入手したセクハラ相談に関する市の公文書をもとに共産党市議が市議会で質問し、表面化した。市は個人情報保護などを理由に加害者とされる人物の役職を黒塗りし、市長は「身に覚えがない」と否定。過去2回の市長選で市長を支えた自民党・明政クと公明党は、その議会で市長の辞職勧告決議案と調査のための委員会設置案を退けている。
 自民党・明政クは共産党より以前に同じ公文書を入手したことが分かっている。今回の庁議での発言から、少なくとも一部の市幹部は数年前からセクハラを認識していたことも判明。市職員組合は4月、「加害者は市長」とする組合ニュースを発行し、「組織内の自浄作用はほとんど機能していない」とした。次の議会は6月4日に始まる予定で、ある市議は「今度は市議会の自浄能力が問われる」と話した。(河井健)


「セクハラ」というのは英語の「sexual harassment」を日本で輸入した際に縮めた外来語だと思います。

この「セクハラ」によって、日本社会で見過ごされてきた悪質な行為がおおっぴらに指弾される流れが生まれました。

「セクハラ」には、強制猥褻にあたる行為から、卑猥な言葉を投げかけるもの、あるいは部下の女子社員にウケをねらった冗談、職場にヌード写真のついたカレンダーを置くことまで幅広く含まれます。

「セクハラ」がいけないとされること自体は間違っていないと思います。しかし、「セクハラ」という言葉があまりにもいろいろな場面で使える便利な言葉のためか、「セクハラ」というだけではどういう行為なのか分からないというきらいがあります

この記事でも狛江市長がなにをしたのかさっぱり分かりません。

新聞記事たるもの、便利な外来語を安易に多用することは控えるべきかと思います。

【世論調査】朝日新聞:5月21日発表

5月21日朝日新聞で世論調査の結果が発表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、4月14、15日の調査結果)
◆いまの政治などについてうかがいます。あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する 36(31)
 支持しない 44(52)
 その他・答えない 20(17)

◇(「支持する」と答えた人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
 首相が安倍さん 13〈5〉
 自民党中心の内閣 16〈6〉
 政策の面 18〈6〉
 他よりよさそう 51〈18〉
 その他・答えない 3〈1〉

◇(「支持しない」と答えた人に)それはどうしてですか。(択一)
 首相が安倍さん 25〈11〉
 自民党中心の内閣 21〈9〉
 政策の面 38〈17〉
 他のほうがよさそう 11〈5〉
 その他・答えない 4〈2〉

◆あなたは、今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
 自民党 36(33)
 立憲民主党 9(10)
 国民民主党 1(-)
 公明党 3(4)
 共産党 3(3)
 日本維新の会 1(1)
 自由党 0(0)
 希望の党 0(-)
 社民党 0(0)
 日本のこころ 0(0)
 その他の政党 0(0)
 支持する政党はない 39(40)
 答えない・分からない 8(7)

◆今年の秋に自民党の総裁選挙があります。あなたは、次の自民党総裁にふさわしいのは誰だと思いますか。(択一)
 安倍晋三さん 27(22)
 石破茂さん 25(27)
 岸田文雄さん 5(6)
 野田聖子さん 7(6)
 この中にはいない 30(34)
 その他・答えない 6(5)

◆安倍首相の自民党総裁としての任期は今年の秋までです。あなたは今年の秋以降も、安倍首相に自民党の総裁を続けてほしいと思いますか。それとも続けてほしくないと思いますか。
 続けてほしい 33
 続けてほしくない 53
 その他・答えない 14

◆民進党と希望の党の一部が合流し、「国民民主党」ができました。あなたは、国民民主党に期待しますか。期待しませんか。
 期待する 21
 期待しない 69
 その他・答えない 10

◆加計学園の獣医学部新設を巡る問題についてうかがいます。安倍首相や、首相秘書官だった柳瀬唯夫さんの国会での説明で、加計学園を巡る疑惑は晴れたと思いますか。それとも、疑惑は晴れていないと思いますか。
 疑惑は晴れた 6
 疑惑は晴れていない 83
 その他・答えない 11

◆あなたは、安倍政権が、加計学園や森友学園を巡る疑惑を解明するために、適切に対応していると思いますか。それとも、適切に対応していないと思いますか。
 適切に対応している 13
 適切に対応していない 75
 その他・答えない 12

◆財務省の前の事務次官によるセクハラ問題で、財務省が実施した調査や処分などの対応は適切だったと思いますか。適切ではなかったと思いますか。
 適切だった 20
 適切ではなかった 64
 その他・答えない 16

◆財務省の文書改ざんやセクハラ問題を巡る麻生太郎大臣の、対応や発言を聞いて、あなたは、麻生大臣は辞任すべきだと思いますか。辞任する必要はないと思いますか。
 辞任すべきだ 47
 辞任する必要はない 40
 その他・答えない 13

◆政府は、働き方改革関連法案の成立を今の国会で目指しています。この法案は、残業時間の上限を罰則付きで定める一方、専門職で年収の高い人を労働時間の規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」を盛り込んでいます。あなたは、この法案を今の国会で成立させるべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。
 今の国会で成立させるべきだ 19(20)
 その必要はない 60(61)
 その他・答えない 21(19)

◆成人の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案が国会で審議されています。改正された場合、18歳になると結婚やクレジットカードなどの契約に、親の同意がいらなくなります。あなたは、この民法改正案に賛成ですか。反対ですか。
 賛成 37
 反対 53
 その他・答えない 10

◆アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が、来月、会談する予定です。あなたは、この会談が、北朝鮮の核やミサイル問題の解決につながることに、どの程度期待できますか。(択一)
 大いに期待できる 3
 ある程度期待できる 28
 あまり期待できない 47
 まったく期待できない 20
 その他・答えない 2

◆あなたは、安倍首相は北朝鮮の金委員長と早い時期に会談すべきだと思いますか。急ぐ必要はないと思いますか。
 早い時期に会談すべきだ 55
 急ぐ必要はない 36
 その他・答えない 9

◆大相撲についてうかがいます。日本相撲協会は、表彰式などのセレモニーで女性が土俵に上がることを、認めていません。その理由として「土俵は男だけの世界という習わし」などと説明しています。あなたは、表彰式などのセレモニーで女性が大相撲の土俵に上がるのを認める方がよいと思いますか。認めない方がよいと思いますか。
 認める方がよい 65
 認めない方がよい 23
 その他・答えない 12
     ◇
 〈調査方法〉 コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、19、20の両日に全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は、有権者がいる世帯と判明した番号は1899件、有効回答907人。回答率48%。携帯は、有権者につながった番号は2070件、有効回答1001人。回答率48%。


この世論調査が私のところに来たと想定して回答してみます。

>◆いまの政治などについてうかがいます。あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。
ちょっと支持率が戻ったみたいです。理由はなんでしょう?

>◇(「支持する」と答えた人に)それはどうしてですか。
「首相が安倍さん」だからです。

>◆あなたは、今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
支持政党はありません。
国民民主党がかろうじて1%ありました。なによりです。

>◆今年の秋に自民党の総裁選挙があります。あなたは、次の自民党総裁にふさわしいのは誰だと思いますか。(択一)
安倍さんで良いと思います。

>◆安倍首相の自民党総裁としての任期は今年の秋までです。あなたは今年の秋以降も、安倍首相に自民党の総裁を続けてほしいと思いますか。それとも続けてほしくないと思いますか。
続けてほしいです。

>◆民進党と希望の党の一部が合流し、「国民民主党」ができました。あなたは、国民民主党に期待しますか。期待しませんか。
まるっきり期待しません。1年後にはなくなっているんじゃないでしょうか。

>◆加計学園の獣医学部新設を巡る問題についてうかがいます。安倍首相や、首相秘書官だった柳瀬唯夫さんの国会での説明で、加計学園を巡る疑惑は晴れたと思いますか。それとも、疑惑は晴れていないと思いますか。
こういう訊かれ方をするとどうしても「疑惑は晴れていない」と答えたくなるものです。実際そうなりました。

>◆あなたは、安倍政権が、加計学園や森友学園を巡る疑惑を解明するために、適切に対応していると思いますか。それとも、適切に対応していないと思いますか。
これも誘導尋問っぽい訊き方ですね。

>◆財務省の前の事務次官によるセクハラ問題で、財務省が実施した調査や処分などの対応は適切だったと思いますか。適切ではなかったと思いますか。
適切だったと思います。

>◆財務省の文書改ざんやセクハラ問題を巡る麻生太郎大臣の、対応や発言を聞いて、あなたは、麻生大臣は辞任すべきだと思いますか。辞任する必要はないと思いますか。
辞任する必要はありません。

>◆政府は、働き方改革関連法案の成立を今の国会で目指しています。この法案は、残業時間の上限を罰則付きで定める一方、専門職で年収の高い人を労働時間の規制の対象から外す「高度プロフェッショナル制度」を盛り込んでいます。あなたは、この法案を今の国会で成立させるべきだと思いますか。その必要はないと思いますか。
別に急ぐ必要があるとは思いません。

>◆成人の年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案が国会で審議されています。改正された場合、18歳になると結婚やクレジットカードなどの契約に、親の同意がいらなくなります。あなたは、この民法改正案に賛成ですか。反対ですか。
20歳でも18歳でも特に違いはないと思います。それよりある程度の歳を過ぎたら子供の同意なしにクレジットカードの契約できないようにしたらどうでしょう?

>◆アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が、来月、会談する予定です。あなたは、この会談が、北朝鮮の核やミサイル問題の解決につながることに、どの程度期待できますか。(択一)
まったく期待できません。会談が実現するかどうかも懐疑的です。

>◆あなたは、安倍首相は北朝鮮の金委員長と早い時期に会談すべきだと思いますか。急ぐ必要はないと思いますか。
急ぐ必要はまったくありません。

>◆大相撲についてうかがいます。日本相撲協会は、表彰式などのセレモニーで女性が土俵に上がることを、認めていません。その理由として「土俵は男だけの世界という習わし」などと説明しています。あなたは、表彰式などのセレモニーで女性が大相撲の土俵に上がるのを認める方がよいと思いますか。認めない方がよいと思いますか。
救急対応は認めるべきです。女性の力士が競技のために上がるのは認めるべきです。
セレモニーで上がることを認めなければならないとは思いませんが、それは協会が決めればいいことだと思います。

【映画】孤狼の血

主演:役所広司、松坂桃李

原作は未読です。原作者は女性ですが、女性がこういうのを書くとは驚きです(偏見かな)。

内容はヤクザ映画です。私はこのジャンルは好きではないのですが、券が余っていたのと、ネットで評判がいいので試しに観に行きました。

いい映画なのかもしれませんが、私には分かりませんでした。ヤクザや警察が始終怒鳴ったり、殴ったり、撃ったりとしているだけという印象です。

役所広司演じる警官(この人が「孤狼」なのかな?)の動機というのもとってつけたようでピンときません。

同じジャンルに「仁義なき戦い」というのがありますが、ファンがかぶっているのかと思いきや、「仁義なき戦い」のファンは「孤狼の血」はお気に召さないようです。

【展覧会】琳派展

於:山種美術館

今年が、酒井抱一の没後190年と鈴木其一の没後160年なることを記念してひらかれたのがこの琳派展です(←かなり無理やりで笑えます)

俵屋宗達や尾形光琳、酒井抱一といった昔の巨匠だけでなく、近年の琳派に影響を受けた画家の作品までも集めた展覧会でした。

琳派らしくこじゃれた作品が多い、楽しい展覧会でした。

7月8日までです。

【朝日新聞】駐日ロシア大使のインタビュー

5月18日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「私の視点」のコーナー。駐日ロシア大使・ミハイル・ガルージン氏の「日本とロシア外交 孤立化政策超え発展に期待」 より

 韓国と北朝鮮の南北首脳会談に続き、近く初の米国と北朝鮮の首脳会談が開かれる。北朝鮮と国境を接するロシアにとっても非常に好ましい動きだ。
(略)
 ただ、朝鮮半島の緊張緩和で、ロシアを取り巻く安全保障環境が好転するかどうかは疑問だ。米国のミサイル防衛システムは北朝鮮やイランではなく、明らかにロシアや中国に向けられている。米国はロシアを敵視し、北大西洋条約機構(NATO)の勢力を拡大したり、極東に軍事基地を展開したりしており、ロシアも相応の対策をとらざるを得ない。
 多極化した現在の国際社会の外交や協力は、国連を中心に進められるべきだ。だが、世界への影響力を維持したい米欧は、国連中心主義を自分たちへの脅威と見なし、ロシアの孤立化政策を進めている。
 例えば、英国で起きたロシアの元諜報員の殺害未遂事件で、英国は根拠も示さずロシアが関与した可能性が高いと主張する。だが、ロシアはすでに化学兵器を完全に破棄し、化学兵器禁止機関(OPCW)もそれを確認した。英国の主張はロシアに対する陰謀だ。
(略)


自国に向けられたミサイル基地を作られたら警戒して対策するのは当然ですが、ミサイル防衛システムをつくられて怒るのは正義とは思えません。いざとなったら他国をミサイル攻撃する気まんまんではありませんか。

また、英国での元諜報員暗殺事件ですが、報道によれば英国は化学兵器の型からロシアの仕業と断定したはずです。その意味では「根拠」は示されています。動機もロシアにはある一方、ロシア以外に動機はありません。

化学兵器の生産は、オウム真理教の例でわかるように、小規模な工場で簡単にできます。化学兵器禁止機関の確認は絶対ではありません。

そもそも英国で暗殺計画を駐日大使に知らせるはずがありません。情報漏洩の心配もあるし、知らせる必要もないからです。ガルージン大使が、やってないと力説してもまるで信用できません。

ロシアという国はもう一つ信用しきれないと感じてしまいます。

【時事問題】弁護士の懲戒請求

HUFFPOSTの記事「匿名ブログに影響受け、弁護士に不当な懲戒請求。弁護士たちが反撃をはじめた」を引用します。

(略)
この件について、東京弁護士会所属の北周士弁護士と佐々木亮弁護士が5月16日、東京・霞が関の司法クラブで記者会見した。2人は、全く理由がないのに不当に懲戒請求されたとして、960人に対してそれぞれ、弁護士1人あたり30万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こすと発表した。
ただ、裁判を起こす日付は6月末。6月20日ごろまでに謝罪と、それぞれ弁護士1人あたり5万円ずつ(計10万円)の和解金の支払いがあれば、和解に応じるという。
佐々木弁護士が懲戒請求された理由は、「東京弁護士会の会長声明に賛同した」というものだった。ただ、東京弁護士会は8000人以上が所属する巨大な組織で、佐々木弁護士は声明に関与しておらず、「会長声明が出たことすら、知らなかった」という。
北弁護士に至っては、佐々木弁護士が受けた懲戒請求について、「根拠がない」などと論評するツイートをしただけだった。
懲戒請求は本来、「問題のある弁護士」について、弁護士会に処分を要求する制度。最も重い「除名」処分を受けると、弁護士の身分を失う。それほどの深刻さがあるものだ。
匿名ブロガーが問題だと主張したのは、2016年4月に東京弁護士会が出した「朝鮮学校への適正な補助金交付を求める会長声明」。全国各地の弁護士会が同様の声明を相次いで出している。
匿名ブロガーは、声明を出した弁護士会の所属弁護士らを懲戒請求するよう全国に呼びかけ、懲戒請求をするためのテンプレートまで、ブログに掲載した。
佐々木弁護士のもとには現在までに、約3000件の懲戒請求があった。東京弁護士会では、ほかに会長など役員9人に懲戒請求が届いていたが、佐々木弁護士はなんの役職にもついておらず、理由にも心当たりがない。
(略)


960人に60万円を請求し、和解に応じるなら10万円とのことです。したがって、請求金額満額を手にするとすると、一人の弁護士が
960×30万円 =2億8800万円

すべてを和解したとしても
960×5万円=4800万円

を手にします。

いくらなんでもこれだけの被害があったとは信じられません。懲戒請求を大量に送り付けられて怒るのはわかりますが、訴訟という対応はどうかと思います。

普通の人は街でヤクザっぽいのが歩いていたら避けて通りますが、これからは弁護士と揉めるのは危険だと認識しなければならないかもしれません。

それはともかく、『佐々木弁護士が懲戒請求された理由は、「東京弁護士会の会長声明に賛同した」というものだった。ただ、東京弁護士会は8000人以上が所属する巨大な組織で、佐々木弁護士は声明に関与しておらず、「会長声明が出たことすら、知らなかった」という。』には笑いました。

弁護士会というところは、会員の弁護士に相談せずに会長声明を発表するみたいです。

所属の弁護士は誰も苦情を言わないのでしょうか?

【時事問題】なぜ危険なところに乳児をつれていくのでしょうか

5月16日朝日新聞朝刊の記事「ガザ衝突、乳児も犠牲 米大使館移転、抗議デモ続く」を引用します。

 米国大使館のエルサレム移転から一夜明けた15日午後、パレスチナ自治区ガザ地区。ガザ市中心部のモスク(イスラム礼拝所)で、生後8カ月のライラ・アルガンドールちゃんの葬儀が行われていた。
 参列者によると、ライラちゃん一家は14日、米国とイスラエルに抗議するガザ地区での大規模デモに参加。その際、イスラエル兵が撃った催涙ガス弾から拡散したガスを吸い、ライラちゃんは死亡したという。
 父親はパレスチナの旗にくるんだライラちゃんの遺体を抱き、親族とともに埋葬した。「神は必ず(イスラエルに)復讐する。私は信じている」
(略)


子供が死んだことは気の毒だと思います。イスラエルの兵隊がひどい行動をとるというのも想像の範囲内です。

しかし、このニュースを聞いて、必ずしも、「イスラエル=悪」「パレスチナ=可哀そうな弱者」とは思えません。むしろこの子の親に対して暗然とした気持ちになりました。

なぜイスラエル兵が待ち構えている危険な場所に、8カ月の乳児を連れていくのでしょうか。今回は催涙ガスでしたが、他にも兵隊に追われて転ぶとか群集に押し倒されるとか、いくらでも危険は考えられます。

催涙弾を撃ったイスラエル兵に問題がなかったと言うのではありません。しかし子供の死を利用して反イスラエルを叫ぶことには違和感を禁じえません。

【朝日新聞】明星大の杜撰な研究調査

5月15日朝日新聞朝刊。『「チーム学校」、先生の負担減らせる? 支援スタッフ増加…でもまだ多忙 大学教授ら調査』より

 スクールカウンセラーやソーシャルワーカー、部活動の外部指導者など、学校で教員を支援するスタッフが増えている。教員が何でも切り盛りするのではなく、スタッフと連携して多様な課題に対応する「チーム学校」の体制を、文部科学省が目指しているためだ。だが、必ずしも教員の多忙の緩和につながっているとはいえない実態が、研究者グループの調査で明らかになった。
 調査したのは明星大の樋口修資教授(教育行政学)ら。
(略)
 スクールカウンセラー(SC)、学校司書、日本語指導員、学習支援員、中学校の部活動の外部指導者の「支援スタッフ」と、教務主任と、学年主任ら各学年の代表の「教員」に調査票を配布し、支援スタッフ1246人、教員2890人から回答を得た。回収率はそれぞれ40・7%と86・0%だった。
 スタッフ対象の調査ではまず、勤務実態を調べた。
 時間外勤務の頻度について4択で尋ねたところ、「よくしている」「ときどきしている」の割合は、小学校だとSCが71・5%で最も多く、学校司書70・0%、日本語指導員46・6%、学習支援員34・8%と続く。中学校もSCが69・9%と多く、部活動の外部指導者が63・0%だった。
 ところが、どの職種でも時間外勤務手当が十分支給されていないことがわかった。「支給される」と答えた割合が最多だったのは、小中とも日本語指導員(14・0%、19・4%)。SCと学習支援員は小中とも1割前後で、学校司書はいずれも1割に満たなかった。
(略)
 教員への調査では、支援スタッフが入ることで教員の忙しさが緩和されているかを分析した。
(略)
 SCを見ると、教員の時間外勤務が最も長かったのは、SCが勤務していない場合(小27時間38分、中35時間35分)で、月5日以上(小24時間09分、中29時間37分)より長かった。
 だが、SSWは逆だった。教員の時間外勤務が最長だったのは、小中ともSSWが月に5日以上来る場合(小30時間14分、中32時間49分)で、勤務していない場合(小26時間26分、中30時間28分)より長かった。「広く配置が進んでいるSCに比べ、SSWは特に課題が多い学校に配置されている可能性がある。これらの学校では教員の職務の負担が大きく、多忙なのでは」と樋口教授は見る。
(略) 
 樋口教授は「支援スタッフを入れれば教員の多忙が緩和されるという『チーム学校』の政策の想定は、調査のデータからは裏付けられなかった。教員の忙しさを減らすには、スタッフの数を増やすとともに、労働条件をよくし、質の高い人が働けるようにしなければならない。またコーディネートを担う教員を配置することも重要だ」と話す。(編集委員・氏岡真弓)


ひどく杜撰な調査研究だと思います。

第一の「勤務実態を調べた」ですが、教員に対して「よくしている」とか「ときどきしている」とかの四択で尋ねているのが間違いです。

「よくしている」とか「ときどき」とかいうのは、訊かれた人の主観でしか答えられません。「よくしている」人が月2時間しかしてないかもしれませんし、「ときどきしている」人が実際には月50時間以上やってるかもしれません。

主観に基づく質問では実態はつかめません。

第二に、「支援スタッフが入ることで教員の忙しさが緩和されているか」ですが、樋口教授が認めているように「広く配置が進んでいるSCに比べ、SSWは特に課題が多い学校に配置されている可能性がある」のです。

あることの効果(この場合は、SCやSSWの配置による教員の業務緩和の影響)を調べるには、偏りのない複数の調査対象で比較しなければなりません。

SCやSSWはランダムに配置されているものではない以上、そもそも比較はできません。

もちろん「課題が多い学校」でもないのにSCやSSWを配置できないでのは理解します。この場合は、同じ学校でSC,SSWを配置する前と配置した後で比較すればいいだけのことです。

「調査のデータからは裏付けられなかった」のに、スタッフの数を増やせとか、労働条件をよくしろとか、質の高い人が働けるようにしなければならないとか、コーディネーターを担う教員を配置することが重要とか、結論を出すのはおかしなことです。

調査をする前から、結論を出していたんじゃないですか?

【朝日新聞】女性専用車両は逆差別か?

5月6日朝日新聞朝刊の総合面。「憲法を考える」シリーズの4 回目。『女性専用車に「逆差別」主張』より。

(略)
 2月、東京メトロ千代田線の女性専用車に男性たちが乗り、電車が遅れたというニュースがあった。男性たちのグループのブログには、「男性差別」「痴漢でない男性を追い出すのは憲法14条違反」と書かれていた。たった1両の専用車が、憲法を持ち出すほど許せないのはなぜなのか。メンバー2人に会い、3時間話した。
 代表(65)は、年齢の壁で再就職に苦しんだ経験から、年齢差別の解消を訴える活動を続けてきた。10年ほど前、「自分は絶対に痴漢をしないのに」と専用車に憤ったという。公職や企業役員の女性を増やすため、一定割合は女性を登用する「クオータ制」にも反対する。「マイノリティーが強くなりすぎ、マジョリティーが差別されている」
 もう一人の男性(43)は障害があり、子どものころはいじめに遭った。「女子は守らないといけないと洗脳されてきた。でも、男性として優遇されたことはなく、冷遇ばかりだ」
 記者が「女性は差別されてきた歴史があり、地位を引き上げても男性と平等になるだけでは」と疑問を投げかけると、代表は「社会全体に女性差別があったのは戦前の話。落ち度がない今の男性が差別されるのは不合理だ」と反論した。
(略)


記者の論理構成は、
・女性は差別されてきた
・今も差別がある
・女性専用車両で地位を引き上げても男性と同等になるだけ
・ゆえに「女性専用車両」は逆差別ではない
というものです。

これでは、グループのメンバーは納得しないでしょう。

記者の間違いは、「女性専用車両」を性差別に対抗するものという前提を置いたことです。これでは逆差別だという人たちとは言い合いに終わります。世の中にある女性差別は計量できないので、「女性専用車両」でどれだけ緩和されたのか行き過ぎたのか、観測できないからです。

そもそも女性専用車両は痴漢被害対策で生まれました。性差別とは関係ありません。仮に、国会議員の数が男女同数になったり、会社役員が女性の方が多数派になったら、女性専用車両はいらなくなるというのでしょうか。

そんなことにはならないでしょう。男女が完全に平等な社会になっても、痴漢をする男はいるというのは容易に想像できます。

差別問題ではなく、犯罪被害防止という点を中心に訴える方がよかったと思います。



【朝日新聞】どこにでもいる北朝鮮シンパ

5月12日朝日新聞朝刊、国際面。シリーズ「動く朝鮮半島」。今回は米国の北朝鮮問題専門家K.A.ナムクン氏(韓国系米国人。上海で生まれ、幼少時を日本で過ごす。元カルフォルニア大学バークレリー校東アジア研究所副所長で、北朝鮮に独自の人脈を持つことで知られる)のインタビュー『北朝鮮、米との「取引」に自信』を引用します。

(略)
 歴代米政権は、北朝鮮が犯した罪を認めるなら、経済制裁解除や食糧支援などの見返りを小刻みに与えるやり方だった。だが、トランプ氏は違う。「もし君たちが我々に『大きなもの』を与えるのなら、我々も『大きなもの』を与える。君たちが同時に取引することを主張するなら、それで結構」という態度だ。ビジネスマンで、これまでとは全くタイプが異なる。
 北朝鮮は時間稼ぎをしているのではない。これは1990年代初頭の「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」へ回帰するという決断だ。正恩氏はトランプ氏が大統領のタイミングに、祖父・金日成主席の遺訓に戻り、国を開こうとしている。
 正恩氏は核能力を失うことを恐れていない。米国が脅威でなくなれば、北朝鮮は核兵器を手放す。非核化することで攻撃される恐れがなくなれば、北朝鮮の経済はロケットのように上向くだろう。国民は豊かになり、正恩氏のもとには核兵器を保有していた頃より多くの人々が集まるはずだ。
 米朝首脳会談は大成功すると思う。ただし、米朝の合意は「平和のための非核化」という基本原則で、その後は両国の外交官が詳細を詰めることになる。
 米朝合意後の成功は、両国がどのくらいの早さで、具体的かつ大胆な措置を講じることができるかにかかっている。例えば、核実験場の閉鎖は大胆な措置だ。米国はこれに報いることになる。「Big Step For Big Step(大きな措置には大きな措置で)」。この機運が最も重要だ


トランプ米大統領は、従来の支援を「小刻み」に与えるやり方を否定し、「『大きなもの』を与えるのなら、我々も『大きなもの』を与える」方針だ、と称賛しています。

なるほどと思い読み進めると、びっくりすることを言い出します。

>核実験場の閉鎖は大胆な措置だ。米国はこれに報いることになる

核実験場の閉鎖は小刻みではないからこれに報いるべき、という主張です。

核実験場の閉鎖など、とてもではありませんが大きな譲歩ではありません。これに見返りを与えるのは、従来の政権のやり方であり、現在の北朝鮮の要求そのものです。

北朝鮮シンパなのでしょう。

米国との緊張が解けたら北朝鮮が「ロケットのように上向くだろう」という予想はたわごとにすぎません。世界のたいていの貧しい国は大国と緊張関係なんて持っていませんが、貧しいままです。国を豊かにするのは簡単なことではありません。

真面目な話、これから北朝鮮はなにをやって国を富ませるつもりなのか見当もつきません。米国と国交を正常化したとしても、金王朝が倒れたとしても、援助なしでは貧しいままでしょう。

【朝日新聞】投書:「相続時の手続き煩雑すぎる」

5月11日朝日新聞投書欄。熊本の米国公認会計士(49)の「相続時の手続き煩雑すぎる」を引用します。

親が亡くなり、相続手続きが始まった。煩雑で、二度手間、三度手間が当たり前なのに驚いた。
まず、金融機関に提出するため「死亡届の記載事項証明書」を請求しようと法務局に出向いた時のこと。亡くなった本人の戸籍関係の証明書は、個人情報の記載がなるべく少ないものをと、戸籍抄本を持参した。しかし、本人と私との続き柄などの記載がある戸籍謄本を求められ、改めて謄本を取って出直すはめになった。
保険金の受け取りと親名義の預金の払い出しのため、金融機関に提出する書類も多すぎる。まずは私の本人確認に必要な運転免許証と続き柄のある戸籍謄本。加えて相続権のある親族の委任状と印鑑登録証明書を出したのに「写真付きの公的証明書の写しがないので、住民票が必要です」。前回の窓口では、そんな説明はなかった。
故人との別れで悲しみに沈む中、親類関係をつまびらかにする書類を金融機関に求められ、何の権利があってと憤慨もした。もし、相続争いが起こっても当事者同士の責任で解決すればいい話ではないか。手続きは簡素化すべきだ。


米国の公認会計士が熊本で仕事をしている事情はわかりません。熊本に支店がある米国の会社の仕事をしているのか、それとも相続手続きのため一時帰国したということなのでしょうか。

それはともかく、できるだけ相続手続きを簡素化してほしいというのは私も同意します。しかしこの人の言っていることは少しおかしいです。

書類が必要だからと法務局に出向いた時、自分勝手に抄本で済むと思って謄本を求められたと憤慨するのはおかしいです。前もって必要な書類を確認しておくべきでした。

預金の払い出しのために住民票が必要なのに窓口の説明がなかったというのは気の毒ですが、問題なのは相続手続きが煩雑だからではなく、金融機関の窓口の説明が足りないということです。

ただし、私が相続手続きをした金融機関はすべて、必要になる書類のリストを渡してくれ、それに従って書類集めをしました。もしかしたら、投書子が窓口の話を適当に聞き流し、リストをきちんと確認していなかった可能性もあります。

金融機関は、「権利」があって親類関係を明らかにする書類を求めているのではありません。それをしないで払い戻しに応じるとあとで訴訟を起こされる危険があるから「義務」でやっているのです。

たしかに「当事者同士の責任で解決すればいい話」なのですが、中には金融機関を訴える人がいるのは容易に想像できます。

また、家族が知らなかった相続人(たとえば隠し子)がいる、といった場合もあります。隠し子にも相続権はありますが、音信不通だったら親が死んだことを知りません。嫡出子だけで遺産を分配してしまうのは、意図してはいないとしても正義に反します。戸籍謄本の確認は当然です。

一般論として簡素化できる手続きは簡素化する方が望ましいですが、投書子の場合、事務手続き能力と想像力が欠如しているように思います。

【時事問題】自民党の愚かな議員

5月11日朝日新聞の記事『「子供産まねば人様の税金で老人ホーム」自民・加藤寛氏』より引用します。

 自民党の加藤寛治衆院議員(長崎2区、当選3回)が10日、所属する同党細田派の会合で、「結婚しなければ子供が生まれない。人様の子どもの税金で(運営される)老人ホームに行くことになる」と若い女性たちに話している、と明かした。
 加藤氏はこの発言を自身が招かれる結婚披露宴での会話として紹介。さらに、「必ず新郎新婦に3人以上の子供を産み育てていただきたいとお願いする。いくら努力しても子どもに恵まれない方々がおり、そういう方々のために3人以上が必要だ」と話しているとも説明した。
 加藤氏は会合直後、記者団から発言の訂正・撤回の意思について問われ、「少子化対策は一番の、我が国にとっては大事な問題。ただ、それだけです」と述べた。しかし、「騒ぎになる前に撤回、謝罪させるべきだ」(党幹部)との声も上がり、同日夕、「誤解を与えた事に対し、おわびします。決して女性を蔑視している訳ではありませんが、その様にとられてしまう様な発言でありましたので撤回します」とのコメントを出した。
(略)


あきれるほど愚かな議員です。こういうのがいるから安倍内閣の支持率が下がるかと思うと情けなくなります。

一般に、独身者に結婚をすすめることは不適当とは思いません。”子供をたくさん産んでください”というのも、大きなお世話感がありますが、女性蔑視だとは思いません。

しかし、子供を産んでいないと、「人様の子どもの税金で(運営される)老人ホームに行くことになる」というのは完全に問題発言です。

社会保障がない社会では、自分の老後は自分が貯めたお金でなんとかするか、子供の世話になるかしかありませんでした。これでは誰もが老後に不安を抱えて生きていくことになります。老後に十分な貯金ができるとは限りません。子供がきちんと育つかどうかも運任せです。

現役時代に税金を納めてそれでお年寄りの面倒をみる仕組みにしたことである程度安心して生きていくことができるようになりました。独身で子供がいなくても、現在税金を納めているのですから将来税金で運営する老人ホームにいってもなんら恥じることはありません。

加藤氏の罪はこうした国の仕組みに無知だったことです。

【朝日新聞】「聞く力」とは?

5月10日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナー。テーマは「揺らぐ言論の土台」です。
その中から前川喜平前文科省事務次官を講演に呼んだことで話題になった中学の校長(現在は退任)・上井靖氏の『「聞く力」育む対話の場を』を引用します。
 

私が校長を務めていた中学校に2月、前川喜平・前文部科学事務次官を招き、公開授業を行いました。前川氏は不登校の経験や、夜間中学校の活動に触れながら、学ぶ大切さについて語りました。その内容を文科省が調査していたことが報道されました。
 報道後、職員室に電話が殺到しました。半月に約200件の電話があり、4分の3ほどが批判でした。前川氏を招いたことへの批判は受け止めます。ただ、批判の半分は、前川氏や学校への中傷のような内容で、何かを思い込んだように話し、こちらの説明を聞こうとしない印象でした。
(略)
 事実をどう見て感じるかは、たぶん一人ひとり違うのでしょう。でも、自由な発言には責任が伴い、根拠を持って意見を言うには、学び続ける必要があります。そこで重要なのは「聞く力」です。
(略)
 ネットの世界では、相手のことを知らずに自分の意見をぶつけてしまいやすい。そうした自己主張の延長から、健全な対話を生み出すのは難しく、そこから広がったいまの言論は「聞く力」が機能していないように思います。
 対話には時間も手間もかかります。でも、多様性が増す現代社会では、様々な意見を取り入れて物事を決める民主主義の基盤として、対話が重要になっています。今回の騒動を通じ、「対話の場」を作る必要性を強く感じました。


上井氏によれば抗議の電話の半分は「何かを思い込んだように話し、こちらの説明を聞こうとしない印象」だそうですが、実際に見聞きしたわけではないので真偽のほどはわかりません。

問題は残りの半分の、おそらく上井氏も尊重せざるを得ない批判についてです。「批判は受け止めます」とありますが、具体的にどういうことをしたのか説明がないので分かりません。単に、”聞き置いた”ということでしょうか。

こうなると「聞く力」がないという批判は、上井氏に対しても向けられます。抗議の電話をした人たちはそう感じたでしょう。

上井氏が行わなければいけないのは、文明論めいたネット批判ではなく、義務教育課程の公立学校が賛否の分かれる人間を呼んで生徒に話をさせることの是非を語ることです。

他人様の子供の「聞く力」を心配する前に、自分の「語る力」が足りていないのを自覚してもらいたいものです。

【朝日新聞】どう思いますか:“同伴者も入場料を払うべきですか”

5月9日の朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。テーマは、“同伴者も入場料を払うべきですか”です。

このblog記事で、元の投書に対してコメントしていました。ここです。

元の投書(愛知県のNPO職員の男性(36))を再掲します。

私はNPO職員として、東京近郊のテーマパークで障がいのある人とない人の交流イベントを行っています。前回イベントに参加された方から「障がいのある人にとってヘルパーや通訳者は本人の体の一部のようなものなのに、入園料を払わなければならない。なぜでしょうか」と相談されました。
「確かにそうだ」と思い、今年のイベントでは事前にテーマパーク側に問い合わせました。その結果、「同伴者への割引や優待などの対応は行っておりません。同伴者も『障がい者の体の一部』ではなく、やはりひとりの大事なお客様であることに変わりないと考えています」との回答でした。
障害者差別解消法や2020年の東京五輪・パラリンピックで目標として掲げられている「心のバリアフリー」は公平な社会の実現を目指すものです。「夢の国」ですら理解がないのかと落胆しました。
ヘルパーたちは障がいのある方の支援のために来場します。客として楽しみに来るのではありません。障がいのある方がテーマパークを楽しむためには倍のお金がかかるのかと思うと、公平な社会は遠いと思ってしまいます。


私は次のようにコメントしました
・同伴者は障碍者の体の一部という論理だと親も幼児の体の一部となってしまう。
・したがって、この論理で同伴者を無料にすると、子連れの親も無料にしなければならなくなり、それは無理。
・美術館を調べると、一様ではないが同伴者への割引がある。
・美術館の場合、同伴者は全く興味がないかもしれないので、割引あるいは無料には意味がありそう。
・テーマパークは誰もが等しく楽しい、という暗黙の前提があるので無料にしないのではないか?
・”体の一部”という論理はやめて、お宅のイメージアップになりますよ、という説得の方が効果あるのではないか?

さて、この投書に一般から4通の反響と1通の専門家の主張がありました。

障碍者施設で支援の手伝いの経験のある神奈川県の主婦(66)は、「それぞれの施設にそれぞれの考え方があります。サービスの形はさまざまであっていいと思います」との意見でした。

千葉県の主婦(62)は、そのテーマパークが”同伴者は障碍者の体の一部”という主張を呑まなかったことを評価しています。「障がい者も同伴者も「公平」な一人として、ちゃんと入場料は払い、しっかりと楽しむべきだと思います」としています。

神奈川県の無職の男性(71)は、基本的にはテーマパークの回答は正しい、すなわち同伴者も障碍者も独立した個人であり体の一部ではない、としています。その上で、テーマパークの入園料は決して安くはないので割引の考慮をお願いしたい、との立場です。(私の意見と近似だと思います)

障碍者の移動支援事業をしている静岡県の会社役員の男性(54)は、障碍者の一人前扱いするために障碍者本人は通常料金にし同伴者に割引や無料にすることを提案しています。

めずらしく4通とも元投書に賛成のものはありません。共通して感じられたのは、”同伴者は障碍者の体の一部”という意見に対する拒否反応です。障碍者を一人前扱いしていないように受け取ったみたいです。

さて、専門家として意見を述べたのは、東京大学教授(障害学)の福島智氏です。引用します。

介助を必要とする障害者にとって、介助者は切っても切れない不可欠な存在です。生命に関わる場合もあり、同伴しない選択は命がけです。
確かに、遊園地が様々な条件を抱えた障害者に適切な医療ケアや各種のサポートを提供し、「お一人で来場してもスタッフが全てサポートします」と言えることは、目指すべき理想ですし、そうなれば割引制度も不要でしょう。
しかし、障害は多種多様で、個人差も大きい、全ての障害者に対して、介助者なしてOKということは原理的に不可能です。
現状では、本来スタッフがケアやサポートを提供すべきところを、障害者が手配した介助者が担っているのだから、その分の料金を遊園地が割引するという発想は、私には極めて自然に思えます。


これだけが元投書に賛成の意見でした。

福島氏の意見は、遊園地には障碍者の医療ケアを提供する義務があるが、現状できないので介助者に肩代わりさせている。したがって無料にするのは当然、というものです。

遊園地に来園した障碍者の世話をする義務があるのに介助者にやらせている、という理屈が正しいのなら、入園料どころか日当を支払うべき、ということになってしまいます。

また、障害者だけでなく、小さい子供にも適用されてしまいます。本来は子供だけで遊びに来てもOKで遊園地側で世話する義務があるのだが実際できないから親の入園料も無料にしなければならなくなります。

福島氏の意見は賛成しかねます。実際に障碍者の介助をした経験のある市民の方に障碍者のプライドに配慮した説得力を感じました。


【朝日新聞】ないものはないとしか言えません

5月8日朝日新聞朝刊。『「セクハラ罪っていう罪はない」、麻生財務相発言に抗議』より
 

麻生太郎財務相が「セクハラ罪っていう罪はない」などと発言したことを受け、麻生氏に抗議する街頭行動が7日夜、東京都内や大阪市、札幌市など各地であった。財務省前では弁護士や大学教授などでつくる実行委員会のメンバーら約100人(主催者発表)が「麻生大臣は反省して下さい」と声を上げた。
 財務省は4月27日、福田淳一・前事務次官の女性記者へのセクハラ行為を認定して処分を発表した。しかし麻生氏は今月4日、セクハラの認定について「セクハラ罪っていう罪はない」「殺人とか強(制)わい(せつ)とは違う」などと述べた。
 この発言について、実行委メンバーで中央学院大の皆川満寿美准教授は「財務大臣は(次官の)セクハラそのものを認定していないのでは」と疑問を呈した。ジェンダーや性暴力の問題に取り組む「アジア女性資料センター」の浜田すみれさんは「『セクハラなんて大した問題ではない』と考えていることがよくわかる」と怒りの声を上げた。
 JR札幌駅近くの街頭にも約20人が集まり、「このような閣僚がいる政権を認めるわけにはいかない」などと訴えた。(吉沢英将、芳垣文子)


普通に考えて麻生大臣は間違ったことは言っていません。財務省の事務次官が取材させてあげるかもという利益供与をちらつかせて女性記者を呼び出し性的発言を繰り返すという行為は倫理に反していますが、セクハラ罪がないというのは事実です。

気に入らないことをしたから、法律の裏付けもなく処罰するのは近代国家ではありません。存在しない法律を、存在しませんと説明した大臣に怒るのも間違っています。

思うに、この人たちは社会からセクハラをなくそうとしているのではなく、倒閣運動をしているのではないでしょうか?

東京で100人、札幌で20人集まったくらい(しかも主催者発表で)の小規模の集会を大げさに報道するマスコミも不見識だと思います。

【朝日新聞】投書:「北朝鮮と往来交流戻る日を待つ」

5月6日朝日新聞朝刊、投書欄。神奈川県の高校非常勤講師の女性(53)の「北朝鮮と往来交流戻る日を待つ」です。

前略 金正恩様
核実験中止を宣言し、南北首脳会談や米朝首脳会談で朝鮮半島の雪解けを進展させておられることを大いに歓迎します。「これまで何度も裏切られてきた」と連呼されても負けずに推し進めていかれるよう切望します。
いま貴国は、厳しい生活状況の中で、本来の力を発揮できず埋もれている優秀な人々も多くいらっしゃることでしょう。早く人々が皆それぞれの能力を生かして幸せになり、食べ物に困らず自由を享受できる豊かな国になってほしいと思います。エネルギッシュな朝鮮半島の人々ゆえ、その力は計り知れないでしょう。
はるか昔から、日本と朝鮮半島は密接な関わりがあります。長い間、広い分野で影響を受けて、日本は形づくられてきたのです。日本と北朝鮮の国交を早く正常化させて、自由に往来交流できるようにしましょう。
そのよい流れの中でこそ、拉致問題も解決できるのではないでしょうか。これまで公開されてこなかった歴史的に価値のある美術品が、日本にやってくる日も待ち望んでいます。
北朝鮮の大いなるご発展を、心より応援しています。 早々


北朝鮮を「北朝鮮」と呼んでいるところを見ると、彼の国の工作員ということでもないみたいです。勝手に生まれたシンパなのでしょう。

気味が悪いのは、あの国のシンパが日本に少なからずいるということです。これだけでなく、こうした親北朝鮮の投書がときどき朝日新聞に載っています。現在の北朝鮮人が食べ物に困り自由を享受できていないと知っているにも関わらず、なぜだか彼らは北朝鮮シンパなのです。

北朝鮮と国交を結ぶこと自体はともかく、自由に往来交流するのは危険です。マレーシアが北朝鮮人を自由に往来させていたら、国際空港で毒ガスをつかった暗殺事件を起こされました。遺体の引き渡しを拒んだら、北朝鮮にいるマレーシア人を人質にするという暴挙にでました。北朝鮮と「自由に往来交流」するというのはこういう危険があるということです。

新聞を読んでテレビでニュースを聞いていれば普通に分かりそうなことを50過ぎた学校教師が理解できていないというのはあきれます。

【言葉】レイプ

5月5日朝日新聞朝刊に『ノーベル文学賞、今年見送り レイプ疑惑 選考機関内紛、混乱 「来年に同時発表」』という記事が載りました。

記事の中身ではなく、「レイプ」という言葉が気になりました。なんで日本語で「強姦」って書けないのでしょうか?

GoogleTrend(https://trends.google.com/trends/)で、「レイプ」と「強姦」を比較してみました。2004年からの情報しか分からないのですが、「レイプ」が「強姦」を圧倒しています。

次に、辞書をひいてみました。
■強姦

暴行・脅迫の手段を用い、または心神喪失・抗拒不能を利用して婦女を姦淫すること。強淫。婦女暴行。⇔和姦。
(広辞苑 第二版)


▽女性を暴力で犯すこと。
(新明解国語辞典 第四版)


▽暴力によって女性を犯すこと。(対)和姦
(角川国語辞典新版)


▽暴力で女性を犯すこと。暴行。⇔和姦。
(旺文社国語辞典 改定新版)


■レイプ
▽(広辞苑 第二版)になし
▽(新明解国語辞典 第四版)になし
▽(角川国語辞典新版)になし
▽(旺文社国語辞典 改定新版)になし

持っている辞書が古いのばかりだからかもしれませんが、どの辞書にも「レイプ」という言葉は載っていませんでした。

なぜ「強姦」でなく「レイプ」が一般的になったのか、分かりませんでした。新聞まで外来語の「レイプ」を使うのは不思議です。

【朝日新聞】『弱者が弱者に「自己責任」』

5月5日朝日新聞朝刊。シリーズ「憲法を考える」の3回目『弱者が弱者に「自己責任」』より

(略)
 4月中旬、埼玉県川口市で路上に寝泊まりする人たちに声をかけるボランティアに同行した。生活保護の申請を勧められても、男性はあいまいに首を振って再び紙の箱に潜り込んだ。
 「生活保護を受けるのは悪と刷り込まれている」。見回りをしながら弁護士の小林哲彦さん(52)は小さな声で言った。ともに「反貧困」の活動を10年以上続ける藤田孝典さん(35)は近年、見知らぬ人から非難されることが増えたという。
(略)
 助けを求めるのは甘え。そんな空気が社会に染み出したのは、14年前のあの出来事からだろうか。
 今井紀明さん(32)は当時の記憶が一部途切れている。イラク中部ファルージャ近郊で、他の2人と一緒に武装勢力に拘束された。解放されて帰国した後、「自己責任」という言葉が18歳の生身に降り注いだ。
(略)
 「保護なめんな(HOGO NAMENNA)」。そう書かれたジャンパーを神奈川県小田原市の生活保護担当職員らが着ていたことが昨年、発覚した。
 この問題に関し、市が設けた有識者らの検討会で座長を務めた井手英策・慶応大教授(財政社会学)は、全国から寄せられた投書を読んで驚いた。約2千件のうち、45%が「よくやった」と職員を擁護する意見だった。
 「自分だって大変なのだから、生活保護を受けずに我慢しろ。そんな意識が根にある」。年収300万円未満の世帯が3分の1を占めるようになった日本社会で、経済的な弱者が別の弱者に敵意を向けている、と井手教授は分析している。
 中間層が転落の不安を感じている欧米諸国でも、同様の風潮が生まれている。一昨年に私が取材した米大統領選では、トランプ氏の支持者らが「移民やマイノリティーばかり優遇されるのはおかしい」と語っていたのを思い出した。
 加えて、日本社会に根強い「働かざる者食うべからず」という意識が、この傾向に拍車をかけていると井手教授は考える。憲法には25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」(生存権)と、27条の「勤労の権利と義務」がともに書かれている。今の日本は「勤労の義務を果たさない人の命を軽んじる社会」だという。
 グローバル化を背景に主要各国で蔓延する情念と、日本独自の価値観が交わった地点に広がる荒れ野。誰でもいつか、ぬかるみに足を取られるかもしれない。
 不毛な足の引っ張り合いをやめるには、この国の人すべてを包む仲間意識、言い換えれば、「私たち」という感覚を育むことが欠かせない。
 「自己責任」という乾いた言葉で、人々の間に分断線を引くのではなく。



誰でも、事故や大病で働くことができなくなることはあり得ます。その場合に頼りになるのは社会のセーフティーネットです。生活保護制度の重要性は疑うべくもありません。

しかし、社会保障に使うお金が空から降ってくるわけではありません。不適切な使い方に納税者が異議を申し立てる権利を持つのは当然です。

厳しい意見を寄せた人たち一般を差別主義者みたいに評するのはどうかと思います。


イラクの人質事件に関して、人質を非難した人たち。トランプ大統領を応援した人たち。生活保護受給者を非難する人たち。

これらはそれぞれ別の集団です。共通点を持つ、つまり同じ思想で行動していると断定することはできません。

イラク事件の人質を非難した人の手紙やトランプ支持者に会った経験から勝手に、生活保護を非難する人たちは「経済的な弱者」と決めつけるのは間違いです。

かつて”ネトウヨは低学歴・低収入”という決めつけが横行したのを思い出します。

自分と意見が異なる人たちを根拠なく低収入と馬鹿にするのは品性に欠けます。


「働かざる者食うべからず」 は新約聖書が出もとで、共産主義者がよく使っていたことで有名です。

どこから見ても日本の独自の価値観ではありません。

そもそも前の段落で「欧米諸国でも、同様の風潮が生まれている」と書いたのを忘れているのでしょうか。

高尚ぶった文明論ですが、底が知れています。

【展覧会】くまのパディントン展

於:Bunkamuraザ・ミュージアム
無料券があったので覗いてきました。

「くまのパディントン」というのはイギリスの児童文学で知っている人には有名な作品らしいです。私は映画化されたのをテレビで観ただけで本は読んだことはありません。映画も出演者が豪華だったのは覚えていますが、ファミリー向けの毒にも薬にもならぬ、という感想でした。

展覧会は、挿絵や人形などが展示されていて、ファン向きのようです。原作者(すでに故人)のインタビュー画像なども流されていました。

人語(英語)をしゃべる熊がペルーからロンドンにやってきて親切な一家で世話になりあがら色々な騒動に巻き込まれる、というのが骨格のようです。展覧会を回りながら気が付いたのですが、これはイギリスの落ちもの(漫画などで使われる人間の主人公のもとにロボットとかお化けとかが、空から落ちてきたのように現れ、同居生活を始めるというもの。「ドラえもん」とか「オバケのQ太郎」とかが系譜)ですね。

子供がいっぱい来てました。

6月25日までです。

【朝日新聞】アメコミは日本で人気なの?

5月3日朝日新聞朝刊に「アメコミ映画、無敵のパワー マーベル10周年、世界興収1.6兆円」という記事が載りました。

マーベルのアメコミ映画が世界的に人気を博しているという記事です。

 スパイダーマン、アイアンマン、キャプテン・アメリカといった超人が活躍する映画シリーズ「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)が今年で10周年を迎え、世界の映画市場を席巻している。最新作を含めて19本が公開され、全興行収入は世界で1兆6千億円を超える。
 先月27日、MCUの最新作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が日米同時公開された。米国では公開初週の週末3日で興行収入2億5千万ドル(約270億円)を突破、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の記録を上回った。日本では1日までの5日間で全国で観客約99万人、興収約14億5千万円を得た。
 MCUの原作は米国のマーベル・コミックス。マーベルの現名誉会長のスタン・リー(95)らのもと、スパイダーマンなどのキャラを生み出してきた。それぞれの物語の主人公らが共に戦う「アベンジャーズ」も人気となった。
(略)
 日本での過去18作の興行収入の合計は約270億円。世界興収のごく一部だが、平均すると1作15億円。「アメコミ映画はヒットしない」という定説を揺るがし、ファン層を手堅く広げているといえる。
(略)


記事では世界でも日本でも大人気とうたっていますが、記事にある数字を読むと疑問がめばえます。

比較するのに全世界では1本だけ多いですが、19本目は最近の公開ですので誤差として無視します。

虚心に数字を読むと、シリーズ19本の全世界の興行収入は1兆6千億円です。日本での過去18本の興行収入は270億円。つまり日本での稼ぎは1.7%に過ぎません。

人口比でいうとそんなものかもしれませんが、国の経済力を考慮すると大人気とはとても言えません。

日本の映画チケット代は高いと聞いていますので、興行収入だと1.7%ですが、観客動員数ではさらに低いと予想できます。

海外で大人気なものが日本では相対的に不人気だとするとそれはなぜだろう、と考えるのが記者の仕事だと思います。これでは、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」を後押しするための提灯記事といわざるをえません。

【世論調査】朝日新聞 憲法記念日特集?

5月2日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。

■質問と回答
 (数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。特に断りがない限り、回答は選択肢から一つ選ぶ方式)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する36
支持しない56

◆次の政治課題の中で、安倍首相に優先的に取り組んでほしいものに、いくつでもマルをつけてください。
景気・雇用60
高齢者向けの社会保障56
教育・子育て支援50
財政再建38
震災復興34
原子力発電・エネルギー16
外交23
安全保障32
憲法改正11

◆いま、どの政党を支持していますか。
自民33
立憲12
希望1
公明4
民進1
共産3
維新2
自由1
社民1
日本のこころ0
その他の政党0
支持する政党はない42
答えない・わからない0

◆いまの暮らし向きをどう感じていますか。
余裕がある2
どちらかといえば余裕がある33
どちらかといえば苦しい49
苦しい13

◆日本の経済がこれから成長することを期待できますか。期待できませんか。
期待できる25
期待できない68

◆家族の結びつきを強めることは、国や社会の安定のために必要だと思いますか。それとも、個人の自由だと思いますか。
国や社会の安定のために必要だ65
個人の自由だ32

◆税金の負担が重くても社会保障が充実したほう(高福祉・高負担)がよいと思いますか。それとも、社会保障は充実していなくても税金の負担が軽いほう(低福祉・低負担)がよいと思いますか。
高福祉・高負担10
どちらかといえば高福祉・高負担56
どちらかといえば低福祉・低負担21
低福祉・低負担6

◆以下は、憲法第9条の条文です。(憲法9条条文は省略)憲法第9条を変えるほうがよいと思いますか。変えないほうがよいと思いますか。
変えるほうがよい32
変えないほうがよい63

◇(「変えるほうがよい」と答えた32%の人に)それはどうしてですか。
国際平和に、より貢献すべきだから25〈8〉
今の自衛隊の存在を明記すべきだから44〈14〉
日米同盟の強化や東アジア情勢の安定につながるから25〈8〉

◇(「変えないほうがよい」と答えた63%の人に)それはどうしてですか。
戦争を放棄し、戦力を持たないとうたっているから48〈30〉
今のままでも自衛隊が活動できるから37〈23〉
変えると東アジア情勢が不安定になるから10〈7〉

◆集団的自衛権を使えるようにしたり、自衛隊の海外活動を広げたりする安全保障関連法に、賛成ですか。反対ですか。
賛成40
反対44

◆安全保障関連法によって、アメリカなど日本と密接な関係にある国が敵から攻撃を受けた場合、日本は攻撃を受けていなくても、日本の存立が脅かされる危険があると政府が判断した場合に限り、自衛隊はアメリカなどと一緒に戦うことができるようになりました。このことを、集団的自衛権の限定的な行使容認といいます。集団的自衛権の行使について、考えに近いのは、次のうちどれですか。
積極的に行使すべきだ11
抑制的に行使すべきだ54
そもそも行使すべきではない30

◆いまの自衛隊は、憲法に違反していると思いますか。違反していないと思いますか。
違反している23
違反していない65

◆安倍首相は、憲法9条の1項と2項をそのままにして、新たに自衛隊の存在を明記する憲法改正案を提案しています。こうした9条の改正に賛成ですか。反対ですか。
賛成39
反対53

◇(「賛成」と答えた39%の人に)それはどうしてですか。
自衛隊を憲法に明記することで、自衛隊が海外で活動しやすくなるから47〈18〉
自衛隊は憲法に違反しているという疑いがなくなるから30〈12〉
自衛隊員が今より誇りを持てるようになるから19〈7〉

◇(「反対」と答えた53%の人に)それはどうしてですか。
自衛隊を憲法に明記することで、自衛隊の海外活動が拡大するおそれがあるから59〈31〉
政府はこれまでも自衛隊は合憲としており、変える必要がないから30〈16〉
戦力の不保持をうたった2項を削除するべきだから7〈4〉

◆安倍首相は、今の憲法のままで自衛隊員に命を張ってくれというのは無責任であり、憲法9条に自衛隊の存在を明記して、違憲の疑いをなくすことが必要だと説明しています。こうした改憲理由に納得できますか。納得できませんか。
納得できる37
納得できない55

◆日本の防衛政策は、「専守防衛」の方針をとっています。専守防衛とは、相手から攻撃を受けた時に初めて反撃し、その反撃の方法や装備は「自衛のための必要最小限度に限る」という立場のことです。日本が専守防衛の方針を今後も維持するべきだと思いますか。見直すべきだと思いますか。
今後も維持するべきだ69
見直すべきだ25

◆政府は、陸上からミサイルを撃ち落とす能力を強化するため、新たな防衛システム「イージス・アショア」を導入する予定です。こうしたミサイル防衛システムの強化に賛成ですか。反対ですか。
賛成66
反対27

◆日本の自衛隊は、敵のミサイル基地を攻撃する能力を持っていません。敵基地への攻撃は、アメリカ軍に依存しているためです。日本が敵のミサイル基地を攻撃するための能力を持つことに賛成ですか。反対ですか。
賛成33
反対60

◆日本の自衛隊は、海上で戦闘機が発進したり、着艦したりできる「空母」を持っていません。日本がこうした空母を持つことに賛成ですか。反対ですか。
賛成40
反対53

◆日本の防衛費を増やすほうがよいと思いますか。減らすほうがよいと思いますか。いまのままでよいと思いますか。
増やすほうがよい19
減らすほうがよい17
いまのままでよい58

◆仮に外国から攻撃を受けたら、命の危険があっても国のために戦いたいと思いますか。そうは思いませんか。
国のために戦いたい17
そうは思わない74

◆憲法が掲げる平和主義について、考えに近いのは次のうちどれですか。
今後も変わらず持ち続けるべきだ67
現実の脅威に対応して見直すべきだ30

◆安全保障を考える上で、軍事的な面と外交や経済などの非軍事的な面ではどちらの面がより重要だと思いますか。軍事的な面ですか。非軍事的な面ですか。
軍事的な面12
非軍事的な面82

◆中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発など、最近の日本周辺の安全保障をめぐる環境について、どの程度不安を感じますか。
大いに感じる48
ある程度感じる44
あまり感じない5
まったく感じない0

◆万が一、北朝鮮とアメリカとの間で戦争が起きた場合、自衛隊がアメリカ軍とともに活動してもよいと思うことに、いくつでもマルをつけてください。
自衛隊はアメリカ軍とともに活動するべきではない33
アメリカ軍に自衛隊の基地を提供する36
アメリカ軍に弾薬や燃料などを補給する41
アメリカ軍兵士を救助する55
民間人を移送するアメリカ軍艦を敵の攻撃から守る43
アメリカに向けて発射されたミサイルを迎撃する27
北朝鮮の基地をミサイルで攻撃する11
アメリカ軍と一緒に前線で戦う5

◆いまの日本の憲法は、全体として、よい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。
よい憲法56
そうは思わない30

◆いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか。
変える必要がある44
変える必要はない49

◇(「変える必要がある」と答えた44%の人に)どういうわけで変える必要があると思いますか。(三つまで選択)
国防の規定が不十分だから49〈22〉
アメリカからの押しつけで、日本の国柄が反映されていないから29〈13〉
利己主義の風潮が生まれたから9〈4〉
福祉の考えが強すぎるから5〈2〉
いまの憲法に明記されていない権利を加えたいから27〈12〉
国会の仕組みに問題があるから31〈14〉
変えると世の中がよくなる気がするから16〈7〉
古くなったから41〈18〉

◇(「変える必要がある」と答えた44%の人に)特に変える必要があると思う分野はどれですか。いくつでもマルをつけてください。
前文4〈2〉
天皇11〈5〉
平和主義28〈12〉
国民の権利や義務32〈14〉
国会の仕組み42〈18〉
内閣の仕組み33〈15〉
司法制度15〈7〉
財政26〈11〉
地方自治22〈9〉
憲法改正の手続き19〈8〉
政治家、公務員の憲法順守義務23〈10〉

◇(「変える必要はない」と答えた49%の人に)どういうわけで変える必要はないと思いますか。(三つまで選択)
平和をもたらしたから68〈33〉
国民に定着したから39〈19〉
個人の尊重を重んじているから33〈16〉
福祉の考えをうたっているから11〈5〉
権利の保障を十分うたっているから19〈9〉
軍事の分野の代わりに経済の発展に力を入れられたから15〈7〉
変えるほどの問題はないから32〈16〉
内容は古くないから4〈2〉

◇(「変える必要はない」と答えた49%の人に)いまの憲法の中で特に大切だと思う分野はどれですか。いくつでもマルをつけてください。
前文13〈6〉
天皇18〈9〉
平和主義83〈41〉
国民の権利や義務65〈32〉
国会の仕組み10〈5〉
内閣の仕組み8〈4〉
司法制度15〈7〉
財政14〈7〉
地方自治17〈8〉
憲法改正の手続き6〈3〉
政治家、公務員の憲法順守義務16〈8〉

◆安倍首相は憲法改正を目指すことを明言しています。安倍政権のもとで憲法改正を実現することに、賛成ですか。反対ですか。
賛成30
反対58

◆安倍首相は、「新しい時代への希望を生み出すような憲法のあるべき姿を国民にしっかりと提示する」と話しています。憲法改正が、新しい時代の希望を生み出すことにつながると思いますか。つながらないと思いますか。
つながる31
つながらない56

◆以下は、憲法改正手続きの流れを示した図です。憲法を変えるには、衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成して「発議」し、国民投票で過半数が賛成することが必要です。もし発議をするとしたら、いつごろ行われるのがよいと思いますか。
年内11
2019年から2020年の間21
2021年以降26
そもそも発議する必要はない30

◆自民党が、憲法改正案について、立憲民主党など野党から幅広く賛成を得る努力をするべきだと思いますか。
野党から幅広く賛成を得る努力をするべきだ66
その必要はない24

◆憲法をめぐる議論について、国民の関心がどの程度高まっていると思いますか。
大いに高まっている3
ある程度高まっている23
あまり高まっていない58
まったく高まっていない13

◆もし、憲法改正案についての国民投票をすることになった場合、適切な判断ができる自信がどの程度ありますか。
大いにある8
ある程度ある34
あまりない45
まったくない10

◆憲法を改正して新たに対応するべきかどうか、いま、議論になっている項目についてうかがいます。
・外国からの武力攻撃や大災害などの際に、内閣が法律に代わる緊急政令を出して、国民の権利を一時的に制限したり、国会議員の任期を延長したりする「緊急事態条項」
憲法を改正して対応するべきだ26
いまの憲法を変えずに対応すればよい59
そもそも必要ない8

・義務教育以外で子どもの教育にかかる費用を免除する「教育無償化」
憲法を改正して対応するべきだ28
いまの憲法を変えずに対応すればよい51
そもそも必要ない16

◆国会議員1人あたりの有権者数に差がある「一票の格差」が、憲法で定める「法の下の平等」に反するとして問題になっています。自民党は、一票の格差があっても、人口が少ない地域の国会議員の数を確保できるようにする憲法改正を目指しています。こうした憲法改正に賛成ですか。反対ですか。
賛成48
反対40

◆来年の4月30日に「平成」が終わります。平成という時代を振り返って、以下のことにお答えください。
・日本の政治はよくなったと思いますか。悪くなったと思いますか。
よくなった20
悪くなった47

・多様性が認められる社会になったと思いますか。認められない社会になったと思いますか。
認められる社会になった48
認められない社会になった25

・インターネットの発達によって、日本の社会はよくなったと思いますか。悪くなったと思いますか。
よくなった35
悪くなった36

・人と人とのつながりや結びつきが、豊かになったと思いますか。希薄になったと思いますか。
豊かになった9
希薄になった79

◆「平成」はどういう感じの時代でしょうか。気持ちに近いものを二つだけマルを付けてください。
進歩的な時代25
保守的な時代21
活気のある時代6
沈滞した時代29
安定した時代19
動揺した時代42
明るい時代5
暗い時代9

◆「平成」の時代にあった、世の中の出来事で、いちばん印象に残っているものを一つだけ挙げてください。(自由回答)
東日本大震災や阪神淡路大震災など自然災害52
地下鉄サリン事件などオウム真理教関連の事件7
福島第一原発事故4
北朝鮮拉致被害者の帰国やミサイル・核開発問題2
インターネット、携帯電話、スマートフォンの普及やITの進歩2
バブル崩壊・バブル景気2
リーマン・ショック1
消費税の導入や増税1
天皇陛下の退位1
米国同時多発テロ1
民主党への政権交代1
森友学園をめぐる問題や財務省による決裁文書改ざん1
その他の出来事10
答えない・わからない15

◆天皇陛下が2016年8月にビデオメッセージで退位の意向をにじませるお気持ちを表明し、その後、法律が成立して、来年4月30日に退位することになりました。退位が決まったことは、全体としてよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
よかった91
よくなかった4

◆もし、将来の天皇が、退位したいとのお気持ちを示された場合、どのように対応するべきだと思いますか。次の中から考えに近いものを選んでください。
お気持ちを尊重して退位を認めるべきだ64
状況に応じて慎重に判断するべきだ32
退位は認めるべきではない1

◆来年5月に即位する次の天皇の役割として何を一番期待しますか。
国会の召集などの「国事行為」に専念する7
国民体育大会などの国民的な催しに出席する5
外国を訪問したり外国の要人と面会したりする20
宮中祭祀(さいし)など伝統を守る17
被災地を訪問するなどして国民を励ます25
戦没者への慰霊などで平和を願う9
とくにない13

 <調査方法> 全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施した。対象者の選び方は、層化無作為2段抽出法。全国の縮図になるように337の投票区を選び、各投票区の選挙人名簿から平均9人を選んだ。3月14日に調査票を発送し、4月25日までに届いた返送総数は2016。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は1949で、回収率は65%。

 有効回答の男女比は男46%、女52%、無記入2%。年代別では18、19歳2%、20代9%、30代12%、40代17%、50代16%、60代18%、70代15%、80歳以上10%、無記入1%。


この世論調査が私のところに来たと想定して回答してみます。ところどころに茶々も入れます。

>◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。
前回(4月16日)の支持率は31%だったので、若干回復しています。なお、前回の不支持は52%でしたので不支持も伸びています。ちょっと不思議な結果になりました。いつもは電話調査ですが、今回は郵送だったのが影響して、政治に一言あり、の人が多く回答したのかもしれません。

>◆次の政治課題の中で、安倍首相に優先的に取り組んでほしいものに、いくつでもマルをつけてください。
いくつでもマルを付けられるとなると全部に付けざるをえません。

>◆いま、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。

>◆いまの暮らし向きをどう感じていますか。
どちらかといえば余裕があると思っています。贅沢を言えばキリはありませんが、困ってはいませんから。

>◆日本の経済がこれから成長することを期待できますか。期待できませんか。
期待しています。

>◆家族の結びつきを強めることは、国や社会の安定のために必要だと思いますか。それとも、個人の自由だと思いますか。
変な設問です。
「家族の結びつきを強める」ことが「国や社会の安定」つながるのかならないのか人によって意見は違うはずです。

つながるのだとしても、それは「家族の結べつきを強める」ことを強制できない(=「個人の自由」)と考える人もいるはずです。

「個人の自由」であることは認めるものの、「国や社会の安定」を実現するには「家族の結べつきを強める」が必要条件だ、と考える人もいるでしょう。

未整理そのものの設問です。

>◆税金の負担が重くても社会保障が充実したほう(高福祉・高負担)がよいと思いますか。それとも、社会保障は充実していなくても税金の負担が軽いほう(低福祉・低負担)がよいと思いますか。
理念だけぽっと掲げて「高福祉・高負担」か「低福祉・低負担」か、と訊くのはナンセンスです。現在の日本の水準からどちらに振るべきかとか、アメリカ並みにすべきかとかいった具体的に計れる訊き方にしなければなりません。

私は、現状よりは、高福祉・高負担にすべきと考えます。

>◆以下は、憲法第9条の条文です。(憲法9条条文は省略)憲法第9条を変えるほうがよいと思いますか。変えないほうがよいと思いますか。
変えるほうがよいです。

>◇(「変えるほうがよい」と答えた32%の人に)それはどうしてですか。
今の自衛隊の存在を明記すべきだから、です。

>◆集団的自衛権を使えるようにしたり、自衛隊の海外活動を広げたりする安全保障関連法に、賛成ですか。反対ですか。
賛成です。

>◆安全保障関連法によって、アメリカなど日本と密接な関係にある国が敵から攻撃を受けた場合、日本は攻撃を受けていなくても、日本の存立が脅かされる危険があると政府が判断した場合に限り、自衛隊はアメリカなどと一緒に戦うことができるようになりました。このことを、集団的自衛権の限定的な行使容認といいます。集団的自衛権の行使について、考えに近いのは、次のうちどれですか。
「積極的」とか「抑制的」とか抽象的に言われても回答できません。「現状よりも」とか「イギリスと比べ」といったように具体的に質問してください。

>◆いまの自衛隊は、憲法に違反していると思いますか。違反していないと思いますか。
憲法は戦力不保持と言っています。自衛隊は違憲です。

>◆安倍首相は、憲法9条の1項と2項をそのままにして、新たに自衛隊の存在を明記する憲法改正案を提案しています。こうした9条の改正に賛成ですか。反対ですか。
賛成です。

>◇(「賛成」と答えた39%の人に)それはどうしてですか。
選ぶのなら「自衛隊は憲法に違反しているという疑いがなくなるから」ですが、本音では「自衛隊は憲法に違反しているけど、自衛隊は必要だから」です。

>◆安倍首相は、今の憲法のままで自衛隊員に命を張ってくれというのは無責任であり、憲法9条に自衛隊の存在を明記して、違憲の疑いをなくすことが必要だと説明しています。こうした改憲理由に納得できますか。納得できませんか。
納得できます。
「納得できない」という人は、自衛隊員に危険なところにはいかないでくれ、という立場なのでしょうか

>◆日本の防衛政策は、「専守防衛」の方針をとっています。専守防衛とは、相手から攻撃を受けた時に初めて反撃し、その反撃の方法や装備は「自衛のための必要最小限度に限る」という立場のことです。日本が専守防衛の方針を今後も維持するべきだと思いますか。見直すべきだと思いますか。
維持した方がよいです。

>◆政府は、陸上からミサイルを撃ち落とす能力を強化するため、新たな防衛システム「イージス・アショア」を導入する予定です。こうしたミサイル防衛システムの強化に賛成ですか。反対ですか。
「イージス・アショア」の性能や価格から、専門家が考慮すべきことで、素人が口を挟む問題ではないと思います。周辺にミサイルをちらつかせる国がある以上、ミサイル防衛の能力を不断に強化していくべきだとは思いますが、具体的なことは専門家にまかせたいと思います。

>◆日本の自衛隊は、敵のミサイル基地を攻撃する能力を持っていません。敵基地への攻撃は、アメリカ軍に依存しているためです。日本が敵のミサイル基地を攻撃するための能力を持つことに賛成ですか。反対ですか。
必要ないと思います。
攻撃能力だけでは意味がなく、「持っているけど使わない」という政治力・外交力とセットで考えるべきです。今突然基地攻撃能力だけ持っても使いこなせません。

>◆日本の自衛隊は、海上で戦闘機が発進したり、着艦したりできる「空母」を持っていません。日本がこうした空母を持つことに賛成ですか。反対ですか。
「イージス・アショア」と同じで、専門性の高い判断だと思います。

>◆日本の防衛費を増やすほうがよいと思いますか。減らすほうがよいと思いますか。いまのままでよいと思いますか。
防衛費の問題ではなく、防衛装備の問題だと思います。限りのある予算内で、必要な装備がなにか、という判断です。子供がおもちゃを欲しがるように、最新戦闘機だ、空母だ、戦車だ、とそろえるわけにはいきません。

>◆仮に外国から攻撃を受けたら、命の危険があっても国のために戦いたいと思いますか。そうは思いませんか。
戦いたいと思います。役にたちそうもありませんが・・・

>◆憲法が掲げる平和主義について、考えに近いのは次のうちどれですか。
「平和主義」自体は持ち続けてよいように思います。

>◆安全保障を考える上で、軍事的な面と外交や経済などの非軍事的な面ではどちらの面がより重要だと思いますか。軍事的な面ですか。非軍事的な面ですか。
二者択一で答える性質のものではありません。

>◆中国の海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル開発など、最近の日本周辺の安全保障をめぐる環境について、どの程度不安を感じますか。
大いに感じます。

>◆万が一、北朝鮮とアメリカとの間で戦争が起きた場合、自衛隊がアメリカ軍とともに活動してもよいと思うことに、いくつでもマルをつけてください。
「アメリカ軍に自衛隊の基地を提供する」「アメリカ軍に弾薬や燃料などを補給する」「アメリカ軍兵士を救助する」「民間人を移送するアメリカ軍艦を敵の攻撃から守る」「アメリカに向けて発射されたミサイルを迎撃する」にマルをつけます。

アメリカは同盟国ですので協力はすべきですし、北朝鮮の暴発は日本に無関係ではありません。しかし基本的に朝鮮半島の戦いに日本は関係すべきではありません。関与すれば、戦争の結果がどうなろうと、感謝されるどことかなじられるような気がします。

>◆いまの日本の憲法は、全体として、よい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。
内容としては、よい憲法だと思います。

>◆いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか。
変える必要があります。

>◇(「変える必要がある」と答えた44%の人に)どういうわけで変える必要があると思いますか。(三つまで選択)
「アメリカからの押し付け」だからです。「日本の国柄」がどうのこうのは関係ありません。占領中に押しつられた憲法はいくら中身はよくてもこ改正すべきです。

>◆安倍首相は憲法改正を目指すことを明言しています。安倍政権のもとで憲法改正を実現することに、賛成ですか。反対ですか。
「安倍政権のもとで」という前提を置くのはおかしなことです。安倍政権でなければ改正してもよい、というのはどういう人たちでしょう?

>◆安倍首相は、「新しい時代への希望を生み出すような憲法のあるべき姿を国民にしっかりと提示する」と話しています。憲法改正が、新しい時代の希望を生み出すことにつながると思いますか。つながらないと思いますか。
別につながらないです。そこらへんは冷めてます。

>◆以下は、憲法改正手続きの流れを示した図です。憲法を変えるには、衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成して「発議」し、国民投票で過半数が賛成することが必要です。もし発議をするとしたら、いつごろ行われるのがよいと思いますか。
いつでもよいです。

>◆自民党が、憲法改正案について、立憲民主党など野党から幅広く賛成を得る努力をするべきだと思いますか。
野党からの賛成を得る努力をすべきです。これは憲法改正だけでなく、普通の法律でも同じです。

>◆憲法をめぐる議論について、国民の関心がどの程度高まっていると思いますか。
あまり高まっていないように思います。

>◆もし、憲法改正案についての国民投票をすることになった場合、適切な判断ができる自信がどの程度ありますか。
あります。

>◆憲法を改正して新たに対応するべきかどうか、いま、議論になっている項目についてうかがいます。
・外国からの武力攻撃や大災害などの際に、内閣が法律に代わる緊急政令を出して、国民の権利を一時的に制限したり、国会議員の任期を延長したりする「緊急事態条項」
さすがにこれは憲法を改正する必要があります。勝手に国民の権利を制限したり、任期を延長したりされてはたまりません。

>・義務教育以外で子どもの教育にかかる費用を免除する「教育無償化」
そもそも必要ありません。
高学歴者は一般的に高収入になります。全員から徴収した税金を一部の高収入者に投入するということになってしまいます。奨学金制度を使って、あとで返却させるという今の制度が正しいと思います。

>◆国会議員1人あたりの有権者数に差がある「一票の格差」が、憲法で定める「法の下の平等」に反するとして問題になっています。自民党は、一票の格差があっても、人口が少ない地域の国会議員の数を確保できるようにする憲法改正を目指しています。こうした憲法改正に賛成ですか。反対ですか。
反対です。「法の下の平等」は変えてはいけない理念です。

>◆来年の4月30日に「平成」が終わります。平成という時代を振り返って、以下のことにお答えください。
「平成」だからどうだとか「昭和」だからこうだとかいった感想は一切ありません。ナンセンスな設問だと思います。

>◆「平成」はどういう感じの時代でしょうか。気持ちに近いものを二つだけマルを付けてください。
上の回答と同じです。特に感想はありません。

>◆「平成」の時代にあった、世の中の出来事で、いちばん印象に残っているものを一つだけ挙げてください。(自由回答)
なにが「平成」で始まったか意識していないので回答できません。

>◆天皇陛下が2016年8月にビデオメッセージで退位の意向をにじませるお気持ちを表明し、その後、法律が成立して、来年4月30日に退位することになりました。退位が決まったことは、全体としてよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
よかったです。

>◆もし、将来の天皇が、退位したいとのお気持ちを示された場合、どのように対応するべきだと思いますか。次の中から考えに近いものを選んでください。
「お気持ちを尊重して退位を認めるべき」です。

>◆来年5月に即位する次の天皇の役割として何を一番期待しますか。
「国事行為」のところだけ「専念する」と限定しているのが不思議です。公平に書くなら他の選択肢も「国民体育大会などの国民的な催しに出席に専念する」「外国を訪問したり外国の要人と面会に専念する」といった書き方にすべきです。

「国事行為」を選ぶ人を少なくさせようという計略でしょうか?

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えいび

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