【テレビ】NHKスペシャル「イギリス EU離脱の衝撃」

6月25日放送のNHKスペシャルは、イギリスが国民投票でEU離脱を決めたことを取り上げています。

・最近の金融関係者の間でVIX指数(恐怖指数)というのが取りざたされている。これは投資家の市場に対する懸念を数値化したものである。イギリスの国民投票の結果をうけて、VIX指数が跳ね上がった。
・これから市場の混乱が予想される。これは、事前に残留派が勝つと見られていたのに負けたこと、離脱の具体的なプロセスが見えないことの二つが要因である。
・日本とイギリスの間は直接的な貿易はそれほどない。それがかえって円を安全資産と認識させる理由になっている。
・イギリスでは低所得層が増えていて、離脱派は彼らの感情に訴えた。移民やEUは彼らの不満のスケープゴートにされている。
・ヨーロッパ政策研究センターCEOの話。「EUは市場としては成功したが、それはヨーロッパ統合のおかげだ。しかし恩恵を受けるならヨーロッパの市民としての義務も生じると説明してこなかった」
・イギリス王立国際問題研究所のトーマス・レインズ氏の話。「ヨーロッパの排他主義がさらに増える可能性がある」
・フランス パリ政治学院のクリスチャン・ハケンヌ氏の話。「これは各国が対等の立場で統合を進めるシステムの終わりの始まりかもしれません。EUでは利害がぶつかっても妥協点を見つけ28カ国が足並みをそろえることを重視してきました。ところが今こうしたシステムが見直しを迫られています。先に行きたい国は他の国を待っていられないのです」
・アメリカ戦略国際問題研究所のヘザー・コーンリー氏の話。「今回いちばん喜んでいるのはプーチン大統領かもしれません。もはやEUはロシアに対抗するような強力なグループになりえないからです。ロシアだけでなく北アフリカの過激派やシリア問題に対してもEUは力を失っています。このEUの分断はアメリカそしてG7の弱体化を招きます。今ほど、西側の民主主義に危機が迫っている時はないのです。本来私たちは誰もがグローバルな問題意識を持つのが理想ですが、政治や経済の危機は私たちを内向きにし、その視野を狭めているのです」

■感想
・番組の冒頭で、離脱を支持した政治家の自宅の前に残留派の市民が多数集まって罵声を浴びせている光景がうつりました。ちょっとファナチックな感じがしました。
・その反面、街角で普通の市民が残留派と離脱派で激論を交わすという光景もありました。こちらは成熟した市民を見た気がします。
・予想では残留すると思っていたのに離脱派が勝ったことで衝撃が走っているようです。しかし事前予想でもほぼ五分五分で、残留派が勝つとの予想も僅差でした。これでなぜ多くの識者と市場関係者が残留と予想したのか不思議です。“どっちが勝つか予断を許さない”というのが普通ではないでしょうか。

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No title

誰もがグローバルな意識を持つに越した事はありません。
しかし、グローバルにすると器が大きくなる分、一人一人の取り分が薄くなってしまいます。
本当は政治体制に関係無く市場を広げた方が得なんですが、それに不満を持っている人は多かろうと思います。
特に映画界は、製作資金や興行、スタッフや配役などを集めるにはグローバルな方がいい。その方が良い映画が作れます^^

Re: No title

sado jo さま

おっしゃるように、グローバルな意識は大切だと思います。
しかしながら、移民がどんどん流入してきて自分はクビを切られたら、と想像すると、離脱派の感情も分からないではないと思っています。
コメントありがとうございました。




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えいび

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