【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“女子力”

10月7日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、一つの投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、東京都の女子中学生(13)の投書が元です。

 「女子力」って何でしょうか? よく分かりません。上品で、優しくて、困った時に便利な小道具を持っていて、オシャレを気に掛けている……そんな人が「女子力が高い」と言われるようです。「女の子らしさ」を大切にすればいいのでしょうか。
 しかし私は、ばんそうこうを常備していなかったり、どこにも行かない日は髪に寝癖がついたままだったりします。オシャレでもないので「女子力は低い」と言われると思います。
 だから、私の女子力を上げたいと思いました。でも、上辺ではなく内面を高めたいと考えました。まず読書をして、いろいろな考えや知識を得たいです。それが内面を豊かにして、女子力アップにつながればいいと思います。周りの人が困っていたら声をかけたり、手伝ってあげたりするような、さりげない優しさも持ちたいです。
 みんながそうなれば、もっとすてきな毎日が送れていいのではないかと思うのですが、これって女子力にはなりませんか?
 (8月29日付掲載の投稿〈要旨〉)


中学生の投書に反論するのは大人げないように思われるかもしれませんが、これから書くことは、議論というものに対する私の意見を述べるためです。投書子に対する誹謗の意図は全くありません。

まず“女子力”が定義されました。「上品で、優しくて、困った時に便利な小道具を持っていて、オシャレを気に掛けている」人です。はじめに『「女子力」って何でしょうか? よく分かりません。』と書いてはいますが、これは公的な定義は分からない、ということだと思います。投書子自身が議論の前提として定義を提出することは正しいことです。

次に、投書子はオシャレではないので“女子力が低い”と判定しています。つまり、“女子力”の定義に対して、自身がそれに適合していないことを示しています。

現在“女子力”が低い投書子は“女子力”向上を図ります。ただし、オシャレをするのではなく、読書で内面を磨くという方法をとります。

その上で「これって女子力にはなりませんか?」と問いかけています。

回答します。これは“女子力”にはなりません。自身が作った定義に反しているからです。オシャレをしないで読書をするという人生の方針に賛成か反対かではありません。定義に合っていないのだから女子力と言えない、というだけです。

仮に、“女子力なんかいらない。私は読書で内面を磨くのだ”と宣言したのであれば、論理に不都合はありません。

また、絆創膏の携帯や髪の寝癖を直すことと、読書で内面を磨くことは決して二律背反ではありません。読書家の女の子が“女子力”を有していても不思議ではないと思います。

さて、この投書への反応ですが、私が書いたような反論や疑問は一切ありません。すべてが元投書に賛成して内面を磨くことに賛意を示しています。私のような突っ込みをする人間が少数派であることを再認識した次第です。
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