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【朝日新聞】時事小言:戦場を知る責任 犠牲の記憶が隠す事実

10月21日朝日新聞夕刊の「時事小言」のコーナー。国際政治学者・藤原帰一氏の「戦場を知る責任 犠牲の記憶が隠す事実」より

(略)
 それでも従軍慰安婦が極度に悲惨な経験を強いられたことは否定できない。仮に強制がなかったという強い前提を置いたとしても、甘言に騙され、あるいは親に売られ、戦場のなかで次々に兵士に身を任せる女性の立場に身を置いて考えてみれば、平時における一般の売春と慰安婦を並べることの誤りは明らかだろう。
(略)
国民の視点だけから戦争を見る限り、語られる犠牲と語られない犠牲が生まれてしまう。ここで必要なのは、自分たちの犠牲ばかりを語って相手の犠牲を無視するのではなく、自国の国民ではない人々の経験に開かれた戦争の認識である。慰安婦を犠牲者として捉えつつ、戦争の加害者である日本兵士も犠牲者としての側面を持つことを見ることができれば、戦争の記憶をナショナリズムの束縛から解き放つことも可能となるだろう。
 慰安婦に関する現在の議論は、謝罪と補償の必要をめぐって展開している。だが、学者の議論という批判を恐れずにいえば、謝罪や補償の前に必要なのは、事実を見ることだ。それも相手の誤りを暴くことで自分を正当化するのではなく、双方の国民を横断して戦争を捉えなければならない。そして、日中戦争と第2次世界大戦における戦場の実態に少しでも目を向けるなら、決して引き起こしてはならない破滅的な暴力の姿が目に入るはずだ
 慰安婦をめぐって展開される議論には、日本の名誉回復を求める熱情があっても、戦場の現実を知ろうとする姿勢は見ることはできない。それを私は恐れる。


従軍慰安婦は強制的に集められたのではないかもしれないが過酷な環境においたのは日本に責任がある、という朝日新聞が提唱している“慰安婦問題の本質”説に藤原氏も乗っかっています。

しかし一切説明せずに、「平時における一般の売春と慰安婦を並べることの誤りは明らか」といわれても、なぜ明らかなのか理解できません。

仮に環境が問題だったのだとしても、慰安婦問題で日本本土出身の慰安婦が無視されている理由が分かりません。もともとの考えでは、本土出身者は自発的に応募したのだから基金やらお詫びの手紙の対象にならなかったのだと思います。しかし、過酷な環境が悪いのだとすれば日本本土出身慰安婦も無視してはいけないはずです。

必要なのは、事実を見ることだ」とか、「戦場の実態に少しでも目を向けるなら、決して引き起こしてはならない破滅的な暴力の姿が目に入るはずだ」とか立派なことを書きながら、藤原氏も日本人慰安婦をまったく無視して国際関係の問題としか思考していないように見えます。
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はじめまして

初めてでいきなりしつれいします。

同感です。なんだかもやもやしているものがすっきりしました。
ありがとうございます(・∀・)

Re: はじめまして

> 初めてでいきなりしつれいします。
>
> 同感です。なんだかもやもやしているものがすっきりしました。
> ありがとうございます(・∀・)

コメントありがとうございます。

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