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【朝日新聞】インタビュー:日本の愛国心

4月16日朝日新聞朝刊オピニオン欄。明治大学特任教授・大沼保昭氏のインタビュー「日本の愛国心」です。

(略) 
 ――いびつな愛国心を象徴するようなネット右翼(ネトウヨ)の言説が拡散していますね。
 「ネトウヨは若者の感覚の一部が極端な形で言説化しているのでしょうが、ある種の『快感』を多くの人に与えているのも事実です。欧米から『日本は慰安婦問題で謝罪していない』と批判されると、『あなた方だって植民地支配をしてきたし、戦争になれば同じようなことをしたのでは』と反論したくなるでしょう。彼らはそれを代弁している」
 「私はずっと、戦後日本は過去の植民地支配と侵略戦争を反省して平和憲法を守り続けてきたことを世界にもっともっと発信した上で、欧米に対して『あなたたちはどうだったのですか?』と問題提起をするべきだと主張してきました」
(略)
 「中国に『百年国恥』という言葉があります。1840年のアヘン戦争以来、100年にわたって中国は恥辱を受けてきたという意味です。中国政府の主張は大げさで、南京事件で虐殺されたという被害者の数字も不正確です。しかし日本が満州事変(1931年)以降、中国を侵略し、数多くの人々を殺害したという事実は否定できない」
(略)
 「13億人の中国は、多少の挫折はあっても将来米国と肩を並べ、さらに米国を超える超大国になる可能性が高い。他方、百年国恥の屈辱感の裏返しである現在の中国の攻撃的な路線が永久に続くわけではない。対立するより、諸国と共に中国の過剰な被害者意識をなだめ、卒業してもらう工夫を日本はするべきです」
 ――具体的には。
 「中国が持たないソフトパワーをいかすことです。日本の学者が主導してアジア国際法学会を日本で開催した際、参加した中国人が必死に運営のノウハウを学ぼうとしたことは象徴的です。製造業やサービス業、医療のシステム、アニメやファッション、さらには秩序だった市民生活のルールなど日本には中国にとって魅力のあるソフトがあります。それで中国の懐に入り込み、ウインウインの関係をつくり出すべきです」
(略)
 (聞き手・吉田貴文)


>「私はずっと、戦後日本は過去の植民地支配と侵略戦争を反省して平和憲法を守り続けてきたことを世界にもっともっと発信した上で、欧米に対して『あなたたちはどうだったのですか?』と問題提起をするべきだと主張してきました」

現実離れをしています。日本が欧米に植民地の問題を提起しても無視されるだけでしょう。日本が欧米の植民地だったわけではないのですから。

おそらく、大沼氏が目指しているのは、罪を償った清らかな日本というイメージなのでしょう。私からみると、それこそが「いびつな愛国心」です。

>13億人の中国は、多少の挫折はあっても将来米国と肩を並べ、さらに米国を超える超大国になる可能性が高い。他方、百年国恥の屈辱感の裏返しである現在の中国の攻撃的な路線が永久に続くわけではない。対立するより、諸国と共に中国の過剰な被害者意識をなだめ、卒業してもらう工夫を日本はするべきです

中国が攻撃的になっているのは周辺国に対してです。アヘン戦争の相手国であるイギリスには歴史問題をふっかけていません。したがって、“百年国恥”なるもので現在の中国の姿勢を説明することはできません。領土的野心が本心で、歴史問題は隠れ蓑とみるのが自然です。

>製造業やサービス業、医療のシステム、アニメやファッション、さらには秩序だった市民生活のルールなど日本には中国にとって魅力のあるソフトがあります。それで中国の懐に入り込み、ウインウインの関係をつくり出すべきです」

そういうことはいままで散々やってきましたし、天安門事件で中国が西側各国から非難を浴びた中、日本が真っ先に関係改善に動いたこともあります。しかし、現在はこのざまです。

大沼氏は善意の人なのかもしれませんが、まるで納得できませんでした。
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