【朝日新聞】投書:長生きはめでたいことなのか

9月16日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、一つの投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、神奈川県の無職の男性(83)の投書「長生きはめでたいことなのか」が元投書です。

 日本人の平均寿命は男女とも過去最高を更新しましたが、これは単にめでたいことなのでしょうか。
 日本の少子高齢化は深刻です。少子化対策はいろいろと検討されています。けれども、高齢化対策はもっぱら、いかに支えて長生きさせるかという観点からの対策です。これでいいのでしょうか。
 社会の活力の維持には、構成員の適切な新陳代謝が必要です。それより何より、当の高齢者がどんな状態でも長生きしたいと考えているでしょうか。
 私も介護を受けて寝たきりになり、排泄もままならない日が来るかもしれません。その時、そんな状態で生きながらえたくはありません。介護を拒否し、安楽になることを願います。
 しかし、自分で安楽になることはできません。社会が措置してくれることを願います。これは多くの高齢者の願いではないでしょうか。みなさんは、どうお考えでしょうか。
 (8月30日付掲載の投稿)


今週の投書は、非常に重たい話題です。誰も回復が望めない寝たきりの立場になるかもしれません。自分が、同じ立場に立つとしたら、今は想像でしかありませんが、やはり投書子と同じように、尊厳死(安楽死)を願うと思います。

米国ドラマでよく見ますが、あらかじめ延命拒否を宣言しておくと、医師は無用な治療をしてはいけない、という制度があるようです。こういう制度が日本でもできることを望みます。

一般人の反応の4つのうち3つは、投書子の主旨に賛成しています。

新潟県の無職の男性(71)は、尊厳死(安楽死)の法整備を望むというご意見です。

東京都のパートの女性(69)は、親の介護に疲れ果てた子供が親を手にかけたという話を聞くと、その子供が不憫でならない、と言っています。また、延命処置を望まないという意思表示を法的に有効にすることを求めています。

埼玉県の医師の男性(82)は、寿命の延長だけを目的とした医療は制限されるべきだが、医者の口からはなかなか言えない。高齢者自身がもっと声をあげるべき、との意見です。

一人だけ、山口県の介護職の女性(54)だけが、介護を拒否するような元投書の言葉に、心を痛めている様子です。

識者である、日本尊厳死協会副理事長の鈴木裕也医師は、“尊厳死協会”の副理事長という肩書きからもわかるように、元投書に賛成しています。

今週は、真面目に考えさせるテーマでした。
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