【朝日新聞】「人を動かすのは『NO』よりも『YES』」なのか?

5月8日朝日新聞朝刊、元国会議員政策秘書で「日本未来の党」を支えていた森原秀樹氏へのインタビューです。

 ――2011年の東日本大震災後、自民党から共産党まで参加する超党派議連「原発ゼロの会」などを取り仕切っていました。
 「議連の入会議員は全員、『原発ゼロを公約し実現に全力をあげる』と署名したんです。官邸前で声を上げる市民と連携しながら、原発ゼロ推進法案の準備も進めていました」
 ――その後、既存政党は本気で原発に反対できないと、嘉田由紀子さんらが立ち上げた「日本未来の党」を支えていました。しかし12年衆院選で原発ゼロ派は激減しましたね。
 「『NO』だけでは勝てない。痛感しました」
 ――どういう意味ですか。
 「3・11後初の国政選挙でしたから、『選択肢はこれしかない!』と、原発反対に加え、消費増税反対、TPP反対、いずれも世論の反対が根強いテーマの3点セットで支持を集めようとしていました。でも、失敗しました。反対の先にある経済や社会のあり方で期待を持たせることができず……『NO』という映画を見たことありますか?」
 ――ありません。
 「チリで軍事独裁を敷いたピノチェト政権への信任を問う国民投票をめぐり、両陣営にテレビコマーシャルが許された。反政権派は当初、虐殺や思想統制といった悪政の悲惨さだけを訴えようとしたのですが、主人公の若き広告マンが『これでは人は動きません』とひっくり返すんです」
 「主人公を中心に、勝つためのCM、歌や踊り、笑いを交えて独裁後の未来を描いた明るいCMをつくろうと意識が変わっていく。それが、諦めから投票に行かなかった人々を動かしていきます。人を動かすのは『NO』よりも『YES』。この映画に教えられました」
(略)


人を動かすのは『NO』よりも『YES』」というのは、聞こえはいいですが正しいとは思えません。

私の考えでは、民主党が政権を奪ったのは有権者が自民党に対してうんざりしたからであり、自民党が政権を奪い返したのは有権者が民主党にあきれたからです。つまり「YES」ではなく「NO」で有権者は動きました。

さらに付け加えれば、日本未来の党の敗北の最大の理由は小沢一郎氏とくっついたことです。傀儡を影から操るという政治スタイルに多くの有権者が拒否感を持っていました。つまり、小沢政治への「NO」です。

「人を動かすのは『NO』よりも『YES』」というのは、人の心の奥にある情念といったものに無頓着な意見に過ぎないと思います。
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