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【朝日新聞】無期受刑者、減る仮釈放 8年連続1桁 進む「終身刑化」

10月29日朝日新聞朝刊は、「無期受刑者、減る仮釈放」という記事を掲載しています。無期懲役囚の仮釈放が減り、獄死する受刑者が5年連続2桁だと伝えています。

記事は事実を伝えているだけで、別に“無期懲役は事実上の終身刑だから死刑を廃止しましょう”といった主張はありません。

 無期懲役刑が「終身刑」につながる傾向が進んでいる。昨年1年間に仮釈放された無期懲役の受刑者は8人で、8年連続で1桁となった。1990年代はほぼ2桁で推移していた。8人の刑務所の平均在所期間は31年2カ月。10年前から約8年、20年前からは13年延びた。一方で、刑務所内で死亡した無期懲役の受刑者は昨年14人で、5年連続で2桁となった。
 日本に終身刑はない。無期懲役刑と終身刑の違いは仮釈放の有無だが、事実上の終身刑として刑務所で最期を迎える受刑者が増えている形だ。法務省が28日に公表した無期懲役の受刑者に関するまとめで分かった。89年以降の統計でみると、仮釈放された受刑者の人数は91年に34人にのぼるなど、98年までほぼ2桁で推移。平均在所期間も20年前後だった。
 その後、仮釈放が減ったのは社会で厳罰化の傾向が強まり、法律が改正されたことなどが要因とみられる。04年の刑法改正で、有期刑の上限が20年から30年に引き上げられた。無期刑は有期刑よりも厳しいという位置づけで、仮釈放までの期間も自然と延びた。
 同じ04年には犯罪被害者等基本法も成立。07年12月には、希望する被害者が、加害者の仮釈放について意見を述べることができるようになった。「被害者の立場としては、凶悪犯の仮釈放を簡単には受け入れられない」と法務省幹部は話す。
 在所期間の長期化は受刑者の高齢化につながる。身寄りを捜すのが難しく、仮釈放の環境が整いにくくなるという事情もある。刑務所では無期懲役の受刑者数も増えている。昨年末で1843人。91年の870人から22年連続で増加した。法務省は09年、それ以前の9刑務所に加え、横浜、神戸、長野の各刑務所でも無期懲役の受刑者を収容できるようにした。
 (北沢拓也)


記事を読んで、無期懲役という刑罰には無理があるように改めて思いました。

有期刑は刑期が決まっていますので、態度が良ければ満了前に仮釈放がありますが、逆に態度が悪くても刑期が勝手に延びることはないはずです。しかし、無期懲役の場合は、刑務所での過ごし方、つまり刑務官への接し方で刑期が左右されてしまいます。実際に無期懲役囚の話を聞いたわけではないので想像ですが、おそらく無期懲役囚は刑務官に対して絶対的な服従を強いられているのではないでしょうか。

もちろん、無期懲役囚が相応の罪を犯したことは理解していますし、刑務所がリゾート地でないことも分かっています。しかし、24時間毎日毎日刑務官の顔色をうかがう生活を強いることが刑罰として適切なのか疑問です。

一方、終身刑であれば、仮釈放がないことははっきりしていますので、無駄に希望をもつことはありません。よくも悪くもすっきりした刑罰です。

無期懲役刑は廃止し、新たに終身刑を設けるのが良いと考えます。終身刑ができれば、冤罪のまま執行するおそれを拭えない死刑制度の廃止も可能となるでしょう。
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