【言葉】「暴行」

1月11日の朝日新聞の記事から引用します。昨日の記事の別の部分です。

事件は昨年12月31日の深夜から元日の未明にかけて、ゴシック建築が美しいケルン大聖堂が見下ろす中央駅周辺で起きた。年越しを祝う群衆にまぎれ、男らが集団で通行人の女性を取り囲み、痴漢行為や暴行に及んだり、財布やハンドバッグなどを奪ったりしたという。


痴漢行為と並んで「暴行」と強盗が行われたと報じています。

「暴行」というだけでは、何が起きたのか分かりづらいものがあります。

広辞苑で「暴行」をひいてみました。

1)乱暴な行い。
2)暴力を他人に加えること。
3)強姦すること。

つまり、「暴行」だけだと、暴力行為があったのか強姦があったのかが分かりません。

被害者の感情に配慮して婉曲な表現を用いるということであれば理解できなくもありません。しかし、強姦されたのを単に殴られたくらいに思わせるのが適切だと思いませんし、殴られたのを強姦されたかのごとく錯覚させるのも正しいとは思えません。

報道は何が起きたのかを正確に伝えるというのが使命です。あいまいな言葉を使うことで、過剰に排外主義が蔓延することや、逆に警戒すべきところを緩むようなことがあっては困ります。

「暴行」というあいまいな言葉は、報道では使うべきでないと思います。
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