【時事問題】米大統領の広島訪問

アメリカのオバマ大統領が現職の大統領としてはじめて広島に慰霊のために訪れました。この出来事に関する内外の反応は、主に3つに分類できると思いました。

第一は、純粋に原爆被害者への慰霊という行為とみるもの。

第二は、核廃絶という未来の目標に向けてのこの訪問をどう評価するか、というもの。積極的に評価する意見もありますが、現実は難しいだろうという意見、あるいは核廃絶を言うだけで何も行動に移さないオバマ大統領を非難するものもあります。いずれにせよ、視線は未来に向いています。

第三は、過去を観ているものです。謝罪がないとか、謝罪を求めるべきだとか、謝罪を求めつつ日本も真珠湾で謝罪すべきとか、今度は日本の総理が中韓に謝罪にいくべきとか、そもそも日本がはじめた戦争じゃないかとか、広島も大事だが南京はもっと大事だとか、もろもろの意見です。すべて過去を見ています。

思うに、第三に分類される意見はほとんど不毛です。戦争被害の当事者が言っているならわかります。しかし大多数の人間にとって真珠湾攻撃も広島の原爆も南京も当事者ではありません。言い分はそれぞれありますが、論争しても決着はつきません。不毛な言い合いが続くだけです。また、当時生きた被害者でもなんでもない人たちが被害者に成り代わって怒っている姿は奇妙にさえ感じます。

歴史を学ぶというのは未来を拓くために大切なことなのでしょうが、歴史教育に過剰なまでに道徳をからめはじめると、かえって未来へのまなざしが曇ります。

今回の訪問は、第三の意見を黙殺した形になりました。外交に歴史がからんだ場合の対応として、あるべき姿だったように思います。
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えいび

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