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【映画】シャザム!

原作はアメコミらしいですが、アメコミには全く不案内なので、予告編以外の予備知識全く無しで観ました。

予告編を観てヒーローものを茶化したブラックコメディかと思っていましたが、実際には普通のヒーローものでした。

いまどきのアメリカ映画らしく、これでもかとCGを駆使した映像を見せてくれます。また、ちょっとひねった形ですが「家族」の大事さを伝えようとしています。

疑問に思ったのは、14歳の少年が大人(30歳くらい)に変身するのですが、14歳の方が陰のある少年で大人びているのに対して、30歳のスーパーヒーローはまるでガキです。同一人物に見せるという努力を完全に放棄しているみたいです。シリアスにしようという意見と、コメディにしたいという意見の統制がとれずに両方ごた混ぜにしたのでしょうか?

それと、敵として出てくる怪物のデザインがカッコ良くありません。見た目も能力も区別がつきません。これはちょっと残念です。

肩ひじ張らない映画ですので、この手の映画が好きなら老若男女問わず楽しめると思います。
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【朝日新聞】とにかく安倍首相が嫌いな新聞

4月28日朝日新聞朝刊の記事。日米貿易交渉について、トランプ大統領の攻勢に安倍首相が防戦一方、という論調です。一部を引用します。

(略)
トランプ氏は26日、安倍首相の前で「米国は日本車には関税をかけていない。解決しなければならない問題だ」とも述べた。米国は日本からの輸入車に2・5%、米国メーカーが主力とするピックアップトラックには25%もかけており、事実誤認の発言だ。首相は「日本は米国車には関税をかけていないが、米国はまだ日本の車に2・5%の関税をかけている」と反論したが、トランプ氏の思い込みに交渉が振り回される構図は今後も続きそうだ。
(略)


普通に考えれば、事実関係を誤認した方(この場合はトランプ大統領)が、交渉事において不利になります。どうして、安倍首相がトランプ氏に振り回されて日本の国益が損なわれる、という「構図」にしたいのか不思議です。

ありていに言って、朝日新聞は安倍首相が嫌いだからこう書いているとしか思えません。

また、ディールの名手とされているトランプ大統領ですが、思い込みでテキトーなことを喋るようでは、案外そうでもないのかも、という気もしてきました。

【介護】駅の案内表示

ひさびさの「介護」のネタです。

4月26日朝日新聞朝刊オピニオン欄の「耕論」のコーナー。「駅よ、使いやすく」の中からまちの案内推進ネット理事長・岡田光生氏の「わかりやすく情報整理を」より引用します。

 電車からホームに降りた時、エレベーターがどちら側にあるかわからず、逆方向に歩いてしまった経験はありませんか? 改札横の構内図に、乗り入れている別の鉄道駅が載っていなくて、目的地に近いエレベーターを探すのに苦労したことは?
 病院、買い物、映画館、どこへ行くにも駅は移動の玄関口です。しかし駅の案内表示は、情報不足でわかりにくいものが少なくありません。車椅子や荷物の多い外国人観光客など、エレベーターを必要とする人にとっては、バリアフリーな移動経路を探し回ること自体が大きな負担になっています。
 私は仕事で、駅や地下街の案内表示のデザインを考えたことをきっかけに、こうした情報のバリアーの問題に気づきました。バリアフリー設備の案内方法について、行政などは基準を定めていますが、制度で定め切れていないつなぎ目の部分で、問題が起きているのです。
 鉄道会社が公開している駅の構内図を事前に見ればいいと思うかも知れません。ネットには、個人が投稿したさまざまな情報も出ています。けれどもせっかくのそうした情報も、移動する人にとってわかりやすくつなげて提供されていないと、実際に困っている瞬間には役に立ちません。
(略) 


この意見は車椅子を押していた立場からすると共感できます。日常的に使っている駅だったら、どこにエレベーターがあるかは知っていますので、どの経路をたどれば目的地にたどり着くかは簡単です。しかし馴染みのない駅だとそうはいきません。

駅には分かりやすい経路の案内が出ていますので、JRの改札はどちらなのか、南口にいくにはどこで曲がるのかはわかります。健常者が使う分には、日本の駅は非常に便利にできています。

また、エレベーターのマークもあちこちにあって、どこにいけばエレベーターに乗れるのかも分かります。

しかし、この二つの結びつきがないのが困ります。JRの改札にエレベーターで行くにはどうするかが分からないのです。

駅で使う上下移動のためのものは、階段、エスカレーター、エレベーターの三つです。これらを使える使えないで人間を大別すると次の三つになります。

第一は、健常者です。三つとも使えます。

第二は、エスカレーターとエレベーターしか使えない(階段がダメ)な人たち。重い荷物を持ってる人、怪我人や病人や老人、乳母車の利用者などがいます(乳母車はエスカレーターOKですよね?)。車椅子に乗っている人でも、まったく歩けないわけではないので、付き添いが車椅子をたたんで持ってくれるなら、エスカレーターに乗れる場合もあります。

第三は、エレベーターしか使えない人たち。純粋な車椅子利用者です。

こうして見ると、表示の改善で助かるのは車椅子利用者だけではありません。駅の表示の改善は多くの利用者の益になります。

第一のグループには、目的地さえわかればいいので、現状の案内で十分です。

そこで、第二、第三のグループのために、「JR改札(エレベーター利用者用)はこちらです」「南口(エレベーター&エスカレーター利用者用)はこちら」という案内を付け加えることを訴えたいと思います。これで随分便利になるはずです。

【映画】バイス

主演:クリスチャン・ベール
製作:ブラッド・ピット

ブッシュ(息子)政権下で副大統領を務めたディック・チェイニーの伝記映画です。

「バイス(vise)」とは「悪徳」の意味と「副(大統領)」の意味がありますので、それをかけています。

青年期のチェイニーは、酒におぼれ大学を中退、肉体労働者として働いてます。それも真面目に働かず、けんかに明け暮れる日々。奥さんにハッパをかけられ、奮起してホワイトハウスで働き、ラムズフェルドの弟子となり頭角をあらわします。ブッシュ(息子)政権下で、最強で最凶の副大統領として手腕を振るい、イラク戦争の仕掛けます。

事実に基づいた映画だということですが、うだつが上がらない肉体労働者がいきなりホワイトハウスで働きだすのは不自然でした。映画に嘘はないのかもしれませんが、本当のことを(そして大事なことを)描いていないような気がします。

それに関連して思ったのですが、こういう映画を喜ぶアメリカのレベラル層というのは、田舎に住む白人の肉体労働者が嫌いなんだなあ、というの実感しました。”リベラル”というのは本来弱い者貧しい者の味方のはずなのですが、アメリカのリベラルの偽善的なところが透けて見えました。

サダム・フセインのイラクが大量破壊兵器を持っていると、チェイニーが強弁する姿を描いていますが、本当にイラクが大量破壊兵器を持っていると考えていたのか、持っていないのを知っていて濡れ衣を着せたのかが映画でははっきりしません。アルカイダとイラクの関係も同じです。

イラク戦争の結果チェイニーの会社の株価が急上昇したという説明がありますが、チェイニーが株価のために戦争を起こしたとまでは言っていません。つまりチェイニーは”vice(悪徳)”だ、と言っておきながら、具体的にどう悪いのかは伝わってきませんでした。

役者が政治家そっくりに扮しているのが面白かったです。しかし、真面目にアメリカ政治の裏側を勉強したいという人には勧めにくい映画です。

【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第四話「脳を切る ”悪魔の手術 ロボトミー”」

Eテレにて放送。

主人公は米国の精神科医ウォルター・フリーマン(1895~1972)です。ロボトミー手術の考案者です。

当時、精神疾患は不治の病とされ、療養院に閉じ込められるだけで事実上”治療”は行っていませんでした。その時期に生まれたのがロボトミー手術です。

1895年:フィラデルフィアで医者一族の長男として生まれる
1924年:28歳で、米国最大の精神病院セント・エリザベス病院の研究所長となる
1935年:ロンドンの精神学界で、チンパンジーの脳を切ることで狂暴性を抑えられたという研究成果が発表される。それに対して、ポルトガルの医師エガス・モニスが人間への応用を提案する。
1936年:モニスが人間の脳の前頭葉から視床下部の回路を切る手術で、精神疾患の70%が治っり改善したと発表する。
1936年:モニスの発表に触発されフリーマンが手術を始める。四カ月で6人に手術をして3人が退院した。手術をロボトミーと名付ける。
1945年:第二次世界大戦が終了し、公立病院に前線から精神疾患を患う兵士がつめかける。
1946年:フリーマンはアイスピックを使るロボトミーを開発。これにより手術時間は10分足らずに短縮された。
1949年:エガス・モニスがノーベル賞を受賞。このころがフリーマンの絶頂期だったが、徐々にロボトミーの負の側面が表に出てくる
1954年:フリーマンはロボトミーの適用範囲を広げる。子供や犯罪者・同性愛者までも対象とする。
1962年:小説「カッコーの巣の上で」が発表。ロボトミー手術の危険性が一般にも周知される
1967年:この時期、唯一ロボトミーを許可していたカルフォルニアのヘリック記念病院でロボトミー手術を受けた患者が死亡し、許可が取り消される。ロボトミー手術の終了
1972年:フリーマン死去
1975年:「カッコーの巣の上で」が映画化

■感想
番組では、エガス・モニスとウォルター・フリーマンの役割分担がはっきり分からなかったのですが、どうやらモニスが考案して、フリーマンが実用化したということのようです。今の基準なら二人でノーベル賞を共同受賞かもしれません。

ジョン・F・ケネディーの妹(ローズマリー・ケネディー)もフリーマンのロボトミー手術を受けています。名門の家故の重圧に苦しんだのか、問題行動が多かったようで、父親がフリーマンに手術を依頼しました。しかし手術は失敗し、ほぼ廃人状態で療養院に送られました。これまた名門故なのか、長い間周囲には秘匿されていました。

映画「カッコーの巣の上で」を観た影響ですが、ロボトミーを受けたら全て廃人に近くなると思い込んでましたが、全てがそうでもないようです。番組に少年期にロボトミーを受けた68歳の男性が出てきましたが、普通にインタビューに受け答えてます(ただし、本人の証言では、すべてにおいて意欲がなくすぐに諦めてしまう性格になった、と言っています)。問題行動はなくなるので、一見手術が成功したように見える例も多々あるようで、これがフリーマンが軌道修正できなかった理由らしいです。

【時事問題】高齢者ドライバーバッシング

車の暴走運転による交通事故があいついでいます。主に高齢者ドライバーによるものが何件かあることで、高齢者ドライバーへの風当たりが強くなっています。新聞の投書でも、免許に上限の年齢制限を設けるべし、との意見がありました。

被害者や遺族の感情を思うとその意見に同意しがちですが、よく考えれば事故を起こしているのは高齢者に限ったことではありません。きわだって高齢者ドライバーが事故を起こすという証拠はありません。

ここで高齢者ドライバーバッシングに同調するのは、全国的に展開している高齢ドライバーから免許を返上さ警察のキャンペーンに乗せられていることになります。

高齢ドライバーをいたぶるより、道路の速度制限をきちんと守らせることが先決ではないでしょうか。現行の制限速度が実態にそぐわないのであれば、実態に合うように改正し、違反者は機械的に摘発していくべきです。

”高齢者ドライバーの事故をどうふせぐべきか”という問題設定そもものが警察の思惑だと感じます。

【朝日新聞】改元から指紋押捺裁判を連想する人

4月24日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「多事奏論」のコーナー。編集委員・高橋純子氏の『令和「フィーバー」 忘れ去ってしまいたいのは?』より

 新元号・令和の意味をいまひとつつかみかねていたのだが、英訳が「ビューティフルハーモニー(美しい調和)」だと知った時、我が腑にストンと落ちてきた。
 「赤信号みんなで渡ればこわくない」
 コレだ。小声で孤独にひざを打つ。ポン。本邦において「和」とは往々にして同調圧力によって成るものであり……とかなんとか書きつつも、なんというか、微妙に筆が重い。気が重い。
 天皇に対するおそれとか、天皇をめぐって過去に流された血への恐れとか、そういうことから来る重さではない。むしろそのような、天皇制と向き合う際の基本の「構え」みたいなものがスコンと抜けてほぼほぼ見えなくなり、人々のあまりにも屈託のない語り口、わりと純度の高い「ありがとう平成」を目の当たりにして、有り体に言えば、びびってるのである。不協和音を奏でて怒られるのが怖いのではなく、奏でたところでもはや誰の耳にも感知されなさそうでコワイ、とでも言えば少しはわかってもらえるだろうか。
 30年前、あの人はどんな思いでいたのだろう――。新元号発表の2日後、ピアニストの崔善愛さん(59)に会いに行った。
 大阪市に生まれ、北九州市で育った在日韓国人3世の崔さんは、1981年、外国人登録の更新時に義務付けられていた指紋押捺を拒否した。大学2年生だった。同じく拒否した父親とともに外国人登録法違反に問われ、起訴された。
(略)
 裁判では「現行法を拒否した私が罪なのか、現行法が戦争という罪から出ているのか、考えてほしい」と訴えたが、一審、二審とも有罪判決を受け、最高裁へ。ところが、昭和天皇の逝去に伴い、「遺徳をしのび、人心を一新する」ための恩赦(大赦)の対象になることが決まる。崔さんらは拒否を宣言し、裁判での決着を求めたが、89年7月に免訴判決、つまり、起訴自体が「なかったこと」にされた。
 「象がネズミをかんでも、ネズミが象をかんでも、痛いのはネズミだけ。どちらにしても痛いなら、かまれて自分を失うよりも、かんで自分を取り戻したい」と、実存を賭けて臨んだ裁判だったが、天皇の名のもとに「恩」をかけられ、「赦」された。
 「有罪以上の屈辱でした」
(略)


恩赦という制度が必要なのかどうかは疑問に思わないでもないですが、そういう制度がある以上合法的な処置であることは間違いありません。

刑事裁判なのですから、検察側が起訴を止めてしまえばそこで裁判はなくなります。刑事事件で訴えられた側が「実存を賭け」るというのはおかしなです。

「実存を賭け」たいのであれば、民事で国を訴えるべきでした。そうしたら、結果はどうなるにせよ裁判がなくなることはありません。

一部のジャーナリストや知識人が焚きつけて、妙な理屈で絶え間なく日本に文句を言い続けているようにしか見えません。

そもそも高橋氏が改元から指紋押捺裁判を連想するというのが分かりません。

おそらく、こういうことだと思います。

「日本のもろもろの悪いところは天皇を中心とするシステムと結びついている」「韓国併合の責任もそうである」「戦後、韓国・朝鮮人から日本国籍を剥奪したのも同じである」「指紋押捺制度の責任も同じである」「指紋押捺裁判で有罪判決がでたら徹底批判したかったのに、天皇の名で恩赦になり裁判がなくなったのも気に入らない」「なのに世間が改元で屈託なく盛り上がっているのは気に入らない」・・・・・・

日本の悪いところを天皇制の責任だという大前提が間違っているのだと思います。

【朝日新聞】特殊詐欺について

4月22日朝日新聞朝刊。「記者解説」のコーナー。編集委員・吉田伸八氏の「特殊詐欺、被害年356億円 難しい組織解明、社会全体で対策を」より

 不特定多数を対象に、主に電話を通じてうそを言い、現金やキャッシュカードなどをだまし取る犯罪が特殊詐欺だ。息子や孫、警察官などになりすますオレオレ詐欺が2003年に目立ち始めた。その後、サイト利用料などの架空の請求や、還付金がもらえると偽るといった手口が次々現れた。
 警察庁のまとめでは、警察が把握した年間の被害額は14年に約565億円とピークを記録。その後減少傾向にあるものの、昨年は1万6493件、約356億円で、依然として1日あたり約1億円の被害が出ている計算だ。
(略)
 警察は捜査に力を入れてきた。摘発数は年々増加しており、昨年は2747人を逮捕・書類送検した。ただ、摘発は詐欺の現場で動く「末端」にとどまっているのが実情だ。
(略) 
 警察は犯行グループの背後に暴力団や準暴力団・半グレと呼ばれる集団が存在するとみている。捜査幹部によると、拠点の捜索で被害金を発見した例はほぼなく、受け子が手にした現金が、その上の指示役などを経て組織へ流れている状況がうかがえる。しかし、組織の上位の者の逮捕にはなかなか至らない。「かけ子グループ、受け子グループをそれぞれ摘発しても、双方のつながりが出ない。供述も得にくく、犯行グループ全体の解明が難しい」と幹部は言う。
 関東地方の暴力団関係者は取材に、一つのグループを仕切っていたと明かした上で「かけ子と、受け子・出し子は完全に分離している。互いのことも『上』のことも分からないようにしている」と話す。この関係者は「捜査や対策が進み、前よりやりにくくなっている」としながら「かけ子や受け子のなり手はいくらでもいる」。最近は電話をかける拠点をタイや中国など海外に置く動きもあるという。
 捜査の現状を打開すべく警察庁は、暴力団や準暴力団といった組織の弱体化を通じて特殊詐欺を抑え込む方針を打ち出した。昨年9月、全国の警察にあらゆる法令を駆使した多角的な取り締まりを指示。幹部は「組織の力をそぐことが特殊詐欺の減少につながる」と語る。警察はその成果が問われる。
(略) 



被害額と被害件数のグラフが添付されていて、それを見ると、多少の増減はありますが、安定的に被害が出ているみたいです。

各グループを小分けにして摘発が及ばないようにするという「ビジネスモデル」が成功してしまったことが大きいように思います。

被害にあわないように、電話の録音機能を使うとか家族で合言葉を決めるとかありますが、犯行グループはうまくいかないと思えばその電話を切って別の番号にかけるだけです。つまり、個人として犯罪に合わないような対策はなくもないのですが、社会全体としてこの犯罪を抑止するのは難しいように思います。

警察庁の「組織の力をそぐことが特殊詐欺の減少につながる」でうまくいくとも思えません。一日1億円の売り上げがあるのですから、簡単に組織は弱体化しないでしょう。

一つの案として、末端の犯人であっても厳罰に処し(すでに処しているかもしれませんが)、どのくらいの罪になって人生を棒にふっていることを周知するのはどうでしょうか。

家族で合言葉を決めようというキャンペーンもいいのですが、軽い気持ちで受け子となる人間を思いとどまらせることも必要かと思います。

また、法律の改正が必要かもしれませんが、詐欺に使った電話番号を都度封鎖していくのはどうでしょう。実際に金銭の受け渡しが起きる前でも、詐欺に使用された電話ということで使用の一時停止、解除するには申請が必要というようにしていけば、犯人グループにはかなりの負担になると思います。

【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第三話「水爆 欲望と裏切りの核融合」

Eテレにて放送。

核分裂を利用した原爆に対して、威力がはるかに勝る核融合を利用した水爆開発の父、エドワード・テラー(1908~2003)が主人公。

1908年:ブタペストで生まれる(ユダヤ系)
1925年:ドイツに留学
1935年:ナチスが台頭したためアメリカに亡命
1941年:原爆の力を利用して”核融合”が可能では、というアイデアを思いつく
1942年:マンハッタン計画に参加(ただし水爆の研究に熱中する)
1945年:原爆実験成功
1949年:ソ連が原爆実験を成功
1950年:トルーマン大統領が水爆開発にGO。テラーが責任者になる
1951年:テラーが責任者の地位を追われる(テラーの性格に問題があったためだが、テラーはオッペンハイマーの陰謀と考える)
1952年:アメリカ水爆実験成功
1953年:ソ連が水爆実験に成功
1953年:オッペンハイマーにスパイ容疑がかけられ、仲間の科学者が擁護に回る中、テラーだけが疑惑を肯定。このため、オッペンハイマーは公職を追放され、かわりにテラーが政府に食い込む
1954年:ビキニの水爆実験で被害者が出る。これがきっかけで世界的な反対運動が起きる
その後も一貫して米政府の科学顧問の地位を占め、レーガン政権下でスターウォーズ計画(衛星兵器でソ連のミサイルを打ち落とす防衛システム)にもかかわる

■感想
オッペンハイマーは有名なので知っていましたが、この人のことはよく知らなかったので興味深かったです。

テラーの基本的な思想は、”科学者は作れるものは作る。どう使うかを考えるのは科学者の仕事ではない”というものでした。理屈としては理解できない話ではありません。しかし、これだけの大量破壊兵器を開発した人間が言うセリフとしてはちょっと薄ら寒いものも感じます。

オッペンハイマーは水爆を大量殺戮兵器だという理由で開発に反対しました。原爆を作っておいて、水爆が大量殺戮兵器だから駄目、というのは、ちょっと理解しづらい理屈です。ある意味天真爛漫で無思想のテラーと、底の知れないところがあるオッペンハイマーの性格の違いが、確執の原因だったかもしれません

【アニメ】2019春調査(2019/1-3月期、終了アニメ、63+4作品) 第52回

アニメ調査室(仮)さんで行っているアンケートに投稿しました。
評価基準は
S : とても良い(第3回より追加)
A : 良い
B : まあ良い
C : 普通
D : やや悪い
E : 悪い
F : 見切り、視聴はしたが中止(または見逃しが多い)
x : 視聴なし、(または視聴中のため評価保留)
z : 視聴不可(わかる範囲で良いです)

詳細なレビューはリンク先をご覧ください。
01,みにとじ,x
02,W'zウィズ,x
03,ラディアン,x
04,ケムリクサ,B
05,エガオノダイカ,B
06,けものフレンズ2,D
07,マナリアフレンズ,x
08,アイカツフレンズ!,x
09,デート・ア・ライブIII,x
10,ガーリー・エアフォース,x

11,revisions リヴィジョンズ,B
12,サークレット・プリンセス,x
13,おこしやす、ちとせちゃん,x
14,キャラとおたまじゃくし島,x
15,ブギーポップは笑わない,x
16,デュエル・マスターズ!,x
17,フライングベイビーズ,x
18,ぱすてるメモリーズ,x
19,モブサイコ100 II,x
20,おしりたんてい,x

21,えんどろ~!,x
22,火ノ丸相撲,x
23,キャプテン翼,x
24,賭ケグルイXX,A
25,五等分の花嫁,x
26,明治東亰恋伽,x
27,爆釣バーハンター,x
28,上野さんは不器用,x
29,ほしの島のにゃんこ,x
30,風が強く吹いている,A

31,約束のネバーランド,A
32,ドメスティックな彼女,x
33,荒野のコトブキ飛行隊,x
34,魔法少女特殊戦あすか,C
35,私に天使が舞い降りた!,x
36,不機嫌なモノノケ庵 續,x
37,ツルネ 風舞高校弓道部,C
38,とある魔術の禁書目録III,x
39,妖怪ウォッチシャドウサイド,x
40,ベイブレードバースト超ゼツ,x

41,グリムノーツ The Animation,x
42,転生したらスライムだった件,B
43,同居人はひざ、時々、頭のうえ。,x
44,宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち,C
45,ミッキーマウスとロードレーサーズ,x
46,ソードアート・オンライン アリシゼーション,B
47,バミューダトライアングル カラフル・パストラーレ,x
48,レイトンミステリー探偵社 カトリーのナゾトキファイル,x
49,かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦,x
50,逆転裁判 その「真実」、異議あり! Season2,x

51,少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第3シリーズ,x
52,ピングー in ザ・シティ 第2シーズン,x
53,3D彼女リアルガール 第2シーズン,x
54,あはれ! 名作くん 第3シリーズ,x
55,ねこねこ日本史 第3シリーズ,x
56,ピアノの森 第2シリーズ,x
57,キラッとプリ☆チャン,x
58,HuGっと! プリキュア,x
59,臨死!!江古田ちゃん,x
60,わしも wasimo 6期,x

61,雨色ココア SideG,x
62,BanG Dream! 2nd Season,x
63,B-PROJECT 絶頂*エモーション,x
64,(全8話) パパだって、したい,x
65,(全11+1話) マーベル スパイダーマン 第2シーズン,x
66,(特番) ポプテピピック TVスペシャル,x
67,(特番) ペルソナ5 Stars and Ours,x


「ケムリクサ」:再視聴したくなるクオリティーでした
「エガオノダイカ」:記念作品らしい完成度の高さがありました
「けものフレンズ2」:一期のファンからするとちょっと残念!
「revisions リヴィジョンズ」:渋谷の街の描写に感動しました
「賭ケグルイXX」:一期の水準を維持した佳作
「風が強く吹いている」:題材は地味でしたが、引き込まれました
「約束のネバーランド」:最後まで緊張感が維持されました
「魔法少女特殊戦あすか」:尺が足りなかったのか、もの足りなかったです
「ツルネ 風舞高校弓道部」:絵はきれいだったのですが・・・
「転生したらスライムだった件」:ストレスなく楽しく視聴できました
「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」:続編に期待します
「ソードアート・オンライン アリシゼーション」:はやく続きが観たいです

【テレビ】ダークサイドミステリー  第三話「三億円事件解決せず ”昭和の死角”の謎 1965~75」

NHK-BSにて放送。

今回のテーマは昭和43年(1968年)の三億円事件です。

事件の時系列は次の通りです。

昭和43年12月10日(朝から雨)
AM9:15 日本信託銀行国分寺支店から、東芝府中工場従業員(4523人分)のボーナス3億円(現在価値で20億円)を乗せ現金輸送車が出発。
AM9:21 府中刑務所前で「白バイ」に止められる。”爆弾が仕掛けられている”と言われ銀行員は降ろされ、「白バイ警官」が現金輸送車に乗って移動。
AM9:25 残された銀行員が、「白バイ」が偽物であることに気づく
AM9:28 国分寺支店に連絡。支店が警察に通報
AM9:34 手配
AM9:44 全体配備(最高レベルの手配)
AM9:46 神奈川・山梨・埼玉の三県の警察に配備協力を要請
AM10:18 現金輸送車が発見(犯行現場から600メートルの地点)
AM10:32 車両を特定せず、全車両の一斉検問を開始。交通マヒが起きる
AM15:44 検問打ち切り(交通マヒに耐えられなくなったため)
4カ月後 逃走車両が発見(犯行現場から4キロの団地の中)
昭和50年 時効成立

■モンタージュ写真
事件後モンタージュ写真が作られました。

一般の反響が大きかったのはいいのですが、膨大な情報提供を呼び込み捜査陣の手数をとられるという一面もありました。

また、現在では、事件後に時間をかけて多くの写真を見ながらのモンタージュ写真は、記憶に偏りが起きることが指摘されています。今では即座に作れる似顔絵が重視されています。

■遺留品
数多くの遺留品が残されていました。しかしどれも大量生産・大量消費の時代の品だったため犯人に結び付けることはできませんでした。

■サンケイ新聞の紙片
二年後、偽白バイに装着したトランジスタメガホンの白い塗料には、わずかな紙片がこびりついているのが分かりました。調査の結果サンケイ新聞とわかり配達地区まで特定されました。しかし人口の移動が激しくそれ以上犯人にたどりつくことはできませんでした。

■指紋
偽白バイから8個の指紋が発見されました。当時は手作業での照合だったため膨大な時間を費やして調べましたが、犯人を特定することはできませんでした。

□感想
この時代の特徴なのか、怪我人を出さなかったためか、犯人を英雄視する風潮があったようです。そのため映画やドラマでなんども取り上げられてきました。とは言っても、犯人に逃げて欲しがっているわけではなく、モンタージュ写真に似た男がいると二万件もの通報がありました。正確に言えば、英雄視していたのではなく、面白がっていただけかもしれません。

なんとなく綿密な計画犯罪のように思っていましたが、時効まで逃げ切ったのは運に恵まれた要素が強かったようにも見えました。

【アニメ】賭ケグルイXX

「賭けグルイ」の二期。一期も観ていました。

今期はこれが一番面白かったです。

第一期のクオリティーを維持してきました。

「敵」が生徒会から百喰一族に変わりました。こういう場合、第一期の敵の扱いは二つに分かれます。一つには、新しい敵の噛ませ犬にして、第二期の敵の強大さを示す。もう一つは、味方に寝返って主人公に協力する立場になる。

どちらになるのかと思っていたら、驚いたことにどちらでもありませんでした。互いに利害が絡み合い、ある時は敵、ある時は味方となり、噛ませ犬でもなければ、主人公の引き立て役でもありません。第一期のファンとしては大満足です。

ところで最終回で能登麻美子さんが登場しました。最終回で能登さんが締めるのは私の知っているかぎりでも「ゴールデンカムイ一期」「魔法少女サイト」「刻刻」それに「賭ケグルイXX」と多数あります。なんででしょう?

能登さんの演じるキャラの正体は何なのかと思ってたら、本編では分からなかったのですが、クレジットタイトルで「夢子の姉」とありました。うっかり見てると見過ごしてしまいますが、結構重要な情報をクレジットタイトルに隠すとはなかなかのものです。

話は途中で終わってしまいました。第三期を熱望します。

【朝日新聞】どう思いますか:“認知症の母の歩行 わがままか”

4月17日の朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。テーマは”認知症の母の歩行 わがままか”です。

元投稿は、埼玉県の高校教師の女性(57)のものです。

86歳になる母は認知症で、グループホームで暮らしている。転倒して骨折し、左ひざの手術を受けた。退院したものの、車椅子生活になった。ただ最近は、手すりにつかまれば伝え歩きできるようになり、通院先の医師に「どんどん歩かせてください」と言われる。
ところが、施設のケアマネジャーは「歩けるようになるとかえって危険です」。車椅子から立ち上がり、転倒するリスクが高いという。あえて車椅子のままで生活させるという方針に、違和感を覚えた。
歩くことは筋力トレーニングにもなる。少しでも自力歩行できるなら、母の意欲を尊重した。無責任なわがままだろうか。


反響は四通。

埼玉県の介護福祉士の男性(59)は、「決してわがままではありません。胸を張って主張なさって下さい」との意見です。

大坂府の主婦(61)は、自身の母親の経験からけが防止のため車椅子生活を受け入れたとのことです。

栃木県の専門学校講師の女性(64)は、認知症の母親の経験から危険を冒してまでリハビリで頑張るべきではないというい意見です。

東京都の整形外科医の男性(61)は、歩ける可能性のあるものを車椅子で生活させることに違和感を持っています。

専門家として診療所の社会福祉士・田中しなの氏は、本人と何度も話し合ってどうするかを決めるべきとの意見です。

一般の意見は賛成2、反対2で二つに割れました。専門家の意見は、どっちとにもとれる、ある意味どうでもいいような意見です。

私見です。

転んだら大変だというのは分かりますが、だからといって一律に車椅子生活を強要するのは施設に問題があると思います。そもそも専門家である医者が”歩かせろ”と言っているのに施設の都合で拒否をするというのは、施設のわがままです。

自分の親や自分自身が施設に入ることがあるなら、リハビリに関する施設の方針を確認することも重要だと思いました。

【アニメ】revisions リヴィジョンズ

時間跳躍ものです。2017年の渋谷の街が荒野の広がる未来(2338年)に飛ばされます。2010年に起きていた児童誘拐事件とも複雑にからみながら物語は進みます。

なんだか辻褄が合っていないような気もします。時間跳躍ものは、そもそも因果律を無視していますので、辻褄(=因果関係)がおかしいのは仕方のないことなのですが、最低でもまき散らした伏線はきれいに回収して説明してくれないと靴の上から足を掻くような気分になります。

少年たちが未来人の女性から託されたメッセージがそれぞれ違うのはどうしてだったのでしょうか?

2017年の異変の直前に来たメールは誰の発信なのでしょうか(一応、未来人の女性からではないか、という説明はありましたが、メールした目的が不明で釈然としません)

また、東京が荒野になるほど荒廃していて、世界中でそうなっていることが匂わされていますが、その状況で2017年の技術で作れそうもない人型機動兵器がつくれるというのも分かりません。

東京ではウイルスの影響で変異した側の人類が多数存在しているのに、見かけの変わらない方の人類がほとんど気配もないのも変です。どういう勢力図になっているのでしょう?

設定に不可解なところは多かったですが、各キャラクターがきちんとしていますので、楽しく視聴できました。

ところで2019年に放映されたのに、作品中の「現在」が2017年なのはどうしたわけでしょうか?

【世論調査】朝日新聞4月16日発表

4月16日朝日新聞が世論調査の結果を発表しました。

(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。丸カッコ内の数字は、3月16、17日の調査結果)
◆安倍内閣を支持しますか。
支持する44(41)
支持しない32(37)

◆支持、不支持の理由=省略

◆今、どの政党を支持していますか。
自民35(35)
立憲7(5)
国民1(1)
公明3(4)
共産3(3)
維新2(2)
自由0(0)
希望0(0)
社民1(0)
その他の政党1(0)
支持する政党はない38(41)
答えない・分からない9(9)

◆今年の夏に参議院選挙があります。仮に今投票するとしたら、比例区ではどの政党またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。
自民39(40)
立憲13(12)
国民2(2)
公明5(6)
共産6(6)
維新7(4)
自由1(2)
希望0(1)
社民1(2)
その他の政党2(1)
答えない・分からない24(24)

◆五輪などを担当する大臣だった桜田義孝さんは、東日本大震災を巡る発言を理由に大臣を辞めました。桜田さんは、今までも問題発言が指摘されてきました。桜田さんが辞めるのは遅すぎたと思いますか。
遅すぎた62
そうは思わない24

◆国土交通省の副大臣も、新しい道路を巡って安倍総理と麻生副総理の意向を忖度したと発言し、辞任しました。この発言は大きな問題だと思いますか。
大きな問題だ56
そうは思わない30

◆一連の辞任で安倍内閣のイメージはよくなりましたか。
よくなった2
悪くなった38
変わらない56

◆消費税を予定通り、今年10月に10%に引き上げることに賛成ですか。
賛成35(38)
反対55(55)

◆身近な食料品の値上げが相次いでいます。今までより節約するようになりましたか。
節約するようになった38
そうでもない59

◆ふるさと納税を利用したことがありますか。
ある12
ない88

◆ふるさと納税を巡っては自治体がお礼の品で競争することが問題となり、お礼の品を制限する法律が成立しました。お礼の品を制限することに賛成ですか。
賛成46
反対36

◆ふるさと納税の制度を今後も続ける方がよいと思いますか。
続ける方がよい62
やめる方がよい20

◆新しい元号が「令和」に決まりました。この元号を親しみやすいと思いますか。
親しみやすい62
そうは思わない22

◆日常生活で主に使いたいと思うのは令和の方ですか。西暦の方ですか。
令和40
西暦51

◆政府は1万円、5千円、千円札の新しいデザインを発表しました。新しいデザインはよいと思いますか。
よい52
よくない23

 <調査方法> コンピューターで無作為に電話番号を作成し、固定電話と携帯電話に調査員が電話をかけるRDD方式で、13、14の両日に全国の有権者を対象に調査した。固定は有権者がいると判明した1842世帯から867人(回答率47%)、携帯は有権者につながった2040件のうち929人(同46%)、計1796人の有効回答を得た。


この世論調査が私のところに来たと想定して回答してみます。

>◆安倍内閣を支持しますか。
支持します。
支持率が持ち直してきたのはなぜでしょう?

>◆今、どの政党を支持していますか。
支持政党はありません。
野党が政党支持率をのばしてきました。これも理由はよくわかりません。

>◆今年の夏に参議院選挙があります。仮に今投票するとしたら、比例区ではどの政党またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。
決めていません。
立憲や維新は、政党支持者以外が投票してくれるので案外議席を取りそうです。

>◆五輪などを担当する大臣だった桜田義孝さんは、東日本大震災を巡る発言を理由に大臣を辞めました。桜田さんは、今までも問題発言が指摘されてきました。桜田さんが辞めるのは遅すぎたと思いますか。
個々の発言をみると問題とも思えないものもありますが、慎重さに欠けていたのは事実です。はじめから大臣を受けるべきではなかったと思います。

>◆国土交通省の副大臣も、新しい道路を巡って安倍総理と麻生副総理の意向を忖度したと発言し、辞任しました。この発言は大きな問題だと思いますか。
問題です。こちらは大問題です。

>◆一連の辞任で安倍内閣のイメージはよくなりましたか。
「発言」でイメージが変わったのかを訊くのは意味がありますが、「辞任」でのイメージを訊くと「発言」で印象が悪くなったかと訊いているのかとも取れます。設問文がよろしくないです。
「一連の発言で安倍内閣のイメージはよくなりましたか」と「二人の辞任で安倍内閣のイメージはよくなりましたか」の二問にした方がよいです。

>◆消費税を予定通り、今年10月に10%に引き上げることに賛成ですか。
経済のことは不案内ですが、素朴な感覚として増税は嫌です。

>◆身近な食料品の値上げが相次いでいます。今までより節約するようになりましたか。
そうでもありません。

>◆ふるさと納税を利用したことがありますか。
ありません。

>◆ふるさと納税を巡っては自治体がお礼の品で競争することが問題となり、お礼の品を制限する法律が成立しました。お礼の品を制限することに賛成ですか。
ふるさと納税自体に反対です。せめて制限することはどうか、と訊かれるなら賛成です。

>◆ふるさと納税の制度を今後も続ける方がよいと思いますか。
やめた方がよいです。

>◆新しい元号が「令和」に決まりました。この元号を親しみやすいと思いますか。
よい元号だと思いますが、まだ「親しみ」は感じません。

>◆日常生活で主に使いたいと思うのは令和の方ですか。西暦の方ですか。
日常生活という意味では西暦です。節々で元号を使うことは否定しません。

>◆政府は1万円、5千円、千円札の新しいデザインを発表しました。新しいデザインはよいと思いますか。
ちょっと軽いデザインのような気がします。もっと重厚なのがいいと思うのですが・・・

【時事問題】開かずの踏切

朝日新聞の記事より引用します。

 千葉県船橋市の京成電鉄の踏切の遮断桿を切断したとして、県警船橋署は13日、同県市川市の板金業の男(53)を器物損壊の疑いで逮捕し、発表した。「仕事があるのに車が動かなくなったことに腹が立ち、やってしまった」と話し、容疑を認めているという。
 署によると、男の逮捕容疑は13日午前7時~7時半ごろ、遮断桿2本をノコギリのようなもので切断したというもの。切断した後、自動車で踏切を渡る様子が目撃され、車のナンバーから特定したという。当時、人身事故の影響で遮断桿は下りたままになっていた。


踏切の遮断機を切ることがよいことだとはいいませんが、この事件にはいろいろ考えさせられることがあります。

第一に、人身事故があって電車が止まったのであれば、当然駅の乗客にはその旨案内があったはずです。しかし、踏切で待っている歩行者や運転手にはそうした案内があった気配はありません。私の知る限り案内する方法は整備されていません。

これでは、踏切で待つ人たちが不満を持つのは仕方ありません。

第二に、人身事故で鉄道が止まっているなら、遮断機は開放すべきです。テレビのニュースの解説によると、遮断機は中央制御になっていて、手動で開放してしまうと、元の制御に戻すのに時間がかかってしまうとのことです。

しかし、それは鉄道会社のシステムに柔軟性がないということでしかありません。当然行うべきシステムの改修を怠り世間に迷惑をかけているのは鉄道会社の方です。

遮断機を切断するのは行き過ぎだとしても、鉄道会社の対応にも問題があると思います。

【テレビ】フランケンシュタインの誘惑E+  第二話「原爆誕生 科学者たちの罪と罰」

Eテレにて放送。

昨年10月に始まった「フランケンシュタインの誘惑E+」ですが、なぜか二回放送した後三回目がありませんでした。

それが今年の四月から再開です。再開といっても、二回分を無かったことにして第一話から放送を始めました。映画シリーズでいうところの「リブート」というやつでしょうか?

一回目は、昨年の一回目と同じロバート・コーニッシュの人体蘇生でした。感想はここです。

やはり「フランケンシュタイン」といえば死者の復活でしょうから、妥当な選択です。二回目は、昨年版はマリー・キュリーだったのを、今年はロバート・オッペンハイマーを持ってきました。現実に科学(者)によって世界が脅威にさらされたということですとやはり核爆弾なのでしょうか。

第二次世界大戦中、ドイツの核兵器開発を恐れたアインシュタインを筆頭とする連合国の科学者は米政府に核兵器の早期開発を具申。後に「原爆の母」と言われるロバート・オッペンハイマーの指揮のもと選りすぐりの科学者・技術者が招集され原爆開発が進められます。

開発途中で、ドイツが核兵器を作っていなかったことが判明し、当初の理由は失われます。さらにドイツの敗北でいよいよ原爆の必要性はなくなりますが、オッペンハイマーは参集された科学者たちに熱弁を振るい、原爆開発をおし進めます。この時、離脱したのは一名のみでした。

後年、マッカーシーの赤狩りで公職を追放されています。

そして晩年は原爆開発を後悔していると思われる発言もしています。

番組では開発に関与した科学者たちにインタビューしていますが、原爆を全面肯定している人はいませんでした。

【テレビ】ダークサイドミステリー  第二話「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」

NHK-BSにて放送。

第二次世界大戦末期にナチスドイツが占領地から奪った黄金財宝を積んだ列車がポーランドの地中に埋められているという噂があります。金属探知機でそれらしき反応も出ました。

ナチスドイツの黄金列車の噂には、元となる事実がありました。

戦争末期にソ連軍がせまるハンガリーから、ハンガリー在住のユダヤ人から接収した貴金属類を載せた列車(通称、黄金列車)が発進しました。ドイツを目指す予定だったのですが、戦局の悪化のため目的地が迷走します。途中、護送責任者のハンガリー軍人が財宝の一部を盗んで姿をくらますわ、降伏したドイツの敗残兵が略奪にやってくるわと散々な事態になります。しかたなくアメリカ軍に保護を求めますが、アメリカ軍の高官も着服するなどの異常事態に陥ります。

これが元となってポーランドでもナチスの黄金列車伝説が生まれたようです。

結局、ポーランドでの地中の反応は、廃線になって埋められた線路と、上を通る電線の影響でそれらしく見えただけのようでした。納得できない宝探しのチームが地面を掘り返しましたが、財宝は出てきませんでした。

宝探しというと冒険心をくすぐられますが、ナチスの財宝は元が占領地やユダヤ人から奪い取ったものだけに、あんまりワクワクするのは不謹慎だね、というのが番組の趣旨のようです。

【アニメ】エガオノダイカ

タツノコプロ55周年企画のオリジナルストーリーです。

一応ロボットアニメということですが、極めて凝った作りをしています。

その第一が、主人公を敵味方の二つの陣営に配したことです。そういうのは他にも例はありそうですが、この作品では主人公たちは最終回でようやく出会いうまで、それぞれの周辺(一方は政権中枢、もう一方は前線の部隊)を描くことで重層的な厚みを持たせました。

第二に、おびただしいほどの死者です。名前のついたキャラクターが次々と死んでいきます。最終回付近でバタバタと死ぬのはありがちですが、この作品の場合はほとんど最初から予測もつかない形で死んでいきます。戦争の悲惨さをあますことなく描いています。これによって、最終回の現実離れした平和主義思想の提示も、ある程度の説得力を持ってきます。

また、メインキャラクターの二人が実は親子だったというのが最終回で暗示され、母親が娘をかばって死ぬという事故が起きますが、娘の方は母親であったと気づきません。戦争から生還したのに、母親と再会していたこと、そしてその母親が目の前で死んだことを知らずに生きていくことになります。愁嘆場にならないことがさらにいっそう悲劇性を強めます。

大きな設定を、「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」から借りています。残念ですが、この設定の生かし方としては、「ジャイアントロボ」に劣ります。最後に世界はメインの動力を失ったはずですが、平和でそれなりに豊かに暮らしているように見えます。これでは”苦渋の選択”をした意味がありません。この点は失点です。

ネットを見ると意外なほど評判が悪いみたいです。理由の一つに陣営の一方(王国側)の作戦が行き当たりばったりというのがあるみたいです。しかし、王国は国王夫妻が暗殺されたあと赤ん坊だった王女を擁立することでなんとか運営してきました。身分は王女のままで女王に即位していないければ、摂政もつけない。さらに戦争している事実を当初王女に知らせていなかったと思えば、いよいよ報告しなければならないとなったら幼い王女に判断をゆだねるという始末です。国家の運営に失敗しているとしか思えません。戦争中に”大人”が次々戦死していくので、いよいよ判断がおかしくなっていったというのも辻褄があっています。王国のやっていることがおかしいのは作劇上の都合と見るのは誤りで、制作者によって周到に設計されたものと解釈すべきだと思います。

55周年記念として恥ずかしくない作品だったと思います。

【朝日新聞】作品に罪はあるのか?

4月11日朝日新聞朝刊オピニオン欄「耕論」のコーナー。「作品には罪はない?」は、先に麻薬取締法で逮捕されたタレントの出演映画の公開や音楽の配信をどうするかという問題を論じています。

その中から、教育評論家の尾木直樹氏は、薬物で捕まったタレントの作品を公開すると、青少年に悪影響を与えると警鐘をならしています。

 「作品と犯罪は別だ」「作品に罪はない」「過去の作品まで封じるのは行き過ぎ」という意見は、一般論としては理解できます。
 ただ、それは大人だけの意見です。当然、社会には子どももいます。ぼくは、薬物汚染の「弱者」である子どもを守る立場から警鐘を鳴らしたいのです。現時点では作品は自粛すべきだと思います。
 薬物汚染の低年齢化が進み、「小学6年生が大麻吸引」「中学生が覚醒剤を使用」といったニュースは何も特別ではありません。ネットやSNSなど入手方法も容易になったうえ、価格も安くなっています。そもそも日本の子どもたちは他国と比べて自己肯定感が極めて低く、薬物に流されやすい土壌が熟成されているのです。
 関西の有名私立4大学の新入生約2万3千人が答えた2018年の調査では、薬物の使用を「絶対にダメ」と考える学生は91%にのぼりましたが、「個人の自由」と考えている学生も7%いました。薬物使用の目撃経験者は6%で、入手できると答えた学生は56%にもなりました。
 母数が多いし、新入生が高校時代の経験で答えているのだから、深刻な事態です。
 薬物乱用の防止教育について言えば、単に恐怖心をあおるようなものではなく、脳への影響など科学的知見に基づいた内容であるべきです。
 「覚醒剤やめますか、それとも人間やめますか」というコピーがありました。でもピエール瀧被告は、何十年も芸能界で活躍してきました。よきパパだったとさえ言われています。彼の作品が平然と出続けたら、子どもたちに、薬物の恐ろしさは「大人が大げさに脅しているだけ」と受け止められてしまいます。
 例えば五輪メダリストは、ドーピングの発覚によりメダルを剥奪されます。薬物で運動能力を向上させたとみなされるからです。つまり、薬物と結果が結びついているのです。ではなぜ、作品中の俳優の名演技と薬物は「別物」なのでしょうか。演技が日常的な薬物摂取による「ドーピング」的効果なら、両者には関係があると言えます。被告が俳優として社会的責任を果たすためにも厳しい姿勢でのぞむべきです。しかし見捨てるのではなく、依存症の治療には社会が温かい手を差し伸べないといけません。
 東映は予定通り出演作品を公開しました。いったん見合わせ、この事件が若い世代に与える影響を慎重に見てほしかったです。公開を称賛する声もありますが、そこに見える大人の薬物への鈍感さや、依存症に対する脳科学的な無理解に、ぼくは憤りを感じます。尾木ママはこの問題では譲れません。子どもたちは、大人の対応ぶりをしっかり見ているように思います。



五輪メダリストがドーピングでメダルを剥奪されるのは競技のルールに反したからです。肉体の修練によって生まれた記録ではないとされ価値をなくします。

しかし違法薬物でハイになった状態で作られた芸術作品の場合は事情が違います。芸術作品の価値判断の基準にどうやって作られたかは無関係です。我々が人類の宝だと思っている音楽・絵画・彫刻も表沙汰になっていないだけで、もしかしたら違法薬物の力を借りて生まれたものもあったかもしれません。誰もそんなことは気にしないというのが現実です。


>ピエール瀧被告は、何十年も芸能界で活躍してきました。よきパパだったとさえ言われています。彼の作品が平然と出続けたら、子どもたちに、薬物の恐ろしさは「大人が大げさに脅しているだけ」と受け止められてしまいます。
私は子供ではありませんが、そんな気もしてきます。何十年も使っていて周囲に異常を気づかれず、特に目立った健康被害もないようです。

依存性があるものと言えば、違法薬物だけでなく、煙草や酒も同じです。違法物と合法物に絶対的な違いがあるわけではなく、法律で決めただけです。したがって日本の基準で違法の薬物が合法となっている国もあります。

単に決めただけなのです。

したがって、このタレントの出演映画の公開云々よりも、何十年も使い続けてきたという事実の方が社会への衝撃は大きいものだと思います。


>東映は予定通り出演作品を公開しました。いったん見合わせ、この事件が若い世代に与える影響を慎重に見てほしかったです。
仮に、”違法薬物に手を出した役者が出ている映画の公開は永遠に禁止すべき”という主張なら賛成はしませんが、主張の明確さは認めます。

しかし、”一旦見合わせろ”とか”影響を慎重に見ろ”という主張だと、世間の空気を読んで決めましょう、と言っているだけのような気がします。

東映に異議を申し立てるなら、どうすべきなのかを明言すべきです。

つい先ごろ、やはり大麻不法所持で逮捕歴のあるタレントが死去しました。このタレントも大河ドラマ「いだてん」に出演していて放映される予定だそうです。特にこれを非難する声はありません。

二人のタレントのやったことに違いなどないのに扱いが違っているのは、論理ではなく空気で批判しているからではないでしょうか?

【朝日新聞】どう思いますか:“中一からスマホ、早すぎない?”

4月10日の朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。テーマは”中一からスマホ、早すぎない?”です。

元投稿は、神奈川県の日本茶販売業の女性(42)のものです。

4月に中学生になる息子とスマホ論争が続いています。「みんな持っている」「LINEでつながろうぜと言われた」と涙を浮かべる息子。でも、若者がスマホで起こす問題が日々報じられ、ためらってしまいます。画面をのぞきこむばかりの青春時代はもったいないし、ルールだらけ、親が見張る毎日も息苦しい。
小中学校へのスマホ持ち込みを禁じた指針を文部科学省が見直すというニュースに違和感を感じるのは私だけ?何らか年齢規制は必要ないの?時代遅れの母は不安です。



反響は4通。

東京都の中学生(14)は、大規模災害の時にスマホが役に立つのではないか、と問題提起をしています。

東京都のスイミングコーチの女性(50)は、スマホを使うルールを定めた上で子供に使わせている、とのことです。

三重県の会社員の女性(44)は、災害時の連絡はスマホ以外でも可能だし、スマホの弊害は大きい。学校への持ち込み許可は疑問だ、との意見です。

山形県の小学校教員の男性(59)は、義務教育段階では、実体験を重視した学習(マッチで火をつける、砂や泥の中で遊ぶ、稲を刈る・・・)の方が重要だ、との意見です。

識者からの意見は、学校へのスマホ持ち込み禁止を見直した大阪府教委小中学校課主導主事からです。

(略)
府青少年課の調べでは、小1の5人に1人、小6の半数、中学生の8割がスマホを持っています。いまや子どものトラブルの多くにスマホが関係し、自分の裸の画像を送信させる「自画撮り」などの犯罪に巻き込まれることも。「禁止」を掲げて課題から目を背けるのではなく、現実と正面から向き合い、子どもを守っていきたい。
もはやスマホのない時代に戻れない以上、スマホを持つことの意味や危険性を親と子、教師がじっくり考えた方がいい。今回の見直しが、スマホとうまくつき合う方法を模索する契機になればと願います。



私見です。

まず、学校にスマホを持っていくことを禁止するかどうかという点ですが、これは禁止する必要はないと考えます。授業中に取り出してゲームやメールをするということであれば勉強の邪魔なるので禁止すべきです。しかし休み時間にどう過ごすかは子供の勝手であり学校が干渉すべき事柄ではありません。

次に、親が買い与えていいかどうかですが、これは各家庭で決めることです。その際、親が”自分の子供時代に携帯電話なんてなかったから・・・”などと言うのは時代錯誤の意見として通用しません。時代時代に合わせて新しいものができるのですから、それに合わせて付き合い方を考えるしかありません。

家庭でルールを決めていくというのが現実的な解だと思います。

【アニメ】ケムリクサ

「けものフレンズ」の監督が、「けものフレンズ」の二期を降板された後に作った作品です。何の因果か同じクールの放映となってしまいました。

作品の基調はやはり「けものフレンズ」の一期と似ています。優しいキャラクター達と不穏な雰囲気のブレンドでした。

謎をすべて丁寧に説明しているとは言えませんが、そこら辺りは視聴者を選ぶ作りということでしょう。

日本のアニメを振り返っても、「ケムリクサ」や「けものフレンズ」のような作品は見当たりません。我々は、アニメの新しいジャンルのはじまりを目撃しているのかもしれません。

【朝日新聞】これで無罪とは

4月6日朝日新聞の記事「準強制性交、父に無罪 抵抗不能と認めず 名古屋地裁支部」より

 虐待によって抵抗できない精神状態だった実の娘(当時19)と性交したとして、準強制性交等罪に問われた父親の被告に、名古屋地裁岡崎支部(鵜飼祐充裁判長)は無罪判決(求刑懲役10年)を言い渡した。判決は3月26日付。
 被告は2017年8月と9月の2回、愛知県内で当時同居していた娘と性交したとして起訴された。
 準強制性交等罪は、相手が抵抗などできない状態に乗じて性交をするなど、暴行や脅迫と同程度に相手の性的自由を侵害した場合に限って成立する。
 検察側は、被害者である娘が被告から長年、暴力や性的虐待を受けるなどし、事件当時は抵抗することが著しく困難だったと主張。一方、被告側は同意があり、娘は抵抗できない状態でなく、仮に娘が抵抗できない状態だったとしても、そういう認識はなかったと訴えていた。
 地裁岡崎支部は、性交については、娘の同意はなかったと認定。一方、性交の際に娘が抵抗できない状態だったかどうかについては「被告が長年にわたる性的虐待などで、被害者(娘)を精神的な支配下に置いていたといえる」としたが、「被害者の人格を完全に支配し、強い従属関係にあったとまでは認めがたい」と指摘。「抗拒不能の状態にまで至っていたと断定するには、なお合理的な疑いが残る」とした。
 名古屋地検の築雅子・次席検事は「判決内容をよく検討し、上級庁とも協議のうえ、適切に対応したい」とコメントした。


裁判官は、直接証拠を検討し証言を聞いて判決を下します。したがって、新聞記事だけをみて批評するのは正しいことだとは思いません。

しかし、それでもこの判決には疑問を呈さざるを得ません。

事実関係で争っているならわかりますが、被告側も性交があったと認めていますし、裁判所も娘の同意がなかったと認定しています。

これで無罪が確定するとすると、正義はどこにあるのか、と言いたくなります。

【アニメ】魔法少女特殊戦あすか

原作は未読。2015年から連載を開始しているので、2011年の「魔法少女まどか☆マギカ」に影響された魔法少女ものと言えるかもしれません。少女むけののほほんとした魔法少女ものではないところは「まどか☆マギカ」と同じですが、よく考えれば西尾維新の「新本格魔法少女りすか」というダークな魔法少女ものの小説が2003年に出ているので、なんでもかんでも「まどか☆マギカ」の影響というのは言い過ぎかもしれません。

そもそもこの作品は魔法少女たちは不尽に不幸になるということではないので、影響はあったにせよ、直接的な関係は薄いと言えます。

魔法少女という要素と、現実の国家間の対立、テロリストとの戦い、魔法少女どうしの争い、現実の重火器と魔法の同時展開といったところが作品の狙いのようです。

残念ながら1クールでは、敵の正体もわかりませんでした。国家間の争いも雰囲気だけでしたし、もしかしたら死んだはずの魔法少女の仲間の何人かは生きているような気もしますがそこまで話が進みませんでした。

尺が足りないというより、焦点がぼやけてしまったという感じでした。

【朝日新聞】性犯罪者の再犯防止策

4月5日朝日新聞朝刊オピニオン欄「耕論」のコーナー。「性犯罪、再犯を防ぐには」は、福岡県が大阪府に続いて元受刑者に住所届け出義務を条例で定めたことを受け、性犯罪者の再犯を防ぐ手立てについて考えます。

性障害専門医療センター代表理事・福井裕輝氏の「実社会での治療が重要」より引用します。 

 性犯罪者の住所を把握しても、再犯を防ぐための治療など社会復帰支援に生かされなければ、意味がありません。
 福岡県の条例は、2012年に施行された大阪府の条例を参考にしています。私は大阪府の条例づくりにかかわり、「元受刑者の住所の届け出は、社会復帰支援とセットであれば意義がある」と話しました。
 しかし施行から5年半で届け出たのは121人。対象者の一部に過ぎず、支援を受けたのはそのうちの約4割といいますから機能しているとは思えません。具体的な支援の中身も開示されていません。
 10年以上前から性犯罪者の治療を専門に行っています。きっかけは、父親から性的虐待を受けていた中学生を診たことでした。被害者だけを治療しても、根本的な解決にならないと気づいたのです。被害者をなくすには、加害者をなくさなければなりません。
 性犯罪者の多くは依存の状態で、他の犯罪に比べ再犯率が高いのが特徴です。犯罪のきっかけや、「被害者も喜んでいる」といったゆがんだ考え方を調べ、行為を押しとどめる方法などを学ぶ「認知行動療法」と、性欲を抑えたり攻撃性を下げたりする薬を飲む「薬物療法」が治療の柱です。公的医療保険がきかないので、すべて自己負担です。自分で性衝動をコントロールできるようになるまで、通常3~5年はかかります。
 2月だけで360人の患者を診ました。元受刑者だけではなく、その前段階の罰金刑や執行猶予がついた人たちが多くを占めます。治療をきっちり続けている患者の再犯率は、3%以下です。
 治療で再犯を防ごうとするのは、世界的な流れといえます。住所の届け出義務化は、海外では犯罪者の監視や隔離を目的に30年以上前に始まりましたが、あまりうまくいきませんでした。
 お手本になるのはカナダで、性犯罪の受刑者を刑期の途中で釈放し、国が費用を持って治療を受けさせています。アメリカでは、州によっては裁判所が実刑ではなく、治療命令を出して社会復帰を促すケースがあります。
 日本では法務省が06年から、刑務所や、服役後の保護観察所で再犯を防ぐプログラムを始めました。しかし刑務所内でいくら治療しても、まったく効果はありません。実社会で治療しなければ、自ら性欲をコントロールする力はつかないのです。保護観察所での治療も期間が短く、効果が期待できません。
 「罪を犯した人を治療するのはおかしい」という声がありますが、刑罰で責任をとらせることと、再犯を防ぐことは別物です。治療を含めて、居場所を用意する、定職につけるよう支援するなどの社会政策が再犯防止へとつながります。



結論部分にある、犯罪者にも治療が必要だという意見には賛成します。

罰は罰として科さなければいけませんが、再犯を起こさせないようにすることも同時に重要です。治療によって再犯率が下がるのであれば、税金の投入が無駄とは思いません。


しかし、住所を届けなければならない(再犯の危険がある)人間を仮釈放させるべきではない、と思います。

刑期を満了した受刑者(この場合は元受刑者)であるなら、刑罰は終了しているのですから、その他の義務(住所の届け出など)を義務化するのは、疑問があります。刑期を満了したということは罪を償ったということですから、一般市民と同等に扱うべきです。

刑期を満了しても再犯の恐れがあるというのであれば、それは刑期が短いということに他なりません。

性犯罪の処罰が軽すぎたり(刑期が短い、罰金で済ませている)甘すぎたり(仮釈放が認められる)するのが問題の本質なのかもしれません。


日本では法務省が06年から、刑務所や、服役後の保護観察所で再犯を防ぐプログラムを始めました。しかし刑務所内でいくら治療しても、まったく効果はありません。実社会で治療しなければ、自ら性欲をコントロールする力はつかないのです。

実社会で治療しなけばならないという主張には根拠が書かれていないので、賛成とも反対とも言えませんが、根拠のない主張には説得力がありません。

再犯の危険があるのに実社会で治療させるとなると、市民社会はある程度のリスクを背負うことになります。したがって効果と必要性を説明してもらわなければ賛成はできません。


元受刑者だけではなく、その前段階の罰金刑や執行猶予がついた人たちが多くを占めます。治療をきっちり続けている患者の再犯率は、3%以下です。

治療を受けていない患者の再犯率が書かれていませんが、おそらく3%を超えているのでしょう。そこから治療することの意義を言いたいのだと思います。

しかし、この主張に統計的意味はありません。

治療をするかしないかをランダムで決めているのではなく、本人の意思にまかせている以上、きちんと治療を続けているのは比較的遵法精神の高い人間のグループです。治療を受けていないのは、治療が必要性を感じていなかったり、決まりを守る意思のない人間のグループです。前者のグループの再犯率が低いのは当たり前で、治療の効果の裏付けにはなりません。

【テレビ】ダークサイドミステリー  第一話「迷宮入り連続殺人事件 切り裂きジャックの謎」

NHK-BSにて放送。

超常現象の謎に挑んだ「幻解!超常ファイル」のスピンオフ「ダークサイドミステリー」が始まりました。ナレーターは中田譲治、ナビゲーターは栗山千明と「幻解!超常ファイル」と同じ、そしてテーマ音楽も同じです。

「幻解!超常ファイル」では、世界中から報告される超常現象に科学のメスを入れてきました。

「ダークサイドミステリー」では、謎解きではなく、事件の背景を掘り下げるという企画のようです。

一回目のテーマは「切り裂きジャック」。

1888年8月31日から同年11月9日まで5人の娼婦を次々と惨殺する事件が起きます。犯人は「切り裂きジャック」を名乗り、マスコミに挑戦状を送り警察を嘲笑します。警察は必至の捜査をしますが、結局つかまえることができませんでした。

事件の背景として、
・ロンドンは上流階級の住む西側と、スラムが広がる東側に分かれていて、事件はスラム街で起きた。
・スラム街では「切り裂きジャック」以前にも殺人事件は起きていたが、金目当てだったり怨恨だったりと動機ははっきりしていた。しかし「切り裂きジャック」は人間の体を切り刻むことが目的だったように見え、その点が異様である。
・当時の警察は治安維持を第一の目的としていて、犯罪捜査は手段の一つにすぎなかった。

一連の事件の結果
・事件の少し前に被害者が外国訛りの男と話していたとの目撃情報があったため、ユダヤ人犯人説が流れ、ユダヤ排斥運動が起きた。
・上流階級の間で、スラムの貧困が問題として浮上した。
・貧困への救済策や、スラムでの街頭設置などが始まるきっかけとなった。

■感想
岩倉使節団(1872年にイギリスに来ています。事件の16年前です)が、ロンドンのスラム街の貧困状態について文章を残していました。当時の日本は豊かな国ではありませんでしたが、そんな日本人からしてもロンドンのスラム街がひどいありさまだったようです。なんとなく、日本でも貧困層はひどい暮らしをしていたように思っていましたが、先進国イギリスの貧困の方がひどいというのは意外でした。

被害者の娼婦の年齢は43歳、47歳、44歳、43歳、25歳です。25歳の娼婦というのは分かるのですが、40過ぎの娼婦がいたというのも驚きです。もちろん高級娼婦ではなくスラムの娼婦なのでイギリス全体の事情ではないかもしれませんが、特に切り裂きジャックが中高年の娼婦を狙ったという言及はありませんでしたので、これがスラム街の娼婦の実態だったようです。若いときは別の仕事(メイドとか洗濯女とか)をしていたのが、年をとってそれができなくなって娼婦になったということかもしれません。

【アニメ】けものフレンズ2

一世を風靡した「けものフレンズ」の二期です。制作陣のごたごたでも有名になってしまいました。

一期と監督が交代することは珍しくありませんが、ごたごたが表に出ることはまれで、しかもファンの間では一期の成功は監督の功績と考えられてきただけあって、注目が集まってしまいました。

こういうことが起きると、一期と同じことをすればパクリと言われ、違うことをすれば作品を理解していないと罵られるという厳しい条件下での仕事となります。

そういう意味では同情を禁じえませんが、それを割り引いても今回の二期は不出来と言わざるをえません。シナリオに矛盾を感じるところが列挙しきれないほど多く、伏線の回収をせず放りっぱなしで終了してしまいました。

残念ですが、高くは評価できかねます。

【朝日新聞】秋田公立美術大学

4月1日朝日新聞の記事『卒業式謝辞「ミサイル基地」消える 大学「デリケート」指摘、削除の学生に対し謝罪 秋田公立美大』

 秋田公立美術大学(秋田市)の今春の卒業式で、卒業生代表の学生が謝辞で陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の話題に触れようとしたところ、事前に学生課長が「内容にデリケートな部分がある」と指摘した。学生はこのくだりを削除。大学側は後日、「削除を求めるように聞こえたならば申し訳ない」と学生に謝罪した。
 大学は、政府がイージス・アショアの配備候補地とした陸上自衛隊新屋(あらや)演習場と同じ新屋地区にある。配備に住民の反対は強い。
 3月21日の卒業式で卒業生代表として謝辞を述べる女子学生(22)は原稿を作成。「常設型迎撃ミサイル基地の配備計画が持ち上がるなど、在学中に地域住民や大学関係者にとって重要な問題が起こったことも事実。新屋という場所に暮らし、学ぶ学生にとって、こうした問題は決して無視できません」「学生および地域の皆様が平和な生活を過ごせるよう願っています」と記した。配備計画の賛否に触れず、「考えることが大切という思いを込めたかった」と言う。
 前日の20日夕、大学事務局へ文章をメールで送信。夜、学生課長から電話で「カットできないか」と言われ、理由を聞くと、「政治的でデリケートな問題」と説明されたという。さらに「上と相談して決めるが、考えてほしい」と言われたという。学生は1時間ほど考え、「勉強不足、伝える技術不足かもしれない」とも思い、該当部分の削除を申し出た。
 一方、大学側は「デリケートな部分がある」と伝えたことは認めつつ、「削除してほしいとは伝えていない。本人の判断」と削除の要請を否定。学生課長は大学側に「住民や学生の中に色々な思いがあり、卒業生代表として意見を発信されることにちゅうちょした」と話したという。
 事後に経緯を知った霜鳥秋則学長は取材に「言いたいことにストップをかけることはない。だが、色々な意見があることについては慎重に考えた方がいい」と述べた。一方で「強制的に聞こえたならば申し訳ないと思う」と話し、28日に自ら電話で学生に謝罪したという。
 学生は「タブー視はおかしい。自分ももっと議論をしてきたらよかったと思う。在学生は身近な問題に目を向けて学びや活動につなげてほしい」と話した。


大学が削除要請をしていない、というのは全く信用できません。”君の謝辞はとってもデリケートだねえ。それじゃ当日は頑張ってね”なんて言うわけはなく、何かをしてもらおうと思って電話をしたはずです。仮に削除の要求でなかったとすれば、本人からの削除要請にびっくり仰天したはずです。

削除要請をしたに決まっていますし、大学が嘘をついているのも明白です。

そもそも地域で話題になっている問題を取り上げるのはいけないことどころか良いことです。もちろん賛否の分かれる問題に、一方に肩入れするのは卒業生代表としてふさわしくありません。しかしこの学生の原案は公平な発言です。

実に愚かな大学だと思います。

【アニメ】約束のネバーランド

原作は未読です。

映画「アイランド」や「仮面ライダーアマゾンズ」を思い出させる設定ですが、このクールでは世界がどうなっているのか具体的なことは分かっていません。むしろ脱獄・脱走ものとして観るべきなのでしょう。

1クールかけての脱走劇でしたが、途中ダレることがなく、終始緊張感にあふれていました。この手の話は敵手が馬鹿だとつまらなくなるものですが、この作品の敵は常に主人公たちより優勢なたたずまいがあり、作品に厚みが出ました。

第二期が発表されました。当然、視聴する予定です。

【時事問題】新元号

新しい元号が決まりました。「令和(れいわ)」です。

「明治」以降に使っていた漢字は使わないのでは、と勝手に思っていたので、「昭和」とかぶる「和」を持ってきたのは意外でした。

出典は確認できるかぎりはじめて日本の古典からとりました。万葉集からとのことです。

初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香


ここから「令」と「和」をとってきたとのことですが、正直言って文字が離れすぎているように思います。これで典拠になるなら、たいていの漢字二文字は作れそうな気がします。

そう考えるのは、私に文学的素養に欠けているせいで、ここから「令」と「和」が取り出されるのは必然的理由があるのでしょうか?

それはともかく、今回の元号発表は慶事扱いされたこともあって明るいムードです。案外これから元号を使うことが流行るかもしれないと思いました。
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えいび

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日々の出来事、映画やアニメの感想です。

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