【時事問題】監視カメラと五輪エンブレム問題

昨今世間を騒がせる事件では、たいてい監視カメラが解決に役立っています。こんな場所にも、と思われるようなところにも監視カメラが仕掛けられていて、犯人と思しき人物を写します。昨日は、なんとタクシー乗車中のオレオレ詐欺受け子の鮮明な映像が公開されました。

統計的なデータはありませんが、近頃は未解決事件というのが少なくなったようにも思います。事件がどんどん解決するのは結構ですが、いつのまにか世の中が監視社会になっているかのようで不気味な感じもします。

テクノロジーの進歩によって監視社会が到来するという予測だか予言だか懸念だかは、ずっと昔から言われてきました。その意味で、今日の状況は予測の範囲内といえなくもありません。

その一方でまったく未来予測に現れなかった事態も現出しています。昨日の五輪エンブレムの取り下げの背景にあった、ネット社会の執拗な調査です。

五輪エンブレム問題のきっかけは、ベルギーの同業者の訴えです。剽窃なのかどうかは、素人の私にはわかりませんが、似てはいてもパクリとまでは思えませんでした。しかし、その後に次々と明るみになる剽窃疑惑を前にして、件のデザイナー本人も組織委員会も取り下げざるをえなくなったようです。

この次々と明るみになった例の大部分がネット住民による調査によるものです。プロの作品のこれこれと似ている、というのなら探し出せなくもないと思いますが、個人サイトにある写真との一致を指摘するなど、どうやって調査したのかさえ分からないくらいです。しかも彼らは無報酬です。

プロの仕事を素人がよってたかって検証するという社会の到来は、おそらく誰も予想していなかったと思います。

監視カメラの規制は、我々主権者が決意するなら、できなくありません。しかし、ネットの調査をやめさせるとか、基準を設けて規制するという方法はまったくありません。

これは、もしかしたら監視カメラよりも恐ろしい社会現象なのかもしれません。
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えいび

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