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【朝日新聞】耕論:今こそ政治を話そう 野党の生きる道

1月25日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「耕論」のコーナーでテーマは「今こそ政治を話そう 野党の生きる道」です。その中から、元民主党衆院議員・内山晃氏の「大人にならず、身を挺して」より

 2007年5月、民主党がまだ政権をとる前の野党時代のことです。衆院厚生労働委員会で、与党自民党は年金時効特例法の採決を強行しました。こんな横暴は許されない。私は採決を宣言しようとした委員長の背後に駆け寄り、両脇に私の腕を下から入れて、抱きかかえるように体をおさえました。
 当時の第1次安倍政権は、郵政選挙で大勝した小泉政権から受け継いだ「数の力」で採決の強行を繰り返していました。年金制度を変えたくて国会議員になった私は、法案の可決を阻止するため、「委員長を委員会室の外へ連れ出さないといけない」と考えたのです。民主党幹部からの指示もない、一心不乱の行動でした。
 結局、法案可決は阻止できずに抵抗は失敗。私は「羽交い締め」をした責任を問われました。懲罰を決める衆院本会議で私は「強行採決は国民の年金制度を(政権与党が)真剣に考えていない証拠。懲罰されるなら国民の負託に応える行動が封殺されてしまう」と訴えましたが、与党の数の力で、除名に次いで2番目に重い「登院停止30日」の処分を受けました。
 ところが、議員事務所に届いた電話やメールの9割は「よくやった」という評価でした。私が抵抗したシーンは繰り返しテレビで報道され、直後の参院選では「消えた年金」の問題とあいまって年金が争点になりました。民主党は大勝し、その後の政権交代につながりました。
 もちろん暴力がいいというつもりはありません。かつての社会党のような長期間の審議拒否や牛歩戦術は「税金のムダ遣い」と批判され、世論の支持が得にくい。野党の抵抗手段はかなり狭まっているのが現実です。今の民主党は一度政権を担ったがゆえに大人になりすぎて、「多勢に無勢」というあきらめや無力感もあるでしょう。
 しかし、昨年の秘密保護法の採決で、野党議員が委員長の机をたたいて抗議する姿は生ぬるく、国民から「どうせパフォーマンス」と見透かされている気がしました。政権与党が出す法案が本当におかしいと思うなら、処分覚悟で身を挺してほしい。与党の横暴さを浮き彫りにしながら、「次」につなげるためにもっと戦う姿勢が必要ではないでしょうか。
(略)
(聞き手・梶原みずほ)


自分の政治的意見と違う結果になりそうだからだと暴力に訴えることに、私は嫌悪感を持ちます。内山氏は『もちろん暴力がいいというつもりはありません』と言ってはいますが、発言の全体を見れば、自身の行動を武勇伝のように語り、野党議員には『処分覚悟で身を挺してほしい』とすすめていますので、本音では暴力を肯定しているのはあきらかです。

自分の“正しい”信条のためには暴力を肯定する内山氏の思想はテロリズムにつながるものです。このような人物が議員であったことに唖然とします。

同時に、朝日新聞がこうした暴力肯定論を堂々と載せることにも深く憂慮します。民主主義ですので、政治信条そのものは何でも構いません。しかし、民主主義で運営されている現代の日本で、政策の実現手段として暴力を肯定する思想は許されるべきではありません。
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