【朝日新聞】5月4日:天声人語

5月4日、朝日新聞のコラム天声人語です。

ひと昔前まで、香港の新聞や雑誌は「報道の自由」の旗を高く掲げ、中国共産党や財界の不正に果敢に切り込んだ。だが近年は様子が違う。本土の影響が強まり、親中派の意向が経営陣の顔ぶれや報道内容に色濃く表れるようになった▼先月末、ある香港紙の編集幹部がいきなり解雇された。租税回避の実態をあばいたパナマ文書を詳報した当日のことだ。あの文書には党中央が神経をとがらせている▼ラジオでは、鋭い政府批判で人気の司会者が降板させられた。「香港政府が局に圧力をかけた。放送免許更新という魔の呪文に局がひざまずいた」と司会者は明かした。親中派企業は占拠デモの参加者ら民主派に近いメディアへの広告を急減させた▼驚いたことに先日発表された国際調査では、そんな香港よりも、日本の方が「報道の自由」度が低いと判定された。世界180の国と地域を調べた国際NGO「国境なき記者団」が、香港を69位、日本を72位とした▼上位には北欧や西欧の国が並び、下位には独裁国が目立つ。西欧中心の見方ではないかと思うものの、72位という順位には記者として自責の念を抑えがたい。報道の将来を思うと、焦燥感がこみ上げる
(略)


国際調査で日本の「報道の自由」度が香港より低いことに驚いた(つまり、そんなのはおかしいと思った)のであれば、その国際調査がおかしい、という結論にしかなりません。

西洋中心の見方ではないか」と疑念を感じてはいるようですが、香港と日本はともに西洋ではありませんので、香港に負けたのは「西洋中心の見方」のせいではあるはずがありません。単に、調査がいいかげんだった、というだけのことだと思います。

そして、「西洋中心の見方」に毒されているのは、西洋人の国際調査をわけもなくありがたがっている天声人語の筆者自身です。
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江戸時代の虫垂炎

江戸時代には虫垂炎は、
死亡率100%でした。
オランダ経由の情報で手術するようになり、
死亡率50%になりました。
フレミングのペニシリン発見以来、
死亡率がほぼ0%になりました。
日本人は西洋人ではない、
従って西洋の文化も意見もその情報もいい加減だ、
そう言ったのは当時の愚かな漢方医でした。
あなたは何を根拠にして、
西洋の調査報告が良い加減だとおっしゃるのでしょうか?
あなたのその意見は、
何か理由あってのことでしょうか?
あなたは江戸時代の漢方医ですか?
あなたは江戸時代と同じく、
虫垂炎になっても、
手術も受けず抗生剤も使わないのですね。
あなたのご意見だとそうなりますが。
ネットを何故使っているのですか?
コンピュータは欧米の発信した文化です。
あなたの論法なら、
コンピュータを使わないはずですが?

Re: 江戸時代の虫垂炎

motomasaong さん

国境なき記者団のランキングに不信を言ったのは天声人語の筆者です。
それを「西洋中心の見方」では、と言ったのも天声人語の筆者です。
にもかかわらずランキングを信奉しているのは、むしろ天声人語が「西洋中心の見方」にはまっているのでは、と指摘したまでです。


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えいび

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