【朝日新聞】歴史を外国の政治家が裁くことの意味とは?

6月3日朝日新聞の記事『ドイツ議会も「虐殺」と認定 アルメニア人迫害めぐり決議』より

 ドイツ連邦議会は2日、第1次世界大戦期にオスマン帝国で起きたアルメニア人迫害=キーワード=を「ジェノサイド(集団虐殺)」と見なし、アルメニアとトルコに和解を促す決議を賛成多数で採択した。採択後、トルコのエルドアン大統領は訪問先のケニアで会見し、駐ドイツ大使の召還を発表。「ドイツとトルコの関係に重大な緊張を招きかねない。慎重に対応を協議する」と述べた。
 報道によると、メルケル政権の連立与党2党と野党・緑の党が共同提出した決議は、「(アルメニア人の)運命は大量殺害、民族浄化、追放、虐殺の歴史の典型例であり、20世紀に恐ろしい形で刻まれる」と指摘。また当時、ドイツ帝国がオスマン帝国と同盟を結んで連合国と戦ったことから、「ドイツ帝国にも一部責任がある」とした。
 独政府はこれまで国内約300万人のトルコ系住民や、難民問題で連携が欠かせないトルコとの関係に配慮し「虐殺」という表現を避けてきた。一方、フランスやロシアなど20カ国以上がすでに「虐殺」と認定。迫害から100年の昨年は、欧州議会やオーストリア議会が「虐殺」と見なす決議を相次いで採択した。
 一方、トルコ政府は、オスマン帝国内で多くのアルメニア人が死亡したことは認めるが、一部のアルメニア人が当時の交戦国ロシアの配下で戦闘に加わったことなどが原因だとして、「虐殺」を否定している。
 エルドアン氏は会見で、決議採択がドイツ、トルコ両国の関係に悪影響をもたらすことへの懸念を示し、「問題解決のために、トルコはあらゆる必要な手立てを講じる」と述べた。
 (ベルリン=玉川透、イスタンブール=春日芳晃)

 ◆キーワード
 <アルメニア人迫害> 第1次大戦中の1915年4月、オスマン帝国の首都だった現イスタンブールで、アルメニア人の知識人らが連行されたのを手始めに、アルメニア人の大量殺害や追放が相次いだ。アルメニア側は「犠牲者約150万人」と主張するが、トルコ側は「30万~50万人程度」で組織的な虐殺はなかったと反発している。


100年前のオスマン帝国で何があったのか、私は知りません。

しかし、歴史的事実はどうであれ、外国の議会100年前の歴史を断罪するのは不当です。議会というのは歴史の審判をするためにあるわけではありません。まして外国の歴史を裁くためにあるわけではありません。

議員たちは、歴史学者ではありませんので、歴史学者に真正面から議論を挑まれたらまともにたちうちできないはずです。その場合、おそらく“歴史修正主義者!”という悪罵しか返せないでしょう。

ドイツがオスマン帝国と同盟を結んでいたからドイツにも責任の一端がある、というのも誠実なように見えますが、どこか歪んでいます。責任という言葉を真面目に考えていないのだと思います。

トルコ政府の対応は正しいと考えます。
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