【朝日新聞】投書欄「どう思いますか」:“高校生の政治活動届け出”

5月11日朝日新聞朝刊の投書欄。毎週掲載の、投書に対する反響の投書を載せる「どう思いますか」のコーナー。今週は、“高校生の政治活動届け出”について。たたき台となった意見は次の二つです。どちらも15歳の中学生のものです。

 愛媛県のすべての県立高校が新年度から校則を改定し、校外の政治活動に参加する生徒に事前届け出を義務づけるという。僕は反対だ。届け出が義務化されると、政治に関心を持つことが特異なことのように思われかねない。本末転倒だ。
 「安全管理のため」という校長の声を読んだが、不愉快だ。若い世代の低投票率は、主権者教育をきちんとしてこなかった学校の責任もあることを自覚してほしい。


 愛媛の県立高校が政治活動に参加する生徒に事前届け出を義務化することは、問題ないと思う。高校生には勉強の方が大切。自由を求めるなら、義務を遂行しなくてはならない。保護者に学費を払ってもらっているから、勉強は実質的な義務だ。
 思想良心の自由、表現の自由をいう人がいるが、それは関係ない。先生が生徒に意見したり、成績を下げたりすることはないだろう。堂々と届け出ればいい。


4件の意見が寄せられています。

新潟県のパートの女性(43)は、高校生は社会人ではないので行動に制約を受けるのは当たり前、届け出制度に問題はない、という意見です。

東京都の中学生(14)は、届け出を強制すると、政治活動に参加することに億劫になり、ひいては若者の政治離れにつながるから、届け出制度に反対。

東京都の中学生(13)は、選挙権を引き下げるという決定は大人扱いをするということであるのに、届け出の義務化は子供扱いであり、矛盾している。なぜ届け出が必要なのかをきちんと説明すべき、との意見です。

東京都の元高校教師(75)は、届け出制度への賛否は示していません。届け出が義務化されたとしても、政治活動を実質的に禁止するようなことはせずに、生徒が自立する支援をすべき、との意見です。

私見です。

学校への届け出を義務化すべきではありません。

学校には、生徒の学校外での活動については口出しする権利はありません。もちろん事故があっても学校には責任ありません。校外の出来事に学校は関係ありません。

高校生は一人前ではないから制約があるのは当然との意見には賛成です。しかし、制約できるのは保護者だけです。

"○○党の大会に出ます"、と届けがあって、それを学校が禁止したら思想信条の自由への侵害になります。届け出があったものをすべて許可するのであれば、そもそも届け出させる意味がありません。しかし、保護者であれば、“○○党の大会なんか行くな”と命令しても差し支えありません。

元の投書や反響のいくつかは、保護者と学校の役割の違いが明確になっていないように思います。また、届け出賛成の意見には、“届け出をしたっていいじゃないか”というだけで、何のために届けさせるのかという説明が抜けています。
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