【朝日新聞】会社の目的とは?

9月4日朝日新聞朝刊。東芝の不正問題について、安井孝之編集委員が「利益優先、見直す機会」という論考を載せています。

 東芝にはいくつもの「日本初」がある。洗濯機、冷蔵庫、掃除機、カラーテレビ……。経営理念の「豊かな価値を創造し、世界の人々の生活・文化に貢献する」を、技術力で実現してきた会社だった。
 会社は、モノやサービスで消費者を満足させ、社会を豊かにする責任を負う。そのために稼ぐ力を持ち、利益を出さねばならない。
 しょせん稼ぐ力や利益は手段で目的ではない。東芝の不正会計問題では、利益を出すこと自体が目的となった。達成のため歴代社長らは不正な損失の先送りや利益の捻出を繰り返した。組織が陥りがちな「手段の目的化」が、蔓延した。
 日本でも、株主利益の最大化を求める米国型の資本主義が広がる。利益率を高める圧力は強くなり、経営者は四半期ごとに利益水準を問われ、ハードルを越えるのにあくせくしている。
 利益を上げることが悪いわけではない。問題は「何のための利益か」を忘れ、経営者の体面を保つ道具に変わってしまうことだ。過去にカネボウやオリンパスで起きた会計不祥事も、似たところがある。
 東芝の再生は、社会に何を提供するのかという再確認から始めなければならない。かつて社会を豊かにする商品を次々と世に出した東芝の原点を、見つめ直してほしい。
 (編集委員・安井孝之)


会社の目的は「モノやサービスで消費者を満足させ、社会を豊かにする」のが目的で、利益は手段でしかない、と言っています。

世間知らな意見だと思います。

たしかに、出版とかマスコミとかが、“利益が目的です”などと言い出せば鼻白むものがありますが、一般的な業態であれば、利益が目的といってなんら間違っていません。出版やマスコミにしたって赤字垂れ流しの経営をしていれば、いずれ存続できなくなります。

それに、東芝の不正会計が不正といわれるゆえんは、利益がないのにあるように見せかけたことです。つまり正しく“利益が目的”だと思っていなかったことにあります。

世間知らずでもありますし、問題の本質が分かっていないと思います。
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