【朝日新聞】「虚構新聞社」社主のインタビュー

9月15日朝日新聞朝刊のオピニオン欄。「虚構新聞社」社主のUKさんのインタビューより、

 「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」という虚構の話を、僕がネットで運営するサイトに載せたときです。爆発的に話が広がっていくのを呆然と眺めながら、ネットの世界は大きく変わったんだなと痛感しました。
 大阪市の橋下徹市長が、若者には「偏向したマスコミ」以外の情報源が必要だとして、短文投稿サイト「ツイッター」の使い方を学ぶ授業を学校で始める、という話でした。もちろん事実ではありませんよ。いかにもありそうで、事実ではない、虚構のニュースを楽しんでもらう「虚構新聞」のサイトに載せているんですから。
 でも、それを本当の話だと信じる人が大勢出てきた。「いかにもやりかねない」と、多くの人に思われたのが最大の誤算でした。
 ツイッターは投稿文字数を上限140字と定めています。それを「日本に限り、17字に制限する」という話を載せたときも、僕は笑ってもらえるはずだと信じていたんです。17字にする根拠として、「日本人には五七五の俳句の文化が浸透している」というコメントまで付けておきました。
 ところが、ツイッターだと見出しだけが流れることが多いんですね。情報源を確認するどころか、見出しの「ツイッター、17文字に」だけを読んで事実だと信じる人や、「なぜ、だますのか」と批判する人まで現れた。初めて、怖いと思いましたね。
 つまりツイッターなどのSNSが広がったことで、情報拡散の速度と規模が桁違いになったんです。ボタン一つをクリックするだけで、指先の脊髄反射で、断片的な情報が爆発的に拡散していく。システムが楽すぎるんです。
 ネットの世界では、周りがどう反応しているかで本当かウソかを判断する人が多いせいもあります。その周りというのが似た者同士。同じ考えの人たちで、こもりがちなのがネットの世界です。
 ただ、虚構と現実の二つの世界の境界が実際、あいまいになってきたせいもあると思うんです。
 僕はこれまで、虚実の境目を見極めつつ、虚構ニュースを書いてきたつもりです。何となく常識が通じる世界があって、ある程度の境界線が引けました。
 それが、あいまいになったと感じるのは、ウソのような出来事が次々に起きているからです。衆院憲法審査会で自民推薦を含む憲法学者3人が全員、「違憲」と言ったときも、虚構新聞でやれたネタだと悔しい思いをしましたし。
(略) 


「虚構新聞」というのは初めて聞きました。

UK氏は「虚構新聞」を11年間続けてきて、「(最近は)情報拡散の速度と規模が桁違いになった」と判断していますが、10年程度のスパンでしか見ていません。デマを信じる人がいるのは、ネット以前からありましたし、おそらくは有史以前からあったことでしょう。

また、私は日常的にネットを利用していますが、UK氏が「爆発的に」拡散したという話は、橋下市長の件も、ツイッターの文字制限の件も、全く見聞きしていません。

UK氏は、自分の体験した範囲内でしか物事を考えていないようです。

さほど深い見識があるとは思えない人間を、朝日新聞がオピニオン欄に登場させるのは、後半にある与党を中心とした政治家批判があるからなのでしょう。

新聞が政権を批判するのは良いのですが、利用できるものは何でも利用して批判するという態度は、かえって批判の信用度を下げると思います。
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> また、私は日常的にネットを利用していますが、UK氏が「爆発的に」拡散したという話は、橋下市長の件も、ツイッターの文字制限の件も、全く見聞きしていません。

> UK氏は、自分の体験した範囲内でしか物事を考えていないようです。

自分の知らないことは「爆発的」とは言えない、ということですか。
あなたも同じく、自分の体験した範囲内でしか物事を考えていないようですね。
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えいび

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