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【本】妖女ドレッテ

著:ワルター・ハーリヒ
世界推理小説全集 63巻(東京創元社 )

1930年に発表

ドイツの推理小説です。英米仏の推理小説は多数ありますが、ドイツのものというのはめずらしいです。

密室殺人ですが、たいしたトリックではありません。

語り手は殺人を決意した男です。実行直前に、何者かの手により計画したとおりの手口で犯行がなされるという不可思議な状況です。トリックよりも語り手の心理に重きをおいた感があります。推理小説風の普通小説と考えた方がいいかもしれません。

純粋に推理小説としてみると、高い評価はできませんが、歴史的には意義のある作品のようです。昭和12年の「新青年」誌における海外探偵小説10傑のアンケートで、26人の評者うち、大下宇陀児、小栗虫太郎、黒沼 健、渡辺啓助の四氏が、この「妖女ドレッテ」を挙げています。現在では忘れられた感のある作品ですが、日本の推理小説界に何がしかの影響を与えていることは間違いないようです。

古い翻訳でしたが、読みにくくはありませんでした。

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