言論NPOによる日韓共同世論調査の結果が発表されました。
ここです。
結果はグラフになっているので、ここには転記しません。直接URL先をご覧ください。
私のところにこの世論調査がきたと想定して回答してみます。
1-1.日韓両国民の相手国に対する印象良くない印象を持っています。
過去の結果と比較すると韓国側の日本に対する「良くない印象」が減っている傾向にあることが分かります。「良い印象」は増加傾向です。
日本側の韓国に対する「良くない印象」は一進一退で、現時点の韓国の日本に対する「良くない印象」と同じスコアです。来年は逆転するのかな?
1-2.相手国に対する印象の理由「韓国人の愛国的な行動や考え方を理解できないから」です。
2-1.現在と今後の日韓関係をどう見ているか
・現在の日韓関係をどう思うか?悪いと思います。
・今後の日韓関係変わらないと思います。
2-2.日本と韓国は友好国なのか「以前から友好国と思ったことはない」です。
結果を見ると、相手を友好国と思っていないのは(「以前は友好国だったが、現在はそう思えない」+「以前から友好国と思ったことはない」)の合算で示せますが
日本世論:43.9%(21.4%+22.5%)
韓国世論:65.6%(12.7%+52.9%)
となっています。
韓国は日本を友好国と思ってないのに、日本によい印象を持っているということでしょうか?よく理解できませんね
2-3.日韓関係の改善のためにすべきこと
・日韓関係の困難な現状にどう対処すべきか「今もこれからも何もする必要はない」です。
3-1.日韓関係の重要性をどう見ているか関係が悪いより良いことの方がいいとは思います。死活的に重要かというとそこまでは思いません。
3-2.中国と比較した場合の日韓関係の「重要性」と「親近感」
・日韓関係と対中国関係の重要性中国は潜在的敵国ですので、重要性をはかる意味が違います。
・相手国と中国に対する親近感政治はともかく、漢字のルーツですので中国文化に自然に親近感を持ってます。
日本人の結果を見ると、中国より韓国に親近感を持つ人が多いのが特徴的です。
・アメリカと中国に対する親近感アメリカと比べると文化的なことではなく政治的つながりを強く意識してしまうので、「アメリカにより親近感を覚える」となります。
3-3.自国の将来にとって重要な国
・自国の将来を考えるにあたり、重要だと思う国や地域アメリカです。
韓国世論でもアメリカが一番多いのですが、中国を挙げる人も無視できないくらい多いのが特徴です。
4-1.相手国首脳に対する印象大変悪いです。
前の人もひどかったですが、今のは最悪です。
4-2.対日/対韓政策の評価
・文政権の対日政策の評価全く評価しません
5-1.相手国の「社会・政治体制」の認識
・相手国の社会・政治体制のあり方に関して「民族主義」「民主主義」「資本主義」を挙げます
6-1.相手国への訪問についての認識
・相手国に行きたいか行きたくありません。
食事はあいそうもありませんし、特に景観がいいとも聞きませんし、物価が安いわけでもありませんし、行って何するの?という感じです。
7-1.歴史問題に関する日韓両国民の認識
・日韓関係と歴史問題「歴史認識問題が解決しなければ、両国関係は発展しない」と思います。ただし、「歴史認識問題」なるものは韓国は永遠に提議しつづけますので、必然的に両国関係は発展しないことになるでしょう。
・日韓の歴史問題で解決すべき問題「もう解決すべき大きな問題はない」です。
7-2.徴用工訴訟判決
・徴用工訴訟判決への評価全く評価しません。パンドラの函を開いてしまったと思っています。
・徴用工問題解決のために何をすべきか「元徴用工への補償は韓国政府が行う」べきです。
8-1.レーダー照射事件
・レーダー照射事件に関して、日韓どちらの主張に理があるか「日本政府の主張が正しいと思う」です。
8-2.日韓、日米韓は防衛協力を進めるべきか
・日韓防衛協力はすすめるべきか「進めるべきではない」です。今の韓国政府が北朝鮮寄りになっている可能性が強いので、情報の共有は危険です。
・日米韓は軍事協力を強めるべきか反対します。
8-3.軍事的脅威と日韓間の軍事紛争に関する認識
・軍事的脅威を感じる国・地域「中国」「北朝鮮」の二国です。ロシアは当面は大丈夫だと思っていますが、甘いかな?
・日韓間で軍事紛争は起こるかレーダー照射みたいなことをしているのですから、偶発的は衝突はあり得ます。そのまま戦争になるとまでは思いませんが。
9-1.北朝鮮の核兵器開発問題
・朝鮮半島非核化は実現するか「現時点では判断できない」です。北朝鮮が今の体制のままだと、核を手放すとは思えません。
・金委員長の非核化への意思は信頼できるか「信頼していない」です。
日本の世論は当然ですが、韓国世論も意外に金委員長を信頼していないようですね。
9-2.日韓両国の核武装への賛否
・日本の核武装への賛否反対です。
・韓国の核武装への賛否よその国のことですから賛成反対というのは変な感じですが、韓国が核武装したら気持ち悪いですね。
10-1.朝鮮半島についての将来の姿
・10年後の朝鮮半島について10年後というと北朝鮮が国家を維持できているかどうか微妙ですが、できていたとしたら、「現状の不安定な状況のまま」だと思います。
・朝鮮半島の将来の姿「将来」というのがいつを指すのかわかりませんが、北朝鮮が永遠に持つとは思えないので、いつかは統一すると思います。
10-2.平和統一後の在韓米軍の必要性
・非核化実現後の在韓米軍のあり方そんなことに意見はありません。韓国と米国で話し合ってください。
10-3.朝鮮半島の平和プロセスへの日本の関与
・朝鮮半島有事の際の自衛隊の関与の是非隣でドンパチが始まったら「関与」は当然です。乗り込んでまで介入する必要はありませんが、警戒のためのアクションは当然です。
・朝鮮半島の平和プロセスに日本は貢献すべきか「貢献」したら後で恨みを買いそうです。なるべく関与すべきでありません。
11-1.今後10年間のアジアにおける日中韓の影響力
・今後10年間のアジアにおける日本の影響力の変化中国がおかしな動きを始めたら、反動で日本の影響力が増えると考えます。中国がおとなしくしていたら、日本の影響力は減っていく(内向きになる)と思います。
・今後10年間のアジアにおける韓国の影響力の変化朝鮮半島北部での影響力は増えるかもしれませんが、アジア全体への影響力は今と同じくないままでしょう。
・今後10年間のアジアにおける中国の影響力の変化増大するでしょう。
・今後10年間のアジアにおけるアメリカの影響力の変化中国の台頭に対抗する形で増大するでしょう
12-1.日韓の経済関係
・日韓の経済関係日本にとって韓国経済の発展は望ましいものではないと思います。
・日韓経済協力は自国の将来にとって必要か必要だと思いません
12-2.経済関係が重要な国・地域
・経済的に重要な国・地域「アメリカ」と「中国」です。
13-1.自国のメディア報道は客観的で公平か
・日韓関係の報道に関して自国メディア報道は客観的で公正か「そう思わない」です。
13-2.インターネット上の世論は適切な民意なのか
・ネット世論は民意を反映しているかネットの場合、”視聴率”や”販売部数”みたいな指標がないので、どの世論をネット世論と定義すればいいのか難しい問題があります。したがって、ネットの一部で盛り上がっている意見を、「適切な民意」とみなすのは抵抗があります。
14-1.日韓両国民の直接交流の度合い
・各国への渡航経験の有無「韓国」「中国」には行ったことはありません。「アメリカ」には渡航経験があります。
・相手国の知り合いの有無「相手国の人に知り合いはいない(いません)」です。ネットで韓国の人とやり取りをしたことはありますが、リアルではいません。
14-2.相手国の情報への関心度や情報源
・相手国や日韓関係についての情報源「日本のニュースメディア」「日本の書籍」です
15-1.厳しい日韓関係の中、民間対話を行うことの是非別に反対まではしませんが、賛成というのとも違います。やりたい人はご自由にどうぞ、という程度です。