【映画】カリフォルニア・ダウン

都市を襲う大規模地震を最新CGで描いたデザスタームービーです。

派手な映画でありながら、上映館が少ないのは、もしかしたら地震・洪水といった3.11の記憶が生々しい日本人には辛いものがあると判断したためかもしれません。確かに、劇中のシーンは3.11の記録映像に触発されたと思しきものが多々あります。しかし、繰り返される高層ビルの倒壊は、9.11を想起させます。3.11を腫れ物のように扱う日本と、9.11をエンターテイメントに昇華する米国。この点については米国の空気の方が好ましいと思いました。

主人公は、救命隊の隊員ですが、被災者をそっちのけで自分の家族だけを助けます。一応、上の了承をとっていますが、本来認められるわけがありません。“女房を助けに行ってもいいでしょうか?”などと訊くこと自体が無責任です。遭遇した被災者にアドバイスをするシーンをはさんで、言い訳が立つようにしていますが、膨大なはずの被災者を放っておいたことは隠しようもありません。

それではアンチヒーローなのか、というとそうでもありません。被災者と家族のどちらを助けるか、といった葛藤もありません。ややこしいシーンは一切なく、あくまでも純正のヒーローとして描いています。

ヒーロー像が劣化してやしないですか?

それと、アジア系の地震学者が出てきて、間一髪で子供を助けるのですが、自身は犠牲になってしまいます。こうした役柄でアジア系を使って政治的に正しくしようとしているのでしょうが、私にはかえって馬鹿にされているような気がしました。

CGは素晴らしいですが、心に残る映画ではありませんでした。
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えいび

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