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【アニメ】ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル


ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-3 [Blu-ray]ウィザード・バリスターズ-弁魔士セシル-3 [Blu-ray]
(2014/06/04)
田辺留依、真堂圭 他

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魔術師が実在する世界を舞台にしています。

魔術師が実在する以上、犯罪者になる魔術師がいますし、それを逮捕する警察だけでなく、裁判も必要になります。この作品は、魔術師を弁護する弁魔士(ウィザード・バリスター)のひとり、新米のセシルが主人公です。

警察を主人公にすれば、毎回派手なアクションシーンができますが、弁魔士が主人公なので制約があります。当初、セシルがアクションシーンに絡むのに無理がありましたが、後半セシルそのものが物語の謎の中心となるにおよんで、不自然ではなくなりました。

いままでのアニメーションにはないものを作りたいという意気込みは感じます。まったく架空ではなく基本は現在の日本でありながら魔術師という要素を放り込んだ世界の構築というのは魅力的です。

しかし、その観点から見ると、いくつかのアラが見えます。

まず、魔術師を弁護するのが魔術師限定であるかのような設定です。事務所のトップのアゲハさんは魔術師でないという説明があったように思いますが、他に登場する弁魔士は、志望者も含めすべて魔術師です。法廷の内外で法律上の助言をするのに、魔術師である必然性はありません。

また、セシルの服装が裁判所にふさわしくないようなものであるとの言及が再三なされていましたが、バタフライ事務所のほかの人たちも似たり寄ったりの格好です。この世界ではなにが普通の格好なのかが分かりません。

さらに、セシルの魔術使用による罰金は当然セシルが支払うべきものです。その請求書がバタフライ法律事務所に行った理由がわかりません。交通違反の罰金はセシル個人に請求されています。基準が不明です。

肝心の裁判ですが、公正な裁きが行われているのか、魔術師に差別的なのか、見極めがつきません。最後の裁判は被害者を弁護人に頼んで、かつ陥れようとする異常なものでした。しかし、それまでに見てきた裁判も異常さでは似たりよったりですのでインパクトに欠けます。はじめは地味でも普通の裁判を見せなければ、最後の裁判が引き立ちません。

このように、新しい世界を構築しようとしている意欲は感じますが、ちょっとつめが甘いかな、という感じがします。

そのほかに、巨大ロボットと使い魔が出てきます。これは疑問です。

巨大ロボットおかげで、アクションシーンが単調になってしまいました。変な話ですが、他のアニメには巨大ロボットのアクションシーンはいくらでもあるので、結局ありきたりになってしまいます。むしろ初回に見せたような、現実のものである電車を魔術で持ち上げるというシーンの方が目を惹きます。

使い魔を出して絡めるのも、アニメーション作品の常道なのでしょうが、ストーリーに絡んでいません。可愛くないデザインという斬新さ狙ったのかもしれませんが、いかにもアニメーション的なお約束に囚われた表現としか見えません。他の人間にからむのはセシルの使い魔だけでした。バタフライ事務所の弁魔士以外の魔術師の使い魔は登場もしません。使い魔の設定をもてあましている感があります。

色々文句は書きましたが、基本的には優れた作品であり、意欲作だと思います。

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