【朝日新聞】天声人語:8月23日

8月23日の天声人語です。入試問題によく出ると評判のコラムです。

聞くと見るとでは大違い、ということが往々にしてある。好例が、国会の審議の中継をテレビで聞くのと、実際に議場に足を運ぶのとの違いだ。どんなにヤジが飛んでもテレビなら質疑応答の内容がわかる。議場ではかき消されて全く聞こえない場合がある▼本会議を傍聴に行って、あまりの騒がしさに耳を疑った。そんな投書が数年前の本紙声欄にあった。「ヤジは国会の華」というが、もってのほかだ、と。この方は、ぜひ皆さんにも傍聴を勧めたい、と書いていた。同感だ▼いかなるヤジも許されないとは思わないが、一国の総理が不規則発言を重ねるのには驚く。5月に「早く質問しろよ」と言い放って陳謝した安倍首相が一昨日、また失態を演じた▼テレビの映像を見ると、首相は「まあいいじゃない、それくらい」と言っている。安保関連法案の参院審議で、中谷防衛相の間違いを民主党の蓮舫議員が指摘したのに対する言葉である。委員長の注意を受け、首相は撤回した▼前回の時にも批判されたように、政府は国会に法案を提出し、審議を「お願い」する立場だ。にもかかわらず国民の代表たる国会議員を見下すかのような態度を取る。それは国民を見下すことに他なるまい▼首相は2月にも日教組をめぐるヤジを飛ばし、謝罪に追い込まれた。二度あることは三度ある、を地で行っている。「憲法違反」の安保関連法案に対する反対はますます強まるのではないか。その声は心ないヤジなどでは決してかき消されまい。


国会のヤジがいけないのは、ヤジで質疑応答が聞こえない、からというもっともな理由を挙げています。『「ヤジは国会の華」というが、もってのほか』というのも賛成です。しかし、理由もなく「いかなるヤジも許されないとは思わない」というのが分かりません。

入試問題で、『筆者が「いかなるヤジも許されないとは思わない」と考えた理由を答えなさい』というのが出たらどうしましょう。

“自民党へのヤジのように、良いヤジもあるから”と答えればいいのでしょうか?
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