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【時事問題】韓国徴用工裁判

朝日新聞の記事より引用します。

 朝鮮半島が日本統治下にあった戦時中に日本本土の工場に動員された韓国人の元徴用工4人が、新日鉄住金に損害賠償を求めた訴訟の上告審で、韓国大法院(最高裁)は30日、個人の請求権を認めた控訴審判決を支持し、同社の上告を退けた。これにより、同社に1人あたり1億ウォン(約1千万円)を支払うよう命じた判決が確定した。
韓国の裁判所で、日本企業に元徴用工への賠償を命じる判決が確定したのは初めて。
 日本政府は、元徴用工の補償問題は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決済み」との立場を取る。今後の両国の対応次第では、外交や経済関係に打撃を与える可能性があり、日韓は新たな火種を抱えることになった。
(略)


大手新聞の社説を読んでみましたが、トーンの違いはあるもののどの新聞も韓国に否定的です。

建前上は、司法と行政は別ですが、この判決が出たのはムン政権の意向が働いていると日本の新聞はどこも見透かしているということでしょう。

ムン政権の考える落としどころは、日本の資金で基金を作って韓国政府の作る財団が支援をするといった慰安婦合意型かもしれません。日韓基本条約をどう考えるのかとう敏感なところに触れずに済まそうということです。

しかし、日本の政界の反応は芳しいものではなくとても日韓で協力するという機運はありません。どうせムン政権と合意しても、次の政権がひっくり返してくるのは見ていますし。

ところで、朝鮮半島有事はいまのところ遠ざかっているようですが、いつまた反転するかわかりません。この問題でこじれたことを口実に、少しでも朝鮮半島から日本人を引き上げていくのがよいと考えます。有事の際に、自衛艦旗を掲げた自衛艦が入港できる雰囲気でもないですし。
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【本】ズボラでも中性脂肪とコレステロールがみるみる下がる47の方法

著:岡部正

健康診断で、コレステロールが高めなので気を付けるように言われました。いますぐ治療が必要ということではないそうですが放置するのはよくないとのことです。

対策といってもピンとこないので、本を探してみたところ、「ズボラでも中性脂肪とコレステロールがみるみる下がる47の方法」というのを見つけました。

「ズボラでも」というのが素晴らしいです。これなら私でも、と思って読んでみましたが・・・

結局、早食いをやめろ、間食をやめろ、野菜を食べろ、運動しろ、といった医者が言っているのと同じ内容でした。よく考えたら医者と違うことを書いてあったら信じないです。

47の方法のすべてを実行する必要はないそうですが、どれを実行すればいいのか悩みます。

というのも体重や腹囲と違って、コレステロールは自分で簡単に計れないのが問題です。自分で考えた対策が十分なのか足りないのか来年の健康診断を待たなければなりません。

とりあえずは外食の時は魚をメインに頼むことにします。

【朝日新聞】歴史学と歴史ファン

10月29日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「歴史と歴史学は別物? イメージ固執のファンに苦言も」より

 過去の出来事を調べて考察する学問である歴史学や考古学。近年、それが一般の人たちの間に広がりをみせています。歴史好きの女性を意味する「歴女」や、土偶好きの「土偶女子」、古墳好きの「コフニスト」。でも、専門の研究が進むにつれて、今までの歴史像も大きく変わり始めていて――。受け止めかねる人も出てきているようです。
 (略)
 ただ、このように歴史を純粋に「楽しむ」傾向が強まっていることに関しては、苦言を呈する専門家もいます。「歴史小説や大河ドラマなどで描かれた、根拠がはっきりしない『通説』がまかり通り、イメージだけで歴史が語られるケースが多すぎる」とある研究者。
 維新史が専門の青山忠正・佛教大教授は「例えば幕末の志士・坂本龍馬は、一次史料からは『薩長同盟の仲介者』というより、『薩摩藩の利害を代弁するエージェント』で、薩長同盟も倒幕軍事同盟とまでは言えないのに、歴史ファンという人たちの中には、かたくなに信じようとしない人もいる」と指摘します。
 実際、近年の歴史研究の進展はめざましく、かつて歴史小説や教科書などで示された多くの出来事や歴史上の人物に、従来の通説とは違った新たな光があてられています。
 例えば、織田信長は全国統一は目指さず、畿内の静謐を願っていたとする東京大史料編纂所の金子拓准教授の説や、豊臣秀吉の朝鮮出兵は領土拡大が主目的ではなく、アジアに進出してきたスペイン・ポルトガル勢力を追い払うためだったとする平川新・宮城学院女子大学長の説、美少年のイメージが強い江戸時代の一揆指導者・天草四郎は架空の存在だったという吉村豊雄・熊本大名誉教授の説などが代表的なものです。
(略)
 こうした新説や解釈に対しては、時として思わぬ反応も起きます。朝日新聞が昨年9月、幕末に活躍した長州(現在の山口県)の志士・吉田松陰について、「本質は教育者というより革命家ではないか」という説を紹介したところ、地元の萩市議会である市議から萩市長に対し、「松陰先生のイメージにデメリットを与えた、朝日新聞に抗議をしないのか」との質問が出され、市長は「松陰が過激な革命家であったという評価、異説の存在を紹介したもの。一つの視点として尊重するべきだ」と答えました。この出来事は、研究者による学説であっても、地元にとって重要な人物に関わる場合、受け入れ難い面もあることを示しています。
(略)
 ふだん、歴史などをテーマに記事を書いていますが、新説を紹介した際、いただく感想の中に、「うそだろ」「知りたくなかった」といったものを見かけます。
 私が唱えた説ではないので、「そう言われても」というのが率直な感想です。日本史でも戦国時代史と幕末~明治維新史の研究は長足の進歩を遂げており、司馬遼太郎さんらが小説の前提としていた「歴史的事実」が少なからず覆されています。このため、従来の歴史像が変容するのはむしろ当然とも言えます。
(略)
 (編集委員・宮代栄一)


一般の歴史ファンが何を言おうが、研究者は無視すればいいだけです。しょせん素人なのですから。

ただ、地元に不利な新説を発表した新聞に抗議することを要請する市議がいたというのは問題です。常識のある市長が却下したので事なきを得ましたが、市民の代表である市長や市議がなにか言ってきたら面倒なことになったでしょう。研究者に直接抗議するようなことがあったら最悪です。民主主義が学問の自由と衝突するところでした。

しかし、新聞記者が歴史の新説を紹介し読者から苦情がよせられたことに対して『私が唱えた説ではないので、「そう言われても」というのが率直な感想』というのも無責任に聞こえます。

学者は自由に研究しますので、新説がやがて定説になるかもしれませんし奇説となるかもしれません。新説が出た、ということだけで学会にどの程度受け入れられているかを明示することがないのはいただけません。

【言葉】しこう

各方面から批判の放火をあびた新潮45 10月号の『そんなにおかしいか「杉田水脈」論文』ですが、その批判の一つとして幾人かの論者が「性的嗜好」という言葉を使っていたことが理由になっていました。同性愛や両性愛を表現するのは「性的指向」というのが正しいのに「性的嗜好」という言葉を使ったというものです。

「しこう」と読む漢字はいくつかありますが、紛らわしいものが「嗜好」「指向」「志向」です。辞書(広辞苑)で確認してみました。

嗜好:
たしなみこのむこと。このみ。

指向:
1)めざして向かうこと
2)さしむけること
3)⇒しこう(志向2)

志向:
1)心の向かう方。意向。志趣。
2)「哲」(intendierenドイツ)意識は常に具体的な何ものかについての意識であり、意識がその何ものかに向かっていることを志向という。ブレンターノ・フィッセルはこれを心的作用の特性とした。指向。
3)(intention)動機としての目的の観念に対し、それを実現するに必要な手段及び予想される結果の観念をいう語


つまり「性的嗜好」(英語ではsexual preference)と表現すると同性愛や両性愛を自分で選択したもの、後天的なものという印象になります。

「性的指向」(英語ではsexual orientation)と表現することで、生まれつき、要するに先天的なものであるとう意思表示を兼ねています。

新潮45は論者が勝手に書いて発表するネットような媒体ではないので校閲があるはずです。校閲の指摘を受けても、あえて「嗜好」を使ったのだと思います。

公平に考えて、同性愛や両性愛がすべて生まれつきだと断言する根拠は乏しいように思います。同時にすべての同性愛者や両性愛者が自分の意思とは無関係だとは断言できません。

現に、日本では衆道は武家のたしなみ(要するに「嗜好」)とされていた歴史があります。「性的嗜好」という表現をしただけで怒られるというのはやや納得しがたいものがあります。

なお、同じ音で「志向」という言葉があります。ある特定の国々との外交関係で”これからは未来志向の関係で・・・”というのをよく聞きます。両国の心を未来に向けていこうという意味なのでしょう。しかし、その国々は舌の根も乾かぬうちに”歴史が~、過去が~”と言い始めます。

これは”我が国の「志向」は未来だけど「嗜好」(=趣味)は過去ですヨ”という意味なのでしょうか?

【雑誌】新潮45 10月号

特別企画『そんなにおかしいか「杉田水脈」論文』で各方面(含む自社)から批判をあび休刊に追い込まれた「新潮45の10月号」を読んでみました。話題になった時買おうと思って本屋に走ったのですが、どこでも売り切れか未入荷だったらしく手に入りませんでした。図書館から借りて読むことができました。

特別企画の具体的にどこがおかしいのか議論が深まらなかったのですが、ネットの情報を頼りにすれば、概ね小川榮太郎氏の『政治は「生きづらさ」という主観を救えない』が標的にされたと考えられます。

杉田水脈氏の論考に関しては私は否定的な考えを持っています。参)【時事問題】杉田水脈発言

ここでも小川氏の論考には反対しますが、小川氏の人格批判をする意図はありません。

小川氏の意見は、主に次のように要約できます。
1)性的な話題は表立って語るべきことではない
2)例外を除いてほとんどの生物はオス・メスに分かれる。レズやゲイという性は存在しない
3)LGBTの権利を認めるなら、サド・マゾ・お尻フェチ・痴漢の権利も同様に保障すべきである。(だから、LGBTの権利を認めるべきではない)
4)政治は「生きづらさ」という主観を救えない

1)について。同性愛者であることを公言することが性的な話題だというのが飛躍しています。同性どうして具体的にどういう風に性行為が行われるのかを事細かに語りだしたらそれは表立って語るべきことではないとは思います。これは異性の性行為についても同じです。しかし、異性愛について語るのと同様に、同性愛者について語っただけでいちいち淫靡な連想する方がおかしいのではないかと思います。

2)の説はまったく分かりません。性がオス・メスだけだというのは認めますが、それがどうして同性愛否定になるのか理屈になっていません。

3)については、小川氏が痴漢の権利を擁護したかのように(わざと?)誤読した向きがあり、その点に関しては気の毒だと思います。

真面目に反論すれば、痴漢は被害者がいるのでLGBTと同列にできません。サド・マゾ・お尻フェチは黙っている限り、もしかしたら公言したとしても、賃貸物件が借りにくかったり、パートナーの病室に入れてもらえなかったりはしません。サド・マゾ・お尻フェチはそもそも権利を侵害されていないのです。

4)について。政治が「生きづらさ」を全面的に救えないというのはその通りだと思います。しかし救える部分もあります。いくつかの地方自治体が取り組んでいる程度のことは問題ないとうのが私の意見です。

特集の他の人の意見も読んでみて、小川氏の論考が批判を浴びた理由の一つが分かりました。他の人の意見をまとめると概ねこのようになります。

藤岡信勝氏・・・竹内久美子氏と上野千鶴子氏への反論
松浦大吾氏・・・LGBT運動に乗っかってきたリベラル勢力への違和感
かずと氏・・・尾辻かな子氏への批判
八幡和朗氏・・・杉田水脈氏の称揚
KAZUYA氏・・・当事者そっちのけで騒ぐ人たちへの違和感
潮匡人氏・・・NHKの報道への批判

松浦氏とKAZUYA氏、小川氏以外は具体的な相手を定めて批判していますので、正しいかどうかはともかく再批判するにせよ具体的にならざるを得ません。

松浦氏(自身もゲイ)とKAZUYA氏はLGBT当事者と周りで騒ぐ人たちをわけて議論していますので、再批判があったとしても冷静な議論が望めます。

しかし小川氏の場合は、具体的に反論する相手を想定せず、当事者も野党もマルクス主義者もなんもかんも一緒くたにして叩くという乱暴な議論を展開しています。これでは、集中砲火を浴びるのもやむを得ません。

【朝日新聞】「1%の極端な発言、存在感」

10月24日朝日新聞朝刊オピニオン欄「耕論」のコーナーのテーマは「憎悪の言動、広がる理由」。その中から、大阪大学准教授・辻大介氏の「1%の極端な発言、存在感」より。

 「ネット右翼」と呼ばれる人たちはどのような政治的意識や属性を持っているのか。2007、14、17年と3回にわたり、ネット利用者を対象に調査しました。愛国や差別、排外主義の言動を過激に行う集団として、無視できない存在となったからです。
 調査では、嫌韓・嫌中を訴える、靖国参拝支持など保守的政治志向を持つ、ネットで意見発信するの3項目すべてを満たす人をネット右翼としました。結果、「貧しい若者がネットでうっぷんを晴らしている」イメージとは異なり、特定の年齢層や年収レベルとの関連性は見えませんでした。そしてネット利用者に占めるネット右翼の割合は、一貫して1%ほどに過ぎません。発信しない潜在的シンパ層を含めても6%程度です。
 1%が大きな存在感を示すのは、ネットの世界では「誰が発言しているか」が見えにくいからです。会議場に100人が集まり議論すれば「発言した人は少数で、うち1人が極端な発言を繰り返していた」という実態が、誰の目にも明らかです。しかしネット上では、一握りの人が繰り返し書くのを見ることで「多くの人がそう考えている」という錯覚が起こります。
 昨年の調査では、「外国人や少数民族の人たちは、平等の名のもとに過剰な要求をしている」という項目を初めて盛り込みました。「そう思う」と答えた人の割合は、一般利用者では9・7%でしたが、ネット右翼層では52・9%。「まあそう思う」も含めると、75・3%が「過剰な要求」と感じていたのです。
 ここに表れている意識は、欧米で「現代的レイシズム(人種差別)」として注目されているものです。特定の人種について能力や品性が劣っているとみなすのが古典的レイシズムだとすれば、現代的レイシズムは「人種差別は改善されたのに、少数派は『平等』を掲げて不当に権利を要求している」と主張します。多数派である自分たちの権利が少数派によって踏みにじられている、と訴えるのです。
 調査では、客観的な収入レベルより、「自分は恵まれていない」という主観的な意識の方が差別的言動につながる可能性も示唆されました。
 LGBTに税金を投入していいのかと訴えた杉田水脈衆院議員の発言も、現代的な性差別の例です。LGBTは差別されていないと強調しつつ、支援する必要があるのかと訴える内容だからです。
 現代的差別が危険なのは、人々の正義感に訴える見かけをもつからです。「不当な要求をする連中だ」というまなざしは、容易に「我々の敵だ」という認定に転じます。
 1%の言動に注意は必要ですが、新聞やテレビ、雑誌がそれを過剰に意識しすぎないことも大事だと思います。



「ネット利用者に占めるネット右翼の割合は、一貫して1%ほどに過ぎ」ないから、あまり過剰に意識する必要はない、という指摘です。

1%の人が大きな声で発言すると大きく聞こえてしまうというのはありそうなことです。しかし、これは別に「ネット右翼」だけに起きる現象ではありません。

ネットで自分の飼っているペットの写真を公開して楽しんでいる人は多いですが、彼らだって調査すれば数%にすぎないでしょう。


>会議場に100人が集まり議論すれば「発言した人は少数で、うち1人が極端な発言を繰り返していた」という実態が、誰の目にも明らかです

という説明は分かりやすいですが、錯覚を誘発します。

会議場の100人(ここではネットの比喩)は外国との付き合い方を議論するためだけに集まったわけではありません。旅行で撮った写真を見せたり、おいしいお昼ご飯の店を紹介したり、映画の感想を書いたりしている会議場で、その中の一人が”中国が嫌い。韓国が嫌い。”と叫んでいるのです。過小評価すべきとは思えません。


>発信しない潜在的シンパ層を含めても6%程度です。

これはちょっと分かりかねます。内閣府の世論調査をみると、中国に親近感をもたないのは78.5%。韓国に親近感をもたないのは59.7%です。

辻氏の調査では母集団はネット利用者で、内閣府の調査の母集団は国民と違いはあります。しかし、これではネット利用者は世間一般より中韓に親近感を持っている率の高い集団ということになってしまいます。これは常識的ではありません。

内閣府の調査は設問も公開していて信用度は高いので、辻氏の調査の方に疑問を持ちます。なにをもってシンパ層が6%としたのでしょう?


>特定の人種について能力や品性が劣っているとみなすのが古典的レイシズムだとすれば、現代的レイシズムは「人種差別は改善されたのに、少数派は『平等』を掲げて不当に権利を要求している」と主張します。多数派である自分たちの権利が少数派によって踏みにじられている、と訴えるのです。

古典的レイシズムと現代的レイシズムを区別するというのはうなづけるものがあります。

しかし、古典的レイシズムの思想が科学的に否定されているのに対して、現代的レイシズムが同じように間違っているわけではありません。

少数派の権利擁護は必要ですが、どこまで優遇すべきかは客観的に決められるものではありません。今の基準では足りないと考える人もいれば、正当な水準とみなす意見もあり、やり過ぎていると主張する人もいます。

どの意見が正しいかは科学的な方法で明らかにすることはできません。あくまで民主的な対話の中で正しい答えを探るべきものです。やり過ぎではないかと懸念する声を「レイシズム」呼ばわりで罵倒していては民主的な話し合いは成立しません。


辻氏の意見に反論を書いてしまいましたが、調査し分析するという手堅い手法を取っていることには敬意を表したいと思います。

【朝日新聞】銀幕から男女平等って・・・

10月22日朝日新聞朝刊文化欄「男女の対等、銀幕から 製作陣・配役・審査員…格差の構造変える動き」より

 2020年までに、男女比50対50の実現を――。
 #MeToo運動で声を上げた人々が、問題の背後にある映画業界の構造を変えようと掲げるスローガンだ。
 映画祭の選考委員や映画会社で意思決定に関わる幹部の数、俳優やスタッフの賃金や雇用の機会など、あらゆる分野で男女同等を実現しよう。それが映画界を、ひいては社会を変えるという信念が込められている。
(略)
 米国では「メディアにおけるジェンダー」の研究所をたちあげたジーナ・デイビスや国連で男女差別撤廃のスピーチをしたエマ・ワトソンなど、男女格差に目を向けた俳優たちの動きは以前からあった。
(略)
 日本にこのうねりは届いているのか。日本映画製作者連盟が発表した10年から17年までの興収10億円以上の実写映画のうち女性監督は1%。女性主人公の作品は3割で、そのうち女性の単独主演は4割だ。いまや日本の映画界のあらゆる所で女性が活躍しているが、この現状に声を上げる動きはみられない。
(略)


スウェーデンでは男の監督の方が助成金を受けやすかったそうです。着眼点やプレゼン能力に内容に差がないのに女の監督の方が不利だとしたら、それは是正されなければなりません。しかし、映画の登場人物の男女比を問題視するのはやりすぎではないしょうか。

キャラクターの性別や年齢をどうするかをとやかく言うのは、芸術としての映画に対する表現の自由への干渉です。また興行としての映画にとっては営業妨害です。

映画は、芸術表現だったり興行だったりという面を持ちますが、決して男女平等という理念実現の道具ではありません。

ところで日本のアニメの場合、メインキャラクターが女性だけという率はかなり高いように思います。メインに女性がいない(いても少数)というのは、男ばっかりのスポ根ものもありますが、奇妙なことに女性向け(腐女子向け?)の作品が目につきます。

こうした日本アニメの現状を、男女平等という理念からはどう解釈したものでしょうか?

【朝日新聞】大勢順応しているのはどちらなのか?

10月21日朝日新聞朝刊「日曜に想う」のコーナー。編集委員・大野博人氏の「大勢順応という時代のわな」より 

(略)
 ネット社会では、人はしばしば少数派に陥ったような心細さに襲われる。まるで半世紀以上も前の教室で孤立した学生のように。
 たとえば米国のトランプ大統領を賛美するネット空間に入り込めば、違和感を抱いても判断が揺らぐ。メディアが真実を突きつけても「フェイクニュース」だと信じる側に傾く。森友・加計問題は大した話ではない、という言説があふれるところに身を置くと、なにやらそんな気がしてくる。
(略)
 今、内外の政治を包む空気は右傾化やナショナリズムの高まりと呼ばれることが多い。けれど、むしろ支配的なのは大勢順応の気分ではないか。
 自民党の総裁選挙では、安倍晋三氏への支持は党員票では55%だったのに国会議員では82%という高さだった。ネット空間ではないけれど、永田町もまた狭く閉じられた空間なのだろう。そこで大勢順応に流されていく議員たちの心の動きが透けて見えるような数字だ。
 もっとも、少数派だけが集う空間に浸れば、今度はそこでの多数派に影響されるかもしれない。
 同調を重ねながら、人は自分の意見を見失っていく。
(略)
 自分の考えは大勢順応ではないか。時代のわなに陥らないためには、そう自問し続けるほかない。


自分の意見は根拠を持って自分で出した結論なのか大勢に順応してのことなのかを確認するのは難しいということを言っています。

たしかに難しい面はあります。トランプを支持している方が大勢順応なのか、不支持層が大勢順応なのか、一概には言えません。安倍首相を支持した82%の議員が流されたのか、逆に45%党員がよく考えずに対立候補に入れたのかも即断できません。

しかし、「自問し続ける」といった心がけみたいなこと以外にもやり方はあります。

自分と対立する意見を充分に論破しているかどうかを確認することです。

森友・加計問題が問題だと考えている人は、大した話でないという意見を充分に反論しているかを確認し、逆に大した話ではないと考えている人は問題とと考えている意見を論破できているかを確かめます。

私が見るに、森友・加計問題で朝日新聞はひたすら騒いだだけで、問題なんかないという意見に反論するどころか無視してきました。一方、元財務相の高橋洋一氏などはマスコミ報道を検討し批判した上で問題視するに足りないという結論を出しています。

大野編集委員は「自問し続けるほかない」と自省しているようなことを言っていますが、本当は「トランプ大統領を賛美」し「森友・加計問題は大した話ではない」と考え「安倍晋三氏への支持」する層が、何も考えずに大勢順応していると決め込んでいるのではないでしょうか?

【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第二話「放射能 マリーが愛した光線」

Eテレにて放送。

第二話は「放射能 マリーが愛した光線」。主人公は女性科学者としてもっとも有名なマリー・キュリー(1867~1934)です。

マリー・キュリーの軌跡
1867年 ポーランドのワルシャワで生まれる
1891年 パリのソルボンヌ大学に入学
1895年 ピエール・キュリーと結婚
1898年 変化しないはずの原子が変化してエネルギーを出すという革命的なの論文を発表
1903年 夫とともにノーベル賞受賞(女性として世界初)
1906年 夫のピエール事故死。これを機に人格が変わったように研究にうちこむ
1911年 二度目のノーベル賞受賞
1934年 死去。66歳。死因は放射線障害

キュリー夫妻は(主にマリーの意向で)、科学の発展のために金銭的な対価を得ることを良しとせず、ラジウム精製の特許をとりませんでした。

そのため世界的にラジウムの研究はさかんになり、同時にラジウムを使用した生活雑貨がブームとなります。その中の一つにアメリカで作られたラジウム時計(文字盤にラジウムが塗られ、夜でも時間が分かる)があります。ラジウムを塗った女子工員(後年、ラジウムガールと呼ばれる)は絵筆を舐め舐め、つまりラジウムを舐め舐め、作業していたため、次々と放射線障害におかされました。実は、工場ではラジウムが危険かもしれないと疑っていて男性工員には危険性を警告していました。そのため女子工員のみが被害を受けています。

同時代の科学者にはラジウムの危険性に気づき素手では触らないようにしていた人もいますが、マリーとマリーの率いる研究所ではそうした配慮はされていませんでした。

こうしたマリーの行為の理由を研究者は、ラジウムを愛しすぎていたため、と分析しています。

また、核兵器の開発ももとをたどればマリーの発見に行きつきます。科学が人類を明るく豊かにすると考え、特許もとらずに研究に身をささげてきたマリーにとっては皮肉な結果となりました。

■感想
ラジウムが危険だと確証が持たれたのは、さまざまな実証を経てのことです。ラジウムガールもそうですが、ラジウムを扱った科学者たちが健康障害におかされたことではっきりしました。当時の放射線障害のすべてをマリーの責任とするのは酷かと思います。

番組は、マリーを悲劇的な科学者に仕立てているという感じがなきにしもあらずです。

それはともかく、ラジウム時計の工場では、女子工員に限って危険性を伝えなかったというのは、いくら昔のこととは言えショックを受けました。

【産経新聞】社説「辺野古で対抗措置 普天間返還への現実策だ」

10月18日産経新聞の社説「辺野古で対抗措置 普天間返還への現実策だ」です。

 米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、埋め立て承認を撤回した沖縄県への対抗措置として、防衛省が石井啓一国土交通相に対して、承認撤回の効力停止などを申し立てた。
(略)
 (沖縄県知事の)玉城氏は「知事選で示された民意を踏みにじるもので、到底認められない」と反発した。
 だが、知事選に米軍基地移設の是非を決める役割があると考えるのは大きな間違いだ。基地の配置を含む安全保障政策は、国政選挙に勝利した与党がつくる内閣(政府)に託されている。
 岩屋毅防衛相は「大きな目的を達成するために前に進めたい」と語った。「大きな目的」とは、日米同盟の抑止力を維持しつつ普天間飛行場の返還を実現して周辺住民の安全を確保することだ。辺野古移設が唯一現実的な方策であることを、政府・与党は粘り強く県や県民に説いてほしい。
 海洋覇権を狙う中国や、核・ミサイルを放棄しない北朝鮮の脅威に備える上で、在沖縄の米海兵隊は抑止力として貢献している。
 代替施設の手当てなしに普天間飛行場の返還は実現しない。辺野古移設を妨げれば、市街地の中心部にある普天間の危険性が残ってしまう。困るのは周辺住民ではないか。
 (略)


安全保障の問題は政府が扱うもので知事選で是非を決めるものではないという産経新聞の主張は法律的には正しいのだと思います。しかし、そういう理屈で沖縄の住民が反発を無視して移設を強行するのは考えものです。

米軍の海兵隊が沖縄にいなければならない理由として中国と北朝鮮をあげていますがこれには説得力を感じません。

米軍が沖縄に居座っているのは第二次世界大戦の沖縄戦以来です。潜在的敵国がソ連で別に中国が脅威ではなかった時代を通じて沖縄にいます。中国や北朝鮮の脅威を理由にあげてもそらぞらしく聞こえます。

なにより憂慮すべきなのは、沖縄県人がこの事態を差別と感じていることです。成田空港の建設でも政府と地元は揉めましたが、”千葉県差別”という意識にはならかなったようです。

私は安倍内閣を支持していますが、それでもこの件での政府の説明は足りないと感じています。安全保障も大事ですが、国民が分断されることにももっと注意を払うべきだと思います。

【映画】劇場版 夏目友人帳 うつせみに結ぶ

「夏目友人帳」の映画化。テレビ版の編集ではありません。新作です。

「夏目友人帳」を知らない人にも理解しやすく作ってありました。反面、説明が冗長で顔見せになってしまったキャラクターも見受けられます。もともとのファンにはお馴染みのキャラクターが集合しているので楽しいのですが、初見の人にはごちゃごちゃしていたかもしれません。

ストーリーはいかにも「夏目友人帳」らしく心洗われる物語でした。

若干違和感があったのは、ゲスト声優です。ちょっとそぐわない感じの声がありました。映画は興行なのである程度はやむを得ないことは理解しますが・・・

まずまず満足のいく出来でした。

【朝日新聞】頭脳スポーツで男女の壁はあるのか

10月18日朝日新聞夕刊の記事「囲碁、女流棋士の採用広がる 日本棋院、女性枠に新たな基準設定」より引用します。

 囲碁の日本棋院は来年度から、これまで年1人だった女流棋士の採用枠を広げる。囲碁の普及活動に加わってもらうことや、女流の世界チャンピオン育成を目指す。
(略) 
 日本棋院の棋士は、男女を問わない「正棋士」と「女流棋士」に大別される。年5人採用の正棋士試験を突破した女性は、03年の謝依旻・現女流本因坊以来、現れていない。結果として年間に誕生する棋士は、男性5対女性1の割合で固定されてきた。
 プロの実績をみても、名人など七大タイトルは男性が独占。女性は予選を勝ち上がっても、本戦で勝ったことはない。頭脳スポーツの囲碁に男女の壁はないはずだが、男性優位が続いてきたのは、囲碁に興じる男性が女性に比べ圧倒的に多かったため、といわれる。裾野が広いほど、そこから天才が生まれる可能性が高まるからだ。
(略)


頭脳スポーツの囲碁に男女の壁はないはず」という信念には根拠が薄弱です。体を使うスポーツに男女差があるのは誰しも認めるところですが、脳も体内にある以上、性別による差がないとは言い切れません。

言い切れないどころか現実に「年間に誕生する棋士は、男性5対女性1の割合で固定され」ています。将棋界になると女性でプロ棋士になった人はまだいません。学者の世界では女性も活躍していますが男性ほどではありません。ノーベル賞の科学部門の受賞者はたいてい男性です。

これらの男女差が環境によるものか、もともと存在する性差によるものなのかは計りづらいところです。しかし「囲碁に興じる男性が女性に比べ圧倒的に多かったため」という推測は的外れです。プロになったりタイトルを取ったりというトップクラスの差を、競技人口の差では説明できません。女性の競技人口が増えても減っても、ある個人が勝つか負けるかには影響しないからです。

私の推測ですが、長時間集中して頭をフル回転させる「体力」の違いとか、勝利に喜びを感じる闘争心の違いとかが影響しているのではないかと思います(証明しようがありませんが・・・)。

現実に性別による違いが出ているのに、かたくなに環境の影響しかありえない、と決めつけるのは、頭が固いとしか思えません。

【アニメ】進撃の巨人 season3 

season1と2は民放で放映したのに、season3からはNHKでの放映です。これだけでもびっくりです。

すでに2019年4月よりseason3の50話からの放映が告知されています。不思議なことに来年4月からseason4をやるのではなくseason3の残りの放映だそうです。どういうことなのかよく分かりませんが、今月で放映が一段落したので感想を記します。

このシーズンで今まで引っ張ってきた謎がかなり解明されました。season1で訓練兵だったエレンが立体機動装置の取り扱いに難儀していたという、何をしたいのかわからないエピソードがありましたが、見事に理由が明かされました。ちょっと興奮してしまいました。

ただ社会制度として王政なのに、なんで偽の王を担いでいたのかよく分かりませんし、本当の血筋の王をおし立てるところで血筋ではなく、巨人討伐の戦功がものをいうというのもよく分かりません。民衆の記憶は操作されているという設定だけでは釈然としません。また体制の秘密を知っていたウォール教徒がseason1ではいかがわしい新興宗教みたいな位置づけだったのも不可解です。

しかし、長い連載の前後で矛盾がおきるのは連載漫画の宿命みたいなものなのであまりうるさいことは言わないでおきましょう。

最後のエンディングの中で来年4月からの予告を行ったのは震えました。テレビが壊れたかと思って震えたのもちょっとありますが、予告の映像に震撼です。今から来年4月が楽しみです。

【朝日新聞】『「国のため」、若者とズレ』

10月16日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナー「ボランティアって?」より甲南大学教授阿部真大氏の『「国のため」、若者とズレ』を引用します。

 東京五輪・パラリンピックのボランティア募集に、「事実上の動員」「やりがい搾取だ」という批判が出ています。それはある意味で、日本の現状を浮き彫りにしているように思います。
 高度成長期の1964年には、五輪が盛り上がって「日本はすごい」と言われれば、国民も幸せになるという感覚があったのでしょう。しかし、今の日本では、国の繁栄と個人の幸福がもはやリンクしなくなっています。
 五輪が盛り上がっても、それは自分たちの幸せじゃないという感覚があるんじゃないでしょうか。一部の関係者や大企業がいい思いをするだけで、1日千円で働かされる自分たちにはその恩恵は下りてこないという思いがある。
 若い世代にも、「オールジャパンで行こう」という感覚はあると思うんですよ。テレビで五輪やサッカーW杯を見れば盛り上がるし、渋谷で若者は熱狂する。ただそれは、オールジャパンという商品を消費しているだけです。
 ボランティアをするというのは、消費者ではなく、公共圏の一員になるということです。オールジャパンを消費するのは楽しいけれど、ボランティアとして自分の貴重な時間を割くほどには、国への帰属感はなくなっている。
 それでも今の若い世代は、僕たちの世代よりもボランティアへの関心が高い。その多くは、自分が住んでいる街のために子育て支援や見守り活動をするといったものです。シビックプライド(地域に対する誇りや愛着)と結びついたボランティア意識です。
 若い人と話していると、すごく自然にボランティアをやっている。みんなの笑顔を見たいから、と普通に言える。コミュニティーが弱体化しているからこそ、自分たちがなんとかしなくてはという思いが強いのでしょう。でも、それと「国のために」はまた別です。シビックプライドがあるから地元で子育て支援はするけれど、ナショナルプライドは希薄だから五輪ボランティアには積極的にならない。
 2002年の日韓W杯では、いろいろな自治体が外国のチームを受け入れることでシビックプライドとうまくつながり、盛り上がった。2020年のようにいきなり「日本のために」と言われると、自分とは関係ない話だという意識が出てきてしまいます。
 五輪ボランティアに積極的でない人が多いと嘆く前に、なぜ積極的になれないかを考える必要があります。ボランティア精神は死んでいない。今回「やりがい搾取」という批判がかなり早い段階から出たのは、そもそも今の国の状態がそう思わせてしまうものだからです。それをふまえて、五輪の成功と人々の幸せをつなげる仕組みを考えていくべきではないでしょうか。


今の若者はボランティア精神はあるのだが「国のため」と大上段から言われると積極的になれない、というのは一見もっともらしい分析ですが納得できません。

若者がボランティアに積極的なのは、阿部氏が周囲の若者と直接聞いています。またW杯で多くの自治体が外国チームを歓迎したのも、事実の観察によるものです。しかし、東京五輪のボランティア参加が盛り上がっていないというのは、事実には基づいていません。『「事実上の動員」「やりがい搾取だ」という批判が出ています』という批判からの推測です。五輪ボランティアに参加する若者だって、主催者が期待するほど集まるかは別として、いないわけではないでしょう。

批判者がいることを根拠に盛り上がっていないというのは無理があります。

百歩譲って、他のボランティアと東京五輪ボランティアに盛り上がりに差があると認めても、違っているのは「国のため」意識だけではありません。

災害ボランティアは困っている人たちを助けるためですが、五輪は興行という側面があり儲けている人たちがいます。

W杯のキャンプ受け入れ自治体は地域おこしという下心があったかもしれませんが、東京の若者に地域おこしの必要性はありません。

普通のボランティアは自分の空いた時間を提供すればいいのですが、東京五輪ボランティアには最低日数という縛りがあります。

こうした様々な違いを無視して、「ナショナルプライドは希薄だから」という結論に飛びつくのは早計です。

【世論調査】朝日新聞10月16日発表

10月16日朝日新聞朝刊に世論調査の結果が発表されました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。◆は全員への質問。◇は枝分かれ質問で該当する回答者の中での比率。〈 〉内の数字は全体に対する比率。丸カッコ内の数字は、9月8、9日の調査結果)
◆いまの政治などについてうかがいます。あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する  40(41)
 支持しない 40(38)
 その他・答えない 20(21)

◇(「支持する」と答えた人に)それはどうしてですか。(選択肢から一つ選ぶ=択一)
 首相が安倍さん 13〈5〉
 自民党中心の内閣 19〈7〉
 政策の面 16〈6〉
 他よりよさそう 49〈20〉
 その他・答えない 3〈2〉

◇(「支持しない」と答えた人に)それはどうしてですか。(択一)
 首相が安倍さん 25〈10〉
 自民党中心の内閣 25〈10〉
 政策の面 37〈15〉
 他のほうがよさそう 10〈4〉
 その他・答えない 4〈1〉

◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
 自民党 37(40)
 立憲民主党 6(5)
 国民民主党 1(1)
 公明党 2(2)
 共産党 2(3)
 日本維新の会 1(1)
 希望の党 0(0)
 社民党 0(0)
 自由党 0(0)
 日本のこころ 0(0)
 その他の政党 0(0)
 支持する政党はない 40(36)
 答えない・分からない 11(12)

◆安倍首相は内閣を改造しました。内閣の顔ぶれを見て、あなたは、安倍首相の今回の人事を評価しますか。評価しませんか。
 評価する 22
 評価しない 50
 その他・答えない 28

◆安倍首相は、今回の内閣改造で、麻生太郎財務大臣を留任させました。あなたは、このことを評価しますか。評価しませんか。
 評価する 29
 評価しない 54
 その他・答えない 17

◆今回の内閣改造では、女性の閣僚は1人でした。あなたは、女性の閣僚がもっと多い方がよかったと思いますか。そうは思いませんか。
 もっと多い方がよかった 54
 そうは思わない 31
 その他・答えない 15

◆文部科学大臣に就任した柴山昌彦さんが、戦前、戦中に教育の基本とされた教育勅語について、現代風にアレンジすれば、道徳の教育などに使える分野がある、という内容の発言をしました。あなたは、柴山大臣の発言は問題だと思いますか。問題ではないと思いますか。
 問題だ 32
 問題ではない 38
 その他・答えない 30

◆あなたが、安倍政権に一番力を入れてほしい政策は何ですか。(択一)
 景気・雇用 17
 社会保障 30
 財政再建 15
 外交・安全保障 10
 地方の活性化 17
 憲法改正 5
 その他・答えない 6

◆安倍首相は、すべての世代が安心できる社会保障制度への改革を、3年かけて行う考えを示しました。あなたは、この安倍首相の社会保障制度改革に期待できますか。期待できませんか。
 期待できる 32
 期待できない 57
 その他・答えない 11

◆安倍首相は今後の課題として、北朝鮮の拉致問題の解決に意欲を示しています。あなたは、安倍首相のもとで拉致問題が解決に向けて進むことに期待できますか。期待できませんか。
 期待できる 33
 期待できない 59
 その他・答えない 8

◆政府は、人手不足に対応するため、法律を改正して、外国人労働者の受け入れを拡大する方針です。あなたは、外国人労働者の受け入れを拡大することに、賛成ですか。反対ですか。
 賛成 49
 反対 37
 その他・答えない 14

◆憲法改正についてうかがいます。安倍首相は、自衛隊の明記などを盛り込んだ、自民党の憲法改正案について、今月に開かれる臨時国会への提出をめざす考えを示しました。あなたは、臨時国会への提出に賛成ですか。反対ですか。
 賛成 36
 反対 42
 その他・答えない 22

◆学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題について、今月7日、加計理事長が記者会見をしました。あなたは、これまでの安倍首相や加計理事長の説明によって、加計学園が優遇されたのではないかという疑惑は晴れたと思いますか。それとも、疑惑は晴れていないと思いますか。
 疑惑は晴れた 6
 疑惑は晴れていない 82
 その他・答えない 12

◆安倍政権は、沖縄県にあるアメリカ軍の普天間飛行場を、沖縄県の名護市辺野古に移設する方針です。先月の沖縄県知事選では、辺野古への移設に反対する玉城デニーさんが当選しました。あなたは、この結果を受けて、安倍政権は移設方針を見直す必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
 見直す必要がある 55
 その必要はない 30
 その他・答えない 15

◆安倍首相の自民党総裁の任期は2021年9月までです。あなたは、次の自民党総裁として、誰がふさわしいと思いますか。(択一)
 石破茂さん 22
 岸田文雄さん 5
 野田聖子さん 4
 河野太郎さん 6
 小泉進次郎さん 28
 この中にはいない 28
 その他・答えない 7
     ◇
 〈調査方法〉 コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、13、14の両日に全国の有権者を対象に調査した(固定は福島県の一部を除く)。固定は有権者がいると判明した2040世帯から965人(回答率47%)、携帯は有権者につながった2021件のうち972人(同48%)、計1937人の有効回答を得た。


この調査が私のところに来たと想定して回答してみます。
>◆いまの政治などについてうかがいます。あなたは、安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持します。

>◇(「支持する」と答えた人に)それはどうしてですか。
首相が安倍さんだからです。

>◆あなたは今、どの政党を支持していますか。政党名でお答えください。
支持政党はありません。

>◆安倍首相は内閣を改造しました。内閣の顔ぶれを見て、あなたは、安倍首相の今回の人事を評価しますか。評価しませんか。
この顔ぶれからだと取り立てて評価するところはありません。

>◆安倍首相は、今回の内閣改造で、麻生太郎財務大臣を留任させました。あなたは、このことを評価しますか。評価しませんか。
評価します。官僚の不祥事で政治家が責任をとるというのは間違っています。

>◆今回の内閣改造では、女性の閣僚は1人でした。あなたは、女性の閣僚がもっと多い方がよかったと思いますか。そうは思いませんか。
女性だからどうのこうのとはまったく思いません。

>◆文部科学大臣に就任した柴山昌彦さんが、戦前、戦中に教育の基本とされた教育勅語について、現代風にアレンジすれば、道徳の教育などに使える分野がある、という内容の発言をしました。あなたは、柴山大臣の発言は問題だと思いますか。問題ではないと思いますか。
根本的に学校で道徳を教えることに違和感を持っています。学校は勉強を教えてさえいればよく、道徳は親が教えるべきことだと思います。
学校で道徳を行うのを前提として教育勅語のアレンジはどうかとの問いには、どのような修正をするのかがわからなければ可否は判断できません。
”提案書を書き直したら認めてくれますか?”と訊かれたのと同じです。どのように書き直すのかが分からなければ答えられません。

>◆あなたが、安倍政権に一番力を入れてほしい政策は何ですか。(択一)
択一であれば、景気・雇用です。これがしっかりすれば社会保障も財政再建も地方の活性化も果たせます。

>◆安倍首相は、すべての世代が安心できる社会保障制度への改革を、3年かけて行う考えを示しました。あなたは、この安倍首相の社会保障制度改革に期待できますか。期待できませんか。
期待してます。
こういう訊き方をすれば、多くの人が反射的に”期待できない”と答えちゃいますが、この設問でもその通りの結果となりました。

>◆安倍首相は今後の課題として、北朝鮮の拉致問題の解決に意欲を示しています。あなたは、安倍首相のもとで拉致問題が解決に向けて進むことに期待できますか。期待できませんか。
安倍首相に問題があるわけではなく、誰が首相になっても難しい問題です。金一族の支配が崩れないと解決しないのではないかと思ってます。

>◆政府は、人手不足に対応するため、法律を改正して、外国人労働者の受け入れを拡大する方針です。あなたは、外国人労働者の受け入れを拡大することに、賛成ですか。反対ですか。
反対です。賛成が49%もあることに驚愕しました。

>◆憲法改正についてうかがいます。安倍首相は、自衛隊の明記などを盛り込んだ、自民党の憲法改正案について、今月に開かれる臨時国会への提出をめざす考えを示しました。あなたは、臨時国会への提出に賛成ですか。反対ですか。
賛成です。

>◆学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐる問題について、今月7日、加計理事長が記者会見をしました。あなたは、これまでの安倍首相や加計理事長の説明によって、加計学園が優遇されたのではないかという疑惑は晴れたと思いますか。それとも、疑惑は晴れていないと思いますか。
「疑惑が晴れましたと思いますか」というのは非常に誘導的な設問だと思います。しかしそれを割り引いても82%もの人が疑惑が晴れていないというのは驚きです。

>◆安倍政権は、沖縄県にあるアメリカ軍の普天間飛行場を、沖縄県の名護市辺野古に移設する方針です。先月の沖縄県知事選では、辺野古への移設に反対する玉城デニーさんが当選しました。あなたは、この結果を受けて、安倍政権は移設方針を見直す必要があると思いますか。その必要はないと思いますか。
沖縄の人がこれだけ嫌がっているなら考え直すのが筋かと思います。なんで沖縄に海兵隊がいなければいけないのか私もよく分かりません。納得のいくように説明するか計画を変更すべきです。

>◆安倍首相の自民党総裁の任期は2021年9月までです。あなたは、次の自民党総裁として、誰がふさわしいと思いますか。(択一)
野田さんは二回続けて推薦人を集められていないので無理です。
石破さんからは小泉首相以前の古い体質の臭いがして嫌です。
岸田さん、河野さんのどちらかがよいと思います。
閣僚経験もない小泉さんを28%もの人が推しているのは不可解です。

【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第一話「人体蘇生」

Eテレにて放送。

BSで放送していた「フランケンシュタインの誘惑」を編集して「E+」をつけた番組がEテレでの放送が始まりました。

「フランケンシュタインの誘惑」は途中から観ていました。とても面白かったので、「E+」の視聴メモを書こうと思います。

第一話は「人体蘇生」。主人公はアメリカの生物学者ロバート・コーニッシュ(1903~1963)です。

14歳でカルフォルニア大バークレー校に入学。18歳で卒業。22歳で博士号をとった神童です。

1931年に映画「フランケンシュタイン」を観たことで死人を生き返らせる実験に没頭します。遺体をシーソに乗せて上下させることで血液の循環を促し、薬品で血を固まりにくくするなどの工夫をします。1934年に犬の蘇生に成功しますが、脳に損傷をあったことで世間の非難を浴びます。評判悪化をおそれた大学を解雇された後も自宅で実験を続け、蘇生術に改良を重ねついに死刑囚を使った実験に取り掛かろうとします。しかし協力する州知事はいませんでした。1947年には死刑囚自身からの申し出もありましたが、法的な扱い(蘇生してしまったらその死刑囚をどうすればいいのか前例がない)が困難なことから実験は見送られます。その後も自分を殺して蘇生させてくれという申し込みが何件もありましたが、金目当てだったことや、コーニッシュ自身もわざと殺してから蘇生させるという行為に倫理的なためらいを覚えたためついに最後まで人体実験は行われませんでした。

蘇生術から離れたコーニッシュはフッ素入り歯磨き粉を開発したり、カエルのジャンピング大会で優勝するためにカエルのトレーニングに熱中したりと奇矯な行動をとり続け、1963年脳卒中で生涯独身のまま世を去りました。

コーニッシュは、論文を書かずに、マスコミを通じて業績をアピールするという学者としては異例の行動をとっていました。そのためか、研究の成果は現在の救急医療に応用されていながら、彼の業績が語られることはあまりありません。

確かに変人だったかもしれませんが、いわゆるマッドサイエンティストとは違うのかもしれません。

【時事問題】旭日旗騒動

10月13日朝日新聞の記事「7カ国が軍艦旗を掲揚 海自派遣断念の韓国観艦式」を引用します。

 韓国南部・済州島で11日に行われた国際観艦式で、7カ国の艦艇が軍艦旗を掲揚していた。韓国の軍事関係筋が明らかにした。軍艦旗にあたる自衛艦旗(旭日旗)の掲揚自粛を求められた海上自衛隊は、自衛艦派遣を断念していた。
 観艦式には10カ国から、米原子力空母ロナルド・レーガンなど外国艦艇15隻を含む計39隻が参加。このうち豪州、ブルネイ、カナダ、インド、ロシア、シンガポール、タイの艦艇がマストや艦尾に軍艦旗を掲げた。日本政府関係者によると、残る米国、インドネシア、ベトナムは、もともと国旗を軍艦旗として使っている。
 韓国国防省は事前の通知で各国に、「中央マストに韓国と各国の国旗を掲揚してほしい」「艦首と艦尾には旗は掲揚しないでほしい」と要請。日本だけが返答していないと説明していた。このため、法律で艦尾に旭日旗の掲揚が定められている海自は、自衛艦の派遣を断念した。
 また、韓国海軍は、文在寅大統領が演説した艦艇のマストに、豊臣秀吉の朝鮮侵略で豊臣軍を撃破した李舜臣将軍が使ったものと同じデザインの旗を掲げた。韓国側は自国の国旗と韓国の国旗だけを掲揚するのが原則と通知しており、日本政府は外交ルートを通じ、国旗以外の旗を掲げたのは「極めて残念だ」として抗議した。外務省幹部が明らかにした。(牧野愛博=ソウル、古城博隆、竹下由佳)


客観的に考えて今回の旭日旗騒動は韓国の対応に問題があります。

旭日旗を掲げてほしくないとは根拠があやふやなので、各国に対して軍艦旗を掲揚するなと要請しました。この要請自体非常識なことだそうですが、各国に要請してしまった以上その建前は貫かなければなりません。また自国の艦艇に李将軍マークの旗を掲げるのも二重基準です。こういう矛盾した行動をしても恬として恥じないというメンタルには正直感心してしまいます。

これまでも靖国神社の参拝や慰安婦問題もありましたが、これらは日本国内に呼応する勢力がいました。しかし旭日旗に関して、私の知る限り日本で韓国に賛同する声はありません。朝日新聞でさえ事実をたんたんと書くことで言外に韓国に冷たい目を向けているようにも見えます。

その意味で旭日旗については放っておけばよいのですが、これが日の丸に波及すると厄介です。日の丸=国旗に反対する日本人は少なからずいますので、”日本は国旗を変えろ”という運動が始まるとめんどくさいことになる予感がします。


【アニメ】2018秋調査(2018/7-9月期、終了アニメ、67作品) 第50回

アニメ調査室(仮)さんで行っているアンケートに投稿しました。
評価基準は
S : とても良い(第3回より追加)
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可(わかる範囲で良いです)

詳細なレビューはリンク先をご覧ください。
01,ISLAND,x
02,千銃士,x
03,音楽少女,x
04,はねバド!,D
05,ぐらんぶる,x
06,殺戮の天使,F
07,闇芝居 六期,x
08,悪偶 天才人形,F
09,かくりよの宿飯,x
10,メジャーセカンド,x

11,はるかなレシーブ,x
12,ハイスコアガール,x
13,重神機パンドーラ,F
14,オーバーロードIII,x
15,若おかみは小学生!,x
16,俺たちゃ妖怪人間G,x
17,銀魂 銀ノ魂篇 後半戦,x
18,邪神ちゃんドロップキック,B
19,百錬の覇王と聖約の戦乙女,x
20,夢王国と眠れる100人の王子様,x

21,異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術,C
22,ロードオブ ヴァーミリオン 紅蓮の王,x
23,アイドルマスターシンデレラガールズ劇場 3rd SEASON,x
24,マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー,x
25,こねこのチー ポンポンらー大旅行,x
26,少女☆歌劇レヴュースタァライト,F
27,僕のヒーローアカデミア 第3期,x
28,イナズマイレブンアレスの天秤,x
29,ヤマノススメ サードシーズン,x
30,ガンダムビルドダイバーズ,x

31,信長の忍び 姉川・石山篇,A
32,京都寺町三条のホームズ,x
33,アンゴルモア元寇合戦記,C
34,ちおちゃんの通学路,x
35,ゆらぎ荘の幽奈さん,x
36,深夜! 天才バカボン,x
37,働くお兄さん! の2!,x
38,陰陽師 平安物語,x
39,あそびあそばせ,B
40,七星のスバル,x

41,はたらく細胞,A
42,カニつめくん,x
43,カプチーニャン,x
44,プラネット・ウィズ,x
45,あっくんとカノジョ,x
46,うちのウッチョパス,x
47,つくもがみ貸します,x
48,テレビ野郎 ナナーナ,x
49,ハッピーシュガーライフ,A
50,すのはら荘の管理人さん,x

51,PERSONA5 the Animation,x
52,Back Street Girls ゴクドルズ,x
53,One Room セカンドシーズン,x
54,シュタインズ・ゲート ゼロ,x
55,Free! Dive to the Future,C
56,Phantom in the Twilight,C
57,天狼 Sirius the Jaeger,x
58,ルパン三世 PART5,x
59,(特番 9話) じょしおちっ!,x
60,(全24話) BEATLESS Final Stage,x

61,(特番 3話) Fate/EXTRA Last Encore イルステリアス天動説,x
62,(ネット配信) 異世界居酒屋 古都アイテーリアの居酒屋のぶ,x
63,(7月終了) フルメタル・パニック! Invisible Victory,x
64,(6月終了) 戦隊ヒーロー スキヤキフォース (2期),x
65,(6月終了) せいぜいがんばれ! 魔法少女くるみ,x
66,(地上波初放送) 焼肉店センゴク,x
67,(地上波放送分) グラゼニ (1期),B



「はねバド!」:一貫性のないキャラクターだらけの凡作
「殺戮の天使」:雰囲気はいいのですが、正体のつかみづらい作品でした
「悪偶 天才人形」:面白いとは思えませんでした
「重神機パンドーラ」:ありきたりな展開で途中でめげました
「邪神ちゃんドロップキック」:王道のコメディという感じでした
「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」:よくある異世界ものですが割としっかりできてました
「少女☆歌劇レヴュースタァライト」:一見して意味がわかりませんでした
「信長の忍び 姉川・石山篇」:安定して面白い
「アンゴルモア元寇合戦記」:題材が珍しいので新味があります
「あそびあそばせ」:安定して笑えました
「はたらく細胞」:擬人アニメの精華のひとつ
「ハッピーシュガーライフ」:平成最後の問題作かな?
「Free! Dive to the Future」:キャラが増えすぎてついて行きづらくなりました
「Phantom in the Twilight」:無難にまとまりました
「グラゼニ (1期)」:毎週楽しみにしていました

【時事問題】立憲民主党と国民民主党

10月12日の朝日新聞は、立憲民主党、国民新党と連合がきたる来年夏の参院選のための連携を確認したことを伝えています。

 立憲民主党、国民民主党と支持団体の連合が、来年夏の参院選に向けて連携を確認する覚書を交わした。
(略)
 ただ、両党の反応には温度差がある。国民の大塚耕平参院会長は11日の記者会見で「認識のすり合わせで合意できた。一刻も早く連合と政策協定の締結に向けて交渉を開始したい」と意欲を見せたが、立憲幹部は「これまで立憲が言ってきた内容と同じ。たいした意味はない」と冷ややかだ。
(略) 
 立憲、国民の温度差の理由は、置かれた事情の違いによる。一時に比べて低下したとはいえ、朝日新聞の世論調査で5%の政党支持率を持つ立憲に対し、国民の支持率は1%に過ぎない。立憲は複数区での独自候補擁立路線を崩さず、立憲との選挙協力に前向きな国民とズレが生じている。
 両党間の協力で焦点となるのは複数区だ。静岡や茨城など改選数2の選挙区では、自民に次ぐ2議席目を国民現職と立憲新人が奪い合う事態が予想され、両党を支援する連合には「股裂き」状態に追い込まれかねないとの危機感が強い。連合幹部は「立憲は自分たちだけで参院選を勝てると勘違いしている。このまま対立させると与党が良い結果を得るだけだ」と現状を心配する。
 (略)


記事にも触れられていますが、朝日新聞の最新の世論調査での政党支持率は
立憲民主党:5%
国民民主党:1%
です。参)【世論調査】朝日新聞9月11日発表

国民民主党は小池都知事によって作られた希望の党を前身としています。しかし選挙での敗北が理由なのか小池都知事が国政から手を引き当初参加していた右派の議員も去り、ほぼ民進党出身者で占められる国民民主党になりました。

立憲民主党も、希望の党への合流しなかった民進党メンバーによって作られています。

つまり、民進党が分裂して立憲民主党と国民民主党になったというのが実態です。

分裂前の民進党の支持率はというと
民主党:6%
です。参)【世論調査】朝日新聞9月28日発表

かつての民進党支持の6%が立憲民主と国民民主に振り分けられたということになります。

民進党のままでは戦えないと模索した結果が分裂なのに、ようやく1人区で候補者調整ということではとても勝ち目は見えません。両党の支持者にとっては、選挙協力ではなく合併が望ましいのではないでしょうか。

私はどちらの政党も支持していませんが、支持者が存在することは尊重します。そしてその支持者の声が正当に国会に届くべきです。その意味で政策に決定的な対立点がないのに無意味に対立することは日本の民主主義にとってマイナスでしかないと考えます。


【アニメ】ハッピーシュガーライフ

観終わった今でもどう評価していいのか困惑しています。いわゆる問題作です。

アニメに限らず、映画・ドラマ・小説は道徳の勧めではありません。むしろ既存の道徳に挑戦することこそが存在理由なのかもしれません。

少女を誘拐して社会とのかかわりを断ち自分たちだけで幸せに暮らすというのは不道徳な行為であることは論じるまでもありません。同種の事件が何件も起きている中で、こういう作品を発表するのは良くも悪くも創作物の存在理由を示したといえるでしょう。

主人公の行為に酌量の余地があるかというとそういう描き方もしていません。しかし、我々一般人とはまったく異質の悪という描き方でもありません。主人公の周囲の人たちも同じで、まともな人は一人もいませんが、もしかしたら何かの拍子で我々もああいう存在になっていたのではと思わずにはいられません。心をかき乱されてしまいます。

決して良作とは言えません。問題作です。

【朝日新聞】「高等教育の私的収益」の男女差は、男女の格差か?

10月10日朝日新聞朝刊の記事『「女が大学なんて」、言わせない』は、日本の大学進学率の男女差についての記事です。女子の進学率は50%を超えましたが、女子が男子を上回っている都道府県は2つだけ、という差があります。

その中で、OECDが報告する「高等教育の私的収益」なるものについての部分を引用します。

 OECDは、高等教育の学費や、進学した場合としなかった場合の生涯賃金などをもとに、各国の男女別の「高等教育の私的収益」を試算。大学や大学院で学ぶことによって得られる経済的メリットがわかる。「図表でみる教育2018」をみると、日本の女性の私的収益は、日本の男性の13分の1に満たず、男女格差が最大の国となっている。
 日本の女性は高等教育を修了しても、出産後の就労継続や正規雇用での再就職が難しく、経済的メリットが少ない。こうした現状が「女の子は大学に行かなくてもいい」といった風潮の背景にあるといえそうだ。
 ダイバーシティー(多様性)に詳しい山口一男・米シカゴ大教授(社会統計学)は、「女性は学歴や勤続年数が男性と同等になっても、地位と賃金が上がる割合が低い。そのため女性へ教育投資をしようという動機付けも弱まる。多様な人材を生かせないのは、社会にとっても経済的に不合理だ」と話す。
 (三島あずさ、山下知子、高橋末菜)


図表を添付します。
高等教育の私的収益



「高等教育の私的収益」とは、高等教育を受けた場合と受けなかった場合の生涯賃金の差のことのようです。例えば、図から見ると日本の男性の「高等教育の私的収益」は30万ドル(約3000万円)くらいですので、大学に行った日本の男は行かなかった男に比べ、生涯で3000万円プラスになる、と読めます。

日本の女性は、この「高等教育の私的収益」が男に比べ13分の1に満たない、男女格差の最大国ということです。図表をみると日本の男女格差も見えますが、日本の女性の「高等教育の私的収益」の低さが際立っています。

記事は日本の女性が虐げられているという論調ですが、よく考えると疑問です。

「高等教育の私的収益」の数字は定義上、高等教育を受けた人と受けない人の差を示しているものです。

つまり、日本の女性の「高等教育の私的収益」の低いというのは、直接には日本の女性は高等教育を受けた人と受けなかった人との生涯賃金に差がない(=学歴による差がない)ということを示しています。一方の男は高等教育を受けると受けないとではずいぶんと違います。極端なのは米国で、高等教育を受けないとかなり辛い人生になりそうです。

学歴による差がないのが良いことなのか悪いことなのか一概には言えません。

そもそも高等教育とはお金のためにやることなのかどうかという問いもあります。ギリシャの数学者ユークリッドの弟子がそういうことを言ったら銀貨を握らされて破門されたというエピソードもありますし。

それはともかく、高等教育有無の格差を問題にしている数値を使って男女の格差を論じるというのは、あらかじめ決められたストーリー(この場合は、日本の女性は男女格差に苦しんでいる)に無関係な数字をあてはめたとしか思えません。

そういうことを論じたいのであれば、高等教育を受けた男女の生涯賃金の差、とか受けたない男女の生涯賃金の差を調べるべきです。

【アニメ】はたらく細胞

多々ある擬人化アニメですが、これは細胞の擬人化です。けっして萌えアニメやギャグアニメを志向しているのではなく、結構真面目に細胞の働きを描いています。Eテレでやった方が合っているかもしれないような内容でした。

途中まで、外部(ようするに体外)からの侵入者(細菌や花粉など)があり、世界(体内)が大騒ぎになるが、いろいろな細胞の働きで解決するというパターンばかりでマンネリぎみに思ってましたが、がん細胞の話あたりから結構起伏のあるストーリーだと気づきました。

最近のアニメ界の流行は名前の知られていない新人女性声優を大挙投入することですが、この作品はベテランで固めていたのも好印象です。

良作です。

【朝日新聞】「ネット右翼検証 新たな存在も」

10月5日朝日新聞の文化・文芸面に「ネット右翼検証 新たな存在も」という記事が出ました。

いわゆる”ネット右翼”という存在の実態を検証した東宝大学の永吉希久子准教授の研究を取り上げています。勝手に決めつけるのではなく実際に調査して分析するというまっとうな方法をとっています。是非論文を読みたいと思ったのですが、ネットで見つけられなかったので、新聞記事を紹介し、感想を述べます。

 「ネット右翼」とはどのような人たちで、どのくらいいるのか。その実像に迫ろうと、8万人規模の大規模調査が行われた。これまで語られてきたネット右翼像とは異なる新しい排外主義者の存在が浮上したほか、所得や雇用形態が影響するという従来の見立てを覆す傾向も浮かび上がった。
東北大の永吉希久子准教授(社会意識論)らのグループが、昨年12月にネット調査会社を通じて20~79歳の東京都市圏に住む約7万7千人の男女にアンケートをした。中韓への否定的態度や保守的政治志向の度合い、伝統的な家族観などを質問。確たるネット右翼像がなかったことから、永吉さんは実証的な検証を試みた。
調査によると、ネットで排外的な言動を行う人のうち「政治家の靖国神社参拝に賛成」「憲法9条改正に賛成」など政治的な保守思想を持つ人が全体の1.7%を占めた一方、保守思想を全く持たない層が3.0%いた。永吉さんは、前者をネット右翼、後者を「オンライン排外主義者」と分類した。
両者には、伝統的な家族観が強く、ネット上で政治的議論をする共通点があるが、ネット右翼には自分たちの声が政治に届いているという実感がある一方、オンライン排外主義者には「国民」の声が届いていないとの不信感が強かった。両者ともネットで情報を集めるが、ネット右翼は活字媒体を活用するのに対し、オンライン排外主義者は口コミを重視する傾向も出た。
「ネット右翼のように安全保障や憲法、歴史認識についてまとまった思想を持つにはある程度の勉強が必要だが、”嫌中嫌韓などの排外思想だけなら気軽に流布できる一面があるため、オンライン排外主義者は今後広がりを見せるのではないか」と永吉さんはみる。
また、ネット右翼やオンライン排外主義者には、経営者や自営業者が多い傾向が見られ、必ずしも低所得層や雇用不安定層には限らないことも浮かび上がった。婚姻状態や相談相手の有無による影響もなかった。



添付のベン図によると
ネットで政治的議論をする 20.2%  ・・・(A)
排外主義者的傾向がある 21.5%  ・・・(B)
政治的保守志向がある 12.6%  ・・・(C)
(A)かつ(B)かつ(C) 1.7%  いわゆるネット右翼
(A)かつ(B)かつ not(C) 3.0%  オンライン排外主義者


「排外主義的傾向がある」というのをどういう方法で抽出したのかに興味があります。記事からは「中韓への否定的態度」だけではかっているいるようですが、これだけでは問題です。朝日新聞の読者なら知っていますが、朝日新聞でさえ中国の政治状況に苦言を呈することがあります。まさか朝日新聞が排外主義的傾向にあるとは言わないでしょう。また、外国の悪口ということなら、米国やミャンマーを批判する人たちは排外主義に入らないのでしょうか。

否定的態度というのも度合いの問題があります。中韓を全面肯定するのも全面否定するのもごく一部で大多数はその中間に何階層も作っているはずです。どこからを「排外主義的傾向がある」としたのでしょうか?

「政治的保守志向」の定義も同様です。定義がわかりにくいです。


研究では、政治的保守志向の有無で「ネット右翼」と「オンライン排外主義者」を分けています。そして「オンライン排外主義者」は”勉強していないから気軽になれる”という分析です。

これでは、「政治的保守志向」がない人がは勉強していないことになってしまいます。これは暴論ではありませんか?


「オンライン排外主義者」は自分たちの声が政治に届いていないという不満があるとのことですが、具体的にどういう要求があるのでしょうか。記事からはまるでわかりません。


ネット右翼が必ずしも低所得層だったり雇用不安定層だったり配偶者(恋人)がいないわけではない、という分析はこれが初めてではありません。再確認したのはよいことだと思います。

もともとこういう言説を流した方に問題があります。差別反対を叫んでいた連中が、論敵を低所得だのフリーターだのもてないだのとあざけっていたわけですから。根拠もなくこういうことを言っていた方がよっぽど差別的です。


面白そうな研究なのに、新聞記事だけで全容がわからないのがとても残念です。

【アニメ】信長の忍び 姉川・石山篇

「信長の忍び」の三期です。一期、二期ともに観ていました。

基本はギャグアニメですし5分という短い尺なのですが、結構本格的な歴史ドラマにもなっています。

実写のドラマや映画では軽く扱われがちな(派手な戦闘シーンがないからか?)石山本願寺との抗争がメインになっていました。

良作です。四期を熱望します。

【展覧会】カール・ラーション展

於:損保ジャパン日本興和美術館

日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念した、スウェーデンの国民的人気画家カール・ラーション(1853-1919)の作品展です。

正直言って、この画家のことは初めて知りました。

スウェーデンののどかな暮らしを題材にした絵が多く、ジャポニズム(特に浮世絵)の影響も受けているそうです。

家庭的に恵まれていたらしく子供が八人(一人は夭折ですが当時だと仕方のないことみたいです)の子沢山で見た感じでは裕福に暮らしていています。

知らない画家でしたが、面白かったです。

12月24日まで

【アニメ】はねバド!

原作は未読です。

バトミントンを題材にしたスポーツアニメです。

バトミントンの試合の作画は本格的でした。ロトスコープ(モデルに演技を実写で撮って、それをもとに絵を描く手法)を使っているそうです。なかなかに見ごたえがありました。

その反面、キャラクターの設定はおかしなことだらけでした。よく解釈すれば主要キャラクターはみなおかしな性格ということですが、実際には性格設定ができていないということでしょう。毎回、なんでこういう行動・態度に出るのか理解できないままでした。

二期があるのかどうか分かりませんが、続きがあっても観るかどうか微妙です。

【時事問題】なぜ特に韓国と仲良くならなければならないの?

10月4日朝日新聞の記事「日韓有識者会合、外相に提言 映画ドラマ合作・野球アジアリーグ創設…」より

 外務省が設けた「日韓文化・人的交流推進に向けた有識者会合」が3日、映画やドラマの日韓合作、日韓のプロ野球球団による「アジアリーグ」創設などの提言をまとめ、河野太郎外相に提出した。韓国側が設けた同様の有識者会合も報告書をまとめており、今月下旬にソウルで双方のメンバーが意見交換する予定だ。
 有識者会合は、1998年に出された当時の小渕恵三首相と韓国の金大中大統領による「日韓パートナーシップ宣言」から20年を迎えるのに合わせ、設けられた。今年8月から3回にわたって議論し、河野氏自ら出席した。
 提言では両国民がお互いに信頼を深めることは、政治や経済をめぐる問題を未然に防ぎ、起きたとしても「合理的に処理することを可能にする」とした。具体策として、映画や音楽、スポーツなどの交流に加え、観光分野での利便性を高めるため、交通系ICカードの相互利用の検討なども盛り込んだ。また、両国の重要な外交文書や首相談話などは相互理解に重要だと指摘。「日韓公文書図書館」といったウェブサイトを設ければ、お互いの誤解を解消することができるとした。
 座長を務めた近藤誠一・元文化庁長官は記者団に「外交関係が悪くなると、国民に相手国のマイナス面を強調する面が政治にはある」と指摘。「市民は政治から離れ、相手国の友人を増やすことが大事だ」と語った。

 ■日韓文化・人的交流推進に向けた有識者会合の提言のポイント
 <基本認識>
 ・両国の相互信頼は将来起こりうる政治・経済などの問題を未然に防ぐ
 ・否定的なステレオタイプから距離を置き、主体的に相手を知る努力をする

 <交流推進への提言>
 ・映画や音楽、ドラマなどの日韓合作
 ・両国の外交文書を共有するサイト「日韓公文書図書館」を設ける
 ・交通系ICカードの相互利用などを検討し観光交流を促進する
 ・両国のプロ野球球団でアジアリーグを作り、勝者が米大リーグの勝者と対戦する


どこの国とも友好的にいければそれに越したことはないと考えます。しかし、特に韓国と仲良くしなければならないという理屈は理解できません。

そもそもこの提言の前提は次もものらしいです。

・日韓が政治・経済でぎくしゃくしている
・政治・経済で衝突していると国民どうしも仲が悪くなる
・国民が仲良くなれば政治・経済にもいい影響がある

国民どうしが互いに好きあっていないのだという厳然たる事実を無視しています。それを無視して上からの文化交流をおし進めても国民はしらけるばかりです。数年前にマスコミが猛烈な勢いで韓国コンテンツを推してきたらかえって嫌韓発言が増えたことを思い出しました。

映画やドラマの合作ぐらいしてもかまいませんが、どうせ右顧左眄したあげく毒にも薬にもならぬものしかできないでしょう。

韓国に限らず、よその国と外交文書を共有するというのはまるで意味不明です。

交通系ICカードの相互利用ができるようになったから観光客が増えるというのも理解できません。

プロ野球は民間の経営なので国が口出しする問題ではありません。それならいっそのことオリンピック合同チームを提案してはいかがでしょうか。その方が提案の馬鹿馬鹿しさが国民にしっかり伝わると思います。

【朝日新聞】保守主義だから・・・

10月2日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナ「新潮45、揺らぐ論壇」より。

杉田水脈議員のLGBTを差別したと受け取られかねない論文を掲載した「新潮45」が、批判に反論する形で特集記事を組んだところ、さらに批判を浴び休刊に追い込まれました。

「耕論」のコーナーでは、自民党衆議院議員・稲田朋美氏、元民主党参院議員・松浦大悟氏、漫画家・小林よしのり氏がこの問題について語っています。

私もこのblogで杉田水脈発言を取り上げたことがあるので、「新潮45」の反論特集号も読もうと思ったのですが、残念ながらどの本屋でも見つけられず今に至っています。読んでいないので、直接の批評は避けますが、それとは関係ないところが引っかかりました。

まず稲田氏の文章から引用します。

(略)
保守とは本来、多様性を認めるものです。



次に小林氏の発言です。

わしは自分が保守だと思っています。リベラルとは違って、人権は自然権だとは考えていない。人権は国家がなければ守れないと思っているから、国家を重視します。
 保守ならば、国家がどうやってLGBTの人たちの人権を守るのかを考えなくてはいかんわけです。問題の特集で、小川栄太郎氏が、LGBTを「性的嗜好」と呼んで、「国家が反応すべき主題ではない」と書いているのには驚愕しました。あんな主張は保守でも何でもないですよ。
(略)


また、今回の特集で批判を浴びた筆者の一人が動画で反論したものを見ました。彼は、”保守とは急激な変化を好まないもの。だから急にLGBTを認知することに抵抗があるのだ”という趣旨の発言をしていました。

動画の方の反論は長大で全部見れていないのでコメントはしませんが、稲田氏と小林氏の発言には賛成します。特に稲田氏の「多様な意見があることが、健全な民主主義ではないでしょうか」という指摘は大賛成です。大臣時代のドタバタを覚えているので軽く見ていましたが見直しました。

気になったのは、三人とも共通しているのが、”保守の定義はこれこれ。だからこう考えるのだ”という論理展開をしているところです。

世の中の様々な問題について意見が表明され、その結果として”彼は保守主義だ”とか”彼女はリベラル”ということになるのが自然です。”○○主義者で”を出発点にして、意見が規定されるというのは順序が逆ではないでしょうか。

これでは「保守主義」という宗教の正統派論争みたいです。

【アニメ】アンゴルモア元寇合戦記

原作は未読です。

元寇の時の対馬の様子を描いています。もしかしたら原作には続きがあって九州での合戦も描かれているのかもしれません。

元寇というのは日本史の一大イベントなのですが、アニメに限らず映像作品は戦国・桃山・幕末に比べそんなに多くありません。特に対馬での戦は、前哨戦という位置づけなのかほとんど触れられていなかったように思います。その意味で意欲作といえるでしょう。

本格的な歴史ドラマというのではなく、モンゴル兵が義経の流れを組む剣法に通じていたり(義経=ジンギスカン説かな?)、安徳天皇が壇ノ浦で死なずに生きていたりと、“歴史の闇”みたいなところに踏み込んでいます。しかしアニメ化された範囲内では、こうした伏線はまったく回収されていません。これでは、安徳天皇は何のために出てきたのか意味不明です。

絵的にはあまりほめられたものではありません。貧乏くさい止め絵を連発させていましたし、なんのつもりなのか終始画面に汚れのようなシミがついていました。構図もチマチマしていてます。時代劇もロケして撮ったのとスタジオ撮りではスケールが違いますが、それは予算の都合ですので仕方ありません。しかし、アニメなのにスタジオ撮りみたいな構図だらけというのはいただけません。これでは戦争というより戦闘です

題材が興味深かっただけに残念です。

【アニメ】Phantom in the Twilight

日本で制作されていますが、原作は中国のゲーム会社です。その意味で中国アニメといえなくもありません。主人公を中国人にするなど、中国での展開を見据えているのは確かです。

ストーリーは割りとありきたりです。この題材ならこんな感じになるかな、というのを無難に踏襲しています。

悪くはなかったです。ものすごく面白かったということはありませんが、普通に楽しめました。

作品評価とは別に、このアニメは円盤(DVDやブルーレイ)の発売が中止になったことでも話題になりました。一般的に深夜で放送されているアニメは、制作委員会がTV局から放映枠を買い取って放映します。どこで収益を上げるかというと円盤の販売です。そのためか、深夜アニメでは基本的に1クールか2クールです。それより長いこともありますが、時間を置いての放送(つまり円盤の売り上げがよければ2期、3期が出てくる)という形になります。いきなり長いクールの作品の円盤購入を迫るのは無理という判断なのでしょう。

おそらくこの作品が円盤の発売を中止したのは、中国での配信で稼げるとうプランがあるからだと思えます。このビジネスプランが成功したら、今後深夜アニメでも長いクールの作品が増えるかもしれません。その意味で試金石的な作品になる可能性があります。
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えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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