【朝日新聞】「報道の自由」ランキングとは?

4月21日朝日新聞朝刊で、日本の「報道の自由」ランキングが前年より11下がって72位になったことを伝えています。

 日本の「報道の自由」が後退しているとの指摘が海外から相次いでいる。国際NGO「国境なき記者団」(本部・パリ)が20日に発表したランキングでは、日本は前年より順位が11下がって72位。国連の専門家や海外メディアからも懸念の声が出ている。
 国境なき記者団は、180カ国・地域を対象に、各国の記者や専門家へのアンケートも踏まえてランキングをつくっている。日本は2010年には11位だったが、年々順位を下げ、14年は59位、15年は61位だった。今年の報告書では、「東洋の民主主義が後退している」としたうえで日本に言及した。
 特定秘密保護法について、「定義があいまいな『国家機密』が、厳しい法律で守られている」とし、記者が処罰の対象になりかねないという恐れが、「メディアをまひさせている」(アジア太平洋地区担当のベンジャマン・イスマイール氏)と指摘した。その結果、調査報道に二の足を踏むことや、記事の一部削除や掲載・放映を見合わせる自主規制に「多くのメディアが陥っている」と報告書は断じた。「とりわけ(安倍晋三)首相に対して」自主規制が働いているとした。
(略)
 海外メディアも、米ワシントン・ポスト紙が先月の「悪いニュースを抑え込む」と題した社説で、政府のメディアへの圧力に懸念を表明。英誌エコノミストも「報道番組から政権批判が消される」と題した記事で、日本のニュース番組のキャスターが相次いで交代したことを紹介した。(青田秀樹=パリ、乗京真知)


本当に「報道の自由」度が低いのであれば憂慮すべきことです。しかし、昨今の、日本の報道の自由への懸念には、胡散臭いものを感じていました。その胡散臭さの正体が、この記事でわかりました。

各国の記者や専門家へのアンケートも踏まえてランキングをつくっている」から、日本のランキングは下がっていくのだと思います。

朝日新聞の記事を見ても、ランキングが下がったことを心配しているどころか、実に嬉しそうです。

ランキング作りに協力した日本の記者は、昨今の日本で報道の自由がおびやかされていると、熱弁をふるったのでしょう。これがランキング低下の理由に違いありません。

だから、当事者が誰も圧力の存在を認めない「日本のニュース番組のキャスターが相次いで交代したこと」が、いまだに報道の自由への圧迫の象徴とされているのです。

事情を知らないのに、”あの人に政権から圧力がかけられましたよ”、と証言したのでしょう。

真っ当に「報道の自由」度を調査するのであれば、ジャーナリストへの意見聴取ではなく、報道された記事・番組にどれだけ政権批判があるか、というのを定量的に分析すべきです。

私の印象では、昔も今も変わらず毎日のように政権批判記事を読んでいます。自主規制があるようには思えません。
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