【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:図書館の新刊貸し出し

1月6日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、東京都の無職性別不詳(81)と北海道の無職の男性(80)の二つの投書が元です。

 ■図書館の新刊貸し出し再考を
 無職 東京都 81)
 「新刊本を1年間貸し出さないで」と大手出版社や作家が公立図書館に求めているそうです。出版不況の原因に図書館があるようです。自分が恩恵にあずかる一方、図書館の過剰ともいえる充実ぶりが、出版不況の元凶との危惧も感じていました。本が売れない影響は中小書店の閉鎖、出版社の倒産のほか、雇用などにもマイナスに働きます。図書館が出版文化を圧迫しているなら再考が必要ではないでしょうか。

 ■本が売れない理由は別にある
 無職 (北海道 80)
 公立図書館の新刊貸し出しが原因で本が売れないというのは言いがかりです。売れないのは値段が高い、内容がつまらない、それにデジタルに押されているからではないでしょうか。不要な豪華さは値段を押し上げますから、ペーパーバックが良いと思います。また最近「有名作家の力作」を買いましたが、金を返せと言いたくなる代物でした。出版不況は、出版社と作家がもっと知恵を絞るべき問題だと思います。
 (2015年11月13日付掲載の投稿〈要旨〉)


投書自体の賛否が分かれいますし、反応の投書も賛否が分かれました。

元投書を含めこれらの意見には、賛否を別として、納得できません。

議論の前提となる、図書館貸出が出版不況の原因であることの証明がされていないからです。

日本人の年間総読書冊数、本屋での売上冊数、図書館での貸し出し冊数、といった統計をもとに議論すべきことです。印象で判断すべきことではありません。

識者の意見として、根本彰慶応大教授(図書館情報学)の意見が的を射ています。

公立図書館の貸し出しが出版不況の原因になっているのか調査する必要があります。書籍の売り上げは減り、公立図書館での貸出冊数は増えていますが、自治体財政の悪化により、購入費は減っています。新刊文芸書を複数冊購入しているところがあるとはいえ、本によって予約待ちが1年以上に及ぶこともあり過剰とは感じません。
(略)


さすが学者です。調査しなければ分からないのです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
sidetitleプロフィールsidetitle

えいび

Author:えいび
日々の出来事、映画やアニメの感想です。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle