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【言葉】ねんごろ

7日の参院予算委員会で、山谷えり子国家公安委員長への野次で「ねんごろ」という言葉が使われました。8日の朝日新聞が報じています。

 山谷えり子国家公安委員長は7日の参院予算委員会で、2009年に松江市のホテルで「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の当時の幹部と一緒に写真撮影をしていたことについて、「在特会と私は全く親しい関係にはない。その方たちが在特会メンバーであるとは全く存じなかった」と説明した。民主党の小川敏夫氏の質問に答えた。
(略)
 小川氏が「普通はホテルで相手も知らずに会うことはない」と指摘すると、山谷氏は「いろいろな場所でいろいろな方と会うのが政治家だ」と答弁。質疑中、「宿泊先まで知っているっていうのは、懇ろだったっていうんじゃねえか」とやじが飛び、議場が一時紛糾した。民主党の蓮舫・参院予算委筆頭理事は同日、「明らかに我々の党のサイド(からのやじ)だった」と述べた。
 菅義偉官房長官は同日の記者会見で、「あまりにも失礼というか、女性の品格を傷つける誹謗中傷で、聞くに堪えないやじだった。国会の品位をおとしめる発言であり、許されるべきではない」と強く非難した。山谷氏は取材に対し、「(やじは)よく聞こえなかった」と述べた。


そもそも不規則発言は禁じられていますので、野次自体を擁護するつもりはありません。しかし、「ねんごろ」という言葉そのものに「失礼」とか「品位」をおとしめるという風には思っていませんでした。手元にある広辞苑をひいてみると。

ねんごろ【懇】(ネモコロの転)(1)まごころでするさま。心づかいのこまやかなさま。親切。丁寧。伊勢「狩は―にもせで」。(2)念入りにするさま。詳細。狂、土産の鏡「この鏡の仔細を―に承りてござる」。(3)互いに親しみあうさま。懇意。伊勢「―にあひかたらひける友だちのもとに」。(4)男女がひそかに情を通じること。また、情交のある関係。男色関係にもいう。浄、堀川波鼓「鼓の師匠源右衛門と―してござらぬかと」。浄、職人鑑「おのれは傾城なれば飽いた時は-切る」


男女関係にも使いますが4番目なので、本来の意味が転用されて男女関係に使われるようになったのだと思います。また、それも卑語ということではなく、男女関係についてズバリ言うのではなく、ぼかした言い回しのようにも思います。

それはそれとして、女性議員に対する性的な野次だけをことさらに問題視するのはどうかと思います。自民党は、都議会でやられたのをやり返しているようにも見えます。

もう一つそれはそれとして、「懇ろ」の読みを、文章の前後がなく単体で尋ねられたら答えられなかったかもしれません。恥をかく前に覚えられてよかったです。
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