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【朝日新聞】私の視点:センター入試の国語 選択式問題、小説はそぐわぬ

10月1日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。私立高校教師の佐藤範子氏の「センター入試の国語 選択式問題、小説はそぐわぬ」より。

(略)
国語という教科の性質を考えた時に、答えを一つに絞ることはなかなか困難である。特に小説の場合、登場人物がとった行動についてその時の心情や理由が出題されることがしばしばあるが、本来小説は、その作品に対する読者の自由な読み取りに委ねられることに存在価値があると言っても過言でない。
 答えを一つに絞るため、出題者の意図に沿った答えを必死で探らなければ解けないような今の試験のあり方は、国語力を測るどころか、かえって受験生の自由な創造力や豊かな感性を損なうことになるのではないだろうか。
 試験後に発表された解答に対して、生徒ならずとも腑に落ちない、あるいは違和感を覚えた経験もある。教師のほうはそんなのんきなことを言っていられるが、試験に勝負をかけている生徒にとっては切実だ。センター試験の結果は、最終的な受験の合否に大きく影響する。まして国語は他教科に比べて一問ごとの配点が大きいから、なおさら影響は大である。そこで提案したい。
 新しい入試でもマークシート方式を継続するのであれば、小説の出題は廃止するのが適当と考える。その代わりに評論文の出題を増やしてはどうか。それも難しいなら、小説の出題に関してだけでよいから複数の解答を認めるようにすべきではないか。
(略)


センター入試の国語から小説の出題をやめてしまえという提言です。この提言には賛成します。

佐藤氏はマークシート方式の試験に小説が適さないと言っていますが、私は記述式であっても小説から出題にも問題があると考えています。「本来小説は、その作品に対する読者の自由な読み取りに委ねられることに存在価値がある」からです。

冷静に考えて、大学教育を受ける素養として小説の読解が必要だとは思えません。もちろん、小説を読むことで我々の人生は豊かなものになるのは確かです。しかしだからと言って小説が読めないからといって高等教育を受けられないということはありません。必要なのは、論説文などを読み書きする能力です。

私の経験では、国語教師には文学青年あがり(崩れ?)が多数いるようで、小説を至高の存在と考えている節があります。そうした中で、こうした大胆な提案が国語教師の中からでたことに敬意を表します。
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No title

初めましてだんごと申します

確かに小説を題材にして
設問するのは回答も様々でしょうし
どれを正解とするかはむつかしいものがあるのでは・・
というのは私も高校の時に感じました

むしろ文章を書かせてみる
今大学の入試でも論文というのが多く取り入れられていますが
その方がまだいいのかな・・とも思います

本来多感な十代の時期に
様々な文章に触れて色んな事を感じる
知識が情緒を育てる・・そんな意義をもっと
現代国語のカリキュラムに組み込めたらいいのに・・とも思います

マークシート・・ああ・・思い出すだけで
熱が出そう・・笑

Re: No title

だんごさん

こんにちは。
記述式だと、都立高校入試の採点ミスであったような、間違いが怖いですね。
それぞれ一長一短ということでしょうか

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えいび

Author:えいび
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