【朝日新聞】性同一性障害者のトイレ使用問題

11月2日朝日新聞夕刊『「女性トイレ禁止は差別」提訴へ 性同一性障害の公務員』より

 心は女性である性同一性障害の職員は、戸籍上の性別が男性である限り、女性トイレを使ってはならない――。経済産業省がこんな原則を示し、使いたければ異動ごとに職場で同障害を公表するよう求めていた。この職員は近く「人格権の侵害で、同障害を理由にした差別だ」として、東京地裁に行政訴訟と国家賠償訴訟を起こす。
 弁護団によると、性的少数者が職場での処遇の改善を求める訴訟は初めて。
 この職員は40代で、戸籍上は男性だが心は女性。入省後の1998年ごろ同障害の診断を受け、2009年に女性としての処遇を申し出た。診断から11年かかったのは、ホルモン治療や女性の容姿に近づけるための手術を重ね、「女性として社会適応できる」と思えるまで待ったからだ。11年には名前も女性的なものに変更。今では初対面の人にも女性として認識され、職場の女子会に呼ばれる。
 経産省は、女性の服装や休憩室の使用は認めたものの、女性トイレの使用は原則として許可しなかった。この職員が情報公開請求して開示された資料によると、女性トイレの使用を認めない理由について、経産省は①労働安全衛生法の省令で男女別のトイレ設置が定められている②女性職員の了解が不可欠だが、2人から「抵抗感がある」との声があがった――などと説明。戸籍上の性別を女性に変えない限り、障害者トイレを使ってもらい、女性トイレを望む場合は異動ごとに同障害を公表して同僚の理解を得るよう求める原則を確認した、としている。
(略)
(二階堂友紀)


私は、性同一性障害について十分に理解しているとは思っていません。気持ちと体の性が一致しないというのは想像を超えています。想像できませんが、基本的には同じ人間として可能な限りの便をはかるべきであり、たずらに好奇の視線を向けるのはよくないと考えています。

その上で、この件を考えてみます。

問題の本質は、女性職員の2人から抵抗感があるとの声です。決して役所の上層部が分からず屋であるとかいう問題ではありません。性同一性障害の人の気持ちも大事ですが、他の職員の気持ちも大事です。

“いやだ”と言っている女性に、役所のお偉いさんが、“我慢しろ”と言うのもおかしなものです。

障害者トイレの利用という妥協案は、私には至極真っ当だと思います。何故、それを蹴って訴訟なのか、ちょっといぶかしく思いました。
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