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【朝日新聞】インタビュー:ジャパン・アズ・ナンバー3

米ハーバード大学名誉教授・エズラ・ボーゲル氏のインタビューです。日本の対米中韓外交についての意見を聞いています。

 ――慰安婦問題をめぐる中国、韓国の動きをどう見ていますか。
 「日本からすればすでに外交的に片付いた問題と思うかもしれないが、韓国にとってはそうではない。そこに『強制性』などの議論を持ち出して正当化しようとすれば、日本の国際的な評判はかえって悪化するだけだ。日本にとって国際社会で良好な外交関係を維持することは大事。そのためには、不公平に思うかもしれないが、よい関係をつくるために、加害者側としていつまでも謝る必要がある」
 ――日本人の意識としては村山談話や河野談話などで何度も謝った。どうしてまた謝る必要があるのか、となる。
 「僕の目からみると、日本人の多くは悪いのは軍国主義で、一般の国民は悪いことをしなかった、被害者なんだと思っている。もちろん原爆投下などで日本人は被害者でもあるが、一方で、周辺諸国に対して加害者でもあるという意識が、外国人の目からみると決定的に足りないと感じる」


日本の主張は、日韓で政治的に決着したことをどうしてまた謝る必要があるのか、というものです。それに対して、ボーゲル氏は「僕の目からみると」と自分の意見を語りだしています。検討すべきなのは、あくまで韓国の意見であって、ボーゲル氏の意見ではありません。

 ――靖国神社のA級戦犯を仮に分祀できたとしても、中国や韓国の反発は収まらないのでは。
 「A級戦犯合祀と遊就館がなければ、反対の動きはある程度まで収まるのではないか。A級戦犯と遊就館のあるところに指導者が行く必要はないと中国人は思っています。実際、合祀後は昭和天皇もいまの天皇も参拝していないし、中曽根元首相も85年以降、行かなかった」


「収まるのではないか」、などとのんきに言っていますが、何の根拠もありません。むしろ逆の根拠ならあります。中国が対外的に強硬になっているのは対日本だけではないからです。歴史問題が、中国にとって口実にすぎないのではないかと大いに疑われます。

 ――37年の南京事件についても、被害者の数はもっと少なかったはずだという議論があります。
 「もし『30万人だ』という見方に対して日本側が『それほど多くない』といえば中国人は怒る。問題は数が少なくても、旧日本軍がとった行動自体は正当化されない、ということです。被害者側からすれば、日本は自分たちのことを悪くないといっている、と逆に宣伝するだろう」
 「僕が日本人なら、こう言うだろう。被害者数については様々な見方がある。それでも当時の日本人、旧日本軍の兵隊が中国人に対して悪いことをした。日本人はもう二度としません、と」


中国人(中国政府)は「問題は数が少なくても、旧日本軍がとった行動自体は正当化されない」などとは言っていません。あくまで30万人、というのが中国の主張です。

このようにボーゲル氏は、自分の意見と中韓の意見を混同させてしゃべっています。そのため全体に納得感がありません。
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