【時事問題】裁判員裁判が上級審で覆される

一審の裁判員裁判で有罪となったオウム真理教元信徒が、東京高裁で逆転無罪になりました。

この件で、担当の裁判員から困惑のコメントが出ています。朝日新聞の記事から引用します。

 菊地元信徒を有罪とした一審で裁判員を務めた会社員の男性(34)は「無罪と聞いてショック。確かに証拠が少ない難しい事件だったが、私たちが約2カ月間、一生懸命考えて出した結論。それを覆され、無力感を覚える」と話した。
 一審では19年前のことを振り返る菊地元信徒や証人の記憶はあいまいで、「何が本当なのか判断が難しかった」という。「その分、自分の感覚を大事に意見を出した」と振り返る。
 高裁は一審判決について「根拠の不十分な推認を重ねたもの」と批判した。「内心は、推認するしかなかった。それがだめだというなら、裁判員裁判は証拠がそろった事件だけを対象にするしかなくなるのでは」と男性は語った。


裁判員の男性の気持ちは理解できます。おそらくは仕事のやりくりをして裁判員をつとめたわけですから、結論をひっくり返されるのはやりきれない思いでしょう。

しかしながら、三審制を敷いている以上、やむを得ないことだとしか言いようがありません。

裁判員制度の目的が市民感覚を取り入れるというものであった以上、量刑が裁判員制度以前に比べ重いとか軽いとかいう理由で覆すべきではありません。しかし、有罪か無罪かという根本のこととなると違います。上級審が見直していけないのであれば、上級審の意味がありません。

ただ、プロの裁判官であれば自分の判決が上級審で覆されても、気持ちの対処はできるでしょうが、市民裁判官の場合に難しいと思います。「根拠の不十分な推認を重ねたもの」などと批判されたら腹が立つでしょう。

裁判員の精神的なケアをする必要があるのかもしれません。

参)【時事問題】裁判員裁判の量刑
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