【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“18歳から飲酒・喫煙?”

10月14日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の「どう思いますか」のコーナー。今週は、投書が元でありません。18歳からの飲酒・禁煙に関する自民党の提言の紹介記事が元になっています。引用します。

 来夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに合わせ、「大人」と「少年」の線引きが検討されている。自民党の「成年年齢に関する特命委員会」(今津寛委員長)は民法の成人年齢を18歳に引き下げ、飲酒や喫煙も18歳から認める提言案をまとめた。
 だが、飲酒や喫煙を18歳から認めることについてログイン前の続き党内から「医学的な影響を検討すべきだ」などの反対論が続出。連立を組む公明党にも慎重論が強い。事前に意見を求められなかったという日本医師会は「医療の専門家団体として容認しがたい」として撤回を申し入れた。反対意見が噴出した背景には、十分な議論が行われなかったこともある。
 提言は当初案を撤回し「引き続き社会的なコンセンサスが得られるよう、国民にも広く意見を聞きつつ、医学的見地や社会的影響について慎重な検討を加える」との表現にとどめ、両論併記する形で安倍晋三首相に提出された。今津委員長によると、提言を受け取った首相は飲酒、喫煙について「慎重に考えてやってほしい」と話し、年齢引き下げに消極的な意向を示したという。


今まで20歳未満に飲酒・喫煙が禁止されていたのは、医学的な理由です。なぜ20歳なのか、18歳や22歳ではいけないのか、おそらく明確な理由はないのでしょう。

ただし、変更するなら、やはり医学的理由で行われるべきです。選挙権年齢と医学は無関係です。主権者として振る舞えるかどうかということと、医学的に飲酒・喫煙の害が小さいということは無関係です。

故に、選挙年齢引き下げを理由とした飲酒・喫煙の解禁には反対です。

一般からの意見は、賛成2、反対2と真っ二つです。識者(コラムニスト・石原壮一郎氏)は賛成しています。賛成意見は、おおむね同じことを言っているようなので、これだけ引用します。

 大学に入ればコンパなどでお酒を飲む機会があり、20歳未満で飲酒している人はいる。たばこも同じ。現状と法律が合っていない。法律で飲酒、喫煙は20歳からとしているのはすごく建前っぽく感じていました。
 自分の責任で物事を決めるのが大人。酒やたばこの問題もそうでしょう。選挙権を与えたことは、18歳以上を大人とみなすと決めたことです。そう決めた以上、未熟なところがあっても、彼らの判断に任すことが、大人たちの役割です。危なっかしい存在だからと半端に干渉したがるのは、社会が大人になりきれていない表れです。
 「新たな大人」をどっしり受け入れられれば、日本が大人の国となるきっかけにもなると思います。


20歳未満で飲酒・喫煙している人がいるのは事実です。

しかし、建前と現実が違うのはこれに限ったことではありません。無批判に法律を現実にあわせるのが正しいとは思いません。

大人だから自分のことは自分で決めるべき、というのはその通りだと思います。

しかし、これは医学的判断です。自分で判断していいこと、あるいは判断できることだとは思いません。

石原氏は大前提として、“現在の日本は大人の国でない”と考えているようですが、根拠を示さないフワフワした思想のように思います。

首肯できかねる意見です。
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