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【朝日新聞】同盟生かし地域安定へ汗かけ

4月30日朝日新聞朝刊オピニオン欄。「耕論」のコーナーでオバマ米大統領訪日のまとめをしています。そのうちの一つ早稲田大学教授・植木千可子氏の「同盟生かし地域安定へ汗かけ」をとりあげます。

前半は、米国の(オバマ政権の)情勢分析です。後半から見ていきます。

 それでも、日本を含めたアジア諸国には、米国のアジア重視を疑い、中国の影響力がますます強まるのではという不安がある。そこで、アジアに関与し続けるという強い意志を示し、不安を払拭するのが今回のアジア歴訪の目的でした。実際に、日本では、日米同盟は強固だと確認し合いました。
ただ、このところ日本国内で声高に唱えられるようになってきた「米国は日本のために戦ってくれるのか」という問いかけはおかしい。同盟は戦争に勝つためにあるのではなく、戦争にならないようにするためにあるのです。実際に戦わなくてはならなくなった事態は、戦略が失敗して抑止が破綻したことを意味します。


同盟の目的は、近しい関係の他国と結び国益を守ることのはずです。同盟が「戦争にならないようにするためにあるのです」というのはおかしな意見だと思います。

いざとなったら戦える態勢をとりながら、戦争を起こさない。そのためには、あらゆる手段を用いて戦争が割に合わないという状況を作り出さなくてはなりません。


もちろん、現代では戦争をすることは決して国益にかなうものではないというのは認めます。その意味で、戦争を起こさないように努力すべし、というこの一節には同意します。しかし、そうであるなら、米国に尖閣の防衛を約束させたのは、戦争を起こさないために、重要であると考えます。『「米国は日本のために戦ってくれるのか」という問いかけは』、決しておかしくはありません。

 TPPは米国にとって、成長戦略であると同時に、高いレベルの自由貿易圏をつくることで地域の安定を図る、外交戦略的なツールでもあります。将来的には中国を取り込むことも視野に入れており、例外があれば、そのぶん効力は弱まります。日本の参加は不可欠ですが、今回、合意できませんでした。
 米国からみれば、日本は地域をよくする努力を十分しないで、求めるばかり。そんな国のために危険を冒す必要はないという論調が起こりかねません。


植木氏がなにを根拠に「米国からみれば」と米国の代弁ができるのかわかりません。勝手な想像だとしか思えません。

 重要なことは、日米同盟で何をしてもらうか、ではなく、同盟を使ってアジアのために何ができるか、日本人自身が真剣に考えて、動くことです。まずは、韓国との信頼関係を取り戻すことが必要です。そして、中国との関係改善を図り、偶発的な出来事を危機に高めないための仕組み作りを地域規模で進めることが急務です。


同盟とは双方の利益のために双方が努力するものというなら分かります。しかし、植木氏によれば、日米同盟はアジアに貢献するためにあるそうです。そんな不可思議な理論は理解不能です。
 

アジア地域を、経済的に豊かで、力ではなく、ルールや話し合いで物事が決まる、安定した場所にする。これが、日本のめざすべき目標であるはずです。


日米同盟の目標でなく、日本がそれを目指すべき、ということであれば理解できます。そのために何をして何をしないのかが議論になりますが、基本は同意できます。

全体では、いいことを言っているのかも知れませんが、論理が雑です。よほど好意的に読んでくれる人でなければ、納得はしないでしょう。特に、勝手に米国の代弁をするところが駄目です。
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